股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

2018年04月29日 16時29分10秒 | 映画評論ア行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年4月27日
監督:アンソニー・ルッソ / ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・Jr,クリス・ヘムズワース,マーク・ラファロ,クリス・エヴァンス
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それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンらアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノスに立ち向かうが……。
アベンジャーズなどのヒーローが結集し、強敵サノスとの戦いを繰り広げるアクション大作。サノスの侵攻に、アベンジャーズのほかドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーらが力を合わせて立ち向かう姿を描く。アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrをはじめクリス・エヴァンスやベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランドらが出演。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのアンソニー・ルッソとジョー・ルッソがメガホンを取る。

アベンジャーズのヒーロー達が集結し、強大な敵に立ち向かう世界的人気シリーズ。今までのアベンジャーズシリーズ、そして個々のヒーローたちのシリーズ作品も全て観てきました。今回の敵は最強の敵と言われるサノス。毎回最強の敵が出てきては、大量のアベンジャーズたちを投入させて勝利を収めてきましたが。観ていて思ったのは“ヒーローたち多すぎるなぁ…”ということ。今回は「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」たちのメンバーや、ブラックパンサーたちも参加していて、どのヒーローが何の映画に登場したかも混乱するくらいでした(笑)登場人物が多すぎるのも、個々の戦いが印象薄くなってしまったかなと思います。今までのアベンジャーズ関連の映画を全て観てきた人じゃないと、この映画は楽しめません。一言さんお断りの作り方は、不親切だけど仕方ないのかな…。
それぞれのヒーローがそれぞれのやり方で悪に立ち向かう姿はアベンジャーズらしいカッコ良さを感じるし、サノスはサノスで彼なりの考え方があって、人間っぽい部分も垣間見えて良かったです。意外な終わり方で驚きましたが、これは…絶対次で復活するよね?(笑)新ヒロインも登場するみたいだし、アントマンやホーク・アイも次回は登場してくれるのかな?早く続編が観たい!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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いぬやしき

2018年04月28日 00時26分15秒 | 映画評論ア行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年4月20日
監督:佐藤信介
出演:木梨憲武,佐藤健,本郷奏多,二階堂ふみ,三吉彩花,斉藤由貴
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定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え…。
映画にもなった「GANTZ」などで知られる奥浩哉の人気漫画を、『GANTZ』シリーズなどの佐藤信介監督が実写映画化。突然の事故をきっかけに、超人的な能力を得た初老のサラリーマンと高校生が、それぞれの目的で強大な力を行使するさまを描く。自分の力を人助けのために生かす主人公を木梨憲武、同じ能力を手に入れるも悪用する大量殺人鬼を、『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健が熱演。本郷奏多、二階堂ふみ、伊勢谷友介らが脇を固める。

突然の事故をきっかけに超人的な能力を手に入れた親父サラリーマンと高校生のバトルを描いたアクション作品。評判が良かったので観に行ってきました。邦画だからと舐めていましたがCG映像がとても自然でリアル!身体がマシンに変形するシーンは面白いほどCGが綺麗で凄いです。木梨憲武は演技上手い!佐藤健も個人的には好きな俳優の1人なのですが今回は高校生役。不安でしたが高校生・獅子神を見事に演じていました。ストーリーのテンポも良くて、新宿での大量虐殺シーンはよく出来ている。家でも会社でも居場所がない親父・犬屋敷が正義のヒーローとなり、母親想いであり友達想いである優しい高校生・獅子神は大切な人の死によって悪のヒーローとなっていく。2人のヒーローが互いに苦しみ悩みながらも答えを出す過程は良い意味でも悪い意味でもカッコいい。世の中の不平等さ、理不尽さ、正義が報われない現実…たくさんの現代社会が抱える問題も扱っていて考えさせれらます。スマホやPC画面からバンバン人を撃てる時代が来たら恐ろしいことになりそう…。なぜ2人が特殊能力を手に入れたのか?宇宙人の仕業?そこら辺の説明が無かったのがちょっと引っかかりました。残酷なシーンもあるが、観て損はない作品でした。続編がありそうな終わり方…どうなんでしょ。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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マイティ・ソー バトルロイヤル

2018年04月24日 18時50分21秒 | 映画評論マ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年11月3日
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース,トム・ヒドルストン,ケイト・ブランシェット
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アベンジャーズのメンバーであるソーの前に、邪悪な敵ヘラが出現する。ヘラはソーの武器ムジョルニアを破壊し、ソーを宇宙の果てへと飛ばしてしまう。とらわれの身となったソーは、脱出を懸けてチャンピオンと対決することになり、彼の前に現れたのは……。
『アベンジャーズ』の一員であるソーを、クリス・ヘムズワースが演じたアクションシリーズの第3弾。ソーのハンマーを破壊するほどの力を持つ敵が登場し、宇宙の果ての星でとらわれの身となったソーが戦う姿を活写する。クリスやロキ役のトム・ヒドルストンに加え、ヘラ役で『ブルージャスミン』などのケイト・ブランシェットが出演。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』などのタイカ・ワイティティが監督を務める。

『マイティ・ソー』(2011)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)に続く、アベンジャーズの1人であるソーが邪悪な敵に立ち向かうシリーズ第3弾。アベンジャーズ関連の作品は全て観ています。この「マイティ・ソー」シリーズに限らず個々のシリーズ作品が最近では全て「アベンジャーズ」シリーズために作られているような流れになっていて1話完結じゃないのが個人的には好きじゃないのです。今回もまたそのパターン。毎度の事ながらアクションシーンはなかなかの迫力。しかし本作はコメディ?お笑い?要素が全面に出ています。過去2作の真面目はどこに…。なぜにコメディタッチにしたのかが謎です。ソーって神のはずなのに、こんなに弱かったっけ?最後はやはりソーがハンマーを振りかざして悪を倒す場面が欲しかったです。今回のソーは弱い&人任せな面が多くて、観ていてスカっと感が弱いです。ヘラが凄いのかアホなのか微妙な立ち位置。あれ?ナタリーポートマンどこいった?

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ダンガル きっと、つよくなる

2018年04月23日 11時52分42秒 | 映画評論タ行
製作年:2016年
製作国:インド
日本公開:2018年4月6日
監督:ニテーシュ・ティワーリ
出演:アーミル・カーン,サークシー・タンワル,ファーティマー・サナー・シャイク
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レスリング選手のマハヴィルは、生きていくためにオリンピックへの道を断念し、道場で若手の育成に励んでいた。彼は息子を金メダリストにすることを夢見るが、生まれた4人の子供たちは全員女の子だった。ある日、長女と次女がけんかで男の子に勝ったことを知ったマハヴィルは、二人をレスラーとして鍛えようとする。
『きっと、うまくいく』『PK ピーケイ』などのアーミル・カーンを主演に迎えた、実話を基にした感動作。オリンピック出場を諦めた男が、娘たちをレスリングの世界で羽ばたかせようとする。メガホンを取るのは、脚本家としても活動しているニテーシュ・ティワーリ。共演は、ザイラー・ワシーム、スハーニー・バトナーガルら。

娘たちをレスリングで世界に羽ばたかせようと奮闘する親子の物語。久しぶりのインド映画でした。まずアーミル・カーンのマッチョ姿驚かされました。27㎏太ってから27㎏痩せたそうで、役者魂が凄い。内容も王道のスポ根ドラマに、親子愛がバランスよく組まれていて非常に観やすくて感動できました。マハヴィルの熱血指導にも負けず、大人になるまでレスリングを続けた娘2人。きっと指導者として父親を尊敬し、また人としても尊敬していたからこそ続けられたのだろう。子の才能を見抜いて、どうすればこの子が伸びるかを考えて指導するマハヴィルは本当にすごい!子供もいつかは親の手から離れて巣立っていくもの。その時のマハヴィルの気持ちもまた切ない…。子を持つ親の目線からも共感できる人もいれば、親と一緒に昔何かに打ち込んだことがある人なら子の目線から楽しめる。試合のシーンは本当のレスリングを観ているかのような迫力あるシーンでした。自然と応援したくなります!予想通りの展開は分かっていながらも、140分の上映時間の長さを感じさせない。閉じ込められた部屋に流れる国歌のシーンが特に印象的でした。離れていても親子の絆はずっと繋がっているし。いくつになっても父親であり娘であって。女性は家事だけをするもので、決められた相手と結婚するというインドの慣習も知ることができて勉強になりました。さすがに悪徳コーチは脚色ですよね?いつかインドに旅行に行きたい♪ダンガルダンガル!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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三度目の殺人

2018年04月22日 22時13分50秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月9日
監督:是枝裕和
出演:福山雅治,役所広司,広瀬すず,斉藤由貴,吉田鋼太郎,満島真之介
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勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛は、殺人の前科がある三隅の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……。
第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作『そして父になる』の福山雅治と是枝裕和監督が再び組んだ法廷サスペンス。死刑が確実視されている殺人犯の弁護を引き受けた弁護士が、犯人と交流するうちに動機に疑念を抱くようになり、真実を知ろうとするさまを描く。弁護士や検事への取材に加え、作品の設定通りに実施した模擬裁判で出てきたリアルな反応や言動などを脚本に反映。福山ふんする主人公が弁護を担当する殺人犯を、役所広司が演じる。

死刑が確実視されている殺人犯と、その弁護を引き受けた弁護士の交流を描いた本作。日本アカデミー賞では最優秀作品賞に輝きました。殺人犯・三隅を演じた役所広司の何かを隠しているミステリアスな演技は素晴らしい!福山雅治、広瀬すずの内に秘めた演技も良かった。しかしストーリーとしては、モヤモヤが残ったまま終わってしまって消化不良。答えは観ている人に委ねるという監督の意向らしいけど、それにしてもモヤモヤが残る…。伏線が上手く回収されていない。裁判シーンももっと長く描くべきでは?色んな要素を散りばめたのにそれを活かせていない。殺したのか?殺していないのか?“三度目の殺人”の意味は三隅が死刑になることを意味しているのかな?
日本の映画賞って本当に当てにならない…

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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散歩する侵略者

2018年04月21日 03時06分00秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月9日
監督:黒沢清
出演:長澤まさみ,松田龍平,長谷川博己,高杉真宙,恒松祐里,前田敦子
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鳴海の夫・真治が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。
『アカルイミライ』などの黒沢清監督が、劇作家・演出家の前川知大が結成した劇団イキウメの舞台を映画化。数日間失踪したのちに様変わりした夫が妻のもとへ戻ったのを機に、平穏だった町が変化するさまを描く。「地球を侵略しに来た」と妻に告白する夫を『舟を編む』などの松田龍平、そんな夫に翻弄される妻を『世界の中心で、愛をさけぶ』などの長澤まさみ、一家惨殺事件を調査するジャーナリストを『セカンドバージン』などの長谷川博己が演じる。

別人となって妻の元に戻ってきた夫。それ以来、平穏な街に不穏な空気が漂い始める。正体不明の宇宙人のようなウイルスのような生命体が地球を侵略し始めるというストーリー。ミステリアスな雰囲気の中で徐々に人間たちが侵略されていく展開は、“日常にある恐怖”という点でなかなか怖かったです。しかし、最後まで観てもスッキリしない終わり方。人間の“愛”を知った宇宙人は侵略するのを止めた?車に轢かれて宇宙人死亡って…なんだそりゃ(笑)というか侵略者が3体しかいないということ自体、「えっ?本気で侵略する気あるの?」と思ってしまう(笑)宇宙人らしい怖さをもっと表現すべきだったと思います。これと比べたら「寄生獣」は徹底的に侵略者としての恐怖を植え付けさせてくれた傑作だったと思う。侵略者を追いかける謎の集団も、1人殺されただけで逃げ出す始末。見どころと言えば女子高生のアクションシーンくらいか。全体的に安っぽい作りでした

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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先生! 、、、好きになってもいいですか?

2018年04月16日 11時18分01秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年10月28日
監督:三木孝浩
出演:生田斗真,広瀬すず,竜星涼,森川葵,健太郎,中村倫也,比嘉愛未
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恋愛に見向きもせず部活に熱中してきた高校生の島田響は、生徒思いな世界史の教師・伊藤貢作に生まれて初めての恋をする。いちずな思いをぶつけるように告白する響だったが、伊藤は自らの気持ちに気付きながらも、教師という立場から相手にしない。不器用な二人の恋は……。
『高校デビュー』『俺物語!!』などの原作者としても知られる漫画家・河原和音のコミックを実写映画化。一見無愛想だが生徒思いな世界史の教師と、彼に生まれて初めての恋をする女子高生の不器用な恋愛模様を描く。生真面目な高校教師を生田斗真、弓道に夢中で恋に無縁だった女子高生を広瀬すずが演じ、初共演を果たす。『僕等がいた』シリーズで生田とタッグを組んだ三木孝浩がメガホンを取り、『心が叫びたがってるんだ。』などの岡田麿里が脚本を担当する。

教師と生徒の恋愛模様を描いた本作。予想通りの展開が続いて新鮮味はありませんが、高校生のピュアな気持ちがよく伝わってきて良かったです。何より広瀬すずが可愛いこと(笑)そりゃあ先生も好きになっちまうだろうよ。きゅんきゅんするシーンで観ているこっちが恥ずかしく感じてしまうのは歳を取った証拠か?しかし響が先生を好きになる過程、そして先生が響を好きになる過程が分かりづらい…。街中で何度もナイスタイミングで会うってことあるか??青春を思い出した人にはお勧め。広瀬すずと生田斗真のプロモーションビデオと思っていただければいいかな。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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さよなら、僕のマンハッタン

2018年04月15日 14時33分02秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年4月14日
監督:マーク・ウェブ
出演:カラム・ターナー,ジェフ・ブリッジス,ケイト・ベッキンセイル,ピアース・ブロスナン
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ニューヨークで生まれ育ち大学卒業と同時に親元を離れたトーマスは、アパートの隣人でジェラルドと名乗る中年男性と知り合い、さまざまなアドバイスを受けるようになる。ある日、女友達とナイトクラブに出掛けたトーマスは、父イーサンと見知らぬ女性のデート現場に出くわし……。
『(500)日のサマー』などのマーク・ウェブ監督が、サイモン&ガーファンクルの名曲「The Only Living Boy In New York」に乗せてつづるラブストーリー。ニューヨークを舞台に、親元を離れた青年が隣人との交流や恋愛、父親の不倫を経て成長していく姿を描く。『クィーン アンド カントリー』などのカラム・ターナーが主人公を演じ、『アンダーワールド』シリーズなどのケイト・ベッキンセイル、『007』シリーズなどのピアース・ブロスナン、オスカー俳優ジェフ・ブリッジスらが脇を固める。

ニューヨークを舞台に、1人の青年が隣人との交流、恋愛、両親との関係を経て、成長していく物語。人間は1人じゃ成長できない。周りの人間に助けられてころ人は成長できるのだと感じさせてくれる。遠回りして波乱万丈な人生も悪くないかも。後悔も挫折もいつか報われる時が来る。冴えない雰囲気のトーマスが、徐々にカッコよく見えてきて素敵でした♪時には必要な嘘もあるのかもね。音楽のニューヨークの街並みがマッチしていて素敵でした♪ただ、色々あったにもかかわらず登場人物たちの物わかりの良さが少し気になりました。そんなに現実をすぐに受けとめられるものかな?伏線回収は見事です。これぞお洒落な映画ってかんじ。88分の中でまとまりがあったのは良かったです。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

2018年04月14日 22時23分48秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月16日
監督:大根仁
出演:妻夫木聡,水原希子,新井浩文,安藤サクラ,江口のりこ,松尾スズキ
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「愛のために」「イージュー★ライダー」「さすらい」など数多くのヒット曲を世に送りだしてきた奥田民生を敬愛する35歳の編集者コーロキ・ユウジは、ライフスタイル雑誌の編集部に異動することに。不慣れな環境に苦労しながらも日々奮闘していたある日、仕事で出会った天海あかりを好きになる。それ以来彼女にふさわしい男になろうと仕事に打ち込み、デートの時も一生懸命頑張っていたが、何をやっても空回りしてしまい…。
コラムニストとしても活躍する人気漫画家・渋谷直角のコミックを、『モテキ』シリーズなどの大根仁監督が実写映画化。ミュージシャンの奥田民生に憧れを抱く雑誌編集者が、仕事で出会った美女に心を奪われ奔放な彼女に振り回されて苦悩する姿を、全編に奥田の楽曲をちりばめて描く。さえない主人公を妻夫木聡、彼を魅了する魔性のヒロインを水原希子が演じるほか、新井浩文、安藤サクラ、リリー・フランキー、松尾スズキといった俳優陣が出演。

奥田民生に憧れる雑誌編集者の青年が、仕事で出会った奔放な美女に振り回される姿を描いた本作。失礼ながら奥田民生の曲をほぼ知らない自分としては、奥田民生ファンならもっと楽しめたのかと思いました。水原希子は確かに美人な部類に入るのだと思うが、そこら辺の男みんなを魅了するほどの美貌を持っているのかと考えると疑問です。下着姿にすらエロスを感じない。顔も体もそうだけど中身だって大事。あかり役が水原希子じゃなくて長澤まさみだったらなぁと観ていて思いました。あかりって絶対に同性に嫌われるタイプ(笑)特に面白くもない演出が続き、途中で猫探しも入り、最後は刃物でズッタズタって…観終わった後で印象に残らない作品でした。奥田民生の音楽はマッチしていたと思いますが、主人公のユウジが目指す奥田民生の理想像が最後までよくわかりませんでした。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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レディ・プレイヤー1

2018年04月13日 15時49分41秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年4月20日
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:タイ・シェリダン,オリヴィア・クック,マーク・ライランス,サイモン・ペッグ
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2045年、人類は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」で生活していた。ある日、オアシスの創設者の遺言が発表される。その内容は、オアシスの三つの謎を解いた者に全財産の56兆円とこの世界を与えるというものだった。これを受けて、全世界を巻き込む争奪戦が起こり……。
スティーヴン・スピルバーグがアーネスト・クラインの小説を映画化した、仮想ネットワークシステムの謎を探る高校生の活躍を描くSFアドベンチャー。2045年を舞台に、仮想ネットワークシステム「オアシス」開発者の遺産争奪戦を描く。主人公を『MUDマッド』『グランド・ジョー』などのタイ・シェリダンが演じる。共演は、オリヴィア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィンら。

スピルバーグが描く仮想世界で繰り広げられる大金を巡る争奪戦バトル。本作は人生初の4DXでの鑑賞でした。座席が左右上下に振られるわ、風や水や香りも来るわでもう「すげぇ!!」の一言です。これは映画館というより遊園地のアトラクションに乗っている気分。序盤は座席の揺れに慣れずに映画に集中出来ませんでしたが徐々に慣れてきて、途中からは新感覚の映画鑑賞を楽しめました。ついに映画もここまで来たかと感動するくらい!!!
さて本題に入りますね…。舞台は2045年。仮想ネットワークシステム“オアシス”の創業者の遺産を巡って争奪戦が繰り広げられるというお話。「シャイニング」や「チャッキー」や「バットマン」など過去の名作映画へのオマージュも込められていて、さらにメカゴジラ、マリオカート、ガンダムなど日本の人気ゲームやキャラクターも登場してきて、スピルバーグの日本好きが伝わってきて嬉しい限りです。ゲーム好きなら絶対に楽しめるでしょう。これは4DXで観ないと絶対損!ていうか4DXのために作れられた映画と言っても過言ではありません。ストーリーとしてはシンプルな方なので新鮮味はないけれど、友情、冒険、正義などスピルバーグらしい安定感はあって楽しめました。もう一度言います。4DXで観てください!

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アナベル 死霊人形の誕生

2018年04月12日 13時22分47秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年10月13日
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演:ステファニー・シグマン,タリタ・ベイトマン,ルル・ウィルソン
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まだ幼かった娘を亡くした人形職人とその妻が暮らす屋敷に、児童養護施設を閉鎖されて行き場を失ったシスターと6人の少女が住むことになる。新たな住まいと生活に期待を募らせる彼女たちだったが、人形職人が作った人形アナベルによる怪現象に襲われる。それは、次第にエスカレートしていき……。
ホラーシリーズ『死霊館』に登場する人形アナベルに迫るスピンオフの第2弾。手にした者を怪現象に引きずり込むアナベルの生まれた経緯が明らかになる。メガホンを取るのは『ライト/オフ』などのデヴィッド・F・サンドバーグ。『バッド・ウェイヴ』などのステファニー・シグマン、『ヴェンジェンス』などのタリタ・ベイトマン、『ウィジャビギニング ~呪い襲い殺す~』などのルル・ウィルソンらが出演する。

死霊館シリーズは全て観てきました。呪いの人形アナベルを手にした者を恐怖に引きずり込む物語。何度見てもアナベル人形は怖い…。ホラー映画としてはまぁまぁの出来かなと思います。今回はアナベルが生まれた経緯が明らかになっており、前作の話と繋がるのでシリーズをまとめて一緒に観たらさらに楽しめるかと思います。今回は子供たちが主役なので、痛々しい描写も少なめ。そんなには怖くないです。悪魔のはずが途中からモンスターになっていて…。今までの「死霊館」シリーズほどのストーリーは無く、アトラクション感覚で観ればいいのかなと。少女たちの迫真の演技は良かった!このシリーズも続くみたいですが、そろそろネタ切れかな。

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僕のワンダフル・ライフ

2018年04月11日 18時39分23秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年9月29日
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ブリット・ロバートソン,K・J・アパ,ジョン・オーティス,デニス・クエイド
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ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。
W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説を、『HACHI 約束の犬』などのラッセ・ハルストレム監督が映像化したドラマ。少年に命を救われたゴールデンレトリバーが、転生を繰り返しながら自分の使命に気付く物語が描かれる。主人公の犬の声を『美女と野獣』などのジョシュ・ギャッドが担当し、若き日の飼い主をK・J・アパが好演。共演は、ブリット・ロバートソン、ジョン・オーティス、デニス・クエイドら。

命を救われたゴールデンレトリバーが何度も生まれ変わって人生を繰り返し送る物語。ベイリーの可愛さにノックアウトされました!中に役者が入っているんじゃないかと思うくらい、利口なワンちゃん!いろいろな犬種で、いろいろな境遇で生まれ変わるベイリー。人間にもそれぞれの人生があると同時に、犬にもそれぞれの人生があるのだと考えさせられます。警察犬としての話はとても良かったと思いますが、複数の話があると感動が分散されてしまった印象がありました。犬を飼ったことがある人は泣けるかな?吹き替え版で観たのですが、ベイリーの声が少し違和感がありました。利口な犬を飼いたい!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

2018年04月10日 23時40分06秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:イギリス
日本公開:2018年3月30日
監督:ジョー・ライト
出演:ゲイリー・オールドマン,クリスティン・スコット・トーマス,リリー・ジェームズ
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第2次世界大戦勃発後、ナチスドイツの勢いはとどまることを知らず、フランスの陥落も近いとうわさされる中、英国にもドイツ軍侵攻の危機が迫っていた。ダンケルクで連合軍が苦戦を強いられている最中に、英国首相に着任したばかりのウィンストン・チャーチルがヨーロッパの命運を握ることになる。彼はヒトラーとの和平か徹底抗戦かという難問を突き付けられ……。
『つぐない』などのジョー・ライト監督と、『裏切りのサーカス』などのゲイリー・オールドマンが組んだ歴史ドラマ。第2次世界大戦下のヨーロッパを舞台に、苦渋の選択を迫られるウィンストン・チャーチルの英国首相就任からダンケルクの戦いまでの4週間を映し出す。チャーチルの妻を『イングリッシュ・ペイシェント』などのクリスティン・スコット・トーマスが演じるほか、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーンらが共演。『博士と彼女のセオリー』などのアンソニー・マクカーテンが脚本を担当している。

本年度アカデミー賞で主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した本作。1940年ナチスドイツがフランスに侵攻。英国首相ウィンストン・チャーチルの就任からダンケルクの戦いまでの4週間を描いています。派手な演出も無く淡々と話は進みますが、飽きることもなく2時間あっという間に過ぎました。チャーチルがどういう人物だったのかを、首相として、そして家族との日々を、とても丁寧に見せています。一国のリーダーとしての決断力は素晴らしい。電車に乗り国民の声を聞こうとする優しさもまた彼の魅力の1つ。妻の前では弱い立場になってしまうところも可愛い。孤独の中にも曲げない信念の強さは凄いと思う。あの極限状態の中で、それでも和平条約ではなく犠牲があろうとも戦うことを選んだ彼の決断はその後の世界に多大な影響を与えただろう。時には人間らしくなく、時には人間らしい態度で困難を乗り越えようと国を引っ張っていく姿に「こんな人間が今の日本のリーダーだったら…」と思ってしまいました(笑)
昨年「ダンケルク」を観たのでダンケルクの戦いの事は知っていましたが、今回はその裏で起きていた出来事を知れて、非常に勉強にもなりました。主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンが演じたチャーチルの特殊メイクは凄い!

細身のゲイリー・オールドマンをここまで別人にさせた辻一弘さんの特殊メイクは同じ日本人として誇りに思います。
伝記映画ってお堅いイメージがあって難しいと思っていましたが、見応えがある良質な作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

2018年04月08日 18時54分41秒 | 映画評論サ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年4月6日
監督:ジェイク・カスダン
出演:ドウェイン・ジョンソン,ケヴィン・ハート,ジャック・ブラック,カレン・ギラン
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高校の地下室で居残りを命じられた4人の少年少女は、そこでジュマンジという古いビデオゲームを見つける。プレイしようとキャラクターをチョイスした瞬間、彼らは選んだ人物に変身し、ゲーム内の世界であるジャングルへと移動してしまう。現実とは全く違うキャラクターになった彼らは、カバ、ジャガー、ゾウ、サイの群れなど、次から次へ野生動物と遭遇。危険にさらされながら、何とかゲームをクリアして現実世界に戻ろうとするが…。
ロビン・ウィリアムズらが出演した『ジュマンジ』に続く物語が展開するアドベンチャー。学校の地下室で見つけた奇妙なビデオゲームの世界に入り込んでしまった高校生たちの運命を描く。監督はドラマシリーズ「New Girl ~ダサかわ女子と三銃士」などに携わってきたジェイク・カスダン。『カリフォルニア・ダウン』などのドウェイン・ジョンソン、『スクール・オブ・ロック』などのジャック・ブラックらが顔をそろえる。

前作「ジュマンジ」の公開から23年。子供の頃に金曜ロードショー「ジュマンジ」を何度も観た記憶があります。前作から23年も経っていますが、それでも前作の続編として話は繋がっていました。ボードゲームを進めながら繰り広げられていたゲームは、本作では現代らしくビデオゲームに進化しています。なんで急にビデオゲームに変わったのかは謎ですがゲームの世界で巻き起こるドタバタな展開はジュマンジらしさが満載で面白いです。ルールもとてもシンプルでわかりやすい。ウェイン・ジョンソン,ケヴィン・ハート,ジャック・ブラックなど芸達者な俳優が揃っていて小ネタが笑わせてくれます。しかし吹き替え版で観たのですが日本の流行語を無理やりセリフに入れていて「チョベリバ」「マジ卍」など、外人が話しても違和感しかないです。こういう吹き替えはやめていただきたい。全体的には前作の完成度よりは劣る点があるかなと思います。ビデオゲームにしたせいか、高校生4人の普通の王道冒険劇に仕上がっていたのは残念なところ。楽しくて、にぎやかだけど、前作のようなミステリアスな怖さも少々欲しかった。何も考えずに観れる作品なので、暇つぶしのコメディ映画として観れば楽しめるかなと。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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君の名前で僕を呼んで

2018年04月06日 21時12分07秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:イタリア/フランス/ブラジル/アメリカ
日本公開:2018年4月27日
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ,アーミー・ハマー,マイケル・スタールバーグ
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1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招待した年上の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で散策したり泳いだり、読書したり音楽を聴いたりするうちに、エリオはオリヴァーに恋心を抱く。やがてその思いは通じるが、夏の終わりが近づくにつれてオリヴァーが避暑地を去る日が近くなり……。
北イタリアの避暑地を舞台に、男性同士のひと夏のエピソードを描いたラブストーリー。アンドレ・アシマンの小説を基に、17歳の少年が大学教授の父親に招かれた大学院生と出会い、惹かれ合うさまをつづる。監督は『ミラノ、愛に生きる』『胸騒ぎのシチリア』などのルカ・グァダニーノ。『ジャコメッティ 最後の肖像』などのアーミー・ハマー、『インターステラー』などのティモシー・シャラメが演じる。

ひと夏の北イタリアを舞台に、男性同士の恋愛模様を描いた本作。今年のアカデミー作品賞にもノミネートされ、脚色賞を受賞しました。北イタリアの美しい風景と劇中で流れる音楽が非常に心地よくて印象的でした。大学院生のオリヴァーと、17歳のエリオ。2人が出会い、徐々にお互いを意識していく展開は、同性愛がどうこうというよりも、人が人を愛する当たり前の日常を描いている映画だと感じました。“性”に対して様々な考え方があって偏見や差別だってある。エリオもオリヴァーも決して間違っていない。いま目の前の相手に対してストレートに愛を伝えようとする気持ち。好きだ好きだと突き進んでしまう気持ちだったり、素直に伝えられないもどかしさだったり…若いからこその悩みもある。共感できるポイントもたくさんありました。エリオの両親がとても理解ある素晴らしい人でした。“喜びも悲しみも痛みも忘れてはいけない”父親のこの言葉が心に刺さりました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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