股間の解放記

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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

2024年07月24日 18時36分52秒 | 映画評論ハ行

製作年:2024年
製作国:アメリカ
日本公開:2024年7月19日
監督:グレッグ・バーランティ
出演:スカーレット・ヨハンソン,チャニング・テイタム,ウディ・ハレルソン

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』7月19日(金)全国の映画館で公開!人類初の月面着陸に関するあの噂!歩いたのは月の上?それとも?

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 


人類初の月面着陸に挑むアポロ計画が始動して8年が経過した、1969年のアメリカ。ソ連との宇宙開発競争で後れを取る中、ニクソン大統領に仕える政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)を通して、PRマーケティングのプロであるケリー(スカーレット・ヨハンソン)がNASAに雇われる。手段を選ばないケリーのPR作戦が、NASAの発射責任者のコール(チャニング・テイタム)の反発を押し切りつつ成功を収める中、彼女はモーからあるミッションを指示される。
人類初の月面着陸に成功した、アポロ11号の舞台裏を描くドラマ。アポロ計画を何としても成功させたい政府に雇われたPR担当者とNASAの発射責任者が、ある極秘任務をめぐって対立する。監督を手掛けるのは『フリー・ガイ』などに携わってきたグレッグ・バーランティ。『ブラック・ウィドウ』などのスカーレット・ヨハンソン、『ローガン・ラッキー』などのチャニング・テイタム、『チャンピオンズ』などのウディ・ハレルソンらがキャストに名を連ねる。

アポロ11号は本当に月面着陸に成功したのか。お仕事ドラマのような、コメディのような、ラブストーリーのようなお話でした。月面着陸計画が世間から関心されなくなっていく中で、偽のPR活動で注目させようとするケリー。それを良くは思わないNASA責任者のコール。対照的な2人のやり取りが面白かったです。偽物が本物に見える時もあれば、本物が偽物に見える時もある。でも“真実”も“嘘”も、どちらも必要な時があるのだと考えさせられました。嘘を通そうとするケリーも、真実を見せようとするコールも、謎多きモーも、登場人物みんなが憎めないキャラクターであり、程よく物語に絡んでくるのがバランス良い。お仕事ドラマにしても、ラブストーリーにしても、気軽に見れる感じが良い。この映画を観て感じたのは、アポロ11号が本当に月に行ったのかを明らかにするのではなく、大きな夢に向かって諦めずに努力することの大切さ。そして同じ夢を追いかける仲間を想う大切さ。アポロ1号で亡くなった宇宙飛行士の努力や犠牲の上に、今の宇宙技術がある。それは自分たちの日々の生活においても同じこと。宇宙飛行士だけにスポットが当たってしまいがちだが、裏で多くの人たちが支えている。そんな物語の裏側を見せてくれた良質な作品でした。人間ドラマがメインですが、それでもロケット発射の映像は鳥肌が立ちました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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