股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

スノーデン

2017年08月28日 19時21分22秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ/ドイツ/フランス
日本公開:2017年1月27日
監督:オリヴァー・ストーン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット,シャイリーン・ウッドリー,メリッサ・レオ
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2013年6月、元CIAおよびNSA(アメリカ国家安全保障局)職員エドワード・スノーデンの内部告発により、アメリカ政府がひそかに作り上げた国際的な監視プログラムの存在が明らかになる。そこに至る9年の間、国を愛する平凡な若者はテロリストばかりか民間企業や個人、同盟国までも対象とされ、全世界のメールや携帯電話での通話が監視されている現実に危機感を募らせていた。
名匠オリヴァー・ストーン監督が、アメリカ政府による国際的な個人情報監視の事実を暴き世界を震撼させた「スノーデン事件」の全貌に迫る人間ドラマ。CIAおよびNSA(アメリカ国家安全保障局)職員だったエドワード・スノーデン氏がキャリアや恋人との幸せな人生を捨て、重大な告発を決意するまでの過程を描く。スノーデン氏をジョセフ・ゴードン=レヴィット、その恋人をシャイリーン・ウッドリーが演じるほか、オスカー女優メリッサ・レオ、ザカリー・クイント、トム・ウィルキンソンらが脇を固める。

巨匠オリヴァー・ストーンが描く、個人情報監視の事実を暴いたスノーデン事件。この事件のことはニュースでチラッと見たことがあるような気がしますが詳細は知りませんでした。この映画を観てスノーデン氏がとった勇気ある行動の大きさに驚きと凄さを感じました。自身の祖国を捨ててまで真実を世間に公表することは、もしかしたら命を落とすかもしれないこと。それでも正義を貫いた彼の行動は称賛に値する!彼こそが真の英雄である。そしてプライバシーもクソもないアメリカ政府の監視体制には恐怖と苛立ちを感じました。途中、恋人とのイチャイチャや喧嘩シーンが無駄だと思ったりしました。それならスノーデン氏の過去の生い立ちなどを見せて欲しかった。全体的にオリヴァー・ストーン監督らしい社会派作品になっていました。ジョセフ・ゴードン=レヴィットは本人によく似てる!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ベイビー・ドライバー

2017年08月25日 22時09分24秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年8月19日
監督:エドガー・ライト
出演:アンセル・エルゴート,ケヴィン・スペイシー,リリー・ジェームズ
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幼い時の事故の後遺症によって耳鳴りに悩まされながら、完璧なプレイリストをセットしたiPodで音楽を聴くことで驚異のドライビングテクニックを発揮するベイビー。その腕を買われて犯罪組織の逃がし屋として活躍するが、デボラという女性と恋に落ちる。それを機に裏社会の仕事から手を引こうと考えるが、ベイビーを手放したくない組織のボスは、デボラを脅しの材料にして強盗に協力するように迫る。
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』などのエドガー・ライト監督のクライムアクション。音楽に乗って天才的なドライビングテクニックを発揮する、犯罪組織の逃がし屋の活躍を描く。『ダイバージェント』シリーズなどのアンセル・エルゴート、テレビシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などのケヴィン・スペイシー、『Ray/レイ』などのジェイミー・フォックスらが出演。主人公のユニークなキャラクター、迫力満点のカーアクションに注目。

カーアクション、音楽、青春を混ぜた印象の作品。ストーリー的にはありがちな展開ではあるものの、事故の後遺症の耳鳴りを止めるために音楽を聴くことで驚異的な能力を発揮するという設定は面白い。観やすくて最後まで楽しむことができました。冒頭の5分間のカーアクションで物語に引きこまれました。そして冒頭の5分間のカーアクションが一番の盛り上がりだった気がする(笑)普通のアクション映画になりがちでしたが、主人公が聴いている音楽が妙に心地よいBGMになっていて映画にマッチしています。カーアクションだけでなくガンアクションの場面でも音楽と合わせていて楽しめました♪「ワイルドスピード」よりもスタイリッシュな仕上がり。登場人物、良い奴も悪い奴も皆キャラが個性的でとても楽しい!ケビン・スぺイシーとジェイミー・フォックスの存在感はさすがです。主人公とヒロインの関係性のオチがとても良いです。観終わったあとの爽快感。使われている曲の歌詞が劇中で出ればもっと楽しめかもしれません。主人公との心情とリンクしているような曲だったので歌詞が知りたくなった!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ワイルド わたしの中の獣

2017年08月24日 13時59分18秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2016年
製作国:ドイツ
日本公開:2016年12月24日
監督:ニコレッテ・クレビッツ
出演:リリト・シュタンゲンベルク,ゲオルク・フリードリヒ,ザスキア・ローゼンダール
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職場と自宅を往復するだけの単調な日々を送るアニアは、住んでいるマンションの前にある森で1匹のオオカミに出会う。その野性に心を奪われた彼女は、オオカミを捕まえマンションの自室に連れ込む。暴れるオオカミに初めは危険を感じるものの、心を通わせるうちに、いつしかオオカミを愛し始め…。
1匹のオオカミに魅せられ心を通わせるうちに、秘めた欲望が覚醒していく女性の姿を描き、サンダンス映画祭などで話題を呼んだ衝撃作。オオカミを愛し野生化していくヒロインを、『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』などのリリト・シュタンゲンベルクが体当たりで演じる。共演は、『ファウスト』などのゲオルク・フリードリヒ、『さよなら、アドルフ』などのザスキア・ローゼンダールら。『トンネル』などで女優としても活躍するニコレッテ・クレビッツがメガホンを取る。

1匹のオオカミに魅せられた女性の姿を描いた本作。綺麗なお姉さんが何故にある日突然にオオカミに惹かれたのか…人間の男じゃ物足りなかった!?説明があまり無いというか、お姉さんの気持ちが分からないので共感できるわけがありませんが、何かに憑りつかれるようにハマってしまうと人は欲望のままに進んでいってしまうのかなと思いました。それが正直なのか恐怖なのか何なのかは分からないけど、その分からない事こそがこの映画の魅力なのかもしれません。お姉さんが最後幸せに想えたのならハッピーエンドと言っていいのだろうか…。オオカミも意外と懐けば可愛いのね。でも懐くまでの過程が飛ばされてたのが気になりました。一言で言えば変態映画です(笑)オオカミの演技力が凄い!!愛の対象は人それぞれなんですね。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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疾風スプリンター

2017年08月23日 14時12分09秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:香港/中国
日本公開:2017年1月7日
監督:ダンテ・ラム
出演:エディ・ポン,チェ・シウォン,ショーン・ドウ
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チョン・ジウォンをエースとする、自転車ロードレースの強豪チーム「チーム・ラディアント」に、アシストメンバーとしてチウ・ミンとティエンが加入する。誰よりも速く走ることを目指して、血のにじむような努力を重ね絆を育み、力を合わせてチームをけん引していく三人。だが、ライバルの「チーム・ファントム」と激しい攻防を繰り広げる中、チームが資金難に陥ってしまう。
自転車ロードレースの世界を舞台にしたドラマ。固い絆と友情を育みながらも激しく競い合う、プロロードレーサーたちの姿を追う。メガホンを取るのは、『ブラッド・ウェポン』『クリミナル・アフェア 魔警』などのダンテ・ラム。『激戦 ハート・オブ・ファイト』などのエディ・ポン、『ドラゴン・ブレイド』などのチェ・シウォン、『神なるオオカミ』などのショーン・ドウらが共演する。出演陣がノースタントで挑んだ迫力満点のレースシーンの数々に魅せられる。

自転車ロードレースの世界を舞台に友情を深めながらレースに挑む若者たちを描いた本作。ストーリーとしてはありがちな展開。途中で挫折を経験しながらも勝ちに挑み続ける展開はスポーツ映画ではあるある。その中に恋愛要素も盛り込まれているのが邪魔な気がしました。普通にスポ根映画として作ってくれた方が観やすいと思うのだが、無駄にベッタベタな恋愛話を入れてしまったせいで、まとまりに欠けている。レースシーンの迫力は凄いと思いました。俳優たちの熱演と重なって見応えは十分です!ライバルが主人公を蹴り倒すのは、その後問題にならないのか? これでもかとお決まりの展開が続いたので良い言い方をすれば“安定”悪い言い方をすれば“平凡”って感じかな。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ワンダーウーマン

2017年08月22日 14時06分47秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年8月25日
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット,クリス・パイン,ロビン・ライト,ダニー・ヒューストン
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人間社会から孤立した女性のみの一族のプリンセスとして生まれたワンダーウーマンは、自分が育ってきた世界以外の環境を知らず、さらに男性を見たこともなかった。ある日、彼女は浜辺に不時着したパイロットと遭遇。彼を救出したことをきっかけに、ワンダーウーマンは身分を隠して人間社会で生活していくことにする。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場した人気キャラクターで、美女戦士ワンダーウーマンを主人公にしたアクション。女性だけの一族出身で男性を見たこともないプリンセスがたどる運命を描く。ワンダーウーマンを演じるのは『ワイルド・スピード』シリーズなどのガル・ガドット。『スター・トレック』シリーズなどのクリス・パインらが共演し、監督は『モンスター』などのパティ・ジェンキンスが務める。イスラエルでの兵役経験もあるガルの本格的なアクションに期待。

試写会にて鑑賞。主人公のワンダーウーマンが故郷を出て、人間社会で生きていく物語。人間相手にめちゃむちゃ強いワンダーウーマン。悪を倒す強い心と男を知らない女性の恋心が上手く描かれていて、今までの男性主役のヒーロー物とは違った新鮮さがありました。カッコ良さの中にも美しさを感じられて、人間社会に飛び込んで人間の残酷さを知るダイアナの苦悩もよく描かれています。ヒーローとして、人間としてのそれぞれの面がバランスよく観れました。主人公ダイアナを演じたガル・ガドットはイスラエル出身で国家の兵役経験が2年あるそうで、撮影中も妊娠初期だったそうです。それであのアクションをこなすって凄い!そして美しい!
最後のアレストとの戦いは神なのにアレストがダサい鎧を付けているせいか、なんだか拍子抜けしてしまった。CG感丸出しですし兄のアレストの方が絶対強いと思うのだけど(笑)141分はちょっと長い。100分くらいで十分な内容でした。ワンダーウーマン以外のキャラは必要だったのか謎です。ストーリーとしてはDC作品によくある展開。ストーリーとしては新鮮さに欠けていたかも。マーベルと比べると暗い印象で人気キャラクターが少ないイメージがあるDCですが、DCにはバットマンとスーパーマンという2大ヒーローがいます。「ジャスティス・リーグ」も今秋に公開されるので今後のワンダーウーマンの活躍に期待しましょう。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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スパイダーマン:ホームカミング

2017年08月17日 00時57分16秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年8月11日
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド,マイケル・キートン,ロバート・ダウニー・Jr,ローラ・ハリアー
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15歳の高校生ピーター・パーカーは、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スタークは、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出し…。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのトム・ホランドを主演に迎えたヒーローアクション。血気盛んなスパイダーマンが、突然出現した怪物に戦いを挑む姿を活写する。アイアンマンとして数々のマーベル作品に出演してきたロバート・ダウニー・Jrや、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートンらが共演。新人ヒーローの成長ぶりに目を見張る。

2002年に始まった「スパイダーマン」シリーズの2度目のリブート作品。スパイダーマンシリーズとしてはトータルで6作目。マンネリ気味にならないかと不安でしたが、本作は良くもなく悪くもなくの無難なとこかなと思いました。これから観る人は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を観ていないと何のことか分からない部分もあるだろうなと。ヒーロー作品というよりは高校生の青春を描いた作品といったかんじ。友達に正体がバレて焦ったり、好きな子に気持ちを伝えられなかったり。スパイダーマンだから摩天楼を糸を使って颯爽と飛び回るシーンが見たかったのに、そんなシーンも無く…。今までのシリーズの敵は金持ちの相当な悪い奴が出てきたけど、今回は良い奴なのか悪い奴なのか中途半端な敵。
船が真っ二つに割れるシーンは予告編でアイアンマンが助けにくることを知らせているので緊張感が半減…。街中で派手なことが起きているし、アベンジャーズの武器一式が盗まれようとしているのに誰も気づかないなんて警察もアベンジャーズ組織もこないって何か違和感…。偽物のスパイダースーツで瓦礫を持ち上げたり敵と戦うのも違和感…。普通だったら全身の骨折れて死んでそうだけど(笑)今までのスケールの大きなスパイダーマンとは違って、本作は高校生の学園生活を軸においた青春ムービーになっている。アベンジャーズに憧れて1人で突っ走っちゃう幼い部分など今までにない可愛いスパイダーマンが見れたりして観やすさはあったけど、“スパイダーマン”としては話が小さいと感じさせます。
やっぱりサム・ライミ版のスパイダーマンが一番良かった。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ナイスガイズ!

2017年08月16日 16時49分38秒 | 映画評論ナ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年2月18日
監督:シェーン・ブラック
出演:ラッセル・クロウ,ライアン・ゴズリング,アンガーリー・ライス,マット・ボマー
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1970年代のロサンゼルス。シングルファーザーの私立探偵マーチは腕っ節の強い示談屋ヒーリーに無理やりコンビを組まされ、行方不明になった少女捜しを手伝うハメに。さらにマーチの13歳の娘ホリーも加わり捜査を進めていくが、簡単に終わるはずだったその仕事は、とある映画にまつわる連続不審死事件、さらには国家を揺るがす陰謀へとつながっていき…。
『リーサル・ウェポン』の製作・脚本コンビ、ジョエル・シルヴァーとシェーン・ブラックがタッグを組んだバディムービー。ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが主演を務めた、暴れん坊の示談屋とさえない私立探偵が、ある事件を捜査するうちに国家を揺るがすとてつもない陰謀に巻き込まれる物語。共演には、アンガーリー・ライスとマーガレット・クアリー、『マジック・マイク』シリーズなどのマット・ボマー、『L.A.コンフィデンシャル』などのキム・ベイシンガーらが名を連ねる。

ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングという豪華俳優が共演したバディアクション映画。小ネタがいっぱい散りばめられていて笑えるシーンも幾つかあるけど、個人的にはその小ネタが邪魔くさかった。せっかくのラッセル・クロウとライアン・ゴズリングの演技が小ネタのせいで生温くなってしまったのが残念でした。頼りないライアン・ゴズリングもなかなか新鮮でしたが、どうせなら真面目なバディムービーを観たかった。グダグダ感があってまとまりも弱い。終始緩かったな…。2人のやり取りがツボに入れば楽しめると思います♪巨大な陰謀ってほど巨大では無かったような。ラッセル・クロウもライアン・ゴズリングもカッコいいんだけどマット・ボマーの男の色気はヤバいわ(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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トランスフォーマー/最後の騎士王

2017年08月13日 11時35分54秒 | 映画評論タ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年8月4日
監督:マイケル・ベイ
出演:マーク・ウォールバーグ,アンソニー・ホプキンス,ジョシュ・デュアメル
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人類とトランスフォーマーが反目し合い、オプティマス・プライムが姿を消してしまう中、地球の存亡を左右する危機が到来。事態を収束すべく、発明家ケイド・イェーガー、オプティマスの後を継いでオートボットを率いるバンブルビー、謎多き貴族の老人、オックスフォード大学の教授によるチームが結成される。
世界的ヒットを記録しているSFアクション『トランスフォーマー』シリーズの第5弾。地球に迫る危機に、人類とトランスフォーマーの混成チームが立ち向かう。前作に引き続き、マイケル・ベイ監督がメガホンを取る。マーク・ウォールバーグ、ジョシュ・デュアメルのほか、名優アンソニー・ホプキンスらが出演。これまでのシリーズで提示された謎の数々が明らかになる物語、金属生命体の創造主の登場に注目。

人気SFアクション映画のシリーズ第5弾。相変わらずのCG技術の凄さ。シリーズを追うごとにCG映像が凄くなっているような…。しかしながらストーリー的には今回が一番残念でした。前半は“そのシーン必要なの?”って部分が多くてまとまりも無い。後半は壮大なスケールの戦いが多少の見応えを感じさせたけど、観終わったら言いたいのは何だったのかよく分からない。中世と現代の話が分かりづらい。オプティマスの洗脳されて敵側になったけど、なんかあっけなく戻ったような。特種部隊との戦いは何だったのか。女の子やら女性教授やら老人やら登場するけど、必要あったのかな?マイケル・ベイ監督も壮大なスケールの映画にしたかったのか調子乗って色々盛り込み過ぎたか?宇宙船との戦いも迫力はあるが、やはりロボット同士の地上戦を観たいのよこのシリーズは。変身シーンもほとんど無いじゃん!オプティマスなんてトラックになったの最後の最後じゃん。終始ダラダラ感が続き、2時間半凄く長く感じました。やはりトランスフォーマーは3作目で終わらせた方が良かったな。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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本能寺ホテル

2017年08月12日 00時32分09秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年1月14日
監督:鈴木雅之
出演:綾瀬はるか,堤真一,濱田岳,平山浩行,田口浩正,高嶋政宏,風間杜夫
official site

倉本繭子は、会社の倒産を機に恋人の吉岡恭一にプロポーズされ、恭一の両親の住む京都へ向かう。京都に着いた繭子は、路地裏にある“本能寺ホテル”に導かれ、気が付けば1582年の本能寺にいた。繭子は現代と1582年を行き来しながら、織田信長や森蘭丸と交流を果たす。その日は信長が暗殺された本能寺の変の前日だった。
『プリンセス トヨトミ』の綾瀬はるかと堤真一、鈴木雅之監督と脚本の相沢友子が再び集結し、元OLと織田信長との「本能寺の変」前日の奇妙な遭遇を描く歴史ミステリー。婚約者の両親に会うために京都を訪れたヒロインが“本能寺ホテル”という宿に泊まり、本能寺の変の前日に、暗殺の標的となっている信長に出会い、信長や森蘭丸と交流するさまが描かれる。元OL役の綾瀬と信長役の堤のほか、濱田岳、平山浩行、風間杜夫などが出演。現代と戦国時代の京都を行き来するヒロインが、歴史的な事件にどう絡んでいくのかに注目。

“本能寺の変”の前日に主人公と織田信長が出会い交流していく物語。こういう歴史タイムスリップ物って今までにも幾つか観てきました。「プリンセストヨトミ」もこんな感じだったな。綾瀬はるかも出てたし…。この作品は本能寺の変を軸に主人公の繭子が巻き起こる騒動を描く。観ていて思ったのは繭子の空気の読めなさ。やりたい放題言いたい放題で教員免許を持っているとは思えないほどのバカらしさ。繭子が何もしなければ何も起きなくて済んだじゃん。いや、それじゃあ映画になんねぇのか。婚約者と別れる必要もあったのかな?元々好きじゃなかったのかな?綾瀬はるかは何の映画に出ても綾瀬はるかなんだよな。可愛いから許されてるとこあるよね(笑)戦国時代、本能寺の雰囲気は良かったと思いますが、中途半端な仕上がりでした。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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暗黒女子

2017年08月08日 18時45分04秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年4月1日
監督:耶雲哉治
出演:清水富美加,飯豊まりえ,清野菜名,玉城ティナ,小島梨里杏,平祐奈,千葉雄大
official site

聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘で人気者だった白石いつみが校舎の屋上から落下して死亡した。彼女の手にはすずらんの花が握られており、自殺、事故、他殺と、その死をめぐってさまざまな憶測が飛び交う。そして、いつみ主宰の文学サークルの誰かによって殺されたといううわさが立つ。いつみに代わってサークルの会長となった澄川小百合は、彼女の死をテーマにした自作の朗読会を開催。メンバー各自が、物語の中でいつみ殺害犯を告発していくが…。
秋吉理香子の小説を基にしたミステリー。ある生徒の謎めいた死で動揺が広がる女子校を舞台に、彼女を殺した者がいると疑われる文学サークルの面々が、犯人を告発する物語を朗読会で発表するさまが描かれる。メガホンを取るのは、『百瀬、こっちを向いて。』などの耶雲哉治。『全員、片想い/あさはんのゆげ』などの清水富美加や、『MARS~ただ、君を愛してる~』などの飯豊まりえをはじめ、清野菜名、玉城ティナらが出演。美しくも闇を抱えた少女たちにふんした彼女たちの力演に注目。

1人の女子生徒の死で動揺する女子高を舞台に、文学サークルのメンバーが犯人を告発する物語を朗読会で発表していくストーリー。若手女優たちが多く出演しており、それぞれ個性的なキャラクターでなかなか強烈です。話の展開としては女子たちの中の嫉妬や恨みなどが混ざり合ってかなりドロドロしています。表では良い子に見せていても、裏では何を考えているか分からない。女子に限らず、人間って怖い生き物なんだと改めて思わせてくれる。ほとんどが文学サークルの部屋で繰り広げられる心理戦で、それが物語に緊張感を持たせて良い感じになっています。ラストの展開が予想できてしまったのは惜しいところ。警察は何で動かないんだと思ってしまったのも腑に落ちないところ。ラスト驚愕の24分が凄いみたいな宣伝してましたけど、中盤の方が盛り上がりのピークだったような。気持ち悪い終わり方も嫌いじゃないです!これ原作の小説は面白そうだな。
清水富美加の独特の存在感は素晴らしい。千眼美子になってしまったのは本当に勿体ない!

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パージ:大統領令

2017年08月04日 20時54分20秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年4月14日
監督:ジェームズ・デモナコ
出演:フランク・グリロ,エリザベス・ミッチェル,ミケルティ・ウィリアムソン
official site

アメリカ政府が犯罪抑制のためパージ法を容認する中、反パージを掲げる上院議員ローンが台頭し国内は賛成派と反対派に分断。パージをめぐる大統領選の最中、全ての犯罪が合法となる一夜が幕を開ける。警察も病院も機能しないパージの夜、暗殺の標的となったローンと彼女を護衛するレオは、悪夢の12時間を生き延びるため奮闘する。
「1年に一晩だけ、どのような犯罪をしても捕まらない」という法律がもたらす恐怖を描くバイオレンススリラーシリーズの第3弾。反パージ法を掲げ大統領選に立候補した議員が法律支持派によってパージの標的にされ、SPと共に悪夢の12時間を生き抜こうとする。『キャプテン・アメリカ』シリーズなどのフランク・グリロが前作から続投。前2作に続きヒットメーカーのジェイソン・ブラムとマイケル・ベイが製作を務め、ジェームズ・デモナコがメガホンを取る。

1年に1晩だけ殺人を含む全ての犯罪が許される法律“パージ”の恐怖を描いたシリーズ3作目。予算も増えたのか、大統領選を絡めた話にしたせいか、なかなかの大作になってきました。前作からの人物も登場するので予習はしておいた方がより楽しめると思います。反パージを掲げる女性議員がパージの日に命を狙われるお話。顔を見てイラッとして夫を殺した奥さんや、チョコバーがどうしても食べたい万引き少女など、結構怖い人たちもたくさん出てきて楽しめます。前作まではざっくりとした世界観でしたが、本作では殺人ツアーが開催されて世界中から人が集まってきていたり、死体を回収する業者がいたり、死体を車に括り付けて走っていたり…。パージ法によってアメリカがどう変わっていったのかが描かれていてリアリティを感じさせます。今回はストーリー重視だったので殺人シーンなどは控えめだったような?レオとローン議員はどうせ死なないだろうなという雰囲気だったので、そこが緊張感が下げてしまったかなと思います。ラストは「パージ賛成派によって犯罪が増加しています!」…ってなんですと!?これは続編ありか!?個人的には続編希望です♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ヒトラーの忘れもの

2017年08月03日 11時36分34秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:デンマーク/ドイツ
日本公開:2016年12月17日
監督:マルティン・サンフィリート
出演:ローランド・ムーラー,ミケル・ボー・フォルスゴー,ルイス・ホフマン
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ナチスドイツが降伏した後の1945年5月、デンマークの海岸にドイツ軍が埋めた地雷を撤去するため、ドイツ兵の捕虜が投入される。まだ幼さの残る10代の少年兵たちを監督するデンマーク軍軍曹ラスムスンは、徹底して彼らをこき使おうとする。だが、少年兵たちは誤爆や撤去作業の失敗で次々と命を落とし…。
第2次世界大戦終了後、ドイツ兵捕虜がデンマークで地雷処理に動員されたという史実を基に描くドラマ。恐ろしい体験を共有するうちに、戦時中は敵同士だったドイツ兵捕虜とデンマーク人軍曹が次第に人間として距離を縮めていく過程を丁寧に描写する。デンマークのマルティン・サンフィリートが監督と脚本を担当。人間の善と悪の二面性を浮き彫りにする物語に引き込まれる。

ドイツ軍捕虜の少年たちが、デンマークで地雷処理に動員された史実を基に描かれた戦争映画。このような出来事が実際にあったことを知りませんでした。戦争後の地雷処理がどれだけの恐怖だったか…考えただけで恐ろしいです。ドイツ軍だとしても少年たちに罪はない。デンマーク軍軍曹もまた同じく罪はない。親心を持ちながらも少年たちに命令をし続ける。いつ爆発するのか分からない恐怖はホラー映画以上でした。処理中に地雷が爆発して両腕が吹っ飛んだ少年が「家に帰りたい」と叫ぶ姿が可哀想で仕方なかった。それとは逆に軍曹が少年逹との交流で仲を深めて信頼し合っていく展開は心休まる場面でした。ナチスドイツが残した忘れものは多くの少年たちの命を奪ったのです。戦争が終わっても戦争は続く…。ドイツが悪いことをしたのは事実だが、こういう事をしたデンマークにも罪はあると思う。大人たちが起こした戦争の後処理を子供たちがすることに苛立ちを感じます。戦争の悲惨さ理不尽さを改めて考える作品でした。若い命が失われない世界になりますように。

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君の膵臓をたべたい

2017年08月02日 23時30分08秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年7月28日
監督:月川翔
出演:浜辺美波,北村匠海,大友花恋,矢本悠馬,上地雄輔,北川景子,小栗旬
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高校の同級生・山内桜良がひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕は、彼女が膵臓の病気で余命わずかなことを知り、一緒に過ごすようになる。彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出す。一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子も、桜良との日々を思い返し…。
住野よるの小説を映画化。膵臓(すいぞう)の病を患う高校生と同級生の“僕”の交流を、現在と過去の時間軸を交差させて描く。『エイプリルフールズ』などの浜辺美波と『あやしい彼女』などの北村匠海が主演を務め、現在の僕を小栗旬、ヒロインの親友を北川景子が演じる。監督は『黒崎くんの言いなりになんてならない』などの月川翔、脚本は『アオハライド』などの吉田智子が担当。

巷で泣けると評判なので映画館に足を運びました。周りの客も泣いている人が多かった。膵臓の病気で余命わずかな少女と、同級生の甘酸っぱくも切ない青春を描いた本作。主演の浜辺美波や北村匠海の自然な演技がとても上手でとても良かったです。ストーリー的にはよくある展開というか、演出にちょっと引っかかってしまって僕は泣けませんでした。泣く場面としては北村匠海の号泣シーンと、北川景子が手紙を読むシーンなのだろうけど、どうしても泣かせようっていう演出が気になってしまいました。いやっ俺が10代だったり、女子高生だったら泣けたのかな?中身としては「世界の中心で、愛をさけぶ」の二番煎じのような気が…。桜良は余命僅かのはずだが、終始元気そうで病気の辛さが分からなかった。わざと元気に振舞っているのかもしれないけど、それでも弱い部分をもっと見せてくれたら感情移入して泣けたかもしれません。桜良の死の理由もまさかの〇〇〇!?引っ張っておいて病気と関係ない死に方ってどうなのよ?って思ってしまいました。共病文庫の内容も意外性があまりなくて“そうでしょうね”っていう程度の内容でした。ミスチルの主題歌も映画と合っていないような…。悪いくはないけど、ここまで高評価の理由がわかりませんでした。

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