股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

レッド・ライト

2013年06月30日 17時14分00秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2012年
製作国:スペイン,アメリカ
2013年2月15日公開
監督:ロドリゴ・コルテス
出演:ロバート・デ・ニーロ,キリアン・マーフィ,シガーニー・ウィーヴァー
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科学者のマーガレットとトムは、超常現象の科学的解明の研究に没頭していた。そんなある日、30年前に引退したはずの超能力者サイモンが復帰するというニュースが世間を騒がせる。マーガレットはその昔、サイモンの超能力のうそを暴くため彼に挑んだ経験があり…。
『[リミット]』『アパートメント:143』などで注目を浴びるスペインの異才、ロドリゴ・コルテスが監督と脚本を務めた新感覚ミステリー。再び現場に返り咲く伝説の超能力者と、彼を追う科学者たちの壮絶な心理戦を描き出す。謎の男を名優ロバート・デ・ニーロが熱演し、科学者を『ダークナイト』シリーズのキリアン・マーフィと『エイリアン』シリーズのシガーニー・ウィーヴァーが演じている。さまざまなトラップが待ち受ける先の読めない展開に、手に汗握る。

超能力を信じるか信じないかは、あなた次第。話が進むにつれて謎が増えてきて、それが果たしてラストにどう繋がっていくのかが楽しみでしたが…このオチは納得できません。そのオチだと今までの話が何も意味なくなってくる。そこまで引っ張っておいて、何だそのオチは!?ロバート・デ・ニーロやシガーニー・ウィーヴァーを贅沢に使っておきながら、この終わり方は残念。サイモンが実は盲目じゃないってことも、誰か途中で実験しなかったのか?ヒントや伏線は幾つかあるものの、なんせ話が複雑過ぎてそこまで頭が回らない(笑)

確かに予想外の展開ではあったけど、これはスッキリしませんでした。観終わった後に良い意味で“騙された!!”と思う作品もあるのに、今回は悪い意味のほう。独特の世界観と緊張感や、キャストの演技は◎でした。オチだけしっかり作れば、素晴らしい作品になってたに違いない!

この作品の評価・・・・61点
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華麗なるギャツビー

2013年06月30日 00時48分28秒 | 映画評論カ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2013年6月14日公開
監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ,トビー・マグワイア,キャリー・マリガン,ジョエル・エドガートン
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ニックが暮らす家の隣に建つ、ぜいを凝らした宮殿のような豪邸。ニックは、そこで毎晩のように盛大なパーティーを開く若き大富豪ジェイ・ギャツビーと言葉を交わす仲になる。どこからやって来たのか、いかにしてばく大な富を得たのか、なぜパーティーを開催し続けるのか、日を追うごとに彼への疑問を大きく膨らませていくニック。やがて、名家の出身ながらも身寄りがないこと、戦争でさまざまな勲章を受けたことなどを明かされるが、ニックはこの話に疑念を持つ。
数々の名作を世に送り出した作家F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を実写化したドラマ。快楽的な生活を送る謎の富豪ギャツビーの意外な正体を、ある女性との恋を絡めながら映す。レオナルド・ディカプリオが、人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビーをクールに演じる。『マイ・ブラザー』のトビー・マグワイアやキャリー・マリガンらが共演。『ムーラン・ルージュ』などのバズ・ラーマン監督ならではの絢爛を極めたビジュアルも見ものだ。

レオナルド・ディカプリオがバズ・ラーマン監督と組んだリメイク作品。3D料金をケチって2Dで鑑賞。観ていて思ったのは、至る所に「あぁ、ここ3Dで観たら綺麗なんだろうなぁ」と思わせるシーンがあること。確かに映像は2Dでも十分に美しいのです。そして音楽も素敵♪

華麗なギャツビーというタイトル通り、そのギャツビーは裕福な生活を送っています。彼は1人の女性を愛し続ける純粋な男。その一途過ぎるほどの愛に感動すらしました。しかしその相手、デイジーは…気持ちをハッキリさせない女性に見えてしまった。ギャツビーほどの財産を持っていようとも女性は振り向かない。自分で勝手に描いた幸せな未来っていうのは、人には荷が重いものなのか…難しい(笑)
豪華絢爛な映像美は良かったし物語の構成も分かり易かった。けど、少し単純な話だったかなと思います。ラストの終わり方もスッキリしない。彼は彼女の罪まで背負ったのに…それでもデイジーは振り向かない。ギャツビーの理想が高すぎたのか?デイジーがただワガママなのか?何はともあれギャツビーは可哀想な男だ。まぁ役者さんの演技は素晴らしかったので映画館で観て後悔はしてません。

ディカプリオ、もう少し痩せてたほうが良かったかも…


この作品の評価・・・・71点
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エンド・オブ・ザ・ワールド

2013年06月29日 19時35分03秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2013年1月18日公開
監督:ローリーン・スカファリア
出演:スティーヴ・カレル,キーラ・ナイトレイ,コニー・ブリットン,アダム・ブロディ
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小惑星の接近で、人類と地球の滅亡が決定的なものに。保険セールスマンのドッジは、何も言わずに姿を消した妻を追いもせず、律儀に出社しては単調な業務を続けていた。そんな中、隣に暮らす自由奔放な女性ペニーが母国イギリスへ向かう最後の飛行機に乗れなかったと泣いているのを見掛ける。それを機に初めて言葉を交わして妻の浮気を知るも、ペニーの家に間違って配達された自分宛ての郵便物から昔の恋人オリヴィアからの手紙を発見して狂喜。生涯で最も愛した彼女のもとへ駆け付けようとするが…。
『40歳の童貞男』のスティーヴ・カレル、『プライドと偏見』のキーラ・ナイトレイら実力派が共演を果たした異色ロマンス。小惑星衝突による地球滅亡が迫っている中で妻の不貞を知った男が、隣人の女性を道連れにして真の愛を探る旅に出る。スティーヴが地球滅亡を機に、真面目一筋でさえなかった人生を実りあるものに変えようとする主人公を好演。キーラも奔放なヒロインにふんし、随所で笑いを誘う。ザ・ビーチ・ボーイズやホリーズなど、全編で鳴り響くポップスとロックの名曲も聴きものだ。

小惑星が地球に衝突して滅亡…というと「アルマゲドン」「ディープ・インパクト」など超大作を思い浮かべてしまいます。世界の終わりが近づいているにもかかわらず、結構地味な人間ドラマを描いている本作。ドッジとペニーがそれぞれの目的に向かって旅に出ます。実際に人類滅亡になった時はこんな風にいつも通りの生活を送りながら死ぬのが一番幸せなのかもしれない。そんな事を考えさせられます。主人公のドッジのように淡々と人生を終わらせられたら…。最期に一番大切な人と過ごしたいものです。

でも映画としては物足りないというか、淡々とし過ぎてて退屈してしまいました。まぁ、こういう雰囲気の映画が好きな人もいるだろうけど、自分はやはり「ディープ・インパクト」のようなハラハラドキドキが欲すぃ!!予想通りの展開に、ついていけないアメリカ人のノリ。
ハッピーエンドのような終わり方だけど…やっぱり物足りない。暗くならない地球滅亡なら、感動する要素をもっと欲しかった。

この作品の評価・・・・62点
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秘密のオブジェクト

2013年06月29日 12時35分08秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:韓国
2012年12月1日公開
監督:イ・ヨンミ
出演:チャン・ソヒ,チョン・ソグォン
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夫と冷えきった関係に陥っているのにもかかわらず、大学教授としての世間体を気にして仲の良い夫婦を演じる40歳のヘジョン。そんなある日、婚外情事に関する論文を作成する彼女の研究室に、助手となる21歳の男子学生ウサンがやってくる。婚外情事の体験者たちを取材するうちに、若くてチャーミングなウサンにときめいてしまうヘジョン。年上の自分が相手にされるわけがないと一線を越えることをちゅうちょする彼女だったが、対するウサンもヘジョンに隠している秘密があった。
『天国からのメッセージ』のチャン・ソヒとテレビドラマ「屋根部屋のプリンス」のチョン・ソグォンが共演を果たしたラブストーリー。夫との関係が冷えている40歳の女性大学教授が、21歳の男子学生と恋に落ちてしまう姿を追い掛けていく。メガホンを取るのは、英国国立映画テレビ学校卒の新鋭イ・ヨンミ。赤裸々に描かれる40代女性のセックスをめぐる心理に加え、主人公たちのそばにいるコピー機とカメラに彼らの気持ちなどを代弁させるユニークな手法も見もの。

韓国映画だから、すごくドロドロしてるのかと思ってましたが、意外と普通の恋愛映画でした。でもアラフォー女性と男子学生の恋に結構ドキドキしてしまいました(笑)恋愛に対する自分の欲望だったり、社会的な立場だったり…人の感情が結構リアルに描かれているので観ていて面白かったです。自分をさらけ出す勇気を持てない主人公2人が切なかった。体験談を語る女性がエロい!R18指定だったけど、それほどでもない気がした。後半になるにつれて、ウサンの過去や秘密が明らかになっていく過程が非常に面白かったです。それがデジカメ目線なのがまた面白い!女性監督のせいか女性目線なのも新鮮でした。最後に2人が結ばれたことがとても良かったです♪ラストシーンが気になる!(笑)
コピー機目線やカメラ目線のセリフが最初は違和感がありましたが、途中から斬新な視点だと感じて面白かったです。「登れない木」に対する気持ちのすれ違いが何とも言えない。

この作品の評価・・・・74点
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任侠ヘルパー

2013年06月28日 14時16分31秒 | 映画評論ナ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年11月17日公開
監督:西谷弘
出演:草なぎ剛,安田成美,夏帆,風間俊介,香川照之,黒木メイサ,杉本哲太,宇崎竜童
official site

暴力団の隼会から脱退し、堅気となってコンビニ店員として働く翼彦一。強盗に入った老人に店の金を渡したことから刑務所送りになった彼は、獄中でその老人・蔦井雄三と再会。元極道であった彼は彦一に、コンビニの件の礼として出所後に自分と兄弟分だった極鵬会の組長・朝比奈を頼れるように手はずを整えてくれる。出所したものの、身を寄せる場所のない彦一は、朝比奈を訪ねることに。だが、彼から破産した老人たちを劣悪な介護施設に放り込み、年金や生活保護費を絞り取るシノギを強いられる。
ヤクザが介護ヘルパーとして働くという奇抜な設定などで人気を集めた、テレビドラマ「任侠ヘルパー」の劇場版。老人介護施設に勤めることになったヤクザが、福祉事業の利権を狙う悪たちに怒りを爆発させていく姿を追い掛ける。テレビドラマ版に引き続き、草なぎ剛が主人公を熱演。『HOME 愛しの座敷わらし』の安田成美、『劔岳 点の記』の香川照之、『前橋ヴィジュアル系』の風間俊介ら、バラエティー豊かな顔ぶれが脇を固めている。主人公の奮闘に加え、貧困ビジネスの問題などを取り上げたテーマ性にも注目。

ドラマは観てませんでした。ですが観てなくても話には付いていけます。どんなもんかと思って観ましたが、確かに映画なのだけど少子高齢化問題や地方の介護問題を描いていて社会派作品でした。今の日本が抱える問題をクローズアップしていて最初から最後までなかなか内容が濃かったです!草なぎ剛が本当に極道の人間にしか見えませんでした。SMAPの中では草なぎ君が一番演技が上手いわ!
老人とどう向き合うか、介護とどう向き合うか。年寄りを利用して金儲けをしようとする悪い奴らばかりの世界で、極道の人間が弱き者を助けようとする姿が、観ていてスカっとします。でもあの後お年寄りたちがどうなったのかが描かれていないのが消化不良でした。彦一の生き様を描いているのですが、それだけでない色々と考えさせられる作品でした。自分の親のことを考えると…ちょっと考えちゃいますが続編があれば観たいです!

この作品の評価・・・・73点
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大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]

2013年06月27日 14時46分14秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年12月22日公開
監督:金子文紀
出演:堺雅人,菅野美穂,尾野真千子,柄本佑,要潤,宮藤官九郎,西田敏行
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美しい容姿と才覚を持つ5代将軍・徳川綱吉による巧みな統治手腕によって、これまでにない栄華を誇る徳川幕府。だが、綱吉が一人娘を亡くして跡継ぎ作りに専念するようになったのを機に、大奥では正室と側室の派閥争いが表面化し、男衆の策略、陰謀が繰り広げられようとしていた。そんな中、貧しい公家の出身ながらも並外れた才気を認められ、右衛門佐という男が大奥入りを果たす。権力闘争をくぐり抜け、綱吉の信頼をも獲得し、徐々に力を手にして大奥総取締となる右衛門佐だったが…。
よしながふみの人気コミックを実写化した、異色時代劇『大奥』のシリーズ第2弾。前作の徳川吉宗から徳川綱吉の時代へと舞台を移し、男女が逆転した大奥で繰り広げられる愛憎と野望のドラマを壮大なスケールで活写。徳川家の繁栄という重荷を背負わされる女将軍・綱吉に『ジーン・ワルツ』の菅野美穂、大奥で権力を得ようと彼女に取り入る男・右衛門佐に『武士の家計簿』の堺雅人がふんする。波瀾万丈な物語もさることながら、豪華絢爛な美術と衣装、ビジュアルにも目を奪われてしまうはずだ。

柴咲コウ、二宮和也出演の前作「大奥」はボーイズラブ映画でしたが、前作と比べたら今回の方が断然良くなったと思います。前作よりもずっと大人向けに仕上がってる。ずばりテーマは“お世継ぎ問題”。菅野美穂演じる5代将軍・徳川綱吉は一人娘を病気で亡くしたことで、跡継ぎ作りに頑張るわけです。まー2時間ほとんどが若い男を誘って×××っていう展開なので正直途中で飽きてしまいました。夜になれば「世継ぎ!世継ぎ!」って、しつこい(笑)ラストに右衛門佐が綱吉に一目ぼれだったっていうのは驚きでした!だってそんな素振り全くなかったじゃん!いきなり「好きやー!!」って(笑)何故、右衛門佐は綱吉を好きになったのか。そして大奥総取締になったいきさつの描き方が薄い。これならテレビでスペシャルドラマとして放送したほうが良かったと思う…。終わり方も中途半端。
キャストは演技派揃いで満足。堺雅人も菅野美穂もやっぱり存在感がある役者さんだと思います。最後のMISIAの主題歌もとても良かった!でも内容が…

この作品の評価・・・・61点
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砂漠でサーモン・フィッシング

2013年06月26日 11時32分39秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:イギリス
2012年12月8日公開
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ユアン・マクレガー,エミリー・ブラント,クリスティン・スコット・トーマス
official site

「イエメンでサケ釣りをしたい」という依頼を受けた水産学者のジョーンズ博士。そんなことは絶対無理だと相手にしなかったものの、何とイギリス外務省後援の国家プロジェクトに発展。ジョーンズは、イエメンの大富豪の代理人ハリエットらと共に無謀な計画に着手する。
アラブの大富豪からの「イエメンでサケを釣りたい」という無理難題に応えるために奔走する人たちをコミカルに描いたドラマ。主人公の不器用な水産学者を、『スター・ウォーズ』シリーズや『ムーラン・ルージュ』のユアン・マクレガーが演じ、『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントと『ずっとあなたを愛してる』のクリスティン・スコット・トーマスの実力派キャストが脇を固める。監督には『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム。『スラムドッグ$ミリオネア』のサイモン・ボーフォイが脚本を手掛ける。一見くだらないと思えることに大人が夢中になる姿に感動する。

砂漠でサケを釣りたいなんて、大富豪も無茶ぶり過ぎる!!サケを釣る話ならサケの話を描いてくれればいいのに、なんだか余計な話が入ってて中途半端な感じがしました。砂漠に川を作り、鮭1万匹をイギリスから運んで放流するという無謀な計画。一大プロジェクトなのに、目立つのは主人公とヒロインの恋模様。博士と助手の不倫物語ばかりで、肝心のサケは二の次に見える。プロジェクトの大変さが全然伝わってきませんでした。戦地から命懸けで戻ってきた彼をそんな簡単に捨てられるのか??サケだって現実味の無い展開ばかりで…。そもそも博士ってプロジェクトにそんなに貢献してなかった気がする。そしてラストのダムの決壊。せっかく気持ちよく終わりそうだったのに決壊させなくても…。てか悪い奴らはまた襲ってくるんじゃないの??ネタは面白いのに内容が薄いし、見どころもない。

この作品の評価・・・・59点
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僕の中のオトコの娘

2013年06月25日 15時43分06秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年12月1日公開
監督:窪田将治
出演:川野直輝,中村ゆり,草野康太,河合龍之介,内田朝陽,山田キヌヲ,ベンガル
official site

謙介は、大学を卒業して就職するも、仕事で失敗を重ね、同僚や上司とソリが合わず半年で会社を辞めてしまう。それから5年間も、自宅で引きこもっていた。ゲームやネットサーフィンに明け暮れる中、彼は女装を楽しむ男性「女装娘」が集うサイトを発見する。なぜか、彼らに引かれて女装娘のカリスマ的存在であるカレンとメールでやり取りをするように。やがて、女装バーに足を踏み入れた謙介は、その世界に自分の居場所を見いだすが、女装への偏見や嫌がらせに悩まされ、父親からは絶縁を言われ…。
女装娘(じょそこ)と呼ばれる、女装を楽しむ若い男性たちをテーマにした異色の青春ドラマ。引きこもりの生活を送っていた青年が、女装の世界と出会ったことから生きる希望を見つけるさまを見つめる。『ランデブー!』などの川野直輝が、怪しげな世界に戸惑いながらも引かれていく主人公を熱演し、かれんな女装娘姿を披露。監督は『失恋殺人』『クレイジズム』の窪田将治。『私の叔父さん』の草野康太、『スリーカウント』の木下ほうかなど、脇を固める実力派たちの女装娘ぶりも見逃せない。

先日テレビでも特集を見ました。男子が女装する“女装娘”が今流行ってるそうだ。初めに言っておきますが、自分はそういう趣味はございません!でも女装することは悪いことではないと思う。主人公の姉も言ってたように、人殺しや薬をしてるわけではないのだから1つの立派な趣味として捉えるべきだ。

ニートで引きこもりの少年が、“女装”という世界を知ることで外の世界へと出て行き成長していく物語。真面目でシンプルなストーリーで、家族との繋がりも織り交ぜてあり、最後は何気に感動してしまいました。役者さんたちが本当にそっち系の人かと思うくらいリアルな演技!
人って誰もが孤独とか悩みとか抱えながら生きているものだ。自分の意志を貫いて生きていくことは難しい。特にこういう世界の人達って理解されるのが難しいと思う。

でも劇中でのセリフが心にグッときた


「生きるっていうのは多少なりとも他人に迷惑をかけるものだ」



まさにその通りなのかもしれない。誰かに迷惑をかけながら人は生きているんだ。本当の自分を探したり、自分の居場所を見つけるって難しいことだと思う。でもこの主人公のように、恥かしいとか遠慮せずに一歩踏み出す勇気が大事なのかも。観終わったあとで清々しい気分にさせてくれます。女装、同性愛について良い部分も悪い部分も描かれている素敵な作品です♪

この作品の評価・・・・75点
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チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~

2013年06月24日 13時35分02秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:フランス,ドイツ,ベルギー
2012年11月10日公開
監督:マルジャン・サトラピ
出演:マチュー・アマルリック,マリア・デ・メディロス,イザベラ・ロッセリーニ
official site

愛用のバイオリンを壊された音楽家ナセル・アリは、代わりのバイオリンを探したが見つからず、とうとう死ぬことにした。ベッドに横たわったナセル・アリは人生を追想する。修行の日々から人気者だった時代、大好きなソフィア・ローレンとチキンのプラム煮、そして成就しなかった恋。数々の思い出がナセル・アリの脳裏によみがえる。
漫画家のマルジャン・サトラピが、自伝的漫画を映画化した『ペルセポリス』に続いて自身の作品をヴァンサン・パロノーと共同で映画化したラブ・ストーリー。大事なバイオリンを失い死ぬことを決めた天才音楽家が最期の8日間に振り返った人生を、現実と空想を交えながら美しくファンタジックにつづっていく。『潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックが音楽家を演じ、『ブルーベルベット』のイザベラ・ロッセリーニらが共演。『ペルセポリス』とも違う独創的なスタイルやマチューらの演技に魅了させられる。

ラブストーリーだけど、ファンタジーのような不思議な映画でした。死を決意したとき、人は人生を振り返って何を想うのか…。ナセル・アリは何故そのバイオリンでなければならなかったのか。たった8日間の話ですが、深みのある話でした。重いテーマなのかと思いきや、そうでもなく明るく楽しく観れる作品。

1人の女性との運命的な恋、そして決して叶うことがなかった恋。失意のどん底に陥った彼を救ったのが、師匠から受け継いだバイオリンだったのです。寂しさを埋めるかのように奏でる音色。人生って上手くいかないもの。運命って時に残酷なもの。バイオリンこそ彼の生きがいだったのかもしれません。明るい話かと思いましたが、終わってみればやっぱり切ない愛の物語でした。1日ずつ描かれているので、「まだ○日目かぁ~」と退屈に思えてしまいましたが。
ただし、ナセル・アリのように、いつまでも未練を残すのは良くないことだ。結婚してもあんな態度をとられたんじゃ奥さんが可哀想。バイオリンを壊されたって自業自得と思ってしまう。昔の女に未練あるなら結婚しなきゃいいのに…。もう少し主人公に共感出来れば良かったです。

この作品の評価・・・・69点
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みなさん、さようなら

2013年06月23日 11時29分01秒 | 映画評論マ行
製作年:2012年
製作国:日本
2013年1月26日公開
監督:中村義洋
出演:濱田岳,倉科カナ,永山絢斗,波瑠,安藤玉恵,田中圭,ベンガル,大塚寧々
official site

1981年、小学校を卒業した13歳の悟は、担任教師の静止を振り切り団地の外へ一切出ずに生活していくことを宣言する。才色兼備な隣人の松島にはその無謀な計画は鼻で笑われるが、彼は中学にも行かずに独自の信念に従った生活を確立していく。母親のヒーさんは、そんなマイペースな息子の姿を優しく見守っていた。
『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』の名コンビ、中村義洋監督と主演の濱田岳が再びタッグを組んだ青春作。小学校卒業を機に、団地から一歩も出なくなった主人公の12歳から30歳までの喜怒哀楽を追い掛ける。その同級生を倉科カナ、永山絢斗、波瑠ら注目の若手俳優たちが演じ、母親役の大塚寧々やケーキ店店主役のベンガルらベテラン俳優たちが作品に彩りを添える。昭和のシンボル団地を舞台に展開する心温まるストーリーが胸に響く。

『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』の中村義洋監督と濱田岳ということで楽しみにしていました。小学校卒業以来、団地から一歩も外の世界に出なくなった男のお話。107人もいた小学校の同級生たちは時代の発展と共に団地を出ていく。しかし彼だけはそのまま。何故彼が外の世界に出られなくなってしまったのが、少しずつ明らかになっていきます。最初は、ただの変な人なのかと思ってましたが、その理由が分かった時は切なかったです。団地という空間の中で悩み苦しむ悟を見てると、可哀想に思えてきます。あっ、僕は団地に住んだ経験はありませんが…。

ラストは一応ハッピーエンドで終わるので、そこは安心。悟のラストの決意が男らしく見えた。エッチな場面も何度かある。団地が高齢化問題や老朽化問題も考えさせられる。全体の雰囲気は好きでしたが、もう少し引き込まれるような展開が欲しかったなと思います。ブラジル人のエピソードは必要なかったんじゃ?でもこの作品は濱田岳しか似合わない気がする。団地が妙に合ってるんだもん(笑)万人受けするような作品ではない気がしますが、良い話であることは間違いないし独特の世界がある作品でした!

この作品の評価・・・・71点
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欲望のバージニア

2013年06月22日 11時49分29秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2013年6月29日公開
監督:ジョン・ヒルコート
出演:シャイア・ラブーフ,トム・ハーディ,ゲイリー・オールドマン,ミア・ワシコウスカ
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禁酒法時代のバージニア州、ボンデュラント3兄弟は密造酒ビジネスで幅を利かせていた。野心家の三男ジャックは牧師の娘バーサの気を引こうと苦心し、リーダー格の次男フォレストは、シカゴから来たワケありの過去を持っていそうな女性マギーと恋仲になる。そんな時、新たに着任した特別補佐官レイクスが法外な賄賂を求めてくる。レイクスの要求を拒否した兄弟は、非道な脅迫にさらされることとなり…。
禁酒法時代のアメリカを舞台に、密造酒の業界においてその名をとどろかせた実在の無法者3兄弟の生きざまを描いた犯罪ドラマ。『ザ・ロード』のジョン・ヒルコート監督がメガホンを取り、ミュージシャンのニック・ケイヴが脚本と音楽を手掛けた。出演にはシャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ガイ・ピアース、ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、ゲイリー・オールドマンら豪華キャストが勢ぞろいする。

試写会での鑑賞。原題は『lawless』なのに邦題は『欲望のバージニア』って…(笑)禁酒法時代のバージニアを舞台に、実在した3兄弟を描いた本作。これが実話なのだから凄い!権力にも屈することなく密造酒ビジネスを続ける3兄弟の生き様は素晴らしい。そしてどんだけ撃たれても再び立ち上がる姿もカッコイイ。これだけ生命力のある3兄弟もなかなかいないだろうな。この時代だからこそかもしれないけど、今の日本にもこれぐらいカリスマ性のある人間が欲しいもんだ。兄弟3人それぞれ個性が強いので、観ていて面白かったです♪不死身かと思われていたフォレストでしたが、最後の死に方があっけなかった…。ラスト付近の笑いの要素は必要なかったかなと思います。前半の雰囲気のままで終わって欲しかった。でも兄弟たちが特別補佐官のレイクスに立ち向かっていくシーンは胸が熱くなりました。

キャストの演技は皆素晴らしかったです!ジェシカ・チャスティンの色気も、トム・ハーディの男気も、ガイ・ピアースの憎たらしさも、シャイア・ラブーフの頼りなさも、この映画に見事にマッチしていました。どこまでが実話かは分かりませんが、最後まで見応えはある作品でした♪

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エンド・オブ・ホワイトハウス

2013年06月21日 17時42分46秒 | 映画評論ア行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
2013年6月8日公開
監督:アントワーン・フークア
出演:ジェラルド・バトラー,モーガン・フリーマン,アーロン・エッカート
official site

シークレット・サービスとして大統領の護衛にあたるも、大統領夫人の命を守ることができなかったマイケル。それから2年後、彼はホワイトハウス周辺を担当する警備員となっていた。そんな中、独立記念日を迎えたホワイトハウスをアジア人のテロリスト・グループが占拠し、大統領の解放と引き換えに日本海域からの米海軍撤収と核爆弾作動コード開示を要求する。特殊部隊による救出作戦が失敗に終わるのを目の当たりにしたマイケルは、一人でホワイトハウスに飛び込んでいくが…。
『完全なる報復』『マシンガン・プリーチャー』などのジェラルド・バトラーがプロデューサーと主演を務めたアクション。大統領を人質にホワイトハウスを占拠するテロリストたちを相手に、元シークレット・エージェントの男がたった一人で戦いを挑んでいく。『トレーニング デイ』『ザ・シューター/極大射程』のアントワーン・フークアが監督を努め、名優モーガン・フリーマンや『ダークナイト』などのアーロン・エッカートら、実力派が共演。ド派手な見せ場に加え、国際情勢を巧みに盛り込んだリアルな説定も見ものだ。

あまり期待はしてなかったのですが、まぁ思った以上に無難ながらもしっかり作られていて映画館で観ても損はしない作品でした。ここ最近のアクション映画の中では面白いと思います。ツッコミどころは満載だけど、さすがハリウッド!見せ方が上手いです!ホワイトハウスがこんな簡単に敵に侵入されてしまうのも問題だと思いますが(笑)実際にこんな手薄な警備体制だったらどこの国でも攻撃してきそうな気がする…。そして主人公が1人でテロリスト軍団に向かっていくのは、まさに娯楽映画と言える展開。ダイハードのブルースウィリス以上にカラダを張っていたジェラルド・バトラーは凄い!!いやっここはブルースウィリスが活躍する場かもしれない。まぁ何があっても主人公が死なないのは、ある意味安心して観れる(笑)
観ていて思ったのは予想以上に人が殺されていきます。政府の関係者、一般市民関係なくどんどん撃たれて死んでいきます。実際にテロが起きればこんな感じだと思いますが、ここまで北朝鮮を“悪”と強調する作品も珍しいかも。韓国首相を殺したり、韓国政府内にスパイがいたり、韓国市民より大統領を優先するところは、アメリカ映画の特徴かもしれない。この作品を北朝鮮で上映したら、それこそ戦争になるんじゃないの?
8月には「ホワイトハウス・ダウン」という作品が公開されますが、どんだけホワイトハウスを壊せば気が済むんだ?

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奇跡のリンゴ

2013年06月20日 13時36分42秒 | 映画評論カ行
製作年:2013年
製作国:日本
2013年6月8日公開
監督:中村義洋
出演:阿部サダヲ,菅野美穂,池内博之,笹野高史,伊武雅刀,原田美枝子,山崎努
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1975年、秋則は青森県弘前市で妻の美栄子と共にリンゴを栽培していた。彼は、年に十数回にわたり散布する農薬が原因で皮膚に異常をきたしてしまい、寝込むこともある妻の体を心配して無農薬でリンゴを育てることを心に誓う。だが、農薬を使わないリンゴ栽培はその当時「神の領域」ともいわれ、実現するのは絶対無理だと思われており…。
『ポテチ』の中村義洋がメガホンを取り、『舞妓 Haaaan!!!』の阿部サダヲと『ジーン・ワルツ』の菅野美穂が夫婦を演じた感動作。石川拓治原作のノンフィクションを基に、夢物語だといわれていたリンゴの無農薬栽培を成し遂げた農家の苦難の道のりを映し出す。笹野高史や伊武雅刀、原田美枝子や山崎努らベテラン俳優たちが豪華共演。実話をベースに描かれる、地道な研究から奇跡を成し遂げた家族の波瀾万丈の生きざまに感極まる。

観る予定は無かったのだけど、先月初めに弘前に旅行に行ったので「これも何かの縁か…」ということで観に行きました。

阿部サダヲと菅野美穂が演じる夫婦役が素晴らしい!周囲に反対され、不可能と言われた無農薬リンゴの栽培。失敗しても失敗しても諦めずに自分の意思を貫こうとする秋則の姿に勇気をもらいました。そしてそんな夫を支える妻の美栄子や子供たちの姿が感動的です。子供って親の事をしっかり見てるんだなぁって思ったし、大人が思ってる以上に子供って成長しているんですね。実話を基にした作品ですが、実際は映画で描かれている以上の苦労があったと思います。正解が何かも分からない事に対して何年もお金と時間をかけることって相当な勇気がいることだろう。自分1人の努力ではなく夢を諦めることも大事かもしれないけど、やっぱり諦めない人って本当にカッコイイ。秋則が岩木山に入っていくシーンも実話らしいですが、人生のヒントなんて意外なところに落ちているものなのかも。壁にぶち当たっても別の視点から考えられたら上手くいくのかも。これからリンゴを食べる時は有り難く頂こう。
四季折々の美しい東北の風景にも癒されました。泣けはしなかったけど感動する作品でした。大袈裟な演出がないので地味かもしれませんが邦画の良さが伝わり、役者の演技が光る良い作品です。“奇跡のリンゴ”ぜひ食べてみたいです!

この作品の評価・・・・75点
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グッモーエビアン!

2013年06月19日 01時51分26秒 | 映画評論カ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年12月15日公開
監督:山本透
出演:麻生久美子,大泉洋,三吉彩花,能年玲奈,竹村哲,塚地武雅,小池栄子
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元パンクバンドのギタリストのアキと、娘で15歳のハツキは、友達のような関係。ある日、ヤグが海外から2年振りに二人のもとへ帰ってくる。ハツキは、自由気ままなヤグと、それを笑い飛ばして許すアキに対し、イライラしてしまう。そんな中、親友トモがハツキとけんかしたまま転校してしまい、さらにはアキとヤグの過去を知ることになり…。
以前パンクバンドのギタリストだったシングルマザーとしっかり者の娘、海外の旅から戻ってきたお調子者の男の、ちょっと風変わりな一家を描いたハートウオーミングなホームドラマ。自由気ままな男と寛大な母を受け入れられない思春期の娘を中心に、さまざまな経験を経て成長していく姿を映し出す。出演は、『インスタント沼』の麻生久美子と『探偵はBARにいる』の大泉洋、CMなどで活躍する三吉彩花。吉川トリコの小説を基に、『キズモモ。』の山本透がメガホンを取る。等身大の登場人物たちと、それを演じる魅力的なキャストに注目だ。

家族愛?を描いているようですが何とも説得力が作品に感じました。確かに夢を持つことは大事、目標を持って生きることは大事。だけど現実はそんなに甘くない。ぷらぷら遊んでた人間が急に帰ってきて夢だの愛だの語りだしプロポーズして結婚するなんて、人生甘くねぇぞ!!ロック歌えば皆ハッピー♪なんてアホでも気付くだろう。アキとハツキだってそれを受け入れる理由が理解できない…。アキが担任の先生に言い返すシーンがあるけど、いや担任の方が言ってること正しい気がするのだけど…。とりあえず大学だけは出ておいたほうがいいぞ。

アキもヤグもテンション高すぎてついていけませんでした。周囲にこんなテンションの高い人がいたら無理だ(笑)笑えもしないし泣けもしない。こんな作品観ても元気になれません。てか能年玲奈かわいいな…

この作品の評価・・・・56点
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パーフェクト・トラップ

2013年06月18日 16時36分13秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
劇場未公開
監督:マーカス・ダンスタン
出演:ジョシュ・スチュワート,エマ・フィッツパトリック,クリストファー・マクドナルド

友人に誘われ、少し怪しげな地下倉庫のダンスパーティに行ったエレナ。しかしそこは、殺人のための罠が仕掛けられた恐怖の館だった! 切り刻まれ圧縮され、一気に虐殺される人々。逃げ惑い箱の中に閉じ込められたエレナだったが、箱の中から恐ろしい光景を目にしてしまう。一方 父親は娘を救出するために捜査チームを組織、そこに“ザ・コレクター"のワナから生き延びたアーキンを招集する。“罠館"に向かうアーキンと捜査チーム。果たして彼らは“罠男"のコレクションの一部になる前に、エレナを救出することができるのか…。
『ソウ』の脚本家が仕掛ける新たな“罠”、進化するソリッド・シチュエーション・スリラー!

前作「ワナオトコ」の続編となる本作。続編なら「ワナオトコ2」でも良かったんじゃないの?でも、そもそも「ワナオトコ」を知りませんでした…。調べたら劇場未公開作品。でも未公開ながら一部の人には人気があるみたいです。続編なので話についていけるか不安でしたが、そこは大丈夫でした。
ホラー映画好きの自分としては久しぶりのグロテスクな映画でした。さすが「ソウ」の脚本家!冒頭のクラブのでの大量殺戮シーンが凄すぎる!シュレッダーが頭上から落ちてきて人々がぐちゃ~って…おぉ恐ろしやぁ~。

その後も罠館に仕掛けられた数々の罠に引っ掛かり無残に殺されていく捜査チームの面々。どうやらワナオトコは虐殺を実行した後で必ず1人を罠館にお持ち帰りして、それをコレクションとして苦しませながら殺すみたい。前回は男のアーキン。そして今回は女のエレナ。彼らは罠館から抜け出そうとするわけです。自分があの罠館にいたら絶対にトラップに引っ掛かって死んでるだろうな(笑)
こちらが本作の主役ワナオトコさん↓

実はワナオトコは昆虫学者だったていうのは意外でした。82分でこの内容なら満足です♪続編もあるかもしれない終わり方なので続編が出たらチェックしたいと思います。

この作品の評価・・・・72点
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