製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年12月17日
監督:李闘士男
出演:安田顕,小池栄子,岡田結実,ファーストサマーウイカ,SWAY,金子大地
映画『私はいったい、何と闘っているのか』|12月17日(金)全国ロードショー
45歳のしがない中年男・伊澤春男(安田顕)は、地元で愛されるスーパー“ウメヤ”に勤めて25年になる万年主任。たまの休日は愛する妻子のために駆け回り、仕事では念願の店長昇進を夢見て一喜一憂していた。ある日、店で誤発注トラブルが発生し、大混乱に陥った事態を乗り切るため春男が呼び出される。
俳優や作家としても活動する芸人・つぶやきシローによる小説を映画化。地元密着型スーパーに勤める万年主任が、仕事や家族のために悪戦苦闘する日常と店長昇格を懸けた闘いの行方を描く。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の監督・李闘士男と脚本家・坪田文が再び組んだ。同作の主演を務めた安田顕が主人公を演じ、『グッドバイ ~嘘からはじまる人生喜劇~』などの小池栄子、『ショコラの魔法』などの岡田結実のほか、タレントのファーストサマーウイカ、「劇団EXILE」のSWAY、伊集院光らが共演。
オンライン試写会にて鑑賞。芸人・つぶやきシローによる小説を映画化。仕事や家族のために奮闘する男の姿を描いた本作。どこにでもいそうな普通の中年男性の日常。45歳の春男とは同世代ではないけれど、「そういう時イラっとするよね」「そういう言い方されると地味に落ち込むよね」「本当はそんな事思っていないのに誤解されることあるよね」等、共感するシーンばかりでした。人生ってこんなもんだよ。失敗することばかりだけど、それでもみんななんとか生きているんだよね。観ている側も自然と自分に置き換えてしまうでしょう。春男の喜怒哀楽な姿が切なくもあり、笑ってしまいました。クスっと笑えるけど後半は家族の絆に感動。普通の幸せを手に入れるって実は難しいけど、春男くらい優しい男性なら、その幸せを手に入れられるのかな。観終わってみると「職場ではこんなに頑張ってるのかなぁ」とか「家族のことをこんな風に思ってくれているのかなぁ」と自分の父親に置き換えてしまって、不思議なことに感謝と尊敬の感情が出てきました(笑)
派手な映画ではないけれど、とても良質な家族の物語でした。安田顕の演技が上手い!
赤いスイートピーの歌い過ぎには笑った。
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)