股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ピッチ・パーフェクト

2015年10月31日 20時41分10秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年5月29日
監督:ジェイソン・ムーア
出演:アナ・ケンドリック,レベル・ウィルソン,アンナ・キャンプ,ブリタニー・スノウ
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DJになろうと奮闘中のベッカだったが、親に大学へ進むことを強く勧められる。渋々大学に入学した彼女は、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場する羽目になってしまう。しかし、メンバーは個性の強過ぎる者ばかりで、部としてしっかりと活動できる状態ではない。それでもぶつかり合いながら練習を重ねていくうちに、彼女たちの間に絆と友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うようになるが…。
『マイレージ、マイライフ』などのアナ・ケンドリックが主人公を演じた、アカペラがテーマのガールズムービー。あるきっかけでガールズアカペラ部に入ってしまった女子大生が、次第にその楽しさに目覚め、部の仲間たちと固い絆と友情を育んでいく。製作を務めるのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの実力派女優エリザベス・バンクス。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のレベル・ウィルソンらが出演。クセのあるキャラクターが入り乱れるにぎやかな物語はもちろん、熱気あふれる歌唱シーンも見もの。

ガールズアカペラ部の女子大生たちが、友情と絆を深めながら大会に挑むお話。アナ・ケンドリックの素朴な感じの可愛さが印象的でしたが、キャストたちの歌声も素敵でした♪オタクな男子学生たちとのバトルや、女子同士の仲間割れなど、見どころはたくさんある。女性チームのリーダーがゲロっちゃうシーンは、下品でちょっと引いたけど…。彼女たちがアカペラを通して成長していく姿が良かったけど、これといって新鮮さに欠けてしまうのが残念なところ。「天使にラブソング」の二番煎じに感じました。現代でこのネタで勝負するなら、何かしらの差別化が必要。そりゃあ上手い人を集めれば大会で勝てるだろうよ。もう少しストーリーの中で努力している姿を描いて欲しかったな。とりあえず2度の大量ゲロシーンしか印象に残っていません!(笑)パート2は公開中ですが、レンタル開始されたらとりあえず観てみるかな。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ブラックハット

2015年10月27日 22時00分17秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年5月8日
監督:マイケル・マン
出演:クリス・ヘムズワース,ワン・リーホン,タン・ウェイ,ヴィオラ・デイヴィス
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ネットワークに不法侵入されたことで香港の原子炉が破壊されてしまい、さらにアメリカの金融市場も被害を受ける。アメリカと中国の合同捜査チームは事件解決のため、現在獄中生活を送るすご腕ハッカーで天才プログラマーのニコラスに協力を要請。犯人は以前彼が開発したプログラムを応用しており、正体・目的共に不明の犯人のしっぽをつかむべくニコラスは捜査チームと一緒に世界中を駆け巡るが…。
『インサイダー』『ALI アリ』などのマイケル・マン監督が、サイバーテロをテーマに描くクライムアクション。コンピューターやネットワークに対して攻撃するハッカー「ブラックハット」を題材に、ネットワーク不法侵入により世界を脅かす凶悪犯を追跡すべく、獄中から駆り出された元ブラックハットの奔走を活写する。『マイティ・ソー』シリーズなどのクリス・ヘムズワースが主演し、『ラスト、コーション』などのタン・ウェイとワン・リーホンらが共演。

ネットワークに不法侵入して世界を攻撃する凶悪犯を捕まえるべく、獄中から駆り出された天才ハッカーの男の物語。「インサイダー」「コラテラル」「ALI アリ」など男くさい映画を得意とするマイケル・マン監督作品です。本作でも迫力の銃撃戦が満載ですが、なにか足りないというか…。天才ハッカーのわりには頭脳戦が全然無くて、普通にアクション満載の肉弾戦になっていた。そもそもセキュリティー甘すぎやしないか?香港に原発なんてありません。ヒロインも出会っていきなり主人公といちゃいちゃするし、途中からは足を引っ張っているように見えて、いない方が作戦は上手くいったんじゃないの?と思ってしまいます。主人公とヒロインが逃げ始めるところから盛り上がりそうな予感がしましたが、最後はあっけなく復讐して終わり…。ご都合主義な展開も目立つ。コンピュータの知識があまり無い人には話の内容について行けずに退屈に感じるかもしれません。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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マジック・イン・ムーンライト

2015年10月25日 21時13分19秒 | 映画評論マ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2015年4月11日
監督:ウディ・アレン
出演:コリン・ファース,エマ・ストーン,アイリーン・アトキンス,ハミッシュ・リンクレイター
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魔法や超能力など信じない皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリーは、ある大富豪をとりこにしているアメリカ人占い師の正体を暴いてほしいと頼まれる。南フランスの富豪宅を訪ねるも占い師ソフィが発揮する驚異的な透視能力にただただ驚かされ、それまでの人生観を覆される羽目に。その上、かれんな容姿で明るく活発な彼女に魅了されてしまい…。
1920年代の南フランスを舞台に、不思議な能力を持つ女性占い師と、そのトリックを暴こうとするマジシャンの恋の駆け引きを描いたロマンチックコメディー。『ミッドナイト・イン・パリ』など数々の名作を手掛けてきた名匠ウディ・アレンがメガホンを取り、対照的な男女の恋模様を、ウイットに富んだ軽妙な語り口でつづる。 主演は、オスカー俳優コリン・ファースと『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのエマ・ストーン。

ウディ・アレン監督作品。占い師の女性と、マジシャンの男性の恋の駆け引きを描いたラブコメディ。コリン・ファース,エマ・ストーンといった有名どころが出演しているけど、話が単調でわざわざ映画にするほどの映画ではないかなと思いました。スタンリーもソフィも、お互いにどのタイミングで惹かれて恋に落ちたのかが分からなかった。コリン・ファースは渋くてカッコいいけど、若い男を振ってまでスタンリーにいくソフィの気持ちが分からない…。結末が途中で見えてしまうし、ラストもあっさり。エマ・ストーンの可愛さだけが印象に残る作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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王妃の館

2015年10月24日 16時14分33秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年4月25日
監督:橋本一
出演:水谷豊,田中麗奈,吹石一恵,尾上寛之,青木崇高,中村倫也,安達祐実,緒形直人,石橋蓮司
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パリで圧倒的な知名度を誇り、王妃の館と呼ばれる超高級ホテル「シャトー・ドゥ・ラレーヌ」のスイートルームを昼夜でダブルブッキングするというツアーを、今にもつぶれそうな旅行会社が立案する。個性的な参加者の中に名を連ねた売れっ子作家・北白川右京は、持ち前のマイペースぶりでほかの参加者たちを自分の世界に引き込んでいき…。
直木賞作家・浅田次郎の長編小説を、テレビドラマ「相棒」シリーズなどの橋本一監督が映画化した笑いと涙あふれる人間ドラマ。「王妃の館」と呼ばれるパリでも屈指の伝統と格式を誇る超高級ホテルの知名度を利用して、倒産しそうな旅行会社が企画したパリ旅行に参加したツアー客たちが繰り広げる騒動を描く。それぞれに問題を抱える一筋縄ではいかないツアー参加者の中でもとりわけ個性の強い作家・北白川右京を、『相棒』シリーズの杉下右京役でおなじみの水谷豊が演じる。

ダブルブッキングツアーに巻き込まれたツアー客たちが繰り広げる騒動と人間ドラマを描いた作品。ホテル側とツアー会社が共謀して、2つのツアーグループを鉢合わせしないように上手い具合に滞在させようとする計画。しかし、そんな事が上手くいくわけもなくドタバタ騒動が起きるというお話。何一つ面白くない…。ベルサイユ宮殿やルーブル美術館など、パリをの名所がたくさん出てくるので旅に出たくなります。ツアー客の騒動と、同時進行で作家である北白川が書く劇中劇も進んでいきますが、これがまた驚くほど面白くない。その劇中劇の中の話が安っぽくて邪魔。なんでフランス人役がオール日本人なの?感動も無ければ無駄に歌が長い…(笑)最後の大合唱は何なのか?ツアーの騒動だけど描いてくれた方がまだマシになったのに、話がごちゃ混ぜでまとまりが無い。まぁ、それでもこの映画のストーリー自体、学芸会のような雰囲気で面白みがありませんでしたが…。

この作品の評価・・・・★★☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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トランスポーター イグニション

2015年10月23日 10時28分27秒 | 映画評論タ行
製作年:2015年
製作国:フランス
日本公開:2015年10月24日
監督:カミーユ・ドゥラマーレ
出演:エド・スクライン,レイ・スティーヴンソン,ロアン・シャバノル,ガブリエラ・ライト
official site

美女アンナからの依頼を受けたフランクが約束の時間に現れると、彼の愛車に3人の女性が乗り込んでくる。銃口を向けられた彼は、拉致された上に猛毒による影響で余命12時間と宣告された父親の姿を見せられる。プロの運び屋としてのルールから外れた仕事を強いられたフランクは逆上するが、タイムリミットは刻一刻と迫っていた。
『トランスポーター』シリーズの主役を務めてきたジェイソン・ステイサムに代わり、新星エド・スクラインを主演に迎えたアクションドラマ。フランスの鬼才リュック・ベッソンが製作と脚本を担当し、スリリングな天才運び屋の仕事に肉迫する。メガホンを取るのは『フルスロットル』のカミーユ・ドゥラマーレ。主人公のドライビングテクニックや、どのような場所でも自在に駆け抜け、よりパワーアップしたアクションに見ほれる。

試写会にて鑑賞。「トランスポーター」と言えばジェイソン・ステイサムの代表作であり、現在までに3作品作られた人気シリーズです。カーチェイスやアクションが迫力満載で凄いです!!パトカーが吹っ飛んだり、空港でのカーアクションは必見です。しかし、言い方を変えればどこかで観たことがあるようなアクションばかり。新鮮さはあまり感じられません。何よりジェイソン・ステイサムと比べてしまうと、主役のエド・スクラインの存在感が弱い。手足が長くてスタイル抜群なんだけど、でも主役っていうより敵ボスって雰囲気。調べたらまだ映画出演2作目なんですね…。ストーリーはよくあるアクションもの。人間よりも愛車アウディをいかにカッコよく見せるか考えているような映像でした(笑)女性たちは露出高めの服装だけど、敵陣に乗り込むときは防弾チョッキぐらい着たらどうかな?警察の見て見ぬふりというか、無能っぷりは健在。これをシリーズ化させるのかな?失速していきそうな予感です…。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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白い沈黙

2015年10月22日 19時24分31秒 | 映画評論サ行
製作年:2014年
製作国:カナダ
日本公開:2015年10月16日
監督:アトム・エゴヤン
出演:ライアン・レイノルズ,ミレイユ・イーノス,ロザリオ・ドーソン,スコット・スピードマン
official site

マシューの9歳になる娘キャスが、雪の降る日に行方がわからなくなる。誘拐されたと取り乱すマシューだったが、それを裏付ける目撃情報や物的証拠が出てこない。それが原因で警察は彼が自分で娘に危害を加えたのではないかと疑うが、捜査は進展することなく8年が経過してしまう。ある日、突如としてキャスの生存をほのめかすような証拠が次々と浮かび上がる。混乱しながらも娘との再会の希望を見いだすマシューだったが、衝撃的な事実を突き付けられることに。
『ハッピーボイス・キラー』などのライアン・レイノルズ、『トランス』などのロザリオ・ドーソンらが共演を果たしたサスペンス。突如として娘が行方不明となり、その8年後に生存を感じさせるサインを受け取った父親を待ち受ける、思いも寄らない運命を見つめる。監督は『クロエ』『デビルズ・ノット』などの鬼才、アトム・エゴヤン。時系列を解体したパズル的な語り口に引き込まれる。

突如、行方不明になった娘。8年後、父親は娘の生存の手掛かりを見つけるが、思いもよらない運命が待ち受けていた…。誰にでも起こりえる事件。一瞬目を離した隙に子供がいなくなる。冒頭で犯人の正体が判明します。しかし、その犯人の異常な行動や、子供を誘拐や虐待する裏の組織など、父親の視点と、犯人の視点、2つの視点から物語を見ることが出来るので面白いです。一見普通に見える犯人の執拗で変態な行動に恐怖を感じます…。警察は…やっぱり無能だ(笑)裏の組織の正体をもう少し明確に描いてくれれば恐怖も完成度も上がったかなと思います。女性刑事を監禁したのも何か本題と絡んでくるのかと思いきや、ただ監禁してるだけだし。犯人の正体や、少女の現在の姿は後半まで謎を明らかにしないまま隠しておくべきだったと思います。どうやって誘拐したのか?隠しカメラはどうやって仕掛けたのか?犯人の手助けをする女は何者?謎も残されているので、惜しい作品でありました。真っ白に降る雪は、映像に冷酷さと不気味さを際立出せていて良かったです。でも似たような作品なら「プリズナーズ」の方が面白い!トリックかギミックか…。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アデライン、100年目の恋

2015年10月21日 02時46分12秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年10月17日
監督:リー・トランド・クリーガー
出演:ブレイク・ライヴリー,ミキール・ハースマン,ハリソン・フォード,エレン・バースティン
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サンフランシスコの市立資料館に勤務する29歳のきれいな女性ジェニーは、ある年越しパーティーで出会った青年エリス・ジョーンズと恋に落ちる。彼の両親の結婚記念日に招待されたジェニーが実家を訪ねると、初対面のはずのエリスの父親ウィリアムから「アデライン」と呼び掛けられる。それは、ウィリアムが以前真剣に愛した女性の名前で…。
若く美しい29歳のまま100年以上生き続けた孤独な女性が、真実の愛を見いだすまでを描くラブストーリー。主演はテレビドラマ「ゴシップガール」シリーズなどのブレイク・ライヴリー、共演にはハリソン・フォード、『ブラックブック』などのミキール・ハースマンらが名を連ねる。メガホンを取るのは、『セレステ∞ジェシー』などのリー・トランド・クリーガー。グッチをはじめ、さまざまな時代のデザインのドレスがスクリーンを華やかに彩る。

宇宙の不思議な現象によって美しい29歳のまま100年以上生きた女性の数奇な人生を描いたラブストーリー。愛し続けてはいけないと誓ったアデラインは、人生で一度だけ過ちを犯す。その過ちが彼女の運命を変えていくのです。主演のブレイク・ライヴリーの妖艶な美しさに魅了されました。ドレス姿も普段着姿もとにかく美しい!!対してハリソン・フォードの渋さも、年齢を重ねることで生まれる感情を表していて、物語に深みが増しました。一見すると、歳を取らないことは羨ましく思えるかもしれませんが、歳を取っていくからこそ、人は本気で人生を謳歌しようとするのかもしれない。大人のファンタジー・ラブストーリーとしては良い作品でした。男性が観ても楽しめると思います。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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ハッピーエンドが書けるまで

2015年10月19日 15時59分30秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年6月27日
監督:ジョシュ・ブーン
出演:リリー・コリンズ,ローガン・ラーマン,グレッグ・キニア,ジェニファー・コネリー
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作家ビルは前妻エリカを忘れられず、離婚して3年たってもまだ彼女の家の周りをウロウロしていた。大学生の娘サマンサはさっさと父親を見限って新しい恋人を作る母親を嫌悪し、3年間ろくに口もきいていない。そんな彼女に同級生のルイスが恋心をいだくが…。
『きっと、星のせいじゃない。』などのジョシュ・ブーン監督がメガホンを取った人生賛歌。妻に未練を残す男と彼の息子と娘が、さまざまな思いを抱えながら前へと進む姿を描き出す。『あと1センチの恋』などのリリー・コリンズをはじめ、グレッグ・キニア、ジェニファー・コネリー、ローガン・ラーマンらが出演。泣いたり笑ったりしながら人生の素晴らしさに気付かせてくれる物語が琴線に触れる。

1組の家族が様々な思いを抱えながら深まっていく家族愛を描いた本作。いくら家族だからといっても、そのカタチが出来るまでに時間がかかるのかもしれない。一番近い存在だからこそ本音が言えないのかも…。父親は別れた妻のストーカーをして、妻はムキムキの若い男とイチャイチャ…。娘はそんな母親を拒絶しながらも、小説家としてデビュー。息子はクラスメイトのワケありの女の子に恋をする。一筋縄ではいかないのが、この家族。ラブストーリーのように予想していましたが、しっかりとした家族の再生話でした。淡々としている部分もあり、ちょっとご都合主義な点もありましたが、家族の絆を感じられる作品でした。声だけの出演ですがスティーブン・キングが出てきます!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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パレードへようこそ

2015年10月18日 15時55分16秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:イギリス
日本公開:2015年4月4日
監督:マシュー・ウォーカス
出演:ビル・ナイ,ドミニク・ウェスト,アンドリュー・スコット,ジョージ・マッケイ
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マーガレット・サッチャー政権下の1984年夏、ロンドン。炭鉱労働者のストライキの報道を見たマークは、彼らを救済すべく仲間たちと募金活動をすることに。しかし、ゲイとレズビアンの活動家グループであるマークたちが必死でかき集めた支援金を受け入れる炭鉱団体はなかった。それでもマークたちはめげず、労働者たちに直接寄付金を渡すためロンドンからウェールズへ向かう。
ストライキ中の炭鉱労働者支援に立ち上がったロンドンのLGSM(ゲイとレズビアンの活動家たち)の若者たちと、ウェールズの炭鉱労働者の交流をつづる感動作。イギリスのマーガレット・サッチャー政権下で起きた実話が、1980年代の名曲をバックに描かれる。監督は、第63回トニー賞にて監督賞を受賞したマシュー・ウォーチャス。出演には『ラブ・アクチュアリー』などのビル・ナイ、『ヴェラ・ドレイク』などのイメルダ・スタウントン、『サンシャイン/歌声が響く街』などのジョージ・マッケイらがそろう。

炭鉱労働者支援のために立ち上がったゲイやレズビアンの若者たちの奮闘を描いた実話を基にした本作。世の中には様々な差別や偏見がある。性的マイノリティに対して、理解できる人もいれば出来ない人もいる。きっと今以上にゲイやレズビアンへの差別は酷かったと思う。だけどこの映画の若者たちはただ真っ直ぐに目の前の問題に立ち向かっていく。その姿は勇敢でカッコ良かったです。LGSMのメンバー1人1人にそれぞれ人生があって、悩みがあって。炭鉱の人々との交流やLGSMの活動の中で、1人ずつスポットを当てて若者たちが成長していく姿も見どころです。“差別”という重いテーマを扱っているにもかかわらず、とても前向きな気持ちになれる作品でした。知らないことも知らないままでいるのが一番良くない。知らないことを知ろうと歩み寄ることで、きっと世界を知ることが出来るのだと思いました。最後のパレードのシーンが印象的。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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図書館戦争 THE LAST MISSION

2015年10月17日 21時46分17秒 | 映画評論タ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年10月10日
監督:佐藤信介
出演:岡田准一,榮倉奈々,田中圭,福士蒼汰,土屋太鳳,松坂桃李,栗山千明,石坂浩二
official site

年号が昭和から正化になってから33年、関東図書隊のタスクフォース所属の堂上篤と笠原郁は、日々理不尽な検閲から図書を守るため奮闘。彼ら図書隊は、全てのメディアを取り締まりの対象とするメディア良化委員会と激しいつばぜり合いを展開していた。読書と表現の自由を守るべく体を張る彼らを、予想外の戦闘が待ち受けていて…。
岡田准一と榮倉奈々の共演で、有川浩の人気小説シリーズを映画化して好評を博した『図書館戦争』の続編。本作では前回の図書防衛バトル「小田原・情報歴史図書館攻防戦」から1年半後を舞台に、図書隊とメディア良化委員会との前代未聞の戦闘の行方を追い掛ける。前作に引き続き佐藤信介が監督を務め、田中圭や栗山千明ら豪華キャストも再集結。榮倉演じるヒロインの成長はもとより、激しいアクションも見どころ。

事前に劇場版シリーズ1作目と、テレビSP版を観て予習はバッチリ♪図書隊とメディア良化委員会との戦闘を描いたシリーズ2作目です。2時間で上手くまとめていて、とても観やすい。堂上と笠原の恋のその後も戦闘が激しくなるにつれて、お互いの想いが高まっていくの展開が素敵でした。アクションは前回よりも激しめ!?岡田くんのアクションはもうプロのスタントマンにしか見えません。笠原の「戻ってきたら好きって言いますから…」の言葉にグッときてしまい、堂上のツンデレ具合にまたグッときてしまった(笑)今回は特に“表現の自由”をテーマにしていて、決して映画の中だけではなく現実でもメディア規制について考えさせられることが多かったです。何事も無関心というのが一番良くない!必要としている誰かのために命を懸けて本を守ろうとする図書隊と姿はとてもカッコ良かった。まぁ、撃たれたのになんで生きてられるんだろ?っていうご都合主義な点もありましたが…。ぜひ続編も作って欲しいですね。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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新宿スワン

2015年10月16日 12時28分59秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年5月30日
監督:園子温
出演:綾野剛,山田孝之,沢尻エリカ,金子ノブアキ,深水元基,村上淳,山田優,伊勢谷友介
official site

一文なしだが野心だけは人一倍ある白鳥龍彦は、新宿・歌舞伎町に乗り込んで一旗揚げようと決意する。ひょんなことから彼は、名の知れたスカウトマンとして数々の伝説を持つ真虎に誘われてスカウト会社バーストの社員に。歌舞伎町をゆく女性たちに声を掛けては、水商売、風俗、AVの仕事をあっせんし、その紹介料をつかんでいく龍彦。さまざまな人物や出来事と対峙しながら、彼はスカウトマンとして、一人の人間として大きく成長していく。
ベストセラーを誇る和久井健の漫画を実写化したドラマ。新宿の歌舞伎町を舞台に、スカウトマンの青年がさまざまな女性を水商売、風俗、AVといった世界へと送り出しながら奔走する姿を追う。監督は『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』などの園子温。『そこのみにて光輝く』などの綾野剛、『闇金ウシジマくん』シリーズなどの山田孝之、『ヘルタースケルター』などの沢尻エリカ、『あしたのジョー』などの伊勢谷友介と豪華な面々が結集。彼らが織り成す濃密な展開に加え、園監督ならではの鮮烈なタッチにも注目。

新宿歌舞伎町を舞台にした、スカウトマンの青年と、彼が生きる危ない世界を描いた物語。園子温監督作品は当たり外れが激しいので、今回はどうかなと思いましたが…。園子温監督らしさが今回は出ておらず、よくある歌舞伎町を舞台にした映画になっていました。スカウトの仕事にあまりピンとこないのですが、話のテンポは悪くなかったです。豪華な俳優陣が揃っているので最後まで飽きることはありません。グループ同士の抗争など面白いところはあったけど、世間がイメージする歌舞伎町でありえそうな出来事を詰め込んだだけで薄っぺらさが出てしまっていたかなと思います。園子温なら、もっと独特のバイオレンスを感じる作品にして欲しかったです。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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メイズ・ランナー

2015年10月15日 15時25分34秒 | 映画評論マ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年5月22日
監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン,カヤ・スコデラーリオ,アムル・アミーン
official site

そびえ立つ壁や毎晩変化する構造を持つ謎の巨大迷路に月に1度、自分の名前以外何も覚えていないランナーが送り込まれてくる。やがて団結し始めた彼らは迷路の仕組みを調査し脱出法を見いだそうとするが、迷路の扉が閉まる夜までに帰還しないと命の保証はない。生き残りを懸け巨大迷路に隠された謎を解き明かそうとするランナーたちの運命は…。
アメリカのベストセラー小説を基に、謎の巨大迷路に放り込まれた若者たちが決死の脱出劇に挑むサスペンス大作の第1弾。さまざまな死のトラップが仕掛けられ、どんどん変化していく巨大な迷路(メイズ)を、知力・体力を駆使して駆け抜ける若者たちの運命、そして迷路に隠された秘密が描かれる。キャストには、『インターンシップ』のディラン・オブライエン、『17歳のエンディングノート』などのカヤ・スコデラーリオらがそろう。

謎の巨大迷路に送り込まれた少年たちの脱出劇を描いた本作。まぁ3部作の1作目なので途中で話が終わります。多くの謎を残したまま、彼らが脱出を試みるのですが、展開としては分かりやすかったです。でもメイズランナーだし、せっかっく巨大な迷路があるのだから、迷路での場面を増やしてくれたらもっと面白くなったのかなと思います。最後に救助のヘリが来たけど、3年間一度も助けにこなかったの?リーダー的存在の少年が後から追いついてきたけど、なんで彼はパスワードを知ってたの?棒でつくぐらいじゃあのグリーパーは倒せないと思うのだけど。う~ん謎と疑問が残る作品でした…。ハンガーゲームの世界観が似ているけど、こっちの方が好きかな。期待はしていないけど、残り2作で巻き返してくれたらいいですね。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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マイ・インターン

2015年10月14日 23時32分50秒 | 映画評論マ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年10月10日
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ロバート・デ・ニーロ,アン・ハサウェイ,レネ・ルッソ
official site

ジュールズは、ファッションサイトを経営・管理する会社のCEOとして充実した日々を過ごしていた。仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女はまさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。同じころ、シニアインターンとして、40歳も年上のベンがジュールズの会社に来ることになり…。
ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイというオスカー俳優が共演を果たしたヒューマンドラマ。年齢・性別・地位も違う男女が出会い、徐々に友情を育んでいく過程を描く。メガホンを取るのは『ハート・オブ・ウーマン』『恋するベーカリー』などで知られるナンシー・マイヤーズ監督。高級ブランドからカジュアルスタイルまで網羅したファッションはもとより、女性にエールを送る物語に夢中になる。

仕事と家庭を両立する完璧な女性ジュールズに試練が訪れる。そんな時、インターンとして来た老紳士のベンがやってきて、2人の友情は深まっていく…。「プラダを着た悪魔」では新人のファッションジャーナリストを演じたアン・ハサウェイでしたが、今回はファッションサイトの女性社長を演じています。アン・ハサウェイやっぱり可愛い(笑)1人の女性として、妻として、母としての生き方がこの映画では描かれています。ジュールズは完璧な女性…だけど彼女にだって悩みはある。完璧でいなければいけないというプライドが邪魔をして、誰にも打ち明けられずに毎日を過ごしています。そんな時にシニアインターンとして来たのがベン。ベンが豊富な知識と経験に影響を受けて、ジュールズは少しずつ変わっていきます。“人間は完璧じゃない。だから、いつだって甘えてたり頼ったりしていいんだ”とベンを見ていて思いました。ベンの部下としての役割が素晴らしい!あくまでも部下としてジュールズを支えようとする姿がカッコ良かったです。こんな人が周りにいてくれたら…。いやっ、ベンのように歳をとっても誰かに頼られるような人になりたい。ベン役はロバート・デ・ニーロが適役だと思います。メールの内容を削除するためにジュールズの母親の家に忍び込んだり、Facebookの内容を2人で考えたり笑えるシーンも幾つかあります♪女性向きの映画かと思われがちですが、男性が観ても元気をもらえる作品だと思います。良い人しか出てこないので、ちょっとリアルさが欠けるかもしれませんが、観て良かった作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

2015年10月12日 17時39分13秒 | 映画評論ア行
製作年:2013年
製作国:イギリス/アメリカ
日本公開:2015年6月27日
監督:スティーヴン・ナイト
出演:トム・ハーディ,ルース・ウィルソン,オリヴィア・コールマン,トム・ホランド
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超高層ビルの工事を手掛け、翌日に重要な作業に控えている大手建設会社のエリート社員アイヴァン。妻と息子たちの待つ家に帰ろうと愛車のBMWに乗り込むと、1本の電話がかかってくる。それを機に、彼は自宅ではなくロンドン方面の高速道路に車を走らせていく。電話で部下に翌日の作業を一方的に押し付け、妻に自宅に戻れなくなった原因を告げるアイヴァン。一刻でも早くロンドンに向かおうとする中、困惑する部下、解雇を宣告する上司、憤怒する妻からの電話を受け取る。
ロサンゼルス映画批評家協会賞やイギリスのインディペンデント映画賞などで称賛された異色のサスペンス。思わぬ状況に追いやられる中、高速道路を車で走る男の胸中に漂う不安や焦燥を見つめる。監督と製作総指揮に『ハミングバード』などのスティーヴン・ナイトと『つぐない』などのジョー・ライト、主演は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのトム・ハーディ。先の読めない展開に加え、車内を舞台にしたトムの一人芝居だけで物語が進む特異なスタイルが斬新。

運転中の男が複数の相手と電話をしながら、状況が変化していく物語。まぁトム・ハーディ1人が車中でずーっと電話をしているだけの映画です。斬新と言えば斬新だけど…特に捻りも無く終わってしまったのが残念でした。部下、上司、妻…次から次へと電話がかかってくるのですが、主人公のアイヴァンはそれらすべての約束をすっぽかして高速道路を車で走り続ける。その目的が事件に巻き込まれていたり、実は正体が犯罪者だったりすれば面白くなったのだけど…えっ、そんなくだらない理由で??緊迫感ゼロで、映画にするほどの話ではありません。ただのダメ男の自業自得な話でした。86分の上映時間ですら長く感じた。トム・ハーディの無駄遣いです。

この作品の評価・・・・★★☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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MAX 20th LIVE CONTACT 2015 BACK TO THE MAX FUTURE

2015年10月12日 15時50分58秒 | ライブレビュー
土曜日にMAXの20周年ライブに行ってきました~♪



場所は舞浜アンフィシアター



MAX世代ではないけれど、好きな曲が多いのです!

20周年でREINAもAKIも来るという最初で最後のMAX5人が揃うという夜なので

…これは行かなきゃと思いました!!

20周年記念LIVEということで、シングル曲全部歌ってくれました♪

皆さんアラフォーなのに踊りまくり!!すげぇ体力だ!!

REINAが登場した時は「おぉ~!!!」と思ったし、AKIがいたから今のMAXがあるわけで

この20年間は色々あったグループなんだとしみじみ思いました

まぁ世代じゃないのだけど(笑)

【SET LIST】

1.恋するヴェルファーレダンス ~Saturday Night~
2.KISS ME KISS ME, BABY
3.TORA TORA TORA
4.Seventies
5.GET MY LOVE!
6.Give me a Shake
7.Love is Dreaming
8.Shinin’on-Shinin’love
9.閃光-ひかり-のVEIL
10.Ride on time
11.Grace of my heart
12.Love impact
13.あの夏へと
14.銀河の誓い
15.一緒に・・・
16.Never gonna stop it
17.MAGIC
18.バラ色の日々
19.Always love
20.Perfect Love
21.moonlight
22.Feel so right
23.Spring rain
24.eternal white
25.Festa
26.LOVE SCREW
27.Be With You
28.ニライカナイ
29.あなたを想うほど
30.SPLASH GOLD -夏の奇蹟-
31.ラフカットダイアモンド
32.CAT’S EYE
33.Tacata’
34.情熱のZUMBA
35.SELFIE ~ONNA Now~
36.SO MUCH IN LOVE
37.SUMMER TIME
38.BROKEN HEART
39.KISS TO KISS
40.Wonderland

アンコール

41.SELFIE ~ONNA Now~
42.I will



お馴染みの『Give me a Shake』や『Ride on time』は盛り上がったし

『一緒に…』『Spring rain』の名曲に感動したり

AKIがいた頃の『LOVE SCREW』や『Festa』も実は名曲だったと気づいたり

要は素晴らしいLIVEだったってこと!!!

12月にはベストアルバム『MAXIMUM PERFECT BEST』がリリースされるそうです♪
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