股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

容疑者Xの献身

2008年10月30日 01時13分29秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年10月4日公開
監督 : 西谷弘
原作 : 東野圭吾
出演 : 福山雅治,柴咲コウ,堤真一,松雪泰子,金澤美穂
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天才物理学者・湯川教授が生涯で唯一天才と認めた男・天才数学者の石神哲哉は、娘と二人で暮らす隣人・花岡靖子に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫・富樫が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻である靖子が容疑者として捜査線上に上がるが、彼女には完璧なアリバイが存在していた…。
東野圭吾の物理学者湯川シリーズ「探偵ガリレオ」「予知夢」をドラマ化し、高視聴率を記録した「ガリレオ」。本作は、「ガリレオ」シリーズの唯一の長編であり、第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞に輝いた同名作を映画化。出演は、ドラマ版でも“ガリレオ”こと天才物理学者・湯川を演じた福山雅治、湯川とコンビを組む女性刑事に柴咲コウをはじめ、ドラマレギュラー陣が総出演。また、本作の真の主役と言っても過言ではない、湯川と大学の同期生で天才数学者・石神に堤真一、美人容疑者役を松雪泰子が演じる。

小説が素晴らしいので、そこまで映画版の完成度が高いのか気になりましたが…思っていた以上に良かったと思います。原作を読んでいたのでストーリーは知ってはいましたが、それでも独特の緊張感や悲しみが伝わってきましたね殺人は絶対にやってはいけないことだけど、「愛する人のために何かしてあげたい…」という石神の気持ちに妙に納得してしまいましたあれも1つの愛情表現なのでしょうか?福山雅治演じる湯川先生はなかなかハマリ役だったと思います(キムタクなんかが演じたら、つまらなくなってただろうな…)。堤真一が演じた石神ですが、原作では小太りの中年という設定だったので少しイメージとは違っていたのが惜しいですでも堤真一は演技派なので途中からは気にならず、孤独な雰囲気がよく出ていました。靖子役の松雪泰子はハマリ役だったと思います!!賛否両論はあるものの、自分としては悪くなかったです。
※途中の雪山のシーンは必要だったのかなぁ!?

この作品の評価・・・・81点
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ホームレス中学生

2008年10月29日 03時32分29秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年10月25日公開
監督 : 古厩智之
原作 : 田村裕
出演 : 小池徹平,西野亮廣,池脇千鶴,イッセー尾形,古手川裕子
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中学2年生の田村裕は、クラスの人気者。1学期最終日には、気になっていた女子から映画に誘われ、上機嫌で帰宅すると、家の周りの様子がおかしい。団地の前には田村家の家具が山のように積まれ、カギが変えられて中にも入れない。兄、姉と玄関の前で途方に暮れていると、父親がやって来て「今日で我が家は解散!」とだけ言って、去って行った。事態を把握し、立ち往生する3人。しかし、それは人生最高の夏休みの幕開けだった。
お笑いコンビ麒麟・田村裕の同名ベストセラーを映画化。バラエティ番組で田村本人がしばしばネタにしていた実体験を小池徹平が熱演。父親の一言で置き去りにされた裕と兄姉。通称「まきふん」と呼ばれるウンコ型滑り台のある公園に住み、飲まず食わずの生活をしいられる。それがきっかけで人のありがたさ、温かさを知っていく。ひもじくなった裕が究極の策としてダンボールを食べるシーンは壮絶。一方、その後に登場する食卓の家庭料理のおいしそうなこと。当たり前だけど当たり前じゃない、家族の団欒こそが本当の幸せなんだと教えてくれる。出演は、小池徹平、西野亮廣(キングコング)、池脇千鶴、宇崎竜童、いしだあゆみ、ほか。

原作を読んでいない立場からレビューを書かせていただきます。まず内容がどうとかより何で田村裕の役を小池徹平にしたのかが疑問ですね。ストーリーからすればやっぱり田村に似てる顔を持ってくるべきだろそれがイケメンになるとどーも感情移入しにくかったです小池徹平はどうしてもホームレス中学生には見えません会社の「とりあえずイケメン使っとけば客が入るだろ」っていう魂胆が見え見えですよ~!そんで、肝心の内容なんですが、まぁこちらも感情移入しにくいです(笑)原作がどうだかは知りませんが、どこで泣いていいのかが分からない一応はお母さんとのエピソードが物語の核心的な部分なんだろうけど観客を泣かせようっていう、わざとらしい演出に見えました。でもまぁ、メッセージ性っていうのはよく伝わってきました!お母さんが死んで父親もいなくなり、兄弟3人は住む家が無くなります。そこで裕は公園で1人ホームレス生活を始めます。でも周りの人たちの支えもあり、また兄弟3人で暮らせるようになるんですね。そんな中でお世話になった人の死、そして母親の愛情を思い出し、全てが嫌になって学校にも行かなくなり、些細な兄弟けんかで裕は家出をします。警察に捕まり、兄が迎えに来て牛丼屋で2人で話を始めます。裕の「生きるのがしんどい」という言葉に対して兄の
「わしかてしんどいわい。だから、みんなで居るんちゃうんか!」
という言葉。心にグっとくるものがありました離ればなれになったからこそ家族のありがたさって分かるのかもしれませんね。人は1人では生きていけない、いつも誰かに支えられて生きているんだというメッセージが伝わってきました。
全体的には悪くはない作品でしたが、もうちょい上手に丁寧に作れたんじゃないかなと思います。

この作品の評価・・・・71点
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P.S. アイラヴユー

2008年10月28日 02時20分49秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2008年10月18日公開
監督・脚本 : リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 : ヒラリー・スワンク,ジェラルド・バトラー,ハリー・コニックJr.
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最愛の夫ジェリーを脳腫瘍で亡くしたばかりのホリーは、失意で電話にも出られず自宅に引きこもっていた。やがてホリーの30歳の誕生日がやってきた。届いた贈物の箱を開けてみると、テープレコーダーに入ったジェリーからのメッセージが。思わぬプレゼントに喜びと驚きを隠せないホリー。翌日、メッセージの通りジェリーからの手紙が届けられた。それから、次々と消印のない手紙がホリーのもとに届くようになる…。
元アイルランド首相を父に持つ女性作家セシリア・アハーンが、弱冠21歳で書き上げたデビュー作を映画化。すでに全世界40カ国以上でベストセラーとなっているという。主演は2度のオスカーに輝くヒラリー・スワンクと、女性に圧倒的な人気を誇るジェラルド・バトラーの二人。愛する者を突然失った悲しみと、それを乗り越え新たなスタートを切るまでの心の葛藤、そして、周囲の者たちはどう接したらいいのか―ニューヨークの街並みとアイルランドの広大な風景が登場人物を包み込む。物語の後半、ジェリーの“指示”に従いホリーたちが旅するアイルランドの山野は、筆舌に尽しがたい美しさだ。

「アイラヴユー」あんなカッコよく言えたらなぁ~なんて外人を羨ましく思いながらの鑑賞。ちなみにこの映画、以前に主演のジェラルド・バトラーの舞台挨拶付きの試写会当たったんですが用事があって行けず親に譲って2人で観に行ったみたいです。親いわく「俳優は素晴らしいのに演出がわざとらしいぃ~」という感想でした。でその息子が観た感想なんですが…まぁ悪いってほどではありません。死んだ夫からの手紙…そこに書いてある通りに行動することで、妻のホリーは自分自身を見つめなおす的なお話。まぁ結論から言えば「僕の事は忘れて、君に新しい人生を始めて欲しいんだ」みたいなことを死んだ夫は言いたかったらしいけど…でもさ、手紙を書く時点で何か「僕のことを忘れないで!」って言ってる気がするんだよねまぁこの映画のメッセージってそれだけじゃないから、他にも母親の愛情だったり、友達との絆だったり色々見方はあると思うので、考えすぎかもしれませんね妻のホリーは悲しみから少しずつ立ち直って他の男性と恋に落ちるのは良いけどベッドシーンまでは余計だった気がしますなんだかジェリーへの愛が薄れていたように思えたし。とは言ったものの、ラストに手紙が届く仕掛けが分かった時はジワっときましたね
主演のヒラリースワンク、個人的に彼女は好きな女優さんの1人です。「ミリオン・ダラー・ベイビー」「フリーダム・ライターズ」と泣かされてばかりですそれだけ演技力が高いんだと思います。で、ここで振り出しに戻って、親の感想「俳優は素晴らしいのに演出がわざとらしいぃ~」、まさにその通りだなと思いました(笑)もうちょい自然な脚本を作って欲しかったなぁって思います。

この作品の評価・・・・73点
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長い長い殺人

2008年10月27日 04時37分40秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年5月31日公開
監督 : 麻生学
出演 : 長塚京三,仲村トオル,谷原章介,平山あや,大森南朋,酒井美紀
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刑事部・部長、響武史は、会社員、森本隆一の轢き逃げ事件の捜査していた。妻・法子は、夫の死を悲しむ様子もなく、犯人と疑ったが、彼女はその日、女友達の家に泊まっていたというアリバイがあった。その後、森本には2億8千万円もの保険金が掛けられていることが判明。派手好き、遊び好きの法子には愛人がいるらしい。そこに、第一発見者である女性から響に情報を提供するとの連絡が入った。しかし、そにには罠が潜んでいた…。
宮部みゆきの傑作ミステリーが豪華キャストにより完全映像化。様々な人間ドラマと事件が複雑に絡み合い、思いがけない真実を導き出していく。轢き逃げ事件を追う刑事、夫の浮気を調査された探偵、大好きな叔母さんの結婚相手に不信感を持つ少年――。登場人物は多いが、ストーリーを語るのが、彼らの“財布”というのがユニーク。主演は、長塚京三、仲村トオル、谷原章介他。豪華キャストが135分の間に続々と登場するが、原作のファンで出演を熱望したキャストも多かったとか。イケメン俳優、谷原章介の冷淡な演技には身震いがするほど。監督は『着信アリFinal』の麻生学。2007年にWOWOWで放送された長編ドラマの劇場公開版。

宮部みゆきと言えば「模倣犯つまらなかったなぁー」という思い出しかありません登場人物の財布の語りでストーリーが進んでいくという面白い展開です。財布って普段、持ち主とずっと一緒にいる物だから、その財布が人物の紹介をするっていうのは分かりやすくて良いと思いました。ただ何故、財布そのものの意味が薄かったかな…タイトル通り、長い長い話で9章まであるうえに、ちゃんと観ていないと話についていけなくなります。サイドストーリーが多すぎたかなと個人的に思いますね。長塚京三の刑事役も渋くて良かったけど、谷原章介の裏の顔を知った時はゾクっとしました。まさか犬を…!?終わり方としては、動機などがイマイチだったかなと思います。ここまで話を長く長くしたのだから衝撃的なラストなのかと期待してましたが、意外とあっさりしていました。でも、「模倣犯」がつまらなかったので、今回は作品としては楽しめた方です

この作品の評価・・・・72点
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ワン・ミス・コール

2008年10月26日 04時03分53秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年7月19日公開
監督 : エリック・ヴァレット
原作 : 秋元康
出演 : シャニン・ソサモン,エド・バーンズ,アズーラ・スカイ
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心理学専攻の女子大生ベス・レイモンドは、数日のあいだに二人の友人の怪死を目撃する。一方、妹の変死をきっかけにその謎を探るジャック・アンドリュース刑事は、やがてベスと出会う。死んだ彼らに共通した事実、それは、死の数日前に携帯電話に着信を受け、留守電に残された自らの断末魔を聞いていたことだ。そして同じ叫び声をあげて死んでいった。やっと手がかりをつかんだ彼らだが、まもなくベス自身が“死の予告=呪いの着信”を受けてしまう…。
2004年に日本で劇場公開され大ヒットを記録し、TVシリーズや続編を生み出した『着信アリ』。その“携帯電話+呪い”の着想はハリウッドをも魅了し、全ての面でパワーアップを果たした最恐のハリウッド・バージョンとして登場した本作。物語の展開やテーマ性はオリジナル版を尊重しつつも、恐ろしい怨念が生まれた背景とラストに大胆な脚色が加わり、よりエンタテインメント溢れる作品に仕上がっている。監督は、本作でハリウッド・デビューを飾ったフランスの気鋭エリック・ヴァレット。

ジャパニーズホラーのハリウッドリメイクは流行っておりますね今回は柴咲コウ主演で日本では大ヒットした「着信アリ」のリメイクです。全米では初登場1位になりました。やっぱり日本ブームはかなりあるようです。個人的にあまり好きじゃない秋元康が原作のわりには日本版はなかなか怖くて楽しめたと思います。でそのハリウッド版…。新鮮さが全くと言っていいほど無くて、ストーリーは日本版を全く同じなので次の展開も読めてしまいます変なお化けがたくさん出てきたんだから、そこら辺を上手く活かせばよかったのになぁって思います。着信音だって可愛らしいメロディだったし(笑)まぁホラーというジャンルからすれば分かりやすくて、そこそこの怖さもあって良いのかもしれないけど、完成度としては微妙ですねもー、ジャパニーズホラーをリメイクするのは止めていただきたい!!デイブ・スペクターがちょい役で出てたのがストーリーより気になりました(笑)

この作品の評価・・・・65点
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ペネロピ

2008年10月25日 18時52分04秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2006年
製作国 : イギリス
2008年3月1日公開
監督 : マーク・パランスキー
出演 : クリスティーナ・リッチ,ジェームズ・マカヴォイ,キャサリン・オハラ
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社交界でも注目を浴びる名家・ウィルハーン家に、ブタの鼻と耳を持ったペネロピが生まれる。娘をマスコミや世間から守るため、両親はペネロピを死んだ事に。こうして彼女は、屋敷の中だけで生きてきた。先祖の悪行によって一族にかけられた呪いを解く方法は、ただ一つ。ウィルハーン家の“仲間”、つまり名家の人間にありのままの彼女を愛してもらうしかない。だが7年もお見合いを繰り返しているのに、彼女の顔を見ても逃げ帰らない男性は現れず…!?
ファンタジックな題材を借りて、コンプレックスに悩む女の子を応援するガール・ムービー。タイトルロールを演じるのは、チャレンジングな役柄にも果敢に挑戦してきたクリスティーナ・リッチ。ブタ鼻にブタ耳の特殊メイク姿でも、とびきりキュートな彼女はスゴイ! カラフルでロマンティックなセットやファッションなど、女子の乙女ゴコロをくすぐるアイテム満載で、なんとなく不機嫌だった人もワクワクしてしまうはず。なにより生まれて初めて屋敷から飛び出す彼女の勇気に励まされ、パワーをもらえる作品。また『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』で“タムナスさん”を演じた、ジェームズ・マカヴォイのイケメンぶりも必見! さらに友人役のリース・ウィザースプーンは、製作にも名を連ねている。

ペネロピ可愛いですクリスティナ・リッチは豚鼻でも可愛いけど、魔法が解けてからはもっと可愛くなりましたジェームズ・マカヴォイもカッコよすぎでした先祖の呪いによって豚の鼻で産まれてしまったペネロピ。彼女の呪いを解くためには永遠の愛が必要でした。25年間、屋敷に閉じこもっていた彼女が1人で外へ出ていく勇気、そして好きな人への気持ち、なんだか共感しちゃうところばかりでした♪ただ、ストーリーは面白いけど、もうちょいテンポよく作って欲しかったですね

この作品の評価・・・・76点
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君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956

2008年10月24日 03時06分37秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : ハンガリー
2007年11月17日公開
監督 : クリスティナ・ゴダ
出演 : イヴァーン・フェニェー,カタ・ドボー,シャーンドル・チャーニ

1956年、ソ連支配の共産主義政権下にあったハンガリーの首都ブダペストで、改革を求め学生運動に身を投じる女子学生ヴィキと、メルボルン・オリンピック出場を目前にした水球チームの花形選手カルチが出会う。それまで政治に無関心だったカルチも、秘密警察AVOや軍の横暴に傍観者ではいられなくなる。同時にヴィキを愛するようになったカルチはオリンピックよりも彼女の傍にいることを決意するのだが…。
何もかもを戦車で蹂躙してゆくようなやり方は憎悪と疲弊と悲哀以外何も残さない。“ハンガリー動乱”と“メルボルンの流血戦”という史実を背景に、脅しに屈しない恋人たちの愛と悲劇をドラマティックに描いた本作を企画したのは、『ランボー』などハリウッド大作を手がける大物プロデューサーで、ブダペスト出身のアンドリュー・G・バイナ。56年に12歳で祖国を脱出した経験を持ち、89年の民主化までは“反革命”とされていた“ハンガリー革命”を描くことはたっての希望だったという。主人公カルチを演じたハンサムなイヴァーン・フェニェーは、サム・メンデス監督の『ジャーヘッド』にも出演したハンガリー映画界の新星。

とっても暗いお話でした。ソ蓮とハンガリーの戦争の悲惨さを知りました。ハンガリーの血塗られた歴史を知るには丁度良い映画だと思います。ストーリーとしては戦争の恐怖を描いていて良かったとは思うけど、主人公の行動にあまり共感出来ず…。国民として戦争に向かうのか、水球選手としてオリンピックを目指すのか、なんだか行ったり来たりで「どっちなんだよ!」って思いました。初めは水球に決めて→戦争に行って→でまた水球って…しかもチームメンバーもすんなり主人公を出迎えてるしこの映画で描かれているのはソ連への批判。これは誰が観ても「ソ連は悪者だ!」と思ってしまうのは仕方無いかもしれない。その逆でハンガリーという国が美化されています。しかし根本にあるのは“平和”そして“自由”なのです。悲劇の先につかんだものは金メダルでした。自由のために戦争をすることが正しいとは思いませんが、悲しみを乗り越えて自由という栄光をつかんだ彼らを尊敬します

この作品の評価・・・・74点
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イーグル・アイ

2008年10月23日 02時10分47秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年10月18日公開
監督 : D・J・カルーソー
製作総指揮・原案 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : シャイア・ラブーフ,ミシェル・モナハン,ロザリオ・ドーソン
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「私の言うとおりにしなさい さもないと死ぬことになる」突然かかってきた1本の電話。その瞬間から、コピーショップの店員ジェリーと、法律事務所で事務係として働くシングルマザーのレイチェルの平凡な生活は一変する。アリアという謎の女性に引き合わされたまったく面識のない男と女。彼らの愛するものを奪い、目的も知らせぬまま、次々と指示を伝え秒単位で行動させていくアリアは、二人を戻ることのできない恐怖へと巻き込んでいく…。
予想不可能な展開を繰り広げる未曾有のアクションシーンの連続。二転三転する人間の心の葛藤とストーリー展開。本作は“守るべき大切なもの”のために、命を懸けて立ち向かう男と女の姿を描くアクションドラマ。監督は、スリリングな演出に定評のあるD.J.カルーソ。主人公のジェリーを演じるのは、世界最高のヒットメーカー、スティーヴン・スピルバーグの秘蔵っ子シャイア・ラブーフ。

最近、街を歩けば防犯のために、いたるところに防犯カメラが…嫌な世の中になりましたね。衛星写真や防犯カメラなど、「プライバシーなんて関係ねぇ!」ってくらい常に監視されている現代ならではの話でした。主人公2人が謎の女の指示に従わされて警察から逃げ回るという話。話が進むにつれて「どうせFBIの中に犯人がいるんだろ?」って予想してましたが見事に裏切られましたねまさにテロリストと関係があるのかと思いきや…って感じです。展開としては面白いと思いますが、中盤で犯人が分かってしまうのでその後は予想通りの展開だったのが物足りなさを感じます。でも、まさに「スピルバーグ作品の王道」って感じの作品で、普通に楽しめる作品だと思いますが、一方で使い古された設定でもあるのでご注意をあっ、それと…観光バスの乗客が日本人のはずなのに日本語片言っていうのが不思議でした(笑)最近のスピルバーグはシャイア・ラブーフがお気に入りのようですね

この作品の評価・・・・78点
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私がクマにキレた理由(わけ)

2008年10月18日 12時05分48秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2008年10月11日公開
監督・脚本 : シャリ・スプリンガー・バーマン,ロバート・プルチーニ
出演 : スカーレット・ヨハンソン,ローラ・リニー,アリシア・キーズ
official site

無事に大学を卒業したものの、人生の方向性を決められない21歳のアニー。就職活動も上手く行かず、公園で途方に暮れていた彼女は、1人の少年を事故から救う。少年の母親ミセスXに名前を聞かれ「アニー」と答えたところ、彼女は「ナニー(子守り兼教育係)」とカン違い。こうしてひょんなことからX家の“ナニー”となったアニーは、5歳の息子グレイヤーに振り回されながら、アッパー・イーストの超高級アパートに暮らすX家の生活を観察し始める。
スカーレット・ヨハンソンが、上流階級のナニーを演じたロマンティック・コメディ。子育てを人任せにして、エステ通いや社会活動に夢中の母。そんな妻に目もくれず、仕事にかまける父。そして両親から放置された5歳のグレイヤーは、当然のようにワガママ放題。主人公のアニーは自分の人生をひとまず休憩して、そんな一家を人類学の研究対象のように冷静に見つめる。最初は手のつけられない悪ガキながら、心を開くと何とも愛らしいグレイヤーを演じた子役がキュート。そんな彼のために思い切った行動に出る、アニー役のスカーレット・ヨハンソンも、背伸びをしない等身大の演技で新たな魅力を見せてくれる。とはいえ一番の見どころは、やはりローラ・リニー&ポール・ジアマッティのセレブ夫婦ぶりだ。強烈!
なんちゅータイトルなんだ!?と最初は思っていました。コメディなのかなと思いきや、内容はメッセージ性が強くて感動モノって感じです。ひょんなことから子守として働くことになったアニー。最初は嫌々でやっていたけど、両親から愛されていない子供を見ると可哀相で次第に母親のように接するようになります。よくあるパターンの話でもあり、ラストは何となく予想がつくかもしれませんが、自分はこういう話は好きですね。現代のベビーシッターと母親との関係が描かれていて社会派の作品でもあります。自分のやりたい事は何か?幸せとは何か?「その気持ちわかる~!」なんて思いながら観れる作品かもしれません

この作品の評価・・・・80点
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スルース

2008年10月14日 04時17分54秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2008年3月8日公開
監督・製作 : ケネス・ブラナー
出演 : マイケル・ケイン,ジュード・ロウ
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ロンドン郊外にあるベストセラー推理小説作家ワイクの邸宅に、ティンドルと名乗る若い男がやって来る。彼はワイクの妻と不倫関係にあり、離婚を承諾しないワイクを説得にやってきた。ティンドルの要求にワイクはある提案をする。それはティンドルに、ワイクの高価な宝石を盗み出させる事だった。ワイクには保険金が入り、ティンドルも別れた妻と暮らせるお金が手に入る。承諾したティンドルはワイクの言うままに泥棒を演じるが…。
オリジナルは、『フレンジー』『ナイル殺人事件』などの脚本でも知られるアンソニー・シェーファーの戯曲で、72年にジョゼフ・L・マンキウィッツ監督により映画化されている。その時にはローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインが緊迫感の中にもユーモアを込めた名演を見せてくれた。今回は設定はそのままだが、二人の男の関係にセクシュアルな要素を持たせている。若者役だったケインが、今回はオリヴィエが演じていた役にスイッチ。若者役にはジュード・ロウが扮し、妖しい魅力を出している。新たな脚本に挑んだのはノーベル文学賞作家のハロルド・ピンター。そして『魔笛』などの監督としても活躍しているケネス・ブラナーが監督を務める。
ハラハラする心理戦を予想してたけど、そうでもなく主人公2人しか出てこなくて、屋敷の中だけで心理戦が繰り広げられるのだけども、密室っていう空間を上手く活かしきれてなかったように思います。女性の奪い合い?なのかと思いきや、最後の方は関係なくなってきてよく分からなかったです「これから面白くなるんだぁ!」と期待してたら面白くならないまま終わりました(笑)

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名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)

2008年10月13日 04時52分22秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年4月19日公開
監督 : 山本泰一郎
声の出演 : 高山みなみ,山崎和佳奈,神谷明
official site

音楽家ばかりを狙う殺人事件が発生する中、コナンたちは蘭の親友・園子に連れられ、パイプオルガニスト・堂本一輝の作ったコンサートホールを訪れた。そこでコナンは数日後のこけら落としコンサートに出演する天才女性歌手・秋葉怜子と知り合う。実はこのコンサートの出演予定者の1人も音楽家連続殺人事件に巻き込まれ、重傷を負っていた。そして数日後、コナンたちと共にいた怜子も命を狙われてしまい……。
コミックやTVアニメでも人気の「名探偵コナン」劇場シリーズ第12弾。音楽家連続殺人事件、コンサートホール爆破事件に挑むコナンの活躍を描く。今回のテーマは“音楽”。ベートーベンやバッハの名曲、さらに「アメージング・グレイス」「アヴェ・マリア」といった美しい音楽の調べに乗せて、コナンの推理劇が展開していく。重厚なクラシック音楽は、サスペンスの緊迫感をさらに盛り上げること請け合いだ。コンサートシーンはバイオリニストやオルガニストの指の動きまで丁寧に再現した。また今作ではシリーズ初の試みとしてゲスト声優を起用。坂下千里子と南海キャンディーズの山里亮太が脇役で出演している。
毎年、劇場まで足を運んでいたコナンも、ここ数年はレンタルで済ませるようになりました。どうもここ数年のコナン映画は面白さに欠けてるような気がしますネタ切れというか、スリルも無いしトリックもイマイチ…。黒ずくめの男たちを登場させてくれればいいのにと思ってみたり…。新一と蘭の恋模様も全然パっとせずでしたストーリーはアニメでよくある話なので特に新鮮さも感じません。コナン達が拉致されて受話器に自分たちの声でヘルツがどうとかで警察に通報するシーンは何だか疑問でしたコナンって音痴じゃなかったっけ??なのに一発で決めるってどうなの?てか秋庭さんも一発で出来ちゃうって凄すぎね???それから、堂本ホールでの爆発シーン。あれだけ外で爆発してるのだからホールの中の誰か1人ぐらいは気づくんじゃねか?そもそも、あれだけ爆発して火が出てるのに火災報知機もないホールって問題あるんじゃ…ストーリーがどうこうよりも今回のテーマである「音楽」に注目していただきたいです。劇中で流れる音楽は確かに心地よかったです♪まぁだんだんつまらなくなってきてるけど、それでも毎年見てしまうペコでした

この作品の評価・・・・67点
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私は貝になりたい

2008年10月12日 14時53分01秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年11月22日公開
監督 : 福澤克雄
出演 : 中居正広,仲間由紀恵,笑福亭鶴瓶,石坂浩二,草剛,上川隆也
official site

清水豊松は高知の漁港町で、理髪店を営んでいる。家族は女房の房江と一人息子の健一。戦争が激しさを増し、豊松にも赤紙が届く。不安を断ち切るように彼は陽気にヨサコイ節を踊って戦地へ出発する。ある日、撃墜されたB29の搭乗員が大北山山中にパラシュートで降下した。「搭乗員を逮捕、適当に処分せよ」司令官の矢野中将の命令が伝達され、豊松の属する中隊が行動を開始。発見された米兵は、一名が死亡、二名も虫の息だった。中将の命令は何人かの将官を伝わり、最終的に米兵の処刑となって立石上等兵に伝えられた。立石がその執行役に選び出したのは、豊松と滝田の二名。立木に縛られた米兵に向かって、豊松は歯を食いしばりながら銃剣を突き刺した…。戦争が終わり、豊松は再び家族と平和な生活に戻る。しかし、豊松は大北山事件の戦犯として逮捕、絞首刑の判決を受ける…。
戦後わずか10数年の1958年、テレビ草創期に制作されたドラマ「私は貝になりたい」は、多くの感動と反響を呼び、テレビ史上に燦然と輝く不朽の名作と呼ばれている。故フランキー堺主演のこのドラマは、一兵士として戦争に巻き込まれた市民の悲劇という戦後日本を象徴する出来事を見事に描き、またこのような悲劇が実際に起こっていたことを世に知らしめ、多くの人びとの共感を得、話題となった。あれから50年、今もなお世界中で紛争は絶えていない。ドラマのような悲劇がもう起こらないと言えない今だからこそ、語り継がれるべき作品として、『私は貝になりたい』は半世紀の時を経て銀幕によみがえる。脚本はもちろん、数々の黒澤作品、本作のオリジナルを担当した日本映画界の至宝、橋本忍。自分の脚本に一切手を入れないことで有名な彼が、今回自ら脚本を改訂している。

日記でも書きましたが東宝試写室にて鑑賞。何故こんなタイトルなのか?まずそこが疑問でしたが、ラストシーンで納得しました。さて、戦争の話とは何となく分知っていましたが予想以上に暗い作品でした戦争が激しくなり、主人公の重松の家にも召集令状が届く。軍隊に入れられ厳しい訓練が毎日続く中で、重松にとって心の支えは家族だった。その後、重松は新たな命を授かったことを知り喜ぶが、戦犯として逮捕される。判決は絞首刑という重い判決だった。“家族に会いたい”しかし家族に心配はかけたくないと、妻には判決を伝えない重松の気持ちは「愛する人を悲しませたくない。自分が死んだことを知らないほうが幸せだ」という重松の気配りだったのかもしれません…。夫が逮捕されたことを知り、刑務所へと向かう妻・房江と子供達。この面会のシーンはすごく印象的でした。愛する子供たちに出来ることは手を握ることぐらい。たったそれだけなのに家族の絆を感じました。子供たちの演技は良かった思います♪夫の無罪を信じ、妻の房江は嘆願書の署名を必死で集めます。まぁ続きは映画館でご覧くださいまだほとんどの人が見ていないと思うので、ここでネタバレするのもどうかなって。
キャストの面では、仲居くんも仲間由紀恵もなかなか役にハマっていたと思います!でも脇を固める役者陣がそれ以上に演技派で存在感があったので、主役2人の存在感が薄れてしまっていたような気もします笑福亭鶴瓶とか草剛とか脇役であるにもかかわらず存在感ありすぎました(笑)あと個人的に…金八先生の俳優がたくさん出てたのが気になった(笑)
音楽面ではエンドロールを見て久石譲ってことに気づきました確かにバックに流れる音楽は良かったと思います。主題歌のミスチルの「花の匂い」。どこがサビなんだぁ?ってぐらい難しい曲だなと思いました(笑)まぁこれで主題歌がSMAPだったら完全にジャニーズ映画になっていたので、ミスチルで良かったです。
全体を通して言えば、とにかく暗い映画です。でも最後まで“家族の絆、大切さ、愛”離れていても家族は繋がっていて、家族のためなら何でも出来るのだと教えられました。あまりおススメできる作品ではないけれど、見て損はないと思います!

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ポストマン

2008年10月09日 02時20分51秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年3月22日公開
監督 : 今井和久
出演 : 長島一茂,北乃きい,原沙知絵,犬塚弘,谷啓,竹中直人,野際陽子
official site

郵便配達の仕事に誇りを持って生きる海江田龍兵は、中学生の娘・あゆみと小学生の息子・鉄兵を妻亡き後、男手一つで育てている。進学を控えたあゆみは、高校では寮に入って家を出たいと訴えるが、家族一緒に食事をすることが何よりの幸せと考える龍兵は聞く耳を持たない。父への反発を強めるあゆみの不満は母の三回忌の席で爆発する。見かねた祖母は、父と母の秘められた過去が詰まった箱を手渡すのだった…。
手紙を届けることは命を繋ぐこと。だから、待っている人がいる限り、シャカリキになってバタンコ(配達用の赤い自転車のこと)を漕ぐ。信念を貫くためなら、かなり無茶もする。とことん熱い男、主人公・海江田龍兵を演じるのは、本作の企画を立ち上げ製作総指揮もつとめた長嶋一茂。『ミスター・ルーキー』以来の主演作に体育会系ならではの熱演を見せる。この頑固一徹な父親に真正面からぶつかる娘役に『幸福な食卓』の北乃きい。風光明媚な房総半島を舞台に、郵便局員や地域の人々の日常のドラマを盛り込んだ脚本は鴨義信のオリジナル。長嶋一茂出演の「アストロ球団」など数多くのTVドラマを手がける今井和久の初監督作品。
よくぞまぁこのデジタル時代に、こんな映画を作ってくれた!郵便配達員と町の人々との交流を描きつつ、反抗する娘を思う父親という家族の絆も感じました。ケータイすら持っていない郵便局員ってどうなのよ?って思いましたが、そこがまた良い仕上がりになっていて手紙の温もりを感じました。頑張って手紙を届けるということでは自転車も良いとは思うけど、やっぱり原付の方がしっくりくると思いますが…。田舎とは言え、いまどきチャリンコはどうかと…(笑)現代では人に手紙を書かなくなりました。メールですぐに届いてしまうメッセージも、自分の手で渡すことで、その人の気持ちを肌で感じる。それが郵便局員という仕事の魅力じゃないかなと思いました。龍兵がバイトの青年に言った言葉「その手紙は、お前にとっては300分の1かもしれないが、その人にとっては1分の1なんだよ」うーん良い言葉話はベタではありますが、でもまぁ家族の大切さについて考えさせられる作品です。

この作品の評価・・・・75点
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20世紀少年

2008年10月02日 03時06分06秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年8月30日公開
監督 : 堤幸彦
原作 : 浦沢直樹
出演 : 唐沢寿明,豊川悦司,常盤貴子,香川照之,石塚英彦,宇梶剛士
official site

ロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎ、失踪した姉の子供を育てているケンヂ。同窓会で会った旧友から、「ともだち」と呼ばれる教祖が率いるカルト教団が、ケンヂが子供時代に作った「よげんの書」とそっくりの怪しい事件を起こしていることを聞く。その後、仲間の1人だったドンキーが殺され、事件の謎を解こうとケンヂは立ち上がる。しかし、「ともだち」によって、テロリストの汚名を着せられてしまい…。
「ビッグコミックスピリッツ」で約8年間連載された浦沢直樹原作の人気コミックを実写映画化。シリーズ3部作という構成と、邦画では異例の60億円という製作費を投入し、壮大なスケールのストーリーの映像化を実現させたのだ。映画化決定が発表されると、誰がどの役をやるのかという話題がネット上で白熱したが、3作を通して出演する主要キャストは約300名。第1弾となる本作は、ケンヂ役を唐沢寿明、オッチョ役を豊川悦司、ユキジ役を常盤貴子と実力派が揃った。その他、香川照之、宇梶剛士、宮迫博之ら芸達者が並ぶが、特に豊川悦司の存在感は見事。彼が登場することで荒唐無稽なストーリーによりリアリティが。女性も楽しめる娯楽作。
漫画を中途半端なところまで読んで、映画を観にいきました。感想は、まぁご丁寧というか…原作通りで予想通りの結果となりました。少年時代と現代を上手く織り交ぜていくストーリーの進め方は良かったと思う。でも“とりあえず有名な俳優たくさん使ってるから文句ねぇだろ?”っていう雰囲気があって、そこが何だか納得いきませんでしたCGも、まさに邦画の限界と言った感じ。やっぱり第1章ってラストのロボットの場面がメインって感じなんだけど、肝心のロボットが何だかパっとしませんでしたでも最後に少しだけ流れた2章の予告。あれを見ちゃうと、すぐにでも見たくなりますよ~
ちなみに…大学の友達がバイトしている塾の教え子がマルオの子供時代を演じているそうです。

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