股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ザ・バンク -堕ちた巨像-

2009年10月27日 00時23分08秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年4月4日公開
監督 : トム・ティクヴァ
出演 : クライヴ・オーウェン,ナオミ・ワッツ,アーミン・ミューラー=スタール
official site

インターポール捜査官のサリンジャーは、ニューヨーク検事局のエレノアと共に、国際メガバンクのIBBC銀行の捜査を続けていた。内部告発をしようとした銀行幹部との接触のためにベルリンを訪れたサリンジャーだが、検事局員を目の前で殺され、また告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう。証言を得るためミラノを訪れたサリンジャーとエレノアは、軍事メーカーの社長から銀行が武器取引に関与していることを聞きだすが…。
原題が「The International」というように、今、世界を動かしているのは国家や宗教ではなく、多国籍企業かもしれない。そんな不安を映画化した本作だが、シリアスな社会派ドラマというより、サスペンス・アクションに近い。実際にこんな派手な暗殺をしていては、目立って仕方がないのだが、そこはエンタテインメント。ニューヨークのグッゲンハイム美術館を舞台にした派手な銃撃戦は、この映画の最大の見所で、一見の価値がある。舞台はベルリン、ミラノ、リヨン、ニューヨークと世界各地に飛び、スケール感は十分。監督は『ラン・ローラ・ラン』や『パフュームある人殺しの物語』など、国際的に活躍しているトム・ティクヴァ。

巨大銀行の陰謀を暴くサスペンスアクション。クライヴ・オーウェン演じる主人公のサリンジャーが組織に消されそうになりながらも挑んでいく姿はカッコいいです♪この作品の見所は何と言ってもグッゲンハイム美術館での派手な銃撃戦!白い壁に銃弾がバンバン当たっちゃって、なかなかの見応えがありました!銃撃シーンは見応えがあったのに、肝心のストーリーにインパクトがありません。巨大銀行が相手なんだから、もう少しスケールを大きく見せて欲しかった…。ラストに近づくにつれて失速していく感じが残念でした終わり方は…あれはあれで良いのかな…

この作品の評価・・・・60点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の中のあなた

2009年10月26日 13時49分44秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
2009年10月9日公開
監督・脚本 : ニック・カサヴェテス
出演 : キャメロン・ディアス,アビゲイル・ブレスリン,アレック・ボールドウィン
official site

11歳の少女アナは、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれた。母サラは愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。しかし、その決断にはある隠された理由があった…。
アメリカの人気作家ジョディ・ピコーの同名小説を映画化。監督は『きみに読む物語』のだニック・カサヴェテス。白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた妹が、姉への臓器提供を拒んで両親を提訴する姿を通し、家族のありかたや命の尊厳を問いかける問題作だ。初めて母親役に挑戦したキャメロン・ディアスは、衣装やメイクに関してもリアリティを追求。病気の娘のために闘う母親になりきるため、ほぼノーメイクのままでほとんどのシーンに臨んだという。両親を訴える次女役を『リトル・ミス・サンシャイン』などのアビゲイル・ブレスリンが熱演。シリアスなテーマながら、温かい視線でユーモアを交えた語り口が心地よい。

前評判も良かったので鑑賞。キャメロン・ディアスは親戚の叔母さん役かと思ったら母親役なんですねバリカンで頭をそっちゃうシーン(もちろんカツラだろうけど…)はビックリでした。病気というと展開が読めてしまうかもしれませんが、それでも涙腺がウルウル白血病の姉と、両親を訴える妹。2つの話が同時進行で進んでいきますが最後は1つにまとまってスッキリしました。ただ、もう少し驚きの理由が欲しかったかなと思いますそれでも泣かされましたけど(笑)自分は病気を姉を救うためだけに生まれた存在だと思っていた妹のアナ。彼女は自分の身体を守るために両親を訴えます。しかしそこにはワケがあったんです…。自分は臓器移植のために生まれたんだと思いながらも、姉を一生懸命に看護するアナがとっても素敵です。1つの家族が持つ、苦悩だったり絆だったり愛だったり、「やっぱり家族っていいもんだ」と感じます。メインは母親と娘2人なんだけど、お父さんの存在がまた良い!ドレスを着たケイトをそっと見るお父さんの姿にすごく感動しました!!
3人兄弟で姉が白血病、弟が失読症、妹が人工授精で生まれたって、やりすぎ感も多少ありますが…悲しみの映画ではなく、前に進まなきゃいけないと思わせてくれる作品でした♪

この作品の評価・・・・76点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホースメン

2009年10月26日 13時46分11秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年10月24日公開
監督 : ジョナス・アカーランド
出演 : デニス・クエイド,チャン・ツィイー,ルー・テイラー・プッチ
official site

妻に先立たれたベテラン刑事ブレスリンは、とある猟奇的な連続殺人事件を担当することになる。遺体はさまざまな姿勢で釣り針に宙につるされ、現場には毎回「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残されていた。謎めいた事件の迷宮にはまり込んでいくブレスリン。彼は、高校生の長男アレックスとの確執に悩んでいた。そんな中、ある第2の犠牲者の養女クリスティンが衝撃的な告白をするのだった。
ハリウッド屈指のヒットメーカー、マイケル・ベイが挑んだサイコ・サスペンス。新約聖書の「ヨハネの黙示録」の四騎士に根差した連続殺人事件に巻き込まれていく刑事の運命を描く。人気アーチストのビデオクリップを数多く手がけ、『SPUN スパン』で披露したシャープな映像感覚が話題となったジョナス・アカーランド監督のセンスが光る一作だ。主演は、近作『バンテージ・ポイント』でもいぶし銀の渋さを見せていた名優デニス・クエイド。彼を翻弄する猟奇殺人鬼にチャン・ツィイーが扮して、新境地を開拓しているのに注目だ。薄幸の美少女が突如、魔性の悪女に豹変するさまは大きな見どころとなっている。

「羊たちの沈黙」に似てるのかな。殺人犯が逮捕されても殺人は続くというレクター博士みたいな。チャン・ツィイー、かわいい顔してやる事が怖い(笑)日本人からすると宗教とか神とかってピンとこないので、黙示録がどうとか言われても親近感がないそれでも猟奇殺人などの怖さは伝わってきました…。その裏にある悲しい現実。それは現代の社会問題にも繋がる部分があると思います。虐待や差別、孤独…ちょっとした事で人は変わってしまうから人間は怖い生き物です。サイコスリラーと家族愛が描かれた作品です。
しかし猟奇殺人を扱ってる割には、そこまで印象が残らずスケールも小さかったかなと思います。チャン・ツィイーがもう少し怖かったらよかったのに…

この作品の評価・・・・61点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗

2009年10月25日 18時28分18秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年8月29日公開
監督 : 堤幸彦
原作 : 浦沢直樹
出演 : 唐沢寿明,豊川悦司,常盤貴子,平愛梨,香川照之,石塚英彦,宮迫博之
official site

「世界大統領」となった“ともだち”が、世界を支配する“ともだち歴3年”(西暦2017年)。殺人ウイルスが蔓延した東京はそびえたつ壁に包囲され、都民の行動は完全に制限されていた。そして“ともだち”は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と声明を発表。それは、その日時に新たな殺人ウイルスがばらまかれることを意味していた…。一方、ヨシツネ率いる反政府組織“ゲンジ一派”、武装蜂起を訴えるカンナ率いる強硬派“氷の女王一派”、そしてユキジとオッチョらは、それぞれ人類滅亡を回避する方法を水面下で模索していた。
総製作費60億円、300名を超えるオールスターキャスト、1年間におよぶ長期撮影と、すべてがこれまでの邦画のスケールを突き破った世紀のプロジェクトが、遂に完結する。“血のおおみそか”事件から、ケンヂはなぜ行方不明だったのか? キーパーソンとなるケンヂの姉・キリコは、今どこで何を? そして“ともだち”とは、いったい誰なのか…!? すべての謎が矢継ぎ早に明かされ、第1章から積み重ねられてきたエピソードが次々と繋がっていく。特にこれまでの大芝居のカラクリがあばかれ、メッキがはがれると同時に明らかになっていく“ともだち”の素顔は見どころだ。ハリウッド映画にありがちな単純な勧善懲悪で、ただ“ともだち”を断罪するのではなく、ケンヂ、オッチョらが彼と向き合うラストも深みがあり、切ない。またエンドロール後に10分間のスペシャル映像があるので、絶対に最後まで席を立たないで!

やっと漫画が読み終わったので最終章を鑑賞。ついに“ともだち”の正体が!!でもね、第1章を観た時に「きっと“ともだち”はこの人なんだろうな~」って薄々分かっちゃて、その通りの人だったのが残念うしろ姿と声を考えれば分かっちゃうよ…。
こうして振り返ってみると、やはり原作全24巻を完全に映画化するのは無理があったかなと思います。やっぱりこの映画の見所は、ストーリーよりも原作とそっくりなキャストなのかもしれない。第1章から観てきましたが、だんだんつまらなくなってきてるような…全体的にまとまってないし、無理矢理に話を繋げてるような感じもしました。映画向きに難しいところは全て切ってあって、原作を読んだ人からすれば物足りないよ!!原作とは違うラストではありましたが、大して驚くような事もなく…あのままヨシツネが“ともだち”だったら面白かったのに。でも“ともだち”の独特で不気味な雰囲気は好きでした♪
ラストを言えば、ライブシーンが長かったのが嫌でした。そこまで重要なシーンでもない気がするんだけど…。つーかカンナとキリコさんの感動の再会シーンが無いじゃ~んライブシーンより、こっちを描いて欲しかった。それから無駄にロンブーの淳とか芸能人を登場させるのも、なんだか嫌でした。

この作品の評価・・・・68点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の初恋をキミに捧ぐ

2009年10月23日 01時37分32秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年10月24日公開
監督 : 新城毅彦
原作 : 青木琴美
出演 : 井上真央,岡田将生,杉本哲太,森口瑤子,細田よしひこ,仲村トオル
official site

8歳の頃出会った逞と繭。2人は互いに恋心を抱き結婚の約束をするが、逞は心臓に重い病気を患っており、二十歳まで生きられない身体だった。そして時は経ち、2人は高校生に。繭は今も一途に逞を愛し続けていた。しかし逞はそんな繭をいずれ訪れる別れで悲しませないために、自分から遠ざけようとする。それでも繭に思いを寄せる同級生の昴や逞と同じ病気で床に伏せる照との出会いの中で、彼の心は揺れ動いていくのだった……。
青木琴美のベストセラーコミックを映画化。心臓に重い病を患う少年と彼を一途に愛する少女の姿を、彼らを支える周囲の人間の優しさを交えながら感動的に描く純愛ドラマだ。主人公の2人には、『花より男子』の井上真央と『ホノカアボーイ』岡田将生を起用。天真爛漫でまっすぐな井上真央演じる繭と、病気を抱えながらも懸命に繭を愛そうとする岡田将生演じる逞。そのコントラストが物語をキラキラと輝かせ、そして重なる2人の思いが感動へと観る者を巻き込んでいく。彼らの脇を固めるのは仲村トオル、杉本哲太ら実力派俳優陣。監督は『Life 天国で君に逢えたら』の新城毅彦が務めた。

男だけの試写会。映画がつまらなかったせいなのか、隣に座ってた男子高校生が号泣してた姿を観て引いてしまったせいなのか分かりませんが、自分は泣けませんでした。こういう純愛モノの映画って「恋空」とか「赤い糸」とか今までも幾つかあったけど、展開が読めてしまうからつまらない。というか観客を泣かせようっていう演出をわざとらしくするのが嫌いです。今回も恋人が死んじゃうパターンだしまさしく10代の女の子が好きそうな作品です。ただし、この作品は単なる恋愛話だけでなく、臓器移植という難しいテーマも盛り込まれています。男子は恋愛話よりこっちで泣いてしまうかもしれない。まぁ身近な友達の心臓と相性が合っちゃうなんていう展開が、偶然過ぎるというか純愛モノならではって感じもしますが(笑)コウのお母さんとお爺ちゃんの気持ちにすごく共感しました。「うちの子も生きているんだ。涙も流すんだよ」っていうお爺ちゃんの言葉が印象的でした。ラストは遺骨持って教会のシーンは必要なかったんじゃ?病院の屋上のシーンで終わってた方が上手くまとまってたような気もします…。
平井堅は人が死んじゃう映画の主題歌にはピッタリですね♪純愛モノとしては、まぁまぁの作品でした!

つーか俺、「恋空」に68点も付けてる!?

この作品の評価・・・・69点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホワイトアウト

2009年10月21日 22時28分08秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
2009年10月31日公開
監督 : ドミニク・セナ
出演 : ケイト・ベッキンセール,ガブリエル・マクト,トム・スケリット
official site

米国連邦保安官キャリー・ステッコは、訪れる冬に向けて閉まるステーションを3日後に出発し、二度と南極には戻らないはずだった。しかし、キャンプから離れた場所で他殺された死体が発見される。南極で初めて起きた殺人事件の捜査を開始した彼女は、その事件の裏に隠された60年前のある秘密へと近づいていく。最後の飛行機が飛び立つまであと数日。極寒の地“南極”でホワイトアウトの危険が迫る中、犯人との壮絶なサバイバル・ゲームが始まった。
地球上で最も危険な減少といわれる吹雪“ホワイトアウト”が荒れ狂う中、一人の女性捜査官が事件に挑む姿を描くアクション・スリラー。主演は「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセール。

主演は織田裕二か…。「ホワイトアウト」って言うと10年ぐらい前の織田裕二主演の同名映画を思い出す人がほとんどだろう。あの映画はアクション映画でしたが、今回の作品はミステリーです。
一言で言えば、南極を舞台にした殺人事件。犯人は誰なのか?トリックは?南極という今までにない密室の中での殺人事件で新鮮味は感じましたが、なんとも印象に残らない作品でした真冬が近づき陸の孤島と化した南極は、なかなかの迫力というか寒さを感じました。素手でドアノブ触ったら指が壊死しちゃうなんて南極の恐怖ですよね…。次々に殺人事件は起きるんだけど、その犯人とか動機にそこまで驚きもなかったです。基地内の限られたスペースでの殺人事件だし登場人物も多くないので、ある程度予測もつきます。さらには、主人公のキャリー以外の人物の感情が見えてこないので、犯人ですら感情移入が出来ない「ふ~ん、そんな理由なんだ…」くらいです(笑)

もう少しハラハラドキドキさせる演出をするか、もしくはホラーっぽく作ってジェイソンみたいにピッケルで襲ってくる殺人鬼でも良かったかなぁって思います。

この作品の評価・・・・61点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミルク

2009年10月20日 00時01分26秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年4月18日公開
監督 : ガス・ヴァン・サント
出演 : ショーン・ペン,エミール・ハーシュ,ジョシュ・ブローリン
official site

1972年のニューヨーク。金融や保険業界で働いていたミルクは、20歳年下のスコットと出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成する事になる。社交的でユーモアにあふれたミルクは、近隣住民の抱える問題に、政治的により関わりを深めていく。
『ラストデイズ』などの、より実験的な作品に時間を費やし、本作で久々にメインストリームに帰還した感のあるガス・ヴァン・サント。ゲイである事を公表しながら公職に就いたハーヴィー・ミルクの生涯を、優しく観察し物語を紡いだ作品。特筆すべきは、ショーン・ペンが全編を通して見せる愛嬌のある演技。アカデミー賞のみならず、多数の映画賞を制覇しているペンの熱演は一見の価値あり。これまでゲイ・コミュニティーや社会の前衛的問題に興味のなかった人も、本作でミルクの人物像に触れれば、関心を持つだろう。今なお尊敬されるミルクの愛すべき人柄をフィルムに焼き付けた監督の手腕に感服し、映画化にこぎつけた彼の執念を感じ取りたい。

昨年のアカデミー賞では本作で主演男優賞に輝いたショーン・ペン。この作品はショーン・ペンが演じる実在した人物ハーヴェイ・ミルクの半生を描いた作品です。自身もゲイであるミルクは、世の中から差別されていたゲイにも人権があるのだと訴え続けます。なぜゲイが差別されるのか?ゲイも普通の人間なのだと小さな街から始まったミルクの行動は、やがて多くの人々の心を動かしていきます。自分はゲイじゃないから分からないけど、やっぱり人の外見とか内面で差別することは間違ってると思う。弱者のために立ち向かっていったミルクは本当に素晴らしいと思います!銃弾に倒れるまで彼は最後まで戦い続けました。それがラストシーンで全てを物語ってるんだと思います。
彼のような政治家が現代にもいたら、きっと日本も世界も変われるような気がします…

この作品の評価・・・・77点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤッターマン

2009年10月19日 17時36分33秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年3月7日公開
監督 : 三池崇史
出演 : 櫻井翔,福田沙紀,深田恭子,生瀬勝久,ケンドーコバヤシ,阿部サダヲ
official site

高田玩具店の1人息子のガンちゃんは、父親の開発途中のヤッターワンを完成させ、ガールフレンドの愛ちゃんと共にヤッターマン1号、2号としてドロンボー一味と戦っていた。ある日、考古学者の海江田博士の一人娘、翔子からドクロストーンを探しに行ったまま行方不明になっている博士を探し出して欲しいと頼まれる。ヤッターマンに変身したガンちゃんと愛ちゃんはヤッターワンを出動させ、一路、博士のいるオジプトへ向かう!
1977年に「タイムボカン」シリーズ第2弾として放送された国民的人気アニメ、「ヤッターマン」がまさかの実写映画化。天才発明家少年のガンちゃんとガールフレンドの愛ちゃんが最強タッグを組み、ドクロストーンをめぐりドロンボー一味と戦う。遊びに徹して作られたアニメだけに、映画化は難しいと言われていたが、最新CGを駆使し、オリジナルのイメージを全く損なわないヤッターマンが完成した。ケンダマジック、シビレステッキ、メカの素など、涙が出るくらい懐かしいメカや、「今週のハイライト」「説明しよう」「今週のビックリドッキリメカ、発進!」などなど、お約束のフレーズも使われている。原作で育った世代も大満足の仕上がり。

ヤったヤったーマン!開始5分で「あっ、つまらない」と気付きました。子供向きだとは分かってるけど、下ネタ多すぎて大人でもドン引きしちゃうくらいですヤッターマンってこんなにエロいのか??そんで、こんなに気持ち悪いのか??そして、なんとも言えない学芸会レベルの戦い。CG使い過ぎてて迫力もイマイチだし、あんだけ壁に叩きつけられれば骨折って死ぬだろ~って思っちゃいましたまぁ子供向けだから死人は出せないんだろうけどさ深キョンのドロンジョ様もそこまでじゃないし…。櫻井翔も福田沙紀も、演技上手くないし…。見所ってところがありません。続編もあるらしいけど、ジャニーズファンのためとしか思えない!!

子供向きでもなく大人向きでもなく…誰のための映画なんでしょうか??2時間苦痛でした…

この作品の評価・・・・49点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガマの油

2009年10月15日 03時02分10秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年6月6日公開
監督 : 役所広司
出演 : 役所広司,瑛太,小林聡美,澤屋敷純一,二階堂ふみ,益岡徹,八千草薫
official site

1日で億単位の大金を動かすデイトレーダーの矢沢拓郎は、プール付きの豪邸に気立てのよい妻・輝美と心優しい息子の拓也と暮らしている。ある日、少年院から出所する幼なじみのサブローを迎えに行った拓也の身に思いも寄らない出来事が起こる。悲しみの中、拓郎は拓也の恋人・光と携帯を通じて親しくなるが、光は拓郎を拓也だと勘違いしてしまう。拓郎は光に真実を告げられないままサブローと旅に出るのだった。
癒しがたい深い悲しみに沈み込んだとき、幼い日の鮮烈な記憶が甦る。これが監督デビュー作となる名優・役所広司は、“ガマの油売り”というこの上なく胡散臭いが、抗いがたい魅力のキャラクターを登場させ、夢見心地の懐かしさと根底を貫く楽天主義で生死の境も軽やかに越えてみせる。やんちゃ坊主のまま大人になったような主人公を自ら演じるほか、理想の女性像を体現する小林聡美、これまた理想の息子の瑛太、ベテランの八千草薫、益岡徹、さらには現役K-1ファイターの澤屋敷純一や新人の二階堂ふみに至るまでセンスのよい配役で、すべてのことに素直に「ありがとう」と言いたくなる優しさに溢れた役所流ファンタジーを完成させた。

役所広司初監督作品なので期待しましたが、ハズレましたねぇ。なんか話がまとまっていそうで、まとまっていないようか感じがしました。キャスティングから問題があるかなと思います。恋人の光の演技はどうなんだろ…。素人でももっと上手いんじゃないか?声出して「あはははは、あはははは」ってそんな気持ちこもってないのバレバレな笑い方する人いないと思うけどというか実際そんな笑い方してる人いたらウザいけどなぁ(笑)で、彼氏とその父親の声すら聞き分けられない光がまたウザい。どう聞いても声の高さが違うじゃん!!気付けよ!!
ファンタジーの世界も少し描かれていたけど、上手く映画の中に溶け込んではいませんでした。熊との格闘シーンも「はい?」って感じだし拓也の死をもっと上手に描けたはずなのに、どーでもいい要素が入り込みすぎて感情移入できませんでした。

この作品の評価・・・・60点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少年メリケンサック

2009年10月14日 18時49分40秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年2月14日公開
監督・脚本 : 宮藤官九郎
出演 : 宮崎あおい,佐藤浩市,木村祐一,田口トモロヲ,三宅弘城
official site

メイプル・レコード新人発掘部門のかんなは、会社退職予定のその日、動画サイトに投稿されたパンクバンド、少年メリケンサックに釘付けになる。イケメンギタリストがギンギンに弾きまくり、凶暴なパフォーマンスでファンを熱狂させているのだ。早速、バンドとの契約に乗り込むと、そこにいたのはイケメン青年ではなく、昼間から酔っ払ったオッサン。動画に投稿されていたのは25年前のライブ映像で、メンバーは50代になっていた!
『真夜中の弥次さん喜多さん』以来、4年ぶりの宮藤官九郎監督作品第2弾は、パンク映画。レコード会社との契約期限が迫り、仕事もプライベートも崖っぷち状態のOLかんなは、契約終了日に勘違いで契約したオヤジバンド、少年メリケンサックを売り出すため、全国ツアーに乗り出す。パンク嫌いなかんなとパンクバンドという相いれない一同だったが、ツアーを続けるうちに、彼らの間に仕事を越えた友情が芽生える。破滅型の人生を送ってきたメンバーたちの心がじんわりするエピソードが、絶叫パンク映画の裏側に絶妙なスパイスを効かせている。出演は、宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲほか。宮崎あおいのコメディエンヌぶりもお見事!

クドカン作品は嫌いじゃないけど今回の映画は好みが分かれる映画だと思います。宮崎あおいは可愛いね♪「篤姫」の時の印象とは180度違い、暴れっぷりがまた可愛い♪だけど、他の役者陣が下品すぎるしギャーギャーうるさすぎる。佐藤浩市が「ちんこ!ちんこ!」言うのはある意味衝撃的です(笑)所々、笑えるんだけど、宮崎あおい以外に華がないし見所もありませんでした…。後半になるにつれてのグダグダ感に「早く終われ~」と思っちまいました「舞妓haaaaan!」は好きだったのに今回は残念です…

この作品の評価・・・・66点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さまよう刃

2009年10月12日 20時54分11秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年10月10日公開
監督・脚本 : 益子昌一
出演 : 寺尾聰,竹野内豊,伊藤四朗,長谷川初範,木下ほうか,池内万作
official site

残虐な犯罪を続ける少年犯。彼らは“少年法”に保護されている。最愛の娘が、少年達によって、凌辱され殺された。ある日、謎の密告電話により、失意のどん底に落ちていた父親・長峰重樹は、犯人を知ることになる。「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない!」復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う…。そして、長峰を追う2人の刑事。織部孝史と真野信一。被害者の絶望は、永遠に消えない。そして、少年達は犯した罪と同等の刑を受けることはない。法律を守る。という建前の正義を優先する警察組織に、不条理さを感じる刑事たち。それぞれが苦悩しながら、事件は衝撃の結末に向けて、加速していく…。
「秘密」で第52回日本推理作家協会賞、「容疑者Xの献身」で第134回直木賞を受賞し、他にも「流星の絆」「手紙」など映画・ドラマ化作品で大ヒットを連発している作家・東野圭吾。そんな東野作品の中でも問題作と位置づけられているベストセラー「さまよう刃」を映画化。主演の長峰役には『半落ち』『博士の愛した数式』などで、世間に強烈なインパクトを与えた寺尾聰。静かに、しかし圧倒的な存在感で演じている。共演は、映画『冷静と情熱のあいだ』やTVドラマ『Tomorrow』『BOSS』などの竹野内豊。警察官として、真の正義と現実の狭間で苦悩する若手刑事・織部孝史を演じる。また、コメディからシリアスな作品まで幅広く活躍している伊東四朗が、ベテラン刑事・真野信一を演じる。監督・脚本は『ひまわり』『きょうのできごと』など数多くの行定勲監督作品のプロデューサーであり、脚本家としても知られる益子昌一。

東野圭吾作品が続々と実写化されていきますね。原作を読まずの鑑賞となりました。唯一の肉親である娘を殺された父親が、少年達へ復讐するというお話。観る前から重い映画だと感じてましたが、実際に観ると予想以上に重かった…。セリフが少ない分、表情や動作が印象的で、復讐に燃える父親の存在感(悲しみ、怒り、絶望)は凄かったです正義とは何か?悪とは何か?観ている最中、ずっと考えさせられました。最後までその答えが自分の中で出てきませんでした。きっと観た人は「あの父親は間違ってる!」とはハッキリ言えないでしょう。
メッセージは凄く伝わってきて、途中途中で涙腺がヤバかったですが疑問に感じた箇所も幾つか…。まぁまずは長野県警の捜査の遅さだろうね警察もプロなんだから素人の犯罪者1人すらすぐに見つけられないっていうのはどうなの?家宅捜索したならファックスぐらい調べとけよって思うし。重樹が携帯電話の電源をオンにしてたならGPSとかで調べればいいのに。竹ノ内豊演じる刑事の、心の葛藤もイマイチ伝わってこなかった…。それと、車を貸した少年は罪にならないのかな?警察の行動に観ているこっちが疑問に思いイライラしました。
一緒に観に行った友人は原作を読んでたので感想を聞いてみると、原作と違う部分が多いみたい。原作はグロいシーンが多いそうですが、映画では全てカット。やはり500ページを2時間にまとめる事は困難だったか
暴力に暴力で対抗することは確かに正しいとは思えない。だけれど、この映画の父親のように1人娘を殺され、加害者の少年は未成年というだけで法律に守られるのならば暴力で対抗することも間違ってないようにも思える…。この国の今の法律では加害者より被害者が苦しむのが現実。裁判員制度が始まった今、少しでも被害者が報われるように法律が改正することを願います。

この作品の評価・・・・76点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風が強く吹いている

2009年10月10日 02時45分03秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年10月31日公開
監督・脚本 : 大森寿美男
原作 : 三浦しをん
出演 : 小出恵介,林遣都,中村優一,川村陽介,橋本淳,森廉,内野謙太
official site

天に与えられた“走る”才能をもった2人の若者が出会った。致命的な故障でエリート・ランナーへの道を諦めたハイジと、事件を起こし競技から遠ざかった天才走者カケルだ。ハイジはカケルこそが秘かに温めていた計画の切り札だと確信、壮大な夢への第一歩を踏み出す。それは、寛政大学陸上競技部の8人と、学生長距離界最大の華“箱根駅伝”出場を目指すこと。ところがこの競技部とは名ばかりで、8人は陸上から縁遠い上、漫画オタクや25歳の留年生、アフリカから来た留学生など、ユニークなキャラクターが揃っていた。だが、なぜかハイジは、自信に充ち溢れている。彼の編み出す緻密なトレーニング法と走ることへの信念、仲間への揺るぎない信頼が、皆を変えていく。やがて明かされる、ハイジの故障の理由とカケルが起こした事件の真相、そして8人それぞれが抱えてきた本当の想い。果たして、心を一つにした10人は、箱根の頂点に立つことができるのか?
直木賞作家・三浦しをんの同名小説を映画化。故障による泥沼から這い上がり、独自の結論に達したハイジを演じるのは、『ROOKIES-卒業-』の小出恵介。純粋に心の底から走ることを望むあまり、他人との衝突も多いカケルには、『バッテリー』の林遣都。その他、『体育館ベイビー』の中村優一、「ROOKIES」の川村陽介、『タッチ』の斉藤慶太、斉藤祥太、ソフトバンクのCMで大ブレイクしたダンテ・カーヴァーなどが出演。また、津川雅彦がチームの監督役に扮して脇を固める。監督は、これがデビュー作となる大森寿美男。NHK大河ドラマの「風林火山」、「クライマーズ・ハイ」、映画『星になった少年』などの脚本家として知られている。

駅伝を題材にした作品って前にもあったけど、こういうのって展開が分かっちゃうから感動が薄れちゃうんだよね…。原作本がどんなのか分かりませんが、まずまずの映画だったと思います。駅伝を舞台にした作品なので「奈緒子」の時のように俳優がみんな全力疾走ってぐらいの走り方するんじゃないかと内心ドキドキでしたが、走り方は相当練習したんじゃないかってぐらい本物の選手の走り方のようでした。
青春映画ならではの、サクセスストーリーが若干わざとらしかったのが残念箱根駅伝に出るなんて並大抵の努力じゃ無理だと思うし、弱小マラソン部が少し努力したからといって出場できるとは思えませんね。予選会のギリギリ9位でシード権獲得しちゃうところなんて、ありがちな展開足を怪我したハイジが、足を引きずりながら歩いてるのに後ろから誰も抜かしてこないってのも何だか疑問に思ったり。終わり方に強引さを感じました。
でもメンバー10人の絆や、1つの目標に向かって努力する姿は、予測していながらもジ~ンとしましたね。よくあるスポーツ映画の中では当たりの映画だと思います☆

この作品の評価・・・・75点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドロップ

2009年10月09日 23時42分33秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2009年3月20日公開
監督・脚本・原作 : 品川ヒロシ
出演 : 成宮寛貴,水嶋ヒロ,本仮屋ユイカ,上地雄輔,中越典子,波岡一喜
official site

不良に憧れて私立中学から公立に転校したヒロシ。赤い髪にボンタン姿で登校すると早速、不良グループに呼び出される。浮かれ気分でついて行くと、リーダー、達也に河川敷でボコボコにされる。しかし、その根性を気に入られ、ケンカの後、共にラーメン屋に。初日早々不良グループの仲間入りを果たす。ヒロシの生活は活気付き、達也らとつるんで他校の生徒とケンカの毎日。姉のユカとその恋人のヒデは、そんなヒロシを心配していた。
人気お笑い芸人、品川庄司の品川祐の小説「ドロップ」がコミック化に続いて映画化。原作者自ら品川ヒロシ名義で脚本・監督を手がけた。平凡な中学生だったヒロシは、公立中学に転校までして、憧れの不良グループに加わり、ケンカや悪事に明け暮れる。しかし、そんな中で友情、恋、家族愛など、今まで知らなかった本物の優しさに触れ、成長していくのだった。主演は、『NANA』シリーズの成宮寛貴と、ドラマ「ゴクセン」の水嶋ヒロ。元・羞恥心の上地雄輔がヒロシの兄貴分で優しく余裕ある男を好演しているのにも注目。また、若月徹(若月)、住谷正樹(レイザーラモンHG)、坂本雅仁(アホマイルド)ら、多くの芸人が重要な役で出演しているのにも注目。

お笑い芸人が映画作っちゃうのって流行ってるのか?前評判は良かったので期待してたけど、ん~ん~素人が作った感が見え見えだなぁ…って感じました。若い時だからこその青春だったり、勢いだったりってのは何となく理解できるけど、話の内容が普通というかベタ過ぎるかな。品川としては不良時代の友情や恋愛を描きたいんだろうし、これが実話なのだとは思うけど、それにしても“あるあるネタ”だなケンカして、相手と仲直りして友情が芽生えて、好きな人には振られて、大切な人が死んじゃうって……ん~どうなんだろうか…。終始、殴り合いばっかりで見飽きてしまった
金属バットで後頭部思いっきり殴ったら普通死ぬんじゃねぇの??達也も「人間は簡単に死なねぇんだよ!」と言ってるけど、上地があんな風になっちゃったんだから、少しは「人間って簡単に死んじゃうんだ」ってことに気付いて欲しかったです…。
会話の間の取り方とかお笑い要素が所々に入ってるのは笑えました☆とくに哀川翔と達也の父親のコントは面白かった♪河本の鼻クソもナイス(笑)

伝えたい事は何となく分かるけど、内容が薄いし「とりあえずイケメン揃えました」感がある。同じく不良映画の「クローズゼロⅡ」も近いうちに借りて、観比べてみようと思います

この作品の評価・・・・68点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワイルド・スピード MAX

2009年10月08日 04時19分30秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
2009年10月9日公開
監督 : ジャスティン・リン
出演 : ヴィン・ディーゼル,ポール・ウォーカー,ミシェル・ロドリゲス
official site

南米に逃亡したドミニクは恋人レティとともに輸送車からの強奪を繰り広げていたが、捜査の手が迫っていると知り、レティの前から姿を消す。しばらくして、ドミニクのもとに衝撃的な知らせが届く。復讐を誓いL.A.に向かうドミニク。一方、FBI捜査官ブライアンは、麻薬組織のボス“ブラガ”を追い続けていたが、お尋ね者のドミニクが8年ぶりにL.A.に戻って来たという知らせを受ける。
凄腕ドライバーたちが危険でクールなレースの世界で腕を競い合う『ワイルド・スピード』――世界中のカーマニアを夢中にさせた大ヒットシリーズの第4弾。ヴィン・ディーゼルを筆頭に、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースター、ミシェル・ロドリゲスら第1作のメンバーが再集結しているのが嬉しい。加えて、ミス・イスラエルに選ばれたガル・ギャドット演じる謎の美女ジゼルなど、新キャラクターの登場も見逃せない。封鎖されていない公道を使って、限界ギリギリのスピードで疾走するカー・アクションと極限のスタント。フルカスタムされたスカイラインGT-Rなど、カーマニア垂涎の名車の数々にも注目だ。

車好きな人には堪らない映画でしょうね。開始早々、タンクローリーとのカーチェイスは「どうやって撮影してるんだ!?」ってぐらいハラハラさせられます!その後は、出てくる車出てくる車、全部が派手に破壊されちゃっていきますストーリー性が薄いので、やはり見せ場はカーアクションです。街中を走ったり、洞窟の中を走ったり…。たしかに所々で無理矢理感はありました。ラストのボスなんてあんな死に方はどうよ…。まぁ暇つぶしには丁度良いくらいです。
※前3作を観ていなくても、なんとなく理解できるのでご安心を。

この作品の評価・・・・72点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブロークン・イングリッシュ

2009年10月06日 01時26分00秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ=日本=フランス
2008年12月13日公開
監督・脚本 : ゾエ・カサヴェテス
出演 : パーカー・ポージー,メルヴィル・プポー,ジーナ・ローランズ
official site

30代独身、NYでホテルのVIP担当として働いているノラ。親友のオードリーは自分が紹介したマークと結婚、母親からは「あなたの年頃でイイ男は残ってない」と心配されている。あるがままの自分を愛してくれる人と出会いたい。でももう、誰からも愛されないかもしれない…。揺れ動く希望と不安を抱えながら、ノラは新しい出会いを求めるが、ことごとく失敗。そんな時、同僚が主催したホームパーティーで、フランス人男性ジュリアンと出会い…!?
父に“インディペンデント映画の雄”ジョン・カサヴェテス、兄に『君に読む物語』の映画監督ニック・カサヴェテスを持つ映画一家のサラブレッド、ゾエ・カサヴェテス長編監督デビュー作(ちなみに大女優の実母ジーナ・ローランズは、ヒロインの母親役で出演)。30代・独身という崖っぷちに立たされたヒロインの悪戦苦闘を描く、おかしくも切ないラブストーリーだ。せっかくステキな人と出会っても、「この人も悪い男なんじゃ…」と疑って臆病になってしまったり、焦るあまり、おかしな行動を取ってしまったり…。等身大で描かれるヒロインに、抱きしめたくなるほどの親近感を抱く女性も多いのでは? ロマンチックで美しいNYとパリの街並みも、女子の心をくすぐります。

あらふぉー女性の仕事と恋愛を描いた作品。新しい恋に一歩踏み出す彼女ですが、お酒で失敗したり、出会ったばかりの男とすぐに寝てしまったり…。男からしたら「ん?」と思ってしまいますが、この年齢の女性なら共感しちゃうんじゃないでしょうか。
主人公のノラに次から次へと男が寄ってきますが、ぶっちゃけそこまで美人でもないし…まぁそれは映画ならではの“大袈裟”ってやつですかね(笑)つーか初対面の男とウォッカとかテキーラをストレートで飲むか普通?なんか「今夜はOKよ♪」と軽い女をアピールしてるとしか思えません!!ラストも空港へ向かう電車の中で偶然にジュリアンと再会しちゃうって…なんか無理矢理じゃないかぁ?ノラがそこまでジュリアンに夢中になる理由もよく分からなかったし、2人が離れてからもお互い思ってる理由もイマイチ分からなかった…。

この作品の評価・・・・63点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする