製作年 : 2009年
製作国 : イギリス
2010年4月10日公開
監督・脚本 : ダンカン・ジョーンズ
出演 : サム・ロックウェル,ドミニク・マケリゴット,カヤ・スコデラーリオ
official site
宇宙飛行士のサムは、エネルギー資源のヘリウム3を地球に送るため月へと派遣された。契約期間は3年だ。地球との直接通信を許されておらず、話し相手は人工知能搭載ロボットのガーティだけだ。楽しみにしていたテレビ電話での妻テスとの会話も衛星事故によって交信不能となってしまっていた。それでも孤独に耐え任期終了まで2週間を切ったある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇して…。
デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズが監督・脚本を務め、ナショナル・ボード・オブ・レビューで新人監督賞を受賞するなど、多くのアワードで絶賛されたSFスリラー。月で孤独にエネルギー採掘に勤しむ男に起きた奇妙な現象を描いていく。低予算のインディーズ映画ながら、『2001年宇宙の旅』など古典的本格SFに通じる雰囲気があり、SFファンなら必見のタイトルと言える。主演は『フロスト×ニクソン』のサム・ロックウェル。1人2役を見事にこなす演技力を披露。また人工知能ロボットの声を名優ケヴィン・スペイシーが演じた。親の七光りなどよりも、新鋭ジョーンズ監督のセンスが圧倒的に輝く作品だ。
エイリアンも出てこないし、隕石もぶつかってこない、地味でありながらも、ちょっと怖くてちょっと切なくなる作品でした。3年の契約で月に行き、1人で作業を行う。契約が終了し地球に帰還する日が近づきつつあったある日、彼は自分と同じ顔の人間と出会うのです。彼は何者なのか、自分は何者なのか。ラストの結末は切なすぎました。結局、彼も会社の利益のために働かされていたんですね。利益のために誰かが犠牲になる。会社っていうのは、そんなに残酷なものなのかな。「地球に帰りたい…」という彼の心情が伝わってきて悲しくなりました。
派手な映画ではありませんが人間の内面的な部分が上手く出てる作品だと思います。人間の存在価値を改めて考えさせられました。
この作品の評価・・・・74点
製作国 : イギリス
2010年4月10日公開
監督・脚本 : ダンカン・ジョーンズ
出演 : サム・ロックウェル,ドミニク・マケリゴット,カヤ・スコデラーリオ
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宇宙飛行士のサムは、エネルギー資源のヘリウム3を地球に送るため月へと派遣された。契約期間は3年だ。地球との直接通信を許されておらず、話し相手は人工知能搭載ロボットのガーティだけだ。楽しみにしていたテレビ電話での妻テスとの会話も衛星事故によって交信不能となってしまっていた。それでも孤独に耐え任期終了まで2週間を切ったある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇して…。
デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズが監督・脚本を務め、ナショナル・ボード・オブ・レビューで新人監督賞を受賞するなど、多くのアワードで絶賛されたSFスリラー。月で孤独にエネルギー採掘に勤しむ男に起きた奇妙な現象を描いていく。低予算のインディーズ映画ながら、『2001年宇宙の旅』など古典的本格SFに通じる雰囲気があり、SFファンなら必見のタイトルと言える。主演は『フロスト×ニクソン』のサム・ロックウェル。1人2役を見事にこなす演技力を披露。また人工知能ロボットの声を名優ケヴィン・スペイシーが演じた。親の七光りなどよりも、新鋭ジョーンズ監督のセンスが圧倒的に輝く作品だ。
エイリアンも出てこないし、隕石もぶつかってこない、地味でありながらも、ちょっと怖くてちょっと切なくなる作品でした。3年の契約で月に行き、1人で作業を行う。契約が終了し地球に帰還する日が近づきつつあったある日、彼は自分と同じ顔の人間と出会うのです。彼は何者なのか、自分は何者なのか。ラストの結末は切なすぎました。結局、彼も会社の利益のために働かされていたんですね。利益のために誰かが犠牲になる。会社っていうのは、そんなに残酷なものなのかな。「地球に帰りたい…」という彼の心情が伝わってきて悲しくなりました。
派手な映画ではありませんが人間の内面的な部分が上手く出てる作品だと思います。人間の存在価値を改めて考えさせられました。
この作品の評価・・・・74点