股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

チェンジング・レーン

2006年11月27日 17時08分39秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2002年
製作国 : アメリカ
2002年11月9日公開
監督 : ロジャー・ミッチェル
出演 : ベン・アフレック,サミュエル・L・ジャクソン,トニ・コレット

マンハッタン。若手敏腕弁護士のギャヴィン(ベン・アフレック)は、担当している裁判に出廷するため、ハイウェイを飛ばしていた。一方、アルコール依存症で妻子と別居中のギプソン(サミュエル・L・ジャクソン)は、子供の親権をめぐる裁判に遅れないよう、同じく車を走らせていた。ところがギャヴィンが強引な車線変更をしたため、2人は接触事故を起こす。急ぐあまり一方的に走り去ってしまったギャヴィンに対し、彼が落としたファイルを拾ったギプソンは怒りに震えていた。やがてファイルを落としたことに気づいたギャヴィンと、彼に邪魔されたせいで家族との絆を失ったギプソンの、激しい駆け引きが繰り返される。
些細な接触事故をきっかけに2人の人生が激しく交錯する、異色サスペンス・ドラマ。監督は「ノッティング・ヒルの恋人」のロジャー・ミッチェル。出演は「トータル・フィアーズ」のベン・アフレック、「シャフト」のサミュエル・L・ジャクソン。シチュエーションはすごく面白いと思いました。しかしその後の展開が薄っぺらい感じに作られていて、ラストも予測できましたその要因は主人公2人が最初から善人だと分かってしまう事。なのでどんなに辛い事が起きても相手を思いやる気持ちは変わらないという、この映画にはタブーな雰囲気が出てしまいまってました(笑)ドンデン返しがないので、いくら人生が変わったというテーマであっても、結局は善人同士の喧嘩のような気がしましたよラストがハッピーエンドなのも何だか物足りない…。一番引っかかったのはギプソンがギャヴィンの大事なファイルを捨てたと言った時に、何故ギャヴィンは「どこに捨てたんだ?」と聞かなかったこと。もし自分があの状況なら絶対聞くけどなぁ~

この作品の評価・・・・67点
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手紙

2006年11月26日 23時47分51秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年11月3日公開
監督 : 生野慈朗
原作 : 東野圭吾
出演 : 山田孝之,玉山鉄二,沢尻エリカ,吹石一恵,尾上寛之
official site

工場で働く20歳の武島直貴は、職場の人間ともまるで打ち解けず、人目を避けるように暮らしていた。それというのも唯一の家族である兄・剛志が、直貴の学費欲しさに盗みに入った邸宅で老婆を殺してしまったからだった。兄が罪を犯したのは、自分のせいだ。そう自責する直貴は、せめてもの償いにと服役中の兄から届く手紙に丁寧な返事を書き続けていた。そんなある日、更生した元服役囚と出会った直貴は、一度はあきらめたお笑い芸人の夢に再び挑戦しようと決意する。
06年直木賞を受賞した東野圭吾の社会派小説を、「3年B組金八先生」や「愛していると言ってくれ」など数々のヒットドラマを手掛けてきた生野慈朗が映画化。01年夏から02年秋まで朝日新聞日曜版で連載された原作は、犯罪者の家族に突き付けられる厳しい現実という衝撃的で重いテーマが、大きな反響を呼んだ。出演は、兄が殺人者だという現実にもがき苦しむ主人公に山田孝之、弟を思うあまり強盗殺人を犯してしまった兄に玉山鉄二、そして主人公に大きな愛を傾ける工場の同僚役に沢尻エリカと、まさに若手実力派揃い。「手紙」の原作本は読みました。東野圭吾の本の実写作品って今まで何本か観てきたけど、どれも微妙な作品ばかりでした。しかし今回はホントに素晴らしかった!!そして主演はこういう心に闇を持つ青年を演じさせたらピカイチの山田孝之!彼は原作本からそのまま出てきたような期待通りの加害者家族の青年を見事に演じきっていました次に殺人者の兄役の玉山鉄二。映画の中ではあまり登場シーンが少なく、声だけのシーンの方が印象的でしたが、弟を想う兄にハマり役だったと想います。そして由美子役の沢尻エリカ。彼女は今年5本目の映画出演(間宮兄弟、シュガー&スパイス、オトシモノ、天使の卵)ですがどれも評価も興行収入もパっとしない作品ばかりでした。しかし今回は作品にも恵まれ、なおかつ由美子という女性をうまく演じていたと想います!でも最初の工場で働いてる姿はちょっと暗めの女性って感じで良かったけど、Barのシーンから綺麗になりすぎてて、ちょっと原作本とギャップがあったような気がしますまぁ監督も言ってたように沢尻エリカってどうやっても可愛いく見れちゃうからね
さて肝心の内容ですが、話のテンポもすごく良かったと思います。原作本から大事な部分を上手く抜き取っているから、原作本を読んでない人も十分楽しめるし、読んだ人でも「えっ、ここはちょっとなぁ…」って気分にもなりませんよ♪まぁ原作本ではミュージシャンって設定が映画では漫才に代わってたけどそれは全然気になりませんでしたよ視点は加害者家族の目線で描かれていて加害者家族が持つ「罪」に対する苦悩が伝わってきました。最近の事件じゃ被害者より加害者の方が法で守られるのが現状ですが、加害者家族の苦しみもこの作品で感じましたたしかに加害者家族は何も悪くない。しかし社長の言うとおり、「キミは差別されて当たり前なんだよ」という言葉に納得できた。でもその後の「ここからまた始めればいいじゃないか」よいう言葉に感動しました。「手紙ってメチャ大事やねん。命みたいに大事な時あんねんで」という由美子の言葉にもすごく胸が熱くなりましたよ。ラストの漫才のシーンはネタは面白くて笑えるはずなのに何故か自分は号泣していましたぁ…。それだけこの作品は“兄弟愛”や“家族愛”の大切さを教えてくれる作品なのです。クライマックスで子供を出すのはズルいなぁ(笑)だってあんなシーン見たら号泣しちゃうし実際かなり泣いてたしそして直貴の「しょうがないですよね、もう血繋がってますしね」っていう言葉に号泣。そして極めつけは小田和正の「言葉にできない」。あれはもう作品と合い過ぎててまた泣いちゃったしラスト数分で何回胸が熱くなったか分かりません…。
罪を犯す、罪を償うとは何なのかという事をこの作品は教えてくれます。もし自分が加害者家族、もしくは加害者家族である人と結婚したら、世の中の差別の目からも耐えられるのかと言われると、自信ありませんでもこの作品の主人公のようにどんな事があっても逃げずに家族を守っていこうと思います。最近ではいじめでたくさんの若者が自殺していっている暗い世の中になってますが、誰が観ても“命”の大切さを改めて知ることができるので劇場でぜひ見てください!

この作品の評価・・・・92点
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ジャーヘッド

2006年11月24日 23時35分40秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006年2月11日公開
監督 : サム・メンデス
出演 : ジェイク・ギレンホール,ピーター・サースガード,ジェイミー・フォックス

祖父も父も“ジャーヘッド”(ポットのように刈り上げた頭=頭が空っぽの海兵隊員)という青年スオフォード。18歳になって迷わず海兵隊に入隊した彼は、新兵訓練という名の虐待に耐えきり、偵察狙撃隊STAの候補に抜擢される。過酷な訓練の末、60名の候補者から絞り込まれた8名に残ったスオフォードは、1発の銃弾に命を賭けるエキスパートへと成長していく。そんな折、CBSニュースがイラクのクウェート侵攻を告げる。出撃の時を前に、アドレナリンを発散させる若き兵士たち。ついにスオフォードの戦争が始まろうとしていた。
湾岸戦争での実体験を赤裸々につづったA・スオフォードのベストセラー小説を、『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス監督が映画化。敵の姿などどこにもない砂漠に従軍し、ひたすら“その時”を待ち続ける若き海兵隊員の退屈と衝動、苦悩と狂気を、兵士たちの等身大の視線を通して描き出す。空爆とメディアが主導するハイテク戦争と言われた湾岸戦争。その一方でどこにも報道されなかった彼らの“退屈な戦争”は、生きるか死ぬかの選択を単刀直入に突き付けられない分だけ、社会や人間性についての生々しい現実を浮かび上がらせる。主演は若手実力派の筆頭株ジェイク・ギレンホール。共演にピーター・サースガード、さらにオスカー俳優のジェイミー・フォックス&クリス・クーパーと演技派がそろい、見応え充分の人間ドラマとなっている。2日連続で同じ監督の作品を観ていた事に気づきました(笑)「ロード・トゥ・パーディション」と今回の「ジャーヘッド」は同じ監督なのです!今年はとにかく戦争を題材にした作品が多いです。「ユナイテッド93」「ワールド・トレード・センター」「ホテル・ルワンダ」等。どれも高評価を獲得しているんで本作品も期待してました。しかし期待はずれでしたまずこの作品を戦争映画として扱っていいものなのかという事。視点が兵士目線で作られているので兵士たちの苦悩などは十分伝わってきましたが戦争に来てるわりには若い兵士達は緊張感ゼロでアメフトやったりHなビデオ見たりして、修学旅行気分って感じでしたどっちかって言ったら青春映画として描いた方が良かったのでは?と思います(笑)銃撃戦などがあまりなかったのも残念ストーリーが淡々と進んでいくのでハラハラしたり盛り上がったりする場面もなく「あぁこういう事があったのか」「あぁ兵士はこういう事を思っていたのか」と“ヘぇーへぇー”って感じで観ることしか出来ませんでした。でもまぁ改めて戦争の無意味さや悲惨さなどが感じられるので戦争映画が好きな人なら楽しめる作品かもしれません。最後に、ジェイミー・フォックスが俳優歴がまだ浅いのに結構存在感があってカッコよかったと思います

この作品の評価・・・・60点
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ロード・トゥ・パーディション

2006年11月24日 17時22分45秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2002年
製作国 : アメリカ
2002年10月5日公開
監督 : サム・メンデス
出演 : トム・ハンクス,タイラー・ホークリン,ポール・ニューマン
official site

1931年冬、イリノイ州ロックアイランドの町。アイルランド系ギャングの殺し屋、マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は、ボスのジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)に息子のように愛されており、ルーニーの実の息子コナー(ダニエル・クレイグ)はそれを苦々しく思っていた。やがてコナーは、サリヴァンの妻アニー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と次男ピーター(リーアム・エイケン)の命を奪う。サリヴァンは生き残った長男ジュニア(タイラー・ホークリン)と共にシカゴへ旅立ち、コナーへの復讐を誓う。
ギャング世界の掟と、父と息子の絆を描いた人間ドラマ。監督・製作は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。脚本は「13デイズ」のデイヴィッド・セルフ。撮影は「アメリカン・ビューティー」のコンラッド・L・ホール。出演はトム・ハンクス、ポール・ニューマン・ジュード・ロウといった豪華なメンバーですが実はこの作品にはあの6代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグも悪役として出演してるんですでも観た感じではあんまり印象に残らない演技力だったかなと思います。こりゃあ違う意味で「カジノ・ロワイヤル」が楽しみだわ(笑)さて今回の作品ですが「アカデミー作品賞の最有力候補」と言われ第75回アカデミー賞では作品賞を除く6部門にノミネートされましたが受賞は撮影賞のみでした。まぁ撮影賞だけに止まった理由が何となく分かるような気もします…。主演のトム・ハンクスよりジュード・ロウの方が印象的だったり。ラストの終わり方が中途半端なのでベースが“ギャング物”なのか“親子愛”なのかそこら辺もハッキリしなくて何だか嫌でしたでも作品賞取っただけの事はあって細かい小道具とかがちゃんと作られていたと思います。個人的に一番好きなシーンはトムとジュード・ロウのBarでの会話シーンですかね。あれはすごくドキドキしました

この作品の評価・・・・78点
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ソウ3

2006年11月20日 23時31分43秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年11月18日公開
監督 : ダーレン・リン・バウズマン
出演 : トビン・ベル,アンガス・マクファーデン,ディナ・メイヤー
official site

女刑事ケリーは、小学校でおこった殺人現場に呼び出される。鎖に繋がれた死体は爆弾で飛び散っていた。死体が行方不明となっていたエリック刑事ではなかったことに、ケリーは胸をなでおろす。でも、ジグソウはもう動けないはずなのに、これらの仕掛けはいったい誰がやったのか?しかも、今までのジグソウのパターンとは違うようだ。その日の夜、ケリーは何者かに拉致され、気が付くと、どこかの地下室に監禁されていた…。新たなゲームが、スタートしたのだろうか?
全世界を衝撃に陥れたシリーズが新たな謎とトリックをまとい、最高傑作『ソウ3』として誕生した!『ソウ』監督・脚本を手がけたオリジナル・チームのジェームズ・ワン、リー・ワネルが二人で考えた原案を練りに練り上げ、ワネル自身が脚本を執筆、コンビで製作総指揮を担当。『ソウ2』で才能を知らしめたダーレン・リー・バウズマン監督が、映像の死角を突くテクニックで、よりソリッドに、よりスリリングに演出。原点からの謎の解明と展開、究極の“ソリッド・シチュエーション=状況設定”はさらなる進化を遂げ、ジグソウの謎とアマンダの秘密が明らかになる。果たして、ジグソウの運命は?!全世界を襲う衝撃の話題作が日本上陸!「ソウsaw」が97点、続く「ソウsaw2」が95点と自分の中では最も高評価のシリーズ物である「ソウ」シリーズ。今作はその第3弾というわけです。まず観ていて思う事は予習が大事とにかく今回は前2作の違って話が難しく出来ています。なのでこのパート3から観た人は絶対に話の内容が分からないし、自分みたいな1作目も2作目も観た人であっても「えっ?ここはどうだったっけ?」と思ってしまうところも観ていて数箇所ありました前の2作と比べて一番の変化はグロさです前の2作はグロさもありましたが瞬間的なシーンがほとんどでしたが、今回はグロいシーンが無駄に長いし多い!!久しぶりに観ていて体が痒くなりました(笑)中でも一番グロいのはやっぱりジグソウの手術シーンでしょうか…。電動ドリルで頭蓋骨をパックリ開くなんて想像もつかない発想でした。でもあの骨が割れる音とか血がドバって出るのはさすがにゾッとします内容はと言うと、今回はストーリー性を重視した感じではなく、1作目と2作目の補足説明だったり、4作目に繋げるような架け橋的な作品だったと思います。ストーリーにまとまり感がないので「ん~何かなぁ…」っていう物足りなさを感じるけど、今回の作品を観て1作目と2作目にで深く考えてなかった疑問を解決させてくれたので、そこら辺は良かったです!マイナスポイントはやはりストーリー性の無さですかね。ただ被害者に「ゲームをしよう」と言って最後には殺しちゃうっていうシーンが何度も繰り返されていくので話が進んでるようには思えませんでした。それと息子を殺された父なんですが、いくら息子が死んだからって目撃者の女性を助けることに迷いを持つ神経が自分には分かりませんまぁもし自分に子供がいて同じように殺されたらどう思うか分からないけど、少なくとも目の前で苦しんでるのに助けようか迷う必要はあるのかと疑問が残りますそして2番目に登場してくる判事の男。彼は幸い、その男に助けられたわけだけど、次の人の時にナイスタイミングで死んだのも引っかかります。でももしあそこで判事が死ななくても、後でアマンダに殺されると思うけどね(笑)ラストは予想してなかったどんでん返しはあったけど、たいして驚くような事では無かったのでガッカリです…。いかにも4作目もあります的な中途半端な終わり方だった気もするしぃ。やはり1作目の2作目があまりにも良く出来ていて衝撃的過ぎると3作目は相当良いものにしなかきゃいけないから難しいだろうね。でも「ソウ」シリーズが好きな人は観ておいた方が良いと思いますぜ

この作品の評価・・・・78点
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ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT

2006年11月19日 16時49分01秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年9月16日公開
監督 : ジャスティン・リン
出演 : ルーカス・ブラック,バウ・ワウ,ナタリー・ケリー,ブライアン・ティー
official site

過激なカーレースで3度も逮捕され、カリフォルニアにいられなくなった高校生ショーンは、軍人の父を頼って日本にやってくる。幼い頃に別れたきりだった父との暮らし、言葉や文化の違いに戸惑うショーンだったが、アメリカからの留学生仲間に連れられ、深夜の立体駐車場へやってくる。そこはスピード・フリークが集まるアンダーグランドのレース場。ショーンはヤクザとつながりを持つD.K.とさっそく勝負するが、ドリフトを知らない彼は惨敗してしまう。
人気シリーズの3作目は、なんと東京が舞台。モデルも務める俳優ルーカス・ブラック、映画初出演のナタリー・ケリー、最年少ラッパーのBOW WOWと、キャストも一新された。ほんの1カットながら“ハンサム・ガイ”役で妻夫木クンが登場したりと、サプライズ・ゲストも見逃せない。それにしても、路上の撮影許可が下りないと有名な東京で、よくもこんな派手なカーアクションが撮れたもんだ…と思いきや、なんと渋谷の街をLAのダウンタウンに再現してしまったそうな。ハリウッド映画って、やっぱりスゴイ。一流スタントマンによるドリフトシーンも最高にクール!映画の最後に「マネしないでね」と出てくるが、こんなの誰もマネできません。前シリーズ2作を見ていないのでどうかなと思ったけど、見ても見なくても変わらないツッコミ所満載の作品でしたぁ♪日本からも俳優が多数参加!妻夫木聡だったり千葉真一だったりとなかなかの豪華キャストである。でもほとんどの日本人キャストの出演時間は30秒ぐらい韓国の俳優が無理やり日本人の役をやって日本語をやってる姿は許せませんでしたよ(笑)まぁそんなことは置いといてぇ、まず最初に思ったことは日本の場所の描き方。なんだか古くさい感じに描き過ぎてるのではないか?と思うぐらい、下町ばかりを映しています。「頭文字D the movie」よりも下町感が出てたかなぁ。そして主人公の日本での制服姿にまたショックを受けましたどう見ても高校生じゃないでしょあの顔は!!!ちょっと髪薄いし(笑)それと、主人公たちが金稼ぎに靴などを路上販売するシーン。実際に外国人があんな事して買ってくれるほど日本は甘くありませんからぁ!!脚本もどうも手抜きしてる雰囲気がある。100分ほどの時間の割には全然話が進んでないし、これと言った大どんでん返しも無いですそして今作の一番の問題シーンは……高速道路を190kmで走る車をパトカーが発見するシーン。男の話では日本のパトカーは185kmまでしか出すことが出来ず、190kmの暴走車が目の前を通っても無視するらしいです…えっ??これはホントなのかぁ?もしこれがホントの話だったら警察は何なんだ?って思う(笑)まぁ首都高で190kmも出してる車なんてあるわけないし、あったらとっくに激突してるから映画の中だけって事にすれば済む問題だけどね。でもちょっと気になりました。まぁどれもこれも疑問に思うことだらけの作品でしたとさ。車好きの人ならちょっとは楽しめるかもよ!?

この作品の評価・・・・65点
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トランスポーター2

2006年11月16日 22時59分31秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2005年
製作国 : フランス=アメリカ
2006年6月3日公開
監督 : ルイ・レテリエ
製作・脚本 : リュック・ベッソン
出演 : ジェイソン・ステイサム,アレッサンドロ・ガスマン
official site

契約厳守。名前は聞かない。依頼品は開けない――運び屋フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)はこの3つのルールの下、高額な報酬と引き換えにワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで運ぶプロ中のプロ。引退を決意した彼は例外的な依頼を引き受けた。それは金持ち一家の7歳になる息子・ジャックの送迎だ。いつも寡黙なフランクだったが、次第にふたりの間に愛情が生まれる。しかし、予想外の罠が仕掛けられていた…。
前作に引き続き、ジェイソン・ステイサムのアクションが冴え渡るシリーズ第2弾。コーリー・ユン(『キス・オブ・ザ・ドラゴン』など)の振付けによるジェイソンの体技アクションが休みなく登場し、観る者を飽きさせない。今回はフランクのキャラクター(寡黙で、何よりも“ルール”を守る男)の確立に加え、少年との心の交流など新味もあり、シリーズとして長続きしながら人気定着の予感。新鮮な驚きといえば、久しぶりに復活(?)のマシュー・モディーンの姿が観られることかな。もちろん大迫力のカーチェイス・シーンは満載。さすが“リュック・ベッソン印”の映画だけあって、疾走(爆走?)する車を撮らせたらそのカッコよさは他の追随を許さない。
パート1を観ずに今回のパート2を観たので多少は不安がありましたが気にはなりませんでした。たしかに今回はカーチェイスのシーンは迫力がすごくありました!!しかし何か腑に落ちない箇所が数点…。まずは前半で登場した剣道のシーン。あれは間違いなく日本を意識したはずだけど、完全に武道の域を越えていてもうメチャクチャって感じです(笑)2点目は主人公と敵との対決シーン。敵はホントに殺しのプロか?ってぐらい主役に弾が一発も当たらないという運の良さには笑えました(笑)少しぐらい弾が当たって“うおっ…”って倒れるぐらいした方がいい気がするけど3つ目は何千メートルの高さから墜落するジェット機の中での格闘シーン。あんな速さで落ちてるのに中の2人は危機感を持たずに戦いに熱中(笑)そもそもあんな状態で冷静に床に足をつけて戦っていられるものかと疑問に思うそして挙句の果てにはジェット機が2人を乗せたまま海に激突したにも関わらず、海水がバシャ~っと機内に入ってきただけ、次の映像には翼と機体の後ろが折れたぐらいっていう安全度の高さにまた笑えました(笑)てかありえねぇーだろ!!!4つ目は何故最後に敵のボスを助けたかっていうこと。助けたんならその後でボスがどうなったのかを描いて欲しかった。もう一つ気になった事は、今回はウイルスが事件の兵器として使われてるけど、雇い主の奥さんと女の殺し屋が事件起きる前からもともと顔色悪そうに見えたのは自分だけだろうか?

この作品の評価・・・・64点
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キャッチ・ア・ウェーブ

2006年11月15日 22時44分38秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年4月29日公開
監督 : 橋伸之
出演 : 三浦春馬,加藤ローサ,木村了,濱田岳,坂口憲二,竹中直人
official site

高校生活最初の夏休みを満喫するため、湘南へやって来た大洋、小林、田口。彼らはそこで、サーフィンの格好良さに魅了される。「サーファーになって女の子にもてたい」。その思いに駆られる3人は、奇妙ではあるが元一流サーファーとして名を馳せる中年男・デューク川原に教えを請う。だが波には乗らせてもらえず、掃除ばかりさせられて・・・。
現役高校生の書き上げた小説が、日本プロサーフィン連盟の全面協力のもとで映画化。男子高校生たちが、サーフィンを通して、恋の切なさや自然を敬う気持ちを学んでいく、ひと夏の経験を映し出した青春ムービー。TVドラマ版『いま、会いにゆきます』の三浦春馬や『シムソンズ』の加藤ローサなどの瑞々しいキャスト陣をはじめ、個性派俳優・竹中直人やサーフィンを得意とする俳優・坂口憲二らも出演。また、主題歌を手がけた人気ユニット「Def Tech」のMicroもサーファー役で登場し、華麗な波乗りテクニックを実際に披露している。
よくある青春ムービーとして片付けられてしまうような在りがちなストーリーでした。観てれば誰もが思うかもしれないが「ウォーター・ボーイズ」と似たような設定なので新鮮さは感じられませんでした。高校生がシンクロ…じゃなくてサーフィンに目覚めて、竹中直人にシンクロ…じゃなくてサーフィンを教わって、最後は波に乗れちゃう♪っていうよくある話まぁ「ウォーター・ボーイズ」と違う点は主人公の高校生3人の頑張りがあまり伝わってこなかったところだと思いました。少し練習しては、悪いサーファー3人組がイチャもんつけて来るっていう流れが何回も繰り返されていて、観ている側としては退屈でしたもっと高校生3人のサーフィンに賭ける努力みたいなものを描いて欲しかったです。こういう青春映画だとラストは何でも成功して終わるっていうのがお決まりだし、それが一番良い終わり方だと自分は思いますが、今回は違います!(笑)なんとぉ波に乗れないまま、終わってしまうんです!!なんじゃそりゃ!?(笑)波に乗れてないくせにヒロインのジュリアとイチャイチャして“僕らの夏休みは最高だった”なんて終わり方で誰が納得するのだろうか?本来の“キャッチ ア ウェーブ”っていうテーマが完全に無関係になってしまってました。それに高校生3人の演技力はまだまだって感じでしたよとくに主役の三浦春馬の声はこの映画ではかなりミスマッチでした…。坂口憲二の役はホントに必要だったのか?と思うし唯一この作品で良かったのはエンドロールで流れたDefTechの主題歌!あれは映画とぴったり合っててすっごく良かったと思います♪

この作品の評価・・・・63点
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陽気なギャングが地球を回す

2006年11月11日 12時52分29秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年5月13日公開
監督 : 前田哲
出演 : 大沢たかお,鈴木京香,佐藤浩市,松田翔太,大倉孝二
official site

かもめ銀行。電話を受けたひとりの銀行員・朝倉が「爆弾が仕掛けられています。早く逃げて!」と叫んだ。一目散に銀行から居なくなる人々。残ったのは朝倉の他、居合わせた男女4人。その内のひとり成瀬が、銀行の金を狙った朝倉の狂言を見破った。実はこの4人。それぞれにちょっと変わった特技を持っていた。嘘を見抜く成瀬、スリの天才・久遠、演説のエキスパート・響野、完璧な体内時計を持つ雪子。万事休すの朝倉を前に、彼らは思った「自分たちならもっと上手くやれる!」。
直木賞候補作「魔王」などで、今や押しも押されもせぬ人気作家の伊坂幸太郎が2003年に発表した人気作品の映画化。伊坂作品の最大の魅力ともいえるスピード感を損なわぬ演出を見せたのは、前田哲監督。伊丹十三、阪本順治、周防正行ら名監督の下で助監督として鍛えた演出力を発揮している。また、本作を魅力的なものにしているのは、なんといっても豪華な主演者たち。立っているだけで様になる粋で痛快なギャングたちを誕生させた。
もっと華麗な銀行強盗をしてくれるものかと期待してましたが、そこはやはり邦画、限界がありました…。脚本はまぁまぁ良いと思いましたが所々が何となく不自然とくに不自然だったのが最初の銀行に押し入って、車で逃走するシーン。昼間の大通りなのに他の車が一台も走ってないのも変だし、人通りもなさそうな所で意味不明な検問をやってる警察も変。そしてその検問の横にわざとらしく置いてある幼児用の滑り台。あんな滑り台で車一台を支えられるものかと疑問に思うし、あれがもし雪子たちが故意に置いたとしても誰かに片付けられたらどうするのか??とツッコミ満載でしたラストの終わり方も無理矢理に話を繋げました感があって何か納得できません。CGを使ってるのもバレバレだったし色んな所をお粗末に作った作品だったと思います。
「ゾウを冷蔵庫に入れる3つの条件は?」っていうなぞなぞの答えも意外にしょぼかった…。

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嫌われ松子の一生

2006年11月10日 23時31分38秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年5月27日公開
監督・脚色 : 中島哲也
出演 : 中谷美紀,瑛太,伊勢谷友介,香川照之,市川実日子
official site

昭和22年。福岡県でひとりの女の子が誕生した。お姫様のような人生を夢見る彼女の名は川尻松子。教師になり爽やかな同僚とイイ感じになるも、セクハラ教師のせいで辞職に追いやられる。ここから、松子の転落人生が坂を転がり落ちるがごとく、始まっていく。愛を求める松子の前にはさまざまな男が現れるが、彼女の選択はことごとく不幸へと繋がってしまうのだった。53歳、河川敷で死体となって発見された彼女の生涯を探る甥が見たものは?
山田宗樹の人気小説を映画化した話題作。夢を抱いて就いた教師の職をクビになり、どうみてもダメダメな文学青年にお金を貢ぐ日々。やがてソープ嬢となり、挙げ句の果てにヒモを殺害。刑務所に入ることに。そんな壮絶すぎる女・松子の人生は、不幸なはずなのに、なぜか彼女を応援したくなってくる。男たちに利用され、搾取され、捨てられる松子。でも彼女は誰を責める訳でもない。不器用で一生懸命な松子を、「松子を演じるために女優を続けてきたのかもしれない」と話す中谷美紀が熱演し、これまでにない顔を見せる。そして「下妻物語」の中島監督がCGやミュージカル・シーンを挿入するなど、原作小説に敬意を払いながらも挑戦的な演出で、愛すべき松子の一生を作り上げた。
現在TBSで放送されているドラマ版はイマイチ面白くないのですが、映画の方は大ヒットしただけあって楽しめたと思います♪とにかく出演者が超豪華!!2時間チョイの映画の中で次々と俳優や歌手や芸人が登場してくるので飽きる事がありませんでした。個人的には片平なぎさの役どころがお気に入りです(笑)そして何より脚本が良い!驚くほど不幸な松子の転落人生をコメディタッチに描いているところが、普通に描くより何倍も面白いなと思いました1人の人間の生涯をここまでテンポよく描いた監督に拍手を送りたい主役の中谷美紀も体当たり演技だったと思います。あんなにハッチャけて演技が出来る女優はそうはいないでしょう笑いも多い作品ですがその中にもちゃんと感動も含まれているので色んな気持ちで観れますよ。どちらかと言えばミュージカルのジャンルに入るかもしれないこの作品。ミュージカル=洋画というイメージがありましたが、今回の作品を観て“邦画もええやん♪”と思いましたぁ~

この作品の評価・・・・80点
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ただ、君を愛してる

2006年11月10日 00時51分35秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年10月28日公開
監督 : 新城毅彦
出演 : 玉木宏,宮崎あおい,小出恵介,上原美佐,黒木メイサ
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大学入学式の日、誠人は幼い容姿の個性的な女の子、静流と出会う。コンプレックスのため、人とうまく付き合えない誠人だったが、彼女とは自然に打ち解けることができた。静流も誠人といつもいっしょにいたい気持ちから、カメラを手にするようになる。そんな二人は毎日のように森へ写真撮影に出掛けていく。しかし、誠人は同級生のみゆきに想いを寄せていた。いつも一緒にいるのに静流のことは女の子として見ていない誠人。誠人のために静流は大人の女性になろうと決心する。
原作は、映画、そしてドラマ化と社会現象となった「いま、会いにゆきます」の市川拓司。2003年に公開された映画『恋愛寫眞 Collage of Our life』のアナザーストーリーとして書き上げられた小説「恋愛寫眞 もうひとつの物語」は、2003年の発売後大きな話題となった。本作で近視メガネにスモック姿という、ちょっと変わった風貌でありながら、好きな人には「好き」と素直に伝えられる女の子を演じた宮崎あおいがとてもチャーミング。誠人と静流のキスシーンは観る者の記憶に残る名シーンだ。
自分の友達の友達の叔父さんが監督ってことで何故か余計に観たくなってしまい、観てきましたぁ(笑)色んなレビューを観る限りでは泣けた!っていう感想がほとんどのようです。「いま、会いにゆきます」はイマイチ好きになれなかったので今回も不安を持ちつつ観ましたが、個人的な感想を言うと“ん~ちょっとなぁ…”って感じです。宮崎あおいの演技はすごく上手いし、確かに話の流れはすごく良いと思った。けど、有りがちな話だったし「私はただ、好きな人が好きな人を 好きになりたかっただけ。」って言葉にジーンときたしね♪そして森のシーンは「いま会い」を思い出させるぐらい幻想的でした。でも大学のすぐ近くに誰も知らない綺麗な湖があること自体おかしいんだけどね(笑)この作品で注目したいのは宮崎あおいの一つ一つの台詞。「私はただ、好きな…」もそうだけど、他にも良い台詞がたくさんありました「恋をしたら死んじゃう病気なの」という台詞は最初意味が分かりませんでしたが、全部観終わってからその意味が分かって少し感動しましたな。でも宮崎あおいは可愛すぎるし、玉木宏はカッコよすぎるから、2人とも友達がいないようには見えなかったです眼鏡を外した時の宮崎あおいなんて可愛すぎるし(笑)それに、後半はテンポよく進んでた気がしたけど、前半が少し流れが遅いような感じがしました。英語科に通っているはずの玉木宏が“thank you!"しか言わなかったのも少し気になりましたけど(笑)ラストの個展のシーンは一番良かったかも♪そんで大塚愛の曲は最高だわこの曲を聴いて泣いた人も多いはずです。まぁ友達は隣で号泣してたけど自分は泣けませんでした。でも女性客はほとんどが泣いてたようなので、観る価値はありますよ!先日観た「涙そうそう」よりは本作の方が良かったと思うべ~

この作品の評価・・・・75点
コメント (3)
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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

2006年11月09日 00時41分23秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2005年
製作国 : イギリス
2006年4月15日公開
監督 : カーク・ジョーンズ
出演 : エマ・トンプソン,コリン・ファース,ケリー・マクドナルド
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葬儀社につとめるブラウン氏は、その日、家から呼び出されて、あわてて家に帰った。家で留守番をしているやんちゃな7人の子供たちがいたずらをしたため、新しいナニーが逃げ出したのだ。1年前にブラウン氏の妻が他界してから、17人ものナニーがやってきたが、みんな子供たちの悪さに根を上げ、すぐにやめる。家では長男のサイモンをはじめ、クリッシュー、トーラ、リリー、エリック、セバスチャン、それに赤ん坊のアギーまで暴れていたが、そんな子供たちを前にしてブラウン氏はすっかり頭をかかえる。子供たちの面倒をみてくれるいいナニーはいないだろうか?妻の親戚で、横柄なアデレード伯母から養育費の補助を受けてきたが、彼が1ヶ月以内に再婚しないと、それを打ち切ると言い出したのだ…。
今回の映画で主人公のナニーをユーモラスに演じ、脚本まで手がけたのが、イギリス映画界を代表する人気女優エマ・トンプソンだ。これまで2度のオスカー像を手にした才女であるが、そんな彼女が今回の原作として選んだのが、イギリスの人気作家クリスチアナ・ブランドの児童書「ふしぎなマチルダばあや」だった。この原作を大人も楽しめる上質のファンタジーにするため、彼女は大胆な創作も加えて脚色し、主人公も自ら演じることになった。だんご鼻にそりかえった眉、大きなイボとおかしな歯。そんな奇妙な容貌の魔法使いの役を楽しそうに演じて、新しい魅力を見せる。
久しぶりにファンタジー作品を鑑賞しました。エマ・トンプソン扮するナニーマクフィーが最初と最後で別人のように顔が変わってしまってたのには驚きました。内容については、ファンタジー作品ってだけあって子供が観ても分かりやすい作品だと思います。映画では有りがちな悪ガキが出てきますが、現代社会にもある親子関係がテーマになっていますしかしこの作品に出てくる父親は結構な無責任な人です“子供が大事なんだ”と言ってるくせに子供たちの事は全て家政婦にお任せ…。父親らしさは感じられませんでしたそれに厄介な事件が起きるとすぐに魔法で解決♪っていう流れになってるので子供たちだけで力を合わせて解決するっていう大事な要素が欠けていましたよ。終わり方も、家政婦は父親のことが本気で好きなのか??って疑問に思うぐらい無理矢理な終わり方だった気がします。魔法に頼らずにもう少し父親と子供たちが向き合って話す場面が欲しかったです。ラストで家政婦がウェディング姿になるシーンも誰もあんな変身して疑問に思わないのかよ!!とツッコミたくなりました(笑)

この作品の評価・・・・70点
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デスノート the Last name

2006年11月05日 20時39分00秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年11月3日公開
監督 : 金子修介
出演 : 藤原竜也,松山ケンイチ,戸田恵梨香
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死神が地上に落とした“デスノート”を拾ったのは、天才的な頭脳を持つ大学生、夜神月だった。刑事局長を父に持ち、強い正義感に貫かれた月は、ノートを使って凶悪犯を粛清し、自らの手で理想の世界を創りあげようと決意する。人々の間でささやかれ始めた救世主「キラ」の存在。一方、一連の「キラ事件」を解明するためにICPO(インターポール)が送りこんできたもうひとりの天才、通称L。神がかり的な推理力でキラの正体に迫ろうとするLに対し、知略を尽くして捜査網から逃れようとする月。そして、2冊目のノートが舞い降りる…。
史上最強のカリスマキャラクター・夜神月に扮する藤原竜也、エキセントリックな天才Lになりきり続ける松山ケンイチら、前編に引き続いてのメイン・キャストに加え、後編でいよいよその本領を発揮するミサミサこと弥海砂役の戸田恵梨香、原作とは異なるキャラクターで後編から新たに登場する高田清美役に片瀬那奈。死神の声を演じるのは、リューク役に中村獅童、レム役に池畑慎之介と、芸達者の二人が顔をそろえた。増幅する衝撃、予測不能の展開、予断を許さない最終決着の行方…。最後に訪れるのは生か、死か。すべての答えは、デスノートの中にある。“the Last name”そのノートに最後に名前を書かれるのは誰だ?
レムの声役が池畑慎之介だったのがまず驚きです…。6月公開された前編に続き、今回も劇場での鑑賞でした!まぁ原作コミックを読んでる自分としては前作と同様に物足りなさが残る感じがしました。原作コミックの事なんか気にせずに省略しまくってストーリーを繋いでいる製作関係者が許せません(笑)まぁ老若男女問わず見させるには簡単なストーリーの方が良いのは分かるけどさ。んで、今回も感じた事は、前作より物語の進みが速い事です。前編はなかなか話が進まずに“えっ!?ここで終わり!?”ってぐらい中途半端な締め方だったけど今作はテンポよく進んでいるんで途中で飽きることはないでしょうそれと、ノートを手にした者たちの心境の変化を描くのが下手って思いました。いくらノートだと言っても人を殺してるんだから少しは罪悪感ぐらい持てよ!と思う(笑)個人的には片瀬那奈役が良かったと思うけど、ミサ役の戸田恵梨香はイマイチ合ってなかった気がしますマンガ読んでる時は声は高音なのかと思ったけど、戸田恵梨香のちょい太い声はなんだかなぁ~って感じでした内容はちょい暗い話なのかと思いきや、松山ケンイチ扮する“L”がひょっとこのお面を被って登場するのは笑えました。こういうちょっとした笑いがあるのは良いものだとおもいますよ♪ラストの終わり方はほぼ予想してた通りでした。でも映画を観て改めてトリックの深さにすっげーって思いましたよ。こりゃあハリウッドがリメイクしたらどうなるか気になるねぇ~

この作品の評価・・・・83点
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