股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ボス・ベイビー ファミリー・ミッション

2022年06月30日 17時50分18秒 | 映画評論ハ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年12月17日
監督:トム・マクグラス
声の出演:ムロツヨシ,多部未華子,芳根京子,宮野真守,乙葉

映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』 公式サイト

ドリームワークス・アニメーション史上、日本歴代No.1作品『ボス・ベイビー』待望の続編、『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』2021年全国ロードショー

映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』 公式サイト

 


かつて“ボス・ベイビー”だったテッドは大人に成長し、エリート社長になっていた。兄のティムは結婚して専業主夫となり、2人の幼い娘を育てている。ある日、ティムの次女ティナが疎遠になっていたテッドとティムを引き合わせる。実はティナは新たなボス・ベイビーで、中身は女スパイだった。ティナによってボス・ベイビーに戻されたテッドは、極悪ベイビー軍団から世界を救うべく立ち上がる。
見た目は赤ちゃんでも知能は大人の主人公が騒動を巻き起こすアニメ『ボス・ベイビー』の続編。ビジネスで成功を収めたボス・ベイビーと専業主夫になった兄はそれぞれの人生を歩んでいたが、新たなボス・ベイビーにより再び引き合わされ、世界を救うためのミッションに挑む。監督を務めるのは前作や『マダガスカル』シリーズなどのトム・マクグラス。ボス・ベイビーの声は前作に引き続き『恋するベーカリー』などのアレック・ボールドウィン、日本語吹替版を俳優のムロツヨシが担当する。

見た目は赤ちゃんなのに中身は毒舌のおじさんの主人公が巻き起こす騒動を描いた『ボス・ベイビー』の続編。1作目から25年後が経ち、再びテッドが“ボス・ベイビー”として活躍します!前作のような毒舌ベイビーを期待していたのですが、父親と娘の関係を描くのがメインで、本作では家族向けになったせいか、よくある話に収まってしまっていました。わちゃわちゃしていて余計な展開が多かった気がするので、もう少しスッキリできたはず。まさかメントス・コーラを使うとは思いませんでした(笑)やっぱり1作目のような毒舌を観たかったので期待外れでした…。相変わらず可愛いのだけどボス感が無いのです!
気持ちを伝えたり、相手の気持ちを知るって難しい時もあるけど、何歳になっても親子で話したり、兄弟で話すことって大事なんだなと思いました。家族を大事にしよう。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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神は見返りを求める

2022年06月29日 14時26分14秒 | 映画評論カ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年6月24日
監督:吉田恵輔
出演:ムロツヨシ,岸井ゆきの,若葉竜也,吉村界人,淡梨,柳俊太郎

映画『神は見返りを求める』オフィシャルサイト

見返りを求める男♡恩を仇で返す女 出演:ムロツヨシ 岸井ゆきの 若葉竜也 吉村界人 淡梨 栁俊太郎 監督・脚本:𠮷田恵輔 配給:パルコ 宣伝:フィノー 制作プロダ...

映画『神は見返りを求める』オフィシャルサイト

 


イベント会社で働く田母神尚樹(ムロツヨシ)は、YouTuberの川合優里(岸井ゆきの)と合コンで出会う。再生回数の少なさに頭を悩ませる優里に同情した田母神は、彼女のYouTubeチャンネルを見返りを求めることなく手助けする。人気が出ないながらも彼らは前向きに努力を続け、お互い良きパートナーになっていくが、あることをきっかけに二人の関係が大きく変化する。
『BLUE/ブルー』『空白』などの吉田恵輔監督が脚本も手掛け、YouTuberを題材に描くラブストーリー。見返りを求めない優しい男性とどん底YouTuberの関係を映し出す。ドラマ「親バカ青春白書」や『マイ・ダディ』などのムロツヨシ、『ケイコ 目を澄ませて』などの岸井ゆきのをはじめ、若葉竜也、吉村界人、淡梨、柳俊太郎らが出演する。

「ヒメアノ~ル」「空白」の吉田恵輔監督作品。もうホント、観客の心をエグるような演出が上手いのよ吉田監督!YouTubeの再生回数が伸び悩むYouTuberのゆりちゃんと、見返りを求めずに撮影編集を手伝ってあげる田母神。お互い良きパートナーだった2人の関係が少しずつ変化していくお話。前半はほのぼのした展開。2人が動画をバズらせるために悪戦苦闘しながらも頑張る姿に「もしかして恋が芽生えちゃうんじゃないの!?」とドキドキしちゃいます。しかし後半になると怒涛の急展開!人間の良い面と悪い面。強い部分と弱い部分。良い人に見えても、出会った人や環境で、変わってしまう人間の怖さを見せつけられました。人生上手くいかない日々の中で、急に人気者になったら天狗になってしまう気持ちも分からなくもない。見返りを求めないと言ってても、後から「あの時、助けてやったんだから今後は俺のことを助けろよ!」と言いたくなる気持ちも分からなくもない。恩を仇で返す。見返りを求める。無責任に人の悪口を伝達する…人間は神様ではない。ずっと“良い人”ではいられない。本当に人間って自分勝手な生き物だなと思いました。若葉竜也が演じた梅川みたいな人も実際いるわぁ(笑)
本作ではYouTubeの問題提起も投げかけています。様々な情報や娯楽を気軽に手に入れることが出来る一方で、度々問題が起きているのも事実。実際に死者まで出ている。面白ければ何でもあり。再生回数が伸びれば何でもあり。といったYouTubeの闇の部分を描いているのがとても良かった。ネット社会や、裏切りや報復って本当に怖い…。
ムロツヨシも岸井ゆきのちゃんも、善と悪の演技を使い分けが上手すぎる!!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ベイビー・ブローカー

2022年06月28日 14時22分02秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:韓国
日本公開:2022年6月24日
監督:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ,カン・ドンウォン,ペ・ドゥナ,イ・ジウン,イ・ジュヨン

映画『ベイビー・ブローカー』公式サイト

赤ちゃんを高く売る。それだけのはずだった。カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞『万引き家族』是枝裕和×カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 アカデミー賞(R)作品賞受賞『...

映画『ベイビー・ブローカー』公式サイト

 


クリーニング店を営む借金まみれのサンヒョン(ソン・ガンホ)と、「赤ちゃんポスト」がある施設に勤務するドンス(カン・ドンウォン)の裏の顔はベイビー・ブローカーだった。ある晩、二人は若い女性ソヨン(イ・ジウン)が赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をひそかに連れ去る。翌日考え直して戻って来たソヨンが赤ん坊がいないことに気づき警察に届けようとしたため、サンヒョンとドンスは自分たちのことを彼女に告白する。
『万引き家族』などの是枝裕和が監督などを務め、韓国の製作陣や俳優らと長年構想を練ってきたオリジナル企画を映画化したヒューマンドラマ。「赤ちゃんポスト」に預けられた赤ん坊と周囲の人々のエピソードが描かれる。『パラサイト 半地下の家族』などのソン・ガンホ、『ゴールデンスランバー』などのカン・ドンウォン、『空気人形』などのペ・ドゥナをはじめ、イ・ジウン、イ・ジュヨンらが共演する。第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された。

赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊と、周囲の人々の運命を描いた本作。是枝監督が韓国映画界に進出です。ソン・ガンホ,カン・ドンウォン,ペ・ドゥナ,イ・ジュヨンと、韓国映画界を代表する豪華俳優陣が集結しています。タイトル通り、裏でベイビー・ブローカーをしている男2人。赤ちゃんを捨てた女。そして男たちの後を追う女性刑事たち。サスペンス要素もありつつ、ロードムービーでもあり、しっかり家族ドラマになっている。韓国映画特有の冷たさと、是枝監督のお得意の人間ドラマが見事にマッチしていて、新鮮味を感じました。
赤ちゃんを売る…ただそれだけのはずだったのに…。淡々と描かれる物語の中にも、人として、母親として、何が正解なのか考えさせられる場面が多かったです。赤ちゃんポストの設置は正しいのだろうか…。ポストがあることで子供を捨てることを容認しているのではないか。「育てられないなら産むなよ」という意見も理解できる。「産んでから捨てるより、生まれる前に殺した方が罪にならないの?」というセリフが印象に残りました。けれど観終わってからも答えは出ませんでした。誰が悪いなんて簡単には言えない。しかし生まれてはいけない命など無い。それがこの映画の答えなのかもしれません。血の繋がりが無くても、偶然のキッカケでも、家族のカタチに正解なんてない。そういう点では「万引き家族」に似ていましたね。親に捨てられた子供。親が欲しい子供。子供が欲しい親。どんなカタチだろうとも、幸せであることが大切。生まれてきてくれてありがとう。そう言える人でいたいですね。
同じくソン・ガンホ主演の「パラサイト 半地下の家族」ほどの衝撃さはありませんでしたが、是枝監督らしい良質な映画でした。難しいテーマでした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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由宇子の天秤

2022年06月23日 10時42分30秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2021年9月17日
監督:春本雄二郎
出演:瀧内公美,河合優実,梅田誠弘,松浦祐也,和田光沙,光石研

映画『由宇子の天秤』オフィシャルサイト

映画『由宇子の天秤』オフィシャルサイト

 


ドキュメンタリーディレクターの由宇子(瀧内公美)は、自身の仕事に確固たる信念を持ち、時には保守的な製作側とぶつかることもいとわなかった。その一方で彼女は、父親の政志(光石研)が経営する塾の手助けをしながら、家族二人で力を合わせて生きてきた。だがある日、政志が思いがけない行動をとったことにより、由宇子の信念を大きく揺るがす事件が起きる。
社会の情報化が急速に進む中、誰にでも降りかかる可能性がある困難を描く人間ドラマ。ある事件を追う主人公が、その過程で自らの価値観を試されることになる。『かぞくへ』などの春本雄二郎が脚本と監督などを手掛け、『火口のふたり』などの瀧内公美が主人公、父親をドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」などの光石研が演じ、『かぞくへ』でも春本監督と組んだ梅田誠弘らが共演。高崎フィルムコミッションの全面協力を得て、大半のシーンの撮影を高崎で行った。

女子高生の自殺事件を取材する女性ドキュメンタリー監督に降りかかる現実を描いた本作。ずっと観たいと思っていました。やっと観れた。
被害者を取材していた由宇子だったが、いつしか自分自身の立場が変わっていく…。被害者側、加害者側、正義、真実、嘘…何が本当なのか、何が正しいのか。観ていくうちに自分でもよく分からなくなりました。新たな事実が次々と判明していく度に由宇子の天秤は揺れ動く。「えっ、そうなの!?」と何度も驚かされました。真実を伝えることが本当に正しいのか…。嘘をつくことで救われる命があるのではないか。誰かを守るために、自分を守るために必要な嘘があるとしたら。放送を優先するべきか、命を優先するべきか…。自分勝手な人ばかりなんだけど、どこか共感してしまうのは何故だろうか。嘘をついたことがない人間なんていないでしょ。メディアや自分の判断だけで善悪を付けて誰でも構わず叩きたがる社会へのメッセージ性も感じられた。
いやっ、でもお父さんだけは許せないなぁ。長回しのシーンや、スマホで撮影することで手ブレが激しいシーンが、その場の緊張感を高めてくれました。
いつ被害者にも加害者にもなるか分からない時代。自分が同じ立場だったらどういう行動をするか。考えさせられる作品でした。ラストシーンのその後を観たかった。
由宇子を演じた瀧内公美さん。最近観ていたドラマにも出演していて、綺麗で演技も上手いですね。
1つ不満を言いますと、ぼそぼそした喋り方の人が多くて何を言ってるのか音量上げても聞き取れなかったことが何度もあったこと。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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スパイダーヘッド

2022年06月20日 17時17分16秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年6月17日
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:クリス・ヘムズワース,マイルズ・テラー,ジャーニー・スモレット

近未来、最新鋭の機能を備えたスパイダーヘッド刑務所。ある天才科学者(クリス・ヘムズワース)が管理するその施設では、人間の感情を操作する薬の治験が秘密裏に行われていた。薬を投与された者は、欲望の抑制ができず耐え難い恐怖を感じるといったさまざまな症状が生じ、最悪の場合には死に至ることもあった。ある日、過去の罪に苦しむ一人の男(マイルズ・テラー)が治験参加を志願して施設にやって来る。人体実験が繰り返される中、男は施設管理者の目的に疑問を抱き始める。
[Netflix作品]最先端設備を持つ刑務所での人体実験を描くSFスリラー。作家ジョージ・ソーンダーズの短編小説を原作に、『オブリビオン』などのジョセフ・コシンスキーが監督、『デッドプール』シリーズなどのレット・リースとポール・ワーニックが脚本を務めた。刑務所の管理者を『マイティ・ソー』シリーズなどのクリス・ヘムズワース、自ら実験に志願する男をコシンスキー監督作『トップガン マーヴェリック』などのマイルズ・テラーが演じるほか、ジャーニー・スモレット、テス・ハウブリックらが出演。

大ヒット中の「トップガン マーヴェリック」のジョセフ・コシンスキー監督作品。最先端の刑務所でおこなわれる禁断の実験を描いたSFスリラー。クリス・ヘムズワースやマイルズ・テラーなど、有名俳優を起用していて、テーマとしても面白そうなのに、スケールが驚くほど狭い(笑)展開が盛り上がりに欠ける。刑務所と言いつつ、セキュリティ甘すぎて、受刑者なのに自由に徘徊できるし、よくありがちな人体実験ネタ。腰にあんな大きなワクチンくっついてたら絶対割れるでしょ!と思ったら案の定割れました(笑)治験する前に、装置の小型化を目指した方がいい気がする…。
クリム・ヘムズワースの顔芸とサイコパス感を見れたのは良かったけど、もっと恐怖感や、ストーリーに起伏があれば楽しめたと思います。未来の薬の開発、人権問題など、未来の世界でありえそうなストーリーだっただけ、消化不良でした。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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サマーフィルムにのって

2022年06月16日 23時19分56秒 | 映画評論サ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2021年8月6日
監督:松本壮史
出演:伊藤万理華,金子大地,河合優実,祷キララ,板橋駿谷

映画『サマーフィルムにのって』公式サイト|2021年8月6日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開

映画作りに夢中になった高校最後の夏。恋×友情×時代劇×SF×青春映画の新星!

映画『サマーフィルムにのって』公式サイト|2021年8月6日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開

 


黒澤明やマキノ雅弘などの時代劇映画を愛する高校3年生のハダシ(伊藤万理華)は、所属する映画部が青春恋愛映画ばかりをつくっていることに不満を抱いていた。ある日、ハダシの前に武士役にぴったりの凛太郎(金子大地)が現れる。ハダシは仲間とともに時代劇をつくろうと張り切るが、凛太郎はタイムトラベルで現代にやってきた未来人だった。
乃木坂46の元メンバーで、『アイズ』やドラマ「ガールはフレンド」などの伊藤万理華が主演を務めるSF青春ドラマ。時代劇映画を愛する女子高生が、未来からやってきた少年に出会い、彼が出演する時代劇をつくろうと奔走する。共演には、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」などの金子大地や『佐々木、イン、マイマイン』などの河合優実、『ファンファーレが鳴り響く』などの祷キララら。伊藤が主演したドラマ「ガールはフレンド」などを手掛けた松本壮史がメガホンを取る。

映画を愛する女子高生と、未来から来た少年の青春を描いた作品。勝新太郎ってカッコいいな。青春を謳歌するキラキラした時間と、映画を愛する気持ちが観ているこちらまで伝わってきました。皆で映画を作るってワクワクするだろうなぁ。映画好きとしては、そんな高校生活も経験してみたかった。ハダシの映画への情熱だったり、仲間たちとの友情、凛太郎への恋心。タイムトラベルなど、色々と盛りだくさんの内容でした。ビート板?ブルーハワイ?すごいあだ名(笑)
未来では映画は5秒がスタンダードだそうだ。1分だと長編に分類されて、映画館なんて無くなってる。現代だって1.5倍速くらいで動画を観る人も多いのだから、本当に映画が5秒になる時代がくるかもしれない。他人の物語に時間を使わなくなるなんて、映画好きとしては切なさを感じました。
作品自体が高校生の映画製作を描いているので、どこか粗さや、新人っぽさを感じさせる空気感が、逆に新鮮で、心地よかったです。良い映画を作りたいという高校生たちの熱意が全面に出た最後の演出は好みが分かれそう。殺陣はかっこいいし、ハダシと凛太郎の距離が一気に縮まった瞬間で終わる演出は良かったのだけど、展開が急すぎて、置いてけぼりになってしまいました。

でも観終わると「青春したい!」と思わせてくれました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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あなたの番です 劇場版

2022年06月14日 16時44分10秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年12月10日
監督:佐久間紀佳
出演:原田知世,田中圭,西野七瀬,横浜流星,浅香航大,奈緒,門脇麦,生瀬勝久

『あなたの番です 劇場版』公式サイト

大ヒット上映中!日本中に考察ブームを巻き起こした『あな番』が映画化!W主演:原田知世×田中圭。この冬、新たな悪夢が始まる…‼超難解な謎を解けるか…さあ、次は、あなたの...

『あなたの番です 劇場版』公式サイト

 


菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)はマンション「キウンクエ蔵前」に引っ越して2年後、結婚することを決め、船上ウエディングパーティーにマンションの住人たちを招待する。ところが、パーティーで殺人事件が発生。さらに、逃げ場のない船上で、出席者が次々と殺されていく。
原田知世と田中圭が主演を務めたドラマの劇場版で、ドラマ版とは異なる“交換殺人ゲームが始まらなかった世界”を描いたミステリー。主人公夫婦の結婚パーティーにドラマに登場したマンションの住人たちが招待され、そこで次々と殺人事件が発生する。共演はドラマ版と同じく西野七瀬や横浜流星、竹中直人、木村多江、生瀬勝久など。企画・原案を秋元康、監督をドラマ版の演出や『悪夢ちゃん』シリーズなどの監督などを務めてきた佐久間紀佳が担当する。

ドラマ版は全話観ました。もしも交換殺人ゲームが始まっていなかったら…。もしもの世界で起こる殺人事件。ドラマ版を観ていない人は相関図が分からないでしょう。えっ?黒島ちゃんって何者よ!?って思うでしょうね(笑)2時間20分の上映時間の中で相当な数の登場人物が出てきます。ドラマだったからこそ、1人ずつスポットを当ててゆっくり人物背景を理解しながら楽しめましたが、2時間ちょっとの中で映画の中で全員を見せるとなると、ゴチャゴチャ感が凄い(笑)ドラマ版からの住人に加えて、新キャラも登場するもんだから、もう物語に深みがないとか言ってられません。
・船は遭難したわけでもないのだから、救助船とかヘリとかで助けにくるもんじゃないの?

・入居から2年も経ってから住人だけ集めて船上披露宴をするって、どんだけ仲良しなんだよ!
管理人さんを殺した犯人が最後まで分かりませんでしたが、僕が見落としていただけ?黒島ちゃんがスマホを奥さんに渡してたから、やっぱり管理人さんを殺したのは黒島ちゃん?

・犯人の犯行が人目につく殺し方ばかりで気になりました。タイタニックみたいに張り付けはさすがに無理があるだろ!インパクト重視でリアリティが無い。

・黒島ちゃんは自らの死を望んでいた様子だけど、そのわりには犯人の証拠を残そうとする。そもそもプロポーズされて幸せだと言ってたのに、死ぬ意味が分からない。

・菜奈ちゃんが何で翔太くんを撃ったのかも理解できなかったし、撃たれてからの海にダイブって、もう翔太くん不死身かよ!!

ドラマ版のような“次は…あなたの番です!”のような緊張感も無く、殺人事件をただ解決するという、火曜サスペンスのような展開には期待外れでした。一番最後のシーンが一番ハラハラしたかも…

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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草の響き

2022年06月12日 14時12分08秒 | 映画評論カ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年10月8日
監督:斎藤久志
出演:東出昌大,奈緒,大東駿介,Kaya,林裕太,室井滋


心を病んでしまい、妻・純子(奈緒)と故郷の函館に戻った和雄(東出昌大)。精神科を訪れた彼は、医師(室井滋)から治療としてランニングを勧められる。雨の日も、風の日も、決まったコースを走っては記録をつけていく和雄。慣れない土地で暮らすことに不安を感じていた純子も、ひたむきな姿を見て彼を理解しようとする。走ることで心の平穏を見いだすようになった和雄は、路上で出会った若者たちと奇妙な絆を育む。
映画化もされた「そこのみにて光輝く」「海炭市叙景」などで知られる作家・佐藤泰志の小説を原作にしたドラマ。心を病み、医師に治療としてランニングを勧められた男が、走ることを通して再生していく。監督は『空の瞳とカタツムリ』などの斎藤久志。『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの東出昌大、『ハルカの陶』などの奈緒、『BRAVE STORM ブレイブストーム』などの大東駿介のほか、利重剛、クノ真季子、室井滋らが出演する。

函館を舞台にした、心を病んでしまった男性の再生の物語。淡々とした展開の中にも人間の弱さや希望が垣間見える作品でした。心がポキっと折れてしまうなんて一瞬なのかもしれない。けれど何かのキッカケでそれが元通りになる。自分の心だって愛情だって友情だって。心の病気って外見からは見えないから、理解されるのって難しいだろう。1人でいたい時もあれば、誰かが傍にいてほしい時もある。放置されることも辛い。かと言って優しくされることも辛い。少年の死や、妻の妊娠。心のバランスが崩れてしまう…。それはワガママだと感じる人もいるだろうけど、僕は“人間って繊細な生き物なのだ”と感じました。もちろん走り続けることは辛いけれど、主人公の和雄は走ることで自分の心を保つことができた。普通でいたいだけなのに、それが出来ないなんて、世の中はどれだけ生きづらいのだろうか…。どんな場所でも、誰といようと、1人だろうと、自分が自分らしくいられるのなら、それが幸せと言っていいんじゃないかな。観終わって振り返ると、考えさせられる映画だったなと思いました。
和雄と少年たちとの関係性をもう少し深く描いてほしかったですね。

東出くん、棒演技って言われてたけど、ちょっと演技良くなった?

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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シャン・チー/テン・リングスの伝説

2022年06月10日 18時26分07秒 | 映画評論サ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年9月3日
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:シム・リウ,トニー・レオン,ミシェル・ヨー,オークワフィナ

シャン・チー/テン・リングスの伝説|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公式サイト。ブルーレイ・DVD・MovieNEX・デジタル配信最新情報のほか新作ディズニー映画、海外ドラマ、デジタル配信など、豊富...

マーベル公式

 


犯罪組織を率いる父親(トニー・レオン)に幼いころから鍛え上げられ、最強の力を持ったシャン・チー(シム・リウ)は、組織の後継者とみなされていた。だが、彼は自らの力を封印し、過去の自分と決別してサンフランシスコでホテルマンとして平凡に暮らそうとする。だが、伝説の腕輪"テン・リングス"を操る父親が世界を恐怖に陥れようとしたため、シャン・チーはついに封印していた力を解き放つ。
『アベンジャーズ』シリーズなどを手掛けるマーベル・スタジオによるヒーローアクション。悪の組織を率いる父親の恐ろしい計画に巻き込まれていく主人公の姿を描く。『黒い司法 0%からの奇跡』などのデスティン・ダニエル・クレットンがメガホンを取る。シム・リウが主人公、『インファナル・アフェア』シリーズなどのトニー・レオンが父親を演じ、『クレイジー・リッチ!』などのミシェル・ヨー、『フェアウェル』などのオークワフィナらが共演する。

チャン・ツィイーだと勘違いしててネット検索しても出てこないなぁと思ったら、シャン・チーだったんですね。
「マーベル・シネマティック・ユニバース」としては第25作目。本作は“指パッチン”の後の世界が舞台。マーベル作品って光線だったり特殊能力だったり、反則行為OKみたいな戦い方が多めですが、本作は肉弾戦が結構多いです。それが個人的には新鮮で生身の体での戦いがとても楽しめました。トニー・レオンとイン・リーが戦うシーンは昔に観た「グリーン・デスティニー」を思い出させる。カンフーアクション良い!マーベル作品でありながら、東洋人ばかりが出演するのはとても新鮮!もちろんアクションシーンはスピード感があり、ハラハラドキドキ。最後の最後は何でもありのお祭り状態ではありましたが、最後ぐらいはマーベルっぽくなってて良かったと思います。最強の父親と、その父親に厳しく育てられた息子。謎の力を与えるテンリングによって少しずつ変化していく親子の絆や確執もしっかり描かれてて、人間ドラマも見応えがありました。言ってしまえば壮大な親子喧嘩かな(笑)王道の展開の中にも、物語や展開の組み合わせが上手く出来ていて最後まで飽きさせない見せ方は見事でした!子供から大人まで楽しめる作品だと思います。続編にも期待!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ジャングル・クルーズ

2022年06月08日 17時39分12秒 | 映画評論サ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年7月29日
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:ドウェイン・ジョンソン,エミリー・ブラント,エドガー・ラミレス

ジャングル・クルーズ|実写映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式

『ジャングル・クルーズ』公式サイト。ブルーレイ・DVD・MovieNEX・デジタル配信最新情報のほか新作ディズニー映画、海外ドラマ、デジタル配信など、豊富な作品ラインナップ...

ディズニー公式

 


アマゾンの伝説では“奇跡の花”を手に入れた者は、永遠の命を授かると言い伝えられてきた。行動力と冒険心にあふれる博士リリー(エミリー・ブラント)は、その伝説に魅せられ、スリリングなアマゾンのジャングルへ冒険に向かう。彼女は観光客用クルーズツアー船の船長フランク(ドウェイン・ジョンソン)を旅の相棒として選ぶ。
ウォルト・ディズニーが1955年に開園させた最初のディズニーランドに、オープン当初から存在するアトラクション「ジャングル・クルーズ」を題材にした冒険スペクタクル。ボートでのジャングル探検をベースに、アマゾンの不老不死の伝説を絡めた冒険譚(たん)を描き出す。主人公を『ワイルド・スピード』シリーズなどのドウェイン・ジョンソン、ヒロインを『メリー・ポピンズ リターンズ』などのエミリー・ブラントが演じる。

ディズニーランドの人気アトラクション「ジャングル・クルーズ」を題材にした冒険アクション作品。ディズニーランドのアトラクションのような“♪キャー♪アハハハ♪”できるような軽いものではなく、結構な命懸けの冒険になっています。嘔吐や蛇など、若干の気持ち悪いシーンもあります。奇跡の花を求めてジャングルの奥深くまで突き進む主人公たち。そして悪党たちも追ってきます。CGをたっぷり使ったアクションシーンは綺麗で臨場感がありました。最後まで王道な展開で安心して観れるディズニー映画といったかんじ。“いやいや、絶対死ぬでしょ~”と思うご都合主義シーンは仕方ないか。映像的に同じくドゥエイン・ジョンソンが出ている「ジュマンジ」と似てるところがある。128分のわりには内容が浅め。「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「インディ・ジョーンズ」と「ジュマンジ」を足した感じです。
ドゥエイン・ジョンソンが死なないと分かった瞬間、緊張感が無くなった気がします(笑)

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ゴーストバスターズ/アフターライフ

2022年06月06日 22時32分05秒 | 映画評論カ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年2月4日
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:マッケナ・グレイス,ポール・ラッド,フィン・ウォルフハード

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』4月1日(金)デジタル配信開始 / 5月25日(水)ブルーレイ&DVD発売| オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

新世代《ゴーストバスターズ》始動! ゴーストたちの復讐劇が始まるー 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』 4月1日(金)デジタル配信開始 / 5月25日(水)ブルーレイ&...

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』4月1日(金)デジタル配信開始 / 5月25日(水)ブルーレイ&DVD発売| オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 


母と兄(フィン・ウォルフハード)と共に田舎に引っ越してきたフィービー(マッケナ・グレイス)は、祖父が遺(のこ)した古い家で暮らし始めるが、街ではおよそ30年にわたり原因不明の地震が続いていた。ある日、フィービーは床下で不思議な装置を見つけ、さらに祖父の遺品を探るうちにゴーストを捕獲するための装置「プロトンパック」を発見。その後、彼女は祖父がかつてゴーストでいっぱいのニューヨークを救った「ゴーストバスターズ」の一員だったことを知るが、街はさらなる異変に見舞われる。
幽霊退治に乗り出した科学者たちの活躍を描くSFコメディー『ゴーストバスターズ』シリーズの第3弾。祖父が遺(のこ)した田舎の家で新生活を始めた兄妹に待ち受ける運命を描く。『gifted/ギフテッド』などのマッケナ・グレイス、ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのフィン・ウォルフハード、『アントマン』シリーズなどのポール・ラッドらが出演。前2作を手掛けたアイヴァン・ライトマン監督の息子で『マイレージ、マイライフ』などのジェイソン・ライトマンがメガホンを取った。

人気シリーズ第3弾。2016年の女性版ゴーストバスターズが完全に無かったことになってますね(笑)まぁ2016年のはシリーズ的な繋がりはほぼ無いので別物として考えていいでしょう。
初代ゴーストバスターズだった祖父が遺した田舎の家に住むことになった兄妹に待ち受ける運命を描いた本作。前作からだいぶ長い年月が経ちましたが、ゴーストバスターズファンにとっては前作への伏線やオマージュで楽しめると思います。CGアクションやスピード感、怖さもそれなりにあってドキドキハラハラ感満載!マシュマロマンが可愛いし、ちょっと死に方がグロい(笑)
特別このシリーズのファンでは無いし、なんなら1、2作目を観ていない僕でも、過去と現在の繋がりや、男たちの友情に感動しましたし、十分に楽しめました。まぁ前作を観ていればもっと高評価付けてたかもしれません…すいません。
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」や「トップガン マーヴェリック」のように、こういう展開が最近は流行なのかしら?

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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トップガン マーヴェリック

2022年06月03日 00時31分33秒 | 映画評論タ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年5月27日
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ,マイルズ・テラー,ジェニファー・コネリー,ジョン・ハム

映画『トップガン マーヴェリック』公式サイト

トム・クルーズ主演、伝説のスカイ・アクション最新作 新たなる幕開け。大ヒット上映中

映画『トップガン マーヴェリック』公式サイト

 


マーヴェリック(トム・クルーズ)は、かつて自身も厳しい訓練に挑んだアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称「トップガン」に教官として戻ってくる。父親と親友を空で失った過去を持つ彼の型破りな指導に、訓練生たちは反発する。彼らの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もいた。
トム・クルーズをスターダムにのし上げた出世作『トップガン』の続編。アメリカ軍のエースパイロットの主人公マーヴェリックを再びトムが演じる。『セッション』などのマイルズ・テラーをはじめ、『めぐりあう時間たち』などのエド・ハリス、『ビューティフル・マインド』などのジェニファー・コネリー、前作にも出演したヴァル・キルマーらが共演。監督は『トロン:レガシー』などのジョセフ・コシンスキー。

延期延期延期でやっと公開されましたね。恥ずかしながら1作目を観たことがなかったので、前日に急いで1作目を鑑賞。終始「トム・クルーズ、かっこよー!」と思いながら観てました。
さて、予習も済んだところでさっそく本作を鑑賞。冒頭の空母での発着シーンや、懐かしいテーマ曲は、前日に観たばかりなのに懐かしさを感じてしまった!!教官として再びトップガンに戻ってきたマーヴェリック。本当に36年も経ったの!?と疑ってしまうほど、トム・クルーズがカッコ良いのです!筋肉すごー!ストーリーとしては王道ですが、最初から最後まで飽きさせない人間ドラマで楽しませてくれました。亡くなった親友グースの息子との確執。考えるな行動しろ!と教えるマーヴェリックの姿に感動しました。前作へのオマージュが随所に散りばめられていて、ファンを興奮させてくれるような演出ばかりですね!特に後半の空中での戦闘シーンはドキドキハラハラが止まりません!まぁ第5世代戦闘機と戦っちゃうあたりにはアメリカ万歳的なご都合主義的な部分もあったかな。
前作で恋人役だったケリー•マクギリスは本作は登場しませんでした。現在の容姿の問題?代わりに今回の恋人ペニー役としてジェニファー•コネリーが出演しています。…ん?ペニーって誰?1作目に出てきたっけ?と思って調べたら、マーヴェリックの会話の中だけで登場した人だったんですね(笑)やっぱり1作目を観てから本作を鑑賞することをおススメします。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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ナイル殺人事件

2022年06月01日 21時53分51秒 | 映画評論ナ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年2月25日
監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー,ガル・ガドット,アーミー・ハマー,エマ・マッキー

ナイル殺人事件|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式

『ナイル殺人事件』公式サイト。アガサ・クリスティ原作。世界一の名探偵 ポアロが挑む、エジプトのナイル川をめぐる禁断のミステリー・クルーズ。大富豪の美しき娘の新婚旅...

20th Century Studios JP

 


エジプトのナイル川をめぐる豪華客船内で、新婚旅行を楽しんでいた大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が何者かに殺害される。容疑者は、彼女とサイモン(アーミー・ハマー)の結婚を祝いに駆け付けた乗客全員だった。リネットに招かれていた私立探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)が捜査を進めていくうちに、それぞれの思惑や愛憎が絡み合う複雑な人間関係が浮き彫りになっていく。
アガサ・クリスティの推理小説「ナイルに死す」を、『オリエント急行殺人事件』に続きケネス・ブラナーが監督・主演を務めて映画化。エジプトのナイル川をめぐるクルーズ船を舞台に、名探偵ポアロが密室殺人の解明に挑む。共演には『ワンダーウーマン』シリーズなどのガル・ガドット、『君の名前で僕を呼んで』などのアーミー・ハマー、ドラマシリーズ「セックス・エデュケーション」などのエマ・マッキーに加え、レティーシャ・ライト、アネット・ベニングらが集結。前作同様リドリー・スコットらが製作に名を連ねる。

エジプトのナイル川をめぐるクルーズ船を舞台にしたミステリー。原作を読んでいないので、どこまで原作通りに実写化されているのか分かりません。エジプトの遺跡群であったり、クルーズ船だったり、映像の綺麗さは見事でした。まぁ少々CG感が強すぎて綺麗すぎるような気もしましたが(笑)いやっ、綺麗すぎると言えばガル・ガドットか!
いつ殺人事件が起きるのかドキドキワクワクしていましたが、なかなか誰も死なない…。というより説明と情報が多めでした。登場人物の多い上に、人物背景の説明がほとんど無いままクルーズの旅が始まってしまったので、誰と誰がどういう関係なんだっけ?と混乱してしまいました。
勘が鋭い人なら、あるシーンで犯人の正体に気付くかもしれません。勘が鈍い僕でも「あれ?もしかして?」と感じたら、まさかの当たってました(笑)犯人があっさり犯行を自供したのも、ちょっと疑問に感じました。確実な証拠も無さそうだったから、全否定すれば逃れられたのでは?後半にいくにつれてテンポは良くなったので、まぁまぁ楽しめました。人間のドロドロした面を観るのはやっぱり面白い。
ポアロの髭の謎を知れたのは良かったです。とりあえずエジプトに行きたくなる映画でした。

アーミー・ハマーは騒動で今後の映画出演も難しくなりそう。本作が最後にならなきゃいいけど…

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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