股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ランゴ

2012年04月30日 00時59分24秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2011年10月22日公開
監督:ゴア・ヴァービンスキー
声の出演:ジョニー・デップ,アイラ・フィッシャー,アビゲイル・ブレスリン
official site

人間のペットとして飼われていたお調子者のカメレオンのランゴは、飼い主のドライブ中に水槽ごと道路に投げ出されてしまう。砂漠でさまよう羽目になり、西部の荒野にある町ダートにたどりつく。天敵から身を守る方法さえ知らないのに、自分は怖いもの知らずのヒーローだと嘘をついてしまった彼は、町の保安官に任命され、砂漠で最も大切なものである水を探すよう依頼される。しかし彼の前に待ち受けていたのは、命がけのアドベンチャーだった。消えた水を巡る陰謀、過酷な生存競争など現実世界の厳しさを学びながら、それまで保護色になって身を守っていたランゴは、生まれて初めて“自分のほんとうの色”を探し始める。
ジョニー・デップが「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの監督ゴア・ヴァービンスキーと再タッグを組んだCGアニメーション。ジョニー・デップをはじめとする俳優たちは、声だけでなく演技も撮影され、それを参考にしてアニメ作りに取り込む事により、よりリアルな動きが生み出されている。カメレオン俳優と呼ばれているデップにカメレオンを演じさせ、自分探しをさせるというストーリーも洒落がきいている。

ジョニー・デップとゴア・ヴァービンスキー監督、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの名コンビが再びタッグを組んだアニメ映画。
見知らぬ土地へ投げ出された主人公カメレオンのランゴが自分探しの旅をするというお話。本作はアカデミー賞で長編アニメ賞も受賞しています。
邪魔者扱いだったランゴが徐々に街の人たちに認められて、やがては街のヒーローにまでなっていくのですが、まぁ展開としては普通かな。途中からの自分探し的な流れは悪くないんだけど、盛り上がりが薄い!最初の方は気持ち悪っ!と思ってたランゴでしたが、観ていくうちにだんだん可愛げが出てきましたが。ランゴは置いといて出てくる動物たちには可愛さがまるでナシ!アニメなんだからもうちょっと可愛くできたでしょ(笑)

子供向けというよりは大人向け。だけど大人が真面目に観るほどの映画じゃない。んーターゲット層が分からない(笑)ストーリーやセリフも色々な西部劇映画のオマージュらしいんですが、元ネタを知らない自分としてはその部分も楽しめませんでした…。

ジョニー・デップというネームバリューだけで気になってしまう作品ですが、ちょっと期待はずれでした

この作品の評価・・・・64点
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インモータルズ -神々の戦い-

2012年04月29日 10時26分35秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2011年11月11日公開
監督:ターセム・シン
出演:ヘンリー・カヴィル,フリーダ・ピント,ミッキー・ローク

人間が誕生する遥か昔、“光”と“闇”の神々の戦争が起きた。戦いは光の神が勝利し、闇の神は奈落の奥底に封印された。時は流れ、古代ギリシアの時代。闇の力を手に入れ、世界を支配しようと野望を抱くハイペリオンが人類に対し宣戦布告。光の神が造った武器の一つであり、闇の神を解放するための重要なカギ“エピロスの弓”を捜し求めるハイペリオンは、軍隊を結集してギリシアの地を侵攻していく。弓がハイペリオンの手に落ちれば闇の神は復活し、人類の破滅も免れない。ハイペリオンの野望を阻止すべく、光の神の頂点に立つゼウスが選び出したのは、自らが鍛え上げた人間、テセウスだった……。
『300<スリーハンドレッド>』の製作者と『ザ・セル』のターセム・シン監督がタッグを組み、古代ギリシャの神々たちの戦いを圧倒的な映像美で描いたアクション・スペクタクル。地上を支配しようと企む邪悪な人間・ハイペリオンと、その野望を阻止しようとする英雄・テセウスの戦い、そして遥か昔から続く光の神々と闇の神々の戦いを描いている。注目は、ハイペリオンを演じるミッキー・ロークの重量級の演技だ。身勝手で人の命をなんとも思わない残虐なハイペリオンの姿がぴったりとハマっている。

ギリシャ神話の話となると先日観た「タイタンの逆襲」を思い出しますね。
CG映像はそれなりに凄いけど、ストーリーはピンとこない神同士の戦いです。同じような戦いシーンばかりで新鮮さがない。途中から黄金の鎧を身に付けた神が助けにきますが、中途半端な強さであっさり殺されます。あれっ?神って最強じゃないんか?(笑)テセウスは人間の中でも群を抜いて強いのだが、やはり神と比べると弱い。最初から神が助けてくれればいいのになぁとイライラしてしまいました(笑)そしてゼウスよ、なぜアレス殺した?(笑)ビジュアルばかりにこだわっていて、肝心のストーリーが薄いな。これなら『300<スリーハンドレッド>』の方が脚本も映像も良かったと思う。
男たちの肉体美を見るには丁度いい作品です。あんなにマッチョになれたらいいなぁ…。筋肉フェチの人は必見ですよ。


この作品の評価・・・・61点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェイク・クライム

2012年04月28日 00時30分37秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年11月26日公開
監督:マルコム・ベンビル
出演:キアヌ・リーヴス,ジェームズ・カーン,ヴェラ・ファーミガ
official site

ニューヨーク州バッファローのハイウエイ料金所で深夜働くヘンリー・トーンは、看護師の妻と共に目的もなく漫然と日々を過ごしていた。強盗の運転手をさせられ逮捕されたヘンリーは仲間の事を一言も喋らず、懲役3年の刑に服する。刑務所で同房になったのは詐欺犯のマックスは、ヘンリーに意義ある人生を送るようアドバイスする。そして1年後。刑務所から出所したマックスを巻き込み、劇場から銀行までトンネルを掘る計画を立てる。計画は順調に進み、トンネル掘りが開始。だがやがて、ヘンリーは自分に舞台俳優の才能があることに気付くとともに、ジュリーに対する恋心を自覚してゆく。ある夜ついに、ジュリーに身に覚えのない犯罪で刑務所に入っていたことと、これからの計画を打ち明けるが…。
ヘンリーは、毎日ただなんとなく生きている男。そんな彼の人生が、刑務所を出てから、銀行強盗という目的のために、自分で決めて人を動かしていくという能動的な生き方に変わっていく。この作品の面白さは、銀行強盗の段取りより、ヘンリーが俳優になるという展開。劇のリハーサルと実際の女優との恋愛、そして銀行強盗の準備が平行して進んでいく。最後にヘンリーが選択するのはどれか。無為な人生を送っていたが、次第に生きる力を取り戻していく主人公にキアヌ・リーヴス。銀行強盗の仲間になる詐欺犯に名優ジェームズ・カーン、そして舞台女優役に『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞にノミネートされたヴェラ・ファーミガが扮している。

タイトルからしてサスペンス?アクション?と思ってましたが…観たらタイトルとかけ離れた内容でした。主役がキアヌ・リーヴスなのに、ここまで内容の無い映画は珍しい。
とにかくこの映画、何を意図として作っているのかが分からない。コメディなのか?サスペンスなのか?方向性が分かりません(笑)強盗の運転手をやらされて逮捕されたのに、今度は自分から強盗計画立てるって…アホ?強盗計画もあっさり描かれていてリアリティが全く感じられません。穴掘って舞台で劇やっての繰り返しでつまらない。実際そんなこと出来るわけない!!てか素人が舞台の主役って…学芸会かよ。笑えもしないしB級映画にも成りきれてませんでした。
キアヌ・リーヴスも出る作品選んでください!

この作品の評価・・・・40点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマグラー おまえの未来を運べ

2012年04月27日 00時51分29秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年10月22日公開
監督:石井克人
出演:妻夫木聡,永瀬正敏,松雪泰子,満島ひかり,安藤政信,阿部力,我修院達也
official site

役者志望の25歳フリーター、砧涼介は役者の夢に挫折し、パチスロ店でつまらない儲け話に乗って失敗、多額の借金を背負う。砧は借金返済のために、裏社会の便利屋・山岡の紹介で秘密の運送屋=スマグラーの仕事をすることになる。やがて砧たちのもとに新たな依頼が舞い込む。それは失敗の許されない想像を絶する代物だったが、砧のその人のよさが災いして、人生最悪の失敗をしてしまう。もはや死を覚悟するしかないのか。絶体絶命の大ピンチの中、これまで真剣に生きることを放棄してきた彼が、初めて自分で決意し、一世一代の賭けに打って出る。果たしてその運命は……。
夢にも挫折し、つまらない日常を満然と生きていたフリーターが、生と死が隣り合わせの世界で生きるスマグラー(運送屋)の仕事を通し、変化していく様子を描くバイオレンス・ムービー。『PARTY7』『茶の味』の石井克人監督が、凝った映像と激しい演出で、リアルなバイオレンスを見せている。ハイスピードカメラを使った映像や、無表情な安藤政信の見せるヌンチャク・アクション、高嶋政宏の見せる狂気の拷問シーンなどは必見の迫力だ。ストーリーが進むに従って変化していく妻夫木聡演じる主人公の表情も見もの。

豪華な役者が揃いました。借金を背負った若者が死体運びのバイトを始めたことをキッカケに、危ない世界に踏み込んでいくお話。出てくる俳優さんたちが、とにかくテンション高い!そのテンションが最後まで続きます。そして最初から最後まで残虐なシーンばっかり。意味のあるエグさなら納得いくが、無駄にエグいばかりで途中からウンザリしました。拷問を受けてたのに背骨が憑依して…ってさすがに無理がある(笑)
主演は妻夫木聡ですが脇役の役者陣が印象強くて完全に主役を食ってました。とくに背骨役の安藤政信は久しぶりに見たけどカッコイイ!安藤政信が主役のような気がしました。
観終わったあとには「痛々しさ」しか印象に残らない作品でした…

この作品の評価・・・・59点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイタンの逆襲

2012年04月20日 00時13分37秒 | 映画評論タ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年4月21日公開
監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:サム・ワーシントン,レイフ・ファインズ,リーアム・ニーソン
official site

半神半人=“デミゴッド”の英雄ペルセウスが、怪物クラーケンを打ち破ってから10年。今は、10歳になる息子ヘリウスを男手ひとつで育てながら、村の漁師として静かに暮らしていた。一方、神々とタイタン族との間では、地上の支配を巡る争いが激化。人間からの崇拝を失ったことで、危険なまでに力を弱めた神々は、投獄していた凶悪なクロノス率いるタイタン族を制御できなくなりつつあった。クロノスは、この世を長く支配してきたゼウス、ハデス、ポセイドンの3兄弟の父。遥か昔、彼らは父からその絶大な権力を奪い、不気味な冥界の奥深くにある牢タルタロスの薄暗い穴の中に放置していたのだ。冥界の神ハデスは、ゼウスの正統な息子アレスとともに忠誠を裏切り、クロノスと取引してゼウスを捕えようとする。ペルセウスは冥界への危険な旅に乗り出す。ペルセウスは、ゼウスを救出し、タイタン族の支配を覆して人類を守ろうとするが…。
『タイタンの戦い』のサム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズが再集結したアクション大作。今回は長年地上を治めてきた神々三兄弟の残忍な父、クロノス率いるタイタン族との世界の存亡をかけた激しい戦いを描き切る。監督を務めるのは『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のジョナサン・リーベスマン。『007/ダイ・アナザー・デイ』のロザムンド・パイクら豪華キャストが共演を果たした壮大なストーリーに息をのむ。

試写会のため2Dでの鑑賞。
前作から10年後を描いた続編。上映時間99分は観疲れしない丁度良い長さでした。しかし内容が納得いかない。ゼウスたちってあんなに人間ぽかったっけ?全能の神も海の神もちょっと見ないうちに弱くなってる(笑)

今回もペルセウスは次々に登場する巨神たちと戦うわけなんですが、ペルセウスがめちゃくちゃ強い!(笑)運動神経がハンパなくて特殊な能力があるわけじゃないのに全然死にません。そして巨神たちがめちゃくちゃ弱い!(笑)ミノタウロスなんてあっという間に倒されたし、最強の敵であるクロノスでさえ大きくて強そうに見えたのに意外と3本の槍であっさり倒してしまってたし…。前作もそうだけど、今回は前作以上に物語が単純過ぎてて記憶に残りませんでした。人物の描写も浅いし、巨神たちも扱いが雑。上映時間を長くしてもいいから「ロード・オブ・ザ・リング」のように厚みが欲しかったです。
3Dで観ればもっとバトルシーンが迫力あるかも!?

この作品の評価・・・・62点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バトルシップ

2012年04月19日 01時10分20秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ合衆国
2012年4月13日公開
監督:ピーター・バーグ
出演:テイラー・キッチュ,ブルックリン・デッカー,リアーナ,浅野忠信,リーアム・ニーソン
official site

ハワイ沖。アメリカをはじめとする世界各国の自衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。しかし、呼びかけを行った科学者たちの意図とは裏腹に、エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。その戦いの最前線に立たされたのは、演習に参加していた米海軍の新人将校アレックス・ホッパーと、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタだった。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか。アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか。そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるのだろうか…。
太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いを未曾有のスケールで描く。『スティング』『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といった映画史に残るヒット作を送り出してきたユニバーサル映画が100周年を記念して放つアニバーサリー大作。『マイティ・ソー』でハリウッドに進出した浅野忠信が主役級の役どころで出演していることでも話題を呼ぶ、興奮と感動の超弩急エンターテイメントだ。

難しいことは考えずに、馬鹿でも分かるような内容です。なぜエイリアンが地球に侵略してきたのかすら説明なく、ただ人間とエイリアンの戦いを描いています。ご都合主義な部分もたくさんありますが、まぁそんな事は気にしないほうがいいかも(笑)意外にも浅野忠信が準主役級の活躍をしています。「マイティ・ソー」の時のような脇役扱いではなく、今回は大活躍です浅野さん!日本人の誇りですなぁ。

地球規模の侵略のくせに、ほとんどハワイしか攻撃されていないように見えてしまう。まぁ宇宙人がバリアーを張って人類側は3隻の船でしか戦えないから仕方ないけど、スケールが小さく感じてしまいます。それに、展示されているミズーリ号を急に動かせるのも変。展示品なのに実弾積んであるっておかしくね?(笑)宇宙人たちも強いのか弱いのかよく分からない。てか宇宙人たちも火車みたいなグルグル回るロボットたくさん使えば人類に勝てたんじゃないのか!?映像は劇場の大画面で観る価値はあるけど、脚本が甘すぎです。

ユニバーサル映画100周年記念がこの作品って…う~ん悪くもないけど良くもない

この作品の評価・・・・67点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アーティスト

2012年04月18日 12時06分07秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:フランス
2012年4月7日公開
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン,ベレニス・ベジョ,ジョン・グッドマン
official site

1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティンは、新作の舞台あいさつで新人女優ペピーと出会う。その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず……。
第84回アカデミー賞の作品賞、主演男優賞、監督賞など5部門を受賞。フランス人監督とフランス人による主演、しかもモノクロでサイレント(無声映画)。そんなハンディをものともしない受賞結果は、セリフや音響効果に頼らなくても、素晴らしい映画ができるという“証(あかし)”でもある。サイレント映画が作品賞を受賞するのは、第1回アカデミー賞以来83年ぶり。ストーリーはごくシンプルながら、感情を表情や動きで表現するサイレント映画の手法が、現代では逆に新鮮に見えるから不思議だ。主演の2人が実に魅力的で、戦前のハリウッドスターを演じながらも、現代アメリカ人俳優には出せない味をよく出している。

本年度アカデミー賞で主要5部門を受賞。まさかサイレント映画を劇場で観る日が来るとは…。
サイレント映画って観る前は抵抗あったけど、決して難しくありませんでした。この古さが逆に新鮮に感じます。この作品はとてもシンプルなラブストーリーです。モノクロだからこそかと思いますが俳優の演技や音楽が一段と際立っていました♪字幕のみで音が無いのに、いつのまにかスクリーンに引き込まれていました。栄光や挫折、映画スターに限らず誰もが人生で経験するであろう出来事。頂点があれば底辺だってある。サイレントだからこそ、主人公のその場面場面の気持ちが痛いほどに伝わるのかもしれない。そして犬が良い味出してる(笑)モノクロなのにペピーの美しさや、ジョージの輝きがカラーで見えるような気がしました。全てを失っても、愛だけは失うことはない。時には全てを捨てる勇気も必要なのかもしれない。この作品は愛する意味をストレートに感じられる作品かと思います。

ストーリーに新鮮さはないかもしれませんが、サイレント映画に抵抗がある人でも楽しめると思います。世の中、何かと3D作品ばかり公開されていますが、こういうシンプルな作品こそ“本当の映画”なのかもしれません。

この作品の評価・・・・80点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇宙兄弟

2012年04月17日 11時22分13秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年5月5日公開
監督:森義隆
出演:小栗旬,岡田将生,麻生久美子,濱田岳,新井浩文,堤真一
official site

西暦2025年。幼い頃に兄弟で交わした「二人で宇宙飛行士になる」という約束通り、弟・ヒビトは宇宙飛行士となったが、兄・ムッタは、会社をクビになり無職となってしまう。大きく異なった運命を歩んでいた二人の兄弟。そんなある日、ヒビトからの1本の電話をきっかけに、ムッタは再び宇宙を目指し始める。夢を追い続けたヒビトと、夢を思い出したムッタ。いま、二人の壮大な夢が動き出した…。
日本人初の兄弟宇宙飛行士を目指すスケール感の大きさと、感動的で熱い兄弟ドラマで人気を博し、2011年には講談社マンガ賞と小学館漫画賞を同年にW受賞という史上初の快挙を達成。大ベストセラー漫画「宇宙兄弟」を映画化。小栗旬、岡田将生、麻生久美子、堤真一ら超豪華キャストが熱演する。

原作マンガを読んだことはありません。宇宙への夢と、兄弟の絆を描いた本作。良い話ではあるのだけど、どうもリアリティに欠けます。宇宙飛行士になるって厳しい訓練をたくさん受けて一握りの人間しか合格しないってドキュメンタリーかなんかで観たことあるけど、この映画じゃあっさりと試験に合格している。これじゃあ内容が薄い!!マンガが原作なら仕方ないのかもしれないけど、実写化するならリアリティを高めて欲しかったです。
ヒビトの諦めない一途な気持ちと、ムッタの一度は挫折しながらも再び夢を追いかける姿は良かったです♪子供の頃に思ってた夢って、いつのまにか忘れていて、いつのまにか諦めてしまっている気がする。そういう面では忘れていた夢を思い出させてくれる良い作品だと思います。でもちょっと兄弟の絆が中途半端に描かれていたかな…。閉鎖空間での仲間のエピソードも感動するほどじゃなかった気がするし。
悪くはなかったけど特別良いってほどじゃない。期待してただけに、ちょっと残念でした。

この作品の評価・・・・68点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ももへの手紙

2012年04月16日 00時55分08秒 | 映画評論マ行
製作年:2011年
製作国:日本
2012年4月21日公開
監督:沖浦啓之,安藤雅司,大野広司
声の出演:美山加恋,優香,西田敏行,山寺宏一,チョー

“ももへ”とだけ書かれた手紙を遺し、11歳の宮浦ももの父は天国に旅立ってしまった。「ほんとうはなんて書きたかったの?」と心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま父を亡くしたももは、その想いを抱えたまま、母いく子と瀬戸内の汐島に移り住む。慣れない生活に戸惑うももだったが、ある日、不思議な妖怪“見守り組”のイワ、カワ、マメと出会う。食いしん坊でわがまま、しかし愛嬌たっぷりの彼らには、実は大切な使命があった……。そんな中、いく子はもものために明るく振舞いながら過ごしていたが、ちょっとのすれ違いからももとケンカをしてしまい、さらにいく子は病に倒れてしまう。母が自分のために無理をしていたこと、母の想いに気づいたももは、“大切な想いを伝える”奇跡を起こしていく…。
『人狼 JIN-ROH』で世界の注目を集めた沖浦啓之監督が、約12年ぶりに手掛けた劇場用長編第2作。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』などで、海外でも高い評価を受けているプロダクションI.Gが製作を担当している事も話題だ。豊かな自然と優しい人々が生きる瀬戸内海の小さな島に引っ越してきた少女が、妖怪たちと出会い体験する不思議な日々を生き生きと描く本作は、『となりのトトロ』のような懐かしい風景と、『千と千尋の神隠し』に通じるスピリチュアルな世界観の融合が楽しい。

父の死をキッカケに瀬戸内海の小さな島に引っ越してきた主人公のももと、そこに現れた3匹に妖怪との物語。全体的にほのぼのした雰囲気で家族向けの作品といった感じ。まぁ言ってしまうと「となりのトトロ」に結構似ている。でもトトロほど面白くもなかったです。ところどころ、トトロに似ている部分がある。
※もも→サツキ?
※「イワ、カワ、マメ」→トトロ大、中、小?
※台風の中を妖怪たちがトンネルを作って、ももを助ける→ネコバス?

ジブリのパクリと言われても仕方ない…

亡くなった父親に会いたい、もう一度素直な気持ちを伝えたい…ももの気持ちはとても感動的でした。終わり方が予想通りだったのが残念。父親とももとの交流をもっと多く描いてくれた方がもっと感動できたと思います。この内容で2時間はちょっと長かった…
妖怪たちは最後まで食べ物を盗んでましたが、あれじゃあ子供に示しがつかない気がします。盗みは悪い!ってことを何かしらの形が見せて欲しかったです。で結局あの妖怪たちは何者だったんだ?(笑)

この作品の評価・・・・65点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親愛なるきみへ

2012年04月13日 10時24分38秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年9月23日公開
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:チャニング・テイタム,アマンダ・サイフリッド,ヘンリー・トーマス
official site

米軍特殊部隊の兵士ジョン・タイリーは、2週間の休暇でサウスカロライナに帰省する。やがて彼は、帰省中の女子大生サヴァナ・カーティスと海辺で偶然知り合い、恋に落ちる。南部の裕福な家庭で愛情をたっぷり受けて育った陽気なサヴァナは、自閉症の子供たちのための施設を作るという夢を抱く理想主義者。それに対して、自閉症の父親に育てられたジョンは、タフなスポーツマンのイメージとは裏腹に、対人関係が苦手で心に孤独を抱えていた。住む世界も性格も全く異なるものの、2人はともに、今まで自分の中に欠けていた何かを相手の中に見出し、惹かれあう。愛を育む2人だったが、瞬く間に2週間が過ぎ、ジョンが赴任地に戻る時が訪れる。
ロマンチックなジョンとサヴァナの出会いは恋愛ドラマの典型だが、そんな青春ヒーローにふさわしく、『G.I.ジョー』のチャニング・テイタムは海とサーフボードがよく似合い、ほのかに屈折した雰囲気も女心をくすぐるに違いない。一方、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・サイフリッドは誠実さと慈愛に満ちた育ちの良さを体現する。そして、ジョンの父を繊細に演じる『モールス』のリチャード・ジェンキンスが物語に深みを与える。原作はニコラス・スパークスの恋愛小説「きみを想う夜空に」。

チャニング・テイタム、カッコ良すぎる!アマンダ・サイフリッド、可愛すぎる!うん、それだけ…(笑)

現実にこんな純愛が存在するとは思えませんが、やっぱり恋愛映画はこんなもんか…。それにしても家族愛だの恋だの戦争だのと詰め込み過ぎな感じもしました、そのせいで、どこで感動すればいいのか分からなかった前半までは良かったのに中盤から失速気味でした。9.11を無理やり入れなくてもいいんじゃないか?それにサヴァナの裏切りは男としてはちょっと許せない。ホントにジョンはサヴァナのことを想っていたのかな?銃弾に倒れて思い浮かべたのもサヴァナじゃなくて父親だったし…。
恋愛映画ではあるけれど、ハッキリしない部分も多い作品でした。これなら家族愛をメインに描いた方がよっぽど感動出来た。

この作品の評価・・・・63点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドライヴ

2012年04月09日 00時53分58秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年3月31日公開
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:ライアン・ゴズリング,キャリー・マリガン,ブライアン・クランストン
official site

天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていた。家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーンと偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダードが服役を終え戻ってくる。服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていた。そんな中、絶体絶命のスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受ける。
デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン監督がメガホンをとった本作は、『きみに読む物語』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの若き演技派二人を主演に迎え、スタントマンと強盗の逃がし屋の二つの顔を持つ男の姿をクールに描き、批評家たちの称賛を浴びた注目のクライム・サスペンスだ。フィルム・ノワールのような静謐さと緊張感溢れるバイオレンスが融合、ジェットコースターのような展開と、二人の主人公が織りなす激しい愛の物語に、激しく心を揺さぶられる事必至。

疾走感もあり、残酷さもあり、非常に新鮮な作品とも言えます。オープニングのカーアクションは素晴らしい♪ライアン・ゴズリングのカッコ良さも際立っていて良かった!今まで彼の出演作を幾つか観てきましたが、今回は特に光っていた気がします。だたし、ストーリーとしてはもう一つ何か足りない気がしました。大切な人を守り抜きたいというドライバー気持ち。悪の世界に染まってしまった人間は簡単には抜け出せない。人生というのは時に残酷なのかもしれない…

結局最後はハッピーエンドとはいきませんでしたが、とても切なさを感じる作品だったと思います。ストーリーよりも雰囲気を楽しむ作品かな?

この作品の評価・・・・67点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テイカーズ

2012年04月08日 01時44分01秒 | 映画評論タ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年11月19日公開
監督:ジョン・ラッセンホップ
出演:マット・ディロン,ポール・ウォーカー,イドリス・エルバ,ジェイ・ヘルナンデス
official site

銀行強盗犯ゴードンとジョン、A.J.、ジェイクとジェスの兄弟は完ぺきなチームだった。彼らは年に1度仕事をし、後は強奪した金で優雅に暮らしている。最近成功させた犯罪は200万ドルの銀行強盗。犯行後、テレビクルーのヘリコプターを奪って脱出するという思い切った計画で現場から立ち去った。だがこれはロス警察の刑事ジャック・ウェルズの注意をひく。彼らは次第にロサンゼルス市警の刑事に追い詰められる。
立ての良いスーツ、高級車、豪華な家というゴージャスな生活を送り、綿密な下調べと完璧な計画で華麗に犯罪を行う“テイカーズ(奪う者)”。盗んだ金の一部は常にチャリティに寄付する、美学を持った犯罪者たち。だが、鉄の結束を誇った彼らが、かつての仲間の登場により、予想外の事態に巻き込まれていく。男の友情と裏切り、意地とこだわりをスタイリッシュに描いたクライム・ムービー。

お店でレンタルするまで、この作品自体を知りませんでした。観てみると意外と面白いじゃねぇか!(笑)
年に一度の銀行強盗。奪った金で優雅に暮らしていた彼ら、すると、刑務所から出所した昔の仲間からの強引な誘いで、再び強盗計画を立てることに。しかし、そこから狂い始める…。
登場人物1人1人に丁寧にスポットを当てていて、分かり易かったです。アクションは…とにかくすげぇ!すげぇ!あんな動き出来るなんてカコ良過ぎる!新鮮さはあまり無いし、ド派手なアクションってほどではないかもしれませんが、仲間同士の絆を感じられるアクション映画だと思います。警察内部のゴタゴタはあまり必要なかった気もしますが…。
B級映画と言えばそうだけど、良作のB級映画って感じでしょうか。ラストはもう少し意外な展開性が欲しかったです。

この作品の評価・・・・71点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロサワ映画2011 ~笑いにできない恋がある~

2012年04月07日 12時08分30秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年11月26日公開
監督:渡辺琢
出演:黒沢かずこ,コン・テユ,椿鬼奴,光浦靖子,大久保佳代子,イ・テガン
official site

12月13日。黒沢かずこ、光浦靖子、大久保佳代子、椿鬼奴の4人はいつもの行きつけのバーで、クリスマスの存在を恨み、憂さ晴らしをしていた。一人で帰るのがさみしい黒沢は大久保と居酒屋へ向かうが、そこに居合わせた若いカップルに、女芸人であるが為にバカにされる。そんな二人を救ったのは韓国から来たパク・ソンドルとペ・ウンソン。お礼がしたいと相席を希望した大久保は、自分達は女子アナだと嘘を付き、すぐに猛烈なアプローチを始めるが、奥手な黒沢は連絡先すら交換できない。12月24日。黒沢は番組収録で韓国を訪れるが、偶然にもそこでパクと再会。案内役を買って出たパクに連れられ、街へと向かった黒沢は韓国男性ならではの優しさに触れ、パクの魅力に惹かれていくが…。
沖縄映画祭グランプリも受賞した『クロサワ映画』の続編。日本のお笑い界を牽引する女芸人が総出演する切ないラブストーリー。バラエティー番組では見られない、本気とも思われる恋する演技に注目だ。イブの前夜、見知らぬ自分をかばってくれた事で出会ったパク。その後、偶然が重なり、二人の距離は近づいていくが、その度に、芸人である事を心のどこかで恥ずかしいと思っている自分に気がついていくのだった。

前作は77点 (2011年股間の解放記映画ランキング:24位/211位中)と高得点でした。
ストーリーは前作と似たような感じですが、前作の方がドッキリだったりして面白かったかなと思います。今回はマンネリ気味。でも黒沢、大久保、光浦、鬼奴のキャラクターが活かされていて今回も笑えました♪ちょくちょく出てくる芸人たちも面白いし。女芸人だからこそ台詞1つ1つにリアリティがあって本音で言ってるように感じました。一生懸命さが男からでもちょっと共感できちゃう。

大久保は年下のイケメン韓国人と同棲までし始めちゃうのですが、ラストのオチが面白い♪鬼奴の方はIT会社社長と良い関係になるのですが、復讐の仕方が笑えました。光浦の恋は…オマケかな?大久保と鬼奴の恋の終わり方はスッキリしたけど、肝心の黒沢の恋はあんな終わり方であまりスッキリできませんでした。なんか切ない…。90分のコントを見ていると思えば楽しめるます。
それにしてもフジテレビは韓流がホントに好きですね。まぁ韓国人との恋ってのも悪くないかなと思ったけど…(笑)

この作品の評価・・・・69点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハウスメイド

2012年04月06日 00時36分03秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:韓国
2011年8月27日公開
監督:イム・サンス
出演:チョン・ドヨン,イ・ジョンジェ,ユン・ヨジョン
official site

上流階級の邸宅でメイドとして働くことになったウニ。無口で従順なウニは懸命な働きぶりで先輩メイドのビョンシクや一家の信頼を得るが、ある日、一家の主人であるフンが、双子を妊娠中の妻ヘラと6歳になる娘がいる身であるにもかかわらず、ウニの部屋へ忍び込みひそかに関係を持ってしまう。
映画史に輝く傑作として称えられるキム・ギヨン監督の『下女』をリメイク。無垢で優しいメイドが、禁断の愛におぼれ、やがて狂気にとらわれていく様を描いた衝撃のサスペンス。ヒロインを演じるのは、『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたチョン・ドヨン。持ち前のナチュラルな美しさを駆使し、無邪気な微笑み、官能的なラブシーン、そして狂気に向かう女を体当たりで演じているところに注目。

最近の韓国映画は当たりが多いのですが、この作品は後味が悪かったです。

豪邸に住み込みで働き始めたウニは、そこの主人と関係を持ってしまう。そして妊娠…。そこから女たちの嫉妬や憎悪が徐々に見え始めていくのです。俳優さんたちの体当たりの演技は良いのですが、ラストが全く持って意味不明!ウニの復讐はあんな形で終了??なんだ??モヤモヤが残りました。ウニはメイドのくせに主人と関係を持つことに抵抗ないのかな?妊娠までして、好きでもない男の子供を産みたいなんて、よく言えるなぁと思いました。ウニは「なんで私が殴られるの?」とか言ってるけど、「いやいやアンタ、人の旦那とヤってるじゃねぇか!!」とツッコミ入れたくなりました(笑)てk山の中の放尿シーン必要?(笑)
昼ドラっぽい展開で途中まではまぁまぁ良かったと思うけど…やっぱりラストがなぁ!!

この作品の評価・・・・57点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指輪をはめたい

2012年04月05日 12時07分05秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年11月19日公開
監督:岩田ユキ
出演:山田孝之,小西真奈美,真木よう子,池脇千鶴,二階堂ふみ
official site

実直な性格の片山輝彦は、製薬会社の営業マン。ある日、営業先のスケートリンクで転んで頭を打ち、気を失ってしまう。目が覚めた後、なぜそんな場所にいたのかさえ思い出せないまま鞄を開くと中から出てきたのは婚約指輪だった。一過性の健忘症と診断された彼は病院から抜け出すが、自分の頭から恋人に関する記憶だけスッパリと無くなっていることにまだ気付いていない。そして彼の前にまるでタイプの違う3人の女性が現れ、それぞれが輝彦の彼女のように振る舞ってくる。会えば会うほどそれぞれに魅力的な彼女たちに目移りするばかりで、記憶が戻る気配もない。究極の選択に頭を悩ませていたある日、3人の恋人が一堂に会するという事件が起きてしまう…。
『八月の路上に捨てる』で芥川賞を受賞した伊藤たかみ原作の同名の小説が映画化。プロポーズ直前に記憶喪失になり、なぜか婚約者の記憶だけがスコンと抜けてしまった男と彼を取り巻く女性たちのハートフル・コメディ。転倒してからなぜか恋愛の記憶だけが戻らない主人公は、見覚えのない指輪と見覚えのない女性たちに翻弄される。しかし、断片的に甦る記憶と同時に、これまで胸に収めてきた密かな思いが明らかになり…。ありがちな記憶喪失ものととは一味違った、現代の男性の本音を描いたラブストーリー。

豪華な女優陣を揃えていて期待しましたが、なんだかよく分からないまま終わってしまいました。
3人の女性を巻き込んでどう話を持っていくのかと思ってましたが、終盤にいくにつれてダラダラしていてオチも納得いかない。夢なのか現実なのか分かりづらさも感じました。指輪をはめたい人はもっと考えなきゃいけませんね。結局、女心を何も分かってなかった輝彦はバチが当たったってことか。それにしても理解が難しい映画だった。中途半端なコメディやらファンタジーやらはやめてくださ~い!

この作品の評価・・・・51点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする