股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

クローズ ZERO

2007年11月30日 19時19分33秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年10月27日公開
監督 : 三池崇史
原作 : 高橋ヒロシ
出演 : 小栗旬,やべきょうすけ,黒木メイサ,山田孝之,岸谷五朗,高岡蒼甫
official site

不良たちが集まり、最強・最凶の高校として知られる鈴蘭男子高校。芹沢多摩雄が率いる“芹沢軍団”を筆頭にいくつもの不良グループが抗争を繰り広げるこの学校に、1人の転校生がやって来た。その名は滝谷源治。不可能と言われる鈴蘭制覇を本気で狙う彼は、ふとしたことで知り合った鈴蘭OBで矢崎組のチンピラ・片桐拳と意気投合。片桐の知恵を借りながら、鈴蘭制覇へと歩を進め始めるのだが……。
累計発行部数3,200万部を誇る高橋ヒロシの「クローズ」。この大ヒットコミックをオリジナルストーリーで映画化したのが『クローズZERO』だ。“ZERO”の名の通り、原作の主人公・坊屋春道の登場以前の鈴蘭高校が舞台。学内の覇権を巡って拳と意地とプライドをぶつけ合う男たちの姿を描いていく。監督は日本映画界きっての鬼才・三池崇史。コミック原作の作品らしく極端な演出をしながらも、随所で三池節を発揮。緩急自在のエンターテイメントを作り上げた。小栗旬、山田孝之、高岡蒼甫、黒木メイサら若手俳優と、やべきょうすけ、岸谷吾朗ら個性派俳優の融合も見事。原作を全く知らずとも楽しめる、熱く、痛快な作品だ。
冒頭でやべきょうすけが殺されるシーンは驚きでしたただの不良映画ではなく、男同士の熱い戦いって感じですかね。基本的に不良映画があまり好きじゃない自分でも見入ってしまうくらいでした。山田孝之の相手を睨みつける顔はすっげぇ迫力でも大袈裟な場面も確かにあった。ボーリングのシーンとかまさに大袈裟。CGは使って欲しくなかったな…。そして一番大袈裟というか必要ないと思ったのが黒木メイサの熱唱場面!!この映画と全く関係ないと思われる黒木メイサのダンスと踊りは長すぎだと思います!特に一番大事なラストシーンで彼らが殴りあってるのに、ちょこちょこ黒木メイサの熱唱する姿が映るのは不自然だったと思います。殴り合いとか駄目な人でも最後まで観れる作品だと思います♪

この作品の評価・・・・77点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サーフズ・アップ

2007年11月29日 00時49分58秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年12月15日公開
監督 : アッシュ・ブラノン 、 クリス・バック
声の出演 : 小栗旬,山田優,マイク眞木,清水ミチコ,山寺宏一
official site

イワトビペンギンのコディは、子供の頃に見た伝説のサーファー、“ビッグZ”に憧れ、サーフィンに情熱を注いでいた。ある日プロモーターの目に留まり、新人サーファーとしてワールドカップに出場することに。しかし、戦いの舞台ペングー・アイランドには、コディにとって最大の試練が待っていた…。落ちぶれた元プロサーファーのギークや、優しくセクシーなライフガードのラニとの出会い。彼らと共に過ごす中で、勝つことがすべてだと信じていたコディは、本当に大切なものに気づいていく。
ペンギンたちがサーフィンでバトルするキュートでポップなCGアニメーション。注目は、大迫力のサーフィンのシーン。リアリティを追及し、実写では映し出せない未体験のハイスピード・エクストリーム映像をCG映像で再現し、アニメだからこそ可能な迫力満点のサーフィンシーンを体験させてくれる。ラストのチューブライドには大興奮だ。また、サーフィンと言えば音楽。ローリン・ヒルの新曲が入ったサントラもナイスな選曲になっている。日本語吹き替え版では、小栗旬、山田優が声優に挑戦。女優としても好調の山田優が、また新たな才能を見せてくれている。マイク真木が歌うエンディングテーマもいい。エンドロールが終るまで、お楽しみ満載。
「あれ?ハッピー・フィートのパクり?」と思われがちな本作。ペンギンならボードが無くても波に乗れるんじゃないかなんて考えが頭の中にずっとありました多少(いやっ相当な)の睡魔に襲われてしまい所々記憶が曖昧ですが覚えてる範囲でレビューを書かせていただきます。まぁストーリーはよくあるサクセスストーリーってやつでしょうか。主人公が一度は挫折しながらも最後は成功するってやつ。吹替えで見たのですが、どこか合ってない気が…うるさいだけで声優それぞれに印象が残りませんでした。どちらかと言えば全体的にアメリカ向けのアニメですね。アニメなのにドキュメンタリーっぽい感じに作られてますが、そこも何か変。そんなに早くカメラ付いていけるか??そもそも撮影してるのはペンギン?人間?(笑)ごめんなさい、途中途中寝てたので内容に関する感想がかけません。でも眠くなるほどつまらないって事が結論になるのかな?

この作品の評価・・・・63点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犯人に告ぐ

2007年11月23日 21時22分09秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年10月27日公開
監督 : 瀧本智行
出演 : 豊川悦司,石橋凌,小澤征悦,笹野高史,井川遥,松田美由紀
official site

大晦日。神奈川県警の警視・巻島は、少年誘拐事件の捜査現場を仕切っていたが、一瞬の判断ミスで犯人を取り逃がす。翌日、少年は無残な遺体となって発見され、巻島は足柄署へ左遷となる。6年後、世間は川崎で起きた連続児童殺害事件に騒然となっていた。捜査が難航する中、足柄で実績を挙げていた巻島に白羽の矢が向けられる。県警本部の特別捜査官に返り咲いた巻島は、TV番組に出演し犯人を挑発するという、大胆な行動に出る…。
実行犯が主役を演じ、マスコミや世間が観客となる構造を持つ“劇場型犯罪”。ところが本作の主人公・巻島は、捜査官がTVを通して犯人を挑発し、行き詰まった捜査を打破しようと考える…。前代未聞の“劇場型捜査”を描いた同名ベストセラー小説を映画化。ともすれば荒唐無稽になりがちな設定だが、警察内部の軋轢、白熱するメディアの報道合戦、被害者家族の苦悩など、現代社会が抱える問題をふんだんに盛り込む事で、リアルな緊迫感のこもった骨太サスペンスに仕上がった。刑事役に初挑戦の豊川悦司が、言葉は少ないが頼りがいのある刑事・巻島を好演。さらに石橋凌、小澤征悦、笹野高史ら名優たちのシブイ演技が、ドラマを重厚に組み上げる。
犯人捜しというストーリーは面白かったと思います。上映館が少なかったため、わまり話題にはなりませんでしたが、なかなかの作品ではないでしょうか。こういう刑事モノって独特の緊張感があって、盛り上がりには欠けるけどハラハラ感がありますね。トヨエツがテレビを通して犯人に語りかけるシーンも良かったし、笹野さんの人情深い刑事さんもハマリ役でした♪でも作品の中身は良かったけど物語としてはもうちょい長くしても良かったかなと思います。こういうジャンルで3時間とかは今までないけど、3時間もアリかななんてね(笑)それと犯人が判明する理由も軽すぎるかなと思います。今までの緻密な計画を考えれば、子供にぶつかって犯行声明文が飛ばされちゃった~なんてどこか馬鹿っぽい。やはり犯人は犯人らしく最後まで堂々として欲しかったですね。

この作品の評価・・・・76点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーテル

2007年11月21日 18時22分10秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年11月17日公開
監督 : ニームロッド・アンタル
出演 : ケイト・ベッキンセール,ルーク・ウィルソン
official site

息子の事故死をきっかけに不仲になったデビッドとエイミーの夫妻は、親類の家から自宅へと戻るため、高速道路を車でとばしていた。しかし動物を避けようとしてエンジンが故障、仕方なくすぐ近くのモーテルに泊まることにする。怪しい支配人のメイソンに鍵を貰い部屋へと向かう夫妻。すると突然、隣の部屋から激しいノック音が響き、何者かから無言電話がかかってきた。さらにデビッドが部屋のビデオを再生すると、そこには……。
偶然に訪れたモーテルで、離婚寸前の夫婦に襲い掛かる最悪の恐怖を描いた作品。倒錯した精神・世界を描くサイコ・スリラーや過激な描写、超常現象などを売りにしたホラー作品が隆盛を誇る中で、本作は徹底してクラシックなスタイルを貫き通している。突然響き渡る不快かつ不気味な音、謎のビデオ、迫る殺人鬼など、スリラーではごくごくありふれた素材を研ぎ澄ませた鋭い恐怖へと作り変え、観客に襲いかからせる。前半は静かに、後半はアクションを交えた緊迫感あふれる展開となるなど、緩急の付け方は絶妙。クラシックなのに古臭さを感じさせない、正統派のスリラー映画だ。
ホラーの王道とも言える作品。難しい話ではなく、普通に楽しめる作品でした♪外国にあるモーテルって、日本のホテルより何倍も不気味だよね。雰囲気はすごく伝わってきました。モーテルの管理人は見るからに怪しいし、警察官はお決まりのパターンですぐ殺されるけどハラハラ感はたまりません♪あの仮面を被った殺人鬼はメッチャ怖いです部屋の中でいつ襲ってくるのか、トンネルの中でいつ犯人に出くわすのか、もうハラハラ感はたまりませんよ(笑)でもビデオ映像を見る限りではすぐお客は殺されるっぽいのに今回はすぐに襲ってこなかったような気がしましたそれに、あの殺人鬼の彼らは何者なのかも最後まで説明無しです。自分が思うには兄弟っぽいかな?(笑)オチもシンプル過ぎて物足りない感じもします。最後に管理人がまた襲ってくれば良かったかな。でもおススメ出来る映画ですよ!

この作品の評価・・・・80点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミッドナイト イーグル

2007年11月19日 23時42分59秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年11月23日公開
監督 : 成島出
出演 : 大沢たかお,竹内結子,玉木宏,吉田栄作,袴田吉彦,大森南朋,石黒賢
official site

戦場カメラマンとして活躍していた西崎は、現実に傷つき、また病気の妻を顧みずに死なせてしまった事を悔やむ日々を送っていた。ある夜、冬の山中で西崎は空を飛ぶ赤い光を撮影する。それは北アルプスに落下していく米軍のステルス爆撃機だった。すぐに自衛隊の特殊部隊が送り込まれた。ステルスには「特殊爆弾」が搭載されていた。一方、西崎も後輩の新聞記者と共に墜落現場へ向かう。しかし予想外の難関が彼らを待ち受けていた。
原作は高嶋哲夫の同名ミステリーで、『亡国のイージス』『ホワイトアウト』の脚本を担当した長谷川康夫、飯田健三郎が脚本を手掛けた。『フライ,ダディ,フライ』の成島出が監督を務め、本作はスケールの大きな山岳アクションに仕上がった。過去に起きた出来事により心に傷を持った男が、愛するものを守るために命をかける。その主人公の西崎を大沢たかおが扮し、観客の共感を誘う演技を見せている。実際に冬の山岳地帯でロケされた映像は迫力十分で、自衛隊全面協力のアクションシーンはスケール感も大きい。北朝鮮との緊張が今も続く中、本作を見たら「もし、こんなことが実際に起きたら」と考えずにはいられないだろう。
日米合作らしいですが、そんな雰囲気は全くなく完全に日本映画でした。ぶっちゃけて言えば織田裕二主演の「ホワイト・アウト」とほとんど変わりない設定でも素材としては決してつまらない話ではないはずです。しかし本作はどこか抜けてる所がありました…。戦闘シーンに緊迫感が全くないのも原因の一つ日本部隊って工作員にバンバン打たれるほど馬鹿なんでしょうか??玉木宏の目立ちすぎるほどの服、かなりの工作員がいるのに襲ってこない謎、ミサイルランチャーを持ってるくせに撃ってこない工作員、そしてそのミサイルランチャーに対して「目標が定まらないから朝まで撃ってこないさ」という吉田栄作の自信。ミサイルランチャーなんてあのデカいヘリに当てればいいんだし撃っちゃえばよくね?なんだか疑問、疑問がどんどん出てくる展開でした。とくに一番驚いたのは大沢たかおと玉木宏が3度くらい工作員に狙われてるのにギリギリで避けてることあれはどう考えても変ですよ…。竹内結子も、大沢たかおとの微妙な関係が気になりました。死んだ妻の妹って…。妻でいいじゃん!!(笑)総理大臣も慌てようが大袈裟で総理大臣には見えませんでした。ラストも無理矢理片付けました感があって感動すらしません。壮大なスケールとは程遠いB級でしたね

この作品の評価・・・・66点
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウ4

2007年11月17日 15時43分04秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年11月17日公開
監督 : ダーレン・リン・バウズマン
出演 : トビン・ベル,スコット・パターソン,ベッツィ・ラッセル
official site

連続殺人鬼ジグソウことジョン・クレイマーの解剖中の遺体から蝋で固められたマイクロテープが発見され、担当刑事のホフマンは新たなゲームが仕掛けられていること知る。一方、ジグソウ捜査の第一人者だったケリー刑事までもが惨殺され、相次ぐ犠牲者にSWAT隊長リッグの怒りは頂点に達していた。現場に駆けつけFBI捜査官ストラムとペレーズは弟子のアマンダ以外にもジグソウに協力者がいるはずだと指摘する。
04年の第1弾『ソウ』公開時には無名の若者だったジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビがが生み出した人気の大ヒットシリーズもついに第4弾。前作『ソウ3』で壮絶な最期を遂げたゲームの仕掛け人であるジグソウは、今回、最初から死んでいるという大胆な前提だ。監督はじめスタッフはシリーズ常連組だが、脚本家を一新し、お約束の巧妙なトラップに加え、優秀なエンジニアだった男がいかにして冷徹な支配者になったかという、人間ジョンの素顔に迫るストーリーもたっぷりと盛り込まれている。シリーズの集大成的な展開を見せつつ迎えるクライマックス、もちろん用意されているラストは一筋縄では行かないのでご用心。
大人気シリーズの第4弾。「3」のラストでジグソウが死んでしまったので続編はどうなっちゃうかと心配しましたが、やはりジグソウのゲームは続くんですね。あまり詳しい事は書きませんが後継者はいました(笑)前作を観てから1年のブランクがあったので登場人物の関係などを忘れていましたやっぱり予習は大事ですね。観ていて予習しなかったことに後悔しましたもんさて、今回も殺人ゲームが続くのかと思いきや、「3」と似たような「1」「2」の補足説明をメインに置いてる感じがしました。開始早々、解剖シーンはグロすぎです。刑事がやたらと登場してきて、「あれ?誰だっけ?」と混乱しました(笑)とくに今回はジグソウが何故あそこまで冷酷な人間になったかが描かれていて、人間らしい面も見せているので同情さえ感じられるかもしれませんそしてラストは「3」の舞台になった食肉工場が映るので「3」「4」が同時進行だったことも驚きました!ラストはあんまりスッキリしなかった終わり方…。リッグ刑事は助かったのかな?「5」ではゴードン先生が黒幕だったっていう展開を期待してます!!(笑)でも1作目97点、2作目95点、3作目78点、4作目71点、と右下がりだけど大丈夫かなぁ…

この作品の評価・・・・71点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マリア

2007年11月16日 01時27分09秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2007年12月1日公開
監督・製作総指揮 : キャサリン・ハードウィック
出演 : ケイシャ・キャッスル=ヒューズ,オスカー・アイザック
official site

中東エルサレム。ヘロデ大王の税金取り立てに苦しむ村ナザレに住むマリアは、ヨセフとの婚約中に身籠ってしまう。天使ガブリエルから「それは神の子だ」と告げられたマリアは、両親にも告げることができずにいた。その頃、“救い主”誕生の預言に怯えるヘロデ大王の命により街の人口調査が始まり、“救い主”になる可能性のある者は抹殺する命令が下る。マリアはヨセフの故郷ベツレヘムへ、二人で旅をすることを決心するのだった。
『最後の誘惑』『パッション』『聖衣』…イエス・キリストを描いた映画は数々あるが、キリスト誕生に至る母マリアと父ヨセフの物語は今までほとんど映画化されることはなかったそうだ。マリアがひとりの女性としてどう葛藤し、妻としていかに愛を育み、母としてどう決心したかをつぶさに描き出している。クライマックスの「馬小屋のシーン」は感動的だ。弱冠12歳でオスカーにノミネート(『クジラの島の少女』)されたケイシャ・キャッスル=ヒューズが、少女から女へ、そして母の顔に変わっていくさまを見事に演じきっている。
メル・ギブソン監督作品「パッション」ではキリストの最後の12時間を描いていましたが、本作はキリストが誕生するまでお話。宗教的な要素が多いのかなと予想してましたが、そこまで宗教染みてはいません。1組の夫婦の物語って感じです。苦難の旅、母マリアの妊娠、そしてキリストの誕生と、奇跡としかいいようがない事が起きたりしますが、感動的なシーンもあります。まぁ映画で観るほどではないですが…

この作品の評価・・・・66点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Little DJ~小さな恋の物語

2007年11月15日 01時10分21秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年12月15日公開
監督 : 永田琴
出演 : 神木隆之介,福田麻由子,広末涼子,佐藤重幸,村川絵梨,松重豊
official site

1977年、函館。海辺の病院で少年DJとなった太郎。スピーカーから流れてくる太郎の声が、音楽が、病院で過ごす人々を勇気づけ、優しい空気で包んでいった。放送を通じて多くの人々とのふれあいも生まれた。そんな時に、太郎は美しい少女たまきと出会う。太郎とたまきの小さな恋が動き出した。言葉を伝えることに喜びを感じ始めていた太郎が、たまきに本当に伝えたかったこととは…しかし、太郎に残された時間は限られていた。
鬼塚忠原作の同名のベストセラー小説を映画化した、ノスタルジックな感動作。1970年代を彩った数々の名曲に乗せ、病院でラジオのDJを務める少年と彼を取り巻く人々との温かい交流を描く。病に倒れながらも前向きな少年を演じる神木隆之介が、松重豊や原田芳雄らベテラン勢に劣らぬ名演を披露。スクリーンいっぱいに広がる思春期特有の輝きと初恋の甘酸っぱさが胸に染みる。
全く期待していなくて、たまたまバイトが無い日だったので試写会に行ってきました。いやぁ~久しぶりに泣かされましたよ「大切な想いは、伝えなきゃ。」そんな気持ちを12歳の少年はDJになって伝えます。白血病というセカチューで使われてしまった設定を本作でも使っています「また白血病で死ぬパターンかよ」と観る前はガッカリしましたが、上映中何度も何度も涙が溢れてきましたとにかく神木隆之介くんの演技が素晴らしい!やはり天才子役ですよ。周りの人たちもほとんどが泣いていましたよ自分もボロボロ泣いてしまい、映画が終わってからもしばらく立ち上がれませんでしたベタな話ではあるけれど、主人公の太郎や他の人たちの言葉一つ一つが心に染みます。生きる事、恋をする事、大切な家族や友達が傍にいる事、当たり前な事だけどこの作品で改めて考えさせられました。世代を問わず、見れる作品です!ハンカチをお忘れなく

この作品の評価・・・・91点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイティ・ハート/愛と絆

2007年11月13日 02時07分16秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年11月23日公開
監督 : マイケル・ウィンターボトム
製作 : ブラッド・ピット,デデ・ガードナー,アンドリュー・イーストン
出演 : アンジェリーナ・ジョリー,ダン・ファターマン,アーチー・パンジャビ
official site

2002年のパキスタンで、ウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエル・パールは、妻マリアンヌとディナーの約束をした後、パキスタンでの最後の仕事となる予定の取材に出かける。しかし、それを最後に彼との連絡は途絶えてしまう。妊娠中のマリアンヌと友人たち、地元警察やFBI捜査官が集まり、関係各所の総力をあげた捜査が開始されるが…。
2002年にパキスタンで取材中に誘拐された新聞記者ダニエル・パール事件の真相を綴ったノンフィクションにブラッド・ピットが深い感銘を受け、自身の製作会社での映画化を決定。アンジェリーナ・ジョリーが妻マリアンヌ役に扮し、生れてくる新しい命と共に夫ダニエルの帰りを信じ続けた妻の愛を体当たりの演技で熱演している。監督は、社会派の問題作から文芸映画まで幅広い作品の演出で高い評価を受けているマイケル・ウィンターボトム。実話を題材にしながらも、まるでサスペンス映画を見ているような興奮と臨場感、これを支えるほかのキャストも個性的かつ実力派ぞろいである。
制作がブラッド・ピットで主演がアンジェリーナ・ジョリーという夫婦共同作品です。実話の誘拐事件を基にしているため最初から最後まで重たい内容似ている映画で最近観た作品と言えば「キングダム 見えざる敵」だけど、まだ「キングダム」の方がストーリーがしっかりしていて良かったと思います。本作はどちらかと言えばドキュメンタリー作品のような感じ。マリアンヌの夫の安否を心配する気持ちは伝わってきたけど、話に緊迫感があまり感じられず睡魔に襲われてしまいます普通の人なら流産してしまうのではないかというくらいマリアンヌの妻として、母としての強さが見えたのは良かったと思います。期待外れかなぁ~

この作品の評価・・・・63点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゾディアック

2007年11月13日 02時04分42秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
劇場未公開
監督 : アレクサンダー・バークレー
出演 : ジャスティン・チャンバース,ロビン・タネイ,ロリー・カルキン

1969年、カルフォルニア州で若いカップルが襲われ、男性は一命をとりとめたが、女性が殺された。そのとき警察に通報してきた男は言った「犯人は俺だ」。それが“ゾディアック”事件の始まりだった。自分を“ゾディアック”と名乗る男は、新聞社に犯人しか知らない事件の詳細や暗号を送りつけ、犯行予告もする。新聞社も警察もゾディアックの正体を暴こうと必死だ。一方、警察は重要容疑者をリストアップ。しかし、どうしても決定的な証拠がなかった…。
アメリカ未解決犯罪史上最悪の連続殺人鬼・ゾディアックの全貌を暴くサスペンス。サンフランシスコ郊外でカップルが射殺される事件が発生。刑事のパリッシュら当局が懸命の捜査を進めるも、手掛かりが掴めずにいた。1年後、再び同様の事件が起こり…。
今年劇場公開されたデヴィット・フィンチャー監督の作品とほぼ似ている作品。ていうかほとんど同じです(笑)刑事が犯人を追っていくうちに家族の関係が崩れ始めていきます。しかも全米で誰も解けなかった暗号を息子がそれっぽい答えを言うのはどうなんんだろ…。もちろん犯人は捕まらず、今でも未解決事件です。ラストの『私の映画を作って欲しい。誰が私を演じるのかな?』という声明文はゾッとします。まぁストーリー展開も微妙だし、とくに新鮮さも無いので時間の無駄だと思います。どうせ観るなら劇場公開の方をおススメします。でも劇場公開版もイマイチかな

この作品の評価・・・・62点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボーン・アルティメイタム

2007年11月11日 01時04分42秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年11月10日公開
監督 : ポール・グリーングラス
出演 : マット・デイモン,ジュリア・スタイルズ,ジョアン・アレン
official site


CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」によって暗殺者にされ、同時に記憶を失ったジェイソン・ボーン。そんな彼の写真がイギリスの新聞の一面に掲載された。記事を書いた記者のロスは「トレッドストーン計画」に代わる「ブラックブライアー計画」の取材を進めていたのだ。失った秘密の鍵を見つけるため秘密裏にロスへと接触を図るボーン。だが、ロスはすでにCIAによってマークされていて……。
『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』に続く、ジェイソン・ボーンシリーズの第3作めであり完結篇。記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンが、いよいよ自らの秘密を掴んでいく様子を、圧倒的な臨場感とともに描いていく。アクションシーンの迫力とリアルさは前2作と同等以上。ロンドン、タンジール、ニューヨークと世界をまたにかけて繰り広げられる緊迫した逃亡・追撃戦は息をするのも忘れて見入ってしまう出来だ。マット・デイモンはジェイソン・ボーンシリーズによって、アクションでもトップクラスの演技が出来ることを証明。どこか憂いを秘めた優しき暗殺者、その演技の集大成がこの作品に詰め込まれている。
先日のレッドカーペットで生マット・デイモンを見たので、映画を観に行かないわけにもいきませんよね。というわけで公開初日に鑑賞。やっぱり初日の土曜は凄く混んでいて前から3列目という少し観難い座席でした。でもそんなの関係ねぇ!ってことで座席の位置なんて忘れるほどハラハラさせられました!!前作までのあらすじを多少忘れてましたが、すぐにストーリーに入り込めます♪本作品を観る前にマット・デイモン主演の「グッド・シェパード」を観たのでCIAに振り回されるところは少し似ています(笑)何と言っても今回はアクションが凄いことになってます!!「ボーン」シリーズの好きな所はCGを使わずに本当にカーアクションを撮影しているところなのでアクションのハラハラ感が観客にまで伝わってきます!カメラによる手振れが少し気になりましたが…それとあマット、だんだん太ってきてる??(笑)でもマット・デイモンって格好良くは無いけど、こういう特殊工作員みたいな役にハマリ役だと思います。シリーズ物って何だかダラダラになってくる作品が多いけどこのシリーズはパート1→パート2→パート3と続くにつれて面白くなっていきますね♪(まぁパート1はあまり好きじゃないけど…)これで見納めと言わず、これからの続けて欲しいですなぁ

この作品の評価・・・・87点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グッド・シェパード

2007年11月08日 22時35分21秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年10月20日公開
監督・出演 : ロバート・デ・ニーロ
出演 : マット・デイモン,アンジェリーナ・ジョリー,アレック・ボールドウィン
official site

1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗し、指揮をとったベテラン諜報員エドワード・ウィルソンは窮地に立たされる。第二次世界大戦前夜、イェール大学在学中に秘密結社スカル&ボーンズに勧誘されされたのを機に、この道に足を踏み入れて以来、戦中、戦後と優秀な諜報員として暗躍してきたが、その陰で妻と息子は孤独な生活を強いられていた…。
詩を愛する青年は優秀であるがゆえに政治と歴史の闇の部分を担うことになる。愛国心と亡き父の無念を晴らしたいという思いを胸に…。初監督作『ブロンクス物語/愛につつまれた街』以来13年ぶりの新作で、映画監督ロバート・デ・ニーロは米国の諜報機関CIAの誕生秘話と冷戦期のスパイ活動を軸に一人の男の葛藤に満ちた生き様を描く。脚本に『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞脚本賞受賞のエリック・ロスを迎え完成させた9年越しの企画。そこには、輝かしいサクセス・ストーリーとは無縁なリアリティがあり、快活さと笑顔を失ってゆく様を丹念に演じたマット・デイモンら俳優陣の確かな演技と相まって見応えがある。
キャストが豪華で、何よりマット・デイモンが主演なので面白いのかと思ってました。でも話がそこまで引き付けられるものではないから、見ていて退屈になりましたねストーリーにメリハリが無いので途中から眠くなります…。早く終われ~と中盤から思ってしまいました(笑)駄作ではないけど理解するには難しい作品だと思います。結局ラストに主人公はどういう気持ちだったのかも謎です。あまりおススメは出来ませんね

この作品の評価・・・・65点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナンバー23

2007年11月04日 15時16分58秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2007年11月23日公開
監督 : ジョエル・シューマッカー
出演 : ジム・キャリー,ヴァージニア・マドセン,ローガン・ラーマン
official site

ウォルターが手にした一冊の本。その物語は、背筋のぞっとするような殺人ミステリーだった。自らの生い立ちに酷似した内容と、まるで何かを暗示するように度々挿入される“23”という数字。読み進むうちに、小説の中の出来事が現実の世界とリンクしはじめ、周囲では次々と事件が起こり始める。そしてそれは、決して単なる偶然ではないことを知る…。
監督は『オペラ座の怪人』のジョエル・シューマッカー。主演はジム・キャリー。これまでにないハードな演技が大きく評価を高めた。脚本は、これがデビュー作となるファーンリー・フィリップス。膨大な資料を読み漁り完成されたその内容は、ラストを隠すため全世界でノベライズ本の発行が禁止されたほど洗練されて、衝撃的。
考えてみれば「23」という数字は色んな事に当てはまる!考えてみたらアメリカ同時多発テロが発生したのは2001年9月11日。この数字を全部足すと…「23!!!」これは偶然なのでしょうか??そんな事を鑑賞中に思いついたのですが、さすがにこの映画の主人公の周りには「23」の数字が当てはまり過ぎてて少し不自然な気もしました中盤までは「23」の数字が物語のキーワードとして上手く盛り込まれていましたが、最後のオチの時はそこまで驚愕するほどではなく、「あぁ~そういうオチかぁ」って感じです。ラストを知れば「23」の数字があまり意味深いものじゃないんだなと思いました。やっぱりジム・キャリーはサスペンスよりコメディの方が似合いますね

この作品の評価・・・・65点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブレイブ ワン

2007年11月03日 18時35分31秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ=オーストラリア
2007年10月27日公開
監督 : ニール・ジョーダン
出演 : ジョディ・フォスター,テレンス・ハワード,ナビーン・アンドリュース
official site

ニューヨークでラジオのパーソナリティを務めるエリカ・ベインは、婚約者のデイビッドと公園を散歩中、暴漢に襲われた。病院で意識を取り戻した彼女はデイビッドが死んだことを告げられ、悲しみに打ちひしがれる。自らの心にも傷を負い、満足に外出することもできなくなってしまった。そこでエリカが手にしたのは一挺の拳銃。そしてある日、偶然立ち寄ったコンビニで、強盗にその弾丸を発射するのだった……。
婚約者を殺された事件をきっかけに拳銃を握ったエリカ・ベイン。彼女がその拳銃で法で裁かれない悪を撃ち殺していく姿を映す、息の詰まるようなドラマ。善と悪の境目にあるグレーゾーンにおける倫理観、道徳観、正義、そして“勇気”を浮き彫りにしていく。主人公のエリカを演じたジョディ・フォスターは鬼気迫る演技を披露。製作総指揮も務めており、この作品への思い入れは人一倍だ。ショーン・マーサー刑事を演じたテレンス・ハワードも、法に忠実で、それ故に思い悩む刑事を丁寧に演じている。監督を務めたのは『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン。緊張感あふれる演出で観客をぐいぐい引き込む作品を作り上げた。
ジョディ・フォスターは文句なしで良い演技でした!でも脚本が思っていたより面白くない復讐する設定は別に良いんだけど、何だか悪運が良いというか…話の進みが上手く行き過ぎてました。銃を手に入れた途端、彼女の周りでは「待ってました」と言わんばかりに、どこに行っても事件が起きます(笑)スーパー行ったらバァ~ン、電車乗ってもバァ~ン、公園行ってもバァ~ンいくら何でもやり過ぎでしょう彼氏を殺した若者たちを探して殺しに行くっていうのなら、まだ楽しめる。でも“処刑人”だからといって無関係の市民を誰でも殺していいわけがありません!「許せますか?彼女の選択」ってキャッチコピーだけど、自分は全然許せませんでした(笑)そして、そんな彼女を何故か見て見ぬふりをする刑事あのビデオの映像を見て同情したから彼女を許したのか?まぁある意味、被害者の立場にたってますけど、でもやっぱりダメでしょそして彼女は自首もせずに夜の街へ消えていきました…。あれで本当に彼女は救われたのか??何だか疑問がたくさん残る作品でした…。でも俳優は良いし観て損はしない気がします

この作品の評価・・・・67点
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする