股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ペイ・フォワード

2006年10月30日 14時32分04秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2000年
製作国 : アメリカ
2001年2月3日公開
監督 : ミミ・レダー
出演 : ケビン・スペイシー,ヘレン・ハント,ハーレイ・ジョエル・オスメント

中学1年生のトレヴァー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、アル中の父(ジョン・ボン・ジョヴィ)が家出をしているためバーで働き同じくアル中になっている母アーリーン(ヘレン・ハント)と2人暮らし。ある日、社会の授業でシモネット先生(ケヴィン・スペイシー)が出した“自分の手で世界を変える方法"の課題に対し、トレヴァーは“ペイ・フォワード"計画を思いつく。1人の人間が3人の人間に親切をし、さらにそれぞれ親切を受けた者が3人に親切をしていくというものだった。
1人の少年が起こす奇跡を描いた感動作。監督は「ディープ・インパクト」のミミ・レダー。脚本は「トーマス・クラウン・アフェアー」のレスリー・ディクソン。原作はキャサリン・ライアン・ハイド。撮影は「サイダーハウス・ルール」のオリヴァー・ステイプルトン。出演は「アメリカン・ビューティー」のケヴィン・スペイシー、「ハート・オブ・ウーマン」のヘレン・ハント、「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント。
ハーレイ・ジョエル・オスメント君の演技力には驚かされました。ケビン・スペイシーとヘレン・ハントの2人の名優の演技も素晴らしい♪そして何より“ペイ・フォワード”計画!1人の人間が3人に親切をして、またその3人が次の人に親切をすればきっと世界は平和になるんだという法則を知って胸が熱くなりましたよ。いわゆるネズミ講ってやつですかね(笑)単純だけど今の時代には難題なのかもねでも身近な人達のことしか描かれていないため、本当に世界が変わったのか?と疑問に思うかもしれません。ラストの終わり方は少し悲しくなりましたが、少年の行動が世界を変えた事には感動しました。きっと人が人に親切をするっていう単純な事が平和に繋がっていくものだと思います。自分も少しでもいいから誰かに親切をしようと思います!

この作品の評価・・・・77点
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父親たちの星条旗

2006年10月29日 14時37分28秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年10月28日公開
監督 : クリント・イーストウッド
出演 : ライアン・フィリップ,ジェシー・ブラッドフォード,アダム・ビーチ
official site

第二次世界大戦末期、後に硫黄島陥落のモニュメントとなった、“摺鉢山にアメリカ国旗を掲げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”のエピソードを基に、アメリカ側の視点で描く。その写真は、長引く戦争に疲弊したアメリカ国民の士気を上げるために利用され、6人の兵士はたちまち英雄扱いされた。兵士の中には、自分が祖国で名を成すとは知らずに撮影直後に死んでいった者、生還した者でも、祭り上げられることに関心を抱かず、自分を英雄などとは思わなかった。彼らはただ、名誉とは無縁に戦い、戦死した仲間たちとともに前線に留まりたかっただけだった…。
原作はジェイムズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ著のベストセラー「硫黄島の星条旗」。原作者ブラッドリーの父、ジョン・“ドック”・ブラッドリーは、被写体となった旗を掲げた兵士の中の一人だった。しかし、ブラッドリーがそのことを知ったのは1994年に父が亡くなった後だったようだ。『父親たちの星条旗』は日米双方の視点から、太平洋戦争最大の激戦地といわれる硫黄島・擂鉢山に星条旗をを打ち立てた6人の兵士の死闘と、生き残った3人のその後の人生を描く、前例のない2部作。クリント・イーストウッド監督の下、脚本ポール・ハギスら『ミリオンダラー・ベイビー』のスタッフが再結集した。また製作には、スティーブン・スピルバーグが名を連ねる。
改めてクリント・イーストウッドの素晴らしさに驚かされました。とにかく描き方が上手い!予想してた以上に完成した作品だったと思います。やっぱ戦争というものは“敵と味方”“正義と悪”なんていう簡単な言葉では分けられないんだなと感じました。実際に硫黄島で戦った兵士たちのインタビューか始まり、回想シーンへと流れていく演出も良かったです。この作品は決して“戦争”というものを良い事や悪い事の2つに分けず、在りのままを描きだしています。たった1枚の写真が6人の兵士を英雄にしたわけだけど、彼は決して自分が英雄だとは思っていないわけです。たしかにたまたま写真に写っただけで自分が英雄だなんて思えないだろうし、本当の英雄は祖国のくだらない戦争で命落とした戦友なんだよね。帰国後に英雄として歓迎され、それでもインディアンとして差別を受け続けたアイラが苦しむ姿には胸が熱くなりました自分が危ない状況にいても大切な仲間を助けようとする主人公たちの勇敢な姿に感動して涙が止まりませんでしたこの作品を観て、改めて友達の大切さを学びました。今回の作品はアメリカ側からの視点で描かれていますが、それでも戦争の無意味さ、残酷さ、そして何より愛する人たちと別れて命を落とした何千人というアメリカ兵の気持ちを考えると日本人から観てもかわいそうだと思いました。それにアメリカ側から描かれていると言っても日本が悪者みたいには描かれていないし。硫黄島から見た角度で押し寄せるアメリカ艦隊の迫力にはゾッとしたし、自決した日本兵の死体のシーンはかなりリアルで怖かったですまぁ多少の演出はあったと思うけど、最後のエンドロールで実際の写真が写った時には“やっぱ戦争って悲しみしか生まれないんだ”と思いました。でも少しだけ気になったのが30日間以上の激戦が続いたにも関わらず、なんだか数日で終わったような雰囲気があった気がします。出てきた日本兵があまりにも少なかったようにも思えるし…。それと、ちょっと残念だったのは有名な俳優が出てたことかな。こういう戦争ものや実話ものには有名な俳優は使ってほしくなかったです。とくにハンク役のポール・ウォーカー。「ワイルド・スピード」や「タイム・ライン」「イントゥ・ザ・ブルー」で主役を演じている彼はあまりにも有名過ぎます。そこら辺が少し残念だったけど全体的に観れば本当に素晴らしい作品だったと思います!!肝心のアメリカではあんまりヒットしてないみたいだけどね…。やっぱ今でも戦争をしてるアメリカ人にはこういう映画は観づらいのかなぁ? まぁ何はともあれ12月公開の「硫黄島からの手紙」も期待大です!!

この作品の評価・・・・89点
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涙そうそう

2006年10月29日 02時32分51秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年9月30日公開
監督 : 土井裕泰
出演 : 妻夫木聡,長澤まさみ,小泉今日子,麻生久美子,塚本高史
official site

いつか自分の店を出したいと夢を抱いて那覇の市場や居酒屋で朝から晩まで元気いっぱい働く洋太郎。そんな彼にとって自分の夢より何よりも優先すべきは大切な妹・カオルの幸せ。まだ幼い頃、どんなことがあっても妹を守ると母と交わした約束を忘れることはなかった。その妹が高校進学を機にオバァと暮らす島を離れ、洋太郎と一緒に暮らすことになる。久々に再会したカオルの美しく成長した姿に洋太郎は動揺を隠せない。
泣きたいときは泣けばいい。どんなに悲しくても、人は生きて幸せになることができる。『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督がメガホンをとり、幼い頃から兄妹として育てられ、肩を寄せ合って生きてきた洋太郎とカオルの健気な愛を描いた本作は、森山良子が亡き兄への思いを込めて詞を書いた名曲「涙そうそう」がモチーフ。妹のためなら嵐の中でも駆けつける頼れる“兄ィニィ”こと洋太郎と、その兄を心の底から慕うカオルを、妻夫木聡と長澤まさみが演じている。
やっぱ妻夫木はかっこいいね。主演2人の演技は見事でしたさて、感想を一言で言ってみれば、涙そうそうどころか全く泣けなかったですよ話の内容が過去の作品で観た事があるような、在り来たりな話だし中途半端になってしまっている。ぶっちゃけこの程度の話なら舞台が沖縄じゃなくてもよかったんじゃね?と思ってしまうぐらい(笑)話の展開を無理矢理繋げてる感じもしましたよんこれなら2時間ドラマでもよかったぐらい。ちょうど2時間サスペンスの帝王である船越英一郎も友情出演で出てるわけだし(笑)何より感じたのは映画のモチーフになったのが名曲「涙そうそう」なわけだけど、それを映画化してこのレベルでしか作れないスタッフの演出力の悪さにガッカリして涙そうそうになりました。だったら戦争映画にしてくれた方が分かりやすくて良かったのでは?それか兄弟とと言っても血は繋がってないわけだからニィニィとカオルが禁断の愛みたいな感じで作ってみたり?
関係ない話ですが、帰りの電車で鼻を押さえて上を向いてる男子学生がいたんで「もしかして涙そうそうなのか?」と思いきや、ただの鼻血でした(笑)

この作品の評価・・・・74点
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ワールド・トレード・センター

2006年10月17日 06時44分48秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年10月7日公開
監督 : オリバー・ストーン
出演 : ニコラス・ケイジ,マイケル・ペーニャ,マギー・ギレンホール
official site

2001年9月11日、午前8時40分過ぎ。ニューヨークのシンボルともいえる2つのタワー、世界貿易センター北棟にアメリカン11便が、南棟にユナイテッド175便が激突した。港湾局警察官(PAPD)のジョン・マクローリンとウィル・ヒメノは同僚と現場に急行、人命救助のためビル内部へと向かう。しかしその時、再び轟音が鳴り響き、ビル全体が崩壊を始める。奇跡的に生き残った2人だが、瓦礫の下敷きとなり身動きすら取れなくなっていた……。
史上最悪の悲劇となった“9・11”から5年。瓦礫の下から奇跡の生還を果たした警察官2名とその家族、彼らの救助活動にあたった人々など、数多くの証言から事件当日を忠実に映画化した作品が誕生した。監督は、これまで3度のアカデミー賞に輝く巨匠オリバー・ストーン。彼は本作から一切の政治色を排し、絶望の中にあっても光輝く人々の勇気、希望、助け合う姿を見つめる、感動的な人間ドラマに仕上げた。撮影では、在りし日の世界貿易センターをロスに再現。あまりのリアルさに、エキストラとして出演を果たした証言者たちは涙を流したという。主演は、名優ニコラス・ケイジと『クラッシュ』のマイケル・ペーニャ。身動きもとれず、ホコリが容赦なく舞い上がる中での2人の熱演は、見ている側まで息苦しくなるほど真に迫っている。
今年に入って「ユナイテッド93」に続く9・11テロを描いた2本目の作品です。あの悲劇から5年が経ちました。あの日、テレビでは貿易センターに旅客機が衝突するという衝撃的なシーンが何度も繰り返し流れていました。ビルの窓から必死で助けを求める人、中には熱さに耐え切れずに数百メートルの高さから落ちていく人の姿も映し出されていました。そしてあの巨大な世界貿易センター2棟の倒壊。約3000人の命が一瞬にして失われたわけです。その世界貿易センターへ救出に向かった消防士たちの物語。「ユナイテッド93」では墜落しようとする旅客機の中をドキュメンタリーっぽく描かれていましたが、今回の作品の中では物語性を強調しています。この作品では、“誰が英雄”とか“誰が敵”などといった人物は登場せず、あくまでも人命救助に向かおうとする消防士たちや、彼らの安否を信じ続けて待つ家族にスポットを当てているので、出演者全員が主役って感じになっています。実際の映像も幾つか使われているので緊張感なども伝わってくるので改めてあの日の悲劇を思い知らされました。ストーリーは展開が早くて飽きずに観れたし、シーンがほぼ、瓦礫の下に閉じ込められる2人の消防士と安否を待つ家族のシーンの2つしか無いので無駄な場面は無かったと思います。自分は実話に基づいた作品にはすごく弱くて泣いてしまうんですが、やはり今回も泣いて…というより号泣してしまいましたたくさん号泣ポイントはあるんですが自分が一番印象に残ってるのは、最後の方でマクローリンの奥さんと1人の女性の会話。その女性には息子がいて、その息子も行方不明になっているという会話の内容だったんですが、このシーンはマジで号泣してしまいました…最後の方の救出場面では実際に貿易センター倒壊の時に救助にあたった消防士たちも出演していて、それも作品の質を上げたかなぁって感じです。マイナスポイントを挙げれば倒壊シーンなどの迫力が抑えめだったと思いますな。
しかし本当に観て良かったと思った作品でした。今回は消防士2人にスポットを当ててましたが3000人もの人が亡くなっていて、その人たち全員にそれぞれの人生があったわけです。この作品では最後には助かるという終わり方になっていますが、実際はもっと残酷な出来事で愛する人を失った悲しみは計り知れないものだと思います。それに極限状態の中でも仲間を助けようとする姿には感動しました。どんなに悲しい事があっても絆というものは決して離れないものだと、この作品は教えてくれます。だからこそ、この悲劇を2度と起こしてはいけません。恐怖に立ち向かった勇敢な人々の姿をぜひ観て下さい。

この作品の評価・・・・94点
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みなさん、さようなら。

2006年10月17日 06時40分14秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2003年
製作国 : カナダ=フランス
2004年4月24日公開
監督 : ドゥニ・アルカン
出演 : レミ・ジラール,ステファン・ルソー,マリー=ジョゼ・クローズ

ロンドンで証券マンとして働くセバスチャンは、父親、レミの病気を知り、カナダに帰国する。女好きで身勝手なレミを反面教師として育ったセバスチャンだが、母に頼まれ、レミの幸せな最期を演出することに。頑固で憎まれ口ばかり叩くレミだが、世界中から集まった友人たちに会い、笑顔を取り戻す。痛みを和らげるため、医者に秘密でヘロイン治療を始めたレミだが、病状は次第に悪化し、セバスチャンは、レミを湖畔の別荘に移すことに。そして遂に、別れの時がやってきた。
末期ガンを患った大学教授のレミは、家族と愉快な親友たち、愛人たちに囲まれて賑やかな時を過ごす。彼らのスマートでユニークな会話は、病気など忘れさせる明るさだが、ふと、「怖いんだ」と本音を漏らすレミの姿に、誰もが自分の人生を振り返らずにいられなくなる。2003年のカンヌ映画祭では脚本賞、主演女優賞を受賞し、第76回アカデミー賞では外国語映画賞に輝いた。
誰もが「もし自分がもうすぐ死ぬとしたら、どうやって最後を迎えたいか?」と思う。そんな悩みの答えをこの映画は教えてくれると思います。貯金を全部使うとか美味いもんを食べるとかも良いけど、やはり大好きな人たちに見守られて死にたいというのが一番の願望ですな。この作品では父親のために昔の仲間を集めて、最後を演出しようとする息子の姿がすごく良く描かれていたと思いました!!盛り上がる場面などは無いので、誰でも楽しめる作品とはいきませんが、観て損はない作品だと思いますよぉー

この作品の評価・・・・69点
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子ぎつねヘレン

2006年10月13日 01時36分09秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年3月18日公開
監督 : 河野圭太
出演 : 大沢たかお,松雪泰子,深澤嵐
official site

ある日少年は、ひとりぼっちの子ぎつねに出会った。待ち望んだ春の陽射しを浴びて緑に輝く北海道の大地で…。母ぎつねの姿はどこにもなく、子ぎつねは道端にうずくまったまま動こうとしない。少年は、そんな子ぎつねを思わず抱き上げる。東京から引っ越してきたばかりの少年の名は太一。カメラマンとして世界中を飛び回る母・律子に置いていかれ、たった一人で北海道の森の動物診療所に預けられた自分に、ひとりぼっちの子ぎつねの姿を重ねた太一は、思わず話しかける。「お前のお母さんも自由人か?」
竹田津実のベストセラー「子ぎつねヘレンがのこしたもの」を基に描かれる感動作。目も耳も不自由な子ぎつねを必死で世話する少年を演じるのは、テレビドラマ「みんな昔は子供だった」で注目された深澤嵐。きつねの幸せだけを願う少年の姿がいじらしい。彼の母親役には『アナザヘブン』の松雪泰子。ぶっきらぼうだが心根は優しい獣医にふんするのは『解夏』の大沢たかお。最初はぎこちなかった“家族”が動物の世話を通してだんだん一つになっていく物語にほろりとする。
「クイール」以来の鑑賞となるであろう動物系映画。あんまりこういうジャンルは好きじゃないんだけど今回は意外と楽しめたと思います。主役の男の子も良かったけどヘレン役の子ぎつねの演技力という、観客を引き付ける可愛らしい表情はすごく癒されました!しかし疑問点もいくつか…。まず前半の3chのNHK教育のアニメーションのような微妙なCG。あれは何なのだろうか?(笑)自分としては前半の流れも良かったんだけど、あの微妙な空想シーンが出る度にテンションが落ちましたそれとラストのヘレンが死ぬ直前のシーン。あの海風が強い海岸に一部だけあんなに綺麗な花が咲いているのも疑問に思いますが、それ以上に何で太一はヘレンを花畑に連れていかずに、ヘレンを放置して一人で花を摘みに行ったんでしょうか?(笑)最初からヘレンを花畑に連れていけば済む事だと思うんですが…。まぁ太一が迷わずに花をぶちぶちと引き抜いていく姿もどうかと思うけどねあとは目も耳もダメなヘレンが犬とじゃれ合うシーンでは物凄い元気に走り回ってたような気もするんですが。まぁキツネだから演技指導するわけにもいかないし、そこら辺は気にしないようにしましょう 今回の作品はどちらかと言えば子供向けの作品だと思います。でも命の大切さについて教えてくれる映画だと思うので大人が観ても心に残る作品です♪この映画を観て「よく自分も家に生き物持って帰ってきたなぁー」って懐かしく思いました(笑)自分はカエルの卵とか持って帰ってきたような…えっ?

この作品の評価・・・・78点
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スコア

2006年10月03日 01時31分09秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2001年
製作国 : アメリカ
2001年9月22日公開
監督 : フランク・オズ
出演 : : ロバート・デ・ニーロ,マーロン・ブランド,エドワード・ノートン

世界をまたにかけ活躍してきた金庫破りの超一流のプロ、ニック(デ・ニーロ)はある日、長年のパートナーである盗品ブローカー、マックス(ブランド)から報酬400万ドルという願ってもない話を持ちかけられる。が、この仕事を成功させるためには内部に詳しいジャック(ノートン)という男と組まなければならなかった……。
マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートンという3世代にまたがるアメリカを代表する演技派スター共演によるクライム・サスペンス。まぁ一言で言えば、ありがちなサスペンスだし普通のサスペンス映画よりも格下だと思いますよ。ロバート・デ・ニーロもエドワード・ノートンの演技は良いんだけど、それぞれのキャラと合ってないからハラハラ感も感じませんでしたその一番の原因はきっと脚本だろうね。ダラダラとB級の金庫破りをやってくれるので、つまらないです(笑)「オーシャンズ11」のように華麗さも無ければ、「インサイドマン」のような面白さもない…。ただ観ていて感じるのはロバート・デ・ニーロの焦りだけ終わり方も“もっと工夫しろよ!”とツッコミたくなる出来上がりになっております。2時間無駄にしたと思いますよ…

この作品の評価・・・・56点
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カポーティ

2006年10月01日 18時03分31秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年9月30日公開
監督 : ベネット・ミラー
脚本・製作総指揮 : ダン・ファターマン
出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン,キャサリン・キーナ,クリス・クーパー
official site

1959年11月15日。カンザス州ホルカムでクラッター家の家族4人が、惨殺死体で発見される。翌日、NYで事件のニュース記事を見た作家トルーマン・カポーティは、これを次の小説の題材にしようと決心。幼馴染みで彼の良き理解者の女流作家ネル・ハーパー・リーを伴い、すぐさま現地へ向かう。小さな田舎町は前例のない残酷な事件に動揺していたが、やがて2人の青年が容疑者として逮捕された。カポーティは事件の真相を暴くべく、拘留中の彼らに接近していく。
わずか23歳で作家デビューを果たし、“早熟の天才”と呼ばれたカポーティ。社交界でマリリン・モンローの親友となるなど華やかな話題を振りまいた彼は、同時にホモでアル中・ヤク中というゴシップでも時代の寵児となっていく。そんな彼が6年を費やしたのが、最高傑作「冷血」だった。この一作でカポーティの名は一気にアカデミックなものに高まるが、彼自身はそれ以降、本格的な小説をひとつも完成できなくなってしまう。一体、「冷血」執筆中のカポーティに何があったのか?本作はその謎を静かに、じわじわと解き明かしていく。華やかな表の顔とは裏腹な、カポーティの孤独と苦しみが痛いほど伝わってくる。第78回アカデミー賞主演男優賞、受賞作。意外にも東京では日比谷と恵比寿のみの単館上映になっている作品。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンは最近では「M:i:3」の悪役のボスとしても有名になりました。今回の彼の演技は本当に素晴らしかったです!!殺人犯をモデルにした小説を書く苦悩と、自分自身との葛藤を見事に演じきっていたと思います♪話はゆっくり進んでいきますが上手く人間の心理が描かれていて飽きずに楽しめた作品だったと思いますよ。本一冊の中にこれだけ複数の人間の人生が詰まっていたと思うと驚きですラストの方で死刑囚がもうすぐ死刑執行という時に最後に死刑囚2人が部屋で顔を合わせるシーンは何故か分かりませんが凄く迫力があったと思います。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンだけでなく、脇役の俳優たちも素晴らしい演技でした。しかし自分を含めて若い人達には金を払ってでも観て楽しめるような作品ではないと思うので、年配の方におススメかもしれません

この作品の評価・・・・72点
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