股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ブラッド・ファーザー

2017年10月28日 21時24分22秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:フランス
日本公開:2017年6月3日
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
出演:メル・ギブソン,エリン・モリアーティ,ディエゴ・ルナ,マイケル・パークス
official site

裏社会から去り、アルコール依存症から抜け出すためのリハビリをしながらひっそりと暮らしているジョン・リンク。ある日、数年前から音信不通だった娘のリディアが、彼の暮らしているトレーラーハウスを訪ねてくる。彼女はギャングとのもめ事を抱え、さらに警察と殺し屋にも追われていた。ジョンは、裏社会で培ってきたスキルを活用し娘を守ろうと…。
『ブレイブハート』など監督としても活躍しているメル・ギブソン主演のアクション。あるトラブルから、ギャング、警察、殺し屋に追われる娘を守り抜く元犯罪者の姿を追う。メガホンを取るのは、『アサルト13 要塞警察』などのジャン=フランソワ・リシェ。『天国の口、終りの楽園。』などのディエゴ・ルナ、『ファーゴ』などのウィリアム・H・メイシーらが出演する。

アルコール依存症の父親が警察や殺し屋から娘を守り抜く物語。渋くてちょいワル親父のメル・ギブソンがカッコいい!娘のためなら何でもできる父親ってカッコいいですね。やっぱり親子だからジョンとリディアは性格が似ている。どっちも馬鹿というか不運というか…。話としてはどこかで観たことがあるような内容。新鮮味はありませんでした。父親が娘を命を懸けて守るだけの単純な話に仕上がってしまっている。人物背景がほとんど描かれていないので消化不良です。刑務所仲間との絡みがもっとあれば良かったかも。メル・ギブソンの暴れん坊アクションを見るだけの作品かな。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

2017年10月26日 16時16分35秒 | 映画評論マ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年1月21日
監督:レベッカ・ミラー
出演:グレタ・ガーウィグ,イーサン・ホーク,ビル・ヘイダー,ジュリアン・ムーア
official site

ニューヨークの大学に勤務するマギーは、既婚の文化人類学者ジョンに恋をする。彼の妻ジョーゼットは、家庭のことは二の次で教授としてバリバリ働いていた。ジョンはそんな妻に愛想を尽かして離婚し、マギーと再婚して数年後には娘にも恵まれるが…。
『50歳の恋愛白書』などのレベッカ・ミラーが監督を務め、ねじれた三角関係を描くラブコメディー。妻子持ちの男性と恋に落ちて略奪婚するものの、最終的に元妻に夫を返そうと思い立つヒロインを取り巻く不思議な人間模様を映す。『フランシス・ハ』などのグレタ・ガーウィグが主人公を演じ、モテモテの夫を『ビフォア』シリーズなどのイーサン・ホークが好演。主人公が夫を思う気持ちから始まる心温まる物語が見どころ。

妻子持ちの男性と恋に落ちて略奪婚をするが、元妻に夫を返そうとする女性のお話。なんだか綺麗事を並べているが、普通に考えたらドロドロの不倫劇じゃないかよ(笑)こんなに登場人物たちが上手い具合に納得して話が進むのかなと疑問に感じてしまいますが、インテリ男女の考え方だったり、空回りばかりのマギーのような女性だったら、こういう結末も起きるのかなと思いました。まぁ自分だったらこんな状況に巻き込まれたくないですけど。男の自分からしたらジョンの子供っぽいところが嫌いです。いい大人なんだからしっかりしろよと思ってしまった。観終わったらドロドロというよりは、軽めの雰囲気で作られているので、マギーのキャラクター効果もあってコメディタッチの作品でした。マギーのように自分に正直に生きれたら本当に良いだろうね。それと同時に女性の潔さというか決断の速さに驚いた。どちらかと言えば女性向きの作品です。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汚れたミルク/あるセールスマンの告発

2017年10月25日 09時45分10秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2014年
製作国:インド/フランス/イギリス
日本公開:2017年3月4日
監督:ダニス・タノヴィッチ
出演:イムラン・ハシュミ,ギータンジャリ,ダニー・ヒューストン,ハリド・アブダラ
official site

パキスタンで販売員として働くアヤンは、粉ミルクの販売を担当していた。だがある日、自身が売った粉ミルクを衛生的に問題のある水で溶かして飲んだ子供たちが命の危険にさらされている事実に気付く。責任を感じたアヤンは、世界的な大企業を訴えようとし…。
『ノー・マンズ・ランド』『鉄くず拾いの物語』などのダニス・タノヴィッチ監督がメガホンを取り、パキスタンで実際に起きた出来事をテーマに描く社会派ドラマ。グローバル企業が粉ミルクの販売を強引に推し進めたことにより、次々と命を奪われた子供たちのために立ち上がる一介のセールスマンの奮闘を映す。ボリウッド映画などで活躍するイムラン・ハシュミらが出演。人間の良心を呼び覚ますショッキングな物語に言葉を失う。

パキスタンで実際に起きた事件を題材にした社会派ドラマ。大手企業が販売した粉ミルクのせいで幼い命が奪われていることを知ったセールスマンが企業を訴えようと奮闘する。発展途上国の貧困問題をよく知れる作品でした。汚染された水から作られたミルクが子供たちの命を脅かしているのは事実であったにもかかわらず、企業側は認めない。利益ばかりを求めるこ大企業を相手に立ち向かっていったセールスマンのアヤンは本当に凄いと思います。家族や周囲の人々の協力があったからこそここまでの行動が出来たのだろう。正しいことをする事が損をする世の中はおかしい。このような事実を知れたことだけでも観て損はない作品です。赤ん坊たちのその後が気になります…

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バリー・シール/アメリカをはめた男

2017年10月24日 02時41分03秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年10月21日
監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ,ドーナル・グリーソン,サラ・ライト・オルセン
official site

民間航空会社のパイロットでトップクラスの操縦技術を持つバリー・シールは、CIAにスカウトされる。偵察機のパイロットとなった彼は極秘作戦の過程で麻薬組織と接触し、麻薬の運び屋としても才能を発揮する。政府の命令に従う一方で、違法な密輸ビジネスで荒稼ぎするバリーだったが…。
航空会社のパイロットからCIAのエージェントに転身し、麻薬の運び屋としても暗躍した実在の人物バリー・シールの半生を、トム・クルーズ主演で映画化。『エクス・マキナ』などのドーナル・グリーソン、『21オーバー 最初の二日酔い』などのサラ・ライトらが共演。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でトムとタッグを組んだダグ・リーマンがメガホンを取る。トムが全て自分でこなしたフライトシーンに注目。

実在した人物バリー・シールの半生を描いた本作。パイロット、CIA、麻薬の運び屋などなど華麗なる転身で荒稼ぎした男が本当に実在したのかと思うと、率直に凄いと思ってしまいました。死んでもおかしくない状況が何度もあったのに、死なないのは奇跡と言うか運が良すぎると言うか。ほとんど犯罪まみれの人生に、まさに“アメリカをはめた男”と思ったが、最後まで観ると“アメリカにはめられた男”という印象を持つちました。まぁ“はめられた”じゃ客が入らないのかな(笑)アメリカの巨大な力と怖さが垣間見れた作品。使うだけ使って用済みになったら切り捨てるっていうアメリカの裏の顔は恐ろしい…。歴史的な背景をもっと知っていればさらに楽しめると思います。麻薬や銃の運び屋をして巨万の富を得たバリーが、大金の置き場所に困る姿がどこか憎めない奴だなと思いました。しかし展開としては新鮮味に欠けるかなと思います。実話を基にしているだけあってドキュメンタリーっぽい作り。トム・クルーズじゃなければ観に行かなかっただろうと思う内容。逆を言えばトム・クルーズだからこそ堅苦しくならず観やすいエンタメ作品に仕上がったのだろう。バリー・シールという人物を知る良いキッカケになった作品でした!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キング・アーサー

2017年10月23日 14時28分40秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ,イギリス,オーストラリア
日本公開:2017年6月17日
監督:ガイ・リッチー
出演:チャーリー・ハナム,ジュード・ロウ,アストリッド・ベルジュ=フリスベ
official site

王の息子として生まれ、その跡を継ぐ者とされていたアーサー。だが、暴君ヴォーティガンによって父と母を殺され、スラム街へと追いやられてしまう。過酷な環境の中、アーサーは生き抜く知恵を身に付け、肉体を鍛える。やがて、無双の力をもたらすとされる聖剣エクスカリバーを手にする。仲間たちと共に圧政を敷くヴォーティガンを倒し、王座に就こうとするアーサーだったが…。
アーサー王をめぐる伝説をベースにしたアクション。王であった父を殺されてスラム街で生きてきた男が、聖剣エクスカリバーを手に親の敵である暴君に立ち向かう。メガホンを取るのは、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー。出演に、テレビシリーズ「サン・オブ・アナーキー」などのチャーリー・ハナム、『コールド マウンテン』などのジュード・ロウ、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』などのジャイモン・フンスーらが結集。壮絶なソードバトルの数々に圧倒される。

王だった父親を殺され、スラム街で生きてきた男が、聖剣エクスカリバーを手に親の仇を取りに行くアクション作品。アーサー王関連の映画は今まで観たことがあるけど何も覚えていない(笑)冒頭から迫力ある映像が続き、巨大象が大暴れしたり、水中の中の大蛇だったり、所々でスローモーションの映像だったり、なかなか楽しめました♪肝心のストーリーは予想通りの展開で、分かりやすいものの捻りが無かった。エクスカリバーを使って、敵を吹っ飛ばせたり大蛇を操れるデカい技を使えるならさっさと使えよと思ってしまった。早く使っておけば味方の犠牲もなかったろうに。ジュード・ロウやエリック・バナの存在感が強くて、主演のチャーリー・ハナムのインパクトが弱い!彼は主役って感じがしない…。アクション映像だけを楽しむだけの映画って感じですね。映像がゲーム感覚で観終わった後で記憶に残らない。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アトミック・ブロンド

2017年10月22日 11時06分23秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年10月20日
監督:デヴィッド・リーチ
出演:シャーリーズ・セロン,ジェームズ・マカヴォイ,エディ・マーサン,ジョン・グッドマン
official site

イギリスの情報機関、MI6ですご腕のスパイとしてその名をとどろかすロレーン・ブロートンに、新たな指令が下される。それは、何者かに奪われた最高機密クラスのリストを取り戻すというもの。ベルリンを訪れたロレーンを待ち受けていたのは、世界各国のスパイだった。すさまじい争奪戦の中、ロレーンは超人的な戦闘能力を発揮しながら立ちはだかる敵を倒し…。
『モンスター』などのシャーリーズ・セロン主演のアクション。腕利きのスパイが、奪還を命じられた最高機密のリストをめぐってし烈な戦いを繰り広げる。メガホンを取るのは『ジョン・ウィック』シリーズに携わってきたデヴィッド・リーチ。『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マカヴォイ、『バートン・フィンク』などのジョン・グッドマンらが共演する。

最高機密のリスト奪還を巡るスパイたちの熾烈な戦いを描いたアクション映画。1989年、ベルリンの壁が崩壊する直前。東西のベルリンでが舞台。シャーリーズ・セロンの美しさと色気にただただ圧倒されっぱなしの2時間でした。音楽や色彩が独特でよくあるアクション映画とは少し違った印象で新鮮でした。特に物語後半のブロートンがスパイグラスを守りながらの長回しアクションシーンが見応え十分!!ドキドキハラハラさせられました!しかしこの映画の残念なところが相関図が分かりづらいところ。何の予習もせずに観たので人物関係や組織関係が理解できないまま物語が進んでいってしまいました。とにかく人物の名前が覚えられない(笑)これから観る人は相関図であったり、ベルリンの壁についても少しは予習しておくことをおススメします。展開としてはスパイ映画お決まりの策略や裏切りが詰まっていて面白いけど、どんでん返し的なものを期待していたので、意外性が無くてちょっと物足りなさを感じました。結局皆がロレーン・ブロートンに踊らされてたっていうオチはカッコいい。シャーリーズ・セロンの美貌を見せるプロモーションビデオと思っていただければ(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひるなかの流星

2017年10月21日 22時57分28秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年3月24日
監督:新城毅彦
出演:永野芽郁,三浦翔平,白濱亜嵐,山本舞香,小野寺晃良,西田尚美,佐藤隆太
official site

田舎育ちの高校生・与謝野すずめは、両親の転勤がきっかけで、東京の高校に転校する。面倒見のいいイケメン担任教師・獅子尾五月に、生まれて初めて恋心を抱く。獅子尾も彼女の真っすぐな性格に同じ思いを抱くが、自分の立場を考えるとなかなか素直になれなかった。一方、不愛想なクラスメートの馬村大輝は、すずめのことをうっとうしいと思うが、いつしか彼女に惹かれていき…。
やまもり三香の少女漫画を実写映画化した青春ラブストーリー。東京の高校に転校してきた田舎育ちの女子高校生が、担任教師と女嫌いの同級生の間で揺れる姿を描く。監督を『四月は君の嘘』などの新城毅彦、脚本をテレビドラマ「失恋ショコラティエ」などの安達奈緒子が務める。ヒロインを『俺物語!!』などの永野芽郁、彼女が恋に落ちる担任教師を『カノジョは嘘を愛しすぎてる』などの三浦翔平、ヒロインの思いを知りながらも彼女を好きになるクラスメートを GENERATIONS from EXILE TRIBE の白濱亜嵐が演じる。

田舎育ちの女子高生が担任教師と同級生の間で揺れ動く姿を描いた青春恋愛映画。予想通りというか、10代の恋愛映画の定番の展開がずっと続くので「またこれか…」という印象。イケメンの教師に好かれて、イケメンの同級生に好かれて、意地悪な同級生と仲良くなって、こんな高校生活を送れたら最高だろうなと思ってしまったが、3角関係がどーのこーのとか言っても結局はずすめには良い事しか起きていないのでリアリティに欠ける。映画だから仕方ないのかもしれないけど…。教師にしても同級生にしても恋に落ちたスイッチがよく分かりませんでした。部屋で大量の蛍を撒くのは冷静に考えたら虫を撒いてるだけだし部屋明るくしたら気持ち悪い事になってるで(笑)すずめは気持ちが揺れ動いてあっち行ったりこっち行ったりだけど、これも冷静に考えたらそんな気持ちが定まらない優柔不断な女なんて信用できないでしょ…。「昨日は好きじゃなかったけど今日は好きだよ」なんて言われても…ねぇ(笑)自分が10代だったならこれ観て泣けるのだろうか。大人になるって悲しいことなのかな…。とりあえずは永野芽郁ちゃんが可愛かったな

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜に生きる

2017年10月17日 16時50分57秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年5月20日
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック,エル・ファニング,ブレンダン・グリーソン,クリス・メッシーナ
official site

禁酒法時代のボストンで、ジョーは警察幹部の父親に厳しくしつけられた。だが、彼はその反動でギャングの世界に足を踏み入れる。ある日、ジョーは強盗に入った賭博場でエマと運命の出会いを果たすが、彼女は対立している組織のボスの愛人で…。
俳優のベン・アフレックがメガホンを取り、「ミスティック・リバー」などで知られるデニス・ルヘインの小説を基に描くクライムドラマ。禁酒法時代のボストンを舞台に、しのぎを削りながら裏社会でうごめくギャングたちの姿をスクリーンに焼き付ける。出演はベンのほか、『ネオン・デーモン』などのエル・ファニングら。波乱に満ちた時代を駆け抜けた者たちの姿が胸に迫る。

ベン・アフレックが監督・主演を務めたクライムドラマ。裏社会に生きる人間たちの人生を描いていてベン・アフレックのカッコ良さを感じました。さすが自分が監督しただけあって主役の見せ方を分かっている(笑)裏社会に生きる人間として多くの犠牲を払いながらも自身の信念を貫いた男の人生の先には一体何が待っていたのだろうか。少女との出会いによって少しずつ何かが変わっていき、信じた道の先に待っていたのは理想とは違う哀しい現実であった。親子の関係って簡単そうに見えて複雑であって難しいものなのかもしれない。重厚なドラマですし見応えは確かにある作品なのだけど色々と詰め込み過ぎた感が否めません。終始暗めの展開がずっと続くので長く感じて退屈しそうな…。かなりの銃撃シーンが多いにも関わらずジョーだけには弾が当たらないっていうのはちょっと引っかかりました。まぁ監督しただけあって仕方ないのか(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

2017年10月14日 21時45分20秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年10月13日
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス,ウディ・ハレルソン,スティーヴ・ザーン
official site

猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザーが率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われる。シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐に復讐するため、オランウータンのモーリスらと共に旅立つ。
『猿の惑星』の前日譚を描いた『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の続編となるSF大作。猿と人類が地球の支配者を決する戦いの一方で、自らの種族を守るべく行動する猿のリーダー・シーザーの心の葛藤も映す。シーザーは、前2作に続きアンディ・サーキスが演じる。共演は、ジュディ・グリアとウディ・ハレルソンら。監督は前作と同じくマット・リーヴスが務める。

『猿の惑星』の前日譚を描いた『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の続編となる本作。シーザーの集団の中のリーダーとしての顔と、家族を想う父親としての顔が見れて「あんなに可愛かったシーザーが立派になって…」なんて親目線で感動してしまいました(笑)人間たちが何故に喋れなくなってしまったのか、その原因も描かれています。言葉を失った人間を邪魔者扱いして同じ人間が殺すなんて、人間とはどこまで自分勝手で冷酷非道な生き物なのだろうか。実験台や奴隷扱いされて、殺される猿たちが可哀想でたまらない。今までの2作品と比べると大きな展開は無く、テンポの悪さが少し目立っていたかなと思います。前2作は“人間VS猿”の対立がよく描かれていたと思いますが、本作はシーザーVS大佐の小規模の対立の2時間。収容所に少女が進入したのに兵士が誰も気付かないってのは不自然。せっかく少女がいるのだから、もっと何か物語に色を付けられたと思う。悪い大佐はあれだけ酷い事をしていたのに、最期はあっけなかった。前シリーズに繋がるラストはなかなか良いオチだと思います

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サバイバルファミリー

2017年10月12日 23時15分23秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年2月11日
監督:矢口史靖
出演:小日向文世,泉澤祐希,葵わかな,深津絵里,時任三郎,藤原紀香,渡辺えり
official site

鈴木家は、父・義之、母・光恵、息子の賢司、娘の結衣の4人家族。ある朝、目を覚ますと突然全ての電化製品が停止しており、鈴木家だけでなく近所中で同じことが起きていた。さらに電車も車もガスも水道も止まってしまい、家族全員途方に暮れる。そこで義之は、東京から出ようと決断し…。
『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などの矢口史靖が原案、脚本、監督を務めて放つサバイバルドラマ。電気が消滅し人々の生活が危機を迎えた世界を舞台に、生き残りを懸けて東京脱出を試みる家族の姿を描く。夫婦を小日向文世と深津絵里が演じ、息子と娘を『過ぐる日のやまねこ』などの泉澤祐希と『罪の余白』などの葵わかなが好演。ハードなテーマをユーモアを交えて描く矢口監督の手腕に注目。

ある日突然電気や水道、ガスが止まり生活していくことがが困難になった家族が、生き残るために東京脱出を試みる物語。電気を当たり前のように使っている毎日が、ある日突然一変したら…。食料確保も困難になり、風呂も入れず、スマホも使えず、電車や車も乗れず…生きる事すらままならない。将来こういう事態が起きないとも限らないので教訓として観ておいて損はないだろう。非常事態だからこそ家族の絆が深まる展開はとても良いお話でした。結局、電気が復旧したら人間はいつもの便利な暮らしに頼った生活をしてしまうんですね。サバイバルに役立つ知識としては少なかったですし、藤原紀香たち家族の存在も何だか違和感。川で父親が流されたりラストのSLシーンなど、ご都合主義な展開は多少あるものの、現代のような便利な世の中に生きている自分にとっては、電気の有難さを非常に感じる作品でした。食べられる雑草くらいは覚えておくべきか(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~

2017年10月10日 11時34分52秒 | 映画評論タ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年3月11日
監督:河合勇人
出演:広瀬すず,中条あやみ,山崎紘菜,富田望生,福原遥,真剣佑,きたろう,天海祐希
official site

友永ひかりは、県立福井中央高校に入学する。中学からの同級生である山下孝介を応援したいと思った彼女は、チアダンス部に入る。だが彼女を待ち構えていたのは、アメリカの大会制覇に燃える顧問の女教師・早乙女薫の厳しい指導と練習だった。先輩たちが次々と辞めていく中、同級生のチームメート玉置彩乃と切磋琢磨しながらチアダンスに打ち込むひかり。チームは一丸となってトップを目指していくが…。
2009年に福井県の高校チアリーダー部が、アメリカのチアダンスの大会で優勝した実話をベースにした青春ムービー。軽い気持ちでチアダンス部に入部した女子高生が、厳しい顧問や個性豊かな部員たちと一緒に全米大会制覇を目指す。監督は『俺物語!!』などの河合勇人。『ちはやふる』シリーズなどの広瀬すず、『劇場版 零~ゼロ~』などの中条あやみ、『MARS~ただ、君を愛してる~』などの山崎紘菜らがキャストに名を連ねる。およそ半年にわたる特訓を経た、広瀬や中条らが繰り出すダンスに圧倒される。

実話を基にした福井県の高校チアリーダー部がアメリカのチアダンス大会で優勝したお話。よくある青春ムービーかと思ってましたが、チアダンス部の部員たちの苦悩や葛藤も描かれていて良かったと思います。まぁタイトルに“制覇しちゃった”って付いているから、全米制覇するってことが観る前から分かっていたのは勿体ない。そしてあっという間に全米制覇しちゃったのはちょっと引っかかる。申し訳ないがあの程度の練習で全米制覇できるとは到底思えないのです。よくある展開なのは新鮮味はないが、逆に言えば安心して最後まで観れるってことか。なんだかんだ広瀬すずは主演で光るタイプだと思います!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたしは、ダニエル・ブレイク

2017年10月09日 16時26分29秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2016年
製作国:イギリス/フランス/ベルギー
日本公開:2017年3月18日
監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ,ヘイリー・スクワイアーズ,ディラン・フィリップ・マキアナン
official site

59歳のダニエルは、イギリス・ニューカッスルで大工の仕事に就いていたが、心臓の病でドクターストップがかかる。失職した彼は国の援助の手続きを進めようとするが、あまりにもややこしい制度を前に途方に暮れる。そんな中、ダニエルは二人の子供を持つシングルマザーのケイティと出会う。
『麦の穂をゆらす風』などのパルムドールの常連ケン・ローチ監督がメガホンを取り、社会の片隅で必死に生きようとする男の奮闘に迫る人間ドラマ。病気で働けなくなった主人公が煩雑な制度に振り回されながらも、人との結び付きを通して前進しようとする姿を描く。コメディアンとして活動しているデイヴ・ジョーンズらが出演。ローチ監督にパルムドールをもたらした力強い物語に震える。

心臓の病気で失職し途方に暮れる男と、2人の子を持つシングルマザーの交流を描いた作品。融通が利かないお役所だったり、仕事を斡旋してくれる優しい友人だったりと、人と人との繋がりを感じられる作品でした。ダニエルの人柄の良さがすごく伝わってくる。フードバンクでのケイティの行動も切ない…。これがイギリスの貧困層の現状なら切ない…。映画としてはもう少し救われるような終わり方にしてほしかったかな…。イギリス社会の現状はよく分かったから、そこから主人公たちがどう立ち上がっていくのか、そういう展開を期待していました。しかし一方的に不幸な人々を描いていく。ドキュメンタリーではないのだから展開が欲しかった!でも観て損はない作品でした。こういう現実を知ることは大事だよね。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PとJK

2017年10月08日 00時33分09秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年3月25日
監督:廣木隆一
出演:亀梨和也,土屋太鳳,高杉真宙,玉城ティナ,村上淳,ともさかりえ,大政絢
official site

高校1年生のカコは大学生と偽って合コンに参加し、年上のイケメン功太に出会う。互いに好印象を抱くがカコが高校生だと知った功太は、警察官という立場から交際するわけにはいかないと距離を置く。やがて、ある出来事をきっかけにカコの真っすぐな気持ちに応えようと決意した功太は、恋人として付き合うのではなく正式に結婚することを提案する。
イケメン警察官と女子高生の結婚という設定が話題の、三次マキによる人気コミックを実写映画化。警官という立場上、未成年との交際の唯一の解決策として結婚することにした二人が、さまざまな困難に立ち向かいながら絆を深めていくさまを描く。メガホンを取るのは、『さよなら歌舞伎町』『ストロボ・エッジ』などの廣木隆一。結婚するカップルには、映画やテレビドラマなど幅広く活躍する亀梨和也と、『orange-オレンジ-』などの土屋太鳳がふんする。

結婚を決めた警察官と女子高生が様々な困難に立ち向かっていくお話。普通に考えたら26歳の警察官と16歳の女子高生がいきなり結婚するなんてありえないのです。しかし映画は何でもあり!中途半端は嫌だから会ったその日に結婚しようって…おまわりさん良い歳して何言ってんだとツッコミたくなりました(笑)そして周囲も妙にすんなりと2人の結婚を受け入れるっていう…。娘が怪我して入院しているのに両親は帰って、初めて会った男が病室に残るって変ですよね。不良の同級生の家庭に問題があったりするのは、こういう作品にはよくある設定。ミニパトをウエディングカー仕様にする気持ち悪さ。いや亀梨くんの高校生姿も気持ち悪いっちゃ気持ち悪いか…。カコが拉致されて功太と大神くんが助けに行くシーンでの茶番劇は何なのかな。どこで胸キュンすればいいのかわかりませんでした。制服に抱きついてるカコを見た功太が「中身がないのに抱き付いても仕方ないだろ」って言うシーンなんて鳥肌(笑)とりあえず函館に行きたくなる映画でした。

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トンネル 闇に鎖された男

2017年10月05日 19時25分11秒 | 映画評論タ行
製作年:2016年
製作国:韓国
日本公開:2017年5月13日
監督:キム・ソンフン
出演:ハ・ジョンウ,ペ・ドゥナ,オ・ダルス
official site

無事に大きな契約を済ませ、妻セヒョンと娘の待つ自宅へと車で帰ろうとしていた自動車ディーラーのジョンス。だが、山中のトンネルに入ったところで崩落事故に巻き込まれて車ごと生き埋めになってしまう。目覚めるとがれきに囲まれており、手元には水のペットボトル2本、誕生日を迎えた娘に買ったケーキ、バッテリー充電が78パーセントの携帯電話のみ。一方、トンネルの外ではレスキュー隊を率いるキムらが救助に取り掛かるが…。
『最後まで行く』などのキム・ソンフンがメガホンを取ったディザスタームービー。トンネル崩落に巻き込まれて車ごと閉じ込められた男、救援に奔走するレスキュー隊長、男の生還を祈り続ける妻の姿を通して、壮絶なサバイバルと救出劇の行方を描く。『群盗』などのハ・ジョンウ、『空気人形』などのペ・ドゥナ、『国際市場で逢いましょう』などのオ・ダルスらが出演する。極限状況に置かれた者の心情を見つめた視点に注目。

トンネル崩落事故に巻き込まれた男の壮絶な脱出劇を描いた本作。閉じ込められた男、彼の生還を祈る妻、レスキュー隊の隊長の3つの視点から物語は進んで行きます。僅かな水とケーキ、携帯電話…自分が同じ状況にいたらどれだけ絶望的でパニックになるだろうか…。他人事ではない感覚。そんな極限状態の中で繰り広げられる決死の救出作業。韓国映画お得意のリアルさや緊張感にまた今回も泣かされま…のはずでしたが、ツッコミポイントが幾つかありました。30日間もの間、トンネルの中で僅かな食料だけで生き延びられたことも不思議であり、救出された時に男や犬が意外と元気だったことに不自然さを感じました。女性の存在がニュースでは語られず生存者は男しかいないような報道もちょっと不思議。遺体の腐敗臭が凄そう…。途中で作業員が突然死んでお涙頂戴の演出も突拍子過ぎて泣けず…。ラストも大きな感動とまではいかなかった。韓国映画らしさは伝わってきますし楽しめる作品です。こういう熱い映画、いまの日本映画じゃ作れないだろうな~

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亜人

2017年10月04日 17時33分26秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月30日
監督:本広克行
出演:佐藤健,玉山鉄二,城田優,千葉雄大,川栄李奈,浜辺美波,綾野剛
official site

2017年の東京。研修医の永井圭はトラックと衝突し死亡するが、その直後、肉体が回復し生還。不死身の新人類“亜人”であることが発覚する。圭は追われる身となり、亜人研究施設に監禁されるが、“帽子”と呼ばれる亜人のテロリスト・佐藤に助けられる。しかし、佐藤は国家転覆計画に加担しない圭を敵視。圭は佐藤の暴走を止めるために立ち上がる。
桜井画門のコミックを原作に、不死身の主人公を『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健が演じ、『踊る大捜査線』シリーズなどの本広克行監督がメガホンを取って実写化。交通事故での死亡から一転、生還し、絶命と共に再生を始める能力を持つ新人類“亜人”であることが発覚した主人公が、国家権力やテロをもくろむ同種族の亜人との戦いを繰り広げる。ビルの屋上から飛び降りるなど不死身のキャラクターを生かしたアクション、生と死をモチーフにした深淵なストーリーに期待が高まる。

原作は未読。自分が不死身の新人類“亜人”であると知った主人公と、国家滅亡をもくろむ亜人たちとの戦いを描いた本作。とにかく驚かされるのはアクションシーンでのCG技術の高さ!邦画にしてはレベルが高いと言っては失礼だが、それにしてもハリウッド映画に引けを取らないほどの自然なCG映像の完成度の高さに驚かされました。IBMのバトルシーンも見応えがあって良かったです。それに加えて佐藤健や綾野剛のアクションやカラダ作りが凄い!特に綾野剛の冷酷な演技上手い!劇中ではこれでもかってくらい人がどんどん死んでいきます。痛々しい場面も結構あります。最初から最後までスピード感満載でこれでもかってくらいアクションが続くので飽きることなく見入ってしまいました。しかし観終わって振り返って考えると「結局、亜人って何なの?」という疑問も残ります…。亜人が可哀想とは思ったけど、亜人たちの過去や生い立ちも描いてくれたらもっと感情移入できたかもしれない。永井は研修医なのに何であんなに強いんだろうか?(笑)でもアクションエンターテイメントとしては十分に合格点であり、邦画としても久しぶりに楽しめました♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする