股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ペントハウス

2012年06月29日 19時34分51秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年2月3日公開
監督:ブレット・ラトナー
出演:ベン・スティラー,エディ・マーフィ,ケイシー・アフレック,アラン・アルダ

ニューヨーク・マンハッタンにそびえる65階建ての超高級マンション“ザ・タワー”。管理マネージャーのジョシュ・コヴァックスが、居住者のあらゆる欲求と優越感を満たす最上級のサービスを取り仕切っている。ある日ジョシュは、黒い車から現れた謎の一味を見つける。ペントハウスに暮らすウォール街の大富豪アーサー・ショウが誘拐されると思ったジョシュは、ショウを助けに向かう。しかしショウは、証券詐欺罪でFBIに逮捕されたのだった…。
『ナイト・ミュージアム』や『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』と、ここのところ大作コメディに次々と出演し、日本でも知名度がグンとアップしたベン・スティラー。その新作は『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー監督と組んだ、エンタテイメント色豊かなアクション・コメディだ。原案・脚本が『オーシャンズ11』の人なので、「悪者(金持ち)から銃も使わず血も流さず、しかし頭を使って財産を盗み出す」という、ストーリーは手馴れた感じ。

マンションのスタッフたちが超高層マンションのペントハウスに暮らす富豪から騙し取られた財産や年金を取り戻そうとするお話。「オーシャンズ」シリーズのような派手なアクションやらを期待していたのですが……あれ?意外と地味?

もっと緻密な計画だの、ド派手な強奪シーンがあるのかと思いきや、やることが素人過ぎるというか運が良いだけって感じの大雑把な強奪。ベン・スティラーとエディ・マーフィが出てるのだから、もっと笑えるのかと思いきやそうでもないし…。エディ・マーフィってもっと昔のようにキレがあるキャラを期待してたのに今回は普通でした。全体的にまとまり過ぎている展開だったので、もっと派手さが欲しかったです。

この作品の評価・・・・64点
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スリーデイズ

2012年06月28日 11時47分47秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年9月23日公開
監督:ポール・ハギス
出演:ラッセル・クロウ,エリザベス・バンクス,ブライアン・デネヒー
official site

ある朝、愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていた大学教授のジョンの家に警察が突入、殺人の容疑で妻のララが逮捕されてしまう。それから3年。ジョンは一人で息子を育てながら、妻の無実を証明するため懸命に奔走していた。だが、裁判では彼女に不利な証拠が提出され、覆ることなく遂に殺人罪は確定。絶望し、獄中で自殺未遂を起こした妻をみてジョンはある決断を下す。「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」それは命を懸けた決断だった。
『告発のとき』のポール・ハギスが監督・脚本を務める本作は“隠れた名作”と評判の高い2008年のフランス映画『すべては彼女のために』のリメイク。本作でも犯罪や暴力とは無縁の一般人が“妻を脱獄させる”という設定なので、アクションスターのラッセル・クロウにあえてアクションを封殺させている。

ポール・ハギス監督の作品は毎回楽しみにしています。妻の無実を信じ、夫が脱獄計画を実行するというストーリー。さすがラッセル・クロウ!と思わせるほどの演技でした♪夫として父親として、愛する家族を信じて守ろうとする姿が素敵でした。一見すると地味な展開かと思いきや、徐々にハラハラドキドキ感があります。主人公のジョンは普通の大学教授なので脱獄計画には素人です。その素人ぶりがまたハラハラさせられます。ちょい役で出てくるリーアム・ニーソンがまたいい味出してる。

逃亡までの準備が長かったりご都合主義の流れも若干ありますが、それでも観終わってから「良い映画だった」と思える作品でした。でも最後は“アレ”が指に引っ掛かってほしかったです(笑) ポール・ハギス、やっぱり凄い人だ!!

この作品の評価・・・・77点
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源氏物語 千年の謎

2012年06月27日 00時46分06秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年12月10日公開
監督:鶴橋康夫
出演:生田斗真,中谷美紀,窪塚洋介,東山紀之,真木よう子,多部未華子,田中麗奈
official site

絢爛豪華な平安王朝の時代。一条帝の心を娘の彰子に向けさせようと企む時の権力者・藤原道長は、紫式部に物語を書くよう命じる。その物語の題名は『源氏物語』。主人公は今上帝と桐壺更衣の間に生まれた光源氏。だが、帝の寵愛を受ける桐壺更衣は、嫉妬心に燃える帝の正妻・弘徽殿女御によって殺害される。光源氏は宮中の女性たちの憧れの的だったが、桐壺に瓜二つの義理の母・藤壺への狂おしい思いを断ち切ることができずにいた。
日本文学史に輝く、日本一のベストセラーでロングセラーである恋愛絵巻「源氏物語」。これまでにも何作も映画化されてきたが、本作は「源氏物語」をベースに、その誕生秘話を描いたフィクション。光源氏と恋人たちのめくるめく情事と、現実の世界での紫式部の秘めた恋を同時進行させている。平安王朝時代を再現した宮廷の内装や衣装の絢爛豪華さは「源氏物語」ファン必見。

うーん…何だったんだこの映画。何が言いたいのか分からない。紫式部や光源氏、藤原道長に安倍清明など、有名人がたくさん出てくるけどそれが見事に絡み合ってないんです。式部役の中谷美紀は良かったけど安倍晴明役の窪塚洋介は酷いな。窪塚洋介そのままだから神秘さが全く感じられませんでした。光源氏役の生田斗真は…ここまでのプレイボーイ役はあまり合ってない気がする。
映像は綺麗だと思いましたが現実の世界と、源氏物語の世界が離れたり混ざったりして分かりづらい。そのせいで誰にも感情移入が出来ませんでした。式部の叶わぬ恋を描きたいのか、光源氏のプレイボーイぶりを描きたいのか…どっち?(笑)

完全に予告編に騙されましたな…


この作品の評価・・・・54点
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一枚のめぐり逢い

2012年06月26日 13時39分36秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年6月16日公開
監督:スコット・ヒックス
出演:ザック・エフロン,テイラー・シリング,ブライス・ダナー
official site

イラク戦争に派遣されたアメリカ海軍軍曹ローガン・ティボー。ふと、見知らぬ女性が写った一枚の写真が落ちていることに気づき拾ったところ、それまで彼が座っていたところが爆破され、彼は九死に一生をえる。多くの仲間たちが戦争に散っていく中、ローガンは3度の任務派遣を終え無事に帰国する。帰国後、戦争の後遺症に苛まれる彼だったが、写真の彼女に会いに行こうと思い立つ。写真の景色から場所を特定したローガンは、戦地での相棒ゼウスとともに彼女を探しに行く。
「君に読む物語」で知られるニコラス・スパークス原作の感動のラブストーリー。戦場で偶然、手にした1枚の写真から人生を紡ぎだしていく青年の献身的な愛の物語。会った事もない女性の写真をお守りのようにし、戦場から帰還したローガン。運命に導かれるように、彼女の下で働く事になったローガンは、いつしか本当に彼女を愛するようになっていく。主演は、『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロン。

ザック・エフロンってワイルドだねぇ。
王道のラブストーリーでした。戦地で拾った一枚の写真。その写真のおかげで命を救われたと思い、写真の女性を訪ねていく…というお話。ヒロインと徐々に仲良くなっていく展開や、2人の仲をしつこいほど裂こうとする元夫など、まさにベタな恋愛映画(笑)ベタだから悪いって言ってるわけじゃなく、まぁ予想出来る展開なので安心して観れる点は良いかな。
ただ本作は、時間の割り当てが悪かったと感じました。写真を拾ってからヒロインに出会うまでの時間が早すぎる!写真を拾う→ヒロインに出会うまで10分ちょいの間で描かれていたと思います。そのせいで出会ってからの物語がちょっとグダグダでした。もっと戦場での思い出とか描いても良かったんじゃないかな。
それから、元ダンナの扱いが可哀想に思えました。やっと良い人になったかなと思ったら死んじゃうなんて…。これじゃあ邪魔者がいなくなったから主人公とヒロインが結ばれたようにしか見えません!

王道ストーリーは良い。でもわざとらしい演出はダメでした。うーん恋愛映画って難しいな…

この作品の評価・・・・65点
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ツレがうつになりまして。

2012年06月20日 23時12分41秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年10月8日公開
監督:佐々部清
出演:宮崎あおい,堺雅人,吹越満,津田寛治,大杉漣,余貴美子
official site

高崎晴子の家族は、夫・幹男、そしてイグアナのイグ。幹男は仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作るスーパーサラリーマンであった。そんな幹男がある朝、真顔で「死にたい」と呟く。病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)。仕事の激務とストレスが原因らしい。結婚5年目。幹男の変化に気付かなかった晴子は、幹男に謝りながら、「会社を辞めないなら離婚する」と告げる。そして会社を辞めた幹男が主夫になり、家事嫌いの晴子は内心嬉しく思っていた。だが…
うつ病になった夫との二人三脚の闘病記を綴った漫画家・細川貂々の同名コミックエッセイを映画化した本作。自身の周辺にもうつ病になった知り合いが何人もいるという佐々部清監督が、4年をかけて映画化にこぎつけた意欲作だ。主人公夫婦を演じるのは宮崎あおいと堺雅人。辛い立場でありながら、うつ病に苦しむ繊細な夫をゆったりと見守る宮崎あおいの姿は、聖母を感じさせるほどだ。

うつ病…。僕の知り合いでもなった人がいて「えっ!?何であの人が!?」ってぐらい意外でした。この映画に出てくる幹男のように真面目な人間なほどなりやすいものなのか…。

さて本作は、うつ病の夫とそれを支える妻の物語。本当のうつ病の症状ってもっと重いものだと思いますが、映画の中では辛い時でもコミカルに普通に描かれています。まぁ映画だから仕方ないのかもしれないけど、もう少しリアルさが欲しかった気がします。ですが、こういう映画を通して、たくさんの人に“うつ病”というのを知ってもらう点ではとても良い事だと思いました。後半に夫婦が教会で自分たちの生活と、うつ病の事について話すシーンが感動しました☆宮崎あおいと堺雅人の演技は素晴らしかった♪

うつにならないためには…頑張らないこと。


この作品の評価・・・・73点
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マイウェイ 12,000キロの真実

2012年06月19日 16時12分38秒 | 映画評論マ行
製作年:2011年
製作国:韓国
2012年1月14日公開
監督:カン・ジェギュ
出演:オダギリジョー,チャン・ドンゴン,ファン・ビンビン
official site

1928年、日本占領時代の朝鮮。全く境遇の異なる2人が、マラソンの良きライバルとして成長する。憲兵隊司令官の祖父を持ち、常に一番を目指す日本人の長谷川辰雄。幼い頃から長谷川家の使用人として働きながら、マラソンにおいては辰雄のライバルとして共に育った朝鮮人のキム・ジュンシク。オリンピックの金メダルを夢見る2人だったが、いつしかその関係は国同士の戦いとなり、憎み合うようになる。やがて開催されたオリンピック選考会で事件が発生。ジュンシクは罰として日本軍に強制徴用されることになり、2人のオリンピックの夢は消えた。1939年、ノモンハンで2人は運命の再会を果たす。日本兵として戦うジュンシクのもとに現れた辰雄は、すっかり冷酷な軍人に変わっていた。
ノルマンディー上陸作戦後、連合国軍に捕らえられたドイツ兵捕虜の中に、ひとりの東洋人がいたというエピソードからインスパイアされた壮大な物語。日本、ソ連、ドイツと三カ国の軍服に身をつけながら、第二次世界大戦の極限状態の中を生き抜いてきた二人の青年の、感動と絆の物語だ。オダギリジョーと韓国スターのひとりチャン・ドンゴンが、運命に翻弄される主人公を全身全霊で熱演している。監督は朝鮮戦争の悲劇を描いた『ブラザーフッド』で感動を与えたカン・ジェギュ。

日本、ソ連、ドイツの軍服を着て、戦争を生き抜いた青年の感動の実話を描いた本作。『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督なので、やはり戦闘シーンは迫力が凄かった本物の戦争を映しているようなリアルさ。そして人間の狂気。極限状態に陥った時の人間は自分を見失い、そして狂気へと走り出す姿がリアルに描かれていました。味方の兵士に撃たれるなんて…でも事実みたいです。
でも、いくら映画という娯楽と言っても、日本を悪者みたいに描かれるとどうも気分が悪くなる。たしかに日本だって昔は悪い事をしていたのは事実だけど、それでも日本が全部悪いみたいな描き方はどうかと思います。事実ではないことを事実のように描く韓国映画の反日行為はやっぱり許せない。

まぁなんだかんだ言ってますが、映画としては見応えはありました。戦争に翻弄された2人の青年の運命。オダギリジョーもチャン・ドンゴンも迫真の演技だったと思います。幼少期の因縁、そして戦地での再会…対立…。時代に翻弄されながらも強く結ばれた2人の友情が丁寧に描かれていました。出来過ぎな終わり方のような気もしましたが個人的には良いと思うラストでした。ちょっと戦闘シーンが長かったかな…

この作品の評価・・・・69点
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

2012年06月18日 00時45分28秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:イギリス
2012年1月21日公開
監督:オリヴァー・パーカー
出演:ローワン・アトキンソン,ジリアン・アンダーソン,ドミニク・ウェスト

祖国イギリスの危機を救ったのも今や昔、一時は諜報機関M17のエースとなった敏腕スパイ、ジョニー・イングリッシュもモザンビークでの任務でヘマをしたことから自信を喪失。そんな折、イングリッシュはM17から新たなミッションの要請を受けるが、彼の不在の8年の間に、M17はすっかり様変わりしていた。新しく上司となった女性、通称ペガサスは英中首脳会談に出席予定の中国首相に暗殺の動きがあるという。イングリッシュに命じられたのは、その情報収集と暗殺の阻止だった。
“Mr.ビーン”ことローワン・アトキンソン扮する究極のトラブルメーカーが9年ぶりにスクリーンに帰ってきた。アクションも笑いも前作より過激にパワーアップした本作、「007」シリーズのパロディをさりげなく散りばめながら、アトキンソンの優れた身体性とコメディセンスが光り、大爆笑必至の傑作に仕上がった。超高速スピードの車椅子をはじめガジェット群も秀逸。さらに、『X-ファイル』でお馴染みのジリアン・アンダーソンと、本家『007』でボンド・ガールをつとめたロザムンド・パイクという二人のクール・ビューティが花を添える。

Mrビーンでお馴染みのローワン・アトキンソンが主演のアクションコメディ。アクション映画の真面目さの中に、コメディのバカらしさが含まれていて飽きないで観れました♪アクションとコメディの絶妙なバランスが素晴らしい。欧米の笑いはツボにハマらないと思ってましたが、今回は不覚にも笑ってしまった。“掃除おばさん”カッコイイ(笑)
展開に無理やり感があるものの、コメディ映画としては合格。印象的なシーンがあればもっと良かったかな。

この作品の評価・・・・74点
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恋の罪

2012年06月17日 17時36分44秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
監督:園子温
出演:水野美紀,冨樫真,神楽坂恵,児嶋一哉,津田寛治
official site

どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで女の死体が発見される。事件担当する女刑事・和子は、仕事と幸せな家庭を持つにもかかわらず、愛人との関係を断てないでいた。謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・美津子と、人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・いずみの驚くべき秘密に触れ引き込まれていく和子。事件の裏に浮かび上がる真実とは…。3人の女たちの行き着く果て、誰も観たことのない愛の地獄が始まる。
『冷たい熱帯魚』で衝撃を与えた園子温監督描く、21世紀直前に渋谷区円山町のラブホテル街で実際に起きた殺人事件からインスパイアされたオリジナル・ストーリー。殺人課の女刑事、大学のエリート助教授、人気小説家を夫に持つ専業主婦の運命が交錯するサスペンスだ。水野美紀、冨樫真、神楽坂恵─3人の女優が役者生命をかけた渾身の演技で難役に立ち向かっている。充満する激しいエロス、過激なSEX描写もさる事ながら、3人の女優の身も心も剥き出しの演技バトルが見どころだ。

「冷たい熱帯魚」を観た時の衝撃は凄かった…。園子温監督の新作は、実際に起きた殺人事件が基になった物語。何と言ってもこの作品、出演している女優陣がどんどん脱いでいきます。あの水野美紀でさえヘア全開なんだから凄い
実話とは言っても、ほとんどがオリジナルのストーリーです。本作は全面にエロさを押し出しているのですが、AVを観ているような感覚で肝心な内容がどうも頭に入ってこない。監督の自己満足なのだろうか、女優が脱いだりヤったりとそんなシーンばかりです。


大学助教授役の冨樫真さんの演技は狂気に満ちていて印象的でした。普段の教授の姿から、あんなに変貌できるのは凄い!

いずみ役の神楽坂恵さん。園子温監督の奥さんなんですけど、この人は綺麗ってわけでもないし演技が上手いってほどでもない。とりあえず爆乳ってだけ(笑)奥さんをここまで脱がせて、なんだか旦那の悪趣味映画のように思ってしまいました。全裸で鏡に向かって試食販売の練習「いらっしゃいませ~ おいしいですよ~ 」って…笑うところか?

水野美紀さん。映画冒頭からヘアまで出してましたが他の女優さんのインパクトが強くて存在感があまりなかったかな。てか脱ぐ必要あったのかな?「踊る大捜査線」の時の雪乃さんはもう見れないのか…

エロさもグロさもあったけど、結局どんな映画だったのかと観終わってから考えると…んー何だったんだろ?恋をすることの罪であったり罰というのは時に人を引き返せないほどの世界まで迷い込ませてしまうということか。

この作品の評価・・・・63点
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フライトナイト/恐怖の夜

2012年06月13日 23時04分07秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年1月7日公開
監督:クレイグ・ギレスピー
出演:コリン・ファレル,アントン・イェルチン,クリストファー・ミンツ=プラッセ
official site

高校生のチャーリーは、学園のアイドル、エイミーをゲットし、毎日を楽しく過ごしていた。だが、チャーリーの家の隣にジェリーが引っ越してきてから、夜ごと町の人々が姿を消していく事件が発生。実はジェリーは、美女の生き血を吸いつくすヴァンパイアだったのだ。そんなある夜、チャーリーに正体を知られてしまったジェリーが反撃を開始。チャーリーの家は破壊され、母親も重傷を負う。さらに、ジェリーの魔の手は恋人エイミーにまで迫ってきた。愛する彼女を守るため、チャーリーとヴァンパイアの壮絶な戦いの夜が幕を開ける…。
1985年にトム・ホランド監督の手によって作られたヴァンパイア・ホラーの名作『フライトナイト』を3Dでリメイク。ラスベガスを舞台に、ヴァンパイアと隣人になってしまった高校生の奮闘を描く。弾丸が迫り血しぶきが飛び散る、3Dの効果を最大限に発揮したチャーリーとヴァンパイア・ジェリーの戦いは、見どころもたっぷり。主役のチャーリーを演じるのは『ターミネーター4』のアントン・イェルチン。ヴァンパイアのジェリーを演じるのは、『マイアミ・バイス』のコリン・ファレル。

もし隣人がヴァンパイアだったら…。コリン・ファレルが珍しくB級ホラー映画に出演しました。どうやら過去のリメイク作品らしいです。ホラー映画と言っても、ちょっとコメディ要素もあって緊張感には欠けます。ヴァンパイアになっても人間に戻れちゃうっていう設定は、なんか中途半端に思えました。隣人がヴァンパイアってことを初めから友人が知ってたり、その友人もすぐにヴァンパイアになっちゃったりして。
全体的に普通、オチも普通だったので、まぁコリン・ファレルのヴァンパイア姿に興味がある人はどうぞ!

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スウィッチ

2012年06月12日 01時18分02秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:フランス
2011年12月10日公開
監督:フレデリック・シェンデルフェール
出演:カリーヌ・ヴァナッス,エリック・カントナ,メディ・ネブー
official site

モントリオール在住、25歳のカナダ人女性ソフィ・マラテールは容姿も気立ても悪くないが、バカンスを一緒に過ごす親しい友人や恋人がいなかった。そんなある日、雑誌編集者クレールからアドバイスが。それは“switch.com”というサイトにアクセスし、海外の利用者と自宅を交換してみてはどうかというものだった。彼女の体験談に惹かれたソフィは、早速、登録。まもなくベネディクト・セルトーという女性との間で契約が成立し、パリに旅立つ。パリ7区にあるベネディクトのアパートは、外観も内装も豪華な造り。解放感を味わったソフィは、期待に胸を膨らませるが、翌朝待っていたのは悪夢のような出来事だった。
期間限定の自宅交換システムが、ごく平凡な女性を殺人の濡れ衣&身元乗っ取りの恐怖に陥れるという衝撃のサスペンス・スリラー。主人公のソフィ役に抜擢されたのは、ケベックを拠点に活動する新進女優カリーヌ・ヴァナッス。折り紙付きの実力を備えた若手有望株の彼女が魅せる演技力&生命力の眩さには、誰もが見惚れずにいられないだろう。監督は、『スパイ・バウンド』『裏切りの闇で眠れ』などデビュー以来一貫して猟奇犯罪や裏社会にまつわるテーマを探求してきた鬼才フレデリック・シェンデルフェール。

自宅交換サイトによって身元を乗っ取られるという恐怖を描いた本作。久しぶりのフランス映画でしたが、なかなかテンポも良くて最後までハラハラさせられました。主人公が急に強くなってたり、警察のアホさ加減が目立ってたり、頭だけをどうやって運んだのか?だったり、強引な展開も幾つかありますが、良くまとまっていたと思います。まぁ逆恨みってのは怖いけど、でもあんな動機だけで、ここまで綿密な計画立てるのかなぁ?てか犯人は様々な機関の情報をすり替えてるんだけど、そこまでの力を持ってる人間には見えないんだけど…。細かいことは気にしないで観ましょう!!
自分が同じ立場だったら…逃走する勇気なんてありません!ひたすら無実を訴えるしか(笑)家なんて交換するもんじゃないな

この作品の評価・・・・71点
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映画 怪物くん

2012年06月10日 00時19分43秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年11月26日公開
監督:中村義洋
出演:大野智,松岡昌宏,八嶋智人,川島海荷,上島竜兵,チェ・ホンマン,濱田龍臣
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悪魔族の王子・デモキンとの戦いを終え、怪物ランドに帰ってきた怪物くんは、ついに怪物ランドの王位継承式を迎える。だが、国民の前に颯爽と現れた怪物くんを前に、拍手、拍手の大喝采のはずが、まさかの大ブーイング。国民はいつもわがままな怪物くんの王位継承を反対しているのだ。そんな国民に我を忘れた怪物くん。ドラキュラ、オオカミ男、フランケンのお供たちが必死に止めるのも聞かずに、ついに怪物ランドを飛び出して人間界へ大脱走。ウタコやヒロシが暮らす思い出いっぱいの日本に向かうのだった。しかし…
2010年4月に、藤子不二雄(A)原作の人気漫画を嵐の大野智主演で実写ドラマ化した「怪物くん」。この怪物くんが、ドラマと同じキャストで映画化。怪物くんが今回大暴れするのは、インドを彷彿とさせる「カレーの王国」。“伝説のカレー”を食すため、姫と王子と共に、王国の危機に立ち向かう。カレーの王国のために戦ううち、怪物くん自身も、自己中心的な身勝手さを捨て、新大王としての自覚や信念を確立していく。

ドラマ版を観たことがなかったので、映画版を楽しめるか不安でしたが…まぁ子供向けというかベタな話です。正義が勝つっていうメッセージは子供に見せたらきっと良い子に育つ気がする(笑)CGがなかなかの出来です。でも、内容を観るとわざわざ映画化するほどじゃないなと思いました。デモキンとデモリーナが良い奴なのか悪い奴なのか分からなかった。あと警官との関係も分からん。
嵐が主演じゃなかったらヒットしてなさそう…。中村義洋監督、個人的に大好きな監督さんですが「怪物くん」の実写化は引き受けて欲しくなかったな。大人が観る映画じゃないと思います

この作品の評価・・・・59点
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パラノーマル・アクティビティ3

2012年06月09日 17時16分15秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2011年11月1日公開
監督:ヘンリー・ジュースト,アリエル・シュルマン
出演:ケイティー・フェザーストン,スプレイグ・グレイデン,ローレン・ビットナー


1988年9月3日、カリフォルニア州サンタローザ。ごく一般的な家庭ですくすくと育っていたケイティとクリスティ姉妹の姿を、父親がホームビデオにとらえている。やがて彼は、姉妹がやっていたおかしな遊びに興味を持つ。ポルターガイスト現象だと考えた父親は、家の中にカメラを設置する。9月24日、ケイティとクリスティは鏡の前にカメラを置き、部屋の明かりを消す。2人は暗闇の中で、“ブラッディ・マリー”と3回唱える。2人はその怖い遊びに夢中で気づいていなかったが、カメラにはある映像が残されていた。
製作費$15,000(約135万円)ながら、世界中で大ヒットを記録したホラー映画『パラノーマル・アクティビティ』の第3弾。本作では第1作と第2作の主人公ケイティとクリスティが幼年期に体験した恐怖体験が紐解かれ、謎の超常現象の真相が究明される。第1作目で監督と脚本を手掛けたオーレン・ペリがプロデューサーを務め、2010年にリアリティ・スリラー「Catfish」を共作したヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマンがメガフォンを取っている。

1作目から見続けてます。このシリーズ、“1”を観た時にあまりに何も起きないので逆にビックリしましたが、“2”、そして今回の“3”とだんだんと観客を驚かせようとする演出を入れてきたので、まぁ何回かビクっとなりました(笑)
2006年に起きた不可解な事件。その18年前に起きていた事件を描いた本作。前作2作よりもホラー色が強くて普通に映画として観れました。姉妹役の女の子たちの演技も上手くてリアルでした。古典的な演出ではありますが、恐怖を感じることは出来ました。1988年製のビデオカメラがあんなに映りが鮮明だとは思えませんが…(笑)

ラストのオチが残念!魔女の説明がもっと欲しかった!まぁー普通というか…お父さん、家族のためにあんなに頑張ってたのにエビ反りってのは可哀想(笑)パート4もやると思いますが、だんだんと怖くなってきているのでちょっと楽しみです♪

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幸せへのキセキ

2012年06月08日 15時02分02秒 | 映画評論サ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年6月8日公開
監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン,スカーレット・ヨハンソン,トーマス・ヘイデン・チャーチ
official site

イギリスのコラムニストであるベンジャミン・ミーは、半年前に妻を亡くし、14歳の息子と7歳になる娘とともにその悲しみから立ち直れないでいた。悲しみからベンジャミンは仕事を辞め、息子は学校で問題を起こし退学処分になってしまう。ベンジャミンは心機一転、新天地での再スタートを望み、郊外に家を購入。その家は、閉鎖中の動物園付きだった。動物園を再建すべく取り組むベンジャミンだが、素人ゆえわからないことだらけでトラブルが続き、かさんでいく修理費や薬代に頭を抱える。しかし飼育員たちや動物園を心待ちにしている地域住民、思いもよらぬ亡き妻からのプレゼントに支えられ、妻とのある約束を果たそうとする。
原題は「We Bought a Zoo」(動物園購入)。信じられないような話だが、これは実話をベースにした物語だ。原作は、動物には素人の英国人作家が動物園付きの家を買い、人生や家族を見つめ直していくというベストセラー。脚本家であるキャメロン・クロウが他人の脚本を監督することは珍しいが、本作にはいつもの彼の映画のように、笑いとペーソスに満ちた「失意と再生の物語」になっている。大きな喪失感を抱え、バラバラになっている家族。とくに父と息子は他人へ配慮する余裕もない。そんな彼らが溝を埋めていく姿は感動的だ。

実話を基にした作品は大好き♪“動物園の再生×家族の再生”を上手くまとめた素敵な作品でした。妻の死によって一度は崩れてしまった家族がもう一度繋がっていく過程が丁寧に描かれています。“死を受け入れる”ことの大切さをこの映画は教えてくれます。トラの安楽死を引き伸ばしにしようとするベンジャミンですが、たしかにそれは人間のエゴなのかもしれない。ベンジャミンはトラの死によって、奥さんの死も受け入れることが出来たのかもしれません。前に進む勇気ってすごく大事。
やっぱり家族っていいもんだって素直に思いました。幸せへの“軌跡”…それは“奇跡”なのではなく“努力”だと思いました。99%の努力と1%の奇跡があるからこそ、人は幸せになれるのかも。そして20秒の勇気もね(笑)

映画らしくトントン拍子に話が進んでいく点はちょっと気になりました。ラストが予想できたので大きな感動とまではいかず。派手さは無くて絶対おススメ!とまではいきませんが、心が温まって安心して観られる作品でした♪マット・デイモンもアクションだけじゃなく、こういう役も意外と似合ってる!?娘のロージーちゃんの可愛さが特に光ってました♪子役の演技が素晴らしいです!

※ヒグマと真正面から戦うシーンがありますが、現実じゃ殺されてもおかしくないでしょと思いました。

この作品の評価・・・・75点
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トロール・ハンター

2012年06月06日 01時09分06秒 | 映画評論タ行
製作年:2010年
製作国:ノルウェー
2012年3月24日公開
監督:アンドレ・オブレダル
出演:オットー・イェスペルセン,グレン・エルランド・トスタード,ヨハンナ・モールク
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ノルウェー・ヴォルダ大学の学生3名が、地元で問題になっていた熊の密猟事件をドキュメンタリーとして追った事がきっかけとなり、偶然にも本記録映像の撮影に成功した。密猟者を追う中で出会った謎の男、ハンス。夜な夜な森の中に姿を消す彼を尾行すると、そこにはおとぎ話だと思っていたトロールそのものが現れたのである。ハンスはノルウェー王国の政府機関であるトロール保安機関(TSS)に雇われたハンターで、テリトリーから抜けだして民家に近づくトロールを抹殺、トロールの存在を民間人から隠し続ける事が主たる任務であった。だが、生活も保障されず、深夜・残業手当もない、孤独な現状に嫌気がさしていると同時に、今までのトロールの扱い方にも疑問をもっており、遂に今回、トロールの全貌を明かす証言者となったのだ…。
サンダンス映画祭をはじめ、各国の映画祭で話題を呼んだ本作は、“トトロ”のモデルとして知られ、ノルウェーの森に住むと古来より言い伝えられている伝説の生物“トロール”の生態を、熊の密漁事件を取材に来た大学生たちが偶然撮影に成功した――という疑似ドキュメンタリーだ。巨大モンスターのような迫力あるトロールの姿、その存在を隠そうとする政府の陰謀にまつわるサスペンス、ブラック・ユーモアの数々など、臨場感あふれる映像と衝撃的な展開に惹きつけられる。

ムーミンのモデルとなったノルウェーの森に住む生物“トロール”の姿を描いた作品。手持ちカメラで撮った似たような作品を挙げれば【クローバー・フィールド】が有名。ちなみに【クローバー・フィールド】は映画館で観て酔いました。
ムーミンのような可愛い姿とは真逆で、実際にこの映画の中に出てくるトロールは頭が3つある怪物。ドキュメンタリータッチで描かれていますが、ちょっと真面目さに欠けました。相手が妖精なので、まぁどうでもいいっちゃいい(笑)どうやって退治するのかと思いきや、光でピカァ~って…なんとも単純。60mもの巨大なトロールとの戦いもリアルさが足りません。てか60mもの巨体を昼間はどこに隠しているのだろうか?

トロールがキリスト教信者を嗅ぎ分けるという凄い能力にも説明が欲しかった!B級映画にしちゃあよく出来ていると思いますが、もう少しリアリティが欲しかったです。

この作品の評価・・・・60点




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永遠の僕たち

2012年06月05日 20時17分49秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2011年12月23日公開
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヘンリー・ホッパー,ミア・ワシコウスカ,加瀬亮
official site

イーノックは、自動車事故で両親を亡くして以来、生きることを諦めてしまった少年。見知らぬ人の葬儀に、遺族のふりをして参列することが彼の趣味だった。ある時、いつものように葬儀に参列していると、係員から問い詰められてしまう。窮地を救ってくれたのは、以前、別の葬儀で出会った少女アナベル。この再会で2人は互いに心を開き始める。ある日、彼は再会したアナベルを両親が眠る墓地に案内する。帰宅後、イーノックのことを姉のエリザベスに嬉しそうに話すアナベル。そんな彼女の明るい表情に、エリザベスは心を軽くする。実はアナベルは、ガンの闘病中だったのだ。
他人の葬式に潜りこむ事を日常とする、死に取りつかれた少年と、ガンに冒された少女─そんな思春期の二人を主人公にした、純粋で真っ直ぐなラブストーリー。第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され高い評価を受けた本作のメガホンをとったのは、『グッド・ウィル・ハンティング』で瑞々しい青春を描いたガス・ヴァン・サント監督。彼の死生観が漂う、一風変わった青春映画だ。

孤独な少年と余命わずかな少女の物語。切なくて美しいシンプルなストーリーに仕上がっています。死を受け入れながらも、残された時間をどう生き抜くかを若い2人が一生懸命に考える姿が良かった。主人公のイーノックだけが見える特攻隊員のヒロシの亡霊の存在が“死”の意味を表しているように感じました。死ぬ=無になるという考えを持つイーノックに見える亡霊。両親の死で、心のどこかに“死”の意味を学んだ気持ちがあったかこそヒロシの亡霊が見えるようになったのかもしれない。
イーノックはかなりの変わり者に思えましたが、アナベルと出会ったことで死と正面から向き合う少年に変わっていく過程が上手く描かれていたと思います。きっと彼らは有意義な時間を過ごせたはず。“死”というのは終わりではなく、何かを学ぶモノなのかもしれない。
決して暗い話ではなくて、爽やかな作品だったと思います。

この作品の評価・・・・71点
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