股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

2019年06月30日 13時38分59秒 | 映画評論サ行
製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年6月28日
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド,サミュエル・L・ジャクソン,ジェイク・ギレンホール
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高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みを迎え、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパへ旅行に行く。ところが、ピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、彼にある任務を与える。
『スパイダーマン:ホームカミング』に続き、トム・ホランドが主人公ピーター・パーカーを演じたアクション。ヨーロッパで友人たちと旅行を楽しむピーターがミッションを与えられ、新たな戦いに向かう。共演は、前作にも出演したジェイコブ・バタロン、ゼンデイヤ、マーベル作品のニック・フューリー役でおなじみのサミュエル・L・ジャクソンら。監督はジョン・ワッツが続投する。

スパイダーマンの活躍を描いたシリーズ最新作。時系列としては「アベンジャーズ エンドゲーム」のその後のピーター・パーカーを描いています。他のMCU関連作品だと複数のキャラクターが登場することが多いのですが、このスパイダーマン映画シリーズはスパイダーマンに笑点が当てられていて、すっきり集中して観ることが出来ます♪アイアンマンの死後、世間は次のヒーローを探していました。スパイダーマンを世界を守るヒーローにしようとする世論の意見とは逆に、ピーター・パーカーは“普通の生活を送る高校生。親愛なる隣人。”としての生き方をしたいと思うのです。それでもトニー・スタークの意志を継ぎたいという気持ちも持っており、その狭間で揺れ動く葛藤が今回のテーマの1つになっています。あの“指パッチン”で変わってしまった世界で、ピーターが少しづつ成長していく姿は観ていてとても素敵でした!普通の高校生としての恋の悩みや、友人関係。そしてヒーローとしての生き方。スパイダーマンだって1人の生身の人間なのだから悩んだり苦しんだりするのは当たり前なのだ。ヒーローアクション要素と青春恋愛要素がバランスよく盛り込まれていて、そこがまた共感できるポイントでした。
そして今回から登場する新キャラクター・ミステリオ!個人的に一番好きな俳優であるジェイク・ギレンホールの演技がたまりません!映画冒頭、水の都ヴェネツィアでの戦闘シーンはカッコいい!ドローンとホログラムを駆使した最新のVFX映像はIMAX3Dで観る価値ありです!目に見えるものを信じてはいけない…最後まで騙されました(笑)ミステリオの心情がもっと深く描かれていたらさらに楽しめかも。ラストはハッピーエンドかと思いきやの意外な展開でした!?これはあとシリーズ3作品くらい続きそうな…

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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悲しみに、こんにちは

2019年06月26日 18時15分33秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:スペイン
日本公開:2018年7月21日
監督:カルラ・シモン
出演:ライア・アルティガス,パウラ・ロブレス,ブルーナ・クシ
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ある病気で両親を亡くした少女フリダ(ライア・アルティガス)は、バルセロナの祖父母のところからカタルーニャの田舎にいる叔父夫婦(ダビ・ベルダゲル、ブルーナ・クシ)に引き取られる。夫婦と幼いいとこのアナ(パウラ・ロブレス)に優しく迎え入れられたフリダだったが、本当の意味で打ち解けるには互いに時間が必要だった。
スペイン・カタルーニャ地方を舞台に、両親を亡くして叔父夫婦に引き取られた少女の繊細な心の動きをつづるヒューマンドラマ。思春期前の少女が、新しい家族と過ごすひと夏の様子を描き出す。監督は、自身の経験を基に本作のメガホンを取ったカルラ・シモン。本国スペインのゴヤ賞で8部門にノミネートされ、そのうち3部門で受賞した。

両親を亡くして叔父夫婦に引き取られた少女の姿を描いたスペイン映画。幼いながらに両親を亡くしたフリダの心はきっと想像以上に孤独を感じてしまったのだろう。「みんなが私のことを嫌っている…」そんな言葉を口にしたフリダでしたが、叔父夫婦やその娘のアナ、おばさん達は優しく、時に叱り、フリダに本当の家族のように接していきます。血が繋がっていなくても、時間が解決してくれるのかもしれない。大人びていてクールなフリダですが、本当は甘えん坊で泣き虫などこにでもいる少女でした。
フリダは悪くない…。悪気はないことは分かっているのだけど、言動を見ていて少々イラっとしてしまいました。アナが可愛すぎたから余計にフリダの態度が目立ってしまったかな。それでもラストに流したフリダの涙はハッピーエンドであることを物語っていて温かい気持ちになりました。素敵な話でしたが淡々とした展開にちょっと眠くなってしまった…

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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X-MEN:ダーク・フェニックス

2019年06月23日 12時33分19秒 | 映画評論ア行
製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年6月21日
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ジェームズ・マカヴォイ,マイケル・ファスベンダー,ジェニファー・ローレンス
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サイコキネシスとテレパシーの使い手ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)の活躍で、X-MENはすさまじいパワーを持つミュータントのアポカリプスを倒した。それから10年後、宇宙でのミッションで発生した事故によってジーンが封じ込めていた邪悪な別人格ダーク・フェニックスが解き放たれる。やがて彼女は制御不能に陥り、世界は滅亡の危機に直面する。
世界中でヒットを記録した『X-MEN』シリーズの第7弾となるアクション大作。前作でX-MENを勝利に導いたジーン・グレイのもう一つの人格が、思わぬ事態を引き起こす。監督は同シリーズの製作や脚本などに携わってきたサイモン・キンバーグ。ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのソフィー・ターナーをはじめ、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスらのほか、謎のキャラクターとしてジェシカ・チャステインが出演する。

『X-MEN』シリーズの7作品目にして完結となる作品。スピンオフを含めると12作品もあったのかー。もちろん全作品を観ている僕にとっては思い出深いシリーズの1つです。本作では宇宙でのミッション中の事故でダークサイドが増幅して制御不能になったジーンを主人公に描かれています。もちろん今までのシリーズを観ていないと「誰だこいつら?」と思うのでご注意を。全体的には分かりやすい展開でスッキリまとまっていたと思います。アクションシーンは相変わらず迫力あります。ダークフェニックスに目覚めたジーンの圧倒的な強さは凄かった!しかし『X-MEN』シリーズの最後がこの内容っていうのは少々物足りなさを感じてしまいます。やっぱり旧3部作と比べると新3部作と本作はスケールもキャストも小物感が否めない。やっぱりウルヴァリンは存在感があったのだと改めて思いました。貴重な存在であったミスティークをあんな形で終わらせてしまったのは勿体ないよ!悪役にジェシカ・チャスティンを持ってきたのにその魅力を活かしきれていない。敵の目的が何かよく分からなかった。で結局、ジーンが最後にどうなったの?不死鳥?ハッキリしない。チャールズは最後なのに特に空回りしてたね。やることが下手だし、周りからは怒られるし(笑)完結編にしては色々と弱いと思います。
でも約20年間楽しませてもらったことには感謝しています!お疲れさまでした!20世紀FOXをディズニーが買収しため、X-MENはマーベル・コミック・ユニバース(MCU)の一部になるということで『X-MEN』単独での映画化は難しくなるのかな。今後『X-MEN』が復活することを期待したい!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ヘイト・ユー・ギブ

2019年06月22日 00時29分55秒 | 映画評論ハ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年3月13日
監督:ジョージ・ティルマン・Jr
出演:アマンドラ・ステンバーグ,レジーナ・ホール,ラッセル・ホーンズビー

黒人で16歳のスター(アマンドラ・ステンバーグ)は、幼いころから白人と共存して生きるように教えられてきた。彼女は白人たちが通う学校の生徒となり、白人のボーイフレンドと青春を謳歌(おうか)していたある日、幼なじみが白人警官に撃ち殺されるのを目撃する。最初は白人との共存を考慮し黙っていたが、やがて社会の矛盾に立ち向かうことを決意する。
警官が無抵抗の黒人青年を射殺した、実際の事件に着想を得た小説が原作のドラマ。友人が白人警官に射殺されるのを見た黒人の少女が、社会の矛盾に抗おうとする。メガホンを取るのは『ファースター 怒りの銃弾』などのジョージ・ティルマン・Jr。『ダーケスト・マインド』などのアマンドラ・ステンバーグをはじめ、レジーナ・ホール、コモン、アンソニー・マッキーらが出演する。

実際の事件から着想を得た小説が原作の作品。白人と共存して生活するよう幼い頃から言われてきた黒人の16歳スター。ある日、目の前で幼馴染が白人警官に射殺されたことから、彼女は社会を変えようと立ちあがります。間違っていると思う事に周囲の目を恐れずに立ち向かうスターの姿は16歳とは思えないほど強く見えました。家族の絆や恋人の支えもスターにとっては後押しになったのだろう。白人警官が黒人を撃ち殺す事件は現実にも多く発生していることです。スターの「彼がどう死んだか?が問題ではなくどう生きたか?が問題だ」という言葉にはグッときました。今でも白人優位の社会があるのは事実。だけどそれを銃ではなく言葉で変えようとするスターは本当に素晴らしい人間だと思います。声を上げ続けることの大切さを感じました。日本に暮らしていれば、人種問題や銃問題はあまり意識することのない問題だ。自分には何が出来るのだろうかと考えさせられる作品でした。ラスト子供が銃を向けるシーンは心が痛みました…

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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天竜浜名湖鉄道

2019年06月19日 20時28分03秒 | 国内旅々
1泊2日で岩手に行ってきました

土日でしたが天気予報は大雨…

行きの新幹線で朝食の駅弁



盛岡駅から快速はまゆりで釜石に向かいます




キハ110系。時代を感じる車内です




途中の遠野駅でSL銀河を見ることができました♪


釜石駅着


サン・フィッシュ釜石


新鮮な魚がたくさん売ってます


2階にある、まえ浜さんでランチ


ホタテ、ウニ、いくらの3色丼!うんまい!


シープラザ釜石を散策


駅のホームには先ほど待ち合わせしたSL銀河の車両が到着してました


釜石駅から雨の降るなか徒歩で向かったのはミッフィーカフェ!
駅前には絵本のオブジェになっている案内板が置いてありまーす


2階建ての釜石情報交流センターの1階がミッフィーカフェになっています


日本で唯一の常設のミッフィーカフェです。なぜ釜石市にミッフィーカフェができたのかというと、キッカケは2011年の東日本大震災だそうで。ミッフィーの作者であるディック・ブルーナ氏と親交のあった日本人の記者の呼びかけで「ミッフィーが本来のカラフルな姿になるように、色を失った被災地が彩りをとりもどせたらいい」という被災地の方々の願いから、被災地の一つであった釜石市にミッフィーカフェの構想ができ、オランダ在住のブルーナさんの快諾によって2015年に、ミッフィーカフェができたのです。素敵なエピソードですね☆

店内はミッフィー好きにはたまらない空間が広がっています


特にミッフィー好きではない僕もいつのまにかミッフィーの虜になっていました(笑)














注文したのはミッフィーのスイーツプレートとミッフィーの絵が描かれたラテ
食べるのが惜しいくらいの可愛さです。味も美味しかった♪


釜石駅に戻りまして三陸鉄道で宮古駅に向かいます


途中で海岸沿いを走るのですが高い防波壁が作られていて津波の怖さを感じられました

宮古駅に着いた頃には日も暮れてました


夕飯は駅前の蛇の目本店


鱈のフライがめちゃくちゃ美味かった!このボリュームで1000円は安い!


2日目。

朝からバスで浄土ヶ浜に向かいました


しかし朝からの大雨で遊覧船は終日欠航が決定…。うっ…。


とりあえず徒歩で浄土ヶ浜へ


雨の日は、これはこれで幻想的な雰囲気で素敵でした♪三途の川みたいだ(笑)




めちゃくちゃいっぱいいるウミネコ


売店にはウミネコの餌として売られているかっぱえびせんが…。
カルビーさんもまさかこんな使われ方されるとは思ってないだろう


撒いたら面白いくらい寄ってくるウミネコたち。結局2袋も買ってエサやりしてました


遊覧船は欠航でしたが青の洞窟に行けるさっぱ船は運行していたので乗ってみた


人もいなくて貸し切りの船。ここにもウミネコが寄ってくる


やっぱり近くで見ると岩の迫力が凄いです!


洞窟は悪天候のため濁っていて青くなかったので写真を加工して青くしました(笑)


洞窟の奥の潮吹きがなかなか迫力がありました♪


宮古駅に戻りまして昼食。


駅前のすみよしで最近の宮古名物になっている瓶丼を


こんな瓶に海鮮が詰められています


これをご飯にかけて召し上がります。めかぶのトロトロがマッチしてて美味しい!


駅前には三陸鉄道のグッズを取り扱っている、さんてつやというお店も


宮古駅からはさんりくトレイン宮古で盛岡に向かいます
この時期は限定のリゾートあすなろの車両です




車内も綺麗に快適!


前方カメラの映像が席から見れるのは良いね


盛岡駅ではぴょんぴょん舎で名物の冷麺を食す




そして旅の〆はずんだシェイク
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ブレス しあわせの呼吸

2019年06月19日 17時14分47秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:イギリス
日本公開:2018年9月7日
監督:アンディ・サーキス
出演:アンドリュー・ガーフィールド,クレア・フォイ,トム・ホランダー
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1950年代、周囲の人々からの祝福を受けながら結婚したロビン(アンドリュー・ガーフィールド)とダイアナ(クレア・フォイ)だったが、ロビンがアフリカでポリオに感染して首から下がマヒし、人工呼吸器なしでは生きられない体になってしまう。イギリスに帰国し息子が生まれたロビンは、病院から出ることを希望する。医師からは反対されるが、ダイアナは自宅での看病を決意する。
若くして全身マヒとなり余命宣告を受けた夫とその妻、彼らを支える人々の絆を描いたドラマ。『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどのプロデューサー、ジョナサン・カヴェンディッシュの両親の実話を映画化した。『ハクソー・リッジ』などのアンドリュー・ガーフィールド、ドラマシリーズ「ザ・クラウン」などのクレア・フォイらが出演。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラムや『猿の惑星』シリーズのシーザーなどで知られる俳優アンディ・サーキスが監督を務めた。

全身まひになり余命宣告を受けた夫とその妻の生涯を描いた作品。実話を基にした作品だとは知りませんでした。なんと息子さんが製作したんですね!アンドリュー・ガーフィールドとクレア・フォイの演技に最後は泣かされました。難病に侵されながらも病室に閉じこもるのではなく外の世界で生きようとする前向きなロビンの姿には感動しましたし、そんなロビンを懸命に介護して支えるダイアナの明るい性格もまた素敵でした!車椅子生活になったロビンは電気呼吸器をつけて自宅での治療を続けます。自分の事だけでも大変なのに、同じ病気で苦しんでいる人のために車椅子を紹介して世界中の人たちに生きる希望を与えます。その勇気と行動力は本当に素晴らしい!衝撃的だったのがドイツの当時の最新の病棟での患者の扱いです。あれはもう監獄と同じだ。
愛する人や家族が全身まひになったら自分はダイアナのようになれるのか…考えさせられます。もちろんその逆も。絶望の中で多くの人に支えられて生活ができたロビンは幸せだったと思いますし、それがラストの選択に繋がっていくのだと思います。映画なので多少に上手く行き過ぎ感はありますがね…。かなりのお金がかかっていそうだけど生計はどうたてていたのだろうか。夫婦の絆って本当に強くて深くて美しいものなのだと思います。どんな困難にぶつかっても、2人のように明るく楽しく生きられるような人間でありたいと思いました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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メン・イン・ブラック:インターナショナル

2019年06月18日 14時18分10秒 | 映画評論マ行
製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年6月14日
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:クリス・ヘムズワース,テッサ・トンプソン,リーアム・ニーソン
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地球に生息している異星人たちの監視と取り締まりを行っている最高秘密機関MIBことメン・イン・ブラックの新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、MIBロンドン支部内に潜んでいるとされるスパイの摘発を命じられる。Mは、先輩エージェントのH(クリス・ヘムズワース)と共に任務の遂行にあたるが、スパイ側が仕掛けていた裏工作によってMIBから追われる立場になってしまう。
地球に潜む宇宙人を監視するエージェントたちの活躍を描いた『メン・イン・ブラック』シリーズの第4弾。敏腕だがいいかげんなHとエリート新人Mのコンビが、地球に迫る危機に挑む。監督は『ストレイト・アウタ・コンプトン』などのF・ゲイリー・グレイ。HとMを、『アベンジャーズ』シリーズなどのソー役でおなじみのクリス・ヘムズワース、『クリード』シリーズなどのテッサ・トンプソンが演じる。

地球に潜む宇宙人を監視するエージェントたちの活躍を描いた『メン・イン・ブラック』シリーズの第4弾。MIBシリーズを観てきた人にとっては“何で今更?”“何でキャストを変えてまで?”と不思議に思う人も多そう。やはりウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビが色んな意味で最強すぎて、クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンのコンビは悪くはないけど物足りなさを感じます。旧シリーズはユニークな宇宙人キャラクターがたくさん登場して、笑いがありながらのスパイ映画で楽しめましたが、本作は結構真面目に作られています。宇宙人のキャラクターの登場は少なく、宇宙空間を操る双子はX-MENに登場しそうな雰囲気…。MIB内部にスパイがいるという設定は、この手の映画にはよくある話で新鮮味がない。そして裏切り者が誰なのかも予想がつく。ラストの裏切り者との戦いも運だけで勝った感じが(笑)それでも最新のCG技術は旧シリーズを比べて格段に上がっていました!全体的に悪くはないけど、観なくてもいいような凡作SFアクション映画でした。ほんとに、何で今更作ったんだろ??(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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追想

2019年06月10日 16時45分49秒 | 映画評論タ行
製作年:2018年
製作国:イギリス
日本公開:2018年8月10日
監督:ドミニク・クック
出演:シアーシャ・ローナン,ビリー・ハウル,アンヌ=マリー・ダフ

1962年夏のロンドンで、バイオリニストのフローレンスは、歴史学者志望の若者エドワードに恋をする。二人は結婚し、ハネムーンは風光明媚(めいび)なドーセット州チェジル・ビーチに決める。だが、ホテルで二人きりになった彼らは、新婚初夜を迎える高ぶりとストレスから口げんかになり、フローレンスはホテルを出てしまう。
『レディ・バード』などのシアーシャ・ローナンを主演に迎え、イアン・マキューアンの小説「初夜」を映画化したラブストーリー。20代の夫婦が新婚初夜の出来事が原因で、その後の人生にほころびが生まれるさまを描写する。『ベロニカとの記憶』などのビリー・ハウル、『奇跡の海』などのエミリー・ワトソンらが共演。『ホロウ・クラウン』シリーズなどのドミニク・クックが監督を務める。

初夜を迎えた若い夫婦の物語。初夜の出来事だけで映画が作れてしまうのだから凄い(笑)男と女ってここまで考え方が違うものかと関心してしまう。若さゆえのモヤモヤだったりってものも分からなくもない。行為をするほど愛し合っていたとしても許せる事と許せない事がある。結婚初夜を迎えるまで行為はしないっていうのは理解できるとしても、その初めての行為が失敗したからって別れるほどの事じゃないと思うのだけど…。お互いが思いやって理解し合えば解決できそうだけどなぁ。無理をしてSEXをしようとした彼女に対して、もう少し彼が大人な行動を取っていれば良かったのかな。
大人になってからのレコード店でのエピソードとか演奏会のシーンはとても良かったし終わり方も切なくてグッドだけど、若い頃の2人の行動にツッコミを入れたくなってしまったので減点です。

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アラジン

2019年06月08日 11時26分01秒 | 映画評論ア行
製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年6月7日
監督:ガイ・リッチー
出演:メナ・マスード,ナオミ・スコット,ウィル・スミス,マーワン・ケンザリ
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貧しいながらもダイヤモンドの心を持ち、本当の自分にふさわしい居場所を模索する青年のアラジン(メナ・マスード)は、自由になりたいと願う王女のジャスミン(ナオミ・スコット)と、三つの願いをかなえてくれるランプの魔人ジーニー(ウィル・スミス)に出会う。アラジンとジャスミンは、身分の差がありながらも少しずつ惹(ひ)かれ合う。二人を見守るジーニーは、ランプから解放されたいと思っていた。
アニメ『アラジン』を実写化したファンタジー。青年アラジンと王女ジャスミンの身分違いの恋と、魔法のランプに関わる冒険が描かれる。監督は『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー。メナ・マスードがアラジン、『パワーレンジャー』などのナオミ・スコットがジャスミン、『メン・イン・ブラック』シリーズや『幸せのちから』などのウィル・スミスがランプの魔人を演じる。

ディズニーアニメ『アラジン』を実写化したファンタジー映画。公開前はウィル・スミスのジーニー姿を見て「えっ…青いウィル・スミスじゃん…」と失笑でしたが、意外や意外!観始めると違和感は感じませんでした!あんなに踊るウィル・スミスは初めて(笑)
名作アニメである「アラジン」を実写化するというのは、かなりのプレッシャーだったと思いますが、実写ならではの大迫力の映像と世界観、そしてスピード感があって非常に完成度が高い作品でした。アニメ版のアラジンの運動神経もアラジン役のメナ・マスードが見事に演じ切っていました。ジャスミン役のナオミ・スコットはもう美しいのなんのって(笑)アクション、恋愛、ホラー、コメディなど色んなジャンルがバランスよく詰まっている作品。そしてなんと言っても歌唱シーンは素晴らしかったですね。空飛ぶ絨毯に乗りながらの“ホール・ニュー・ワールド”は鳥肌ものでした♪逆にジャスミンが怒りを込めて力強く歌った「スピーチレス」のシーンは必要なかったような…。敵のジャファーはイメージとは違って存在感が弱かったなぁ。それでもミュージカル調の作品で楽しく観れましたし、冒頭シーンとラストシーンが繋がっている演出も感動しました!自分らしく生きることの大切さや、女性の内面的な強さなどのメッセージ性が詰まった素敵な作品でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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アンダー・ザ・シルバーレイク

2019年06月06日 18時08分52秒 | 映画評論ア行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年10月13日
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
出演:アンドリュー・ガーフィールド,ライリー・キーオ,トファー・グレイス
OFFICIAL SITE

サム(アンドリュー・ガーフィールド)は、ビッグになりたいという漠然とした夢を抱えて、ロサンゼルスのシルバーレイクにやって来る。だが現実は厳しく、仕事がない彼は家賃すら払えなかった。やがてサムは、向かいに引っ越してきた美しいサラ(ライリー・キーオ)に恋をする。何度かデートするが、ある日彼女は姿を消してしまう。
『イット・フォローズ』などのデヴィッド・ロバート・ミッチェルがメガホンを取ったサスペンスドラマ。ロサンゼルスのシルバーレイクを舞台に、恋した女性の行方を捜す主人公を映し出す。主演を『ハクソー・リッジ』などのアンドリュー・ガーフィールドが務める。謎の美女を『グッド・ドクター 禁断のカルテ』などのライリー・キーオが演じた。

夢を見て都会にやってきた青年が、向かいに引っ越してきた美女に恋をしたことから始まるサスペンス。『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督ということで期待はしてましたが、徐々に雲行きが怪しくなっていき話が進むにつれて“?”が頭にずっと浮かんでました。なんだろうな…なんて言えばいいのかな(笑)何か起きそうで何も起きないような展開がずっと続いていき、変な集団も登場したりして。謎が出てくるけど、その謎が最後まで明らかにされていない。裏の世界を見てしまった主人公のサムは何を知って何を感じ取ったのか。普通だったらサムは前半で殺されていそうな内容(笑)カルト教団に入った美女はあの後どうなったのだろうか。新感覚サスペンスってこういう事を言うのか?一番衝撃だったのは糞をした便器の中を映したシーンでした…

この作品の評価・・・・★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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いちごの唄

2019年06月05日 18時05分44秒 | 映画評論ア行
製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2019年7月5日
監督:菅原伸太郎
出演:古舘佑太郎,石橋静河,和久井映見,光石研,岸井ゆきの,峯田和伸,宮本信子
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笹沢コウタ(古舘佑太郎)は、唯一の親友である伸二(小林喜日)と共に、クラスメートの天野千日(石橋静河)を天の川の女神と呼んでひそかに崇めていた。しかしある日、伸二は千日を守ろうとして交通事故に遭い、死んでしまう。それから10年後の七夕に、コウタは高円寺で千日と偶然再会し、環七通りを散歩する。そして毎年七夕に会う約束をした二人は、1年に1日だけ顔を合わせるようになる。
ロックバンド「銀杏BOYZ」の詞曲を基に、『雪の華』やNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」などで知られる脚本家・岡田惠和が書き下ろした小説を映画化。憧れのクラスメートと再会した青年が、彼女に再び思いを募らせる。メガホンを取るのは、ドラマ「トドメの接吻(キス)」などの演出を担当してきた菅原伸太郎。『アイムクレイジー』などの古舘佑太郎、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』などの石橋静河をはじめ、和久井映見、光石研、清原果耶、宮本信子らのほか、「銀杏BOYZ」の峯田和伸も出演した。

完成披露試写会にて鑑賞。観客も写真撮影OKだったのでパシャリ

憧れていたクラスメートと再会した青年が、再び恋に落ちていく姿を描いた本作。好きな人への気持ちが高まっていくのとは逆に、現実はなかなか上手くいかない。それは子供のときでも大人になっても一緒のこと。ただただ好きだという感情で突っ走ってしまうコウタは共感できる部分もありつつ若干のサイコパスとも感じ取れました。過去の辛い出来事から抜け出せない苦しみ、明るい家族に恵まれて暮らせることの喜び…人間って生きてれば色んなことがあるけれど、それでも前に進み続けなければならない。ちょっとした事でも、それがキッカケで人は変われるのかもしれない。そのキッカケが音楽なら素敵なことだね。1年に一度、好きな人に会うために生きるって素敵じゃん!まぁ素敵な話ではあったけど、昔何かの映画で観たことがあるような展開で新鮮さは感じませんでした。コウタのハイテンションが最後まで苦手だった。コウタみたいな人が友達だったら嫌かも(笑)それとは対照的に千日を演じた石橋静河の透き通るような存在感は素敵でした♪銀杏BOYSファンからしたら、たまらない映画なのかな?監督も初の長編作品だそうで、次回作に期待してます!

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