股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

坂道のアポロン

2018年09月28日 09時20分44秒 | 映画評論サ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年3月10日
監督:三木孝浩
出演:知念侑李,中川大志,小松菜奈,真野恵里菜,中村梅雀,ディーン・フジオカ
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親戚が住む長崎県佐世保市のとある町へと越してきた、高校1年生の西見薫。周囲に心を開かずにいたが、ひょんなことから同級生で町のレコード屋の娘・迎律子と、素行の悪さで有名な川渕千太郎と言葉を交わすようになる。律子に恋心を抱き、千太郎と固い絆を育む薫。充実した日々を過ごす中、薫は千太郎を通じてジャズと出会い、その魅力に取りつかれ……。
2012年にテレビアニメ版も放映された、小玉ユキのコミックを原作にした青春ドラマ。長崎県佐世保市へと引っ越してきた高校生の友情、恋、ジャズとの出会いを映す。『僕等がいた』シリーズなどの三木孝浩が監督を務める。『金メダル男』などの知念侑李、『ReLIFE リライフ』などの中川大志、『渇き。』などの小松菜奈、『結婚』などのディーン・フジオカらが顔をそろえる。ディーンが劇中で歌を披露するシーンも見どころの一つ。

長崎県佐世保市を舞台に、高校生たちの甘酸っぱい青春を描いた作品。王道な青春恋愛映画と言ったところ。王道な話だけど、途中で必要ない話も入ってくるのでスッキリはしない。
僕よりも上の年代の人にとっては懐かしい風景を感じられる映画なのかと思います。片想いばかりの恋で登場人物たちの叶わない気持ちが切なくて三木監督らしい作品だと思います。知念侑李の医者役には違和感しか感じませんでした(笑)王道なストーリーではあるけれど、結局何を言いたいのかメッセージが伝わってきませんでした。ジャズの音楽で誤魔化されたような…。たしかにセッションのシーンは素敵でしたけどね。千太郎の行動には納得いかないところもあります。迎律子は助かったのになんで千太郎は失踪したの!?(笑)ラストシーンはもっと感動的に作られただろうに。歌わないのかよ!と思わずツッコミたくなりました。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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響 -HIBIKI-

2018年09月27日 11時10分28秒 | 映画評論ハ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年9月14日
監督:月川翔
出演:平手友梨奈,北川景子,アヤカ・ウィルソン,高嶋政伸,柳楽優弥,小栗旬
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突如として文学界に現れた、鮎喰響という15歳の少女。彼女から作品を送られた出版社の文芸編集部の編集者・花井ふみは、彼女の名を知らしめようと奔走する。やがて響の作品や言動が、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏、栄光にすがる作家、スクープ獲得に固執する記者に、自身を見つめ直すきっかけを与えていくようになる。
マンガ大賞2017で大賞に輝いた、柳本光晴のコミック「響~小説家になる方法~」を実写化したドラマ。突如として文壇に現れた10代の作家が、さまざまな人たちに影響を与えるさまが描かれる。監督は『となりの怪物くん』などの月川翔。欅坂46の平手友梨奈がヒロインにふんし、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥らが共演する。平手は映画初主演。

天才と言われた15歳の少女が文学界に旋風を巻き起こしていくさまを描いた本作。僕は欅坂46のファンではありませんが評判の良さから映画館に足を運びました。主人公の響を演じた平手友梨奈は演技初挑戦と思えないほど自然でしたし、響というキャラクターと合っていたと思います。媚びない、愛想をふりまかない、合わせない…独特な存在感の響は、曲がったことが大嫌い。自分が思ったことはストレートに口に出すし、知り合いを馬鹿にさせたら容赦なく暴力。“言いたいことも言えないこんな世の中じゃ~ポイズン♪♪”ではなく、正論をズバっという響は素敵だと思います。大人が我慢して生きている社会で、間違ったことは間違っていると言えることは素晴らしいと思います。一つ一つのセリフに妙に納得してしまいました(笑)
しかし響のすぐに手を出す暴力行為だけはやっぱり最後まで納得できませんでした。一歩間違えれば警察沙汰になりかねないことばかり。冒頭で指を折る傷害事件を起こしても、年上に敬語を使わないことも、何をしても響にとってプラスになっていく展開は、大人の社会を知ってる自分から見れば違和感や不自然さを感じてしまいました。響の生い立ちも気になるところです。どちらかと言えば面白い棚に入ると思います。
芥川賞、直木賞をダブル受賞するくらいの「お伽の庭」をぜひ読んでみたい!!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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メイズ・ランナー:最期の迷宮

2018年09月26日 19時29分10秒 | 映画評論マ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年6月15日
監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン,カヤ・スコデラーリオ,トーマス・ブロディ=サングスター
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トーマスと仲間たちは、秘密組織“ WCKD(ウィケッド)”にとらわれたミンホ救出のため列車に奇襲をかける。彼らは戦闘機を使って列車一両を切り離すことに成功したが、車内にミンホはいなかった。一方、破壊的なウイルス“フレア”の感染者が増加する中、ミンホはWCKDの研究室で実験台にされようとしていた。
ジェイムズ・ダシュナーのベストセラー小説を原作に、巨大迷路からの脱出劇を活写しヒットしたサバイバルアクションシリーズの完結編。深まる謎を解くために、およそ3年かけて脱出した巨大迷路に戻る主人公たちの命懸けの作戦を描く。シリーズを支えてきたディラン・オブライエン、カヤ・スコデラーリオ、トーマス・ブロディ=サングスター、キー・ホン・リーらが出演。


巨大迷路からの脱出劇を描いたサバイバルアクションシリーズの完結編。1作目はまぁまぁ良かった記憶がありますが、詳しい登場人物やストーリーを覚えていないっていう…(笑)ハンガーゲームと内容が重なってしまい記憶が曖昧なのです。友達が捕まってたっけ?ヒロインは敵側にいたっけ?と覚えていないことばかり。だからと言って今更おさらいする気もおきず。せめて冒頭でダイジェスト映像くらい付けても良かったのではないか。それでも巨大迷路からの脱出劇ということは覚えてはいましたが、完結編の本作は迷路なんて関係なく、一言で言えばよくあるゾンビ映画に仕上がっていました。主人公が免疫体質だったのか!!最後だからメイズがなぜ作られたのか、ウイルスの正体、世界の状況くらいは判明するかと思いきや説明もなく…。相変わらず、こういう映画は敵の弾が当たらない。1作目で終わらせておいたほうがよかったかな

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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デッドプール2

2018年09月25日 16時00分29秒 | 映画評論タ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年6月1日
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ライアン・レイノルズ,ジョシュ・ブローリン,モリーナ・バッカリン
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のんきに過ごすデッドプールの前に、未来から来た“マシーン人間”のケーブルが現れる。大好きなヴァネッサのためにまっとうな人間になると決めたデッドプールは、ケーブルが狙う不思議な力を持つ少年を守ろうと、特殊な能力があるメンバーだけのスペシャルチーム「Xフォース」を作る。
マーベルコミックスのヒーローの中でもユーモラスなキャラクター・デッドプールに、ライアン・レイノルズがふんしたアクションの第2弾。“マシーン人間”からある少年を守るために立ち上がったデッドプールがチームを結成し、ド派手なバトルを展開する。監督は『アトミック・ブロンド』などのデヴィッド・リーチ。敵を『アベンジャーズ』シリーズにも出演しているジョシュ・ブローリンが演じるほか、モリーナ・バッカリン、T・J・ミラー、忽那汐里らが出演する。

マーベルコミックのヒーローの中でも異色なキャラクターであるデッドプールが活躍するシリーズ第2弾。シュールな笑いと下ネタとグロさが入り混じった作品です。前作も鑑賞したのですが、やっぱりこのシリーズ、僕には合わない。笑いのツボが全く合わずに面白くもなんともありません(笑)元ネタが分からない箇所も幾つかありましたが、それを除いても何も笑えませんでした…。ストーリー的には難しいことが一切なくシンプルな作品かなと思います。アクションシーンもマーベル作品らしさが出ていて見応えがあります。しかし終始、真顔で観ていました。コメディにしたいのかシリアスにしたいのか中途半端。何故に世間がここまで面白いと言ってるのか理解できない。映画館で観ていたら周囲の笑い声で苦痛だったろうな…

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ザ・シークレットマン

2018年09月20日 15時35分20秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年2月24日
監督:ピーター・ランデズマン
出演:リーアム・ニーソン,ダイアン・レイン,マートン・ソーカス
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大統領選挙の133日前、ワシントンD.C.にある民主党本部に、男たちが勝手に入り込んだとして逮捕される。捜査を担当するFBI副長官のマーク・フェルトに、FBI長官代理のパトリック・グレイが干渉し、48時間以内に捜査を済ませるように指示する。フェルトは「TIME」と「The Washington Post」の記者に捜査内容をリークし……。
1970年代のウォーターゲート事件の際に内部告発し、ディープ・スロートと呼ばれた人物の実話を描くサスペンス。民主党本部盗聴事件の捜査を担当したマーク・フェルトFBI副長官がマスコミに捜査内容をリークし、ニクソン大統領を辞任に追い込むまでを描き出す。FBI副長官を『96時間』シリーズなどのリーアム・ニーソンが演じ、『運命の女』などのダイアン・レインらが共演。監督は『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』などのピーター・ランデズマン。

アメリカ政治史上、重大な事件の1つと言われているウォーターゲート事件。その事件の内部告発者であったディープ・スロートと呼ばれた人物を描いた作品。ウォーターゲート事件についての知識がほぼゼロである僕にとっては複雑な話でなかなか難解な映画でした。派手なアクションも何もなくフェルト副長官とFBIを描くことに重点が置かれているのでかなりの予習をしていかないと絶対に理解できないでしょう。大きな展開が無く淡々と進んでいくので、退屈さが加速してしまった…。終わり方もあっさりしてました。しかしフェルトが家族や友人との関係を犠牲にしてでも真実を暴こうとする姿は素敵でした。何を信じて、何を信じないか。最後の最後まで戦うことや決断することの正義感を見て、すごい人だなと思いました。リーアム・ニーソンの渋さも素敵でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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VVVF

2018年09月20日 00時57分30秒 | 国内旅々
最近の出来事をまとめて日記…

①甥っ子と池袋サンシャインシティで開催していた
ウルトラマンフェスティバル2018
に行ってきました




子供の頃にウルトラマンは観ていましたが、そんなに詳しくもなく

甥っ子は大はしゃぎでしたが、なんだかんだ自分もテンションが上がってました


あぁ、こんな人形持ってたなぁ


結構な迫力!


細かいところも、ちゃんと再現されています


ヒーローはたくさんいるんだね


ショーではウルトラマンがバク転したりと凄いことばっかり!



②9月16日に引退した安室ちゃんのFinal spaceに再び参戦

DVDを観てたら、どうしてももう一度行きたくなってポチっと申し込み

渋谷は安室ちゃん一色でした!!







ちなみに上野のNEW DAYSも安室ちゃん仕様♡♡♡


109にも再び来店


109には安室ちゃんの手形が♡意外と手が大きい安室ちゃん!!






2回目のFinal Spaceでは最前列ど真ん中に陣取って綺麗に「I ♡ FAN」を撮影できました!



③大阪&奈良旅行に行ってきました
一番の目的はもちろん大阪で開催しれている安室ちゃんのFinal Space!
東京だけじゃ我慢できず大阪まで足を運びました


東京よりも衣装の数が多くて見応え十分でした!東京とは違った感動が…

イモトとのツーショットももちろんありましたー


定番の道頓堀




安室ちゃん発見♡


有名なわなかのたこ焼きを食う


ふっわふわで美味ーい!


夕方からはなんばグランド花月でお笑いライブ♪


久しぶりに涙が出るほど爆笑してしまった!次回も絶対行きます!!


翌日は奈良へ…

まずは法隆寺。修学旅行でも行ってない気がする。
駅前にタクシーもバスも無く歩いて法隆寺へ…


入場料1500円は高くね?と思いましたが、まぁ入りました


五重塔!


奈良駅にはせんとくんがお出迎え


定番の東大寺!やっぱりシカせんべい買っちゃうよね


小学校以来の東大寺かな?


いいねー♪


大仏デカいな


奈良旅行最後は平等院鳳凰堂


美しいね☆


辻利のカフェでまったり


抹茶ソフトは濃厚で美味い!


そして行きたかった辻利カフェへ♪




良い席で抹茶づくしのスイーツをドカ食いしてしまいました(笑)でも全部美味い!!











④黒部ダムへ日帰り旅行


乗りたかったトロリーバス♪可愛い♪チョロQ買っちまった!


車内はクーラーが付いてないのに涼しい


すれ違うのもギリギリで大変だぁ


黒部ダム駅に到着♪


まずは黒部ダムカレー!ハサイダーと一緒に食べたけどカレーとサイダーは合いません(笑)


いよいよダムへ!天気は快晴で~す


すげぇ迫力!これを日本人が作った思うと同じ日本人として誇りに思う




これを使ってたのね


黒部ダムの歴史も展示されています


ケーブルカーで黒部平へ




絶景!


立山ロープウェイで大観峰へ




こちらも絶景!


立山トンネルトロリーバスで室堂へ


室堂の景色が一番きれい!!夜は星空がキレイなんだろうなー






下山して特急で富山へー




旅の最後は富山のお寿司♡


のどぐろ美味いのでした

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カメラを止めるな!

2018年09月18日 00時10分42秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年6月23日
監督:上田慎一郎
出演:濱津隆之,真魚,しゅはまはるみ,長屋和彰,細井学,市原洋,秋山ゆずき
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人里離れた山の中で、自主映画の撮影クルーがゾンビ映画の撮影を行っている。リアリティーを求める監督の要求はエスカレートし、なかなかOKの声はかからず、テイク数は42を数えていた。その時、彼らは本物のゾンビの襲撃を受け、大興奮した監督がカメラを回し続ける一方、撮影クルーは次々とゾンビ化していき……。
監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾となる異色ゾンビムービー。オムニバス『4/猫 -ねこぶんのよん-』の一作を担当した上田慎一郎が監督と脚本と編集を務めた。ゾンビ映画を撮っていたクルーが本物のゾンビに襲われる様子を、およそ37分に及ぶワンカットのサバイバルシーンを盛り込んで活写する。出演者は、オーディションで選ばれた無名の俳優たち。

巷で大ヒットしている話題作がついに近所の映画館で公開されたので観てきました。監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾作品。予告編を観た感じでは内容がよく分からず、本編前半を観てもまだ理解できませんでした。前半だけ観れば期待以下。「なんでこの程度のホラー映画の内容が口コミで大ヒットしているの???」と思うくらい。しかし後編になってからの怒涛の巻き返しが凄かった!ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、とにかく面白い!!映画を観て純粋に「面白かった!楽しめた!」と思ったのは久しぶりかもしれません。最近では3Dや4DXの作品が主流になってきていますが、映画はお金をかければ良いってもんじゃないと教えてくれる作品。いやっ、別に3D映画を否定しているわけじゃないし、好きなんだけどね(笑)ただ、映画を作る側の熱意っていうものがストレートに伝わってきてそれが心地よいというか感動さえしてしまう。最後のエンドロールを観て何故かちょっとウルっときてしまった(笑)皆で1つの映画を作ることの大変さと素晴らしさをこれ程までに伝えてくれた映画は初めてかもしれません。“カメラを止めるな!”の意味が分かった時に爽快感がきます♪映画が好きで本当に良かったし、映画って本当に良いなと思えました。ありがとう!

この作品の評価・・・・★★★★★★★★★☆(満点は★10)
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殺人者の記憶法

2018年09月16日 11時46分25秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:韓国
日本公開:2018年1月27日
監督:ウォン・シニョン
出演:ソル・ギョング,キム・ナムギル,ソリョン,オ・ダルス
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かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンスは、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し……。
韓国の作家、キム・ヨンハの小説を映画化したクライムアクション。アルツハイマー病を患う連続殺人犯が、偶然出くわした殺人鬼の凶行を阻止しようとする。メガホンを取るのは『サスペクト 哀しき容疑者』などのウォン・シニョン。『ザ・タワー 超高層ビル大火災』などのソル・ギョング、『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』などのキム・ナムギル、『国際市場で逢いましょう』などのオ・ダルスらが顔をそろえる。


アルツハイマーを患う連続殺人犯が、出くわした殺人鬼の凶行を止めようとするアクション作品。韓国映画お得意のジャンル。殺人者が殺人者の凶行を止めようとする展開は新鮮。アルツハイマーで記憶が消えていく苦しみを抱えながらも、愛する娘を守ろうとする姿は殺人犯なのに何故か同情してしまう…。消えていく記憶を手繰り寄せるように、愛する娘から離れまいとする父親の愛の大きさに感動しました。現実なのか夢なのかも分からないような展開にゾクゾクさせられます。ソル・ギョングの殺人鬼の顔と、父親の顔の使い分けが非常に上手い!終わり方にもう少し新鮮さがあればいいかなと思いますが、韓国映画の安定のドロドロした感じが伝わってくる良い作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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コンフィデンシャル/共助

2018年09月14日 00時30分19秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:韓国
日本公開:2018年2月9日
監督:キム・ソンフン
出演:ヒョンビン,ユ・ヘジン,キム・ジュヒョク,ユナ
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北朝鮮の刑事リム・チョルリョンは、アメリカドル偽造の犯罪組織を追跡している最中に、上司の裏切りで仲間と妻を殺される。韓国へ逃亡した組織を捕らえるため、北朝鮮はチョルリョンをソウルに送り込む。一方、国際犯罪者の逮捕要請を受けた韓国側は庶民派熱血刑事カン・ジンテを担当に任命し、南北の合同捜査を極秘に進めるが……。
韓国に逃亡した北朝鮮の犯罪組織を捕らえるため、両国の刑事が組んで捜査に挑むアクション。妻と仲間を殺され復讐に燃える北朝鮮のエリート刑事に『王の涙 イ・サンの決断』などのヒョンビン、韓国の熱血刑事を『極秘捜査』などのユ・ヘジンが演じる。共演は『妻が結婚した』などのキム・ジュヒョク、少女時代のユナら。

北朝鮮から韓国に逃亡した犯罪組織を追うために北朝鮮の刑事と韓国の刑事がコンビを組んで捜査に挑むアクション作品。韓国らしさ全開のシリアスなアクション映画を期待していました。北朝鮮のシーンでは緊迫感ある映像が続いたものの、韓国側に入ってからはコメディ要素全開になってしまい、ちょっと残念…。こういうアクション映画に笑いはいりません!社会派の映画を観たかった。イケメンで頭脳明晰な北朝鮮のリム・チョルリョン刑事と、家では肩身が狭い思いをしているカン・ジンテ刑事。凸凹コンビが最初は互いを信頼していなかったが徐々に認め合う流れはよくある。カーチェイスやアクションシーンは見応えがあるものの、新鮮味や緊張感に欠ける作品でした。北朝鮮の刑事を描くのなら、金正恩のことなども盛り込めば面白くなったかもしれない。南北が何かのキッカケで統一してくれたらいいなと思いました。シリアス+コメディ=コメディになることを証明してくれた映画でした(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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累-かさね-

2018年09月12日 21時31分02秒 | 映画評論カ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年9月7日
監督:佐藤祐市
出演:土屋太鳳,芳根京子,横山裕,筒井真理子,檀れい,浅野忠信
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伝説の女優の娘・淵累は卓越した演技力を持ちながら、自分の醜い外見にコンプレックスを抱いて生きてきた。彼女の母親は、キスした相手と顔を取り替えることが可能な謎めいた口紅を娘にのこす。一方、舞台女優の丹沢ニナは、容姿に恵まれながら芽が出ずにいた。やがて二人は出会い反発し合いながらも、互いの短所を補うために口紅の力を使うことにする。
『トリガール!』などの土屋太鳳と『心が叫びたがってるんだ。』などの芳根京子が主演を果たし、松浦だるまの人気漫画を実写映画化。キスした相手と顔が入れ替わってしまう口紅と出会った女性たちの喜怒哀楽を鮮やかに描く。『ストロベリーナイト』シリーズなどの佐藤祐市が監督を務め、『GANTZ:O』などの黒岩勉が脚本を担当している。

キスした相手と顔が入れ替わる口紅を手にした女性2人を描いた本作。何と言っても主演である土屋太鳳と芳根京子の演技力の高さに驚かされました!2人とも喜怒哀楽の演技がどれも自然で、可愛さや明るさの中に内に秘めた狂気に満ちた演技は素晴らしかった。物語が進むにつれて嫉妬や憎しみや怒りが頂点に達していく過程が非常に面白い!特に土屋太鳳の“下手な演技”と“上手い演技”の微妙な使い分けが上手い!最後のサロメの演技は何かに取り憑かれたかのようでした。もちろん芳根京子の内気な性格と横柄な性格の使い分けも素晴らしかった♪
ただし、最後の終わり方がスッキリしないので、そこは減点かな。2人のその後が非常に気になるところ。口紅が出来た理由や累の母親がどう生きていたのかも詳しく知りたかったです。気になる点はあるものの主演2人の演技力に圧倒された作品でした!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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MEG ザ・モンスター

2018年09月11日 12時28分12秒 | 映画評論マ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年9月7日
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ジェイソン・ステイサム,リー・ビンビン,レイン・ウィルソン,ルビー・ローズ
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地球で最も深い海とされるマリアナ海溝以上の深海が発見され、探査チームが最新の潜水艇で調査に乗りだす。チームは世紀の発見に沸き立つが、突如巨大な何かの襲撃を受け、動けなくなってしまう。深海レスキューダイバーのジョナス・テイラーが助けに向かうと、200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが出現する。
絶滅した超巨大ザメがよみがえり、人々を恐怖に陥れる海洋パニックアクション。人類未踏の深海に挑む海洋探査チームが発見した全長23メートル、体重20トン、歯は25センチという巨体のサメに、ジェイソン・ステイサムふんする深海レスキューダイバーたちが立ち向かう。そのほか『僕は君のために蝶になる』などのリー・ビンビン、ドラマシリーズ「HEROES/ヒーローズ」などのマシ・オカらが共演。『ナショナル・トレジャー』シリーズなどのジョン・タートルトーブがメガホンを取った。

超巨大なサメが人類に襲い掛かるパニックアクション。サメ映画は今までたくさんありましたが、観た作品の中では記憶にある限り一番巨大なサメかなと思います。ジェイソン・ステイサム相変わらずのイケメンマッチョ!!ストーリーとしては超王道な展開でした。舞台が中国で、登場人物も中国人だらけ…やけに中国色が強いのが引っかかりました。中国の出資しているのだろうなというのが見え見え。どこから襲ってくるのかが分からない恐怖と、深海から迫ってくる迫力はあるので飽きることはなく楽しめました。ヒロインの中国人がお歳を召しているのが気になりました…。音楽も合ってないし。音楽がまさかのゴリエ?ポスターや前半部分を見た感じだと超巨大なサメかと思ってましたが、後半にいくにつれてちょっと大きなサメかなってくらいに思ってしまいました。ちょっとコメディ要素もあるし…。これと比べると何十年も前に公開された『JAWS』の完成度を高さに改めて驚かされます。ここ数年でのサメ映画の傑作は「ロスト・バケーション」ですかね。

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マンハント

2018年09月10日 22時21分32秒 | 映画評論マ行
製作年:2017年
製作国:中国
日本公開:2018年2月9日
監督:ジョン・ウー
出演:チャン・ハンユー,福山雅治,チー・ウェイ,國村隼,桜庭ななみ,池内博之
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国際弁護士のドゥ・チウは、気が付くと女の死体が横にあり、身に覚えのない殺人事件の容疑者に仕立て上げられたことに気付く。逃亡を図ったチウを追う敏腕刑事・矢村は捜査を進めるにつれ事件に違和感を覚えるようになる。やがて二人の間に信頼が生まれ、彼らは共に真相を追うが……。
西村寿行の小説を高倉健主演で映画化した『君よ憤怒の河を渉れ』を、『レッドクリフ』シリーズなどのジョン・ウー監督がリメイク。殺人の濡れ衣を着せられた国際弁護士と彼を追う腕利きの刑事が、真相の究明に奔走する姿を怒とうのアクションで描く。主演は、『タイガー・マウンテン 雪原の死闘』などのチャン・ハンユーと『そして父になる』などの福山雅治。共演にはハ・ジウォン、國村隼、監督としても活躍する竹中直人らが集結する。

殺人の濡れ衣を着せられた弁護士と、彼を追う刑事の姿を描いたアクション作品。日中の人気俳優が出演しています。凄いアクションをしているのは納得できますが、どこか古臭いアクションや展開が続くので新鮮味はありません。ジョン・ウーらしい、しつこいくらいのアクション。敵が至近距離で撃ってるのに主人公たちに弾が当たらないって不自然すぎる。そもそも大量に敵集団を投入してるのに全員倒されるってどんだけ弱いんだよ。アクションシーンばかりにこだわり過ぎていて肝心のストーリーが安っぽくなってしまっていたのも残念でした。暴力的になる薬って…安っぽい演出(笑)しかも予想していたほど凶暴ではないし(笑)大阪の描き方も不自然というか。もはやどこの国ですか?と思うレベル。色々ツッコミどころはありますが日中の友好に繋がればこの映画を作った価値があると思います。福山雅治も歳取ったなと実感…

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犬猿

2018年09月05日 14時34分35秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年2月10日
監督:吉田恵輔
出演:窪田正孝,新井浩文,江上敬子,筧美和子,阿部亮平,小林勝也,角替和枝
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印刷会社で営業を担当している金山和成は、刑務所から出てきたばかりの乱暴者の兄・卓司を恐れていた。一方、幾野由利亜と、芸能活動をしているおバカな妹の真子は、家業の印刷工場を切り盛りしていた。兄弟と姉妹の関係は、あるときから変化し始め……。
『麦子さんと』『ヒメアノ~ル』などの吉田恵輔監督が窪田正孝らを迎え、兄弟と姉妹をテーマに描いたドラマ。刑務所から出所したばかりの凶暴な兄と真面目な弟、家業を切り盛りする姉とおバカな妹の対立がエスカレートしていくさまを映す。新井浩文と窪田が兄弟を、お笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子とモデルの筧美和子が姉妹を演じる。

凶暴な兄と真面目な弟。真面目な姉と馬鹿で美人な妹。兄弟と姉妹の関係が複雑になっていく様子を描いた本作。『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督ということで、ちょっと期待してました♪兄弟と姉妹の関係が徐々にエスカレートしていく過程は観ていて非常に面白いです!人間って自分勝手でプライドが高くて、でも一人じゃ生きていけない寂しがり屋なんだと改めて思わせてくれます。兄弟と姉妹のやり取りが自然で観ていて笑ってしまいました♪どれだけ喧嘩をしてもやっぱり血がつながった家族だから、心のどこかで大切に思ってしまう。無いものねだりをしても意味がないと分かっていても、相手のモノが欲しくなる。でもぶつかりあえる相手がいるって良いことなのかもしれない。僕には同性の兄弟がいませんが、きっと兄や弟がいたらこんな気持ちになるのだろうと思いながら観てました。でも共感できる部分は多々あります!しかし兄の凶暴な性格が描ききれていなかったのも残念だし、警察も最後にやっと登場してきて遅すぎだろと思う。終わり方が少々尻すぼみだったかなと思います。ニッチェの江上さんの演技が自然すぎて面白かったですが、逆に筧美和子の演技力の無さが目立ってしまって残念でした…。でもリアルな日常を描いた良作でした♪

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アンロック/陰謀のコード

2018年09月04日 15時32分12秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:イギリス
日本公開:2018年4月20日
監督:マイケル・アプテッド
出演:ノオミ・ラパス,オーランド・ブルーム,マイケル・ダグラス,トニ・コレット
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CIAで指折りの取調官だったアリスは、ある受刑者の尋問に失敗し多数の犠牲者を出したことで第一線を退き、現在はケースワーカーとして働いていた。ある日、彼女はバイオテロ計画の容疑者尋問のためCIAに呼び戻されるが、かつての同僚からの連絡でそれがわなだとわかり、内部に裏切り者がいることを知る。真相を明らかにし、テロを食い止めるため、彼女は立ち上がる。
元CIAの女性取調官が、バイオテロから世界を救うために奔走するサスペンスアクション。陰謀に立ち向かう主人公に『ミレニアム』シリーズなどのノオミ・ラパスがふんするほか、オーランド・ブルーム、マイケル・ダグラス、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチらが共演する。『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』などのマイケル・アプテッドがメガホンを取った。


自分のミスで多くの犠牲者を生んでしまった元CIA取調官が、再びテロを食い止めようと立ち上がる物語。テロを未然に防ぐ、よくあるサスペンスアクションではありますが、誰が裏切り者か分からない展開は飽きずに観れました。取調官なのにレベルの高いアクションが出来ちゃうのは引っかかる。アリスのアクションは女版ジェイソン・ボーンというくらいカッコいいですが、もう少しヒロインに魅力があれば良かったと思うし、オーランド・ブルームの役はいてもいなくてもいいじゃんと思えてしまう。というか王子様キャラだったオーランド・ブルームもおっさんになったなと実感。
スマホのボタンでウイルステロを残り1秒でキャンセルするなんて、アクション映画あるあるの王道すぎて笑ってしまいました。陰謀が思っていたより複雑になっていて混乱する部分もあります。続編もありそうな終わり方なので、ちょっと物足りなさもあります。出来としては悪くはないけど普通というか、雑というか、スケールが小さいというか、B級というか…なんだろうね…

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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SUNNY 強い気持ち・強い愛

2018年09月03日 16時58分44秒 | 映画評論サ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年8月31日
監督:大根仁
出演:篠原涼子,広瀬すず,小池栄子,ともさかりえ,渡辺直美,三浦春馬,板谷由夏
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夫と高校生の娘と暮らす40歳の専業主婦、阿部奈美は、日々の生活に空しさを感じていた。一方、独身で39歳の社長・伊藤芹香は、ガンで余命1か月を宣告されてしまう。およそ22年ぶりに再会した芹香にもう一度みんなに会いたいと告げられた奈美は、ある事件が原因で音信不通になった仲良しグループ“SUNNY(サニー)”のメンバーを捜そうとする。
『サニー 永遠の仲間たち』を、『モテキ』シリーズや『バクマン。』などの大根仁監督がリメイクした人間ドラマ。舞台を韓国から日本に移し、仲の良かったコギャルたちの22年後の姿を、1990年代の音楽やファッションを交えて描く。40歳の主人公とその高校生時代を『アンフェア』シリーズなどの篠原涼子と『ちはやふる』シリーズなどの広瀬すずが演じるほか、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、板谷由夏らが出演する。

余命1か月の親友のために主人公の女性がもう一度仲良しグループのメンバーを探そうと奮闘する物語。人気女優たちが集結していて10代の頃の青春時代と、アラフォーになった現在をそれぞれ演じています。皆さん演技がお上手!!広瀬すずの田舎者っぽさも可愛いし、小池栄子と渡辺直美のぶっ飛んだキャラも面白い!90年代に流行った音楽が劇中でたくさん流れるので、音楽を聴くだけでも楽しめると思います♪僕はこの時代の女子高生ではないのでその時に流行ったものに対して「懐かしい!!」とかいう共感はありませんが、10代の頃の友情の大切さと、楽しかった日々を思い出して懐かしく感じました。何年経っても友達は友達。歳を重ねても会ったらあの頃の気持ちになれるって不思議なんだよね。色々と感じるところがあってウルっときてしまいました。「あいつ今何してるんだろう」と、ふと考えてしまいました。
心が依存症をすぐに克服できたのも不自然だし、奈々に何があったのかも描かれていないし、なんで急にダンスを踊るってなって皆が踊れるのかも不思議だし、普通に傷害事件起こしてるし、ツッコミどころはあります。でも懐かしい気持ちにさせてくれる素敵な作品でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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