股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

2016年04月30日 12時23分57秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月29日
監督:アンソニー・ルッソ / ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・Jr,クリス・エヴァンス,スカーレット・ヨハンソン,ジェレミー・レナー
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アベンジャーズのリーダーとなった、キャプテン・アメリカ。しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが甚大な被害を及ぼしたことが問題になる。さらに、それを回避するためにアベンジャーズは国際的政府組織の管理下に置かれ、活動を制限されることに。アイアンマンことトニー・スタークはこの処置に賛成するが、自発的に平和を守るべきだと考えるキャプテン・アメリカはそんな彼に反発。二人のにらみ合いが激化していく中、世界を震撼させるテロ事件が起きてしまう。
マーベルコミックスの人気キャラクターを実写映画化した『キャプテン・アメリカ』のシリーズ第3弾。アベンジャーズのメンバー同士でもあるキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立を、あるテロ事件と絡めて活写していく。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に引き続き、監督はアンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ。キャストにはロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソンら、一連のシリーズでおなじみの面々が結集する。ハイパワーを繰り出して激突する2大ヒーローの姿に圧倒される。

『キャプテン・アメリカ』シリーズの第3弾。今回はテロ事件がキッカケでアベンジャーズ同士が対立するという展開。相変わらずのアベンジャーズの多さ。今回は今までのテロ事件によって一般人まで被害を及ぼした問題が上がり、アベンジャーズは政府組織の管理下に置かれることに。アイアンマンは賛成。しかしキャプテン・アメリカは自発的な活動こそが平和への道と考え反発する…というお話。まぁ今回も迫力満点の映像と、アベンジャーズのカッコ良さが目立っているのですが、ここまでシリーズが続くとさすがに間延び感が否めない。スパイダーマンやアントマンを登場させたいためだけに作られた感じ…。てかスパイダーマンもアントマンも何で呼ばれたの?アイアンマンチームVSキャプテン・アメリカチームだけど、「あれこの人はどっちチーム?」とバトル途中で混乱してしまった。肝心のテロの黒幕が誰なのかと思ったら、家族を殺された一般の元兵士だったりしてモヤモヤ。悪党倒したぞー!っていう爽快さは今回はありませんでした。でも男同士の友情と、その友情が壊れていく展開は今後のシリーズに期待を持たせます。次回作も観ようっと

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ミケランジェロ・プロジェクト

2016年04月29日 22時19分02秒 | 映画評論マ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年11月6日
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー,マット・デイモン,ケイト・ブランシェット,ビル・マーレイ
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ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーの命を受け、ドイツ軍は侵攻した欧州各国の美術品を略奪。それに強い危機感を抱くハーバード大学付属美術館の館長ストークスはルーズベルト大統領を説得し、美術品や歴史的建造物を保護する部隊モニュメンツ・メンを結成する。中世美術に精通したグレンジャーや建築家キャンベルなどのメンバーを集め、ヨーロッパ各地を奔走。だが、劣勢を強いられて自暴自棄になったナチスや、妨害しようとするソ連軍が彼らの前に立ちはだかる。
『オーシャンズ』シリーズなどのジョージ・クルーニーが、製作・監督・脚本・主演をこなした実録サスペンス。第2次世界大戦末期を背景に、ナチスドイツに奪われた美術品を取り戻す命令を下された者たちの姿を活写していく。『ボーン』シリーズなどマット・デイモン、『アビエイター』などのケイト・ブランシェット、『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイら、実力派スターが共演。彼らが繰り出す重厚で濃密な物語もさることながら、戦下での壮絶な戦闘を描写したアクションも見もの。

第二次世界大戦末期に、ナチスドイツに盗まれた美術品を取り戻すために集められた者たちの活躍を描いた本作。まさかの実話だったことに驚きでした。豪華なキャストでテーマ的にもオーシャンズ11のような面白さに仕上がりそうな予感がしたのですが…なんだこの最後まで盛り上がりに欠けるグダグダは。実話だから仕方ないのかもしれないが、それにしても眠気との闘いだった。ドイツ軍から盗品を取り返すというから、騙して大掛かりな仕掛けを用意して、取り返すのかと思いきや、意外とあっさり美術品を取り返せちゃうのです。終戦間近だったからドイツ軍も勢力が弱くなってたおかげ?シリアスな内容なのにコメディ要素が邪魔していて、真面目に観たいのに観れないのが残念。
吹き替え版で観たのですがケイト・ブランシェットの声があまりにも違和感あり過ぎた。調べてみたら…まさかの工藤静香(笑)やめてください!

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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64−ロクヨン−前編

2016年04月25日 22時44分00秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2016年5月7日
監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市,綾野剛,榮倉奈々,夏川結衣,窪田正孝,坂口健太郎,吉岡秀隆,瑛太,永瀬正敏
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わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・三上義信は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部のあつれき、ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し…。
『半落ち』などの原作者・横山秀夫が執筆した小説を、佐藤浩市ほか豪華キャストで映画化した犯罪ドラマの前編。平成へと年号が変わる直前の昭和64年に起きた未解決の誘拐事件「ロクヨン」をめぐり、県警警務部の広報官を主人公に警察内部の対立や県警記者クラブとの衝突などを浮き彫りにしていく。監督は『ヘヴンズ ストーリー』などの瀬々敬久。主演の佐藤のほか、綾野剛、榮倉奈々、瑛太らが出演。緊張感あふれる演出と演技で描かれる、お蔵入り事件の謎や登場人物たちの確執に注目。

試写会にて鑑賞。『半落ち』『クライマーズ・ハイ』の原作者・横山秀夫が執筆した小説を映画化。わずか7日間で終わった昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件の裏に隠された真実とは…。原作&ドラマ版は観ていません。日本映画界を代表する主役級の豪華な俳優陣が結集した本作。非常に見応えがあり、広報官、そして父親として問題を抱えながらも直面する問題に正面から向かっていく三上の姿が印象的でした。誘拐事件を軸に描いているのかと思いきや、警察内部の問題だったり、マスコミとの実名報道問題が半分以上を占めていて、どことなく間延びしてしまった感じがしました。昭和64年の事件がどこか置いてけぼりでドキドキ感が弱い。これなら前後編分けずに3時間ぐらいの1作品のまとめられたと思う。
前編はまぁまぁの評価。後編は事件が大きく動きそうな予感。警察、記者との対決、そして事件の真相が気になります。早く観たい!!後編でしっかりまとめてくれたら問題ない!期待しています。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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レヴェナント:蘇えりし者

2016年04月23日 03時20分39秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月22日
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ,トム・ハーディ,ドーナル・グリーソン,ウィル・ポールター
official site

アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
レオナルド・ディカプリオと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ話題作。狩猟中に瀕死の重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐するため壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く。主人公の宿敵には、『インセプション』でディカプリオと共演しているトム・ハーディ。オスカー常連のカメラマン、エマニュエル・ルベツキが自然光のみで撮り上げた臨場感あふれる映像にも注目。

本作で本年度アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオ。本編を観て、納得しました。文句無しの素晴らしい演技!!イニャリトゥ監督らしさが目立つ“生きる意味”“死ぬ意味”。自然の雄大さと、その中で生きる過酷さ。そして人間の愚かな欲望をまざまざと見せつけられた気分です。かつての仲間に息子を殺され、瀕死の重傷を負いながらも復讐に燃える男の物語。大自然の映像も凄くて、川の流れ、雪景色の美しさ、動物津たち。中でもグラスが熊に襲われるシーンは本当に迫力満点です。その他にもグロいシーンが幾つか…。馬の腸を取り除いて、体内に入るシーンは生々し過ぎる。まぁ熊に襲われようが、崖から落ちようが、至近距離で撃たれようが死なないグラスも不思議に思いましたが、復讐に命を懸ける姿にそんな考えも無くなりました。復讐こそが正義と思っていたグラスが辿り着いた答えには希望があったのだろうか…。ストーリーはよくある復讐モノかもしれないが、ディカプリオの演技に156分の上映時間の長さを感じさせず最後まで引き込まれました。坂本龍一の音楽も映画とぴったり合っていた。R15指定なので、カップル向けのデートムービーではないかな。痛さも寒さもスクリーンから伝わってきます。男臭い映画が好きな方はぜひ!

この作品の評価・・・・★★★★★★★★★☆(満点は★10)
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シンプル・シモン

2016年04月20日 17時23分34秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:スウェーデン
日本公開:2014年5月3日
監督:アンドレアス・エーマン
出演:ビル・スカルスガルド,マルティン・ヴァルストロム,セシリア・フォッシュ

気に触ることがあると、ロケットに見立てたドラム缶にこもって、宇宙へと飛び立つ想像にふけるアスペルガー症候群のシモン。そんなシモンを理解する兄のサムは、恋人フリーダと暮らす新居に彼を迎え入れて共同生活を送ることに。しかし、遠慮せずに自分の生活ペースを事細かく守ろうとするシモンに嫌気が差したフリーダが出ていってしまう。落ち込むサムの姿に心を痛めたシモンは、彼にぴったりでパーフェクトな恋人を探し出そうとする。
第84回アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出されたラブコメディー。他者とのコミュニケーションがうまく取れないアスペルガー症候群の青年が、自分のせいで恋人に振られた兄に新たなパートナーを見つけようと奮闘する姿を追い掛ける。メガホンを取るのは、本作で長編映画デビューを飾った新鋭アンドレアス・エーマン。主演は、ステラン・スカルスガルドの息子ビル・スカルスガルド。ハートウオーミングなストーリーもさることながら、北欧ならではのかわいらしいファッションやインテリアも見もの。

第84回アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選ばれた作品。アスペルガー症候群の青年と、その家族の日々を描いています。何かあるとすぐにドラム缶の中に入ってしまうシモンは、自分のせいで恋人にフラれてしまった兄のために新しい恋人を探そうとします。“アスペルガー症候群”という言葉を初めて知りましたが、周囲の人たちに理解してもらうことは、そう簡単なことじゃなさそうです。最初は迷惑がっていた兄でしたが、徐々にシモンの純粋な気持ちを理解し始めて、新たな恋を見つけます。ハッピーエンドで良かったのですが、兄の元カノからしたら、いい迷惑でしょうね。長年付き合ってたのに、シモンのせいで…ってなるでしょ。彼氏の弟と一緒に住むってだけでストレスが溜まりそう。兄のサムがしっかりしていて大人なだけに気の毒に感じてしまいました。「自分のそっくりな恋人なんて嫌だ。そっくりな人間とは磁石のように反発し合う」って言葉に共感してしまった。アスペルガー症候群という障害を理解してもらうには良い映画だと思います。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ヴィジット

2016年04月19日 14時18分27秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年10月23日
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:キャスリン・ハーン,ディアナ・デュナガン,ピーター・マクロビー,エド・オクセンボールド
official site

休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母の家を訪れた姉弟は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい…。
『シックス・センス』などで知られるM・ナイト・シャマラン監督が手掛けたスリラー。三つの奇妙な約束事がある祖父母の家にやって来た姉弟が体験する恐怖を描く。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどのジェイソン・ブラムと『マッド・ナース』などのマーク・ビエンストックが、本作の製作陣にも名を連ねている。約束が破られたら何が起こるのか、様子が変な祖父母や夜中に聞こえる音、襲ってくる女など、随所に伏線の張り巡らされた予測不能な展開に引き込まれる。

鬼才M・ナイト・シャマラン監督作品。祖父母の家にやってきた姉弟が遭遇する恐怖を描いた本作。M・ナイト・シャマランらしさというよりは「パラノーマル・アクティビティ」をマネして前編POV方式にした感じがしました。襲われようと、逃げようと、ビデオカメラを離さない姉弟の執念に感動しました(笑)夜中に聞こえてくる奇怪な音や、老夫婦の全裸や嘔吐シーン、う○こだったり、怖さと気持ち悪さが同時に襲ってくる感じがして食事しながら観る映画じゃないと思いました。“衝撃の結末…!!”と謳っていますが、衝撃度は低めです。老夫婦の狂気をもっと見たかった。どんでん返し後は早送り感があって、あっけなく終わってしまった。家族の絆も無理矢理付け加えた感じがして、この映画には必要ないと思う。ラストの弟のラップは何だ??勘が良い人は途中でオチに気付くと思います 

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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サバイバー

2016年04月18日 13時49分41秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2015年10月17日
監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ,ピアース・ブロスナン,ディラン・マクダーモット
official site

ロンドンのアメリカ大使館に着任したケイトは、テロリストのアメリカへの入国を事前に食い止める任務を受ける。ある日、彼女は不審な人物の入国を察知するが、そのことが原因でテロリストの時計屋に狙われる。その後、ケイトは爆弾テロの巻き添えを食った上に、テロの実行犯に仕立て上げられ…。
『バイオハザード』シリーズなどのミラ・ジョヴォヴィッチと『007』シリーズなどのピアース・ブロスナンが共演し放つアクション。爆破テロ犯人のぬれぎぬを着せられた外交官が、未曽有の危機からアメリカを救おうと孤軍奮闘する姿を描く。『推理作家ポー 最期の5日間』などのジェームズ・マクティーグが監督を務め、『エンド・オブ・ホワイトハウス』などのアンジェラ・バセットらが共演。ラストまで息もつかせぬ展開に手に汗握る。

テロの犯人の濡れ衣を着せられた女性外交官が、アメリカを救うため奮闘するアクション作品。ミラ・ジョヴォヴィッチ、そしてピアース・ブロスナンとアクション映画として豪華な共演です。話のネタとしてはとても面白くなりそうな予感がありましたが、全体的に迫力に欠けるアクションでした。幾つかの証拠によってケイトが犯人にされるのだが、最後まで信じ続けた男性上司のせいで孤立感を感じなかった…。ケイトがずっとヒール履いて地味に逃げ回ってるだけのせいで、殺し屋を演じたピアース・ブロスナンのカッコ良さの方が目立っていたかもしれない。それでもラストの、呆気なく落ちて死ぬのはどうかと思いますが…。ケイトが大使館に簡単に潜入できたり、殺し屋が公園や駅で数メートルの距離にケイトがいるのに走って追いかけようともしない点が不思議でした。まぁケイトが最後まで1人で頑張ったからいいか!

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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スポットライト 世紀のスクープ

2016年04月16日 23時43分27秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月15日
監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ,マイケル・キートン,レイチェル・マクアダムス,リーヴ・シュレイバー
official site

2002年、ウォルターやマイクたちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナーを担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。カトリック教徒が多いボストンでは彼らの行為はタブーだったが…。
アメリカの新聞「The Boston Globe」の記者たちが、カトリック教会の醜聞を暴いた実話を基に描くスリリングな社会派ドラマ。カトリック系住民が多いボストンで、神父による児童への性的虐待事件を暴露した新聞記者らの困惑と共に、次々と明らかになる衝撃の真実を描き出す。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートンが記者を好演。複雑に絡み合う事件の根の深さに慄然とする。

本年度アカデミー賞で作品賞を受賞した作品。神父による児童への性的虐待事件を暴露しようと、困難に立ち向かう記者らの姿を描いた本作。大きな事件でありながらも、教会という組織の実態を暴くことはタブーとされていた。それでも真実を暴こうと、神父や組織を相手に向かっていくプロとしての仕事がとても良かった。そして教会の隠蔽、弁護士や検察の隠蔽に腹が立った。自分たちの足で情報を集めて、一歩一歩近づこうとする記者側の奮闘する姿が細かく描かれていてとても良かったが、教会側の正体が最後までハッキリ見えてこなかったのが残念なところ。何十人もいる神父の一人くらいは表に出てきて直接対決を見せてほしかった。エンドロールで“世界中でこれだけの神父が性的虐待をしていました”という説明だけでは少し物足りなさが残る。そして虐待をされた子供たちのその後の人生ももう少し見せてほしかった。ただ、この後に大きな注目を浴びる事件を世間に公にしたキッカケとなる話なので、地味になってしまうのは仕方ないのかもしれない。
正直に言うと、展開も上手くて良質な作品ではあるけれど作品賞を獲るほどの映画ではない気がします…

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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あん

2016年04月15日 18時51分42秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:日本/フランス/ドイツ
日本公開:2015年5月30日
監督:河瀬直美
出演:樹木希林,永瀬正敏,内田伽羅,市原悦子,水野美紀,太賀,兼松若人,浅田美代子
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刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り…。
『殯(もがり)の森』などの河瀬直美が樹木希林を主演に迎え、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマ。樹木が演じるおいしい粒あんを作る謎多き女性と、どら焼き店の店主や店を訪れる女子中学生の人間模様が描かれる。原作は、詩人や作家、ミュージシャンとして活動するドリアン助川。映像作品で常に観客を魅了する樹木の円熟した演技に期待が高まる。

元ハンセン病患者の老婆と、心に傷を負った人々の姿を描いた本作。一軒のどら焼き屋で出会った人たちが、それぞれの苦悩を抱えながらも前を向いて必死に生きようとする姿がとても感動的でした。恥ずかしながらハンセン病に対して何も知識が無かったものですから、とても勉強になりました。重い感染症と言われ続け、差別を受け、隔離までされた患者さんたちの気持ちを考えると苦しくなります。世間から邪魔者扱いされながらも、人生を一生懸命に生きようとする千太郎や徳江さんに勇気をもらいました。生きることの意味。重苦しい映画ではあるけれど、最後は少しの希望も感じられる作品。ラストシーンの千太郎の「どら焼き、いかがですか~」と言う姿は、活き活きしていました。樹木希林と永瀬正敏の演技が素晴らしかったなぁ。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ボーダーライン

2016年04月14日 20時25分58秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月9日
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラント,ベニチオ・デル・トロ,ジョシュ・ブローリン,ヴィクター・ガーバー
official site

優秀なFBI捜査官のケイトは、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした部隊に入り、特別捜査官のもとで極秘任務に就く。ケイトは早速、謎めいたコロンビア人と共に国境付近の捜査を開始。人が次々と亡くなる現実を突きつけられたケイトは…。
アメリカとメキシコの国境で巻き起こる麻薬戦争の闇を、『灼熱の魂』『プリズナーズ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が衝撃的かつリアルに描いたアクション。メキシコ麻薬カルテルを撲滅すべく召集された女性FBI捜査官が、暴力や死と日常が隣り合わせの現実を目の当たりにする姿を映す。主演は、『イントゥ・ザ・ウッズ』などのエミリー・ブラント。ほかにベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンらが出演。ヴィルヌーヴ監督による臨場感たっぷりの演出と、名優たちの緊迫した演技に注目。

麻薬組織撲滅のために召集された女性FBI捜査官が目の当たりにする、暴力と闇の世界を描いた本作。エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンといった演技派の俳優が揃っています。メキシコで実際に起きているであろう出来事に、どこから狙われているのか分からない最後まで続く緊張感がありました。転落していくというか、絶望に堕ちていく展開はドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らしさを感じました。なかなか複雑な話ではあるので、ちゃんと観ていないと混乱するかもしれません。しかし後半になってからの急展開は、法も秩序もない麻薬組織の世界の現実を見せつけられました。正義と悪のボーダーラインは、本当は悪だけなのかもしれない…。残酷なシーンや銃撃シーンも多いが、見応えのある作品でした。終始流れている音楽も良い!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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エール!

2016年04月13日 14時17分35秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:フランス
日本公開:2015年10月31日
監督:エリック・ラルティゴ
出演:ルアンヌ・エメラ,カリン・ヴィアール,フランソワ・ダミアン,エリック・エルモスニーノ
official site

フランスの片田舎の農家であるベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、全員が聴覚障害者。ある日音楽教師トマソンに歌の才能を認められ、パリの音楽学校で行われるオーディションを勧められたポーラは喜ぶものの、歌声を聴けない家族から反対される。家族のコミュニケーションに欠かせないポーラは、考えた揚げ句…。
歌の才能を認められパリの音楽学校のオーディションを勧められた少女と、聴覚障害のある家族との絆を描いた感動作。最愛の家族を支える役目と自らの夢の間で揺れ動くヒロインを、新人ルアンヌ・エメラが好演し、セザール賞最優秀新人女優賞に輝いた。『プレイヤー』などのエリック・ラルティゴ監督がメガホンを取り、『しあわせの雨傘』などのカリン・ヴィアール、『タンゴ・リブレ 君を想う』などのフランソワ・ダミアンらが共演。

聴覚障害者の一家の中で、健常者の長女が歌の才能を見出されて夢を追うお話。障害者というだけで世間からはバッシングを受け、差別されてしまう。でもこのベリエ家は家族一丸となって前に向かって壁を乗り越えようとする姿がとても良かったです。しかし、障害があるからと長女に夢を諦めさせようとする両親の行動はどうも納得できなかった。長女がいないと生活できないのかもしれないが、それにしても自分勝手な行動ばかりで、長女も家を出たい気持ちも分かる。下ネタばかり言うのもどうかと思う…。夢と家族の間で悩むヒロインと、ラストのオーディションシーンは良かったが、大きな感動とまではいかなかった。生徒や保護者の前で大人の愛の歌を、ポーラと男子生徒に歌わせるの?父親の選挙はどうなったのか?ポーラの“大人になった証明”を言いふらしたのは本当に男子生徒?ポーラの歌声は良かったけど、観終わるとエッチな会話しか頭に残っていません(笑)

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ピッチ・パーフェクト2

2016年04月12日 11時01分42秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年10月16日
監督:エリザベス・バンクス
出演:アナ・ケンドリック,レベル・ウィルソン,ヘイリー・スタインフェルド,アンナ・キャンプ
official site

ベッカが所属する大学ガールズアカペラ部のバーデン・ベラーズは、全米大会で女性チームとして初の優勝を果たした。ところがスキャンダルが原因で、大会への出場ができなくなってしまう。そんな中、一度きりのチャンスが訪れるものの、メンバーは卒業した後の進路などに悩んでいた。さらにドイツの強豪チームが彼女たちの前に立ちふさがり…。
ヒットナンバーをアカペラで歌うガールズアカペラ部を舞台に、女子大生たちの青春をさまざまな楽曲に乗せて爽快かつコミカルに描くガールズムービーの第2作。女子チームとして初めて優勝するという快挙を成し遂げたガールズアカペラ部にスキャンダルが発覚、名誉挽回のために奮闘する姿を映し出す。前作からアナ・ケンドリックやレベル・ウィルソンが続投し、ヘイリー・スタインフェルドが出演。『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの女優エリザベス・バンクスがメガホンを取る。

アカペラがテーマのガールズムービーの続編。全米大会で優勝を果たしたチームだったが、その後の騒動で活動出来なくなってしまう…というお話。音楽やアカペラ歌唱シーンは前作と同様に見応えがあって楽しかったです。しかしストーリー的にはやっぱり展開があまり無いというか遅いというか。やっていることは基本的にパート1と一緒。自分たちの将来の事で悩むのは分かるが、なんだか切り返しが早いような。今回は特に差別的な発言が多かったのも気になりました。韓国人怒るよ(笑)ラストのステージでOGの人たちも集結してたけど、「えっ誰ですか?」って人たちばかりで説明が無いよ。個人的にはベアーズよりもドイツチームの歌唱力や演出に一票入れたい。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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パパが遺した物語

2016年04月11日 16時53分31秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ/イタリア
日本公開:2015年10月3日
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
出演:ラッセル・クロウ,アマンダ・セイフライド,アーロン・ポール,ダイアン・クルーガー
official site

1989年のニューヨーク。小説家のジェイクは妻の死で心に傷を抱えながら、男手一つで幼い娘ケイティを育てていた。さまざまな問題が降り掛かる中で、彼は自分と娘の物語の執筆を進めていた。25年後、心理学を学ぶケイティは、ある出来事により人を愛せなくなってしまっていた。そんなある日、父のファンだというキャメロンと出会う。
『レ・ミゼラブル』のラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが共演し、小説家の父親と愛する娘との関係を過去と現在を交錯させながら描いたドラマ。心に傷を負いながらも娘との生活を立て直そうとする父の葛藤と、トラウマを抱える娘の姿をつづる。監督は、『幸せのちから』などのガブリエレ・ムッチーノ。ダイアン・クルーガーやオクタヴィア・スペンサーといった実力派キャストが出演。孤独なヒロインの苦悩と父との絆に心を打たれる。

小説家の父親と、その娘の過去と現在を描いた作品。『レ・ミゼラブル』でも共演したラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが親子役です。過去を引きずりながらも、前に進もうとする親子の姿を描いていて感動する!と思っていたのに、結局何を伝えたいのか分からないまま終わってしまいました。交通事故で母親、そして父親までも失った娘が大人になり、人を愛する意味が分からないまま苦悩し、体だけの関係が続いてしまう。そんな時に本当に好きになった相手が現れて…。とても良い話になりそうな気がするのだが、父親が書いた小説「父と娘」が大人になった娘の気持ちに影響を与えるのかと思いきや、特に繋がりも無く。好きになったキャメロンも何故ケイティがそこまで惚れたのかも見えづらい。ケイティの行動も良くないが、キャメロンも他の女性を家に入れておいて「友達だよ」ってよく言えたな(笑)そしてケイティを追いかけてハグって…。黒人の子供の話も必要あったのかどうか…。父と娘の絆をもっと見せて欲しかったです。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ルーム

2016年04月10日 22時53分46秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2015年
製作国:アイルランド/カナダ
日本公開:2016年4月8日
監督:レニー・アブラハムソン
出演:ブリー・ラーソン,ジェイコブ・トレンブレイ,ジョーン・アレン,ショーン・ブリジャース
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施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャックと、母親ジョイ。彼女はオールド・ニックによって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。
エマ・ドナヒューの小説「部屋」を、『FRANK -フランク-』などのレニー・アブラハムソン監督が映画化。7年間も密室に監禁された女性が、そこで生まれ育った5歳の息子のため命懸けで脱出に挑み、長い間世間から隔絶されていた彼らが社会に適応していく過程を描く。主演は、『ショート・ターム』などのブリー・ラーソン。生まれて初めて外の世界に触れた息子の戸惑いを、子役のジェイコブ・トレンブレイがみずみずしく演じる。

7年間、密室で生まれた息子と共に監禁された女性の脱出と、その後の人生を描いた本作。ブリー・ラーソンはこの役で本年度アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得しました。そして息子を演じたジェイコブ・トレンブレイ君の演技も本当に素晴らしかった!
閉ざされた部屋での監禁生活の中でも希望を捨てずにいた親子。そして外の世界へ脱出を試みようとする勇気。命がけの脱出劇は緊張感がありました。脱出して保護された後も、親子の苦悩は続きます。7年間という空白の時間はそう簡単には取り戻すことはできない。ルームをから初めて外の世界に飛び出した少年ジャックは全てが新鮮であり恐怖でもある。そして母親ジョイにとっては世間からの視線、そして両親との関係さえも7年間で変わってしまっていた。「何故、子供だけでも外に出してあげようと思わなかったの?」とジョイに質問するインタビュアーには苛立ちを感じ、「あの部屋に戻りたい…」ジャックの言葉に衝撃を受けました。外の世界こそが幸せのはずなのに、もしかしたらあの部屋にいた方が幸せだったのかもしれない。ジャックとジョイの親子がどうやって部屋や過去と決別していくかに注目して観て欲しいです。前半では親子の脱出劇。そして後半は事件から立ち直ろうする家族の物語になっています。前半と後半で全く色が違うのがこの映画の面白いところ。7年間の隙間を埋めることが出来るのは人との絆であったり温かさなのかもしれない。どんなに時間がかかったとしても親子には幸せになってほしい。そう願わずにはいられませんでした。地味な部分はあるものの、最近日本でも似たような事件があったのでリアルなドキュメンタリーを観ているような感覚でした。とにかく勘が鋭い婦人警官に感謝です。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声

2016年04月06日 10時23分30秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年9月11日
監督:フランソワ・ジラール
出演:ダスティン・ホフマン,キャシー・ベイツ,デブラ・ウィンガー,ジョシュ・ルーカス
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名門少年合唱団を有する私立学校に入学した問題児のステットは、厳格な合唱団団長カーヴェルに天性の美声を見いだされる。才能を認められず指導者の道を歩んだ過去を持つカーヴェルは、ステットを厳しく指導する。楽譜も読めず同級生たちからいじめられるステットだったが、やがてカーヴェルの指導により歌う喜びに目覚めていく。
名門少年合唱団に入団した問題児が、厳格なベテラン指導者の導きにより歌う喜びを見いだし、成長していく人間ドラマ。監督は、『レッド・バイオリン』などのフランソワ・ジラール。天性の美声を持つ少年役には、本作が初の長編映画出演となるギャレット・ウェアリング、その才能を開花させる合唱団団長を名優ダスティン・ホフマンが熱演。さらにオスカー女優キャシー・ベイツ、エミー賞受賞経験のあるエディ・イザードら実力派が脇を固める。

問題児の男子生徒が、厳しいベテラン指導者と出会ったことで天性の美声を活かして成長していくお話。合唱がテーマになっていますが、あまりピンときませんでした。しかしギャレット・ウェアリング君の美しい声に惚れました。指導者を演じたダスティン・ホフマンの存在感も凄い。家庭の問題で荒れていた少年が、合唱というものに出会い、真っ直ぐ前を見て歩き出す姿はとても良かった。周りの大人さえしっかりしていれば、誰だって素直な子に育つ。しかしステットが問題児から復活出来たのは運が良かったのと、親が金持ちだったからという事も大きい。そこにたまたま天性の歌声を持っていたから。才能だけでは人は幸せになれないという事も、この映画からは伝わってくる…。良い映画ではあるけど、都合良いハッピーエンドになったのは映画だから仕方ないのかもしれない。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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