股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ボディ・ハント

2013年01月24日 15時13分48秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年11月17日公開
監督:マーク・トンデライ
出演:ジェニファー・ローレンス,エリザベス・シュー,マックス・シエリオット
official site

高校生のエリッサは、両親の離婚で母親と暮らすことになる。二人は住み慣れたシカゴを離れ、森に囲まれた郊外の一軒家に引っ越して来る。破格の家賃は4年前に隣家で猟奇殺人が起きたからだが、その家には事件後一人残されたライアンが暮らしており……。
『ウィンターズ・ボーン』や『ハンガー・ゲーム』などで注目を浴びる女優ジェニファー・ローレンス主演のスリラー。数年前、両親を殺害した娘が逃亡するという事件が起きた家の隣に引っ越して来た母娘が体験する驚愕の出来事に肉迫する。原案は『ターミネーター3』などで知られるジョナサン・モストウ、監督を『監禁ハイウェイ』のマーク・トンデライが担当する。想像をはるかに超え、次々と展開するスリリングなストーリーに引込まれる。

『ウィンターズ・ボーン』や『ハンガー・ゲーム』など、いまハリウッドで興行収入を稼げる女優の1人であるジェニファー・ローレンス。まぁ個人的には『ウィンターズ・ボーン』も『ハンガー・ゲーム』もあまり好きじゃありません…。

で本作『ボディ・ハント』。観る前は心霊的な話なのかと思いきや、まぁ人間でした(笑)話に意外性はあるのだけど、どうもドキドキ感がありません。話が進むにつれてB級ホラーに落ち着いてしまいました。捻りが足りないというか、今までにもこの手の内容はたくさんあったから新鮮さがない。接触不良の懐中電灯で照らすシーンはなかなか怖かったけどね。犯人があっさり死んだのも勿体ない!でも犯人にはちょっと同情しちゃう…。旬の女優も出る作品を選ばないと~

この作品の評価・・・・62点
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東京家族

2013年01月23日 13時34分14秒 | 映画評論タ行
製作年:2012年
製作国:日本
2013年1月19日公開
監督:山田洋次
出演:橋爪功,吉行和子,西村雅彦,夏川結衣,中嶋朋子,林家正蔵,妻夫木聡,蒼井優
official site

瀬戸内海の小さな島で生活している夫婦、平山周吉ととみこ。東京にやって来た彼らは、個人病院を開く長男・幸一、美容院を営む長女・滋子、舞台美術の仕事に携わる次男・昌次との再会を果たす。しかし、仕事を抱えて忙しい日々を送る彼らは両親の面倒を見られず、二人をホテルに宿泊させようとする。そんな状況に寂しさを覚えた周吉は、やめていた酒を飲んで騒動を起こしてしまう。一方のとみこは、何かと心配していた昌次の住まいを訪ね、そこで恋人の間宮紀子を紹介される。
『男はつらいよ』シリーズや『たそがれ清兵衛』『おとうと』などで知られる、山田洋次の監督81作目となるファミリー・ドラマ。瀬戸内の小島から上京し、自分の子どもたちと久々の対面を果たした老夫婦の姿を通して、現代日本における家族の在り方や絆などを見つめていく。『奇跡』の橋爪功、『人生、いろどり』の吉行和子、「古畑任三郎」シリーズの西村雅彦、『悪人』の妻夫木聡などの実力派が集結し、いつの間にか生じた隙間を埋めようとする家族を熱演する。随所にちりばめられた、山田監督による巨匠・小津安二郎の『東京物語』へのオマージュも見逃せない。

さすが山田洋次監督!家族愛を描かせたら、この人に敵う人はいないんじゃないの?両親、家族、兄弟、恋人…様々な人たちが登場します。この作品の良いところは、観客が必ず誰かに感情移入できるところ。そして必ず涙してしまうだろう…。物語は淡々と進んで行って、よくある家庭の普通の日常を描いているだけなんだけど、そこがまた落ち着くのです。そして「あー、それあるある」と共感してしまいます。自分は、次男の昌次の立場が一番近いので、所々「あー分かる分かる」なんて思ってしまいました。その一方で周吉ととみこの姿を見ると、「うちの両親もこんな事思ってるのかなぁ」なんて感じました。

最後まで淡々と進んでいきますが、そこがまた心地よかったりします。いつかは自分も親の立場になったら、もう一度観たい作品です。人間って時に裏切ったり傷付け合ったりするものだけど、家族って決して離れない温かい絆で結ばれているんだなと思います。家族は一生あるものではない。だから1日1日を大切に、そして家族を大切にしたいなと思いました。劇場は年配の方ばかりでしたが、若い人でも泣ける映画です♪

この作品の評価・・・・77点
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SAFE/セイフ

2013年01月22日 02時32分03秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年10月13日公開
監督:ボアズ・イェーキン
出演:ジェイソン・ステイサム,キャサリン・チェン,ジェームズ・ホン
official site

ある事件でニューヨーク市警の刑事を辞め、マイナーな総合格闘技のファイターとなったルーク。負けるように指示されていた八百長試合で勝利してしまった彼は、試合を牛耳るロシアン・マフィアに制裁として妻を殺されてしまう。生きる気力を失い、地下鉄で飛び込み自殺を図ろうとした彼は、妻の命を奪ったロシア人たちがアジア人少女を追いかけているのを目撃。少女を救い出して街に逃げ出すが、そんな二人を汚職警官の一団や中国系マフィアが襲い掛かる。激しい攻防と逃走を繰り広げながら、ルークは少女に隠された秘密を知る。
『エクスペンダブルズ』シリーズなどの肉体派スター、ジェイソン・ステイサムが主演を務めるアクション・サスペンス。特殊な能力を持つ少女と出会った元警官の格闘家が、彼女を追うロシアン・マフィア、汚職警官グループ、チャイニーズ・マフィアを相手に壮絶な戦いを繰り広げていく。メガホンを取るのは、脚本家やプロデューサーとしても活躍している『タイタンズを忘れない』のボアズ・イェーキン。ジェイソンが屈強な肢体を躍動させる肉弾戦はもちろん、ニューヨークの市街地を猛スピードで激走するカーチェイスも見もの。

ジェイソン・ステイサムは個人的に好きな俳優の1人。ハゲてるのに、あのセクシーさは何なんだろうか。この人の主演作品って似たような話が多い気がする…。本作「SAFE/セイフ」も「あれ?前にも観たような…!?」と思ってしまいました。
さて、主人公ルークと少女VS汚職警官やマフィアの戦いを描いたのが本作。女の子が記憶力が長けてるみたいで、見たものは一瞬で全て覚えてしまうそうです。あー俺にもそんな能力があれば…(笑)まぁその女の子ですが、どうも可愛さが無い。重要な情報を持っているのは分かるけど、もう少し可愛い子に選べばいいのになぁって思っちゃいました。この子↓たまにホラー映画に出てくるような目をするし…

ストーリーはジェイソン・ステイサム主演映画のわりには、ちょっと難しめかな。話がごちゃごちゃし過ぎてる。皆が知りたがってる数字の重要性もイマイチ伝わってきませんでした。少女に覚えさせることより、もっと安全な方法があるような気もするけど…。アクションシーンはいつも通り満載で最後まで飽きることはありませんでしたが、ルークが予想以上に誰でも殺しまくってたのが印象的でした。少女を守るためにそこまで殺す必要あるのか?

この作品の評価・・・・61点
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別離

2013年01月19日 15時22分07秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:イラン
2012年4月7日公開
監督:アスガー・ファルハディ
出演:レイラ・ハタミ,ペイマン・モアディ,シャハブ・ホセイニ
official site

イランのテヘランで暮らすシミンとナデルには11歳になる娘がいた。妻シミンは娘の教育のために外国へ移住するつもりだったが、夫ナデルは老いた父のために残ると言う。ある日、ナデルが不在の間に父が意識を失い、介護人のラジエーを追い出してしまう。その夜、ラジエーが入院し流産したとの知らせが入り…。
イラン人夫婦に訪れる危機を軸に、人間の複雑な心理と共に社会問題をも浮き彫りにし、ベルリン国際映画祭金熊賞などを受賞した人間ドラマ。『彼女が消えた浜辺』のイラン映画界の異才、アスガー・ファルハディがメガホンを取り、濃密ながら壊れやすい家族の関係を繊細に映し出す。娘のために外国への移住を決断する妻をレイラ・ハタミが、父親の介護のためにイランに残りたい夫をペイマン・モアディが好演。波乱含みの様相にさらなる秘密とうそが絡み合い、スリリングに転がっていく展開に心を奪われる。



2011年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。2組の家族に訪れる悲しい現実。登場人物それぞれの思惑や価値観の違いから物語はどんどん複雑になっていく…。ラジエーが妊娠していたことをナデルは知っていたのか?ラジエーはナデルに押されたことが原因で流産したのか?テルメーの純粋な気持ちだったり、ラジエーの夫の気持ちも分かる。誰が悪いとかではなく、誰もが懸命に生きていて、懸命に愛する人を守っていること…。だから人間は互いに衝突し合ってしまうのかもしれない。日本とは違ってイランという国は宗教心が強いのかも。だから神に誓って嘘は付けない。ラジエーの告白が歯車を再び狂わせてしまったのは残念だったけど、やはりイラン人は真面目な人が多いんだと感じました。
結局、ナデルのお金を盗んだのは誰なのか?テルメーが最後に選んだのはシミンとナデルのどちらなのかは明かされていません。しかし、そこを観客の想像に任せるっていうのがヨーロッパ映画の良いところなのかも。宗教、介護、裁判、階級…ちょっとした意見の食い違いから全てが崩壊していく。イランだけでなく世界中の誰にでも起きるかもしれません。様々な問題を身近に感じさせてくれる、とても良質な作品でした。

この作品の評価・・・・79点
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ザ・レイド

2013年01月17日 20時24分12秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:インドネシア
2012年10月27日公開
監督:ギャレス・エバンス
出演:イコ・ウワイス,ヤヤン・ルヒアン,ジョー・タスリム
official site

ジャカルタの麻薬王が支配する30階建ての高層ビル。ギャングに殺し屋、ドラッグの売人たちのアジトとなっているそのビルに、20人の精鋭からなるSWATチームが強制捜査に入る。しかし作戦の情報が漏えいしており、激しい銃撃戦が勃発。そんな中隊員たちは、己の肉体やさまざまな武器を駆使しながら、次から次へと襲撃してくるギャングたちと死闘を繰り広げ、麻薬王を捕獲すべく進んでいく。
インドネシアの麻薬王が支配する30階建ての高層ビルを舞台に、SWATとギャングたちが銃撃戦や肉弾戦などし烈な死闘を繰り広げる驚がくのノンストップ・アクション。ギャングの巣窟に強制捜査に入った20人のSWAT隊員が、住人たちの激しい反撃に抵抗しながら戦うさまを描く。監督と主演は、『ザ・タイガーキッド ~旅立ちの鉄拳~』のギャレス・エヴァンスと、東南アジアの格闘術「シラット」の使い手で同作にも出演したイコ・ウウェイス。始まりから終わりまで、止まることのない過激なアクション・シーンに度肝を抜かれる。

1000本以上の映画を観て来たけど、インドネシア映画を観るのは初めてです。いやぁ~この映画、とにかくアクションが物凄い!!長回しのワンカットに「まだ続けるのか!?」って驚くほどの凄い動きを見せてくれます。東南アジアの格闘術「シラット」だけでも凄いと思ったのに、そこにナイフや銃まで取り入れてくるとは…俳優さんたち凄すぎる生々しくて、観ているこっちまで痛くなりました(笑)前半は銃撃戦だったけど、途中から皆が肉弾戦になったのは暗黙の了解か?

暴力シーンが多いので子供には見せられない作品です…。ハリウッドリメイクも決定しているそうですが、う~ん…ハリウッドだと、どうせ爆破シーンとか多くするだけな気がする。これはオリジナルが一番だと思います。話の内容としては普通かなと思いましたが、とにかくアクションとしてはここ数年の作品の中でもトップクラスの出来栄えです!

この作品の評価・・・・70点
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リンカーン弁護士

2013年01月16日 10時18分33秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年7月14日公開
監督:ブラッド・ファーマン
出演:マシュー・マコノヒー,マリサ・トメイ,ライアン・フィリップ
official site

ロサンゼルス中を高級車リンカーンで奔走するやり手弁護士ミックの顧客は、主に麻薬の売人や娼婦たちだ。ある日、彼の元に殺人未遂容疑で訴えられた資産家の息子ルイスの事件の依頼が舞い込んでくる。ミックは彼の十八番の司法取引で事を丸く収めようとするが、ルイスは無実を訴える。
マイクル・コナリー原作のベストセラー小説を映画化した法廷ドラマ。時には汚い手も使いながら、優秀な弁護士として抜け目なく生きてきた男が、ある事件の弁護を引き受けたことから始まる衝撃のてん末に肉迫する。『評決のとき』の新米弁護士役でスターの仲間入りをしたマシュー・マコノヒーが、今回は敏腕弁護士を熱演。彼の元妻を『いとこのビニー』のマリサ・トメイが演じている。法廷の内外で巻き起こる不穏な事態に手に汗握る。

こういう法廷ドラマって難しいっていうイメージがありましたが、この作品は丁度いいドキドキも感じられて、上質なサスペンスドラマに仕上がっていたと思います。殺人未遂容疑で逮捕された青年の無実を証明するために、担当弁護士となった主人公ミック。しかし話が進むにつれて事件の真実が見えてこなくなる…。中盤の中だるみはあるものの、後半になって面白さが盛り返してきました。全体的には地味だけど後半まで我慢すると楽しめると思います。登場人物の人間関係がちょっと分かりづらいか…

ミックは正義感溢れる弁護士ではありませんが、無実の人間を刑務所に送ることだけは避けたい。真実に迫るミックの駆け引きがとても楽しめました♪マシュー・マコノヒーかっこいい!!被告人の青年の真実が明らかになった時、ミックの行動に「そうきたか!」と思わずにはいられない。金や名誉、地位のために人間は悪に手を染めていく…しかし最後に勝つのは正義なのだと思います。観終わったあとに爽快な気分にさせてくれる法廷サスペンスです♪

この作品の評価・・・・76点
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THE DAY ザ・デイ

2013年01月15日 18時14分17秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年8月29日公開
監督:ダグラス・アーニオコスキー
出演:ショーン・アシュモア,アシュリー・ベル,ドミニク・モナハン

文明が滅ろび、荒廃した世界で人類は生存をかけて醜い戦いを続けていた。武器を持ち、放浪を続ける 5人の若者は隠れ家にうってつけな廃屋をみつけ、中に入って食料や資源を探すが、やがてそれが巧妙に仕掛けられた罠だと気づく。廃墟を包囲した大量の敵と壮絶なバトルを繰り広げるが、劣勢を強いられ、追い詰められていく。
滅亡した世界で、5名の生存者が敵と戦う最後の1日を描いたアポカリプス・アクション大作。監督は『ハイランダー 最終戦士』を手掛けたダグラス・アーニオコスキー。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでホビットのメリー役を演じたドモニク・モナハン、「X-MEN」シリーズでアイスマンを演じたショーン・アシュモア等が出演している。



TSUTAYAだけのレンタル作品。なぜ文明が滅んだのか…そして人類は戦争へと突入したのか…。色々と謎な部分が多いのです、この映画。その謎が最後まで説明無しで進んでいくので、わざとそうしたのかな。5人の若者の生き残りをかけた戦いは、殺し方がなかなかエグいです。敵の人間たちは、人間を捕まえてはその肉を食う集団らしい…。果たして誰が生き残るのか!?世界が滅んだら、だいたいはゾンビが襲ってくるものだけど、そこを人間が襲ってくるっていう設定の面白さは良かったです♪少しだけ過去だったり家族のことの説明はあるものの…気になる事が多すぎて、やっぱり説明が欲しいものです。終始モノトーン調の暗い雰囲気は好きです。

この作品の評価・・・・63点
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遊星からの物体X ファーストコンタクト

2013年01月14日 23時11分57秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年8月4日公開
監督:マティス・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド,ジョエル・エジャートン,アドウェール・アキノエ=アグバエ
official site

ノルウェーの南極観測隊が、氷の中に閉じ込められた未知の生命体を発見。古代の生物ではないかと推測され、その調査のために考古生物学者ケイトが彼らの基地に向かう。だが、生命体は解凍されて長い眠りから覚醒。しかも、それはほかの生物の体内に侵入しては、細胞を同化して宿主そのものに擬態する、宇宙からやって来た生命体だったのだ。突如として宿主の肉体を破壊するように変形しては襲い掛かる生命体によって、彼らは誰が同化されているのか判断できない状況になっていき…。
『ハロウィン』などの鬼才ジョン・カーペンターが1982年に放った傑作SFホラー『遊星からの物体X』の前日譚。氷魂の中に閉じ込められた宇宙生命体を発見した、ノルウェー南極観測隊が体験する未曽有の恐怖をスリリングに活写していく。監督を務めるのは、CM業界出身の新鋭マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr。『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが、宇宙生命体の脅威に挑んでいく考古生物学者を快演する。生命体に同化されておぞましい変ぼうを遂げていく人体を作り上げたVFXも見ものだ。

30年前に公開された傑作SFホラー『遊星からの物体X』の前日潭の描いた本作。『遊星からの物体X』を観てないので何とも言えませんが、どうやら本作の展開は『遊星からの物体X』とほぼ同じだそうです。他にもエイリアン映画はたくさん観てきましたが、この作品は素直に楽しめました!人間を食べてその複製を作る。そして誰が宇宙人なのか分からず、疑心暗鬼になっていく人間たち…。密室で極限状態に追い込まれた人たちの姿と、宇宙人の恐ろしい姿に最後まで目が離せませんでした。CGと特殊メイクによってグロさはかなりのモノ!!!

最新のCG技術と分かり易い展開に、『遊星からの物体X』初心者の自分でも十分に楽しめます。王道の宇宙人映画なので、まぁ脚本に新鮮さはありませんが、「これぞ宇宙人!」と思えるような恐ろしさを感じられる作品です。昨年観た「プロメテウス」なんかより全然良い!これは30年前の「遊星からの物体X」も観たくなりました。


この作品の評価・・・・74点
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LOOPER/ルーパー

2013年01月10日 13時27分10秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2013年1月12日公開
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ブルース・ウィリス,ジョゼフ・ゴードン=レヴィット,エミリー・ブラント
official site

未来ではタイムマシンの使用は禁じられているものの、犯罪組織が敵を証拠もなく消すために利用していた。抹殺するターゲットをルーパーと呼ばれる殺し屋が待機する過去に転送、ルーパーは確実にターゲットを殺害する手はずになっている。腕利きのルーパー、ジョーの元に、ある男が転送されてきた。いつものようにすぐさま仕事を片づけるつもりだったが、男が30年後の自分自身であることに気付いてしまう。ジョーが躊躇した隙をついて、未来のジョーは街へ逃走。仕事を完遂しないと自分が殺されるため、現在のジョーは必死に追跡する。ようやく未来のジョーを追い詰めた現在のジョーは、彼が危険を冒してまで過去へ来た真の目的を知る。
タイムマシンで送られてきた人物を消すことを生業とするすご腕の殺し屋が、殺しのターゲットとして転送された未来の自分とのスリリングな追跡劇を繰り広げるSFアクション。『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットと『ダイ・ハード』『エクスペンダブルズ』シリーズのブルース・ウィリスが、それぞれ主人公の現在と30年後を演じる。監督は、『BRICK ブリック』でジョセフとタッグを組んだライアン・ジョンソン。画期的なアイデアと、過去の自分対未来の自分という究極のバトルが興味をそそる。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットって、こんなにおっさん顔だったかな?もっと爽やかなイケメンのイメージだったんだけど…。

未来から送られてくるターゲットを始末する殺し屋“ルーパー”。ある日、未来から送られてきたのは30年後の自分だった…。現代の自分VS未来の自分。ありそうで今まで無かった新鮮な設定だと思います。だたし、前半は面白いと思ったけど、後半にいくにつれてグダグダ感が出てきて失速しました。タイムマシンを使ったのは良いけど、超能力まで使うのは必要あったのかなと疑問に思います。無駄に中国ロケをする必要もないし…。観る前は、未来の自分が現代の自分を殺しに来るっていう、ターミネーターのような話かと思ってましたが違う理由があったんですね。その理由が何だかスッキリしない…。終わり方も「えっ?ここで終わり?」ってくらい中途半端。親子を助けるためとはいえ、ハッピーエンドって言っていいものか…!?
子役の男の子の演技が凄く良かったです!

この作品の評価・・・・62点
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WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

2013年01月09日 23時23分28秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年8月18日公開
監督:トム・マッカーシー
出演:ポール・ジアマッティ,エイミー・ライアン,ボビー・カナヴェイル
official site

不況で仕事がなく、高校のレスリング部のコーチでお小遣い稼ぎし、妻と幼子2人の家庭を守る弁護士のマイク。マイクは金策のために依頼人で身寄りのない老人レオの後見人になる。そんな時、レオの孫の少年カイルがドラッグ中毒の母親の元から家出してきて、レオを訪ねてくる。戸惑いながらもカイルを預かるマイク。しかし、カイルはなんとレスリングの天才だった。お互いに好都合な関係になったマイクとカイルだったが…。
『扉をたたく人』の成功で世界的に認められたトム・マッカーシー監督作。全米の主要な脚本賞で受賞&ノミネートされた感動のストーリーは、現代において、家族の絆とは、人と人との絆とは何かを問うている。中年の危機に直面させられる主人公に、アカデミー賞ノミネート俳優ポール・ジアマッティ、妻ジャッキーを同じくオスカー・ノミネートのエイミー・ライアンが演じる。ボビー・カナヴェイルとジェフリー・タンバーのコンビがユーモアを添え、少年カイルには実際にレスリングチャンピオンでもある新鋭アレックス・シェイファーが抜擢され、繊細な演技とダイナミックなレスリングを披露。米国インディペンデント映画の最高峰の才能が集結した。



ダメ男とダメ少年、そして家族の日常を描いた作品。タイトルにするほどダメな男でもないし、ダメな少年でもない気がする…。心温まる作品ではあるけれど、もう少し盛り上がるシーンが欲しかった。淡々とした展開が続くので、ちょっと退屈になってしまいました。そこまで不幸ってほどの人たちではないし、大きな事件や事故が起きるわけでもない。周囲の助けによって、あっさり良い人生に変わっていくような気がして、この程度で“最高の日々”とタイトルに付けるのは「ん?」って思いました。まぁ、こういう小さな出来事を幸せって思うことが素敵なのだろうけど、娯楽映画としては物足りなさを感じました。

この作品の評価・・・・64点
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ジョイフル♪ノイズ

2013年01月06日 10時46分12秒 | 映画評論サ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年4月28日公開
監督:トッド・グラフ
出演:クイーン・ラティファ,ドリー・パートン,キキ・パーマー,コートニー・B・ヴァンス
official site

ジョージア州の小さな町、パカショー。住民たちの支えにして楽しみでもあるコーラス隊を指導するバーニーが急死してしまい、彼の後任者としてヴァイが選ばれる。美しいハーモニーに定評のあるコーラス隊だが、一方で4年続けて全米聖歌隊コンクール「ジョイフル・ノイズ」出場を逃していた。そんな中、バーニーの妻G.G.が、これまでの正統派ゴスペル・スタイルは時代から取り残されていると言い出し、コーラス隊の方向性を変えようとしゃしゃり出てくる。
不況に苦しむ小さな町のコーラス隊が、全米聖歌隊コンクール「ジョイフル・ノイズ」での優勝を目指して奮闘する姿を、コミカルかつハートウオーミングに描くドラマ。ヒップホップ・アーティストとしても活躍する『シカゴ』『リリィ、はちみつ色の秘密』のクイーン・ラティファ、『マグノリアの花たち』などに出演したカントリー・シンガーのドリー・パートンが、コーラス隊の方向性をめぐって対立する女性たちを快演して物語を盛り上げる。マイケル・ジャクソン、ポール・マッカートニーら、全編で鳴り響く有名アーティストのヒット曲も逃せない。

皆さん歌が上手いですねぇ…。町の聖歌隊として活躍するだけじゃ勿体ない人たちばかりです!!なんとなく聴いたことがあるような歌も幾つか出てきました。歌を聴いて癒されたいって人には丁度いい作品だと思います。でもストーリーとしては普通の話でした。バラバラだった聖歌隊がだんだんと1つになっていき、最後は皆でコンクール優勝を目指すという展開。最初から皆さん歌が上手いのだから練習する必要なくねぇか?って感じるのは僕だけでしょうか…。
「天使にラブソングを」と似ている部分が多いので、なんとなく新鮮味も感じられませんでした。もう少し話にまとまりがあれば良かったかなぁ~

この作品の評価・・・・65点
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ワースト映画ランキング 2012

2013年01月02日 12時17分07秒 | 年間・半期 映画ランキング
良い作品が多かった2012年。しかし、それとは逆につまらない作品も多かった!



ワースト映画ランキング2012

発表でございます。



1位貞子3D


2位セカンドバージン


3位フェイク・クライム


4位キリング・ショット


5位ラビット・ホラー3D


6位指輪をはめたい


7位ラム・ダイアリー


8位イリュージョン


9位逆転裁判


10位東京公園




1位は石原さとみ主演の貞子3Dに決定いたしました!!2位以下を大きく引き離して、ダントツの1位でした!!1位の理由は…ホラーとして真面目に作っているのか、笑いとして作っているのか、何がしたいのか分からないところですかね。もうアホ過ぎて逆に笑えた。 来年も、つまらない映画がたくさん出てくることを期待しよう♪
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2012年 映画ランキング

2013年01月01日 10時24分32秒 | 年間・半期 映画ランキング








映画ランキング2012

発表でございます。


 上半期: 106作品(映画館:22作品  試写会:5作品  DVD:89作品)
 下半期: 101作品(映画館:30作品  試写会:1作品  DVD:70作品)
  年間: 207作品(映画館:52作品  試写会:6作品  DVD:159作品)

今年は昨年の211本には届かなかったものの、2年連続の200本越えを達成しました。
しかも今年、新記録を樹立しました!

★ 年間の映画館鑑賞本数【52本】

そんなに映画館に通っていたとは…


今年は昨年に比べると、個人的には映画は豊作の年だったかなと思います。52回も映画館に行ったってことは、出来の良し悪しに関わらずそれだけ観たい作品があったってわけだ。人気シリーズの続編もたくさん公開され、高評価の作品が連発していたので、映画オタクの僕を今年はだいぶ楽しめませてくれました。


それでは2012年の年間映画ランキングBEST20の発表です


1位】 ALWAYS 三丁目の夕日'64

『ALWAYS 三丁目の夕日』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に続く、昭和の東京を舞台にしたヒューマン・ドラマの第3弾。昭和39年の東京の一角で、東京オリンピックや新幹線開通に沸く住民たちの姿を映し出す。三丁目の住民たちをシリーズではおなじみの吉岡秀隆や堤真一、小雪などが演じ、森山未來や大森南朋などの新キャストが集結。メガホンを取るのは、VFXの第一人者でもあり、本シリーズのほか『SPACE BATTLESHIP ヤマト』などを手掛ける山崎貴。最新のVFXで再現された懐かしい風景に加えて、心温まる人情や活気なども含めた昭和の空気を心ゆくまで堪能したい。

2位】 レ・ミゼラブル

文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。

3位】 ヘルプ ~心がつなぐストーリー~

1960年代、人種差別が横行していたアメリカの田舎町に変化をもたらした実在の女性たちについて記したベストセラー小説を映画化した人間ドラマ。白人家庭でメイドとして働く黒人女性たちとジャーナリスト志望の若い白人女性との友情を通して、社会に対して立ち上がる勇気を描いていく。主演は、『ゾンビランド』のエマ・ストーン。『ダウト ~あるカトリック学校で~』のヴィオラ・デイヴィス、『ターミネーター4』のブライス・ダラス・ハワード、『ツリー・オブ・ライフ』のジェシカ・チャスティンなどが共演。感動的なストーリーはもちろん、彼女たちの熱演にも心を揺さぶられる。

【4位】 BRAVE HEARTS 海猿

海難事故の救助に奮闘する“海猿”こと海上保安官たちの姿を描いた人気シリーズの劇場版第4弾。海上保安庁の精鋭部隊・特殊救難隊所属となった伊藤英明ふんする主人公が、346名を乗せたジャンボジェット機海上着水事故を前に、限られた時間の中で人命救助に挑む。監督の羽住英一郎以下、伊藤や加藤あい、時任三郎といった出演陣などが前作より続投するほか、新たに仲里依紗や伊原剛志らが参加。過去の作品をはるかにしのぐスケールにして、緊張感たっぷりの救命シーンが展開する海洋スペクタクルから目が離せない。

【5位】 麒麟の翼 ~劇場版・新参者~

東野圭吾のミステリー小説「加賀恭一郎シリーズ」の「新参者」を基に、阿部寛主演で放送されたテレビドラマの劇場版。東京・日本橋で起こった殺人事件の謎に挑む主人公・加賀の姿と、事件に絡む人々の深いきずなを描いていく。メガホンを取るのは、『いま、会いにゆきます』の土井裕泰。新垣結衣、山崎努、中井貴一ほかドラマ版にも登場した黒木メイサや溝端淳平が共演。事件の裏にひそむ家族や恋人との関係にも迫り、ミステリーとしてだけではなくヒューマン・ドラマとしても楽しめる。

【6位】 未来を生きる君たちへ

『アフター・ウェディング』などのスサンネ・ビア監督が、暴力や憎しみに満ちた世界の中で希望を見いだしていく人々の姿を描き、第83回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作。ある2組の家族が抱える葛藤(かっとう)から複雑に絡み合った世界の問題を浮き彫りにし、登場人物それぞれが復讐(ふくしゅう)と許しのはざまで揺れ動くさまを描写。キャストにはスウェーデンで活躍するミカエル・ペルスブラント、『ある愛の風景』のウルリク・トムセンら実力派がそろう。

【7位】 戦火の馬

1982年にマイケル・モーパーゴが発表し、舞台版は第65回トニー賞で5部門に輝いたイギリスの小説を巨匠スティーヴン・スピルバーグが映画化。第1次世界大戦下を舞台に、主人公の少年アルバートとその愛馬ジョーイの掛け替えのないきずなの物語が展開する。主人公の少年を演じるのは、新星ジェレミー・アーヴァイン。共演は『ウォーター・ホース』の実力派女優エミリー・ワトソン。壮大かつ感動的な物語の行方に注目だ。

【8位】 ただ君だけ

『マジシャンズ』のソン・イルゴン監督がメガホンを取り、ソ・ジソブが主人公を務めたラブストーリー。ソウルの片隅で孤独に生きてきた男女が、悲壮な運命に翻弄(ほんろう)されながらも純粋な愛をはぐくむ姿を、切なくも温かなタッチで映し出していく。ソ・ジソブが暗い過去を持つ元ボクサーを、テレビドラマ「春のワルツ」のハン・ヒョジュが視覚障害というハンデを抱えながらもけなげに振る舞うヒロインを熱演。スローモーションを駆使したボクシング・シーンや、主人公たちが心を寄せ合うさまを淡い色調で表現するなどの凝ったビジュアルにも注目したい。

【9位】 最強のふたり

車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。監督は、本作が長編4作目となるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。主演は、『歌え! ジャニス★ジョプリンのように』のフランソワ・クリュゼと『ミックマック』のオマール・シー。フランス本国のみならずヨーロッパで記録的なヒットを樹立した、笑いと感動に包まれた良質なコメディーを堪能できる。

【10位】 北のカナリアたち

『告白』の原作者である湊かなえの小説「往復書簡」の一編「二十年後の宿題」を、日本を代表する女優・吉永小百合を主演に迎え、『大鹿村騒動記』の阪本順治監督が映画化したヒューマン・サスペンス。20年前に起きた悲劇により引き裂かれた教師と教え子たちがある事件を機に再会し、それぞれが抱える心の傷や真実が明らかになっていくさまを描く。共演には柴田恭兵、里見浩太朗、仲村トオル、森山未來、宮崎あおい、松田龍平など、ベテランから若手まで実力派が勢ぞろいする。

【11位】 ソウル・サーファー

サメに襲われ片腕を失いながらもプロを目指して再起した実在のサーファー、ベサニー・ハミルトンの実話を映画化した感動作。突然の悲劇に絶望しサーフィンと決別しようとするものの、競技者として復活を果たした彼女の不屈の精神と家族のきずなを描く。主演は、『テラビシアにかける橋』のアナソフィア・ロブ。共演には『恋愛小説家』でオスカーを受賞したヘレン・ハント、『エデンより彼方に』のデニス・クエイド、名優ジャック・ニコルソンの娘ロレイン・ニコルソンらがそろう。

【12位】 アーティスト

サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。

【13位】 ダークナイト ライジング

鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。

【14位】 ドラゴン・タトゥーの女

『ミレニアム』3部作として映画にもなったスウェーデンのベストセラー小説をハリウッドで映画化。『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャーが監督を務め、白夜のスウェーデンを舞台に、数十年に及ぶ血族の因縁と猟奇的ミステリーに彩られた物語が展開する。キャスティング選考も話題になった天才ハッカーのヒロインを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』のルーニー・マーラ。彼女と協力し合うジャーナリストを、『007』シリーズのダニエル・クレイグが演じる。原作とは異なる衝撃のラストに注目だ。

【15位】 アルゴ

『ザ・タウン』などのベン・アフレックが、監督、製作、主演を努めたサスペンス。1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、その裏で敢行されたCIAによる救出作戦の行方を追い掛ける。監督として『ザ・タウン』で見せた緩急自在な演出をベンが本作でも繰り出し、謎に包まれていた救出作戦の全ぼうを活写。その一方で、貫録たっぷりに指揮を執るCIAエージェントを熱演する。『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンや『アーティスト』のジョン・グッドマンら、脇を固めるベテラン勢にも注目。

【16位】 鍵泥棒のメソッド

『アフタースクール』の内田けんじが監督を担当した、さまざまな要素が詰め込まれた予測不能の娯楽作。ひょんなことから人生が逆転してしまった2人の男性を巻き込んだ物語の成り行きを、笑いとサスペンスを交えて描き切る。情けない主人公を演じるのは『ジェネラル・ルージュの凱旋』の堺雅人。そして『劔岳 点の記』などの香川照之が、記憶をなくす前と後でまったくの別人に変身する男を怪演する。彼らが真剣勝負で挑む人生を懸けた戦いに胸が躍る。

【17位】 トライアングル

ヨットセーリング中に遭難した男女グループが、助けを求めて乗り込んだ豪華客船で謎の殺人鬼に襲われるシチュエーション・スリラー。海上の客船という逃げ場のない空間で展開する悪夢のようなサバイバルを、『0:34 レイジ 34 フン』などのクリストファー・スミス監督が描き出す。複雑なキャラクターのヒロインを、『30デイズ・ナイト』のメリッサ・ジョージが熱演。巧妙に練り上げられた、先の読めないスリリングな展開から目が離せない。

【18位】 崖っぷちの男

『アバター』や『タイタンの戦い』で、ハリウッドスターの仲間入りを果たしたサム・ワーシントン主演を務めた衝撃のサスペンス。ある計画を実行するために、偽装自殺を企てた男の命懸けの戦いを描く。メガホンを取るのは、これまでドキュメンタリー作品を手掛けてきた、長編初監督となるアスガー・レス。『スパイダーマン』シリーズなどのエリザベス・バンクスや、『リトル・ダンサー』で名をはせたジェイミー・ベルらが共演を果たす。それぞれの思惑が複雑に交錯するストーリーに絶句する。

【19位】 ラビット・ホール

わが子の命を奪った少年との交流を通して悲しみを乗り越えようとする母親を、ニコール・キッドマンが演じる感動の人間ドラマ。ピューリッツァー賞受賞の戯曲を基に劇作家のデヴィッド・リンゼイ=アベアー自身が脚本を手掛け、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が映画化。共演は、『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカート、『ハンナとその姉妹』のダイアン・ウィースト。絶望の中でも前向きに生きようとする女性を体現したニコールの繊細な演技に魅了される。

【20位】 リメンバー・ミー

ニューヨークを舞台に、兄の死や父親との深い溝のために厭世的になっている青年を主人公に、恋愛や家族とのきずな、喪失と再生を感動的に描くヒューマン・ドラマ。『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソンが陰のある青年を熱演するほか、ピアース・ブロスナンやクリス・クーパーなど演技派俳優が共演。監督は、『ハリウッドランド』のアレン・コールター。若者が抱える孤独感や葛藤、さらには衝撃のラストに胸が熱くなる。

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というわけで2012年 年間1位は【ALWAYS 三丁目の夕日'64】に決定しました。三丁目の夕日シリーズとしては初の年間1位!3作連続の80点越えとなりました。シリーズ物の3作目が年間1位とは、つまらねぇなぁって言う人もいるかもしれない。でもやっぱり三丁目シリーズ、毎回泣いてしまうくらい僕は好きなんです。

2012年最大の期待作であり、前作の記録更新も期待していた【ダークナイト ライジング】でしたが、年間1位どころか13位という、いまひとつの結果になりました。やっぱり期待し過ぎるとダメだ!

【ただ君だけ】は韓国映画としては年間ランキング過去最高位の8位でした。


来年も200本越えをして3年連続を目指します!
コメント (1)
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