股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

127時間

2011年05月30日 18時41分11秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ=イギリス
2011年6月18日公開
監督・脚本:ダニー・ボイル
原作:アーロン・ラルストン
出演:ジェームズ・フランコ,アンバー・タンブリン,ケイト・マーラ
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2003年4月25日金曜日。いつものように行き先を誰にも告げず、休日はクライマーとして人生を謳歌しているアーロン。今回の目的地はブルー・ジョン・キャニオン。土曜日の朝、車からMTBを取り出し渓谷へ向かった。途中、道に迷った二人の女性を秘密の場所へと案内する。そこは岩と岩の隙間から下の泉へとダイブできる場所。大胆なアーロンの行動力は彼女たちを魅了する。そんなアーロンに、思わぬ災難が降りかかる。
『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞8部門に輝いたダニー・ボイル監督が、断崖に腕を挟まれ動けなくなった男性の実話を映画化。落石に運命を決められた瞬間から、生命の限界を迎えるまでの127時間、死の恐怖に直面し、絶望の底で“人生”を体験する。そして遂に彼はある“決断”を下す―何が何でも生きるために…。第83回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞をはじめとする6部門でノミネートされた。“生きたい”という情熱を体いっぱいで演じ切ったジェームズ・フランコの陽気さとクールさ、そして並はずれた演技力は驚嘆の一言だ。

本年度アカデミー賞主要6部門ノミネートの実話を基にした作品。渓谷に落ちて岩に手を挟まれた青年の物語。
さすがダニー・ボイル監督。映像の撮り方も良いし音楽も効果的に使われている。主人公の感情の変化がこちらまで伝わってきました。この映画から伝わってくることは「生きることへの執着」。“たとえ絶望の淵へ落ちてもこの先きっと良いことが待っている。だから諦めてはいけない”「人は生きなければならない」「人は1人では生きていけない」アーロンの諦めない気持ちに勇気をもらいました。主演のジェームズ・フランコ、彼の演技は素晴らしかった♪“死”を覚悟した表情と“生”を見つけた表情。どちらも緊張感を感じられる演技力でした。

展開が予想通りだったのが残念でしたが、命の大切さや重さを感じられる作品でした。シンプルに作られていそうで、中身は濃い内容になっています。グロいシーンもありますが観終わったあとは爽やかな気分になれます。もし自分が同じ状況に置かれたとしたら…今までの人生を振り返り、アーロンのように大きな犠牲を払ってまで生きたいと思うか…。毎日平和に生きていることがどれだけ幸せなことかを改めて感じました。

この作品の評価・・・・75点
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

2011年05月24日 11時27分58秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:イギリス=アメリカ
2010年11月19日公開
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ,ルパート・グリント,エマ・ワトソン,マイケル・ガンボン
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ハリー、ロン、ハーマイオニーは、彼らに課せられた使命であるヴォルデモート卿の抹殺のため、その鍵を握る“分霊箱”を探していた。守ってくれる人も、導いてくれる師も失った3人は、これまで以上に固い結束が必要だった。しかし闇の力は、しっかりと結ばれていたはずの彼らの絆を引き離していく。魔法界は、かつてないほど危険な場所になっていた。ヴォルデモート卿の復活が現実のものとなった今、魔法省だけでなく、ホグワーツ魔法学校も死喰い人に支配されている。死喰い人はヴォルデモート卿の命令で、ハリーを生け捕りにしようとしていた。ハリーたちは分霊箱の手掛かりを探すうち、“死の秘宝”の伝説に出会う。
「ハリー・ポッター」シリーズの最終章となる第7巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」。史上最強ファンタジーの歴史的フィナーレは、映画一本分の時間ではとうてい収まらず、二部構成で描かれることに。前編となる本作で、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ヴォルデモートの手中に墜ちたホグワーツ魔法学校には戻らず、いよいよヴォルデモートを倒す旅に出る。もちろん闇の勢力はハリーたちを常に狙っているので、安全な旅ではない。“三人寄れば文殊の知恵”とばかりに、心細いながらも、必死に解決の糸口を探していくハリーたち。彼らの冒険は、本当の意味でいま始まったばかりなのだ。

今までのシリーズは全て観てきましたが正直言って話の流れを途中から理解していません。というわけで、なんとなく本作も鑑賞。なんとなくでハリポタを観て、そして話をちゃんと理解していないのにレビューを書いていいものか…まぁいいか(笑)てわけで観た感想を思ったまま書きます。

次回作が完結編なので本作はとっても緊張感があるダークな仕上がり。パート1から続いてきて、だんだん大人向けになってきていますね。死者も続々と出る緊迫する展開は観ていてハラハラしました。魔法や恋愛や友情など、ハリーたちの成長が上手く描かれていたと思います。劇中で死の秘宝にまつわる三人の男の童話チックなストーリーが印象的でした♪全体的には良かったけどパート2に続いているので物足りなさもある。

この作品の評価・・・・70点
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Colorful <カラフル>

2011年05月23日 20時19分21秒 | 映画評論カ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年8月21日公開
監督:原恵一
出演(声):冨澤風斗,宮崎あおい,南明奈,まいける,入江甚儀
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天上界と下界の狭間。死んだぼくの魂が漂っている。そこにブラブラという天使が現れ、話しかけてくる。“あなたは大きな過ちを犯して死んだ罪な魂ですが、もう一度下界に戻って再挑戦するチャンスが与えられました。そして、自分の犯した罪を思い出さなければいけません”。こうして、ぼくの魂は、自殺して息を引き取ったばかりの“小林真”という名の中学3年生の体に入り込み、“小林真”として生きることになる。生き返った真を囲んで、幸せそうに見える家族。しかし、その裏では一人一人の思いがすれ違っていた。
直木賞作家・森絵都の同名小説を『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』、『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が映画化したアニメ作品。大きな罪を犯したという“魂”がホームステイすることになったのは、成績もクラスで最下位、友だちもおらず、放課後に美術部で絵を描くだけが楽しみの小林真という少年。見知らぬ他人の家にホームステイしているという気楽さから、不倫していた母親や、能天気で人がイイだけが取り柄の父親、自分を見下した成績優秀の兄にふてくされたような態度をとり、反発するが、やがてある真実に気付いていく…。

“カラフル”ってくらいだから美しい色彩で描かれているのかと思ってましたがそれほどでもなく。自殺した男の子の身体を借りて自分が犯した罪を思い出していくというお話。つまらないわけではないけれど、“自殺”“罪”という重いテーマのわりにはそのメッセージが伝わってこなかった。実際に自殺する人の気持ちってそんなに簡単なものじゃないと思う。援助交際をしている同級生には「良いんだよ、人はカラフルだから」と許しているくせに、不倫をしている母親は最後まで許せない。そこまでして母親を許せない気持ちが主人公から伝わってきませんでした。そもそも小林真に宿った魂は別人なのだから、最初から辛く当たる意味が分からない。あんなに気を使って優しくしてくれる家族に対してあの態度は良くないな~。主人公が変わっていく過程が分かりづらかったかな。
人生は一色じゃない、人それぞれ色を持っているんだという生きていることの意味を感じられる作品でしたが、期待していたよりは感動できなかったのが残念です。

この作品の評価・・・・67点
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アイガー北壁

2011年05月22日 01時03分15秒 | 映画評論ア行
製作年:2008年
製作国:ドイツ=オーストリア=スイス
2010年3月20日公開
監督:フィリップ・シュテルツル
出演:ベンノ・フュルマン,ヨハンナ・ヴォカレク,フローリアン・ルーカス
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ベルリン五輪を間近に控えた1936年ドイツ。ナチスは国家の優位性を世界に誇示するため、アルプスの名峰アイガー北壁のドイツ人初登頂を強く望み、成功者にはオリンピック金メダルの授与を約束する。山岳猟兵のトニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーは、難攻不落の山々を次々と踏破し、優秀な登山家として知られ始めていた。二人は世間の盛り上がりに戸惑いながらも《殺人の壁》と恐れられていたアイガー北壁への挑戦を決意する。7月14日。麓には、初登頂を目指す各国からの登山家や、世紀の瞬間を見届けようとする報道関係者、見物客が集まってきていた。
1930年代“ヨーロッパ最後の難所”として伝説と化していたスイスの名峰アイガーの北壁を舞台に、国家の大きな期待を背負って初登攀を目指す若き登山家たちの壮絶な挑戦を描いた感動作。かつてドイツがリードした山岳映画の伝統を継承しつつ、最新の技術を駆使し、無慈悲なほどの自然の脅威と極限に置かれた男たちの壮絶な闘いを克明に描き出す。『戦場のアリア』のベンノ・フュルマンがトニー役、『グッバイ、レーニン!』のフロリアン・ルーカスがアンディ役を演じている。

前日に「岳-ガク-」を観て、2日連続で偶然にも山作品を鑑賞。
オリンピック金メダルのために前人未到の山に挑む若者2人。これが本当に起きていたのだから凄いとにかく真面目に作られている映画ですが後半になってからの画面にグっと引き付ける展開は素晴らしい。この後どうなってしまうのか見当がつかない展開がハラハラさせられます!極限状態の中で頂上を目指す主人公たちの姿がカッコ良くもあり、怖くもある。こういう状態になった時の人間の生命力は強いな。カメラワークも緊迫感がある撮り方で見ごたえがあります!
恋愛模様もうまい具合に入っていて幼馴染である女性記者のシーンがこの映画で唯一の落ち着けるところだ。山に魅せられた若者たちは、決して国のためなんかじゃなく愛する恋人や仲間のために登り続けたのだろう。山に挑む男たちのドラマと、恋愛模様が見事に混ざり合った秀作でした♪アイガーの雄大な景色、実際に生で見てみたいです。

この作品の評価・・・・79点
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岳 -ガク-

2011年05月21日 12時04分43秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年5月7日公開
監督:片山修
出演:小栗旬,長澤まさみ,佐々木蔵之介,石田卓也,市毛良枝
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雄大な北アルプス山系。そこには、誰よりも山を愛する男・島崎三歩がいた。世界中の巨峰を登り歩いてきた三歩は、山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。彼は、山のように大きな包容力を持ち、仮に要救助者が死んでしまっていても「よく、頑張った」と労わりの言葉をかける男である。そんな三歩の暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美がやってくる。久美は、同じ山岳救助隊の隊長・野田正人や三歩の指導の下、過酷な訓練を乗り越え新人女性隊員として確実に成長していく。だが、実際の救助では自分の未熟さや大自然の脅威により、遭難者の命を救うことが出来ない日々が続く。
石塚真一による原作コミックを映画化。名峰並び立つ日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアの主人公と仲間たちが繰り広げる感動の人間賛歌。山のように雄大で、太陽のように明るい島崎三歩を演じるのは、若手俳優の中で人気、実力共にトップクラスの小栗旬。原作コミックを愛読していた小栗は、出演オファーに歓喜し、並々ならぬ意気込みで撮影に臨んだ。クランクイン前から厳しい真冬の山岳トレーニングにも励み、メキメキと山岳のスキルを身につけ、当初撮影の予定がなかった“アイスクライミング”や“懸垂下降”のシーンが追加されることになったほど。ヒロインの椎名久美を長澤まさみが体当たりで演じる。監督は、「花より男子」など数々のヒットドラマを手がけてきた片山修。

美しい日本アルプスを舞台にした作品。原作マンガを読んでませんが、人間ドラマや空撮の映像美など、なかなか見ごたえがありました。山の美しさと怖さが上手く描かれていたと思います。三歩の決して遭難者を責めない心、「また山へおいでよ」の言葉が爽やかだ♪最後まで飽きずに落ち着いて観れる作品。
しかし普通なら15分ほどかかる道のりを、あっという間に辿り着いてしまう三歩に疑問を感じました。猛吹雪の中を一人で救助しに行ったり、クレバスに迷わず飛び込んだりと、運が良すぎるというか超人というか。テンポはいいけど、イマイチ感動できる部分がなかったので惜しい。普通だったら死んでるだろって思う場面で生きていたりとご都合主義の部分も幾つかあって勿体ない。それから、母親は離婚して父親は死んだ少年が、授業参観で書いた作文のテーマが「僕の家族」って…。先生も分かってるのだからそういうテーマは避けてあげないと!!
山のスケールの割には、人間ドラマが小さかったかなと思います。

この作品の評価・・・・72点
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

2011年05月20日 10時25分13秒 | 映画評論タ行
製作年:2009年
製作国:フランス=香港
2010年5月15日公開
監督:ジョニー・トー
出演:ジョニー・アリディ,シルヴィー・テステュー,アンソニー・ウォン
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マカオの高級住宅地で、家族4人が何者かに襲われるという事件が発生。それを聞きつけ、フランスから初老の男・コステロがやってくる。病院を訪れた彼の前には家族で唯一、死を免れながらも全身包帯を巻かれた重体の愛娘・アイリーンの姿があった。コステロは、娘の家族を殺害した犯人は3人で、そのうちの一人の耳を彼女が銃で打ち抜いたことを知る。地元警察のウォン刑事から見せられた現場写真を盗み出したコステロは、そこに“Vengeance(復讐)”と書くのだった。
そのスタイリッシュな映像美と斬新なガン・アクションで世界中から注目を集めるジョニー・トー監督。『エグザイル/絆』に続いてマカオを舞台とした本作は、娘の家族を犯罪組織に殺された元殺し屋の男の復讐を描くハードボイルド・アクションだ。偶然出会った3人の殺し屋とともに、巨大組織に立ち向かう主人公を演じるのは、フランスの国民的歌手であり俳優のジョニー・アリディ。アンソニー・ウォン、ラム・シュー、ラム・カートンらお馴染みの面々が、固い絆で結ばれた男たちの熱い生き様を演じている。男たちの熱い友情は、観る者の心に焼きつくことだろう。

男くさい映画。いやでも、こういう恋愛要素が全くない男だらけの映画っていうのも悪くない。男同士の約束っていうのも美しい(笑)
一度約束したことは命に代えてでも守り通すという信念。カッコいいじゃないか♪主人公の記憶の消失っていう展開も新鮮で、この監督の作品は初めて観ましたが銃撃シーンもリアルに描かれていて良かったです。しかし物語に深みが感じられないのが残念普通の復讐映画に収まってしまっているし、敵がすぐに見つかるなど話が上手くいきすぎているのが惜しいです。最後にドンデン返しの1つくらいは欲しかった。まぁ男同士の約束に注目して観て頂ければ良いかなと思います。

この作品の評価・・・・66点



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ブラック・スワン

2011年05月19日 10時27分57秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年5月11日公開
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン,ヴァンサン・カッセル,ミラ・クニス,バーバラ・ハーシー
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ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親・エリカの寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリーの出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった…。
ナタリー・ポートマンが第83回アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝いた話題作。監督は、『レスラー』でミッキー・ロークを見事に復活させた鬼才ダーレン・アロノフスキー。本作では独創的な映像演出で、極限の高みに上り詰めようとするアーティストの孤独と苦悩を描き出している。子供時代にバレエを習っていたナタリーは、10ヶ月の猛特訓の末、本格的な舞踏シーンに挑戦。鬼気迫る演技は必見だ。またライバルのリリー役を演じたミラ・クニス、娘に異常な愛情を注ぐ母親役のバーバラ・ハーシー、ニナに主役の座を追われ、精神が崩壊していく元プリマ役のウィノナ・ライダーと、共演陣のチカラのこもった演技も見事。衝撃のサイコスリラーだ。

映画館に行ってから気付いた…あっR-15指定なんだ(笑)かなり痛々しいシーンや、エッチなシーンが多いので観る方はご注意を。
本作の見どころは何と言ってもアカデミー主演女優賞を獲得したナタリー・ポートマンの鬼気迫る演技!“白”から“黒”へ染まっていく彼女の舞は観ているこちらまで、鳥肌が立ってしまうほどでした。女の嫉妬というのは本当に怖いですね(笑)ニナが周囲からだんだんと追いつめられていき、そしてクライマックスの「白鳥の湖」。圧巻の一言です!そこらへんのホラー映画なんかより何倍も怖い。狂気に満ちたニナが見事に表現されていました。追いつめられていく人間の姿は、怖くも面白くもある。それほどナタリーの演技力は多くの観客を引き付けるほど素晴らしかった!ハンディカメラを使った撮影方法をしているようで多少のブレがありましたが、それもそれで画面から緊張感が伝わってきて良かったと思います。
細かいところを考えてみれば、どこまでが妄想でどこまでが現実なのか。母親の大量の絵の意味は何だったのか。多くの謎が明らかになっていない部分もあります。しかしここまで良い意味で投げやりに描いてくれると逆に気持ちがよかったりもする。好き嫌いが分かれる作品ではあるけど自分は好きです。バレエの世界は全く分からないが芸術性の高さが感じられる作品でした。

この作品の評価・・・・79点
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狼たちの報酬

2011年05月18日 02時27分26秒 | 映画評論ア行
製作年:2007年
製作国:メキシコ,アメリカ
劇場未公開
監督:ジエホ・リー
出演:ケヴィン・ベーコン,ジュリー・デルピー,アンディ・ガルシア,ブレンダン・フレイザー

生真面目な銀行員“ハピネス”が、出来レースの賭博情報をたまたま耳する。平凡な日常から脱却しようと大きく賭けに出るが、フィンガーズと呼ばれている裏社会のボスに連行され、多額の現金を要求される。自ら勤める銀行への強盗を企て人生で初めて解放感を覚えたのだった。だが、彼の身には危険が迫っていた…。
豪華キャスト集結!ケビン・ベーコン×アンディ・ガルシア×ブレンダン・フレイザーそして、フォレストウィッテカー 裏社会を仕切るギャングと7人の運命が複雑に絡み合うクライム・サスペンス!!

主役級のキャストが揃っているにもかかわらず劇場未公開。たしかに異なるエピソードが最後は1本の線でつながるっていう手法は気持ちはいいが使い古されているなぁ。4つの物語「Happiness」「pleasure」「Sorrow」「Love」それぞれに主人公がいて最後は綺麗にまとまっていて納得出来るオチだったと思いますが、なんでだろう…このインパクトの無さ!?(笑)観終わったあとで「そっかぁ…」としか思えない感想。話の繋がりが強引すぎるっていうのもあるし地味なので、もう少し盛り上がりの出るエピソードを入れて欲しかったです。悪くはないけど、これだけの豪華すぎる俳優陣でこの出来は勿体ない!日本語タイトルの「狼たちの報酬」もセンス無さすぎるでしょ

この作品の評価・・・・65点
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君が踊る、夏

2011年05月14日 17時53分18秒 | 映画評論カ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年9月11日公開
監督:香月秀之
出演:溝端淳平,木南晴夏,五十嵐隼士,大森絢音,DAIGO
official site

カメラマンを目指し、若手カリスマカメラマン・高木四郎のアシスタントとして働く寺本新平は、日々の仕事に忙殺されていく中、次第に自信を失っていた。そんなある日、突然母・敏江から入院の知らせを受けた新平は、5年ぶりに故郷・高知へ戻る。敏江が入院する病院で、新平は高校時代の恋人・野上香織の妹であり、「一緒によさこい踊ろうな」と約束していた幼い少女・さくらと出会う。さくらは難病を患っており、この年の夏が最期になるかもしれないと宣告されていた。
土佐の美しい自然を舞台に、難病に侵された少女の夢を叶えるため、かつての友人たちが5年間のブランクを乗り越えてよさこい祭り出場を目指す、感動青春映画。発症後5年以上生存した例はないという悪性腫瘍に侵されつつも、笑顔でよさこいの練習に励む少女、そしてその少女を見守る家族たちの姿には、思わず涙を誘われるはず。出演は『赤い糸』の溝端淳平、『20世紀少年』の木南晴夏、『ウルトラマンメビウス』の五十嵐隼士ら。よさこい祭りのシーンは、2200人ものエキストラが参加し、2日間で撮り上げたという。はりまや橋、桂浜など、土佐の名所の数々も登場している。

難病の少女のために、よさこい祭り出場を目指した少年たちを描いた感動作。
「おにいちゃんのハナビ」に似ている作品ではあるけれど、こっちはこっちで綺麗に仕上がっていました。一度は解散したよさこいチームのメンバーが1人の少女のために再び立ち上がり、そして1つの目標に向かって努力していく姿がカッコイイ♪家族や友人や恋人、様々な人間関係が絡み合いながらも最後は祭りによって1つにまとまっていく。病気のことを前面に押し出さずにいるところが逆に作品の良さを引き立てたと思います。主人公の新平が結局この先どうしたいのかがハッキリしてなかったのが惜しいかな。でも実話ですし、爽やかな感動があるので安心して観れる映画だと思います♪出来れば、もっと“よさこい”の祭りシーンを多く盛り込んでほしかった!

よさこい祭りを実際に見たことはありませんが、この映画を観てから高知県に行って生で見てみたいです!

この作品の評価・・・・72点
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桜田門外ノ変

2011年05月13日 10時21分34秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年10月16日公開
監督:佐藤純彌
出演:大沢たかお,長谷川京子,柄本明,生瀬勝久,加藤清史郎
official site

水戸藩士の下級武士の家に長男として生まれ、30歳のときに迎えた12歳年下の妻・ふさ(長谷川京子)や長男の誠一郎(加藤清史郎)と共に穏やかな暮らしを送っていた関鉄之介(大沢たかお)。しかし、藩主父子が井伊大老(伊武雅刀)の専断により処罰されたという急報が、彼の日常に影響を及ぼし始める。
実行部隊の指揮官だった関鉄之介を主人公に、幕末の歴史に大きな影響を与えた井伊直弼暗殺事件「桜田門外ノ変」に迫る本格時代劇。『男たちの大和/YAMATO』の佐藤純彌が、吉村昭の同名小説を映画化。水戸藩の下級武士でありながら、世紀の大事件にかかわることになった関鉄之介を大沢たかお、その妻・ふさを長谷川京子、水戸藩の藩主・徳川斉昭を北大路欣也が演じる。歴史の動きに翻弄される男たちと、その家族のドラマに注目だ。

井伊直弼が暗殺された「桜田門外ノ変」とその後を描いた本作。教科書のように説明が途中途中で入ってくれるので分かり易いです。襲撃のシーンは迫力があって良かったのですが、冒頭で襲撃シーンがるので、ほとんどは暗殺に関わった藩士のその後を描いています。まぁ歴史を描いているし、人物たちに重点を置いているから仕方ないのかもしれないけど、インパクトが薄かったかなと思います。登場人物たちも多かったので途中で誰が誰だか分かりづらかった!日本史をほとんど知らない自分としては“桜田門外ノ変”の出来事を観る前に勉強しておけば良かったと思います。それでも、あの時代に国を幕府を変えようと命を懸けた人々の行動力は凄いと思いました!真面目に作りすぎていて娯楽としては物足りないかな。

この作品の評価・・・・64点


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八日目の蝉

2011年05月12日 00時17分24秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年4月29日公開
監督:成島出
出演:井上真央,永作博美,小池栄子,森口瑤子,田中哲司
official site

1995年10月東京地裁。秋山丈博、恵津子夫婦の間に生まれた生後6カ月の恵理菜を誘拐、4年間逃亡した野々宮希和子への論告求刑が告げられた後、希和子は静かにこう述べた。「四年間、子育ての喜びを味わわせてもらったことを感謝します」と……。会社の上司で妻帯者の丈博を愛した希和子は彼の子供を身ごもるが、産むことは叶えられなかった。そんな時、丈博から恵津子との子供のこと知らされた希和子は、夫婦の留守宅に忍び込み、赤ん坊を抱かかえて雨の中を飛び出す。希和子は子供を薫と名づけ、各地を転々としながら、流れ着いた小豆島でひと時の安らぎを得る。薫に様々な美しいものを見せたいと願う希和子だったが、捜査の手は迫り、4年間の逃避行は終わりを迎えたのだが…。
誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の二人の運命を描いた、角田光代原作のベストセラー小説を映画化したヒューマン・サスペンス。監督は、『孤高のメス』など社会派エンターテインメント作品で定評のある成島出。誘拐された少女の大学生時代を井上真央が演じ、愛人の娘を誘拐する女性に永作博美がふんするほか、小池栄子や森口瑤子、田中哲司など実力派俳優が勢ぞろいする。

誘拐犯の女と、誘拐された少女。2人の運命を描いた衝撃的な物語。フィクションと分かっていてもとても可哀想な話だ。薫がそこまで苦しむのであれば希和子とずっと一緒に暮らして欲しかったです。永作博美さんの“誘拐犯の顔”“母親の顔”の迫真の演技は素晴らしかった!自分の子供ではないのに、あそこまで薫を愛おしく思い、そして薫を守り抜こうとする姿を見ると、やはり女性は強いと思います。まぁ劇中に出てくる男たちがダメ人間ばっかりだからってのもあるけど(笑)子役の子の「ママ~!ママ~!」と叫ぶ姿もまた感動する希和子がしたことは絶対に許されることでない。1つの家族を、人生をめちゃくちゃにした事は絶対に許せない!。けれど薫にとっては希和子=母親。そう思うと何が正しいのか分からなくなってくる…。写真館での家族写真も、親子の気持ちが表現されていました。最後は薫が未来に希望を見出してくれてホントに良かったです♪
けど、ラストがあっさりし過ぎていたかなと思います。もう少し泣けるかなと思っていたので、ちょっと残念どちらかと言えば女性向きの映画?

この作品の評価・・・・74点
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阪急電車 片道15分の奇跡

2011年05月11日 11時06分47秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年4月29日公開
監督:三宅喜重
出演:中谷美紀,戸田恵梨香,南果歩,谷村美月,芦田愛菜,勝地涼,玉山鉄二,宮本信子
official site

阪急今津線の車両内。白いドレスを着て結婚式の引き出物を抱えた女性に、見知らぬ老女が声を掛ける。一方、暴れる彼氏を前に動揺する若い女性。降りる彼を追う彼女にもまた、老女が声を掛けるのだった。
始点から終点まで片道15分のローカル線、阪急今津線の電車内を舞台にした、有川浩の小説を映画化した群像ドラマ。乗客たちの目を通して、偶然同じ車両に乗り合わせた人々の人生を映し出していく。婚約中の恋人を後輩に奪われたOLと、恋人に振り回される女子大生を演じるのは、中谷美紀と戸田恵梨香。そんな不幸な彼女たちにもたらされる奇跡と、ハートフルなストーリーに注目。

片道15分の阪急電車。その僅か15分の車内で起こる奇跡の物語。いやぁ~、やられました!久しぶりに映画館で泣いてしまいました(笑)中谷美紀さんはホントに綺麗やわ
死にそうなくらい辛いわけじゃないけれど、誰もが人に言えない悩みや苦しみを抱えて生きている…。誰から、何かから解放されたいけれど、自分じゃどうすればいいのか分からない。そんな時に、偶然出会った見ず知らずの人。一期一会の出会いが今までの悩みを希望に変えてくれる。この作品に出てくる人々の誰かにきっと共感できると思います♪後半の中谷美紀と少女のやりとりに涙が止まりませんでした普段、何気なく使っている電車も見方を変えれば新しい出会いや発見があるのかもしれない。たまには途中下車をするのも良いかもしれませんね。勇気を出して一歩踏み出せば新しい生活が始まるんだと思いました。涙がボロボロ流れるような作品ではなく、心が温まってホロっと泣かされる作品でした。阪急電車、素敵な路線ですね☆
世の中も捨てたもんじゃない!人と人との繋がりってホントに素晴らしいものだと改めて感じました。いま、何かに悩んでいる人にはぜひおススメの作品です!

この作品の評価・・・・83点
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ネスト

2011年05月06日 10時15分14秒 | 映画評論ナ行
製作年:2009年
製作国:アメリカ
2011年1月22日公開
監督:ルイス・A・ベルデホ
出演:ケヴィン・コスナー,イバナ・バケロ,ガトリン・グリフィス

サウスカロライナの田舎町。離婚した小説家のジョンは新生活を始めるため、思春期の娘ルイーサと7歳の息子サムとの3人で人里離れた大きな一軒家に引っ越してくる。ある日、家の周りを散策していたルイーサとサムは、古墳のように土が盛られた塚を発見、地中から何者かが囁くのを耳にする。やがてルイーザは毎夜、家を抜け出してはその塚に向かい、泥だらけになって帰ってくるようになる。心配したジョンが寝室を覗くとルイーサは奇妙なワラ人形を握りしめていた。かつてこの家では娘が異常な行動をとり、娘を監禁した母親が失踪、祖父に引き取られたその娘は謎の火災で死亡していたのだった。
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などの名優ケヴィン・コスナーを主演に迎え、ジョン・コナリーの短編小説を映画化した衝撃のホラー。静かな一軒家に新天地を求めてやってきた家族に降り掛かる災難を、家族のきずなや心の痛みと共に映し出す。本作で長編監督デビューを飾ったのは『REC/レック』で脚本を手掛けたルイス・ベルデホ。何者かに狙われる娘を、『パンズ・ラビリンス』のイバナ・バケロが好演する。じわじわと神経を逆なでされるような恐怖に戦慄を覚える。

ケヴィン・コスナー、デビュー30周年にして主演作がこれかぁ…。娘役ルイーサには『パンズ・ラビリンス』の美少女イバナ・バケロ。その弟サムには『チェンジリング』でアンジェリーナ・ジョリーの息子を好演したガトリン・グリフィス。キャストには力を入れてるけど、この作品あまりにもお粗末すぎる!!言っちゃえば、くだらないB級ホラー映画。田舎の家に移り住んできた一家の恐怖を描いているわけだが、説明が無さ過ぎて得体の知れない恐怖に家族が怖がってるだけの展開に見えてしまう。巨大な塚と、弟が学校の教材として育てている蟻の飼育セットが結びついているのは面白い。しかし、結局は塚が悪いのか?家が悪いのか?ワラ人形は何だったのか?ジョンは助かったのか?何もかもが不明確で納得できるわけありません娘のルイーサを助けようとするジョンの必死さもイマイチ伝わってこないし…。後半はM・ナイと・シャマラン監督の「サイン」「ヴィレッジ」のような感じで新鮮味に欠けてました。ケヴィン・コスナーもよくこんな映画に出演OKしたなぁ

この作品の評価・・・・54点
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雷桜

2011年05月05日 16時10分59秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年10月22日公開
監督:廣木隆一
出演:岡田将生,蒼井優,小出恵介,柄本明,時任三郎
official site

母の愛を知らずに育った、徳川将軍・秀斉の十七男、清水斉道。心の病にかかった斉道は、静養のため瀬田村へ向かうことに。道中、瀬田山の中腹で、落雷に撃たれたイチョウの根元に桜が芽をつけた奇妙な巨木、雷桜の下で、斉道は雷と呼ばれる自由奔放な娘と運命の出会いを果たす。
『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督が、宇江佐真理の同名小説を映画化したラブストーリー。江戸時代を舞台にしているが、時代劇と言うよりも切ない愛の物語と言った方が適切だろう。初めての恋に落ちた身分違いの二人の姿を、美しい自然の風景の中でリリカルに描いている。心に病を抱えて生きる孤独な将軍家の息子を演じたのは『ホノカアボーイ』『悪人』など躍進目覚ましい岡田将生。

つまらなくない。けれど時代劇なら時代劇らしくすればいいのに、恋愛要素を盛り込むもんだから説得力に欠ける。殺陣シーンだって安っぽい仕上がりだし…。日本版「ロミオ&ジュリエット」と宣伝してるが2人に感情移入が全く出来ませんでした。身分の違いから決して結ばれぬ恋だがベタな展開でオチもベタ。出会ったと思ったらお互いを守り始めるしいつから親密な関係になったの!?主演の岡田将生や蒼井優、そして脇役の池畑慎之介など演技派が揃っていただけに、もう少し大人向けの映画にすれば良かったなと思います。これじゃあケータイ小説好きの女子高生だけがキャーキャー言う程度の作品に収まってしまってます。てか何で時代劇なのに劇中歌が洋楽!?(笑)

この作品の評価・・・・61点
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名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)

2011年05月03日 23時23分16秒 | 映画評論マ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年4月16日公開
総監督:山本泰一郎
監督:静野孔文
声の出演:高山みなみ,山崎和佳奈,小山力也,山口勝平,松井菜桜子
official site

12月のある日、再選を果たした朝倉東都知事宛に謎の脅迫状が届いた。その翌日、開通したばかりの都営新地下鉄トンネルが爆破される。だが、脅迫状のことを小五郎から聞いていたコナンのおかげで、ケガ人一人出すことなく大惨事は未然に防がれた。朝倉知事に怨みを持つ者の計画的犯行なのか。朝倉氏が国土交通大臣の時に建設したダムの関係者を捜査するため、コナンたちはダムが建設された新潟県に向かう。移設5周年の記念式典を迎える北ノ沢村は、大勢の人が集まり賑わいを見せていたが、コナンが調査を始めたその矢先、雪原で死因不明の遺体を発見。地下鉄爆破事件と何か関係があるのか。村人たちのトラウマになったまま癒えることのない8年前の事件とは。「悲劇」が絡み合い、今、大惨事となって人々を襲う……。
今年で15作目となる最新作は、雪山を舞台にしたサバイバル・ミステリーだ。冒頭で都知事の乗った地下鉄が爆撃犯に狙われるシーンから、ハイ・スピードの緊迫したアクションが大炸裂! 本作はコナンの頭脳だけでなく、ズバ抜けた運動神経と状況判断力が発揮されるアクション・シーンがてんこ盛りなのだ。最新デジタルアニメによる視覚効果も素晴らしく、迫力満点! そしてラスト15分のクライマックス・シーンでは、シリーズ史上最大の危機がコナンに襲い掛かり…!? ハリウッド映画さながらのスペクタクル・シーンにご期待を! 

「今年はDVDレンタルで観るか~」と毎年思いながら結局は劇場で観ている劇場版コナン。15作目ということで“15分”を掛けたのかな?
地下鉄トンネル爆破事件と8年前の事故、そしてダム建設…。点と点が繋がっていき1つの線になる展開は、やはりコナンらしいし見事だと思います。映画を毎年観るたびに思うのが、コナンの超人並みの運動神経さすがにやりすぎだろ~と思うくらい今回も凄いことをしちゃってます。トンネルの中でも、決壊するダムの上でも、雪崩が起きてる斜面でもコナンは凄い(笑)雪崩なんか起こして2次被害が起きてたらコナンが責任取るのかな!?犯人だって、宝石のために地下鉄を爆破させてダムを決壊させて大勢の人を殺そうっていう発想もどうかと思うけど…。あれだけの地下鉄事故で死者ゼロっておかしいだろ!!携帯基地を壊したのに、なんで携帯つながってるの??毎回思うが、今回は特にツッコミどころが満載でした!
もっと裏でとてつもない陰謀があるのかと期待してたら、結局は過去の罪を隠すためだけに起こされた事件だったっていうオチだし。これならテレビスペシャルで放送すればいいかな。

てか、蘭ちゃんもコナン=新一だっていい加減に気付こうよ!

この作品の評価・・・・65点
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