股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

イースタン・プロミス

2009年04月28日 01時09分51秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2007年
製作国 : イギリス=カナダ
2008年6月14日公開
監督 : デヴィッド・クローネンバーグ
出演 : ヴィゴ・モーテンセン,ナオミ・ワッツ,ヴァンサン・カッセル

病院で働くアンナの下に、一人の少女が運び込まれる。意識を失くした少女は、女の子を産み落とし、息を引き取る。バッグに入っていた手帳にはロシア語で日記らしいものが書かれており、少女がロシア人であることが分かる。手術に立ち会ったアンナは、少女の身元を確認するため、ロシア料理レストランのオーナーに相談すると、自分が日記の翻訳をしようと申し出る。しかし、その後、謎のロシア人、ニコライがアンナに近付き始め…。
デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。看護師のアンナは、病院で亡くなったロシア人少女の身元を探そうとする。しかし、それは、ロンドンの裏社会に存在するロシアン・マフィアの恐ろしい犯罪組織に繋がっていた。主演は、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に続けてクローネンバーグ監督とタッグを組むヴィゴ・モーテンセン、『キング・コング』のナオミ・ワッツ、『オーシャンズ13』のヴァンサン・カッセルほか。2作続けて同じ俳優を使うことが少ないクローネンバーグ監督が、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のヴィゴ・モーテンセンを起用するとは、余程、意気が合ったと見た。二人のツーカーぶりは、スクリーンに十分現れている。

裏社会を上手く描いた作品でした!が何か物足りなさも残る作品…。冒頭からいきなりエグいシーンになっていて最初のインパクトは大きいです。ですが、話が進むに連れて何だかスピードダウン部分部分のシーンは良かったけど繋げてみるとやっぱり物足りなさを感じます。ヴィゴ・モーテンセン演じるニコライのクールで独特な雰囲気はカッコよかったです♪ナオミ・ワッツ演じるアンナも、この作品の中で唯一観ていて安心できる存在でした。だけどあそこまで堂々と危ない人たちに立ち向かっていくって根性ありすぎじゃね!?(笑)それからボスの息子も馬鹿っぷりがピッタリでした。忘れちゃいけないのがヴィゴ・モーテンセンの風呂場バトルシーン!「おーい丸見えですけど…」(笑)もう50歳近いらしいですが体当たりの演技は素晴らしかったあれがアカデミー賞主演男優ノミネートされた理由なのかな!?
ラストの終わり方もあと一捻り欲しかったけど重厚な作品なので観る価値はあると思います♪

この作品の評価・・・・73点
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ICHI

2009年04月28日 01時03分47秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年10月25日公開
監督 : 曽利文彦
出演 : 綾瀬はるか,大沢たかお,中村獅童,窪塚洋介,柄本明,竹内力
official site

三味線を手に1人で旅をする盲目の女旅芸人・市は、チンピラとのいざこざの中で浪人・藤平十馬と出会う。十馬は市を助けようとするものの手が震えて刀を抜けない。そんな時市は仕込み杖を一閃し、チンピラをあっさり倒してしまう。その後2人はとある宿場町へとたどり着く。そこは街を仕切る白川組と町外れに根城を構える万鬼一党が抗争を繰り返す場所で、市と十馬も抗争に巻き込まれてしまい……。
かつて勝新太郎が演じて絶大な支持を受け、北野武監督・主演作も高い評価を得た「座頭市」。この国民的キャラクターを男性から女性へと変更するなど大胆に脚色し、新たなエンターテイメントとして進化させた作品。孤独に生きる盲目の女・市が風変わりな浪人・十馬との関わりの中で、愛を知り、真の強さに目覚めていく姿を描く。主人公・市を演じたのは綾瀬はるか。ダークな役柄をしっかりと演じ、殺陣でも見事な刀さばきを披露している。その周囲を大沢たかお、中村獅童、窪塚洋介ら実力派・個性派俳優たちが固める。監督は『ピンポン』『ベクシル -2077日本鎖国-』の曽利文彦。脚本はドラマ「大奥」などを手がけた浅野妙子が担当した。

「何を斬るか分からないよ、見えてないんだからさ」
女版座頭市。綾瀬はるかって天然キャラばっかり演じてるイメージだったけど、今回はカッコいい綾瀬はるかが見れます♪時代劇なのにどこか斬新さもあって現代っぽく描かれていたのは良かった!!殺陣のシーンはとても美しいです!だけど…なんか軽いんだよね登場人物それぞれが…とくに中村獅堂と大沢たかおがねぇ…。大沢たかお演じる十馬は過去の出来事によって刀が抜けないってらしいけど、なんだかワザとらしくねぇか?(笑)刀が駄目なら木刀で戦えば?って思います。そんで中村獅堂演じるボス。演技も歌舞伎っぽくて不自然だし、これがまた意外と弱い(笑)最初に斬られる悪人とさほど変わらないんじゃないかな??ボスの弱さにガッカリでした…。綾瀬はるかの殺陣シーンに惚れたのは確かなので、全体的にはまぁまぁでした♪

この作品の評価・・・・72点
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ランボー 最後の戦場

2009年04月27日 02時09分48秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年5月24日公開
監督・脚本・出演 : シルベスター・スタローン
出演 : マシュー・マースデン,グレアム・マクタビッシュ,レイ・ガイエゴス
official site

タイ北部の山の中で孤独な日々を送っているジョン・ランボーのもとに、少数民族を支援するキリスト教支援団体の女性・サラが彼の前に現れる。彼らは軍事独裁政権による迫害が続く隣国ミャンマーの窮状を憂い、医療品を届けようとしていた。その情熱に打たれ、頼みを受けて目的地の村まで送り届けるランボー。しかし本拠地に戻った彼に届いたのは、サラたちが軍に拉致されたとの報せ。救出のために雇われた最新装備に身を固めた傭兵部隊5人に、手製のナイフと、弓矢を手にした一人の戦士が加わる。戦場への帰還を決意したランボーだった…!
2007年の『ロッキー・ザ・ファイナル』に引き続き、スタローンの代名詞とも言うべきキャラクターが20年ぶりに帰ってきた。シリーズ“最終作”を謳った本作の舞台は、内戦が続くミャンマー。まさに今日的な舞台設定だ。劇中で描かれるミャンマー軍によるカレン族虐殺の実態は、現実に即しているというから興味をそそられよう。さまざまな重火器を自由自在に操りながら奮闘するランボーは、孤独な戦いを続けてきた過去3作と同様だが、20年の年月で格段に進化したCG技術により、戦場はより凄惨に、壮絶に描かれる(肉体が四散する様子もリアルに描かれ、それゆえのR-15指定であろう)。還暦を過ぎたアクション俳優が、大真面目に取り組んだ集大成を、ぜひ刮目して観てほしい。

ランボーシリーズ、実は観るのは初めてなんですね確かに戦闘シーンとか迫力は凄いし、ホントに爆死してるんじゃないの!?ってぐらいの映像の連続です。たしかに戦争なんてこれぐらいかこれ以上の残酷さなんだから、それはいいのかなと思います。ただ、90分という短さもあってか、なんか内容が薄っぺらい!!アクションばっかり力入れすぎてて内容が単純すぎるなと感じましたボランティアでアフガニスタンとか行く日本人もいるけど、やっぱり危ないよね…。

この作品の評価・・・・67点
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ある愛の風景

2009年04月27日 02時05分56秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2004年
製作国 : デンマーク
2007年12月1日公開
監督 : スサンネ・ビア
出演 : コニー・ニールセン,ウルリッヒ・トムセン,ニコライ・リー・コス
official site

夫としても父親としても完璧なミカエル、美しい妻のサラと可愛い2人の娘。一家は幸福そのものだった。しかし、軍人のミカエルがアフガニスタンへ派兵され、突如もたらされた訃報によってその幸せな暮らしは一変する。悲しみに暮れるサラと娘たちを支えたのは、刑務所帰りで、今までは常にトラブルの種だったミカエルの弟ヤニックだった。ようやく平穏な日々が戻りつつあった矢先、戦死したはずのミカエルが帰還する…。
戦闘は遠い国で起きているはずだった。けれど、戦禍は確実に遙か離れた家族にも及ぶのだ。捕虜として迫られた究極の選択によって人が変わってしまったミカエル。そんな彼を迎えた家族の戸惑い。優秀な兄と問題児の弟の立場の逆転。懐疑、嫉妬、悔恨。それでも、愛が消えたわけではない。『アフター・ウエディング』のスサンネ・ビアが反戦のテーマを貫きつつ描いた深みのある愛の物語は、『グラディエーター』のコニー・ニールセンが母国デンマークで映画デビューを飾った作品でもある。ナタリー・ポートマン、ジェイク・ギレンホール、トビー・マグワイア主演、ジム・シェリダン監督でハリウッド・リメイクも進行中。

家族というのは、ある日を境に崩れてしまう脆いものなのかもしれない…。なんとなく話の流れは想像出来ちゃうのだけど、それでも家族の意味、大切さっていうのを感じました。戦場での体験…それは一生消える事のない過ちになってしまい、それが帰国した後も悩み続け、その精神的な辛さによって家族も崩壊してしまいます。子供達も以前とは違う父親ミカエルの変わり様に怯えて離れていきます…ミカエルの戦場での体験は想像を超えるものです。そして帰国後に軍人の家族を訪ねて行った時の赤ん坊の笑顔…あのシーンはとても印象的でした。ミカエルの気持ちは分からなくはないです…。あんな事をしてしまったのだから、人間不信になってしまうのは仕方無いのかもラストでミカエルが妻に真実を話すシーン。彼にとっては家族だけには知られたくない事だったのだろう。

命について、家族について、とても考えさせられる作品でした…

この作品の評価・・・・76点
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パコと魔法の絵本

2009年04月26日 21時29分18秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年9月13日公開
監督・脚本 : 中島哲也
出演 : 役所広司,アヤカ・ウィルソン,妻夫木聡,土屋アンナ,阿部サダヲ
official site

一代で会社を作り、我侭放題に生きてきた大貫は、持病で入院していた。病院には、患者も医者も看護婦もクセのある者ばかりが集まっていた。その中で唯一、ピュアな心を持っていたのが、交通事故で入院した少女パコ。我侭な大貫だったが、パコの優しい心に打たれ、毎日、絵本を読み聞かせるように。しかし、事故の後遺症でパコの記憶が一日しか持たないと知った大貫は、パコのために絵本をお芝居にしようと病院の人々に呼びかける。
『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』など、カラフルで毒のある作品を放ってきた中島哲也監督作品。原作は、後藤ひろひとの舞台「MID SUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人」。我侭で孤独な老人と清らかな心を持った少女の交流をシニカルに描いたブラックなファンタジー映画。“病的”な人々が繰り広げるカオスなクライマックスが見どころ。意外なオチもナイス。主演は、役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、阿部サダヲほか。日本映画界を代表する豪華キャストだが、ほぼ全員がこれまでと全く違った役に挑んでいるのに拍手を送りたい。特に、これまでのキャリアを全て捨てるかのような汚れ役を演じた妻夫木聡は絶賛もの。

実写とCGを織り交ぜたファンタジー作品!笑いあり、感動ありの作品で子供から大人まで楽しめる作品だと思います。寝てしまうとその1日の記憶が無くなって少女パコ。パコのために大貫や他の患者たちが頑張る姿は面白いけど、どこかジワっとくるものがありました独特の世界観と豪華な俳優陣!とくに阿部サダヲと小池栄子のキャラが良かったなぁ♪ストーリーの軸はガンコ者の大貫と1日しか記憶が持たないパコの話。「お前が私を知っている、それだけで我慢がならん!」なんて、そこまで自己チューな人間いないだろ!?って思うけど(笑)でもそんな大貫もパコと出会って少しずつ変わっていく…。ベタな話ではあるけど、その中にも絆とか笑いとか色々詰め込まれてて楽しめました♪大人になったら忘れてしまう大事な事をパコに教えてもらったのかもしれませんね。
ラストは大貫が死んじゃうと思ってましたが、どんでん返しでしたねぇ
全体的には良かったです!だけど何かもう一つ足りないような…。って言うかガマ王子がCGで闘うシーンは必要だったのかなと疑問に感じます…。泣ける一歩手前の非常に惜しい作品でした!!

この作品の評価・・・・78点
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers

2009年04月26日 21時15分47秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年8月2日公開
監督 : 押井守
原作 : 森博嗣
声の出演 : 菊地凛子,加瀬亮,谷原章介,竹中直人,榊原良子,栗山千明
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ショーとしての戦争が行われる、仮初めの平和の時代。永遠に年をとらない「キルドレ」のユーイチは、新たに兎離州基地に配属となった。過去の記憶のない彼だが、初めて乗る機体も身体に馴染み、エースの座に着く。基地司令のスイトはそんなユーイチを複雑な眼差しで見つめていた。そんなある日同僚のパイロット、ユダガワが撃墜され死亡してしまう。墜とした相手は、「ティーチャー」となのる敵のエースパイロットだった……。
世界中のクリエイターからリスペクトを受ける押井守監督が撮りあげた鮮烈な物語。森博嗣の小説を原作に、「キルドレ」呼ばれる年をとらない若者たちが、戦闘機のパイロットとして戦いながら生きる意識を変化させていく姿を描く。澄み渡る蒼穹の中を時にあがき、時に愛を求めながら飛ぶキルドレの若者たちは、そのまま生きづらい現代社会で彷徨する現代の若者たちと重なっていく。キャラクターの心情は淡々と描かれる一方、空中戦のスピード感は圧巻。プロペラ機がまるで生き物のように縦横無尽にスクリーンを飛び交う。声優には菊地凛子や加瀬亮ら有名俳優たちをキャスティングし、独特の雰囲気を生み出した。

やっぱり自分はこういう映画を受け入れられない体質みたいですガンダムとか甲殻機動隊とか全然興味が湧きません。この作品も何となく借りてはみたけど引き付けられるものが無かったです。気になったのは2つかな。1つ目は戦闘シーン。これは実写ぽくて結構迫力あったなと思います!日本のCG技術もすごいですねぇ♪そんで2つ目は菊池凛子の棒読みのセリフ(笑)なんじゃぁ?ってぐらい違和感ありました…。
ストーリーがなかなか進まないと思ったら、いきなり進んだりして話について行けずもうちょい子供でも分かるような説明とか入れて欲しかったな。まぁこれも押井ワールドなのでしょうか!?

この作品の評価・・・・61点
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百万円と苦虫女

2009年04月25日 18時52分22秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年7月19日公開
監督・脚本 : タナダユキ
出演 : 蒼井優,森山未來,ピエール瀧,竹財輝之助,齋藤隆成
official site

短大を卒業後、フリーターをしている鈴子は、バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。しかしひょんな事から事件に巻き込まれ、警察沙汰に。前科者になってしまった鈴子は、「百万円貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に働く。やがて実家を出た鈴子は、とある海辺の町にたどり着く。海の家で働き始めるが、貯金が百万円貯まると、あっさり次の土地を目指して旅立つのだった…。
ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞作『モル』から、『月とチェリー』『赤い文化住宅の初子』、脚本作『さくらん』そして本作と、タナダユキが描くヒロイン像はどこかアウトローだ。存在感が希薄で、人と距離を置くことで自分を守る主人公・鈴子は、見知らぬ町から見知らぬ町へと引っ越しを繰り返しながらさまざまな人と出会い、人間の嫌な面だけでなく、温かい部分にも触れながら成長していく。そんなヒロインに魂を込め、伸びやかに演じる蒼井優が素晴らしい。鈴子が逗留先で知り合う人々のキャラは、特に目立ちすぎず、ほどよい味付けになっている。ちょっとホロ苦いが救いのあるエンディングにも好感が持てる。

ゆる~い映画なのかなと思いきや、後半になるにつれて引き込まれていくものがありました。「自分探しの旅ではない旅」言葉じゃ書きづらいけど、なんとなく共感してしまう部分もあったりして、鈴子の生き方が格好良く見えました♪自分の事を知らない土地へ行き、そこで暮らす。人って普段慣れている生活をしていると大切な事とか気付かないし、嫌いな事から避けてしまうのかもしれない。だけど鈴子が出会った人達はそういう大切な事を気付かせてくれたのかもしれません。「1人で生きていく!!」と言っても、人は誰かの支えがあって生きていられるんだと改めて思いました。めんどくさい事が嫌い、人付き合いも苦手、だけど自分の芯をしっかり持っていて言う事はハッキリ言う!とくに同窓会のことで馬鹿にされるシーンが印象的でした所々で弟くんの話も盛り込まれてるんだけど、そちらも上手く絡み合ってて良かったです!森山未來との話は切なかったですねぇ…。最初は鈴子がいるのに浮気して、しかも金貸せなんて最低な男だなと思ったけど、それには理由があったんですね。ラストはすごーく切なくて「えぇーそんなぁ…」って感じです(笑)おススメ作品ですよ★

この作品の評価・・・・82点
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ハロウィン

2009年04月25日 18時49分13秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2008年10月25日公開
監督・製作・脚本 : ロブ・ゾンビ
出演 : タイラー・メイン,マルコム・マクダウェル,デーグ・フェア
official site

友人もなく、家庭でも愛されず、孤独に苦しみ続けた少年マイケルはハロウィンの夜、不気味なマスクを被って、赤ん坊の妹だけを残し、母親の恋人、姉、そしてそのボーイフレンドを惨殺してしまう。その夜からマイケルは厳重警備の精神病院に収容され、小児行動学者ルーミス医師の治療を受ける事になる。彼がマイケルの魔性を理解できる唯一の人物だったのだ。そして17年後のハロウィン―成長したマイケルが精神病院を脱出する…。
1978年に公開されたオリジナル版『ハロウィン』は、“殺人鬼ホラー”というジャンルを世に問い大ヒットを記録した、ホラー映画の金字塔として長く語り継がれてきた作品。30年の時を経て、熱狂的な信者を集めるデス・メタルの巨人、ロブ・ゾンビが再び息を吹き込んだ。本作は2007年8月に全米公開され、ボックスオフィスのNO.1ヒットを記録している。『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェルが、マイケルの過去を知る精神科医役で出演しているのは因縁めいて面白い。ほかにもウィリアム・フォーサイス、ケン・フォリー、リュー・テンプル、ダニー・トレホといったロブ・ゾンビ作品の常連が顔を揃えているのはファンには嬉しいところ。

映画レビュー復帰第1号に何故にこの作品を選んだのだろうか…。
さてさて、70年代のリメイク作品なのですが、よくあるホラー映画の出来栄えです。確かにあの覆面は相当怖い…。道端であんなのに出会ったら即死しちゃいます(笑)やはり殺人鬼というのは幼少期に何らかのキッカケがあってなってしまうんでしょうかあんなに残虐な子供になってしまうと、母親も自殺しちゃうわなストーリーとしてはお決まりのパターンです。刺されても撃たれても、なかなか死んでくれない殺人鬼(笑)どんだけ不死身の肉体なんだ!?と途中から疑問に感じます。妹に会うために、友達まで殺す意味が分からんし…。そして、そんな殺人鬼を追うのは警察官数人程度いやぁ~こんだけ人殺してる男が脱獄したんだから、もうちょい大捜査しようぜ
ラストは妹と殺人鬼が一緒に2階から転落したけど、自分が見た感じでは妹を助けようとしたように見えたんだけど気のせいかな…。
んーどうも後味が悪い作品でした…。まぁ怖さはあって良かったけど

この作品の評価・・・・65点
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