股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

シャーロットのおくりもの

2007年05月31日 01時31分39秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年12月23日公開
監督 : ゲイリー・ウィニック
出演 : ダコタ・ファニング
声の出演 : ジュリア・ロバーツ,スティーヴ・ブシェミ,ジョン・クリース
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田舎町の農家で11匹の子ブタが生まれる。母ブタの乳は10個しかなく、一番小さな1匹が命を奪われそうになる。それを見かねた少女ファーンは、その子ブタにウィルバーと名付け自ら母親代わりとなる。やがてウィルバーはほかの動物たちとも友だちになり、とりわけ優しいクモのシャーロットと仲良くなる。シャーロットは、クリスマスのハムになってしまうことを恐れるウィルバーに、言葉の贈り物をするのだった。
クモの巣に浮かび上がった4つの言葉が、人や動物たちの心を動かしていく愛の物語。全世界で4500万部を超える、E.B.ホワイトによる児童書のロングセラーを、最新CGI技術により映画化。監督は『エイプリルの七面鳥』のプロデューサー、ゲイリー・ウィニックが務め“生命の輝き”という原作のテーマを見事に映像化している。また、動物のボイスキャストも豪華。シャーロットには、出産後初の映画出演となるジュリア・ロバーツ。他にもネズミにスティーヴ・ブシェミ、牛にキャシー・ベイツ、馬にロバート・レッドフォードらが命を吹き込んでいる。さらに、音楽をダニー・エルフマンが手がけ、感動的なファンタジーの世界を、より盛り上げている。
スパイダーマンの次に観たからクモに噛まれて凄い力を持っちゃうんじゃないかと思っちゃいました(笑)でも実際はクモ自体がすごかったんですね!シャーロットの声役のジュリア・ロバーツはハマリ役でしたぁ♪こういう動物中心の話は嫌いじゃないけど今回は動物同士の話の中に人間がちょこちょこ入ってきてる感じがして感動とは程遠かったですこれなら最初から最後まで動物中心で描いて欲しかった…。そもそも主人公の女の子が1匹の豚を助けて育てるっていう一見すると感動話のような気もするけど、考えてみれば他の豚はミンチにされてるんだよねそう考えると動物虐待も考えてします作品かもしれません。

この作品の評価・・・・65点
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スパイダーマン3

2007年05月30日 21時20分48秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年5月1日公開
監督 : サム・ライミ
出演 : トビー・マグワイア,キルスティン・ダンスト,ジェームズ・フランコ
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今やピーター・パーカーの人生は順風満帆そのものだ。スパイダーマンとしてはNY市民にヒーローとして愛され、大学では成績トップ、ブロードウェイ・デビューを果たした恋人MJとの関係も良好で、ついにプロポーズを決意する。ところが、謎の黒い液状生命体に取り憑かれ、復讐と憎しみの感情に支配されたブラック・スパイダーマンになってしまう。そんな彼の前にこれまでになく手強い敵サンドマンとヴェノムが表れる…。
誰にだって他人の助けが必要になるときがある。たとえスーパーヒーローであっても。そのことに浮かれた心は気づかない。ゆえに恋人も友情も、本来持っていた優しい心も失いかけるピーター。シリーズを通して親友ハリー、恋人MJも含めた3人の成長物語を描いてきたサム・ライミ監督は、今回、彼らにそれぞれの心の闇の部分を見つめさせる。憎悪、失意、焦燥、悔恨の情を経て課せられる最大のテーマは「許す」こと。そして新たな運命の岐路に立つ彼らの選択と決意を描く。1作ごとにスケールアップを図ってきた大ヒットシリーズ第3弾は、もちろん凝りに凝ったCGIで見せるサンドマンやヴェノムの闘いぶりも圧巻で文句なく楽しめる。
前作を3年前ぐらいに観たのですっかりストーリーは忘れてましたが、映画の冒頭で簡単な説明映像が流れるので初めて観る人でも理解できますよ♪全世界で記録を塗り替える大ヒットとなっている本作。まぁ大ヒットする理由は分からなくもない!それだけスパイダーマンってキャラクターは皆に好かれるヒーローなんだと思います。ですが作品の出来を観ればそんなに魅力的とは感じられませんでした。たしかにスパイダーマン3は面白かったです!!でもそれはスパイダーマンっていう枠の中で見れば面白いのであって、映画としての出来はあまり高くないような気がしましたぶっちゃけ薄々感じている人もいると思うけど、1だって2だって3だって話の流れはみんな一緒なんだよね(笑)ヒーローであるスパイダーマンの前に強敵が現れて市民とか恋人が危険にさらされるけど最後は正義が勝っちゃうっていう固定的な流れ。そのうえCGばかりが目立って映画の良さが伝わらなかったです今回の敵の数は多かったから、それだけ楽しめるのかなと思いきやサンドマンは人情味があってイマイチ強くないし、あの黒い物体は何の説明もなしに寄生するから、観ていて「承諾無しに寄生してんじゃねぇよ」って思いました(笑)あの物体が何なのかが分からないし、落ちた場所にたまたまスパイダーマンがいたからくっついただけなのだろうか?それとも初めからスパイダーマンを狙っていたのだろうか?謎が残ります…。無理に色んなものを詰め込んで最後に無理矢理全て上手くまとめようとする感じの雰囲気があって1つ1つの話が薄れていたような気がしました前2作が良かっただけにちょっと残念

この作品の評価・・・・79点
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さよなら、僕らの夏

2007年05月28日 00時20分54秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ
2006年6月10日公開
監督 : ヤコブ・アーロン・エステス
出演 : ローリン・カルキン,レヴァー・モーガン,ライアン・ケリー

オレゴン州の小さな町で暮らすサム(ローリン・カルキン)は、体格のいい同級生のジョージ(ジョシュ・ペック)の理不尽ないじめにあっていた。そんな弟を見かねた兄のロッキー(トレヴァー・モーガン)は友人のクライド(スコット・ミシュロウィック)と相談し、仕返しの計画を練る。彼らはボートで川下りに出かけ……。
インディペンデント映画の名門、サンダンス映画祭やカンヌ映画祭で賞賛された珠玉の青春映画。少年たちが体験する“ある夏の出来事”を生き生きと描く。いじめられっ子役に『ダウン・イン・ザ・バレー』のローリン・カルキン、その兄役に『パトリオット』のトレヴァー・モーガン、いじめっ子役には『SPUN/スパン』のジョシュ・ペックと、今後の若手注目株が集結した。思春期の危うさと残酷さをリアルにとらえた秀作。
「スタンド・バイ・ミー」のような感じの作品だが楽しい休日が一瞬にして取り返しのつかない事になってしまうというストーリー展開はすごく良かったと思います。子供たちならではの気持ちの変化や、今や社会問題にもなっているイジメ、そして家庭問題も取り入れられていて、すごく考えさせられる作品でもあります!幼い頃って悪い事すると「いつお母さんにバレるだろ…」と自分のやった事に対しての恐怖感というものがあったっけど、そんな感情をこの作品は思い出させますしかしこの映画、どこか物足りなさを感じてしまうのは自分だけでしょうか?あの終わり方は何だか中途半端な気がします個人的にはあの後に加害者の子供たちはどんな気持ちで人生を送るのか気になりますね。それと、女の子がカタツムリを殺すシーンはホラー映画並みに怖かった(笑)
でもこの映画を観て感じたのはイジメっていうのは些細な事で始まって、それが結果的に最悪の事態を招くんだと思いました。感情がまだ安定していない子供だから人を傷つけるのは仕方無いというより、子供だからこそ小さい頃から人を思いやるって気持ちが大事なんだと思います!

この作品の評価・・・・73点
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ザ・シューター 極大射程

2007年05月26日 00時05分35秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2007年6月1日公開
監督 : アントワーン・フークア
出演 : マーク・ウォルバーグ,マイケル・ペーニャ,ダニー・グローバー
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元海兵隊の名狙撃手、スワガー。軍を退いて山奥で暮らしていた彼の元を、退役したジョンソン大佐らが訪ねてきた。彼は大統領暗殺の動きがあることをスワガーに話し、その阻止を手伝ってほしいという。スワガーは大統領の遊説先を狙撃手としての経験を活かして調査し、唯一と思われる狙撃ポイントを発見。演説当日も大佐らとともに、現場の見張りについた。すると銃声が鳴り響いた…撃たれていたのはなぜかスワガー自身だった。
2000年に「このミステリーがすごい!」の海外作品部門第1位となった、スティーブン・ハンターの小説を原作としたミステリー・アクション。欺かれた元海兵隊の名スナイパーが、自らの掟と名誉のために激しく戦う姿を描く。主人公のボブ・リー・スワガーを演じるのはマーク・ウォルバーグ。銃の名手であり、精神的にも肉体的もタフな男を、一本筋の通った力強い演技で表現。巨大な敵に立ち向かう孤高のヒーロー像を見事に作り上げた。その周囲にはベテランのダニー・グローバーや『クラッシュ』『ワールド・トレード・センター』のマイケル・ベーニャらを配置。監督はアントワーン・フークアが務めた。
試写会にて観賞。「ディパーテッド」で今年度アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされたマーク・ウォルバーグ主演のアクション作品。国を守る側の人間が組織の陰謀で犯人にされるなんて話は使い古された流れ激しい銃撃戦の中、主役には一発も銃弾が当たらないってのはお決まりパターン。まぁこういうジャンルはあんまり飽きるって事がないからいいけどね…。個人的にはもうちょい主人公と警察のドンチャン騒ぎが欲しかった気がします。それに主人公の考え方もイマイチ理解できません愛国心だの何だのって言って正義の味方みたいなこと言ってるけど悪党何の迷いもなくバンバン殺して、自分が正しいんだって思ってるのが観ていてガッカリしました。何だかんだ言って結局武力で解決するのか!!!ただでさえ残酷な作品なのに、こんな終わり方じゃ子供には絶対見せられないよ~。そこまで人殺して、昔殺された親友は喜ぶのか??とドラマの台詞のような言葉が思い浮かびました(笑)
アクション映画としてなら補欠合格にしましょうかね。「ワールド・トレード・センター」で号泣させられたマイケル・ペーニャが出てるから、それだけお腹いっぱいです(笑)

この作品の評価・・・・70点
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名犬ラッシー

2007年05月25日 22時21分26秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2005年
製作国 : アイルランド=イギリス=フランス
2006年12月23日公開
監督 : チャールズ・スターリッジ
出演 : ピーター・オトゥール,サマンサ・モートン,ジョン・リンチ
official site

イギリスはヨークシャーの炭鉱町に暮らす9歳のジョーと美しいコリー犬のラッシーは親友であり、かけがえのない家族だった。ところが、炭坑の閉鎖で父が職を失うと、困窮する一家はラッシーを裕福なラドリング公爵に売らざるをえなくなる。第2次世界大戦開戦に揺れるロンドンから疎開してきた孫娘シーラを元気づけるために手に入れたものの、何度も脱走を図るラッシーを、公爵は遥か北のスコットランドの城へ連れて行く…。
今また「名犬ラッシー」と思う向きもあるかも知れない。しかし、妙に擬人化された動物ものが量産されている昨今、貧困や愛する家族との別離の辛さを丁寧に、かつまたラッシーの旅路の波乱万丈をダイナミックに描いた本作こそ、正真正銘の心に染み入る作品と言える。あまりにも繰り返し映像化されてきたがゆえに忘れられがちだが、1940年に出版されたエリック・ナイトの原作小説に忠実に沿ったストーリーと、美しい映像で力強く展開して行く正攻法にも好感が持てる。ジョー役のジョナサン・メイソンもシーラ役のヘスター・オジャースも、いわゆる美少年・美少女とはいえないが、そこがまた物語にリアリティを与えている。
「あれ?パトラッシュじゃないの!?」と開始早々「フランダーの犬」ではないことに気づきましたが、そんな事も観ている間に何とも思わなくなり、いつのまにか感動してました(笑)飼い主の男の子とラッシーの絆がホントによく伝わってきました!人間同士の交流だけではなく、犬同士の交流も描かれていて、観ていて飽きることはありません!男の子の可愛いくてラッシーに対する愛情表現も観ていて伝わってきたけど、何と言ってもラッシーの演技力がホントに素晴らしい下手な日本人俳優なんかより何倍も良い演技してたし、観客を泣かせるだけの力も持ってますよ(笑)壮大な自然を背景に犬と人間の熱い絆を感じ、途中の悲しいお別れシーンは悔しいけど犬に泣かされましたですが、現実的に考えて800kmも飼い主を思い続けて帰ってこれるのでしょうか??しかも迷わずにねまぁ細かい事は気にしなければ子供から大人まで楽しめて感動出来て泣ける映画だと思います♪ラストも終わり方も定番だけどジィ~ンときたしね。
最後に一つだけ…。ネッシーはホントにいるのか??ホントにいるなら次回作は「怪獣ネッシー」がいいな☆

この作品の評価・・・・83点
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ゲゲゲの鬼太郎

2007年05月13日 19時57分19秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年4月28日公開
監督 : 本木克英
原作 : 水木しげる
出演 : ウエンツ瑛士,井上真央,田中麗奈,大泉洋,間寛平,室井滋,小雪
official site

ゲゲゲの森で、鬼太郎は父親の目玉おやじ、猫娘、子なき爺、砂かけ婆ら仲間たちに囲まれ、のんびりと暮らしていた。そんなある日、人間の少年から助けを求める手紙を受け取った鬼太郎は、人間界へと赴く。一方、妖怪界でも大事件が起こる。ねずみ男が偶然迷い込んだ地下世界で見つけた、光り輝く不思議な石。宝石とカン違いし、人間に売り飛ばしてしまったそれは、悪しき妖怪の幾千年もの怨念が宿った<妖怪石>だった…。
水木しげるの国民的妖怪マンガを、豪華キャストと最新VFXで実写映画化。鬼太郎役のウエンツ瑛士を始め、そうそうたる俳優がおなじみのキャラクターに扮する。原作のイメージに忠実なキャスティングの妙は、なかなかの見ごたえ。ちなみに目玉おやじの声は、全アニメシリーズで同役に扮した田の中勇。3DCGとなった目玉おやじは、なんと瞳孔まで動き、より表現力豊かなキャラクターになっている。鬼太郎の妖怪大裁判、未知なる夜見の国へ向かう妖怪機関車などのエピソードは原作から抽出したものだが、ストーリーはまったくのオリジナル。鬼太郎の淡い恋も見どころ。またVFXでは、『少林サッカー』を手掛けた香港のCGプロダクション「セントロ・デジタル・ピクチャーズ」も参加している。
客層はやはり10代が多いですね。外人顔の鬼太郎がどこまで本物に近づけるかが試された今作。まぁ予想してたよりは合格点だろうが、最も目立っていたのは大泉洋演じるねずみ男だろうね。ねずみ男はホントにアニメから飛び出してきたぐらい似てたし笑わせてもらいました!!CGもなかなか良く出来ていて「どろろ」みたいに、ちゃっちくなかったです♪ただ、ゲゲゲの鬼太郎を実写化するのはやはり完璧にとはいかなかったようです。①何で子供たちは鬼太郎ポストを知ってたのだろうか??②鬼太郎の片目は目玉のオヤジになったんじゃないの?なのに鬼太郎はちゃんと両目ある…③何で店から盗んだのがお父さんってすぐにバレたのか。その他にも幾つか引っかかるところはありました鬼太郎が今時の若者っぽい喋り方なのも変だし、鬼太郎と猫娘との恋もあんまりしっくりきませんでしたそして何より鬼太郎が一瞬ツルハゲになったのは衝撃映像でした今回は鬼太郎の力じゃなくて、ねずみ男とモト冬樹の力なのかもしれませんね(笑)鬼太郎が健太から強引に妖怪石を奪えばこんな大変な事にはならなかったのでは??

この作品の評価・・・・75点
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狩人と犬、最後の旅

2007年05月12日 19時05分18秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2004年
製作国 : フランス,カナダ,ドイツ,スイス,イタリア
2006年8月12日公開
監督 : ニコラス・ヴァニエ
出演 : ノーマン・ウィンター,メイ・ルー,アレックス・ヴァン・ビビエ
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ノーマン・ウィンター(ノーマン・ウィンター)は、50年間ロッキー山脈で罠猟を続けてきた。彼はネイティブ・アメリカンの妻、ネブラスカ(メイ・ルー)や犬ぞりを引く犬たちと厳しい大自然の中で暮らしてきたが、そろそろ引退を考えていた。そんな折、彼は犬ぞリのリーダーである長年の相棒を交通事故で失ってしまう。
フランスで『皇帝ペンギン』や『ディープ・ブルー』をしのぐ興行成績を記録した、北極圏に実在する老狩人の真実のドラマ。犬ぞりなどを使う伝統的狩猟方法を貫くノーマン・ウィンターの、シンプルかつ機能的な暮らしを映し出す。自身も冒険家であるニコラス・ヴァニエ監督が惚れ込んで映画化しただけあり、その迫力の映像は圧巻。季節毎に表情を変える大自然の中で動物と共存する“最後の狩人”の姿に感服する。
一見、「南極物語」のような気もしましたが、「南極物語」のようなストーリー性はあまり感じられず、脚本より自然の美しさを強調させたドキュメンタリーのような作品だったと思います!でもその自然の美しさもずぅ~っと見せられると誰だって飽きますって(笑)淡々とした話が続きすぎて終わる頃には熊じゃなくて睡魔が襲ってきましたそんな中で頑張ってるのが犬たち。彼らの演技力(?)はホントに素晴らしかったですまぁ全体的に退屈な作品ではあるけど、自然との共存というメッセージも伝わってきます今の地球は人間が自然界に足を踏み入れ過ぎていて、そのバランスは崩れつつあります。そんな今の世の中でこの映画の中の主人公は常に自然を守りながら生きていくという事をモットーにしているのです。そういうところは自分たちが見習わなきゃいけないなーって感じました

この作品の評価・・・・64点
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木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

2007年05月11日 18時42分29秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年10月28日公開
監督 : 金子文紀
脚本 : 宮藤官九郎
出演 : 岡田准一,櫻井翔,塚本高史,岡田義徳,佐藤隆太,酒井若菜,阿部サダヲ
official site

ぶっさんこと公平が死んで3年。それは、キャッツの面々も、それぞれの道を歩き始めていたある日のことだった。ひとり木更津に残り、市役所に就職していがバンビが、謎の声を耳にする。ソレを作れば彼はやってくるだろう。と、なぜか英語“if you build it, he will come”で聞こえてきたそのメッセージを、バンビはぶっさんからのものだと解釈。アニとマスター、それにうっちーを木更津に呼び戻そうとするのだが。声の示すit(それ)って一体??
売れっ子、宮藤官九郎の脚本で、V6の岡田クンらキャッツのメンバーが騒ぎ倒す青春群像劇。愛するのは哀川翔と野球とバンド、怪盗団。余命半年と宣告されながらも生き続けるぶっさんとキャッツたちのモラトリアムな日々は、02年にテレビシリーズとして放送された。続く03年に映画版が公開。映画版第2弾となる本作は、完結編だ。ハイテンションなムードはそのまま。キャッツのメンバーに加え、阿部サダヲ、山口智充、古田新太らの芸達者な脇役陣も健在。再び集結するキャッツのメンバーが見つめる先にあるものは……。ドラマ&前作を知らないとついていけないネタも多いが、とりあえず本作を体験してから、キャッツたちの軌跡を楽しむのもアリかも。
ドラマも映画1作目も観てない自分がいきなり完結編の本作を観ちゃいました誰がどんな人間で今までどんな事があったのかは、もちろん理解できなかったけどそれでも楽しめたと思います!ぶっさんが岡田くんで、ぐっさんが山口智充ってところが自分にとっては紛らわしかったです(笑)出演者はすごく豪華で個性的な役ばかりなので初めてこのシリーズを観た人でも笑えると思います!個人的には栗山千明の女自衛隊が好きかな(笑)ぶっさんの“ばいばい”って言葉は最後にジ~ンとさせるしホントにこのシリーズが終わってしまうんだなと、ちょっと感動しましたぁどっちかって言ったら本作より『フィールド・オブ・ドリームス』の方が観たいって気持ちもあるけどね(笑)まぁクドカン好きの人には良い作品だけど、誰が観ても楽しめるってほどではない気がします。やっぱりこういうジャンルって好みがあるもんね~~

この作品の評価・・・・71点
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ライアンを探せ!

2007年05月10日 00時13分31秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年12月16日公開
監督 : スティーブ・“スパッツ”・ウィリアムズ
声の出演 : キーファー・サザーランド,ジェームズ・ベルーシ,エディ・イザード
official site

NY動物園のライオンの親子、父サムソンと息子ライアン。ライアンはライオンらしく吠えることができず、野生で育ったワイルドな父にコンプレックスを感じていた。そんな時もの知りな鳩から“緑の箱”で外の世界に出られると聞いたライアンは、父と喧嘩したのをきっかけにその箱へ入りこむ。すると箱には鍵がかけられ、彼はトラックで運ばれていってしまった。それを知ったサムソンはライアンを追いかけて動物園を飛び出すが……。
連れ去られてしまった息子ライオンを探すため、父親ライオンとその仲間たちがニューヨーク、そしてジャングルで大冒険を繰り広げるCGアニメーション。力強い“野生の王者”として見られているが実は弱い父親ライオン・サムソンが、息子のライアンを探す過程で本当の“強さ”と“勇気”を手にしていく姿を描いた暖かな作品だ。動物たちの姿はCGで丁寧に描かれており、特にサムソンやライアンの毛並みの質感は思わず手で触れてみたくなるほどのリアリティをもって表現されている。字幕版の声優では、サムソンをキーファー・サザーランドが好演。日本語吹き替え版ではお笑いコンビのオリエンタルラジオがおしゃべりカメレオンを演じている。
ライオンだから“ライアン”なんだろうか?そんな事はどーでもよくて、感想はストーリーよりCG技術の方が良かったと思います♪動物の毛並みや動きがすごくリアルで驚きました!!肝心のストーリーの方は「ファインディング・ニモ」と「マダガスカル」を足して2で割った感じの話なので新鮮さはありませんでした親子愛をテーマにしているところは良かったと思うし、ラストの終わり方も好きだけど最後の最後に動物たちが船の上でダンスするっていうありえない映像を診てせっかくの感動を台無しにしているような気がしてなりませんでしたそれとNYのど真ん中でライオンとかキリンがいるのに人は誰も気づかないのも考えてみれば変な話そういうところは子供向けだなぁって思いました。
まぁ親が子供に見せるのであればおススメだけど大人が観ると何か物足りなさが残るCGアニメって感じでしたとさ

この作品の評価・・・・68点
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虹の女神 Rainbow Song

2007年05月09日 00時32分54秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年10月28日公開
監督 : 熊澤尚人
出演 : 市原隼人,上野樹里,蒼井優,酒井若菜,鈴木亜美,相田翔子,小日向文世
official site

小さな映像制作会社にようやく就職し、日々苛酷な労働を強いられている岸田智也に、友人であり会社の同僚でもあった佐藤あおいがアメリカで事故死したと知らせが届く。大学時代、智也の失恋騒ぎをきっかけに親しくなったあおいは、映画研究会に智也を引きずり込み、監督作「THE END OF THE WORLD」に主演させたのだった。卒業後、定職に就けないでいた智也に今の仕事を世話したあおいはひとり渡米する。
届かぬ想い、すれ違う心、失って初めて気づく大切な存在。ここには普遍的な恋愛のかたちがある。失恋したから、もう日本にはいたくない。でも、そばにいてと言われたら、きっと行かない――そんな女心に、鈍いのかずるいのか応えられない主人公・智也を演じる市原隼人がいい味だ。若い世代の心の揺れを描くのが抜群に上手い岩井俊二が、自身でメガホンをとらない初のプロデュース作品だが、日常の会話に潜む可笑しさとせつない恋心に満ちていて極めて岩井俊二らしい。また、岩井同様、学生時代に自主映画制作にのめり込んだ監督・熊澤尚人の8ミリ映画への愛が上野樹里演じるあおいの熱意に重なる。原案は脚本も手がけた人気作家の桜井亜美。
映画としては珍しい(?)8章立てのストーリー。1章でいきなりあおいが死んだってことにしたのは斬新かもしれません。夢を持っていて妹思いで男っぽい性格な上野樹里演じるあおいと、恋愛には不器用な市原隼人演じる智也の2人の感情にも共感できたし見ていてちょっと羨ましくも思えました(笑)そんな2人と引けを取らず存在感があるのが蒼井優!彼女は演技力も上手いけどホントに作品に恵まれてる気がします。ストーリーもすごく良かった!最近の恋愛映画って“現実にはこんな事あるわけないよ”って思う作品ばかりだけど、この映画はどこかの大学で実際に起きてそうなくらい自然でした♪あっ、でも劇中に流れてた“ジュピター”の音楽は駄目だったかなあのメロディ聴くと歌詞つけて歌っちゃう(笑)それと鈴木亜美が出てたのが驚きでした!!最初気づかなかったし…

この作品の評価・・・・85点
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機械じかけの小児病棟

2007年05月05日 23時25分50秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2005年
製作国 : スペイン
2006年7月15日公開
監督 : ジャウマ・バラゲロ
出演 : キャリスタ・フロックハート,リチャード・ロクスバーグ,エレナ・アラヤ
official site

イギリス、ワイト島のマーシー・フォールズ小児病院は老朽化のため閉鎖間近だった。その病院に派遣されてきた看護婦エイミーは、重い病に苦しむ子供たちが夜な夜な何かにおびえていることに不審を抱く。病院には、古くから「機械少女」と呼ばれる少女の幽霊が出るという噂があり、少女がかつて入院していた病室には鍵が掛けられ立ち入り禁止となっていた。やがてエイミーは過去の記録からかつて病院で起きたおぞましき惨劇を知る。
監督は、『ダークネス』で世界を震撼させた、スペイン映画界が世界に誇る新世代の“恐怖の巨匠”ジャウマ・バラゲロ。これはバラゲロが幼児期の恐怖体験をもとに究極の恐怖を映像化した最新のそして最高傑作である。製作は『マシニスト』など数多くの世界的ヒットを飛ばし、スペインを世界一の恐怖映画大国へと押し上げたフリオ・フェルナンデス。出演は「アリーmyラブ」で世界の人気者となったキャリスタ・フロックハートをはじめ、『ハリーポッターと秘密の部屋』のジェマ・ジョーンズら、超一流の国際的キャストが集められ本格的な演技で本物の恐怖を盛り上げる。
スペイン映画ってだけでどんなものかワクワクして観ましたが、観終わった後で何も残らない作品だと思いましたホラー映画らしいけど怖さが全くないんです…。途中で盛り上がりがあればいいけどそれも無いしラストですら特に衝撃的奈展開もなしタイトルが“機械じかけの小児病棟”ってぐらいだから病院自体に忍者屋敷みたいな仕掛けがあるのかと思いきや、結局は機械じかけなのは霊だったってのも、またつまらんでも骨折する瞬間の音とかは妙にリアルで良かったかも(笑)でも骨折するのが子供ばかりってのは見ていてちょっとかわいそうに思いました…。何だかんだ言っても病院は怖いね

この作品の評価・・・・55点
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007年05月03日 21時16分22秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年4月14日公開
監督 : 松岡錠司
原作 : リリー・フランキー
出演 : オダギリジョー,樹木希林,内田也哉子,松たか子,小林薫
official site

1960年代。3歳のボクは、遊び人のオトンを捨てたオカンに連れられ、小倉から筑豊のオカンの実家に戻ってきた。オカンは女手ひとつでボクを育てた。オカンの作る美味しいご飯を食べて、ボクは成長した。15歳になって、ボクはこの町を出て行きたくなった。大分の美術高校に入学し、東京の美大をなんとか卒業するが、仕事もせずに、仕送りしてもらい、更に借金を重ねていた。そんな中、オカンが癌に侵されていることが分かった。
ベストセラー小説でTVドラマにもなった「東京タワー」が映画に。原作は、リリー・フランキーの自叙伝的な作品だが、映画では主人公<ボク>を、リリー・フランキーなんだろうなぁと思わせてはいるが、そうと設定せず、あなたの物語としている。<オカン>に、苦労かけていると分かってはいても、ダメな自分を変えられない<ボク>に<オトン>。それは、誰もが若い頃の自分に思い当たることではないだろうか。ドラマチックなようでありながら、ありふれた物語が詩情あふれるナレーションを挟みながら展開される。オダギリジョーのいい意味で力の抜けた絶妙な存在感がいい。樹木希林演じる、強くて愛情深いオカンは、生涯記憶に残るだろう。
原作本も読んでなく、ドラマも1話観てつまらなかったのでそれ以降は観てませんそんな何も知らない自分でもなかなか楽しめた作品でした!とにかく俳優陣の演技が素晴らしい笑わせるところは、ちゃんと笑わせてくれて、泣かせるところは、ちゃんと泣かせてくれる(自分は泣かなかったけど)から映画の中でメリハリが出来てるんですね。主演のオダギリジョーも良かったけど何と言ってもオカン役の樹木希林が素晴らしい!!きっと次の日本アカデミー賞で主演女優賞とれると思います♪そして昔のオカンを演じているのが樹木希林の娘の内田也哉子。やっぱ親子だから顔とか似てるけど演技も似ているから違和感も感じなかったです。ストーリーは今の親子にはあまり無い感情が詰まった話でした。やはり親っていうのは何年経っても親だし、子供は何年経っても子供のままなんだと改めて思いました。でも良い話のわりにイマイチ感動できなかったのが残念ですラストに号泣できるような終わり方にしてくれたら完璧だったけど、全体的に単純でもう一つ何か足りなかった気がします…そして途中途中で出てくる昔のオカンやボクあれがせっかくの世界を台無しにしてしまってたように思えました。あんなオカンがいてくれたら嬉しいけど、あんなに親孝行の息子がホントにいるかと観終わったあとにふと疑問に感じちゃいました(笑)

この作品の評価・・・・77点
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ハンニバル・ライジング

2007年05月02日 01時24分50秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : イギリス=チェコ=フランス=イタリア
2007年4月21日公開
監督 : ピーター・ウェーバー
原作・脚本 : トマス・ハリス
出演 : ギャスパー・ウリエル,コン・リー,リス・エヴァンズ,ケヴィン・マクキッド
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1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、ドイツ軍の爆撃により両親を失い、幼い妹とともに山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ、脱走兵のグルータスらがやって来て、山小屋を乗っ取り、妹を連れ去ってしまう。終戦後、ハンニバルは孤児院へ送られるが、そこはかつてのレクター家の古城で、難なく脱走に成功。長旅の末、パリの叔父を訪ねた彼を迎えてくれたのは、美しい日本女性レディ・ムラサキだった。
トマス・ハリスが生んだ、映画史上最も凶悪で、最も人気の高いキャラクター、ハンニバル・レクターの若き日を描く、シリーズ最新作。彼がいかにして人喰い殺人鬼となったのかを描くとともに、高尚な趣味を持ち、類い希なインテリジェンスを誇るハンニバルのバックグラウンドに迫る内容になっている。ハンニバルはレディ・ムラサキと出会い、そのエキゾチックな魅力の虜となりながら、茶道や華道、武道など雅の心を学んでいき、それがのちのハンニバルに大きな影響を与えていたのだ。また、最愛の妹を失ったときのトラウマによって、彼の残虐性が呼び覚まされていく。これまでのシリーズとはテイストの違うサスペンスになっている。
「羊たちの沈黙」も「ハンニバル」も「レッド・ドラゴン」も観てない自分が本作を鑑賞。でも今回はレクター博士がいかにして凶悪な殺人鬼になったのか、つまり「羊たちの沈黙」以前の物語なので予習なくても楽しめるし、続きモノとは思えないほど一つの作品にまとまってたと思います!何が面白いって、レディ・ムラサキが悪者に捕まって、助けに行くのがスパイダーマンでもバッドマンでもなく、人食い殺人鬼のレクター博士だということ(笑)これは今までに無い感覚でしたぁ♪今まで自分の中ではレクター博士は元々残酷な人間だと思ってたけど実際は妹思いのお兄ちゃんだったんですね。そんな姿や途中でヘマをしたりする姿を見ると本当にこの後に天才的な殺人鬼になるのかと少し疑問に思えましたでも気になったのはレディ・ムラサキは日本人よいう設定なのに演じてるのはコン・リーなんですなまぁ今の日本人女優の中でこういう難しい役を演じられる人がいないから仕方無いのかもしれないけど…。たくさんの残虐なシーンはあったけど一番グロかったのは指を縫うシーンかなぁ~

この作品の評価・・・・86点
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