製作年:2012年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年4月19日
監督:トラヴィス・ファイン
出演:アラン・カミング,ギャレット・ディラハント,アイザック・レイヴァ
official site
1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。
1970年代アメリカの実話を基に、母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に暮らすため、司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。ゲイであるがゆえに法の壁に阻まれる苦悩を、テレビドラマ「グッド・ワイフ」シリーズなどアラン・カミングと、『LOOPER/ルーパー』などのギャレット・ディラハントが熱演する。メガホンを取るのは、『17歳のカルテ』などのトラヴィス・ファイン。血のつながりはなくとも、少年を守るため奔走する主人公たちの無償の愛が胸を打つ。
友人に勧められたので鑑賞。ショーダンサーのルディと弁護士のポールはゲイのカップル。2人は親に見捨てられたマルコというダウン症の少年を引き取り育てることに。しかし世の中の偏見と差別に苦しむことになる…。
なんだろなぁ…観終わったあとに悲しみと怒りがジワジワとこみ上げてくる作品は久しぶりかもしれない。今でこそ同性愛者にしても障害者にしても平等に扱われる時代だけど、70年代80年代はまだ“同性愛=気持ち悪い”という世間のイメージがあった。ルディとポールはマルコを本当の息子のように保護して育てようとする。たったそれだけの事なのに世間はそれを認めない。本当の家族のカタチって何だ?本当の愛のカタチって何だ?本当の幸せってな何だ?愛する者同士が結ばれて何が悪いんだ?鑑賞中、ルディたちへの世間の冷たい態度に苛立ちさえ覚えました。包み隠さずに自分自身をさらけ出すことがこれほど世間から反感を買うなんて…。誰のための法律なんだよ。
「一人の人生の話だぞ!」というポールの言葉。まさしくその通りだ。血の繋がりがそんなに大事なのか?一番大事なことはマルコの気持ちなんじゃないか。子供は親を選べないのだから。それでもマルコの母親を憎いとは思えない。障害を持つ子供を育てる事は簡単なことじゃない。誰が悪くて何が悪いのかをハッキリとは言えないけれど…なんだろうなぁこのモヤモヤ。そしてラストの手紙のシーン。偏見や差別が生んだり返しのつかない悲劇に思わず泣いてしまいました。100分という短い時間の中でこれほど内容、そして愛が詰めたのは素晴らしい!ストーリー、そして歌声に感動しました。ダウン症のマルコを演じたアイザック・レイヴァは実際にダウン症だそうです。あの表情の演技は本当に素晴らしかったです!
この作品の評価・・・・84点
製作国:アメリカ
日本公開:2014年4月19日
監督:トラヴィス・ファイン
出演:アラン・カミング,ギャレット・ディラハント,アイザック・レイヴァ
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1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。
1970年代アメリカの実話を基に、母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に暮らすため、司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。ゲイであるがゆえに法の壁に阻まれる苦悩を、テレビドラマ「グッド・ワイフ」シリーズなどアラン・カミングと、『LOOPER/ルーパー』などのギャレット・ディラハントが熱演する。メガホンを取るのは、『17歳のカルテ』などのトラヴィス・ファイン。血のつながりはなくとも、少年を守るため奔走する主人公たちの無償の愛が胸を打つ。
友人に勧められたので鑑賞。ショーダンサーのルディと弁護士のポールはゲイのカップル。2人は親に見捨てられたマルコというダウン症の少年を引き取り育てることに。しかし世の中の偏見と差別に苦しむことになる…。
なんだろなぁ…観終わったあとに悲しみと怒りがジワジワとこみ上げてくる作品は久しぶりかもしれない。今でこそ同性愛者にしても障害者にしても平等に扱われる時代だけど、70年代80年代はまだ“同性愛=気持ち悪い”という世間のイメージがあった。ルディとポールはマルコを本当の息子のように保護して育てようとする。たったそれだけの事なのに世間はそれを認めない。本当の家族のカタチって何だ?本当の愛のカタチって何だ?本当の幸せってな何だ?愛する者同士が結ばれて何が悪いんだ?鑑賞中、ルディたちへの世間の冷たい態度に苛立ちさえ覚えました。包み隠さずに自分自身をさらけ出すことがこれほど世間から反感を買うなんて…。誰のための法律なんだよ。
「一人の人生の話だぞ!」というポールの言葉。まさしくその通りだ。血の繋がりがそんなに大事なのか?一番大事なことはマルコの気持ちなんじゃないか。子供は親を選べないのだから。それでもマルコの母親を憎いとは思えない。障害を持つ子供を育てる事は簡単なことじゃない。誰が悪くて何が悪いのかをハッキリとは言えないけれど…なんだろうなぁこのモヤモヤ。そしてラストの手紙のシーン。偏見や差別が生んだり返しのつかない悲劇に思わず泣いてしまいました。100分という短い時間の中でこれほど内容、そして愛が詰めたのは素晴らしい!ストーリー、そして歌声に感動しました。ダウン症のマルコを演じたアイザック・レイヴァは実際にダウン症だそうです。あの表情の演技は本当に素晴らしかったです!
この作品の評価・・・・84点