股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

GANTZ: PERFECT ANSWER

2011年04月30日 11時29分40秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年4月23日公開
監督:佐藤信介
出演:二宮和也,松山ケンイチ,吉高由里子,本郷奏多,夏菜,伊藤歩,田口トモロヲ,山田孝之
official site

黒い謎の球体―GANTZ(ガンツ)―に召還され、異形の“星人”と呼ばれる存在との戦いを強いられる人間たち……。玄野計と加藤勝は、星人=敵を殺さなければ脱出できないという理不尽な状況に追い込まれる。戦いを続け、生き抜くことを選択する玄野と、暴力に支配された世界を嫌悪し、戦いを否定する加藤。対立する2人を軸に、極限状態に追い込まれた様々な人間たちの想いが交錯していく。終わることのない苛烈な戦闘の中で、2人がこの不条理な世界に下した究極の選択とは……。
謎の球体“ガンツ”に巻き込まれる人々と、独創的な世界観を描いた「GANTZ」2部作の後編。監督は前作同様、佐藤信介が担当。「嵐」の二宮和也と松山ケンイチを起用し、カリスマ的な人気コミックを映画化した『GANTZ』。その独創的な世界を、まずは見事に実写化してみせた前作に続き、完結編となる本作では、いよいよ映画版オリジナルの展開を見せる。

ついに完結!原作本を読んだことがない自分としては新鮮な気持ちで観れたわけですが、それでもこの終わり方はどうなのか…。完璧な答え〈PERFECT ANSWER〉が出たとは思えません!無理やりに終わらせたというか納得できるようなオチではありませんでした。前作の方がまだ単純で良かったかも

「めんどくなったから全員生き返らせました。なぁ最後はハッピーエンドだから文句ねえだろ?」

と製作者側から聞こえてきそう(笑)
後半にいくにつれて早回しで進めすぎてましたね。山田孝之はいつから星人の繋がってたか?前作part1は星人との戦いがメインに描かれていて、まぁまぁ良かったけど今回はほとんど星人が出てこないので玄野くんがいつからあんなに強くなったのかが分かりません。省略するのはいいけど肝心なところは描くべきです!彼らがなぜ選ばれ、なぜ戦わなければいけないのか。根本的な部分を明らかにしてくれないと誰も納得しませんよ。。まぁ電車の中での戦闘シーンは迫力あって良かったかな。

で結局…ガンツって何だったの!?(笑)

この作品の評価・・・・62点
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ブレイキング・ポイント

2011年04月29日 12時26分37秒 | 映画評論ハ行
製作年:2008年
製作国:アメリカ
劇場未公開
監督:ローワン・ウッズ
出演:ケイト・ベッキンセイル,ガイ・ピアース,フォレスト・ウィッテカー,ダコタ・ファニング

ミシガン州の小さな街のレストランで突如起こった拳銃乱射事件。犯人は2人を射殺し、自身も自殺した。父を殺された少女アニー、アニーの幼馴染ジミー、レストランのウェイトレス・カーラ、撃たれたものの奇跡的にかすり傷で済んだチャーリー、そして犯人と入れ違いになった医者のブルース。それぞれが事件で心に深い傷を負ったのだった。アニーは信仰にはしり、ジミーは自分のからに閉じこもる。カーラは赤ん坊をだしにしてブルースに近付き、ブルースは妻を新薬の実験台にする。そしてチャーリーは生き残った幸運を利用してギャンブルにのめりこむ…。
ケイト・ベッキンセイル、ガイ・ピアース、ダコタ・ファニング、フォレスト・ウィッテカー、ジェニファー・ハドソン、ジョシュ・ハッチャーソンら豪華キャストで贈る多視点サスペンス!平和な日常、突如起こった乱射事件を起点に、被害者たちの変わりゆく運命と事件の表層に隠された真実を巧みな構成で描く

事件の現場に偶然居合わせてしまった人々のその後を描いた作品。事件が起きた背景を追うでもなく、被害者たちの視点から、しかも事件後の時間を描いているのは今までの映画には、なかなか無いと思います。この作品、出演者たちに注目すると主役級の役者が揃っているの驚きです
さて肝心の内容なんですが、冒頭の発砲事件のシーンは衝撃的でした。しかしそのインパクトが物語が進むにつれて薄れていってしまった気がします。事件の真相が明らかになっていく部分もあるけど、被害者たちの事件後を見ても「あぁショックだろうな」くらいにしか思えない。しかし登場人物たちのそれぞれの悩みっていうのは1人1人違っていて見ごたえがあったかなと思います。事件に直接遭遇していない人も間接的に関わり、そして苦しむ。1つの事件が多くの人々の人生を狂わしてしまう怖さを感じました。彼らはきっと何かから必死で這い上がろうとして、事件後にあんな行動を取ったんではないでしょうか…。良い作品だと思うけど、4つの物語がもっと混ざりあってくれれば、もっと良かったと思います。もう少し大きな感動があれば良かったですね。俳優陣の演技にだいぶ助けれられた作品でした。

この作品の評価・・・・60点
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バウンティー・ハンター

2011年04月28日 20時53分56秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2010年7月10日公開
監督:アンディ・テナント
出演:ジェニファー・アニストン,ジェラルド・バトラー,クリスティン・バランスキー
official site

マイロ・ボイドはギャンブル好きのバウンティー・ハンター。バウンティ・ハンターとは、報奨金目当てに犯罪者や逃亡者を捕まえる賞金稼ぎのこと。だが今やマイロはギャンブルの負けが嵩んで借金まみれ。返済のために、どうしても報奨金を手に入れなければならない状況だった。そこで彼は、新たなターゲットとして保釈中の新聞記者ニコール・ハーレイに狙いをつける。だが実は、ニコールはマイロの元妻だったのだ。妻に捨てられた恨みと報奨金の5000ドルが、マイロのモチベーションを高める。早速、追跡を開始するマイロ。執拗な追跡を続ける元夫と、あの手この手で逃げ続ける元妻。だがその一方で、2人は知らぬうちにある組織の陰謀に巻き込まれていた。
“バウンティー・ハンター”とは、全米のほとんどの州が免許を発行しているという、アメリカに存在する職業のこと。本作ではバウンティー・ハンターの免許を持つ元夫が、5000ドルの懸賞金のかかった新聞記者の元妻を捕まえようとしたことから、とある事件に巻き込まれていく。『300<スリーハンドレッド>』の肉体派ジェラルド・バトラーと、ドラマ「フレンズ」のジェニファー・アニストンが繰り広げる珍道中は、なんともコミカルでキュート。

元夫婦の追いかけっこに、殺し屋や借金取りまで絡んでくるというドタバタなコメディ・アクション。物語の話としては難しいわけではないし登場人物たちも個性的でまぁまぁの笑いもあって良いのですが、王道のストーリーで物足りなさが出てました。まとまってはいるものの、これといって見どころがあるわけでもありません。前半のテンポの良さはいいけど後半になってくるとダレてきます。好きだけど素直になれない
2人のやり取りがちょっとイライラしてくる(笑)つまらなくはない普通のラブコメ映画でした。ジェラルド・バトラーは相変わらずのカッコよさですね♪バウンティー・ハンターっていう職業が本当にあることが驚きでした!

この作品の評価・・・・66点
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ミラーズ2

2011年04月26日 10時15分33秒 | 映画評論マ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
劇場未公開
監督:ヴィクター・ガルシア
出演:ニック・スタール,ウィリアム・カット,エマニュエル・ヴォージエ

父親の勧めでビルの夜間警備員として働くことになったマックス。ある夜、彼は勤務先で鏡に映る不気味な少女を目撃する。以降、そのビルで働く社員が何者かに惨殺される事件が立て続けに発生。自分の家族に危険が迫っていることを知った彼は、謎の解明に奔走し、ある少女失踪事件と一連の事件が関係していることを突き止める。そして、ビル設立の背後に隠された恐ろしい真実を知ることに……。
キーファー・サザーランド主演スマッシュヒット作の続編!呪われた「鏡」がもたらす恐怖を描いたサスペンスシリーズ第2弾。主演は『ターミネーター3』のニック・スタール。

キーファー・サザーランド主演「ミラーズ」の続編。と言っても話は繋がっていないので全くの別物。調べてみたらアメリカでも日本でもDVDスルーなんですね今回も呪いの鏡によって人々が殺されていくっていう展開なのですが、前作とは違い本作は“行方不明になった少女の怨念”によって登場人物たちが死んでいくっていうオカルト映画。前作のような悪魔的な感じではなく、復讐の話なので怖さが半減していますね。これならミラーズの続編として作る意味があるのかどうか…(笑)殺され方としては前作と同様にグロ度は高いかなと思います。もうちょい殺される人間を増やして欲しかったかなとも思いますが。鏡の中の女性は怖そうに見えて怖くないラストは貞子のようなオチで終わってしまっていて「ふ~ん…」程度の感想。でも女性の脱ぎっぷりは素晴らしいね(笑)
“続編だから”と期待して観たらガッカリします!前作のキーファー・サザーランドの存在感と比べたら、今回はニック・スタールの存在感がかなり薄いので、主役は鏡の中の女性だと思ったほうが良さそうです。「ミラーズ」に似てる作品と思って観れば、そこそこは楽しめると思いますよ。

この作品の評価・・・・58点
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[リミット]

2011年04月25日 00時03分52秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2009年
製作国:スペイン
2010年11月6日公開
監督:ロドリゴ・コルテス
出演:ライアン・レイノルズ
official site

イラクで働くアメリカ人トラック運転手のポール・コンロイは、突然何者かに襲われる。しばらく意識を失っていた彼が目を覚ましたのは、閉ざされた箱の中だった。しかもその箱は、土に埋められているらしい。容易には脱出不可能な状況の下、箱の中に残された空気で生命を維持できるのは、わずか90分程度であることに気付く。手元にあるものは、充電切れ間近の見慣れない携帯電話に加えてライター、ナイフ、ペン、酒。死は毎秒ごとに忍び寄ってくる……。果たしてポールは脱出できるのか?そして、彼がそこに埋められた理由とは…?
理由もわからず突然、土中の箱に閉じ込められた男が、死へのタイムリミットが迫る中、わずかな道具を頼りに脱出を試みるシチュエーションスリラー。主演は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のライアン・レイノルズ。地中に埋められた棺の中の主人公しか映し出さないという、非常に限定された空間でドラマが進んでいく意欲作だ。閉塞された空間ながら観客の集中力を途切れさせないのは、携帯電話という外界とつながる手段があるから。画面には映し出されないが、主人公同様、通話の相手を想像しながら見ているので、その間は一瞬、現在の状況を忘れるのだ。あの手この手で飽きさせない工夫も凝らし、最後まで目が離せない。

土に埋められた密閉された箱の中に閉じ込められた男の脱出劇を描いた本作。この手の作品で重要なのは、最後まで観客を同じ映像で如何に飽きさせないかである。そしてSAWシリーズのようなドンデン返しを期待!…してたのにあっさり終わって拍子抜けしてしまいました。しかし自分も箱に入っているような息苦しさは伝わってきます。主演のライアン・レイノルズの迫真の演技は良かった!けれどポール・コンロイの行動に疑問を感じました(笑)
・ひたすらケータイで外部に無駄な電話しているけど、もうちょいバッテリー残量気にしようね。
・電話の相手が増えてきて、誰が誰だか分かりづらい!
・途中で蛇が出てきて隙間から逃げていったけど、その時に「もしかして出口があるかも!?」って思わなかったのかな?
・ナイフがあるのだったら木の棺を破って外に這い上がろうとすればいいのに…ナイフは指を切るためだけど道具?つーか指切る必要あった?
低予算でここまで期待させる作品を作ったことは評価できますが、90分間でもっとハラハラドキドキさせる演出を加えて欲しかったです。観終わったあとは「結局これで終わり!?」って感じでした。

この作品の評価・・・・61点

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信さん・炭坑町のセレナーデ

2011年04月24日 12時14分34秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年11月27日公開
監督:平山秀幸
出演:小雪,池松壮亮,石田卓也,柄本時生,小林廉
official site

昭和38年。辻内美智代は、故郷である福岡の炭鉱町に小学生の息子・守と共に帰ってくる。そこは、炭鉱によって支えられ、男も女も子供たちも貧しくとも明るく肩を寄せ合って暮らす町であった。ある日、悪ガキたちに囲まれた守の前に一人の少年が現れ、鮮やかに相手を打ち負かし守を救う。町では知らぬものはいない札付きの少年、信さんこと中岡信一だった。親を早くに亡くし、親戚に引き取られていた信さんは、いつも疎まれ厄介者のような扱いを受けていた。誰も自分のことなど分かってくれない、そう思ってきた信さんにとって、息子を守ってくれたこの事件を期にやさしく接してくれる美智代は特別な存在となっていく。
福岡県のとある炭坑町を舞台に、炭鉱の繁栄と衰退に翻弄され、時代の波に流されながら、明るく必死に生きる人々の日常を描いたヒューマンドラマ。福岡県出身の辻内智貴による同名原作を、『愛を乞うひと』のコンビ、鄭義信の脚本、平山秀幸監督のメガホンにより映画化された。福岡県各地、熊本県荒尾市、長崎県池島など、文化遺産として価値の高い炭坑の遺構が残る場所でロケを敢行、地元の協力を仰いで忠実な時代設定がなされたエネルギッシュな映像には説得力がある。炭坑町に戻り、実の息子だけでなく“信さん”に対しても温かい母性を発揮する女性を小雪が好演。

炭鉱の町を舞台に、その町で懸命に生きている人々を描いた本作。九州の炭鉱の町へやってきた少年と、その少年の姉に恋をした少年。現代社会には無い、人と人との繋がり。そして互いを支えあう気持ち。決して贅沢が出来るほどの生活ではないけれどお金では買えない温かさ、日本人が忘れてしまった大切な心がこの映画、この町には確かに残っていた。懐かしくて古臭いけれど落ち着ける、そんな世界観が伝わってきました。主演の小雪もいいし、大竹しのぶも迫真の演技!
その昔、日本の産業を支えた炭鉱。その炭鉱が閉鎖されるというのは何とも切なかったです。少し地味な部分もあるし結末は予想通りだったので、もう一つ何か欲しかったかな。しかし、綺麗にまとまってはいました。邦画作品としては良作だと思います♪

この作品の評価・・・・65点
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スプライス

2011年04月23日 18時10分10秒 | 映画評論サ行
製作年:2008年
製作国:カナダ=フランス
2011年1月8日公開
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:エイドリアン・ブロディ,サラ・ポーリー,デルフィーヌ・シャネアック
official site

クライヴとエルザの夫婦は、ともに科学者である。2人は法と倫理を無視して禁断の領域に踏み込み、人間と動物のDNAを配合し、新種の生命体を創造するという実験を行う。実験は成功し、新生命体が誕生する。クライヴとエルザはその生命体にドレンという名前をつけ、誰にもこのことが知られないよう、秘密裏に育てていく。ドレンは、急速に美しい女性に成長する。しかし彼女の成長は止まらず、2人の想像をはるかに凌ぐ、得体の知れないモンスターへと変貌を遂げる。クライヴとエルザはドレンを抹殺しようと考えるが、反対に彼女の恐ろしい目的に巻き込まれていく。
常に画期的なビジュアルインパクトを与え続けるヴィンチェンゾ・ナタリ監督が描く、新たなSFサスペンスの傑作。主人公の科学者夫婦に、『戦場のピアニスト』でアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、『プレデターズ』でアクション俳優としても開眼したエイドリアン・ブロディと、『死ぬまでにしたい10のこと』などで高い評価を受け、『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』で長編映画監督デビューを果たし、アカデミー賞の脚色賞などにノミネートされたサラ・ポーリー。

人間によって密かに作り出された生命体。その生命体を人間が育てるっていうのは斬新な設定かもしれない。実験によって生まれたドレンちゃんなのですが、最初は気持ち悪い!!けれど成長していくにつれてお洋服を着たりお化粧をしたりして人間ぽくなっていくので、だんだんと愛着が湧いてきます。夫婦も我が子のように育てていくのですが、やはりモンスターはモンスター。次第に制御できないようになっていくのです…。エルザの親心からのドレンへの虐待は、エルザの過去を考えると何となく共感してしまう。
今までの作品では、新種のモンスターが誕生して暴走して…っていうのが一般的でしたが、今回は“育てる”というお話。途中まではワクワクして観てましたが、クライヴがまさかの性欲に移るとは意外でした(笑)まぁラストは狂暴化して殺されちゃうっていう一般的なオチでまとまってて、そこも残念観終わると、何を言いたいのかハッキリしない普通の映画かなと思います。それにしても人間とモンスターの性行為を見たのは「スピーシーズ」以来かな!?(笑)

この作品の評価・・・・62点
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さんかく

2011年04月22日 23時48分48秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年6月26日公開
監督:吉田恵輔
出演:高岡蒼甫,小野恵令奈,田畑智子,矢沢心
official site

カスタムカーが趣味で釣具ショップに勤める30歳の百瀬と、29歳化粧品販売員の佳代は同棲して2年。付き合いたてのラブラブ感はなく、特に百瀬は佳代との関係にマンネリを感じ、態度や言葉の節々が無愛想になっていた。そんな二人の家に、佳代の妹で中学三年生の桃が夏休みを利用して転がり込んでくる。天真爛漫な桃は、下着同然の部屋着姿でうろついたり、百瀬に耳打ちしてきたりと百瀬を翻弄、佳代がいるにもかかわらず百瀬は桃に惹かれていく。夏休みも終わりに近づき、桃が実家に帰る前の晩、桃がいなくなるせつなさで百瀬は思わず桃を抱きしめてしまう。
倦怠期気味の同棲中カップルの部屋に、彼女の妹が転がり込んだことから、二人に翻弄されていく男の姿を描く恋愛ドラマ。「ROOKIES」シリーズで人気を不動のものにした高岡蒼甫の久しぶりの主演作品。自分に自信がない百瀬は、同棲中の彼女の妹に翻弄されてしまうようなダメ男。しかし、この妄想恋愛を機に、恋人、佳代の不器用な愛し方を知り、何かが変わっていく。カッコよくはないけど、等身大の恋愛を頑張っている多くの男子像、女子像を描いた、共感の嵐が吹きまくるラブストーリーだ。共演は、AKB48の小野恵令奈、「相棒」シリーズの実力派、田畑智子。

女というのは怖い生き物だ。男というのは馬鹿な生き物だ。でも男の自分からすると百瀬の気持ちはよく分かる(笑)ゆる~く、それでいて、しっかり作られているこの作品。マンネリ気味のカップルと彼女の妹の3人が繰り広げる3角関係、そして3人それぞれがストーカーなのに自分では気付いてないところが観ていて面白かったです♪
思わせぶりな態度をとる桃ちゃんの「好きな人に似てるから…」っていう一瞬だけ好きになっちゃった気持ちだって客観的に見れば分からなくもない。佳代の「好きすぎて百ちゃん以外は考えられないの!」っていう気持ちも面白い。百瀬の「自分はストーカーじゃないし、桃ちゃんは俺のことが今でも好きなんだ」っていう気持ちも、男だったら同じ行動をしてしまうのかも(笑)桃みたいな甘えた声であんな風に誘ってきたら誰だって好きになっちゃうって3人それぞれの絶妙な関係が、それを取り巻く人たちの関係がリアルに描かれていて最後まで楽しめました。後半は若干ホラーになってましたが、そこもまた面白い♪結末が気になったのでもう少し観たかったかな。でも揺れ動く人の心が分かり易く伝わってくる良作だと思います!

この作品の評価・・・・77点
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コップ・アウト

2011年04月16日 12時17分24秒 | 映画評論カ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2010年9月4日公開
監督:ケヴィン・スミス
出演:ブルース・ウィリス,トレイシー・モーガン,アダム・ブロディ
official site

ジム・モンローはニューヨーク市警のベテラン刑事。彼は、娘の結婚費用を払うために、自分が所有する1952年製の貴重なアンディ・パフコ選手のベースボールカードを現金に換えようとする。だが、思い通りに事は進まなかった。換金前にカードが盗まれてしまったのだ。一方、ジムの相棒ポール・ホッジスは、真偽の定かでない妻の浮気に気もそぞろ。何事にも集中できず、犯罪捜査にも身が入らない状況だった。トラブルに巻き込まれ、何も失うものがないジムとポールは、あらゆるルールを破る羽目に陥る。途中、レアもの収集オタクで残忍なギャング団のボスとの対決に追い込まれる2人。やがて彼らは、ポールの神経を逆撫でし続ける頭のぶっ飛んだ泥棒デイヴに、協力を求めることになる。周囲を巻き込んで、次第に事態はとんでもない方向に発展していく……。
「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリスと「ロンゲスト・ヤード(05)」のトレイシー・モーガン主演の刑事アクションコメディ。レアもののベースボールカードを奪われた刑事が、相棒と2人で犯人を追いかける中で大騒動が巻き起こる。監督は「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」のケヴィン・スミス。

もっとアクション映画を期待してたのにコメディ映画でした。娘の結婚式や野球カードなど細かい演出はあるものの、いまひとつインパクトに欠ける展開。娘の結婚式のために!野球カードを取り返すために!悪党どもを追いかけるなんて、くだらない(笑)ストーリーよりも下ネタの方が目立ってましたね。最初から最後までヌルすぎる流れに飽きてしまいました手錠かけて車でゆ~っくり引きずって拷問とかヌルすぎでしょ(笑)そして黒人うっさかった!

この作品の評価・・・・56点

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漫才ギャング

2011年04月15日 11時12分48秒 | 映画評論マ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年3月19日公開
監督 品川祐
出演:佐藤隆太,上地雄輔,石原さとみ,綾部祐二,宮川大輔
official site


黒沢飛夫は、結成10年にして、一向に売れない漫才コンビ“ブラックストーン”のボケ&ネタ作りを担当。ある日、相方の石井保(綾部祐二)から借金を理由に解散を告げられ、ヤケになった飛夫はトラブルに巻き込まれ、留置場に放りこまれてしまう。一方、夢や目標もなく、日々ケンカに明け暮れる鬼塚龍平は、敵対するストリートギャング“スカルキッズ”との乱闘の末、飛夫と同じ留置場に入っていた。初めはドレッドヘアーにタトゥーだらけの龍平にビビっていた飛夫だが、話をする中で彼のツッコミの才能に気付き、龍平とコンビを組むことを思いつく。こうして斬新かつ異色コンビ“ドラゴンフライ”が誕生、まもなく二人は公園でネタの猛特訓を開始する。
お笑い芸人、小説家、映画監督と、マルチに活躍する品川ヒロシの監督第2弾。留置所送りになった芸人がそこで出会ったヤンキー少年とコンビを組み、漫才界のトップを目指す。主人公、飛夫は誰もが才能を認める芸人だが、人付き合いが苦手で恋人にも冷たかった。しかし、相方を失くし本当に大切なものに気がついてから、仕事も人間関係も順調に行き始めるのだった。品川ヒロシが脚本を手掛けているだけあって、全編が壮大な漫才のよう。出演は、佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみほか。また『ドロップ』に続き、本作でも吉本の人気芸人が至る所にカメオ出演している。

タダ券を頂いたので友人と鑑賞。
色んな芸人が出てきて笑えます!宮川大輔とロバートの秋山のキャラが特に良かったです♪留置場での飛夫と龍平のやりとりも面白い!!けれど話の割には上映時間が長すぎますね。削ってもいいような場面が所々ありました。それと話を詰め込みすぎてるところも気になります。恋愛やら友達やらヤンキーやら漫才やらで話が広がりすぎていました。恋愛部分はいらなかったかな。そして結末は予想外になりました。そっちの方向に無理にもっていかなくても、素直に飛夫と龍平でコンビ組ませて終わらせればいいと思うが…。話がトントン拍子に進みすぎてて、現実的に考えれば芸の道だってそんなに簡単に成功するほど甘くないと思いますけどね。まぁ演出がくさいけど、随所で笑えましたし、まぁまぁだったと思います。

この作品の評価・・・・68点
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キャタピラー

2011年04月14日 10時53分18秒 | 映画評論カ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年8月14日公開
監督 若松孝二
出演:寺島しのぶ,大西信満,吉澤健,粕谷佳五,増田恵美
official site

一銭五厘の赤紙1枚で男たちが召集されていく中、黒川シゲ子の夫・久蔵も盛大に見送られ、勇ましく戦場へと出征していった。だが、シゲ子のもとに帰ってきた久蔵は、顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿であった。村中から奇異の眼を向けられながらも、多くの勲章を胸に“生ける軍神”と祀り上げられる久蔵。四肢を失っても衰えることのない久蔵の旺盛な食欲と性欲に、シゲ子は戸惑いながらも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くすのだった。だが、自らを讃えた新聞記事や勲章を誇りにしている久蔵の姿に、シゲ子は空虚なものを感じ始める。
1960年代の日米安保反対闘争から72年のあさま山荘での銃撃戦へと至るあの時代、若者たちの生き様を描いた『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』から2年。静かな田園風景の中で、1組の夫婦を通して戦争の愚かさと悲しみを描く、若松孝二監督の新境地と言える作品が完成。シゲ子を演じるのは、『赤目四十八瀧心中未遂』の寺島しのぶ。本作で、第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。

観終わったあと、すっごく気持ちが重くなりました。寺島しのぶの体当たりの演技。こりゃあ、たしかに賞を取るだろうな。内容としてはすごく暗くて残酷で戦争の悲惨さが伝わってくるものでした。戦争に翻弄された1組の夫婦の生き方は、観ていて心に響くものがあります。「なんでこんな姿で帰ってきたのよ!!」という気持ちと、「あなたは軍神様なんですよ」という気持ち。受け入れがたい現実を受け止め、毎日夫に尽くす寺島しのぶの迫真の演技は凄かったです!そして人間を心身ともに狂わしてしまう戦争の怖さが感じられる。
しかし反戦のメッセージは伝わってくるけど実際の映像を必要以上に出してくるのは、しつこい気がします。広島の原爆の映像とか必要なのかな?そして、それと同じくらい必要以上に出してくるエロさ。そこまでエロさを出すような作品ではないと思うけど…。あの時代、きっと日本の田舎にはこのような夫婦がたくさんいたと思います。テーマとしては「戦争反対!」と思わせる作りなのだけど、結局は何を伝えたかったのかが不明確になってしまっている。余計な部分は省いて、夫婦の心の葛藤、苦悩だけにスポットを当てればもっと良かったんじゃないかなと思います。ラストの締め方も早回しにした感じがするし…。

何はともあれ、夫婦役の寺島しのぶと大西信満。この2人の演技は凄かった!観る価値はアリです!

この作品の評価・・・・72点
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ゾンビランド

2011年04月13日 16時52分36秒 | 映画評論サ行
製作年:2009年
製作国:アメリカ
2010年7月24日公開
監督:ルーベン・フライシャー
出演:ウディ・ハレルソン,ジェシー・アイゼンバーグ,アビゲイル・ブレスリン
official site

新型ウィルスの爆発感染によって、人類の大半が人喰いゾンビとなってしまった世界。大学生のコロンバスはテキサス州ガーランドでも数少ない生き残りの一人だった。臆病で胃腸が弱く、引きこもりでネットおたく、当然童貞の彼は“生き残るための32のルール”を作り、慎重に実践して生き延びてきたのだ。そんな彼が両親の住むコロンバス州オハイオへと向かう旅の途中、屈強な腕力と抜群の射撃テクニックを持つ男、タラハシーと出会い、彼の車に同乗させてもらう。タラハシーは過去の辛い経験からゾンビを心底憎み、ゾンビを退治することを楽しんでいた。二人が廃墟と化したスーパーで迫りくるゾンビたちを倒していると、ウィチタとリトルロックという詐欺師姉妹が現れる。
人類の大半が人喰いゾンビとなってしまった世界を舞台に、引きこもり青年と仲間たちのサバイバルな旅を描くホラー・コメディ。監督は、本作が本格的な商業映画デビューとなるルーベン・フライシャー。“ゾンビ映画”というと、無名のキャストやスタッフで作られる“独立系”のイメージが強いが、本作は単に「恐さ」を目的としたホラー映画ではない。人を信用できないダメ人間たちが、トラブルを乗り越えていくうちに絆を深め、疑似家族を形成し、その姿を笑いの中に描いていく。ゾンビはその意味では脇役なのだ。ゲストとしてビル・マーレイが登場するが、それは見てのお楽しみに。

ゾンビ映画というと絶望の世界の中で生き残った人間たちがゾンビから逃げ回るっていうお決まりの展開。けれど本作はそこら辺のゾンビ映画とは違いました。ゾンビが追いかけてくるのは変わらないけど、どこか笑えるコメディになってます。ホラー嫌いな人でも楽しめると思いますよ。ゾンビ映画なのにゾンビが脇役になってるところが新鮮。へなちょこ青年が考えた32ヶ条の生き残り術も面白い♪確かに今までゾンビ映画を観てきて思ったことが、この32ヶ条に載ってるし(笑)
中盤では「ゴースト・バスターズ」のビル・マーレイも登場します。しかし最後はあっけない。あんなゾンビの格好して出ていったら撃たれるって分からなかったのかな。向こうは銃持ってるんだから…。
主人公たちの目的って結局は遊園地に行って絶叫マシンに乗ることだったのか!?そこらへんは共感できませんでした…。タラハシーも銃を持ってるとしても1人であの数のゾンビを倒せるとは思えないのだけど。やるなら銃だけじゃなくて別のやり方でゾンビたちを殺していって欲しかったかな。しかし話は重くないし観終わったあとは気分爽快になると思います♪

この作品の評価・・・・71点

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シングルマン

2011年04月10日 12時35分29秒 | 映画評論サ行
製作年:2009年
製作国:アメリカ
2010年10月2日公開
監督:トム・フォード
出演:コリン・ファース,ジュリアン・ムーア,マシュー・グード
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1962年11月30日。今日も新しい朝がやって来た。しかし、この8ヶ月間、ジョージにとって目覚めは、愛する者の不在を確認する苦痛に満ちた時間でしかなかった。16年間共に暮らしたジムが交通事故で亡くなり、ジョージ自らの手でこの悲しみを終わらせようと決意する。正反対の性格に惹かれ合い、固い絆を結んだ最愛のパートナーのもとへと今日、旅立つのだ。大学のデスクを片付け、銀行の貸金庫の中身をカラにし、新しい銃弾を購入。ジョージは、遺書、保険証書、各種のカギ、「ネクタイはウインザーノットで」のメモを添えた死装束……全てを几帳面にテーブルに並べる。そして銃、とその時、かつての恋人で今は親友のチャーリーから電話が入り、ジョージは破るつもりだった約束を守って彼女の家を訪れる。
グッチ、イヴ・サンローランのクリエイティヴ・ディレクターを歴任、ファッションデザイナーとして成功を収めたトム・フォードが映画監督として初メガホンをとった。本作は、クリストファー・イシャーウッドの同名小説を基に、愛するパートナーのもとへ旅立とうとするひとりの中年男性の最後の一日を描いた感動作だ。主演のコリン・ファースがアカデミー賞主演男優賞ノミネートされただけでなく、各国の主要映画賞で23部門にノミネート、14部門で受賞を果たしている。

「英国王のスピーチ」のコリン・ファース主演のヒューマンドラマ。亡き恋人のもとへ旅立とうとする中年男性の最後の1日を描いた作品。
同性愛の話かと思いきや、決してそんな事はない。人を愛することや自らの見つめ直すことなど、生き方について考えさせられる作品でした。愛する者を失った時の悲しみ、死を決意した時の絶望、新たな光の見つけた時の希望。話が展開していく中で途中途中で出てくるパートナーと過ごした日々がとても切ないです。喪失感の中にも美しさを感じさせるコリン・ファースの演技力が素晴らしかったですファッション・デザイナーで有名というトム・フォード監督の描き方も上手いですね。愛は時に人に幸福を与え、時に奪っていく。「生」と「死」静かに描いている作品なのだけど印象に残る作品でした。
好き嫌いが分かれる作品ではあるけれど、自分は好きな方かな。

この作品の評価・・・・70点
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エグザム

2011年04月09日 11時31分34秒 | 映画評論ア行
製作年:2009年
製作国:イギリス
2010年7月17日公開
監督:スチュアート・ヘイゼルダイン
出演:ルーク・マブリー,ジェンマ・チャン,ジミ・ミストリー,ジョン・ロイド・フィリンガム
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合格者は死ぬまでの生活を保障するという好条件で人材を募るある有力企業の最終就職試験。国籍も年齢も異なる男女8人の中から、たった一人が雇用される。詐欺師“ホワイト、軍人“ブラウン”、工学者“ブラック”、化学者“ブルーネット”、数学者“イエロー”、哲学者“デフ”、医師“ブロンド”、心理学者“ダーク”。彼らが会場に入ると、そこには窓一つなく、武装した警備員が立っていた。試験のルールは3つ。「試験監督、または入口に立つ警備員に話かけてはならない」「試験用紙を破損してはならない」「部屋から出てはならない」それに従わない者は不適切とみなす、と試験監督は告げる。制限時間は80分。そして彼はカウントダウン用の時計を作動させ、部屋を去る。だが、受験者たちが問題に取り掛かろうと用紙を裏返すと、その試験用紙は白紙だった。
試験に合格すれば、今後死ぬまでの生活を保障してくれる企業が登場。そのたった一つの雇用枠を賭け、国籍も年齢も異なる8人のスペシャリストたちが、時に協力し合い、時に出し抜き……閉ざされた密室で80分間の難解な就職試験に挑むバトルをリアルタイムで描いたサバイバル・ブレイン・サスペンス。出演は「28日後…」のルーク・マブリー、「2012」のジミ・ミストリー、「バンク・ジョブ」のコリン・サーモンなど。

死ぬまで大金が手に入る夢のような就職試験。そんな企業の最終試験に集まった男女8人の心理戦を描いたサバイバル・サスペンス。
題材としてはとっても面白い。企業の目的は?試験の内容は?合格者は誰か?1つの密室の中で繰り広げられる展開は「ソウsaw」のように緊張感があって楽しめます。しかし登場人物たちの背景が全く描かれていないのが残念!最終試験までどうやって勝ち上がってきたのか、外の社会は途中経過が省略されているので観終わったあとでスッキリはしません。ラストのオチも予想外というよりは予想内の結果。大金が手に入るような就職試験だから何か裏で凄い陰謀があるんじゃないかと期待してたら意外と普通の試験でした。試験の問題も普通だったし…。退場者は殺されるくらいの残酷さがあればもっと良かったと思います。
「ソウsaw」や「CUBE」をB級映画にした感じかな。

この作品の評価・・・・60点
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GAMER:ゲーマー

2011年04月07日 12時47分01秒 | 映画評論カ行
製作年:2009年
製作国:アメリカ
2010年12月3日公開
監督:マーク・ネヴェルダイン,ブライアン・テイラー
出演:ジェラルド・バトラー,マイケル・C・ホール,アンバー・ヴァレッタ
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2034年、ネット上の仮想環境ソサエティで死刑囚が生死をかけた戦闘を繰り広げるオンライン・ゲーム『スレイヤーズ』に人々は熱狂していた。天才クリエイター、キャッスルが開発したオンライン・ゲーム“スレイヤーズ”では、生身の人間が遠隔操作され、激しい戦闘を繰り広げていた。スレイヤーズは米国政府の協力と認可のもと、その利益を刑務所の運営に活用している。プレイヤーはナノ細胞を脳の運動皮質に移植されたキャラクターを操る。無実の罪で投獄され、スレイヤーの戦士となったケーブルは、30回勝ち抜けば釈放という条件にあと1回と迫り、世界中の注目を集めていたが……。
生身の人間が遠隔操作されている近未来では、激しい戦闘を繰り広げるオンライン・ゲームが大流行中――そんなゲームの世界に駆り出された男の死闘を描くアクション・ムービー。最新の撮影技術を駆使し“ゲーム”の世界をリアルに映像化しただけでなく、戦闘シーンやカーチェイスはCGに頼らず生身のアクションに徹するなど、製作サイドのこだわりによって生み出された迫力の映像が見どころだ。主演は『300』や『オペラ座の怪人』で知られるジェラルド・バトラー。鍛え抜かれた肉体を使ったガンアクションは壮絶の一言。

タイトル通り、プレイヤーが生身の人間を操作して殺し合いをするというお話。世界観はとっても面白い!セカンドライフのような仮想空間の中で買い物や他人と交流を図る。そしてゲーム感覚で殺し合いもする。戦闘シーンはまぁまぁ迫力があって良かったです。しかしそれ以外のシーンは安っぽさが感じられました。無実の主人公が家族のために戦うっていうところに焦点を置けばいいのに色々と無駄な話が多くて分かりづらい。主人公がなぜ死刑囚になったのかが後半になるまで説明がないので感情移入もできない。プレイヤーがスレイヤーを操っている感じもこっちに伝わってこないし。
ラストもあっけなく終わってしまって残念でした映像がそこそこ凄いだけの作品。

この作品の評価・・・・57点
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