股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

バベル

2007年04月30日 16時06分57秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2007年4月28日公開
監督 : アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演 : ブラッド・ピット,ケイト・ブランシェット,役所広司,菊地凛子
official site

壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の住人たち、対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にいら立ちを感じていた…。
メキシコの名匠、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が放つ衝撃のヒューマンドラマ。モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に、異なる事件から一つの真実が導かれていく。複数のストーリーがひとつに収束していく展開は、『アモーレス・ペロス』~『21g』をより発展させたものといえ、監督三作目にして、“イニャリトゥ流”の確立がなされたともいえよう。第79回アカデミー賞において助演女優賞にノミネートされた菊地凛子の存在感のある演技は評価するに値する。最優秀作曲賞を受賞したグスタボ・サンタオラヤのスコアも素晴らしい。
アカデミー賞最有力と言われながら作曲賞しか受賞出来なかった本作。上映中にライトの点滅シーンで全国で気分が悪くなる人が続出するなど、色々と話題になってます。客層は意外と年配の人が多く、自分が観た回は8割はおじさんおばさんって感じでした。
ストーリーは少年が撃った一発の銃弾が様々な国の人々の運命を変えていくという話。人々の繋がりを描いた作品なら楽しめると思ったんですが思っていたより国と国との繋がりが薄かった気がしますモロッコ・メキシコ・アメリカ・日本という4カ国それぞれの話の流れは分かりやすくて良いと思うんだけど、いざその4つを繋げてみると全然まとまりが無いんですね…。その原因は何かなぁって考えたんだけど自分が思うには、それぞれの国の話は分かりやすいんだけど繋げるタイミングというか、くっ付け方が下手だと思うんですね。そのせいでメッセージ性が薄れてしまってた気がします。アカデミー賞作品賞を受賞した「クラッシュ」のようにきちんとした繋げ方をしてくれたら凄く良い作品になってたと思います!そして本作で最も注目すべきところは何と言っても菊地凛子でしょう!“女優がここまでやっちゃうの!?”ってぐらいすごいシーン満載です(笑)ここには書けませんがホントにホントにホントにすごいシーンが満載ですよもちろん難聴という難しい役を見事に演じてたけどね。でもチエコが書いた手紙の内容が気になります…まぁ全体的に思えば、まとまりがない作品だとは思いますが今の世界情勢について何かを考えさせられる映画だったと思います。
旧約聖書 創世記11章には『遠い昔、言葉は一つだった。神に近づこうとした人間たちは天まで届く塔を建てようとした。神は怒り、言われた”言葉を乱し、世界をバラバラにしよう”。やがてその街は、バベルと呼ばれた。』と書いてあるそうです。国が違うだけで殺しあったり、人種が違うだけで憎しみあったり、言葉が違うだけで避けたりと、世界では多くの悲しみが毎日のように繰り返されています。それでも世界中の人たちが一つになるには、やはり言葉で伝え合うのが大切なのだと思います。いつか世界が一つになりますように…

この作品の評価・・・・69点
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ハイジ

2007年04月28日 00時38分09秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2005年
製作国 : イギリス
2006年7月15日公開
監督 : ポール・マーカス
出演 : エマ・ボルジャー,マックス・フォン・シドー,ジェラルディン・チャップリン
official site

今まで一緒に暮らしてきた叔母に連れられ、アルプスの山奥の小屋にたったひとりで暮らす祖父アルム(マックス・フォン・シドー)のもとにやって来た少女ハイジ(エマ・ボルジャー)。人間嫌いのアルムは愛くるしい孫の存在を拒否するが、心優しく、常に感謝の気持ちを忘れないハイジにやがて心を開いていく。
日本のアニメ「アルプスの少女ハイジ」でもおなじみの不朽の名作を映画化した感動作。アルプスの山麓(さんろく)を舞台に、心優しい少女ハイジと彼女が出会う人々の心温まる交流が描かれる。ハイジを演じるのは『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』のエマ・ボルジャー。ハイジをこよなく愛するおじいさんを『マイノリティ・リポート』の名優マックス・フォン・シドーが演じる。アルプスの大自然と、原作やアニメのファンも納得の絶妙なキャストが魅力。
クララが立った♪クララが立った♪って猫ひろしを思い出しちゃうんですけど…。アニメも見た事がなかったから自分としては新鮮だったけど、でも少々刺激がなかったしストーリーを短縮し過ぎたんじゃないかなぁって感じました美しい風景も楽しめるしハイジ役の女の子は可愛いし見所は満載なので飽きはしなかったけどね。中でも見ていて面白かったのはロッテンマイヤーさん(笑)しつけとか言ってるけど児童虐待にしか見えませんよアニメ版を観たことない自分にとってはまぁまぁの作品でしたが、アニメを観た人の感想は皆“アニメと違って、2時間に無理矢理ストーリーを収めた感じがする”そうですまぁ好き嫌いがある作品って感じですかね

この作品の評価・・・・73点
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あなたを忘れない

2007年04月27日 00時52分10秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本・韓国
2007年1月27日公開
監督・脚本 : 花堂純次
出演 : イ・テソン,マーキー,金子貴俊,竹中直人
official site

兵役を終えた25歳のスヒョン。バンドでギターを弾いていた彼はサークルの仲間とも再会し、元の楽しい学生生活に戻った。日本語のクラスで日本のヒット曲を聴き、気に入った彼は、ライブでその曲をやろうと提案。しかし、メンバーは大反対。日本の音楽はこんなにいいのに、なぜ?そんな時、彼の祖父が日本に住んでいた事があり、父も日本で生まれた事を知る。日韓の関係に興味を持った彼は、日本に留学する事を決意する。
2001年、JR新大久保駅で、線路に落ちた日本人を助けようとして、26歳でこの世を去ったイ・スヒョンさんの人生を実話に基づき描いた物語。いわゆる美談ではなく、戦後60年以上経った今でも続く日韓の問題や、国際人としての日本人の質を押し付けることなく訴えている。HIGH and MIGHTY COLOR ボーカリスト、マーキーがスヒョンの恋人ユリ役で出演している他、たくさんの新人アーティストが楽曲を披露しているのも見どころのひとつ。スヒョンと同じ世代のミュージシャンたちが作品を盛り上げる。スヒョンを演じるのは、新人イ・テソン。監督は、『不良少年(ヤンキー)の夢』など、実話に基づいた作品を得意としている花堂純次。
ネットではかなりの不評になっている作品です。新大久保駅での事故は記憶に新しいしかしとにかくこの作品は無駄な部分が多い…。そのせいで事故で亡くなったという肝心な事でさえフィクションに思えてしまいました新大久保駅でのこと以外は全てフィクションだそうですが、それでもこの作品は韓国人を賛美し日本人を貶めることを目的に作られてるとしか思えないですそれにイ・スヒョンさんの描き方が適当過ぎるような気もしましたこれを遺族が見たら悲しむかもしれんよ。しかも事故で亡くなったのは転落した男性とイ・スヒョンさんだけではなく、カメラマンの関根史郎さんも亡くなったのに全く触れてないのも気になる…。彼女役のマーキーの演技力は驚くほどヒドかったですまぁ本業は歌手だから仕方ないとしても何でこういう映画に彼女を抜擢したのかが謎です。まぁこの作品が日韓の架け橋になるとは思えないけどさ。なんか最近の韓国映画は「僕の、世界の中心は、君だ」にしても本作にしても、日本を馬鹿にしてる作品ばかりですね(笑)

この作品の評価・・・・45点
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プラダを着た悪魔

2007年04月26日 00時05分50秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年11月18日公開
監督 : デビッド・フランケル
出演 : メリル・ストリープ,アン・ハサウェイ,エミリー・ブラント
official site

大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリストだ。しかしそんな彼女が、ひょんなことから就いたのは、NYの一流ファッション誌の編集長アシスタント。多くの女性が憧れる職業かもしれない。でも当のアンディには興味ゼロの世界。果てはジャーナリストになるため!と職場に向かったのは良いけれど、彼女が手にしたアシスタント職は、生易しいモノではなかった。超カリスマ的な存在として君臨する編集長のミランダは、まさに「プラダを着た悪魔」だったのだ。
2003年に発表されるやいなや、瞬く間にニューヨーク・タイムズ誌のベストセラー・リストにランクインした「プラダを着た悪魔」。ヴォーグ誌の編集長アシスタントを務めていたローレン・ワイズバーガーによるその小説は、誰もがあこがれ、また覗いてみたいファッション業界の裏側をユーモアに包んで描き出し、多くの女性の支持を獲得。映画化である本作も、仕事や夢、恋に頑張る等身大の女性の姿を、右も左も分からず業界に飛び込んだヒロインを通じ、軽快なテンポで魅せていく。舞台が舞台だけに、超ゴージャスなファッションが次から次へと登場。また、カリスマ編集長には大女優メリル・ストリープが扮し、貫禄の演技で魅了する。目にも心にも元気をくれる作品!
久しぶりに良い映画を観ました♪人生で人は誰かに認められたいと思っているけど、その“人から評価される”という事はどういうことなのかを教えてくれる作品です!というかウザい先輩がいるからもうすぐバイト辞める自分としてはどこか共感できる作品だったかな(笑)鬼上司の下で働き始めた主人公の葛藤も見所ですが、映画ならではの豪華な衣装や恋人と仕事の間で揺れる気持ちも本作の見所です!最初から最後まで色んな出来事がありますが話が混ざらないで上手く作られてると感じましたぁ。主人公を演じたアン・ハサウェイも可愛かったですが、やはり注目は鬼上司役のベテラン女優メリル・ストリープでしょう。彼女の迫力には圧倒されましたあんな上司がいたら大変だろうね(笑)押切もえが「女の子に絶対観てもらいたい映画です!」なんて言ってたけど男女問わず観てもらいたい作品だと思いますよぉ~でも実際は、努力だけじゃなくて運の強さも関係するような気がします…。だって出版前のハリポタを手に入れちゃうんだもん(笑)

この作品の評価・・・・85点
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シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ

2007年04月25日 01時25分09秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2007年1月6日公開
監督 : グレゴリー・ダーク
出演 : ケイン,クリスティーナ・ヴィダル,マイケル・J・ペーガン
official site

舞台は老朽化が著しい、閉鎖されたホテル。減刑と引き換えに修繕の労働奉仕をすることになったティーンの犯罪者8人が、そこで週末を過ごすことに。彼らと二人の監察官、ホテルの女主人以外に、そこには誰もいないはずだった。しかしそこには何者かが潜んでいた!チェーン付の肉カギを振り回す巨体の殺人鬼、その名はジェイコブ。“目”に異常なほどに執着するこの不気味な男によって、若者たちは視覚を失い、命を落とす。そしてこの空間から脱出するため、生き残った若者たちは、ジェイコブとの対決に挑む。はたして彼らはシャバの空気を吸い込むことができるのか?
この常識外れのサバイバル・ゲームを仕掛けたのは、全米スポーツ・エンターテイメントの頂点というべきプロレス団体のWWE。映画顔負けのシナリオと本気度満点のファイトとでファンを熱狂させ、“アダルト・ディズニー”の異名をとる彼らが映画製作に本腰を入れているのは、まさしく必然。これまでヒット作を生んできたWWEが新たに主演に指名したのは、やはりリングのスーパースター、グレン・ジェイコブズ。またの名を“ケイン”。野獣のように狂暴なファイトを演じてきた彼にとって殺人鬼ジェイコブ役は、これ以上ないというほどのはまり役。圧倒的な重量感とスピード感で、ホラー映画の常識を覆す『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』。この衝撃にあなたは耐えられるだろうか!?
どう見てもあの殺人鬼がプロレスラーの小川直也にしか見えなかったのは自分だけでしょうか?(笑)まぁそんな事は置いといて…本作はよくあるスプラッタ・ホラー映画です。って言ってもB級とは言えず、観客をビクつかせるような演出は無く、とにかく大男に追われる恐怖を追求した作品だったと思います。でもホラー映画ならではのハラハラ感が無かったのでそこら辺は物足りない結果になってた気がします…人がどんどん死んでいくけどどれもあっさり死んでいくし、”ハエが飛んだら殺される”みたいな流れは“サイレンが鳴ったら逃げろ”を思い出してしまい、心の中で“逃げて~逃げて~”と思いました(笑)

この作品の評価・・・・65点
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モンスター・ハウス

2007年04月24日 01時11分44秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2007年1月13日公開
監督 : ギル・ケナン
製作総指揮 : ロバート・ゼメキス 、 スティーヴン・スピルバーグ
声の出演 : ミッチェル・ムッソ,サム・ラーナー,スペンサー・ロック
official site

ハロウィンの前日。12歳の少年DJは、向かいのネバークラッカーの家を観察していた。すると誰もいないはずのその家で、奇怪な現象が起きているのに気づく。親友のチャウダーと確かめに行くが、その家は生きたモンスター・ハウスで、近づくものに襲いかかるのだった…!翌朝。DJとチャウダーは、家に襲われそうになった少女ジェニーを助ける。3人は、モンスター・ハウスの息の根を止めるため、家に入り込もうとするが…。
スピルバーグ&ゼメキスが製作総指揮を務めた、モーションキャプチャー・CGアニメーション。監督は、次代のティム・バートンといわれるギル・ケナン。これが長編初監督とは思えない才能の持ち主だ。キャラクターの仕草や表情まで、実にリアルで実写を見ているよう。最先端技術ももちろんすばらしいが、3人が繰り広げるアドベンチャー、そしてネバークラッカーに隠された悲しい秘密など、物語も感動的で大人が楽しめる内容になっている。またネバークラッカーの声を、『シャーロットのおくりもの』でも声優を務めているスティーヴ・ブシェミが味わい深く好演。吹替版では、優等生で活発な少女ジェニーを声優に初挑戦の石原さとみが演じている。
スピルバーグとゼメキスという豪華な組み合わせである本作。さぞかし面白いのかと思いきや、あまり引き込まれなかったのが残念ですどう考えてもコナンの声にしか聞こえないDJがインパクト強すぎでしたそれにキャラクターがみんな怖いくらいリアルな顔してるので感情移入どころの話ではありません(笑)それならまだ何でも食べちゃう家の方が感情移入できちゃうかも!?それと、謎なのがほとんど登場人物がいない事あそこまで派手にドンチャン騒ぎしてれば近所中が気づくはず!!なのに誰も関心がないみたいに家から出てきませんでしたぁまぁ期待せずに観れば楽しめる作品かなとは思います
てか、何でも食べちゃう家があったら粗大ゴミとか置いておけば食ってくれるのかな??なら環境には優しい作品だと思います(笑)

この作品の評価・・・・64点
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スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ

2007年04月20日 01時15分26秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年9月30日公開
監督 : 深作健太
出演 : 松浦亜弥,石川梨華,岡田唯,三好絵梨香,窪塚俊介,竹内力
official site

ニューヨークから強制送還された少女・Kは、母の刑期と引き換えに“スケバン刑事”麻宮サキとなった。彼女の調査目標は、悪い噂の絶えない聖泉学園。先日も学園に潜入していた特命刑事が、学園内に広まるアングラサイト「エノラゲイ」にアクセスした生徒の追跡中に、爆死する事件があった。特務捜査官の吉良と共に捜査を開始したサキは、いじめから助けたことをきっかけに、今野多英という少女と親しくなっていくが……。
かつて斉藤由貴、南野陽子、浅香唯らが演じた「スケバン刑事」が、当代きってのアイドル、松浦亜弥の主演で20年ぶりに復活!セーラー服に赤いヨーヨーというスタイルはそのままに、CGやワイヤーを駆使することで、より激しく、クールなアクションを手に入れた作品となった。4代目麻宮サキとなった松浦亜弥は、普段のキュートな魅力を完全に封印。ワイルドで乱暴だが、まっすぐで正義感が強い、そんな麻宮サキを演じている。同様に敵役の石川梨華もかわいらしさを排除し、徹底した悪役ぶりを見せてくれる。また斉藤由貴が麻宮サキの母役で出演。
ハイパーヨーヨーですら流行っていないこの時代にスケバン刑事なんてものを映画化したのだからその勇気に拍手を送りたいしかしヨーヨー振り回す刑事モノがヒットするわけなく、一部のオタク達と40代のオジサンが興奮する程度の作品だと思いますそれでも多少の期待は持っていたものの見事に裏切られました(笑)まずは出演者全員の演技力の無さ主演のアヤヤもヒドいけど出てくる人出てくる人みんなが学芸会並みの演技力!ここまで学芸会っぽくしてくれると逆に安心してみれるかも(笑)それに加えて迫力の無さも目立ってましたぁ…。現在の邦画の特撮技術にはハリウッドに比べて限りがあると言われてますが、それでもCGのレベルの低さには驚かされました演技力と映像技術が駄目ならもう心配する事は無いだろうと思いきや、演出までもがヒド過ぎました。まず、何で潜入捜査官なのに転校初日早々に派手に事件起こしてるんでしょうか??そもそも登校の時に周りが見事にビニール傘なのにアヤヤ1人だけが真っ赤な傘さしてるのも変な感じでした…。傘ならまだいいけど制服が1人だけ違うのも変!!学校から支給されるだろ普通(笑)潜入捜査官のわりには芸能人並に目立っていました
そして戦いのシーンではこれでもかってくらい弾が当たらない(笑)数メートルから撃たれても弾が当たらないって…眼球に当たっても平気なスーパーマンや、エビ反りして避けるマトリックスくらい驚きでした(笑)まぁ矛盾だらけの映画ですがハイパーヨーヨーをこれからやろうとしてる人には良い教材になるかもしれませんでも間違ってもヨーヨーの側面にカッターの刃は付けないでくださいね♪
ってか疑問なんだけど、あんだけ派手に投げてヨーヨー絡まないのかなぁ??(笑)

この作品の評価・・・・46点
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天使の卵

2007年04月15日 00時02分55秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年10月21日公開
監督 : 冨樫森
出演 : 市原隼人,小西真奈美,沢尻エリカ
official site

美大を目指して浪人中の歩太と、一足早く大学に入学した夏姫は、親も公認の似合いのカップルだ。しかし、歩太は満員電車で出会ったどこか陰のある見知らぬ女性に密かに恋心を抱いていた。ある日、精神科に入院中の父の病院で、その女性と再会する。父親の新しい主治医である彼女は、春妃といい、夏姫の8才上の姉だった。ある日、春妃は歩太を呼び出し、「あなたに他に好きな人がいるのではないかと心配している」と言う。歩太は思わず、「僕が好きなのはあなたです」と打ち明ける……。
94年に刊行されて以来、100万部を突破した村山由佳原作のベストセラーが、今、旬の俳優をキャスティングし、満を持して映像化される。今後の生き方に迷う歩太を『チェケラッチョ!!』の市原隼人、そんな歩太に、「自分の幸せだけを考えて」と優しく言う春妃を『UDON』の小西真奈美が演じる。19才の迷える少年が大人の女性に出会い惹かれていく姿が微笑ましい。撮影の多くは京都で行われ、背景に見える街並みや寺院など、作品全体を通して和のぬくもりが感じられる。
良い話!だけど三角関係の話なんて今までにたくさん使われてきたので新鮮さは感じられませんでしたヒロインが死んじゃうパターンなんてベタ過ぎガッカリですそもそも妹の恋人を好きになるという気持ちが観ていて理解できませんでしたそれに加えて出演者の存在感の無さも目立ってました…。市原隼人はもともと演技力は無いし、沢尻エリカはどうしても女王様にしか見えないので、この2人に挟まれた演技派の小西真奈美でさえ存在感が薄くなってた気がしてかわいそうに思えました。こういう映画ってネタ切れだからどうしても似たような映画になっちゃうのは仕方ないけど、それなら配役とかでカバーして欲しかったです

この作品の評価・・・・64点
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ピンク・パンサー

2007年04月14日 23時27分42秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年5月13日公開
監督 : ショーン・レヴィ
出演 : スティーヴ・マーティン,ビヨンセ・ノウルズ,ジャン・レノ
official site

サッカーの国際試合で、フランス代表チームの監督グルアンが何者かに殺害され、所有していたピンクパンサー・ダイヤモンドが忽然と姿を消した。ドレイフェス警視は、この事件で自らを引き立てるため、クルーゾーを警部に抜擢し任務にあたらせる。早速、助手のポントンとともに犯人逮捕に乗り出したクルーゾー警部だが、捜査に向かったニューヨークの空港でとんでもないトラブルに巻き込まれ、『フランスの恥』と報道されてしまう…。
1963年の『ピンクの豹』で生まれたマヌケな警部クルーゾー。名優ピーター・セラーズのイメージが染み付いたこの役柄に、現代最高のコメディアン、スティーブ・マーティンが挑んだ!白髪にチョビ髭で、すましきったマーティンの見た目もユーモラスだが、何といっても、物語に詰め込まれた笑いの数々が魅力たっぷり。(アメリカ人の)マーティンがフランス語訛りの英語を直すためにアメリカ英語を習うシーンは、含み笑いでは済まされないだろう。脇を固める役者陣も豪華。高慢なドレイフェスを演じるのは、これまたコメディ・センス抜群のケヴィン・クライン。硬派な刑事ポントンにはジャン・レノ、そしてグルアンの恋人ザニアには、ポップスターのビヨンセが扮している。
今年は映画「ドリーム・ガールズ」で大活躍のビヨンセ・ノウルズですが本作ではコメディに挑戦しています!わかり易いほどベタで馬鹿馬鹿しい脚本ですが案外笑ってしまう作品でしたクルーゾー警部を演じたスティーヴ・マーティンはMr.ビーンを連想させるほどの演技力でしたぁ!ジャン・レノは「ダ・ヴィンチ・コード」なんかよりコメディの方が合ってるかもしれませんね。精神的に疲れてる人にはピッタリの作品だと思います♪

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ブラッド・ダイヤモンド

2007年04月08日 00時50分46秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2007年4月7日公開
監督 : エドワード・ズウィック
出演 : レオナルド・ディカプリオ,ジェニファー・コネリー,ジャイモン・フンスー
official site

アフリカ・シエラレオネ共和国。反政府軍組織RUFに捕まり闇ダイヤの採掘場で強制労働を強いられていたソロモンは、作業中に大粒のピンクダイヤを発見。再び家族と暮らすために危険を承知でそれを隠すが、直後に政府軍によって捕らえられてしまう。一方、刑務所で巨大なピンクダイヤの話を耳にしたダイヤ密売人のアーチャーは、その在り処を聞き出すために、同じ刑務所に収監されていたソロモンを釈放させよう画策し…。
アフリカの地域紛争で武器等の資金源となっていると言われる、不法取引されたダイヤモンド。この“ブラッド・ダイヤモンド”の問題を中心に据え、ダイヤで結びついた3人の男女の姿を力強く描いた社会派ドラマ。骨太なメッセージを発しつつも物語はヒューマンドラマとして展開し、感動的なラストへと向かっていく。この作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオが演じたのは、元兵士のダイヤ密売人。現地独特の英語アクセントを身につけた上で、裏の世界に生きる男をメリハリのある演技で表現した。監督は『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィック。
今年のアカデミー賞で作品賞&監督賞を受賞した「ディパーテッド」。もちろんレオナルド・ディカプリオも「ディパーテッド」でノミネートされてるかと思いきや、本作「ブラッド・ダイヤモンド」でノミネートされました。でもディカプリオは結局今回も受賞ならずでした
さて本作は1つのダイヤモンドの巡っての人々の争いを描いた作品。観る前は“ダイヤモンド1つにそこまで真剣になるかぁ?”って思ったけど、アフリカという土地柄を知れば納得しました。そこは自然が溢れた場所ではなく、人々の争いが絶えず幼い子供ですら銃を持ちまるでゴキブリを殺すかのように人間を殺していきます。これが今のアフリカで起きている現実なのかと思うと胸が熱くなりますそんなアフリカでもみんな自分の生活や自分の家族が大事なんです。ソロモンだって自分の家族に少しでも楽な生活をさせるためにピンクダイヤを盗むわけだけど、それが悲劇の始まりなのです…。ダイヤモンドを巡って多くの血が流されるという話は人間誰もが持ってる醜い部分を描いている気がしました。本作はそんなダイヤモンドを巡る争いを描いただけではなく、家族愛をちゃんと描かれています。やはりどんな事があっても家族と引き離されても“家族の絆”だけは絶対に切れないのだと改めて知りました。
ソロモンを演じたジャイモン・フンスーはまるで本当のアフリカ難民のような気がしました。しかしレオナルド・ディカプリオは頑張ってもやはりレオ様。この作品がドキュメンタリー作品にならなかった唯一の汚点だったのかもしれませんしかし彼の演技力や役柄は今までの彼が主演した映画の中ではトップクラスだと感じました。本作は2時間半以上という長時間なのでお尻が痛くなりましたが決して観て後悔はしない作品だと思います!残虐なシーンは多いですがぜひ劇場で♪

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地下鉄に乗って

2007年04月06日 17時38分48秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年10月21日公開
監督 : 篠原哲雄
原作 : 浅田次郎
出演 : 堤真一,岡本綾,常盤貴子,大沢たかお,田中泯
official site

絶縁状態の父親が倒れたという知らせを受けた日、小さな衣料品会社の営業マン・長谷部真次は、いつものようにスーツケースを転がしながら地下鉄で移動していた。そこに突然、亡き兄が姿を現す。兄の背中を追って地下通路を抜けると、そこは昭和39年の東京だった。ほどなくして真次は無事現在に戻ってくるが、後日、今度は恋人の軽部みち子も一緒に昭和21年に遡り、闇市でしたたかに生きる若き日の父・小沼佐吉に出会う。
大都会・東京の地中深く縦横無尽に張り巡らされた地下鉄路線。多くの人々にとっては何の変哲もない日常の移動手段に過ぎない。そこから逸脱し、過去に旅する主人公の真次とみち子は、図らずもお互いの絆を深めることになるのだが。演じる堤真一、岡本綾と一緒に見る者も、地下鉄の轟音と共に過去へ連れ去られる。直木賞作家・浅田次郎の自伝的要素の強い同名小説を原作に、一筋縄ではいかない父と子の愛憎や、愛する男を幸せにするために非常な決断を下す女心がエモーショナルに描かれる。大沢たかおが出征直前の若者から、威圧的な父親までを一気に演じれば、真次を過去に誘う恩師役の田中泯が圧倒的な存在感で異彩を放つ。
毎日、地下鉄(メトロ)に乗ってる自分としてはタイムスリップに憧れちゃいますよ。しかし謎が多い映画でした地下鉄を降りると昔の日本でしたっていう設定は問題ないけど、永田町の出口を出ると昔の日本へ繋がってるなら何で堤真一だけがタイムスリップしてるのだろうか…。そんな場所があったらすぐに話題になるし日本中から人が押し寄せて来ると思いますが(笑)それにそのタイムスリップが夢なのか現実なのかすっげぇ曖昧タイムスリップして夢でしたっていう流れが何度もあるのでウンザリしますそもそも現在は何年なんだよ??って疑問が残ります…。ラストのみち子の行動だって“えっ~~~~!?”って思います。最初と最後に登場した年取った先生は何者だったんだ??

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敬愛なるベートーヴェン

2007年04月01日 21時18分49秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : イギリス=ハンガリー
2006年12月9日公開
監督 : アニエスカ・ホランド
出演 : エド・ハリス,ダイアン・クルーガー,マシュー・グード
official site

“第九”の初演を4日後に控えた1824年のウィーン。楽譜が完成しない中、ベートーヴェンのもとに写譜師としてアンナが派遣されてくる。ベートーヴェンはアンナを冷たくあしらうが、彼女の才能を知り、仕事を任せることに。尊大で傲慢なベートーヴェンだが、ただ一人の肉親である甥のカールだけは溺愛していた。しかしカールがその一方的な愛を疎ましく感じていることに気づかない。やがて初演の日がきた。難聴から指揮を怖れるベートーヴェンを助けたのはアンナだった。
怒れる風貌の肖像画、“エリーゼのために”から“第九”といった作品群……。しかしベートーヴェンの人となりがどうであったかはあまり知られていない。本作はアンナという架空の女性コピスト(写譜師)の目を通し、晩年のベートーヴェンが描いた意欲作だ。人の才能をけなし、傲慢な態度をとるベートーヴェン。しかしその裏には、不幸な少年時代、創造に残された時間はわずかなのに思うようにいかない苛立ちがあった。それを受けとめてくれる女性アンナは、彼にとっては恋愛の対象というよりも、母性的な存在だ。ベートーヴェンを演じるのは、名優エド・ハリス。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の殺し屋など、出演する作品によってまったく違う面を見せる演技派で、今回もベートーヴェンを熱演している。
ベートーヴェンとはどんな人物だったのかは、よく知りませんがこの作品で何となく人物像というものが見えたと思います。小学校の音楽室に飾ってある肖像画を見る限り、頑固そうなおじさんっていう印象がありましたが実際は難聴という病気を抱えていたり、生涯独身だったりと色んな悩みを持っていたんだと感じました。アパートの下の階にバケツの水を流したり騒音で近所迷惑になったりと、一見すると自己中のようなベートーヴェンですが、そんなワガママで難聴の彼だからこそ周囲の意見や音も聞かずに数々の名曲を生み出せたんじゃないかと思います。しかし脚本自体を思えば少しダラダラ感があったような気もします“第九”の演奏シーンで終わってくれた方がスッキリして良かったような気がしますが、その後にあまり印象的ではない話が続くので眠くなってしまいました(笑)まぁエド・ハリスもダイアン・クルーガーも熱演だったし、演奏シーンは迫力大だったのでストーリー以外なら合格でしょう♪

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あるいは裏切りという名の犬

2007年04月01日 21時14分06秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2004年
製作国 : フランス
2006年12月16日公開
監督 : オリヴィエ・マルシャル
出演 : ダニエル・オートゥイユ,ジェラール・ドパルデュー,アンドレ・デュソリエ
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フランス、オルフェーブル河岸36番地にあるパリ警視庁に、二人の警視がいた。一人は仲間からの信頼厚く、正義を信じるレオ・ヴリングス。もう一人は権力志向の強い野心家のドニ・クラン。親友だった二人は、同じ女性を愛し奪い合った過去を持ち、今は次期長官の座を競うライバルとなっていた。市内で多発する現金輸送車強奪事件を巡り、交錯する男たちの思惑。ドニの裏切りで、レオはすべてを奪われ投獄される。7年後、再会した二人の運命はどこへ向かうのか…。
本作は、かつてフランスのお家芸だった犯罪ノワール映画を現代に誕生させたわけではなく、新たな趣向を加え、若い観客にも訴えかける一級のミステリー映画となっている。実際に警察官として働いた経歴を持つオリヴィエ・マルシャル監督が、その当時の事件や実在の人物に基づき映画化。その企画にダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデューほかフランスを代表するスターたちが賛同し、豪華オールスター映画として完成した。ストーリーの面白さに注目したハリウッドが早くもリメイク権を獲得。緊張感溢れる息もつかせぬサスペンス。心に深く刻まれる“本物の男たち”による“本物の感動”。フランスで誕生した新たなる傑作が、遂に日本上陸!
ハリウッド・リメイクがロバート・デ・ニーロ、ジョージ・クルーニで決定した作品。脚本に無駄がなく、わかりやすいサスペンス作品でした。どうもアカデミー作品賞を受賞した「ディパーテッド」とかぶりますが、あんな作品より迫力があったと思います♪愛する妻や同僚を失ったレオと、権力志向のドニの駆け引きがすごくハラハラさせられました

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