股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

起終点駅 ターミナル

2016年05月31日 01時27分29秒 | 映画評論カ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年11月7日
監督:篠原哲雄
出演:佐藤浩市,本田翼,尾野真千子
official site

北海道旭川の地方裁判所判事だった鷲田は、覚せい剤事件の被告となった昔の恋人・冴子と法廷で再会。東京に妻子を置いてきた身でありながら、関係をよみがえらせてしまう。だが、その半年後に彼女を失って深く傷つく。それから25年後、鷲田は判事を辞め、妻子と別れ、釧路で国選弁護専門の弁護士として孤独な日々を送っていた。そんな中、担当することになった事件の被告人・敦子と出会った彼は、彼女に冴子の面影を見る。一方の敦子も鷲田に心を許し…。
「ホテルローヤル」で直木賞を受賞した、桜木紫乃の短編小説を原作にした人間ドラマ。判事だったころに体験した苦い出来事を引きずる55歳の弁護士が、孤独な25歳の女との出会いを経て再生していくさまを追い掛ける。メガホンを取るのは、『小川の辺』などの篠原哲雄。『壬生義士伝』、『ザ・マジックアワー』などの佐藤浩市、『アオハライド』などの本田翼が主人公となる男女を、『そして父になる』などの尾野真千子が男の人生に深く関わる人物を演じる。実力派たちの共演に加え、ロケを敢行した北海道釧路市の風景も見どころ。

辛い過去を引きずりながら生きる男が、孤独な女性と出会ったことで再生していく物語。北海道の美しい風景と、美味しそうな料理がたくさん出てきます。しかし本田翼の演技力の無さが目立つ…。こういう映画に演技力の無い役者をもってくると台無しになることは最初から分かっていることなのに何故。辛い出来事を経験した女性を演じるにはまだまだ彼女には早過ぎる。佐藤浩市と並ぶと余計に目立つんだよな。大人向きの映画ではあるので、静かに話は進んでいくのだが、妻子がいながらも浮気をして、その浮気相手が自殺して、妻とも離婚して、子供にも会おうとしないっていうのは、共感しずらい部分が多かったです。冴子の自殺の理由もよくわからなかったし。しかし過去に失敗したり辛い経験をしたからこそ、人はそこから多くのことを学び、それを次に生かそうとする。過去に誰かを救えなかったのなら、いま目の前で苦しんでいる人を全力で助けようとする鷲田は凄く共感する部分もありました。“生きているだけでいい”この言葉がとても印象的でした。あー、ヒロインが本田翼じゃなければなー

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメアノ~ル

2016年05月30日 12時45分53秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年5月28日
監督:吉田恵輔
出演:森田剛,佐津川愛美,ムロツヨシ,駒木根隆介,山田真歩,大竹まこと,濱田岳
official site

普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田は、同僚からカフェの店員ユカとの恋の橋渡し役を頼まれる。彼女が働くカフェへと足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田と再会。ユカから森田につけ狙われ、ストーキングに悩まされていると相談された岡田は、森田がかつていじめられていたことを思い出し、不安になるが…。
過激な内容で話題になった古谷実の人気コミックを、V6の森田剛を主演に迎えて実写映画化。ビル清掃会社のパートタイマーの青年と同僚が織り成す至って普通の日々と、欲望のままに殺人を重ねるサイコキラーの心の闇を描く。監督は、『さんかく』『銀の匙 Silver Spoon』などの吉田恵輔。清掃員の青年に『ポテチ』『偉大なる、しゅららぼん』などの濱田岳、森田ふんする快楽殺人犯にストーキングされるヒロインを『ガキ☆ロック』などの佐津川愛美が演じる。

一言で表すと“凄い映画”。久しぶりに邦画の当たり作品を観た。パートで働く岡田はカフェ定員のユカを付き合うことに。一方で、欲望のままに殺人を繰り返すサイコキラーの森田。繋がるはずではなかった丘だと森田の距離は少しずつ縮まっていく…。鑑賞中、何故か震えが止まりませんでした。前半は岡田とユカ、そしてユカに恋をする岡田の先輩の話が続く。ラブコメを観ているような、ほのぼのしたお話。しかし後半に入ると世界が一気に変わる。過去のトラウマから人は変わっていく。いじめが人格を変えるかもしれない。いやっ何気ない日常だとしても、人によっては狂気に満ちていくのかもしれない。計画性も何もない森田の殺人行為は、本当に卑劣で許しがたい。しかし森田の心の奥底にあるのは高1の夏の思い出。友達とゲームをしながら麦茶を飲む…そんな日々があった事を知ると、どこか切なく可哀想に思えてしまうのは何故だろうか。森田を殺人まで駆り立てた動機は一体なんだったのか。そこが観終わってからも分かりませんが、分からないことが、この映画の良さをさらに高めているのだろう。白い犬を轢き殺さなかっ森田の行動を観て、どこか救われたような気もする。人の感情を忘れていなかった森田に安心したような気がした。関係のない人が次々と殺されていく。実際にこんな事件があってもおかしくない。
サイコキラーを演じた森田剛の演技は素晴しかった。アイドルとかジャニーズとか、そういう枠組みではない。俳優としての地位を完全に確立しています。濱田岳の演技も上手いし、ムロツヨシのおどおどした演技もまた面白い。痛々しいシーンもたくさんあるが、目を背けずに観て欲しい素晴らしい作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★★★(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スノーホワイト/氷の王国

2016年05月29日 10時03分12秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年5月27日
監督:セドリック・ニコラス=トロイヤン
出演:クリス・ヘムズワース,シャーリーズ・セロン,エミリー・ブラント,ジェシカ・チャステイン
official site

邪悪な女王ラヴェンナの妹フレイヤは、ある悲しい出来事をきっかけに心を閉ざし、氷を自在に操る魔力に目覚める。そして姉の元を離れ、北の地で新たな氷の王国を築く。フレイヤは、さまざまな場所から集めてきた子供に対し、想像を絶する訓練を行い、軍隊を作り上げていった。そこで育った戦士のエリックとサラは、互いに惹かれ合っていたが…。
世界的に有名なグリム童話「白雪姫」をアレンジした『スノーホワイト』の続編。前作で白雪姫たちに滅ぼされたはずの邪悪な女王ラヴェンナの妹で、より強大な魔力を持つ氷の女王フレイヤが登場し、激しいバトルが展開する。ラヴェンナ女王役のシャーリーズ・セロン、エリック役のクリス・ヘムズワースが続投し、氷の女王役のエミリー・ブラント、女戦士役のジェシカ・チャステインらが新たに参加。前作にも携わったセドリック・ニコラス=トロイアンがメガホンを取る。

2012年に公開された「スノーホワイト」の続編。本作ではクリステン・スチュワートは出演せず、前作で登場したシャーリーズ・セロン演じる邪悪な女王とその妹の物語が主軸となっています。観ていて何となく感じるのは「アナ雪」「ロード・オブ・ザ・リング」に似た世界観。でも中盤からはそんな事も気にせずに集中できました。愛情に嫉妬する氷の国を築いた妹フレイヤの切ない気持ちが凄く伝わってくるし、ラヴェンナとフレイヤの姉妹の関係に徐々に亀裂が入っていく展開もとても面白かった。フレイヤによって引き裂かれたエリックとサラでしたが、愛を取り戻していく展開もまた面白い。最初は悪い奴だと思っていたフレイヤでしたが、子供を殺されて憎しみを募らせてからのラストは可哀想で切なかった…。期待していなかった分、楽しめました♪
ジェシカ・チャステインやエミリー・ブラントも美しいけど、やはりシャーリーズ・セロンの美しさには敵わないな。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俺物語!!

2016年05月28日 18時58分57秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年10月31日
監督:河合勇人
出演:鈴木亮平,永野芽郁,坂口健太郎
official site

情に厚い硬派な日本男児の剛田猛男は、ごつくて大きな体を持ちながらも、女子にモテない高校1年生。ある日、彼はしつこいナンパから助け出した女子高生の大和凛子のことを好きになってしまうが、後日再会した際、彼女が猛男の幼なじみであるイケメン砂川誠のことが好きだと気付いてしまう。落胆しながらも凛子と砂川の仲を取り持とうとする猛男だったが…。
「別冊マーガレット」で連載され、高校生とは思えないゴツい見た目と巨体の持ち主が主人公という異色の内容で話題を呼んだ少女漫画を実写映画化。仲間からの信望は厚いがモテない男子高校生の純愛を、『映画 鈴木先生』などの河合勇人監督が描く。見た目に反して純情な主人公を、『HK/変態仮面』などの鈴木亮平が体重を30キロも増やして熱演。彼が思いを寄せる女子高生にモデルとしても活躍する永野芽郁、主人公の親友であるイケメンを『娚の一生』などの坂口健太郎が演じる。

高校生には見えない巨体の持ち主でモテない主人公 剛田猛男の恋模様を描いた本作。猛男が男らしい!凜子が可愛い!砂川がカッコいい!3人とも裏表なく純粋な高校生で、“自分に正直に”“友達を幸せを願う”優しさが伝わってきました。ただし、登場人物が全員良い人なので、ちょっと物足りなさもある。猛男もいい加減気付こうよと思うが、砂川もさっさと教えてあげたらいいのにとツッコみたくなる。すれ違いの感情がラストに両想いになるという変化球無しの中高生向けの恋愛映画でした。原作マンガを読んだことはありませんが、剛田猛男を演じた鈴木亮平は体重を増やして役に臨んだそうで凄い役者だなと思いました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギャラクシー街道

2016年05月27日 09時45分34秒 | 映画評論カ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年10月24日
監督:三谷幸喜
出演:香取慎吾,綾瀬はるか,小栗旬,優香,大竹しのぶ,西田敏行
official site

西暦2265年、木星のそばに位置する人工居住区「うず潮」は、「ギャラクシー街道」と呼ばれるスペース幹線道路で地球と結ばれている。以前はにぎわった街道も開通して150年がたち、老巧化が問題視されてきた。そんな街道の脇で営業している飲食店には、さまざまな星からそれぞれに事情を抱えた異星人たちが集まっており…。
劇作家・脚本家として絶大な人気を誇り、次々と話題作を世に送り出してきた三谷幸喜監督による奇想天外なSFコメディー。三谷映画として初めて宇宙空間を舞台に、木星のそばに浮かぶ人工居住区「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」の脇に立つ、こぢんまりとした飲食店に集まる異星人たちが織り成す物語を描く。主人公の宇宙人夫妻ノアとノエを、三谷監督作『ザ・マジックアワー』にも出演した香取慎吾と綾瀬はるかが演じる。

三谷幸喜監督作品。三谷作品ではお馴染みの豪華キャストが勢揃いしています。


観始めて5分後…これは酷いと気付きました。何一つとして物語に惹かれないし宇宙人たちの言動が全く笑えない。変な格好して変な顔すれば観客は笑うだろっていう考え方はよろしくないな。三谷作品ってここまで笑えなくなるほど質が落ちたのかと驚くほど。このブログで2006年の年間ランキングで2位だった「THE有頂天ホテル」と同じ監督とは思えない…。映画館で観たら、2時間地獄だったろうな。小ネタが散りばめられているのだけど、ラストにまとまりがあるわけでもないし。「えっ、これで終わり!?」とツッコみたくなるほど中身の無い話でした。下ネタもちょいちょい入ってくるけど寒いだけ。なんだろう、もう全てがつまらな過ぎて、映画にした意味が分かりません!

この作品の評価・・・・★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海よりもまだ深く

2016年05月22日 21時19分47秒 | 映画評論ア行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年5月21日
監督:是枝裕和
出演:阿部寛,真木よう子,小林聡美,リリー・フランキー,池松壮亮,橋爪功,樹木希林
official site

15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多は、「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。良多は離婚した元妻の響子への思いを捨てきれず、響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子の家に偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり…。
『海街diary』などの是枝裕和監督が、『奇跡』以来の阿部寛と樹木希林とのタッグで、なかなか大人になれない男の姿を描く感動のホームドラマ。小説家になる夢を諦め切れないまま探偵事務所で働く男が、たまたま実家に集まった母、元妻、息子と台風の一夜を過ごすさまを映す。阿部と樹木のほか真木よう子や小林聡美、リリー・フランキーらが共演。思っていた未来とは少し違う現実を生きる家族の姿が印象的につづられる。

「そして父になる」「海街diary」の是枝監督作品。大人になれない大人の男の物語。別れた妻、そして息子、アパートに暮らす一人暮らしの母親。台風の一夜を一緒に過ごす家族のお話です。“なりたい大人になれなかった大人”思えば自分もその一人…。将来には希望も持てず、過去を引きずったまま、いま何をすればいいのかも分からない。なんとなく共感できるポイントが多かったです。女性はサバサバした性格で昔の事も気にしない。一方で男性はプライドが邪魔して素直になれないところもある。そんなところも主人公の良多に共感してしまいました。是枝監督の作品は娯楽映画というよりも日常の何気ない生活の一部を切り取った幸せを感じられる作風でとても好きです。本作でもその世界観は健在です。阿部寛、真木よう子、小林聡美、樹木希林らの演技に魅了され、漫才のような掛け合いも面白くて笑えました。劇中での台詞も考えさせられる言葉ばかり。「大切なのは夢を叶えた結果じゃなくて、それを目指し続ける気持ちなんじゃない?」「幸せっていうのは、何かを諦めないと手に出来ないものなのよ」人間はみんな弱い。だからこそいま目の前にある幸せを大切にしないといけないと思いました。親孝行できる時に、たくさん親孝行しないと…。ハナレグミの曲も映画とピッタリでした♪泣けるほどではなかったけど、温かい気持ちになれる素敵な作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グリーン・インフェルノ

2016年05月21日 19時06分24秒 | 映画評論カ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年11月28日
監督:イーライ・ロス
出演:ロレンツァ・イッツォ,アリエル・レビ
official site

不正なアマゾンの森林伐採の実態を世に訴えるため、学生たちの活動家から成るグループは現地に赴く。その後、彼らの度を越した行動が目に余ったため全員強制送還されることになるが、その途中で搭乗機がエンジントラブルを起こしてしまう。熱帯雨林に墜落した飛行機の生存者たちは救助を求めるが、彼らを待ち受けていたのは食人族だった。
『ホステル』シリーズなどで知られるイーライ・ロス監督がメガホンを取って放つ衝撃の食人ホラー。人間を食する風習が残るアマゾンの奥地で若者たちを襲う、阿鼻叫喚の世界を徹底的に描き出す。監督が俳優としても出演した『アフターショック』でも組んだ、ロレンツァ・イッツォやアリエル・レビが今作にも出演。巻き込まれ型ストーリーを得意とするロス監督による残酷な展開に絶句する。

「ホステル」のイーライ・ロス監督作品。アマゾンの奥地で食人族に捕らえられた若者たちの恐怖を描く。目玉をくり抜いたり、手足を斧で切り落とすシーンはかなりのインパクトでグロテスク…。さすがイーライ・ロス監督!と言いたいとこだが、後半になるとグロさも控えめになってきました。蟻の使い方はもう少しグロくでできたはず。3人しか食われてないのは残念。食人族の男の子の行動も理解しがたい。捕まって喰われるという流れにもう一捻りあれば良かったかも。性格悪いリーダーの最期のシーンも欲しかった。とことんグロさを追求して欲しかったけど、控えめなグロさに物足りなさがありました。環境問題もちょっと考えさせられました。予告編の方がグロく感じました。なんか…もっと食われろとかグロさが足りないとか書いてる自分が怖い。続編あるなら観たい!

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウーマン・イン・ブラック2 死の天使

2016年05月20日 16時24分14秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:アメリカ/カナダ/イギリス
日本公開:2015年11月21日
監督:トム・ハーパー
出演:ジェレミー・アーヴァイン,フィービー・フォックス,ヘレン・マックロリー
official site

第2次世界大戦下、ロンドンのある学校の生徒と教師たちは戦火を逃れイギリスの田舎町に疎開する。一行がたどり着いたのは、かつて数々の惨劇があったいまわしい過去を持つ、陰鬱な雰囲気に覆われた「イールマーシュの館」。彼らが館に潜む邪悪な魂を呼び覚ましてしまったことから、黒衣の女が引き起こす惨劇に巻き込まれ…。
世界的にヒットしたホラー『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の続編。原作者スーザン・ヒルが前作から40年後の第2次世界大戦下を舞台に新たな物語を執筆し、ロンドンから「イールマーシュの館」に疎開してきた子供たちを待ち受ける恐怖を描く。監督は本作が長編2作目となるトム・ハーパー。『戦火の馬』などのジェレミー・アーヴァイン、『007 スカイフォール』などのヘレン・マックロリーらが出演。

ダニエル・ラドクリフ主演の『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の続編。前作から40年後のお話。前作がそれなりにヒットしたので、新たに続編を製作したそうな。今回も呪われた“イールマーシュの館”を舞台に悪霊が襲い掛かります。黒衣の女がいつ出てくるのかと思ってたけど、なかなか現れない…。しかも最初から最後まで全体的に画面が薄暗くて、誰が何をしているのか見えづらい。これは映画としては致命的なミス。音響で驚かせようとしたいのはいいけど、やり方がワンパターンで面白くない。結局、この悪霊は何をしたかったのか…。と文句を言いつつも、音で何度もビビらされました。安易に続編なんて作るもんじゃないね

この作品の評価・・・・★★☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒトラー暗殺、13分の誤算

2016年05月19日 13時58分06秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:ドイツ
日本公開:2015年10月16日
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:クリスティアン・フリーデル,カタリーナ・シュットラー,ブルクハルト・クラウスナー
official site

1939年11月8日、ドイツ・ミュンヘンでナチス指導者のヒトラーの演説が行われた。演説を予定よりも早く終わらせ退場したヒトラーだったが、その直後、会場が爆破される。逮捕されたのは、ゲオルグ・エルザーという男だった。ゲシュタポは犯行の黒幕を吐かせようとエルザーを拷問にかけるが、彼は爆破装置の製作や設置を一人で行ったと告白する。
ある男が単独でナチスドイツの独裁的指導者アドルフ・ヒトラーの暗殺を企てた史実を基に、男が犯行に至る過程や処刑が延びた理由など数々の謎に迫る戦争ドラマ。男の犯行までの生活ととらわれの日々を交錯させ、過激な犯行に及んだ男の心理や、第2次世界大戦直後から終戦直前まで男を生かしたナチスの狙いをひもといていく。監督は、『ヒトラー ~最期の12日間~』などのオリヴァー・ヒルシュビーゲル。主人公の勇気と信念が胸に迫るとともに、独裁政権の恐ろしさに戦慄する。

先日鑑賞した「顔のないヒトラーたち」に続き、ヒトラー関連作品。独裁者ヒトラー暗殺を企てた男の半生を描いた作品です。いかにして彼が犯行に及ぶまでに至ったのかが描かれています。計画の実行シーンは無く、主人公のゲオルク・エルザーの過去に焦点を当てています。普通の暮らしをしていたゲオルクが暗殺までに至ることは相当な覚悟があったのだと思いますが、それが分かりづらかった。ナチスドイツへの怒りが伝わるしシーンが無いのです。愛する女性エルザとの交流も、暗殺とは特に絡んでなかったように感じる。展開も単調で盛り上がりに欠けます。せっかく“13分の誤算”というタイトルを付けたのなら、その13分間をサスペンスっぽく描いてくれた方が魅力的になったと思う。ただし、ゲオルクの真面目な性格と、世の中を変えようとする決意は伝わってきました。もし13分の誤算がなかったら…どうなっていたのかな。エルザーとエルザ、紛らわしい(笑)

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界から猫が消えたなら

2016年05月18日 13時55分01秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2016年5月14日
監督:永井聡
出演:佐藤健,宮崎あおい,濱田岳,奥野瑛太,石井杏奈,奥田瑛二,原田美枝子
official site

ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性と再会し、共に過ごした日々を振り返る。
『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健と『ソラニン』などの宮崎あおいが初共演を果たし、川村元気の小説を原作に描く感動のドラマ。余命宣告された主人公が、悪魔と取引して世の中から一つ何かを消すことで一日の命を得るという不思議な物語を紡いでいく。『ジャッジ!』などの永井聡監督がメガホンを取り、『サケボム』などの濱田岳が共演。佐藤の一人二役による熱演はもとより、斬新な映像で描かれる胸を打つ物語に引き付けられる。

原作は未読。余命宣告された青年の前に、自分とそっくりな悪魔が現れる。悪魔は身の回りのモノと引き換えに1日の命を与えてくれるというお話。“生と死”“家族との繋がり”など泣ける要素はたくさん詰まっていて、良い映画だとは思いました。1日の命と引き換えに周りのモノを1つ消す。携帯電話、映画、時計…。自分も主人公と同じ事をすると思う。でも途中で本当に大切なモノは何かを彼は気付きます。生きることと死ぬことは、どちらも意味があるのだと。「自分がいる事と、自分がいない事では世界が違っていて欲しい」という台詞にすごく共感しました。しかし、何故か感動とまではいかない…。作品全体がぼんやりしていて、どこに注目してどこで感動すればいいのか分かりませんでした。観客を泣かせようとする演出を詰め込み過ぎた感じ。宮崎あおいの「生きてやる-!」の叫びもよく分からなかった。役者も良いし、猫も可愛いのに、脚本が残念…。綺麗なことばかり並べただけで、いつか泣けばいいのか分からないまま終わってしまいました。
観終わってから死ぬ前に1本観るとしたら何の映画観ようかなと考えてみたけど…悩むなぁ。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ズートピア

2016年05月17日 01時48分16秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月23日
監督:バイロン・ハワード,リッチ・ムーア,ジャレド・ブッシュ
声の出演:上戸彩,高橋茂雄,森川智之,玄田哲章,三宅健太
official site

ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり…。
あらゆる動物が住む高度な文明社会を舞台にした、ディズニーによるアニメーション。大きさの違いや、肉食・草食にかかわらず、動物たちが共に暮らすズートピアで、ウサギの新米警官とキツネの詐欺師が隠された衝撃的な事件に迫る。製作総指揮をジョン・ラセターが務め、監督を『塔の上のラプンツェル』などのバイロン・ハワードと『シュガー・ラッシュ』などのリッチ・ムーアが共同で担当。製作陣がイマジネーションと新たな解釈で誕生させたという、動物が生活する世界のビジュアルに期待が高まる。

口コミで絶賛されていたので、予定にはなかったけど鑑賞。ズートピアの街を舞台に、ウサギの新米警官ジュディとキツネの詐欺師ニックが動物たちの失踪事件に迫るストーリー。まぁディズニーらしい安定感で、映画館で観る価値は十分あるし、信じる勇気や相手を認める事の大切さを教えてくれる佳作かなと思います。主人公のジュディやニックも可愛いけど、ハムスターやネズミ、ナマケモノなどの動物たちが個人的に可愛過ぎでした♪笑えるし、考えさせられるし、終わり方も良い!草食動物と肉食動物の間にある差別を無くすためには“自分を信じること”そして“自分とは違う相手を認めること”。人間界でも同じようにすれば、きっと世界から争いは無くなるのだと思いました。しかし事件後もズートピアの根本的な構造は変わっていないのかなと感じました。肉食動物も草食動物も心のどこかで我慢して暮らしているのではないだろうか…。いや考え過ぎかな!子供向けのディズニー映画と考えれば良い作品でした!ここ数年のディズニー映画の中では当たりだと思います。上戸彩の吹き替えもピッタリでしたよ。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪党に粛清を

2016年05月16日 14時57分15秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:デンマーク/イギリス/南アフリカ
日本公開:2015年6月27日
監督:クリスチャン・レヴリング
出演:マッツ・ミケルセン,エヴァ・グリーン,ジェフリー・ディーン・モーガン,エリック・カントナ
official site

1864年、ジョンと兄のピーターは、祖国デンマークで兵士として勇敢に戦った。戦争に嫌悪感を抱いた彼らは新天地を求めアメリカ西部に移住し、ジョンは1871年にようやく妻と息子をアメリカに呼び寄せる。だが、駅での再会の喜びもつかの間、親子3人は帰りの駅馬車でならず者と同乗することになり…。
『偽りなき者』などのデンマークを代表する国際派スター、マッツ・ミケルセンが主演を務め、19世紀アメリカを舞台に描かれる怒とうの西部劇。はるばる海を渡りやって来た妻子と7年ぶりに再会した男が、妻子の命を虫けらのように奪ったならず者を殺害したために起こる復讐の連鎖に肉迫する。敵方に属する沈黙のヒロインを『ダーク・シャドウ』などのエヴァ・グリーンが好演。荒くれ者たちを相手に、愛と正義のために銃を取る主人公の男気に脱帽。

愛する家族を奪われた男の復讐を描いた物語。主演のマッツ・ミケルセンとエヴァ・グリーンは「007:カジノロワイヤル」でも存在感ある演技をしていました。西部劇×復讐の王道ストーリーではありますが、マッツ・ミケルセンの怒りを面に出さない内に秘めた演技力に脱帽でした。エヴァ・グリーンの無言の表情もまた怖さもあり儚さもありました。でもエヴァ・グリーンの立ち位置がよく分からなかった…。よくある展開であり、最後に敵ボスがあっけなく死んだのも気になりましたが、人間の喜怒哀楽を感じ取れる、とても観やすい映画ではありました。南アフリカの風景も映画とピッタリでした。原題の"THE SALVATION(救済)"の意味は最後まで観ても意味深でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

顔のないヒトラーたち

2016年05月13日 17時53分35秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:ドイツ
日本公開:2015年10月3日
監督:ジュリオ・リッチャレッリ
出演:アレクサンダー・フェーリング,フリーデリーケ・ベヒト,アンドレ・ジマンスキー
official site

1958年の西ドイツ・フランクフルト。第2次世界大戦の終結から10年以上が経過し、復興後の西ドイツではナチスドイツの行いについての認識が薄れていた。そんな中、アウシュビッツ強制収容所にいたナチスの親衛隊員が、規約に違反して教師をしていることがわかる。検察官のヨハンらは、さまざまな圧力を受けながらも、アウシュビッツで起きたことを暴いていく。
第2次世界大戦下のナチスドイツによる罪について問われた「フランクフルト・アウシュビッツ裁判」の初公判までの経緯などが描かれたドラマ。終戦からある程度の期間がたち、人々の関心が薄れている状況で、アウシュビッツの真相を究明するために若き検事らが生存者の証言集めや実証を重ねていくさまを活写する。主演は、『ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』のアレクサンダー・フェーリング。数々の圧力に見舞われながらも、ドイツ人が自分たちの手でアウシュビッツの真実に迫る姿に圧倒される。

ナチスドイツによる罪について“フランクフルト・アウシュビッツ裁判”を描いたドラマ。終戦後、人々の記憶から消えていくアウシュビッツの真実を突き止めようとする検事たちに姿がとても印象的でした。ナチスドイツを描いた作品は今までもたくさん観てきましたが、終戦後の物語を観るのはとても新鮮でした。誰も触れようとしなかった真実を明らかにすることは、非常に高い壁だ。しかし検事たちの行動は少しずつ人々の心を動かし、その後のドイツ国民の意識を変えた意味のあることだった。アウシュビッツで起きた事の証言シーンはには心が痛みました。女性、子供でも関係なく人間をモノのように扱っていた時代。悲劇を繰り返さないためにも、正しい事をすることの意味を教えられた気がします。地味ですが見応えある作品。主人公の葛藤も共感出来て良かった。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリード チャンプを継ぐ男

2016年05月12日 14時11分42秒 | 映画評論カ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年12月23日
監督:ライアン・クーグラー
出演:マイケル・B・ジョーダン,シルヴェスター・スタローン,テッサ・トンプソン
official site

ボクシングのヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソン。さまざまな伝説を残したアポロだが、彼が亡くなった後に生まれたためにアドニスはそうした偉業を知らない上に、父との思い出もなかった。それでもアドニスには、アポロから受け継いだボクシングの才能があった。そして父のライバルで親友だったロッキーを訪ねてトレーナーになってほしいと申し出る。
シルヴェスター・スタローンが演じた『ロッキー』シリーズのロッキーが、ライバルのアポロ・クリードの息子と再びボクシングの世界に身を投じるさまを活写した話題作。アポロの息子アドニスが、トレーナーとなったロッキーのもとでボクサーとして成長する姿を見つめる。メガホンを取るのは、『フルートベール駅で』で注目を浴びたライアン・クーグラー。スタローンと『フルートベール駅で』などのマイケル・B・ジョーダンが、師弟となるロッキーとアドニスにふんする。熱いドラマはもちろん、ボクシングシーンも必見。

ロッキーシリーズは観た事がありません。ロッキーが、ライバルのアポロ・クリードの息子と再びボクシングの世界に挑むと言われても、いまいちピンとこない。ボクシングを通してロッキーとアドニスが互いを高め合っていく姿がとてもカッコ良かったです。試合のシーンも本当の試合と見間違えるくらい迫力があってドキドキしました。しかしアドニスが強くなっていく過程が少し雑かなと思いました。いくらアポロの息子だからと言っても、ロッキーに基本的なことを教わっただけで、あれだけ強くなるのかが疑問です。アドニスが大きな挫折をするわけでもないし、もともと資産もあるし学歴もある。恋人とも順調な感じだし。ロッキーの方が病気になるという展開は意外性がありましたが、もう少し新鮮な展開は欲しかった。敵のキャラクターもインパクトがあればな。もっともっと熱い映画を期待していただけに、ちょっと残念でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンド・オブ・キングダム

2016年05月11日 02時02分25秒 | 映画評論ア行
製作年:2016年
製作国:イギリス/アメリカ/ブルガリア
日本公開:2016年5月28日
監督:ババク・ナジャフィ
出演:ジェラルド・バトラー,アーロン・エッカート,モーガン・フリーマン
official site

イギリスの首相が謎の死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀にアメリカ合衆国大統領ベンジャミンが出席することに。2年前にテログループによるホワイトハウス陥落に立ち向かったシークレットサービスのマイクも彼を護衛するために同行する。各国首脳がロンドンへと結集する中、彼らをターゲットにした同時多発テロが発生。歴史的建造物が次々と崩壊し、犠牲者が続出する。マイクとベンジャミン大統領は世界を混乱から救おうと立ち上がるが…。
アクションサスペンス『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編。テロ集団が占拠したホワイトハウスを奪還した敏腕シークレットサービスが、今度はロンドンで発生した同時多発テロに挑む。監督は『セッベ』などの新鋭ババク・ナジャフィ。ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンら前作のキャストに加え、シャーロット・ライリーやジャッキー・アール・ヘイリーらが出演。次々と爆破される建造物、市街地での銃撃戦やカーチェイスなど壮絶な見せ場の連続に圧倒される。

試写会にて鑑賞。前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』からの続編です。何故に3年も経って続編を作ったのか…間が空き過ぎて前作の内容忘れたよ。今回も前回と同様にアーロン・エッカート演じる米大統領が命を狙われ、シークレットサービスのマイクが護衛する展開。そして相当数の一般市民が犠牲になるのも前回と同じ。イギリス首相の葬儀が行われたロンドンに各国首相が集まり、そこで大規模なテロが起きて、米大統領以外は死ぬという流れなのだが…。なんとも「アメリカは凄いんだぞ!」と伝えたいだけの映画に仕上がっていたような。至近距離の銃撃戦でも、ヘリが墜落しても、ダストシューズから落ちても、骨折の1つもしないアメリカ大統領の強さに感動しました(笑)史上最大の警備をしているはずで各国首相が集まっているのに護衛の少なさにも驚いたし、その首相たちのマヌケな死に方も笑ってしまう。日本の首相はもっと警備が多いはずで、あんな渋滞の道路を使うわけない。イタリアの首相は屋上でイチャイチャしてる時に爆死する謎の展開。フランスの首相は葬儀の前にのんびり舟に乗らないだろ。護衛のほとんどが敵じゃねぇか!!かなりスケールの大きな話なのだけど、中身はB級感満載でした。わかりやすいCGだったし。前作はそんな風には思わなかったのになぁ…。

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする