製作年:2015年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2015年11月27日
監督:サイモン・カーティス
出演:ヘレン・ミレン,ライアン・レイノルズ,ダニエル・ブリュール,ケイティ・ホームズ
official site
アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマンは、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディの助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り…。
ナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマ。肖像画のモデルとなった女性のめいで、戦争に運命を翻弄された実在の主人公をオスカー女優ヘレン・ミレンが好演する。彼女とタッグを組む弁護士に、『[リミット]』などのライアン・レイノルズがふんし、『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールらが共演。『マリリン 7日間の恋』などのサイモン・カーティスがメガホンを取る。
ナチスに奪われたクリムトの名画を取り戻すために、オーストリア政府を相手に訴訟を起こした女性の物語。アカデミー賞女優のヘレン・ミレンと、ライアン・レイノルズのコンビがとても新鮮で面白い。実話だと思うと、政府を相手に訴訟を起こすなんてすごい女性だなと思いました。絵の所有権は誰にあって、遺言状の効果はあるのか。裁判の行方を描くと同時に、マリアの半生も描かれています。幸せの絶頂から、ナチスからの迫害。そして国外へと逃亡しようとするマリアが背負ってきた壮絶な人生に驚きました。ナチ政権時代の出来事があったからこそ、マリアは何としてでも絵を取り戻して家族との絆や思い出を大切にしたかったのかもしれません。絵については全く知識がありませんが、戦争に翻弄された家族、戦争の恐ろしさを感じられる作品でした。希望が持てるラストも良いですね。とても良い話でしたが、途中でマリアの気持ちが揺らぐ場面があります。そこをもっと丁寧に深く描いてくれれば共感できたと思います。なんで急に気持ちが変わったの?と疑問に感じたので…。
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2015年11月27日
監督:サイモン・カーティス
出演:ヘレン・ミレン,ライアン・レイノルズ,ダニエル・ブリュール,ケイティ・ホームズ
official site
アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマンは、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディの助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り…。
ナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマ。肖像画のモデルとなった女性のめいで、戦争に運命を翻弄された実在の主人公をオスカー女優ヘレン・ミレンが好演する。彼女とタッグを組む弁護士に、『[リミット]』などのライアン・レイノルズがふんし、『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールらが共演。『マリリン 7日間の恋』などのサイモン・カーティスがメガホンを取る。
ナチスに奪われたクリムトの名画を取り戻すために、オーストリア政府を相手に訴訟を起こした女性の物語。アカデミー賞女優のヘレン・ミレンと、ライアン・レイノルズのコンビがとても新鮮で面白い。実話だと思うと、政府を相手に訴訟を起こすなんてすごい女性だなと思いました。絵の所有権は誰にあって、遺言状の効果はあるのか。裁判の行方を描くと同時に、マリアの半生も描かれています。幸せの絶頂から、ナチスからの迫害。そして国外へと逃亡しようとするマリアが背負ってきた壮絶な人生に驚きました。ナチ政権時代の出来事があったからこそ、マリアは何としてでも絵を取り戻して家族との絆や思い出を大切にしたかったのかもしれません。絵については全く知識がありませんが、戦争に翻弄された家族、戦争の恐ろしさを感じられる作品でした。希望が持てるラストも良いですね。とても良い話でしたが、途中でマリアの気持ちが揺らぐ場面があります。そこをもっと丁寧に深く描いてくれれば共感できたと思います。なんで急に気持ちが変わったの?と疑問に感じたので…。
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)