股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

チェンジリング

2009年02月26日 02時36分59秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年2月20日公開
監督・製作・音楽 : クリント・イーストウッド
出演 : アンジェリーナ・ジョリー,ジョン・マルコヴィッチ
official site

1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。
老境の域に達してなお、自身の最高傑作を塗り替えている感さえあるクリント・イーストウッド監督の“硫黄島”二部作に続く本作は、誘拐された息子の生還を祈る母親の闘いを描くサスペンスドラマ。平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かい、真実を求めて闘い続ける姿を寡黙なタッチで描き出している。ヒロインを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー。華麗なアクションを披露したかと思えば重厚なドラマに出演と、多彩なキャリアを誇る彼女の集大成とも思える熱演ぶりに注目だ。また、綿密に時代考証されたセット、脇役の俳優一人ひとりまで行き届いたイーストウッド流の演出を体感できる一本といえよう。

素晴らしいクリント・イーストウッド素晴らしい予想以上の感動と衝撃的な話でした。実話というだけあってリアルな恐怖が伝わってきました息子が行方不明になり、必死で探す母親。しかし肝心の警察は汚職に手を染めており市民の声に耳を傾けようともしない。そこで母親は警察に抗議するが今度は母親を陥れようとする…。これが実話なんだから凄い話この時代のロサンゼルス市警がどれだけいい加減だったのかがよく分かります。そんな警察に「息子に会いたい」という思いだけで必死で立ち向かっていく母親役のアンジェリーナ・ジョリーが強い母親を見事に演じていました。アンジェリーナ・ジョリーって今までの作品だと銃をバンバン撃ちまくってたり、ミステリアスな役が多かったけど、今回は今までにない役でどこにでもいる息子を思う母親を見事に演じていたと思います!
これはぜひ観ていただきたい作品なので細かい内容は書かないようにします。でも予想以上に暗い話で警察や犯人に怒りを覚えますしかし母親としての姿に周りの人たちが動かされ、多くの人が正義を掲げて悪に立ち向かう姿は、心動かされます。

「お母さんに会いたくなった」

ラストのこの言葉に、たとえ何年離れていたって家族は繋がっていると感じ、泣いてしまった結末はどうにも言いようが無い悲しみがあるけれど、心にグっとくる作品です!

早くも今年ナンバー1か!?

この作品の評価・・・・87点
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パッセンジャーズ

2009年02月25日 02時48分42秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年3月7日公開
監督 : ロドリゴ・ガルシア
出演 : アン・ハサウェイ,パトリック・ウィルソン,デヴィッド・モース
official site

セラピストのクレアは、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客の、トラウマ的なストレスを治療する役割を突然命じられる。彼女は生存者たちの記憶から浮かび上がる数々の謎を解き明かそうとする。だが、患者たちは自分たちの記憶と航空会社の公式説明の食い違いに悩み、自分たちの記憶も曖昧になってくる。やがて、事故の核心に近づくたびに患者たちが次々と失踪しはじめ、彼女の周辺でも不可解なことが続発し始める。
飛行機事故で奇跡的に生還した乗客のカウンセリングを担当するセラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理サスペンス。主人公の身の周りで起こる摩訶不思議な出来事にハラハラしながら、やがて明かされる事実に驚愕する…。すべての謎が解き明かされる結末には、誰もが予想を裏切られること間違いなしのサスペンスフルなドラマだ。セラピストを演じるのは、『プラダを着た悪魔』で人気を不動のものにしたアン・ハサウェイ。『プリティ・プリンセス』のお姫様から『ゲット・スマート』で見せたコミカルな役まで、実に芸域の広い女優だ。監督は、『彼女を見ればわかること』など、心の機微を描くことに定評のあるロドリゴ・ガルシア。

やっぱり予告は良く見えてしまう…。飛行機事故の生存者が1人ずつ消えていくなんて、今更ながら考えてみたら結末は何となく分かるよねつまらないオチではなく、まぁそこそこの納得できると思います。もっと物凄い裏社会の陰謀だとか、宇宙人だとかそんな事考えてましたが意外に感動(?)系とは言うものの、自分はあまり好きじゃありませんが(笑

この作品の評価・・・・68点
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

2009年02月22日 15時05分01秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ=イギリス
2009年1月24日公開
監督 : サム・メンデス
出演 : レオナルド・ディカプリオ,ケイト・ウィンスレット,キャシー・ベイツ
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1950年代のアメリカ、コネチカット州。フランクとエイプリルのウィーラー夫妻は、閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想のカップル。しかし、甘い新婚時代の暮らしも次第に色あせていく。演劇志向のエイプリルは地元の劇団の舞台に立つが、芝居の出来が悪く夫婦で口論に。一方フランクは、しがないセールスマンの仕事にやるせない不満を感じていた。そんな時エイプリルが提案する。「みんなで、パリで暮らしましょう」と…。
L・ディカプリオとK・ウィンスレットが『タイタニック』以来11年ぶりの共演を果たした本作。不世出の天才作家、リチャード・イエーツが61年に発表した処女小説を、『アメリカン・ビューティー』でオスカーに輝いたサム・メンデス監督の手により映画化。傍目には理想の夫婦に見えるカップルが、それぞれに理想と現実のギャップに悩み、葛藤し、立ちはだかる問題に阻まれながらも、愛と夢を守ろうと苦悩する姿が描かれる。メンデス監督は『アメリカン・ビューティー』同様に、眩いまでの陽の光のもとに、郊外に住む家族の抱える空虚さと絶望を描いているが、もがき苦しむ若夫婦の姿は、50年代のアメリカが進んだ道を暗示しているかのようでもある。

なんやかんや起きて結局ラストはハッピーエンドなんだろ?という予想をしていましたが、まぁそうでもなかった(笑)右下がりの夫婦の人生って感じですね。一見すると自分勝手な夫婦の話のようにも見えますが、その崩れていく夫婦生活が中心の話かなと思います。恋愛と結婚、この映画を観ると違うんだなと思います。結婚は男女2人が共に生活していく人生そのもの。「仕事」と「家族」、そして「夢」と「現実」どちらを取るのが正しいのだろうか…。この主人公2人には「離婚」という文字が頭にないのだと思います。だからこそ、この現状を打破しようともがきしみ、お互いを傷付け合ってします別れればいいのに…と思ってしまうのは自分だけだろうか?まぁ結婚生活を経験していないから、そう思ってしまうのだけど…ラストのシーンは衝撃的です!これが夫婦の最後なのかと思うとゾっとしました展開があまりないので良かったとは言えませんが、ちょっと可愛そうで怖い作品でした

この作品の評価・・・・74点
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7つの贈り物

2009年02月21日 01時16分08秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年2月21日公開
監督 : ガブリエレ・ムッチーノ
出演 : ウィル・スミス,ロザリオ・ドーソン,ウディ・ハレルソン
official site

男の名前はベン・トーマス。ベンは7人の名前が載ったリストを持っている。彼らは互いに何の関係もない他人同士。ベンは彼らに近づき、彼らの人生を調べ始める。そして、ある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうとしている。ベン・トーマスとは何者なのか?彼の目的は何なのか?そして、贈り物の中身とは…?
『幸せのちから』から再び、主演ウィル・スミスと監督ガブリエレ・ムッチーノが挑んだ感動のヒューマン・ドラマ。過去と折り合いをつけるために究極の贈り物を用意した主人公が、あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描く。共演は『イーグル・アイ』のロザリオ・ドーソンと『ノーカントリー』のウディ・ハレルソン。複雑な人間性と命の尊さを温かく繊細(せんさい)に演じたウィル・スミスに心を揺さぶられる。

昨年の「アイ・アム・レジェンド」とは打って変わってヒューマンドラマ。なかなか良質の作品だったかなと思います。とは言っても開始から1時間30分は話の繋がりがなかなか見えてきません!!ほとんど話の流れが分からないまま、ラストに突入!しかし…ラストの30分で主人公の行動の意図が見えて涙腺がウルウル(笑)クラゲだって、バスタブのシーンだって全てに意味があったんですね。自分が犯した罪への償い、そして愛する人を守ろうとする気持ち…とても深いテーマだと感じました。犯した罪に苦しみ、きっと自殺してしまう人だって少なくないと思う。だけど他にも方法があるのではないか…。ベン・トーマスが取った行動が正しいとは思えません。だけどこういう償い方も1つの選択肢だと自分は思います。エズラへ目を、エミリーに心臓を…もし適合しなかったら?と疑問に思いましたが、それでも実行に移した彼は凄いです。でも、彼がいつから決心したのかが明確に見えてこなったです最初にエズラへ電話した時にもう決心はついていたのかな?それから7つの贈り物というわりには、エミリーの物語が作品の8割を占めていたような気がして、ちょっと残念でした7つなら7人均等に描いて欲しかったなぁって、ちょっと思いますね…。
前半は理解できない事ばかりだと思いますが1時間半我慢すれば、きっと感動できると思います!ベン・トーマスが可哀相で意外に重い作品でした。

この作品の評価・・・・79点
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マンマ・ミーア!

2009年02月21日 00時35分48秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2009年1月30日公開
監督 : フィリダ・ロイド
出演 : メリル・ストリープ,アマンダ・セイフライド,ピアース・ブロスナン
official site

ギリシャの島で小さなホテルを営むドナの愛娘ソフィの結婚式前日、三人の男たちが島にやって来る。父親を知らずに育ったソフィの夢は結婚式でヴァージンロードをパパと二人で歩くこと。かつての母の恋人サム、ハリー、ビルのうちの誰かが自分の父親だと見当をつけたソフィが、内緒で招待状を送ったのだ。式の準備でただでさえ大わらわのドナは、昔の恋人たちの出現に大ショック。果たしてソフィの父親は誰なのか?
「ダンシング・クィーン」「恋のウォータールー」など70年代に次々とヒット曲を放ったABBAの楽曲から誕生したミュージカルは、今や世界中で上演を重ねる大人気の舞台だ。その待望の映画化を担ったのは、ロンドンでのオリジナル版を手がけた演出家フィリダ・ロイド、脚本のキャサリン・ジョンソン、製作のジュディ・クレイマーという女性クリエイター・トリオ。ステージの高揚感を丸ごとスクリーンに甦らせている。歌って踊るヒロインには演技派中の演技派メリル・ストリープ。その娘役をオーディションで勝ち取ったのは『ミーン・ガールズ』のアマンダ・セイフライド。バイタリティに満ちた女性たちの生き様が爽快な一本。

映画「ドリームガールズ」を観てからミュージカル映画が好きになりました♪今回はABBAの名曲が映画全体に散りばめられていて一度は聴いたことある曲ばかりです。自然に体が動いちゃいますなんと言ってもアカデミー賞常連のメリル・ストリーブの歌唱力やダンスは必見です!観ているこっちまで楽しい気分にさせられますよ~!ドナと娘のソフィの親子の愛を描いた作品であり、ドナという強い母親が印象的です。そんな2人に「自分が娘の父親だ」と思っている3人の男。まぁそのうちの1人がピアース・ブロスナンなので彼だけがイケメンで目立ってましたが…結局のところ、父親は誰だったのでしょうか??ソフィも「3人とも父親!!」なんて簡単に言えるか??ラストにDNA鑑定でもしてくれたらスッキリするのになぁ(笑)いきなり「世界周りましょう」なんて言って結婚式中止にさせちゃうのも納得できないしぃ…。ラストだけハッキリスッキリさせてくれたら、かなり完成度が高かったと思います!!まぁそんな気になる部分もABBAの名曲で吹っ飛びましたね

この作品の評価・・・・75点
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蛇にピアス

2009年02月20日 02時32分04秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年9月20日公開
監督 : 蜷川幸雄
原作 : 金原ひとみ
出演 : 吉高由里子,ARATA,高良健吾,あびる優,小栗旬,唐沢寿明
official site

渋谷を徘徊する19歳の少女ルイは、クラブで知り合ったアマの蛇みたいに割れた舌(=スプリットタン)に心を奪われる。後日、アマに連れて行かれた妖しげな店で、全身に刺青を施し、顔じゅうにピアスのある店長のシバに、舌ピアスをあけてもらう。少しずつ穴を拡張しスプリットタンにするつもりだ。その日以来、彫り師のシバに強い憧れを抱いたルイは、自分にも最高の絵を刻みたいと思うようになる。
刺青、ボディピアス、SM。ダークなテーマでありながら女性読者に圧倒的な支持を受けた、金原ひとみのデビュー作にして芥川賞受賞作を、演劇界の鬼才・蜷川幸雄が映画化した。心の穴を埋めるために、ピアス、刺青で身体改造するヒロイン、ルイを全身全霊で演じたのは、映画初主演となる吉高由里子。『紀子の食卓』『転々』『きみの友だち』などでそのみずみずしい存在感をアピールしていた彼女が、本作ではピアスや刺青だけでなく、激しいSEX描写が要求されるハードな役を、弱冠19歳ながら見事に演じ切っている。蜷川作品と縁の深い藤原竜也、小栗旬が意外な役で登場しているところにも要注目だ。

芥川賞受賞作の映画化ということで期待はしてましたが、んーダラダラしてる作品でした。とにかく主人公の少女ルイの日々の生活を淡々と描いているだけで、面白くありません何か起きると思えば、アマとのイチャイチャばっかり。そしてアマが見ていないところでシバとまたイチャイチャ。結局は誰でもいいっていう相当な尻軽女なわけですアマが殺人を犯したらアマを助けるのは分かるけど、アマを殺したのがシバって分かったらシバを守るって…おいおいお前は誰でもいいのか??と疑問でした(笑)そして無駄に多いSEXシーンお前らそんな事ばかりやっててバイトしてないのか???って思いました。見たところ渋谷駅に近いアパートらしいので家賃もお高そうだし食っていけねぇだろー。まぁ同じようなシーンばかりに飽きましたな。吉高由里子のヌードだって最初は「おぉ!」って思ったけど何回も出てきたら新鮮さが無くなりますよ(笑)

この作品の評価・・・・52点
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ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

2009年02月19日 21時54分06秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年7月12日公開
監督 : 本木克英
出演 : ウエンツ瑛士,北乃きい,田中麗奈,大泉洋,間寛平,寺島しのぶ
official site

雨のそぼ降る丑三つ時に“かごめ歌”を聞いた若い女性が失踪、現場には必ず“銀の鱗”が残されているという怪事件が続発していた。その事件に巻き込まれた女子高生・楓と共に、謎の解明に乗り出した鬼太郎たちは、その原因が千年の時を経て蘇った悪霊の仕業であることを知る。悪霊の呪いを封印するために必要な古の“楽器”を求め、古地図に記された「天」「地」「海」の場所へ旅立つ一行。だが、この事件の裏側には、かつて許されざる境を越え、無残にも引き裂かれてしまった妖怪と人間の悲しい恋物語があった…。
2007年に実写化された『ゲゲゲの鬼太郎』の続編。鬼太郎を演じるのは、前作で既存のイメージを覆し、妖しくも儚い鬼太郎像を見事に作り上げたウエンツ瑛士。もちろん田中麗奈、大泉洋、間寛平、室井滋、田の中勇(目玉おやじ・声)と、超豪華メンバーが再結集!また、千年の呪いに立ち向かう女子高生・楓役に北乃きい、鬼太郎に過酷な運命をつきつける宿敵・大妖怪ぬらりひょんに緒形拳、人間と恋に落ちた妖怪・濡れ女に寺島しのぶ、その恋人・海人に萩原聖人、ぬらりひょんの側近・蛇骨婆に佐野史郎、そして井戸仙人に笹野高史と、実力派オールスターキャストが新たに“鬼太郎ワールド”に参戦する。

目玉おやじのアイボンは面白かったぁ(笑)特別良かったわけでもなく、つまらなくもなかった作品だったかなと思います。特に今回はアクションだったり、人間の愛だったり、ただの妖怪映画ではなく新しい要素も盛り込まれていて良かったんじゃないかな人間と妖怪、どちらが正しいのかという意外に奥が深いテーマでありました。ぬらりひょん役の緒形拳はさすがの存在感!あとは今回もねずみ男が良い味出てましたね。キャスティングが濃すぎて逆に良くなったです。図書館の司書にしょこたんは合わないだろー
か~ごめ、かごめ…後ろの正面だ~~~~れ…♪こうやって聴くと怖い歌ですねぇ(笑

この作品の評価・・・・72点
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20世紀少年-第2章-最後の希望

2009年02月09日 03時39分23秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年1月31日公開
監督 : 堤幸彦
原作・脚本・監修 : 浦沢直樹
出演 : 豊川悦司,常盤貴子,平愛梨,香川照之,ユースケ・サンタマリア
official site

西暦2015年。2000年に起こった「血の大晦日」は、ケンヂたちが行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主として崇められていた。ケンヂの姪、カンナは高校生に成長し、学校で習う「血の大晦日」に憤りを感じていた。そんなカンナは学校で問題児扱いされ、「ともだちランド」に送られることに。それは、社会のルールからはみ出した人間を洗脳する施設だった。
浦沢直樹原作の人気コミックの映画化第2章。第1章で登場したケンヂの姉が残した娘、カンナが主人公となる。ケンヂが姿を消してから、ユキジに育てられたカンナは、「血の大晦日」の真相を知っているため、“ともだち”に洗脳された社会に反発していた。そして、「ともだちランド」で「よげんの書」の謎を解くカギを見つける…。唐沢寿明、豊川悦司らに代わり、ストーリーを引っ張るのは、カンナ役の平愛梨。少年マンガのヒロインらしいキュートでタフな少女を凛とした表情で演じている。その他、古田新太、手塚とおる、ARATA、小松政夫など、脇にも個性的なキャストが配されているのも見逃せない。監督は、第1章から手がけている堤幸彦。

漫画を中途半端なところまでしか読んでいないため、なんとも言えませんが、まぁこんなもんかぁって感じですね。前作の第1章は漫画を読んでいたので、漫画通りの内容で悪くなかったです。でも今回の2章はなんかまとまりがない22巻もある原作を3部作にまとめること自体が無理なんじゃないでしょうか??まぁ漫画読んでいないので「ここが違う!」とか言えません…すんません3章に期待しましょうか!!
カンナ役の平愛梨も良かったけど、キャラで言えば小池栄子が一番でしょ~♪(笑)

この作品の評価・・・・70点
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ブラインドネス

2009年02月08日 02時10分51秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本=ブラジル=カナダ
2008年11月22日公開
監督 : フェルナンド・メイレレス
出演 : ジュリアン・ムーア,マーク・ラファロ,伊勢谷友介,木村佳乃
official site

とある都会の街角。日本人の男が運転する車が交差点で立ち往生していた。突然目の前が真っ白になり、完全に視力を失っていたのだ。親切な男に助けられ家まで送り届けられるが、そのまま車を持ち去られてしまう。男は妻に付き添われ病院に。医者は、眼球に異常はなく原因はわからないと告げるが、各地では失明者が続出していた。車泥棒も、そして、診察した医者までも。驚異的なスピードで“ブラインドネス”は感染していった…。
第61回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾ると共に、コンペ部門にも出品された話題作。ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説「白の闇」を映画化した心理パニック・サスペンス。伝染病の蔓延によって突如失明していく。それも驚異的な感染力で―。伝染病の恐怖にさらされる現代社会を象徴しているかのようでもある。ジュリアン・ムーアやマーク・ラファロ、ガエル・ガルシア・ベルナルといった実力派俳優に加え、日本から伊勢谷友介と木村佳乃が参加し、重要な役を演じている。監督は『シティ・オブ・ゴッド』、『ナイロビの蜂』で絶賛を浴びたフェルナンド・メイレレス。人間の深層に潜む暴力性を浮き彫りにする映像力は見応えがある。

原因不明の伝染病が世界中に蔓延する……感染列島っぽいな?(笑)
期待してましたが、いやぁつまらんかったです2時間の割には話が全然進んでなくて、展開も少しだけ…。一応はハッピーエンド的な終わり方にはなっていますが、伝染病の原因や1人だけ感染しない理由も描かれてなくて「見えなくなりました→見えるようになりました」簡単に言えばこれだけの展開です(笑)これじゃあ死んでいった人が報われないよー!まぁ「感染列島」の時と同じように、“人はこういう事態にどうなるか”っていう恐怖感は描かれていたと思います。街では暴動が起き、食料の奪い合い。食料を渡す代わりに女をよこせという男の考えは、実際に起きそうな気がしますね見えてるのに見えない物、見えないのに見える物。人間の愚かさは伝わってきました

潔癖症の方は観ない方がいいと思います。

この作品の評価・・・・65点
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セックス・アンド・ザ・シティ

2009年02月07日 00時37分26秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年8月23日公開
監督 : マイケル・パトリック・キング
出演 : サラ・ジェシカ・パーカー,キム・キャトラル,シンシア・ニクソン
official site

セックス・コラムニストのキャリーは理想の男性ミスター・ビッグと一緒に暮らすため瀟洒なアパートを購入し、次いで結婚も決意する。PR会社社長のサマンサは俳優を目指す恋人スミスを売り込むためにL.A.に引っ越し、再婚したシャーロットは中国から養女を迎え念願の母親に。弁護士のミランダは幼い息子と老いた義母を抱え、てんてこまいの日々を送っていたが、彼女たちはキャリーを祝福し結婚式の準備を進める。
人生の経験を積めば積むほど迷いが生まれるものらしい。だからこそピンチのときに救いの手を差し伸べて支え合う彼女たちの固い絆が物を言うのだ。大ヒットTVシリーズの終了から4年、恋に仕事に貪欲な4人の女たちのその後のドラマがスクリーンで新たに展開する。製作も兼ねるサラ・ジェシカ・パーカー以下、お馴染みのキャストが勢揃いするのに加えて、『ドリームガールズ』のオスカー女優ジェニファー・ハドソンが、ニューヨーク初心者を演じ華を添える。もちろん着せ替え人形よろしく取っ換え引っ換え300着もの衣装を着こなす女優たちのファッションも見逃せない。デザイナーはTVシリーズ同様パトリシア・フィールド。

深夜に放送していたドラマ版をちょくちょく観ていたので、何となく話は分かりました。ドラマ版以上に話を発展させるのは難しいかなと思ってましたが、意外に出来が良くて、恋も友情も良いなぁって改めて思いました(笑)4人それぞれの生活や価値観の違いが描かれていて、時にはぶつかり合う事もあるけど、やっぱりお互いに認め合って強い絆で結ばれてるんですね。キャリーの結婚式当日に彼が逃げ出すのは「うわぁ~優柔不断じゃ~ん」と思いましたが、こういう時こそ友達の支えって何より励みになりますよね。アラフォー世代(?)の女性向きの映画ではあるんですが男性が観ても「あぁ~こういう考え方があるんだぁ」と結構楽しめる映画じゃないかと思います!!秘書役のジェニファー・ハドソンも存在感あって良かったです♪

この作品の評価・・・・76点
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