股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

上半期 映画ランキング 2017

2017年06月30日 19時13分46秒 | 年間・半期 映画ランキング
2017年も折り返し地点です

というわけで

上半期 映画ランキング2017




いってみよ~!


1月~6月までに観た映画は…

89作品(映画館:27作品 試写会:3作品 DVD:58作品 テレビ:1作品)


2年連続で上半期100作品越えならず…


こりゃ今年も200作品達成厳しいか…


それでは89作品の中から独断と偏見で選んだ上半期のトップ10です

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【第位】この世界の片隅に

昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で、家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが……。



【第位】ドント・ブリーズ

親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。



【第位】パトリオット・デイ

13年4月15日。ボストン警察の殺人課に所属する刑事トミーは、 「愛国者の日(パトリオット・デイ)」に毎年開催されるボストンマラソンの警備にあたっていた。50万人の観衆で会場が埋め尽くされる中、トミーの背後で突如として大規模な爆発が発生。トミーらボストン警察の面々は事態を把握できないまま、必死の救護活動を行なう。そんな中、現場に到着したFBI捜査官リックは、事件をテロと断定。捜査はFBIの管轄になるが、犯人に対し激しい怒りを抱えるトミーは、病院に収容された負傷者たちから丁寧に話を聞いてまわる。やがて、監視カメラに映っていた「黒い帽子の男」と「白い帽子の男」が容疑者として浮かび上がる。



【第4位】LION/ライオン 25年目のただいま

1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。



【第5位】ハクソー・リッジ

人を殺してはならないという宗教的信念を持つデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとして上官や同僚たちから疎まれ、ついには軍法会議にかけられることに。妻や父に助けられ、武器を持たずに戦場へ行くことを許可された彼は、激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に衛生兵として参加。敵兵たちの捨て身の攻撃に味方は一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たったひとりで戦場に留まり、敵味方の分け隔てなく治療を施していく。



【第6位】ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれる。



【第7位】美女と野獣

魔女に呪いをかけられ、醜い野獣の姿に変えられてしまったひとりの王子。魔女が残していった1輪のバラの花びらがすべて散るまでに「真実の愛」を見つけなければ、永遠に人間に戻れなくなってしまう。希望をなくし失意の日々を送っていた野獣と城の住人たちの前に、美しい町娘ベルが現れる。自分の価値観を信じて生きるベルは、恐ろしい野獣の姿にもひるまず、彼の持つ本当の優しさに気づいていく。



【第8位】ムーンライト

マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。そんなシャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男友達であるケヴィンだけ。やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。そんな中、ある事件が起こり…。



【第9位】パッセンジャー

20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが…。



【第10位】帰ってきたヒトラー

服装も顔もヒトラーにそっくりの男がリストラされたテレビマンによって見出され、テレビに出演させられるハメになった。男は戸惑いながらも、カメラの前で堂々と過激な演説を繰り出し、視聴者はその演説に度肝を抜かれる。かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸として人々に認知された男は、モノマネ芸人として人気を博していくが、男の正体は1945年から21世紀にタイムスリップしたヒトラー本人だった。


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というわけで上半期1位は「この世界の片隅に」になりました。

アニメーション作品が史上初の上半期1位となりました♪

下半期は200作品越えするように、たくさん観ます。頑張ります。
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エリザのために

2017年06月28日 19時35分04秒 | 映画評論ア行
製作年:2016年
製作国:ルーマニア/フランス/ベルギー
日本公開:2017年1月28日
監督:クリスティアン・ムンジウ
出演:アドリアン・ティティエニ,マリア・ドラグシ,リア・ブグナル,マリナ・マノヴィッチ
official site

愛人がいて、家庭が順調とはいえない医師ロメオ。あるとき、留学を控える娘のエリザが登校中に暴漢に襲われてしまう。エリザの精神的ショックは大きく、ロメオは留学試験に支障が出るのではないかと考える。何とかエリザを留学試験に合格させようと、ある条件と引き換えに警察署長、副市長、試験監督に便宜を頼み込むロメオ。だがエリザは、そんな彼に反発し…。
第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞に輝いたヒューマンドラマ。暴漢に襲われたのが原因で、留学試験の合否が危うくなった娘を救おうとする男の姿を追う。メガホンを取るのは、『4ヶ月、3週と2日』『汚れなき祈り』などのクリスティアン・ムンジウ。アドリアン・ティティエニとマリア・ドラグシが、父娘を演じている。

試験を控えたある日、暴漢に襲われ、精神的に追い詰められた娘を救おうとする父親の姿を描いた本作。親であるからには娘エリザに輝かしい未来を生きて欲しい。夢を掴んでほしい。今の全てを犠牲にしても、何が何でも…。親ならそう思うことは自然なことなのかもしれないが、このロメオという父親はやり過ぎでした。警察署長、副市長、試験監督…やれる事は全てやってまで娘を試験に受からせたい。「今なんてどうでもいい。将来が良ければ…」なんて完全に親バカな父親ですね。でも娘には自分のように苦労させたくないという気持ちも分からなくもない。だって親だもの。ルーマニアという国の革命後も変わらない国家への失望感が漂う。良かれと思ってしたことで全てを失ったロメオでしたがエリザだけは彼の元に踏みとどまってくれた。誰かを利用したり何かに頼ったりするのではなく、自分の力で道を切り開かなきゃいけないと感じました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ジュリエッタ

2017年06月23日 16時29分13秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:スペイン
日本公開:2016年11月5日
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:エマ・スアレス,アドリアーナ・ウガルテ,ダニエル・グラオ,インマ・クエスタ
official site

スペインのマドリードで、一人生活している中年女性ジュリエッタは、ある日ずっと行方がわからなかった一人娘アンティアを知人が見掛けたと聞き、ショックを受ける。ジュリエッタは、12年前自分に何も告げずにこつぜんと消息を絶ったまな娘に宛てて手紙を書き…。
『私が、生きる肌』などのスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが、アリス・マンローの短編集を基に描くヒューマンドラマ。音信不通となっていた娘を見掛けたと知人に言われた母親が、愛する娘に会いたいという気持ちを抱いたことがきっかけで物語が展開していく。『バカス』などのエマ・スアレスが現在、『ワイルド・ルーザー』などのアドリアーナ・ウガルテが過去の主人公を熱演。スタッフには、衣装に『ミッドナイト・イン・パリ』などのソニア・グランデ、美術に『抱擁のかけら』などのアンチョン・ゴメスらが名を連ねている。

音信不通だった娘を見かけたという情報をキッカケに、過去を振り返りながら娘に手紙を書く女性の物語。なぜ娘が家を出て行ってしまったのか、ジュリエッタの告白とは何なのか…。ジュリエッタと夫であるショアンとの出会いから今日に至るまでの出来事を描いています。失ってから気付く本当に大切なこと。母親としての苦悩と、娘としての苦悩はぞれぞれ違っていて、たとえ血の繋がった家族だとしても分かりあえる事は難しいのかもしれない。不幸なことばかり起きていきます。しかしながら、色々と詰め込み過ぎ感があるのというか、不幸続きの人生過ぎてジュリエッタは呪われてるんじゃないかと思うくらいでした。列車の向かいに座った男性が飛び込み自殺をしたところから始まり、父親の浮気、夫の事故死、うつ病、娘の家出、娘が宗教にハマる、娘の子供も事故死って…人生いろいろあると思うが、ここまで不幸過ぎる人生は珍しい。それぞれのエピソードに繋がりが無いのでまとまりを感じられません。「直前に目の前にいた男が自殺したの!」「妻が植物状態なんだ!」…「じゃあSEXしよう!」って流れになったのが理解できませんでした(笑)肝心の母と娘の再会シーンも無く終わってしまって消化不良でした。映像は綺麗でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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映画「聲の形」

2017年06月22日 22時15分33秒 | 映画評論カ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年9月17日
監督:山田尚子
声の出演:入野自由,早見沙織,悠木碧,小野賢章,金子有希,松岡茉優
official site

西宮硝子が転校してきたことで、小学生の石田将也は大嫌いな退屈から逃れる。しかし、硝子とのある出来事のために将也は孤立し、心を閉ざす。5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪れることにし…。
元ガキ大将の主人公と聴覚障害があるヒロインの切ない青春を描いた大今良時のコミックを基に、『けいおん』シリーズなどの山田尚子監督が手掛けたアニメーション。主人公の少年が転校生の少女とのある出来事を機に孤立していく小学生時代、そして高校生になった彼らの再会を映し出す。アニメーション制作を京都アニメーション、脚本を『ガールズ&パンツァー』シリーズなどの吉田玲子が担当。ボイスキャストには入野自由と早見沙織らが名を連ねる。

ガキ大将の少年と聴覚障害者の少女の青春を描いたアニメーション映画。転校してきた聴覚障害者の硝子をイジメた事がキッカケで孤立してしまった将也。高校生になった彼は再び硝子に会いに行くが…。青春恋愛アニメかと思っていましたが、かなり深いテーマの映画でした。人間は不器用にしか生きられないのかもしれない。10代の頃なんて尚更。孤立したくないから、周囲に同調して流されてる。青春時代に少しでも同じ経験や感情を持った人ならきっと共感できる作品だろうなと思います。障害とどう向き合うか、友情とは何なのか。色んなテーマが詰まった作品でした。将也と硝子との掛け合いがとても良かったとは思うが、いじめっ子といじめられっ子が金銭問題まで発展して相当もめたのに、最後はこんなに皆仲良くなれるものかと疑問に感じてしまった。周りの友人たちがごちゃごちゃし過ぎているかなと思いました。おせっかいというか…。特に同じクラスの金髪女子は見ていてイライラしました(笑)重い話が結構詰まった映画なので、観る人によって受け止め方が変わってきそうです。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり

2017年06月20日 14時25分04秒 | 映画評論マ行
製作年:2016年
制作国:イギリス
日本公開:2016年12月1日
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:メリル・ストリープ,ヒュー・グラント,サイモン・ヘルバーグ
official site

ニューヨーク社交界のトップとして華やかな毎日を送る一方、ソプラノ歌手を目指して活動しているフローレンス・フォスター・ジェンキンス。しかし、その歌唱力は音痴というしかないレベルであった。夫シンクレアは、マスコミを買収したり、理解者だけを集めた小規模なリサイタルを開いたりと、病を抱えながらも夢を追う彼女を支えていた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールで歌いたいと言い始め…。
ニューヨーク社交界の顔にしてソプラノ歌手でもあった実在の女性、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにしたドラマ。絶望的な音痴であるにもかかわらずソプラノ歌手になる夢を追う彼女と、それをかなえようと奮闘する夫の姿を描く。監督は、『クィーン』などのスティーヴン・フリアーズ。アカデミー賞の常連メリル・ストリープと、『アバウト・ア・ボーイ』などのヒュー・グラントが妻と夫を快演する。インパクトのある歌唱シーンや、夢を持つことの尊さを訴えた物語に魅せられる。

ソプラノ歌手を目指すも、絶望的な音痴だった実在した女性フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにした物語。お気楽な音痴なマダムかと思ったら、悩みも抱えている。夫や周囲の人に支えられながら歳を取っても夢を追う姿はとても素敵に思いました。真面目で頑固な部分もあるけどどこか憎めないフローレンスを演じられるのはメリル・ストリープしかいないと思います!見事な音痴っぷりを演技で表現できるメリル・ストリープってやっぱり凄い女優なんだなと改めて実感しました。夫を演じたヒュー・グラントの演技も良かった。妻を愛していながらも、ある事情で妻を抱くことが出来ないために若い子に手を出す夫なんだけど、嫌味が無い感じがヒュー・グラントの良いところ。上手い下手で評価する世界も良いとは思うけど、大切なことはその場にいる演者と観客が楽しめることなのかな。夢を追うことの大切さと、夫婦の愛の物語でした。まぁお金持ちだから出来ることなんだけどさ(笑)ラストのカーネギーホールのシーンは感動しました。淡々と進む話ですが、楽しめました♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

2017年06月19日 16時12分35秒 | 映画評論マ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年2月3日
監督:ティム・バートン
出演:エヴァ・グリーン,エイサ・バターフィールド,サミュエル・L・ジャクソン
official site

少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こるが…。
ランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」を実写化したファンタジー。奇妙な子供たちが暮らす屋敷を訪れた少年が、彼らに迫りつつある危険と自身の秘めた宿命を知る。監督は、『アリス・イン・ワンダーランド』などのティム・バートン。『悪党に粛清を』などのエヴァ・グリーン、『エンダーのゲーム』などのエイサ・バターフィールド、『アベンジャーズ』シリーズなどのサミュエル・L・ジャクソンらが顔をそろえる。

奇妙な子供たちが暮らす屋敷を訪れた少年が過酷な運命に立ち向かう物語。現在と過去、時間がループする世界が舞台で、子供たちそれぞれが特種能力を持っている。現在を生きる主人公ジェイクと、過去を生きる奇妙な子供たちとの交流を描く。それだけでなく、ティム・バートンらしい気持ち悪い奇妙なモンスターたちも登場します。敵役のサミュエル・L・ジャクソンが良い味出してます。しかしサミュエル・L・ジャクソン以外の敵が弱い(笑)子供たちに能力があって協力して敵を倒すっていう流れはX-MENそっくり(笑)ミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)が主役のはずだけど、あまり活躍しなかったな。ティム・バートン映画って似たような雰囲気の作品が多いような気がするのだけど、この映画も定番な感じ。「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」に出てくるような強烈なインパクトがあるキャラクターがいないから、印象にあまり残らない。映画全体が奇妙過ぎて途中で置いてけぼりになりそうでした。それにしてもループというのは便利な一方で切ないもんですね…。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ハクソー・リッジ

2017年06月18日 11時25分47秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:オーストラリア/アメリカ
日本公開:2017年6月24日
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド,サム・ワーシントン,テリーサ・パーマー
official site

第2次世界大戦中、デズモンドは、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻と父の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され…。
俳優として数々の話題作に出演し、監督としては『ブレイブハート』でオスカーも手にしたメル・ギブソンがメガホンを取って放つ感動作。第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士を救った実在の人物をモデルに奇跡の逸話を描く。主人公を『沈黙 -サイレンス-』などのアンドリュー・ガーフィールドが熱演。自身の信念に基づき、勇気ある行動をとった兵士の物語が胸を打つ。

試写会にて鑑賞。時代は第二次世界大戦。日本国内で初めて地上戦が行われた沖縄の断崖“ハクソー・リッジ”で、たった一人で75人もの命を救ったデズモンド・ドスの物語。なぜドスは武器を持つことを拒んだのか。なぜ兵士たちを命がけで救い続けたのか。それは厳格なキリスト教を信仰していたから。しかしながら実在したデズモンドの勇気ある行動は本当に凄くて素晴らしい。それとは逆に沖縄戦がどれほど悲惨な戦いであったか、ここで負ければ本土決戦となることを覚悟で日本兵が突っ込んでいくシーン。日本人として、銃で撃たれて殺されていく多くの日本兵士たちの姿を見るのは何とも言えない複雑な気持ちになりました。
戦闘シーンがとにかくリアルです。死体や負傷した兵士の描写は目を覆いたくなるほど。しかしこれが“戦争”なのだろう。そんなグロいシーンが続く中で、崖の上にいる負傷者を助け続ける命がけの行動。銃を持つことを拒んだ彼は誰も見捨てることなく、もう一人…もう一人と…日本兵の監視の目を盗み、夜通し戦場を歩き続けて崖の下へと負傷者を運ぶ姿に感動しました。戦争の悲惨さ、そして仲間を助けたいという勇気ある行動力が伝わってきました。前半は人間ドラマ、そして後半のハクソーリッジでの凄惨なシーンが続きます。“臆病者”と言われたデズモンド。周りからどう思われても何を言われても、自分の信念を貫き通すこと大切さを教わった気がします。日本が負けていく場面は複雑な気持ちにはなりますが、自分たちの国を守りたい、仲間を守りたい、愛する人の元へ帰りたいと思う気持ちはアメリカ人も日本人も一緒だっただろう。そう考えると改めて戦争の無意味さを感じてしまいます。最後に日本兵が腹を切るシーンは必要あったのか疑問に感じます。事実ではあるけれど、そこまで日本を悪い弱いと描くのは、ちょっと腑に落ちないような。エンドロール前にデズモンド・ドスさん本人のインタビュー映像が出てきます。武器で人を傷つけたことがあるデズモンドだからこそ、人の痛みがわかる。本当に立派な人だったんですね。

※調べたら実際のハクソー・リッジ(前田高地)は映画ほどの大きな崖じゃなかった…

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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22年目の告白−私が殺人犯です−

2017年06月17日 00時14分14秒 | 映画評論ナ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年6月10日
監督:入江悠
出演:藤原竜也,伊藤英明,夏帆,野村周平,石橋杏奈,竜星涼,岩松了,岩城滉一,仲村トオル
official site

阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した1995年、三つのルールに基づく5件の連続殺人事件が起こる。担当刑事の牧村航はもう少しで犯人を捕まえられそうだったものの、尊敬する上司を亡き者にされた上に犯人を取り逃してしまう。その後事件は解決することなく時効を迎えるが、ある日、曾根崎雅人と名乗る男が事件の内容をつづった手記「私が殺人犯です」を発表し…。
未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件の犯人が殺人に関する手記を出版したことから、新たな事件が巻き起こるサスペンス。韓国映画『殺人の告白』をベースに、『SR サイタマノラッパー』シリーズなどの入江悠監督がメガホンを取り、日本ならではの時事性を加えてアレンジ。共同脚本を『ボクは坊さん。』などの平田研也が担当。日本中を震撼させる殺人手記を出版する殺人犯を藤原竜也、事件発生時から犯人を追ってきた刑事を伊藤英明が演じる。

韓国映画「殺人の告白」をベースにしたサスペンス。時効を迎えた殺人事件の犯人が、時効成立後に公に現れ暴露本を出版する…。こういうクズ役は藤原竜也がピッタリのような気がします。「殺人の告白」は鑑賞済みでしたが、本作が「殺人の告白」をベースにした作品だったとは知りませんでした。ストーリー展開は、なかなか面白いし、どんでん返しも意外性があって良いと思います。藤原竜也のクズっぷり演技や伊藤英明の執念で犯人を追う刑事役は上手かったです。2時間あっという間でスピード感があって、ベースがあるものの阪神淡路大震災や殺人事件の時効撤廃という事柄を上手くストーリーに盛り込んでおり、日本映画らしさを出していて良かったと思います。中盤からの失速もちょっと気になりました。やっぱり個人的には韓国版の方が楽しめたなと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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マグニフィセント・セブン

2017年06月16日 12時45分17秒 | 映画評論マ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年1月27日
監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン,クリス・プラット,イーサン・ホーク
official site

悪漢バーソロミュー・ボーグによって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人であるエマ・カレンは、賞金稼ぎのサム、ギャンブラーのジョシュ、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。金のためと割り切って戦いに身を投じるサムやジョシュだったが…。
黒澤明の傑作『七人の侍』と同作をリメイクした『荒野の七人』を原案にした西部劇。冷酷非道な悪に支配された町の住人から彼を倒してほしいと雇われた、賞金稼ぎやギャンブラーといったアウトロー7人の活躍を追う。メガホンを取るのは、『サウスポー』などのアントワーン・フークア。『トレーニング デイ』『イコライザー』でフークア監督とタッグを組んだデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンらが結集する。熱いストーリーと迫力のアクションに注目。

黒澤明の傑作『七人の侍』と同作をリメイクした『荒野の七人』を原案にした西部劇。豪華ハリウッド俳優陣がガンマンを演じており、ドンパチする西部劇の世界を楽しむには良い作品だと思います。西部劇は嫌いじゃないのだけども、まぁ予想通りのストーリー過ぎて楽しむというよりは、「でしょうね」という展開が続きます。仲間がどんどん死んでいって、結局最後は敵が死ぬっていうオチ。7人の男たちの背景が描かれていないから感情移入も出来ず、死んでも何とも思えませんでした。銃撃シーンが長いうえに、誰が何をやってるのか見えにくいので、敵が死んだのか味方が死んだのか分かりづらかった。僕だったら間違えて味方を打っちゃうだろうなと思います(笑)あまりにも敵の数が多すぎて、いくらなんでもこれで勝てるのかなと疑問に感じました。7人が互いに絆を深める過程や、村の人たちとの交流がほとんど描かれずに、戦うシーンを急に見せられても腑に落ちない。彼らが何故に見ず知らずの村の為に命を懸けて戦うのか、7人の内面をもっと描いてくれたら良かったなと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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パトリオット・デイ

2017年06月15日 18時40分50秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年6月9日
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ,ケヴィン・ベーコン,ジョン・グッドマン,J・K・シモンズ
official site

2013年4月15日。アメリカ独立戦争開戦を記念して毎年開催されるボストンマラソンで、ギャラリーの歓声を受けながら多くのランナーが疾走していた。そしてすさまじい爆発音がとどろき、煙が吹き上がる。街がパニックに包まれる中、FBIは爆発をテロと断定。ボストン警察のトミーは、捜査の指揮を執る捜査官リックらFBIとぶつかり合いながらも共に犯人を追う。やがて、黒い帽子の男と白い帽子の男の存在が捜査線上に浮かび…。
2013年に発生した、ボストンマラソンを標的にした爆弾テロを題材にした実録サスペンス。世界を震撼させた同事件の解決に奔走した者たちの姿を追う。監督は、『バーニング・オーシャン』などのピーター・バーグ。『ディパーテッド』などのマーク・ウォールバーグ、『COP CAR/コップ・カー』などのケヴィン・ベーコン、『バートン・フィンク』などのジョン・グッドマンらが出演。事件当時の実際の映像も盛り込み、緊迫感をより際立たせている。

2013年に発生したボストンマラソン爆破テロ事件を題材にした本作。事件発生から僅か102時間で犯人を逮捕した警察には凄いとしか言いようがない。日常な平和な日々が突如テロに巻き込まれる。事件発生から逮捕まで次々に話が展開されていくので、緊迫感を保ちつつ最後まで楽しめました。大規模な現場を再現したり、監視カメラを細かく調べたり、地道な捜査…事件の裏側で繰り広げられていたボストン警察の執念に鳥肌が立ちました。警察官射殺、カーチェイス、住宅街での銃撃など知らなかった出来事まで描かれていてドキュメンタリーのようなタッチで描かれていてリアリティがあります。汗握るサスペンスを感じつつ、ラストはテロでも奪えない人間の愛や絆を感じさせて思わず涙してしまいました。亡くなった方や怪我をされた方の事を想うと心が痛みます。映画の中で、男の子の遺体の傍に立つ警察官の姿が印象的でした。ボストン警察、FBI、ボストン市民…全員がテロに屈しない正義を持っている。人間は強い生き物なのだと感じさせる。警察とテロリストの攻防を中心に描くのではなく、被害者やボストン市民がどうテロに立ち向かっていくのかを中心に描いているので、そこが観終わった後に感動した理由だろう。アメリカ、ボストンが一丸となったアメリカ賛歌と反テロのメッセージを強く出した見ごたえある作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★★☆(満点は★10)
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ライフ

2017年06月14日 10時34分25秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年7月8日
監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:ジェイク・ギレンホール,レベッカ・ファーガソン,ライアン・レイノルズ,真田広之
official site

世界各国から6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに集結し、火星で採取された地球外生命体の細胞を極秘調査することに。まさに神秘としかいいようのない地球外生命体の生態に驚がくする彼らだったが、細胞は次第に進化と成長を遂げ高い知能を誇るようになる。やがて地球外生命体に翻弄され、宇宙飛行士たちの関係が揺らぎ始め、ついには命を落とす者も出る。助けを呼べない宇宙で追い詰められた彼らは…。
『デンジャラス・ラン』などのダニエル・エスピノーサがメガホンを取ったSFスリラー。国際宇宙ステーションを舞台に、火星で発見された生命体の脅威にさらされた宇宙飛行士たちの運命を追う。『ナイトクローラー』などのジェイク・ギレンホール、エスピノーサ監督作『デンジャラス・ラン』にも出演したライアン・レイノルズ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』などのレベッカ・ファーガソンらが出演。宇宙船内での手に汗握る展開に息をのむ。

久しぶりの試写会。国際宇宙ステーションを舞台に、火星で採取された地球外生命体の脅威にさらされた宇宙飛行士たちの姿を描いたSFスリラー。SF映画としては王道のストーリーではあったものの、飽きさせないツボをよく押さえた優秀な作品に仕上がっていたと思います。ヒトの形をした宇宙人よりも、こういう小さい細胞のような生命体の方が本当に存在していそうで、リアリティを感じて妙に恐怖を感じました。人を砕きながら徐々に巨大化していく“カルビン”、そして破壊されていく宇宙ステーション。逃げ場のない状況で彼らの脱出劇の行方。そしてそこに重すぎない程度にグロさも加わって最後までドキドキハラハラさせられました。あんな素早い動きをする生命体がいたら一瞬で殺されてしまうよ(笑)地球外生命体の怖さを感じさせつつ、宇宙の壮大さを感じさせる、バランスよく上手く混ざり合わせたよく出来ている作品だと思います。
ラストのオチも嫌いじゃない!この手の映画は嫌いじゃない!ただ、やっぱり「エイリアン」「遊星からの物体X」の要素を取ってきたようなSF映画の王道をいくような作品であって、以前にも観た事あるような展開。新鮮さが無かったのが惜しいところ。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ダーティ・グランパ

2017年06月13日 18時11分58秒 | 映画評論タ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年1月6日
監督:ダン・メイザー
出演:ロバート・デ・ニーロ,ザック・エフロン,オーブリー・プラザ,ゾーイ・ドゥイッチ
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1週間後に挙式予定のカタブツ弁護士ジェイソンは、祖母の逝去の知らせを受けて葬儀に参列する。彼は一人残された祖父ディックに半ば引きずられるように、祖父母の思い出の場所フロリダへと旅に出る。ところが、ディックは40年ぶりの独身生活をエンジョイし、朝から酒浸りで葉巻を吹かし、ナンパに明け暮れ…。
名優ロバート・デ・ニーロと、『恋人まで1%』などのザック・エフロンの共演で放つ痛快バディムービー。真面目過ぎる孫と奔放過ぎる祖父が旅に出て、行く先々で大騒動を巻き起こす様子を生き生きと描写する。メガホンを取るのは『ブルーノ』などサシャ・バロン・コーエン作品に携わってきたダン・メイザー。デ・ニーロの体当たりのギャグ、祖父と孫の珍道中に笑いがこみ上げる。

自由奔放な祖父と、真面目な孫のロードムービーかと思ってましたが最初から最後まで下ネタ満載のコメディでした。まぁここまで下ネタ全開で出されると潔いというか。破天荒っぷり全開のロバート・デ・ニーロと、イケメンのザック・エフロンの掛け合いが良いバランスでした。最後は孫に人生とは何かを教えるのかと思ったら、孫のためではあるのだけど、爺ちゃんは最後まで爺ちゃんでした(笑)「ヤりたい!ヤりたい!」と言いまくる爺ちゃんのキャラにハマる人は楽しめると思います。個人的にはツボにハマらなかった方ですが…。人気若手俳優と、大物オスカー俳優の2人が一緒にのスクリーンで肉体美を披露しているのは新鮮だ。品のある映画が好きな人や、女性にはおススメしづらい映画ではあるけれど、終わり方は爽快感を感じられる映画だと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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新宿スワンII

2017年06月12日 16時00分23秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年1月21日
監督:園子温
出演:綾野剛,浅野忠信,伊勢谷友介,深水元基,広瀬アリス,豊原功補,吉田鋼太郎,椎名桔平
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スカウト会社の新宿バーストが横浜に勢力を広げることになり、エース格となった白鳥龍彦がその命を受ける。だが、横浜には横浜ウィザードのタキが君臨。警察やヤクザともコネクションのあるタキの工作により、新宿バーストはピンチを迎えてしまう。龍彦は、歌舞伎町を守るために立ち上がり…。
新宿・歌舞伎町を舞台にした和久井健のコミックを、『ヒミズ』などの園子温が監督し、『日本で一番悪い奴ら』などの綾野剛主演で実写化した『新宿スワン』の続編。水商売や風俗、AVなどに女性を送り込むスカウト会社に属する主人公が、勢力拡大をもくろみ殴り込みをかけた横浜を牛耳る最強の敵と衝突し、全面戦争を繰り広げる。綾野や伊勢谷友介らが続投するほか、新たに浅野忠信や広瀬アリス、椎名桔平らが出演。豪華キャストの競演とアクションが見どころ。

前作は★5評価でした。本作では新宿バーストvs横浜ウィザードの全面戦争を描いています。肝心の横浜ウィザードの人たちが単なるチンピラ集団にしか見えず強そうに見えないのが残念なところ。無駄に尺が長い女の子集めたコンテストって何なの?途中で出てきたギターの女は誰?広瀬アリスの踊りは笑うところ?無駄なシーンが多すぎます。もっと抗争シーンに焦点を当てるべきだろう。舟に乗って「横浜来たぞー!」ってダサくない?やっぱり山田孝之と沢尻エリカ、この2人の存在感は大きかった。浅野忠信は良かったけど広瀬アリスの魅力の無さは残念に思いました。3作目は作らない方が良いと思います。

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ペット 檻の中の乙女

2017年06月11日 11時39分48秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ/スペイン
日本公開:2017年2月25日
監督:カルレス・トレンス
出演:ドミニク・モナハン,クセニア・ソロ,ジェネット・マッカーディ

動物保護センター勤務のセスは、同級生のホリーを見掛け声をかけるが冷たくあしらわれ、SNSで彼女のことを調べ上げて執拗に追い回す。その後セスは帰宅した彼女をさらい、自分が働く動物保護センター地下のおりに監禁する。下着1枚でとらわれたホリーの姿を見て、飼い主気分に浸るセスだったが…。
ストーカー男に拉致され、地下のおりの中にとらわれた女性の運命を描くサイコスリラー。監禁される側と犯人側の攻防が、緊張感漂うタッチで展開する。監督は『[アパートメント:143]』などのカルレス・トレンス、脚本を『ラザロ・エフェクト』などのジェレミー・スレイターが担当。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのドミニク・モナハン、テレビシリーズ「ロスト・ガール」などのクセニア・ソロらが出演。

ストーカー男が美女を監禁する…という単純な話かと思ったら全然違いました。驚愕ってほどではないけど、予想できなかった展開にそれなりに楽しめました。ただ、後半にいくにつれて失速気味になったのが残念。愛するがゆえに、救いたいと思う気持ちが結果的にこういう事になってしまったのはセスも可哀そうだ。ホリーが抱える秘密が徐々に明らかになっていき、あの結末は恐ろしさと切なさと愛しさを感じられた。でも何だかスッキリしない終わり方でもありました。喉元切られたセスが生きているのが不思議だし、ホリーが何故あんな人間になったのか説明が薄い。鍵開けたらホリーに殺されるってことぐらいセスも気付かないもんかな?まぁ救いたいという気持ちが強すぎたのかもしれない。あっ、グロさは半端ないですからご注意を。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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デスノート Light up the NEW world

2017年06月10日 02時32分37秒 | 映画評論タ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年10月29日
監督:佐藤信介
出演:東出昌大,池松壮亮,菅田将暉,川栄李奈,戸田恵梨香,中村獅童,船越英一郎
official site

デスノートの力で多数の凶悪犯を破滅させた夜神月と、彼を追い詰めた天才Lの伝説のバトルから10年の歳月が経過。またしても死神がデスノートを下界にまき散らしたため、世界中が混乱していた。夜神総一郎が設立したデスノート対策本部は健在で、キラ事件を熟知する三島をはじめとする特別チームが事態を注視しており…。
東出昌大、池松壮亮、菅田将暉が共演し、大ヒット作『DEATH NOTE デスノート』シリーズの10年後の世界に迫る続編。夜神月とLの死から10年後の情報社会を舞台に、捜査官と探偵、サイバーテロリストによる争いを最新のVFX技術を駆使して映し出す。監督を務めるのは、『GANTZ』『図書館戦争』シリーズなどの佐藤信介。前シリーズの遺伝子を受け継ぎつつさらに進化した、デスノートをめぐるバトルが楽しめる。

大ヒットシリーズ「DEATH NOTE デスノート」の10年後の世界を描いた本作。マンガの実写化作品の中では数少ない成功例であったDEATH NOTEでしたが、いまさら原作には無い続編を作ろうだなんて嫌な予感しかしませんでした。キラもLも死んでるのだから、ホントに何で今更?
本作では6冊のデスノートが地上に落とされます。なんで6冊も落とすのよと、まずそこからツッコミが始まるわけなんだけど。主演の東出昌大の演技力の無さは相変わらずだから仕方ないとして、ミサミサも松田もあっけなく殺すなんて酷い!デスノートってもっと心理戦を期待していたのに、ノートを奪い合うっていうよくやり取りばかり。そもそも何でノートを奪い合ってるのかもよく分からない。冒頭に外国人を登場させる意味も無い。月の子供??いつのまにそんな事を??死因“即死”って使いすぎだろ!L(竜崎)とキラ(紫苑)が死亡し、三島が死んだ2人の意志を継いでいくという、なんともしっくりこない終わり方でしたが、三島の心境の変化もよく分からなかった。ヘリから、あんなに銃撃受けてるのに当たらないって不自然だろ。
人気シリーズだからって何でもかんでも続編を作るべきではない!

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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