股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ロンドン、人生はじめます

2018年12月27日 16時35分41秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2017年
製作国:イギリス
日本公開:2018年4月21日
監督:ジョエル・ホプキンス
出演:ダイアン・キートン,ブレンダン・グリーソン,レスリー・マンヴィル
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エミリーは、夫がこの世を去ってからわかった浮気と借金、本音で付き合えない近所の人間関係、目減りする貯蓄にうんざりしている。ある日、屋根裏部屋から双眼鏡で外を観察していると、自然に囲まれた小さな家で暮らしているドナルドの姿を発見する。彼は余計なものを所有せず、気ままに本を読み、森でピクニックをして、庭でディナーを楽しむ自由で優雅な生活をしていた。やがて彼女は、頑固ながらも温かいドナルドの人柄に惹かれていくが……。
イギリスに実在する元ホームレスの男性の体験をベースにしたドラマ。夫を亡くした女性が、自然に囲まれながら自由に生きる男性と心を通わせる姿を描く。メガホンを取るのは『新しい人生のはじめかた』などのジョエル・ホプキンス。『恋愛適齢期』などのダイアン・キートン、『未来を花束にして』などのブレンダン・グリーソン、ドラマシリーズ「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」などのジェームズ・ノートンらが出演する。


夫を亡くした女性が、自然に囲まれながら自由に生きる男性に惹かれていく物語。大人の恋愛映画でしたね。自由に生きることは素晴らしいことだけど目の前の問題に目を背けずに堂々と生きることが一番大切なことなのだろう。周囲の気を使って自分を殺して生きていたエミリーにとっては、ドナルドのような人柄に惹かれていくのは当然なのかも。多くの経験をして年齢を重ねた2人だからこそ捨てるべき事と捨ててはいけない事の区別が分かるのかも。どんでん返しもなく、ゆったりのんびりした展開が続く映画なので、ロンドンの美しい街並みを見ながらまったり観るのが良いと思います。終わり方も素敵です♪

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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シュガー・ラッシュ:オンライン

2018年12月21日 16時06分10秒 | 映画評論サ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年12月21日
監督:リッチ・ムーア
声の出演:山寺宏一,諸星すみれ,菜々緒,小鳩くるみ,鈴木より子
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アーケードゲームの世界に住む優しい悪役のラルフと親友の天才レーサー・ヴァネロペは、レースゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障し廃棄処分の危機にあることを知り、部品を調達するためインターネットの世界に飛び込む。見るもの全てが新鮮で刺激的な世界に夢中になるヴァネロペと、早くもとの世界に帰りたいラルフは少しずつすれ違っていく。
ヒーローに憧れるゲームの悪役キャラクターと、レースゲームで仲間外れにされていた少女の友情を描くアニメーション。初めてアーケードゲームの世界を飛び出したラルフとヴァネロペが、インターネットの世界に入り込み冒険する。『スター・ウォーズ』『トイ・ストーリー』シリーズをはじめ、白雪姫などのプリンセスら人気キャラクターが多数登場。前作の監督のリッチ・ムーアと脚本のフィル・ジョンストンが共同で監督を務める。

アーケードゲームの世界で悪役キャラクターのラルフと、少女ヴァネロペの冒険を描いたシリーズ2作目。今回はあるキッカケでレースゲーム“シュガー・ラッシュ”が故障してしまい、その部品を手に入れるためにインターネットの世界に2人が飛び込むというお話です。前作よりも世界観が広がっていてディズニーだけでなく、グーグル、Amazon、マーベルコミック、Twitter、Youtubeなどなど様々な企業やキャラクター、アプリが登場します。ネットオークションやイイねボタンだったり通信障害だったり、普段身近に使っている事の裏側を見ているようで楽しめました。歴代ディズニープリンセスたちもたくさん登場するのでディズニーファンからしたら嬉しいでしょう。インターネットの世界を分かりやすく面白く描いていて観ていてワクワクしました♪怪しいネット広告を持つキャラクターが特に好き♪
たしかにストーリーは単純で小ネタ満載で面白いのですが、なにかが欠けているというかイマイチ感動できなかったです。そもそもラルフのせいでシュガー・ラッシュが故障してしまったのに、あまりその点は反省していなくて、ラルフがヴァネロペと離れたくないからってウイルスを撒いて大変な状況になってしまった感が否めない。最後までラルフの成長が感じられませんでした。大量のラルフが合体していくのはちょっと気持ち悪い(笑)ウイルスもそんな事で簡単に消えちゃうの!?ってくらいあっけない。たしかに友情と自分の夢の間で揺れ動く気持ちの難しさや、離れていても親友は親友だよねというメッセージは伝わってくるのだが、終わり方が続編ありきのような雰囲気であまりスッキリできませんでした。アイデアとしてはさすがディズニーだなという印象。色々詰め込み過ぎたせいかな。豪華にしたのは良いけど、観たいのはやっぱりラルフとヴァネロペの友情。2人の関係性をもっと深く描いてくれていたら良かったのに。前作の方が楽しめました。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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焼肉ドラゴン

2018年12月18日 18時07分38秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年6月22日
監督:鄭義信
出演:真木よう子,井上真央,大泉洋,桜庭ななみ,大谷亮平,キム・サンホ
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日本万国博覧会が開催された高度経済成長期の1970年、関西地方で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉と妻・英順は、娘3人と息子と共に暮らしていた。戦争で故郷と左腕を奪われながらも、前向きで人情味あふれる龍吉の周りには常に人が集まってくる。
『愛を乞うひと』などの脚本家としても知られる鄭義信が、数々の演劇賞に輝いた自身の舞台を映画化。1970年を舞台に、関西で小さな焼肉店を営む一家が、たくましく生きる姿を描く。3姉妹に『さよなら渓谷』などの真木よう子、『八日目の蝉』などの井上真央、『最後の忠臣蔵』などの桜庭ななみ、長女の幼なじみに『探偵はBARにいる』シリーズなどの大泉洋、父親に『隻眼の虎』などのキム・サンホ、母親にイ・ジョンウンがふんする。

1970年、高度経済成長期の日本を舞台に周囲からの差別や偏見を受けながらもたくましく生きる家族を描いた本作。韓国人というだけで冷たい目で見られる時代。周りからなんと言われようと、堂々と暮らす“焼肉ドラゴン”の人たちは素敵だし、外で酷いことを言われても帰れる家があるってことも素敵だなと感じました。もちろん日本人の自分としては、差別をしてしまう気持ちも分からなくもないのです。越えられない壁があるとしても、知らないことを知ろうとすることが大切なんだと思う。悲しい出来事がありながらも明るく前を向いて生きていけるのは家族の絆が深いからなのだろう。異国の地で暮らすって大変なことだろうし、姉妹がそれぞれの地で暮らす決断もまた大変だろうに。もとは舞台作品というだけであって演出が演劇っぽいところもあった。色々考えさせれる作品でした。日本のキャスト陣の演技力も良いが、やはり両親役のベテラン俳優キム・サンホ、イ・ジョンウンの演技は上手すぎる♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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OVER DRIVE

2018年12月17日 14時30分51秒 | 映画評論ア行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年6月1日
監督:羽住英一郎
出演:東出昌大,新田真剣佑,森川葵,北村匠海,町田啓太,要潤,吉田鋼太郎
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ラリー競技の最高峰とされるWRC(世界ラリー選手権)の登竜門であるレースに挑むスピカレーシングファクトリー。国内トップクラスのチームが火花を散らす中、スピカの所属ドライバー檜山直純は攻めの走りこそが勝利の決め手と信じて無謀な走行を繰り返す。彼の兄でチーフメカニック兼エンジニアの篤洋と直純は、ラウンドごとに衝突し、チームは険悪な空気に包まれる。ある日、直純のマネジメントを務めることになったエージェントの遠藤ひかるがやってくる。
公道で展開する自動車競技「ラリー」を題材にしたヒューマンドラマ。WRC(世界ラリー選手権)への出場を目指す兄弟たちの姿を描く。メガホンを取るのは『海猿』シリーズなどの羽住英一郎。『ヒーローマニア -生活-』などの東出昌大、『ちはやふる』シリーズなどの新田真剣佑、『A.I. love you アイラヴユー』などの森川葵、テレビドラマ「東京センチメンタル」などの吉田鋼太郎らが顔をそろえる。

自動車競技ラリーを題材に兄弟の熱い絆を描いた本作。車に全然詳しくない僕でもラリーのシーンは迫力があって興奮しました!都内の走行シーンはCGのような気もしましたが、全然気にならず。ライバルとの関係をもう少し深く描いてくれたら良かったなと思います。新田真剣佑がやたらと脱ぐのはファン向けサービスなのか?東出昌大の演技力はまぁ置いときましょう。海に落ちた車を一晩で直すのには、ちょっと疑問を抱きますがそこは映画だから仕方ないのかな。しかし兄弟がいがみ合いながらも互いを認め合い1つの目標に向かって努力する展開は観ていて爽快でした。まぁ弟があまりにも子供っぽい言動ばかりで、よく周りも付いていくなあと思いますが…。昔の幼馴染の死をそこまで引きずるのかと思いますが…。とにかく車好きならたまらない映画かもしれませんね。ツッコミどころはありますが邦画としてはよくまとまった作品だと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アルクマくん

2018年12月17日 13時19分05秒 | 国内旅々
最近のまとめ日記。そして今年最後であろうまとめ日記。

★茅野のビーナスラインにドライブに行ってきました

もちろん助手席で

新型のあずさで出発♪


駅弁うまし


天気も良くてドライブ日和でした♪








白樺湖。休日なのに閑散としていました。バブルの頃は凄かったのだろう


なんか切ないスワンボート




★松本&善光寺に日帰りで行ってきました

やっぱり駅弁


松本はカエル推しみたいです




映画「Orange」でも登場した、たい焼き屋ふるさと。甘さ控えめで美味かった♪




出ました松本城!前回来たのは8年前くらいだったかなぁ。


近くで見るとカッコいい!


城内には当時の鉄砲や甲冑が展示されています。




しかし床がめちゃくちゃ冷たくてゆっくり見てられない(笑)


ランチは松本城近くの人気のそばのお店「野麦」


メニューはざるそばか、かけそばのみ。もちもちした麺でとても美味かった!


特急列車で長野に移動して善光寺へ!

来ました善光寺






参道にお店がたくさんあって誘惑がもう大変(笑)

そんな中から選んだのがモンブラン!



ドリンクセット1250円と強気の価格ですが、このモンブランめっちゃ美味いのです


身も心も大満足の松本&善光寺ツアーでした♪

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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ

2018年12月16日 15時17分22秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年2月23日
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ニコール・キッドマン,キルステン・ダンスト,エル・ファニング,コリン・ファレル
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南北戦争下のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で生活している園長や生徒ら女性7人は、けがを負った北軍の兵士と遭遇する。敵方ではあるが、彼女たちは彼を屋敷に運んで介抱する。園長をはじめ学園の女性たちは、容姿端麗で紳士的な彼のとりこになってしまう。
第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したスリラー。南北戦争期のアメリカ南部にある寄宿学園を舞台に、負傷して運び込まれた北軍兵士をめぐって、女性たちが情欲と嫉妬をむき出しにする姿を映す。監督は『ロスト・イン・トランスレーション』などのソフィア・コッポラ。『ラビット・ホール』などのニコール・キッドマン、ソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』にも出演したエル・ファニング、『メランコリア』などのキルステン・ダンストらが出演している。

アメリカ南部の学園を舞台に、負傷して運び込まれた兵士を巡って女たちが情欲と嫉妬をむき出しにするスリラー。学園の園長にニコール・キッドマン。生徒にキルステン・ダンスト,エル・ファニング。兵士役にコリン・ファレル。と豪華すぎる面々です。敵兵の兵士でありながらも、そこは男と女。性的欲求に勝るものなど無いものか。男は女を求め、女は男を求め、女は女に嫉妬する。閉鎖的空間の中で繰り広げられる展開はドロドロしていて観ていて楽しめました。しかし画がどうも暗い…。何をしているのか、よく分からない。なぜにこんなに暗い(笑)
女性は7人登場しますが、メインはニコール・キッドマン,キルステン・ダンスト,エル・ファニングの3人。他の4人はまだ幼い子供なので色気や気を引こうとするも、そこは子供。ニコール・キッドマン,キルステン・ダンスト,エル・ファニング、いずれかの濡れ場でもあれば良かったと思いますが、それも無く。“欲望のめざめ”っていうくらいだから期待したのに。そもそもコリン・ファレル演じる兵士が屋敷になってきた途端に女7人全員が色めきだすなんて展開にちょっと違和感。意外性が無い展開で予想通りに話が進んでいきます。これから盛り上がるのかなと思ったところで、あっさり終わり。もう少し捻りがあってほしかったです。エロでもスリラーでもない…なんだろう。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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来る

2018年12月15日 12時37分55秒 | 映画評論カ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年12月7日
監督:中島哲也
出演:岡田准一,黒木華,小松菜奈,青木崇高,柴田理恵,松たか子,妻夫木聡
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幸せな新婚生活を送る田原秀樹は、勤務先に自分を訪ねて来客があったと聞かされる。取り次いだ後輩によると「チサさんの件で」と話していたというが、それはこれから生まれてくる娘の名前で、自分と妻の香奈しか知らないはずだった。そして訪問者と応対した後輩が亡くなってしまう。2年後、秀樹の周囲でミステリアスな出来事が起こり始め......。
第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を、『告白』などの中島哲也監督が映画化。謎の訪問者をきっかけに起こる奇妙な出来事を描く。主演を岡田准一が務めるほか、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡らが共演。劇作家・岩井秀人が共同脚本、『君の名は。』などの川村元気が企画・プロデュースを担当した。

「告白」の中島哲也監督最新作。豪華キャスト陣が集結していて中島ワールド全開の世界観でした。1組の家族の周囲で奇妙な出来事が続き、ついに“あれ”が襲い掛かるというお話。驚かせるようなホラー映画ではなく、じわじわとくるようなジャパニーズホラーらしい展開。人間の嫉妬や裏切り、傲慢さって本当に怖いなと思ってしまいました。優しくて明るい人ほど裏の顔があるんじゃないかと怖くなります。イクメンパパのブログと現実のギャップが面白くもあり怖くも感じましたし、秀樹へのイライラが溜まって香奈の豹変っぷりもまた面白くもあり怖くもあり。悪霊や妖怪よりも人間が一番怖い生き物だと思いました。
しかしこの映画の肝心な部分の説明がほとんどなく、モヤモヤで終わってしまいます。“あれ”の正体、どこで何故生まれたのか、なぜ田原夫妻を襲うのか…。何もかもが説明もないまま終わってしまいました。全国から何人もの霊媒師が来て、どうやって“あれ”と戦うのかと思ったけど、なんだか単調に終わってしまった感じが。ラストがオムライスって…なんだかねぇ。中島監督だし期待していて、来る…来る…と思ってたけど自分には来なかった(笑)ホラー映画というよりは家庭崩壊の映画だったかな。役者陣の演技は素晴らしかったです!

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ラプラスの魔女

2018年12月14日 17時01分33秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年5月4日
監督:三池崇史
出演:櫻井翔,広瀬すず,福士蒼汰,志田未来,佐藤江梨子,玉木宏,高嶋政伸
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離れた場所で二つの死亡事件が連続して発生し、両方同じ自然現象の下での硫化水素中毒死だと判明。さらに死亡した二人は知り合いであることがわかり、警察は地球化学の研究者である大学教授の青江に協力を依頼する。青江は事件性はないと考え調査を進めていると、そこに円華という女性が現れ……。
『ヤッターマン』の三池崇史監督と櫻井翔が再び組み、ベストセラー作家東野圭吾の小説を映画化した本格派ミステリー。連続して起きた奇妙な死亡事件をきっかけに、その調査を進める大学教授らが事件の真相をあぶり出す。『ちはやふる』シリーズなどの広瀬すずがヒロインを演じ、『ちょっと今から仕事やめてくる』などの福士蒼汰が共演。脚本を、テレビドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの八津弘幸が担当している。

東野圭吾の小説を映画化。好きな東野圭吾作品ですが苦手な三池崇史監督なので嫌な予感は少しはありましたが…やっぱりダメでしたー!(笑)「本当に東野さんの原作なの?」と思うくらい中身の無いというか。原作は未読。きっと原作はもっと細かい描写が書かれているのだろうけど、映画では切り取り過ぎていて全体的に話が薄っぺらい。ミステリーっぽく描かれているけど超能力人間vs超能力人間の戦いのような展開に途中からなってしまっていました。超常現象も現実的ではなく、さすがに無理がありました。自分で竜巻などを起こせるわけではなく、時と場所を事前に見つけることができるくらい。丸わかりのCGも残念…。冒頭の2つの事件も、うまい具合に被害者をあの場に留まらせることって出来るのかなと疑問。そして一番気になったのが主役の櫻井翔の必要の無さ。「ありえない」「不可能だ」と言うだけで、いてもいなくてもどっちでもいいような立ち位置。終盤なんてただの運転手だったし(笑)
終わり方もモヤモヤしか残らない…三池さんの映画はもう観るのやめたほうがいいか…

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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CHIHIRO ONITSUKA CONCERT TOUR『BEEKEEPER』

2018年12月13日 18時24分03秒 | ライブレビュー
今年2度目、通算4度目の鬼束ちひろのライブに参戦



今回もワンドリンク制なのね。コーラ(500ML)500円ってどうなのよ…笑


★セットリスト★

1.シャイン
2.青い鳥
3.edge
4.MAGICAL WORLD
5.螺旋
6.僕等 バラ色の日々
7.流星群
8.月光
9.弦葬曲
10.King of Solitude
11.Twilight Dreams
12.CROW
13.私とワルツを
14.infection
15.VENUS
16.ヒナギク


なんと言っていいのか。毎回思うのだけど宗教のような洗脳されていくような引き込まれるような世界観。これは鬼束ちひろにしか出せないもの。あばら骨にヒビが入っているとMCで言っていたけど、そんなことを感じさせない素晴らしいパフォーマンスでした!序盤で機材トラブルがあって急遽MCになったけど、そこで緊張がほぐれたのか覚醒したかのようなedgeからの声の美しさ!全身全霊で魂を込めて表現してプロとして歌い上げる姿に、ただただ感動しっぱなしでした。途中で何度か泣いた(笑)infectionはこちらが恐怖を感じるくらいの迫力に鳥肌もの!CROWの優しい歌詞にジーンっときてしまった。月光は今回も素晴らしかった!本当に素晴らしいライブでした!2018年のライブ鑑賞のトリに相応しいパフォーマンスを見れて大満足です!
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Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018

2018年12月06日 18時22分24秒 | ライブレビュー
宇多田ヒカルのライブに初参戦してきました!

Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018






スタンド席のほぼ最後尾でした。んやっ、もう来れただけで幸せです



★セットリスト★

01.あなた
02.道
03.traveling
04.COLORS
05.Prisoner Of Love
06.Kiss & Cry
07.SAKURAドロップス
08.光
09.ともだち
10.too proud
11.誓い
12.真夏の通り雨
13.花束を君に
14.forevermore
15.First Love
16.初恋
17.play a love song

アンコール

18.俺の彼女
19.Automatic
20.Goodbye Happiness



まさか人生で宇多田ヒカルのライブに行ける日が来ると思っていなかったのでもう感動しっぱなし!!素晴らしいセトリで大満足でした!久しぶりのライブということでベストアルバムのようなセトリ!!1曲目の“あなた”からもう凄いのなんのって。曲のアレンジが凄いというか「天才だわ、この人」と思ってしまうほど(笑)生歌が本当に上手かった!!全部良かったけど特に良かったのは“花束を君に”かな。生で聞くとこんなに深い歌詞だったんだと鳥肌ものでウルっときてしまった!他にも“Prisoner Of Love”も“SAKURAドロップス”も…とりあえず全部良かったのです。
なんとライブ中、スマホで撮影も録画もOKということで!!とは言ってもやっぱりライブで録画するってどうなのよって思います。ライブってその場の瞬間の感動を味わうものなのに必死で録画している人…First Loveの時ですら必死に録画している人いたけど、どうなのよ。

絶対また行く!チケット当てる!

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へレディタリー/継承

2018年12月06日 16時55分43秒 | 映画評論ハ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年11月30日
監督:アリ・アスター
出演:トニ・コレット,ガブリエル・バーン,アレックス・ウォルフ,ミリー・シャピロ
OFFICIAL SITE

ある日、グラハム家の家長エレンがこの世を去る。娘のアニーは、母に複雑な感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が起こる。
家長の死後、遺された家族が想像を超えた恐怖に襲われるホラー。主演は『リトル・ミス・サンシャイン』などのトニ・コレット。ドラマシリーズ「イン・トリートメント」などのガブリエル・バーン、『ライ麦畑で出会ったら』などのアレックス・ウォルフらが共演。監督・脚本は、ショートフィルムなどを手掛けてきたアリ・アスター。『ムーンライト』『レディ・バード』などで知られる映画スタジオA24が製作している。

観る予定はなかったが気になったので鑑賞。祖母の死後、遺された家族が不可解な怪奇現象に襲われるホラー作品。なかなかのショッキングシーンもありつつも、大きな音でビクッと驚かすような場面はありませんでした。どちらかと言えばジャパニーズホラー寄りの世界観。見えない恐怖というか精神的にジワジワくるような不気味さを映画全体に漂わせています。実はこの映画、数々の伏線が張られているとの情報を観る前に知っていましたが、それでも一度観ただけでは全てを理解することは不可能に近いでしょうね。降霊、悪魔崇拝、宗教的な要素があるので日本人にはなおさら受け入れにくいでしょう。観終わったあとでネットでネタバレ記事を読んでやっと全ての点と点が繋がった感じです。
【↓ネタバレ注意↓】
たしかに祖母エレンの存在が物語にあまり影響していないように見えます。しかし全てはエレンの計画通りだった。そう、全ては地獄の王・パイモンを崇拝する儀式だったのです。アニーもチャーリーもエレンの計画のため…。計画のために娘と孫は生まれたのです。チャーリーはもともと悪魔の魂を持って生まれた子だとしたら…たしかにそう考えたら全ての辻褄が合います。教室の窓にぶつかってきた鳩の首を平然と切っている時点でチャーリーは子供ではない。そしてアニーがピーターにチャーリーとパーティに行くよう強く勧め、チャーリーがナッツ入りのケーキを食べて呼吸困難になるのも、動物の死骸が置かれていたのも、電信柱に衝突するのも、全てが組織によって計算づくされたこと。若い健康的な男性という理由でピーターは選ばれた。パイモンは男性の体を必要していたので、チャーリーが死なないと魂をチャーリーからピーターに移ることができない。アニーがジョアンのことを思い出したキッカケが絵の具がこぼれたことなのだが、これも絵の具が勝手に倒れているので、見えない何かによって仕組まれた計画の1つだったのだろう。
一見、退屈そうに見えて、実は奥が深かったホラー映画でした。良い意味で後味が悪い(笑)
娘役のミリー・シャピロちゃんの顔が怖すぎる!!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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タクシー運転手 ~約束は海を越えて~

2018年12月05日 13時33分54秒 | 映画評論タ行
製作年:2017年
製作国:韓国
日本公開:2018年4月21日
監督:チャン・フン
出演:ソン・ガンホ,トーマス・クレッチマン,ユ・ヘジン,リュ・ジュンヨル
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1980年の韓国。ソウルで11歳の娘を一人で育てながらタクシー運転手をしているマンソプは、大金に目がくらみドイツ人記者ピーターを乗せて光州に向かう。マンソプの機転で見事に検問をくぐり抜け、二人は光州に入るが、ピーターは「危険だからソウルに戻ろう」と言うマンソプの言葉を聞かず、撮影を始め……。
1980年に韓国で起きた光州事件でのドイツ人記者と韓国人タクシー運転手の実話を、『JSA』『密偵』などのソン・ガンホらの出演で映画化したドラマ。光州へ取材に向かうドイツ人ジャーナリストと彼をタクシーに乗せた運転手とのやり取りを、コミカルかつシリアスに描く。監督は『映画は映画だ』『高地戦』などのチャン・フン。『ヒトラー ~最期の12日間~』などのトーマス・クレッチマンのほか、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨルが共演する。

1980年韓国で起きた光州事件でのドイツ人記者とタクシー運転手の実話を描いた本作。恥ずかしながら光州事件を知らなかった僕。韓国で起きた残虐な事実を世界中に知らせるために命懸けで光州へと向かったドイツ人記者ピーターと、タクシー運転手のマンソプ。想像以上の目を疑うような世界がそこにはありました。軍の兵士が無抵抗な市民に向かって棒で袋叩きにし、銃を乱射する。同じ国の者同士なのに平気で殺す、衝撃的な虐殺シーンが続きました。もちろん軍としても武力で抑えつけるということなんだけど、それでも海を挟んで隣の国でこんな事が起きていたことに衝撃を受けました。男たちの熱い友情や、マンソプ家族の話など良い話も盛り込まれていてコメディ要素も忘れていないところが韓国映画の凄いところ。検問所でのナンバープレートを見た兵士がマンソプたちを通すシーンは、なんだか少しだけ心が救われたような気がしました。でも後半のカーチェイスシーンはさすがに映画用に作りました感が否めない。マンソプの心情の変化もちょっと分かりづらかったかな。しかしこういう歴史があったことを知るためには非常に勉強になった作品でした。ピーターやマンソプだけじゃなくて多くの韓国市民が民主化のために戦った事実を忘れてはいけない。多少の予備知識が無いと一番最後に本物のドイツ人記者ピーターが出てきます。2人が再会できなかったのが非常に残念でならない…

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-

2018年12月04日 11時52分00秒 | 映画評論カ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年11月30日
監督:吉田康弘
出演:有村架純,國村隼,桜庭ななみ,歸山竜成,木下ほうか,板尾創路,青木崇高
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奥薗晶は急死した夫の連れ子を伴って、夫の故郷・鹿児島で鉄道の運転士をしている義父・節夫を訪ねる。節夫は、長い間顔を合わせていなかった息子の死、初めて会う嫁、そして孫の存在に困惑するが、行くあてがないという二人を家に住まわせることにする。生活のため仕事を探す晶は、亡き夫の夢でもあった鉄道運転士の試験を受ける。
地方のローカル線を舞台にしたヒューマンドラマ『RAILWAYS』シリーズの第3弾。亡き夫の故郷で肥薩おれんじ鉄道の運転士を目指すシングルマザー、夫の連れ子、夫の父親の共同生活を描く。シングルマザーに有村架純、彼女の義父に國村隼がふんするほか、桜庭ななみ、青木崇高、筒井真理子、木下ほうか、板尾創路らが出演。監督を『バースデーカード』などの吉田康弘が務める。

『RAILWAYS』シリーズの第3弾。亡き夫の故郷で鉄道の運転士にを目指す女性を描いた作品。今回は鹿児島の肥薩おれんじ鉄道を舞台に描かれています。血の繋がらない家族の再生物語。それぞれの後悔や葛藤を抱えながらも自らのために、そして家族のために前に進もうとする人たちの姿はとても素敵でした♪晶を演じた有村架純も良かったけど、義父役の國村準の無口だけど優しい人柄がとても良かった!周りからから心無い言葉を言われ、互いに信じられなくなることもあっても、血の繋がりじゃない何かで繋がっている…家族のカタチに正解なんてないのだと感じました。前2作ほどの大きな感動はありませんでしたが、安定感のあるこのシリーズ。次回作もあるなら期待しています。おれんじ鉄道の美しい風景も癒されましたし、斉藤和義の主題歌もピッタリでした♪シカのCG丸出し感がやっぱり気になった…。それから半成人式のこと。両親を病気で亡くした駿也なのに、半成人式で壇上で父母への手紙を読ませるってそんな酷なことさせるなんで酷いよ。学校は駿也の家庭事情を普通調べるでしょ。先生も「駿也のご両親は今日は来ていないのか」なんて皆の前で言うなんてデリカシー無さ過ぎる…。そのあたりが感動が冷めてしまった点です

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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女は二度決断する

2018年12月03日 11時47分37秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:ドイツ
日本公開:2018年4月14日
監督:ファティ・アキン
出演:ダイアン・クルーガー,デニス・モシット,ヨハネス・クリシュ
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ドイツのハンブルクで暮らすドイツ人のカティヤとトルコ移民のヌーリは、晴れてゴールインする。以前は麻薬の売買に関わっていた夫も結婚後はまじめに働き、息子にも恵まれて一家は幸せに暮らしていた。しかし、ヌーリの勤務先の前で爆発が起き、彼と息子が命を落とす。それがドイツ人によるテロだと知ったカティヤは……。
『そして、私たちは愛に帰る』などのファティ・アキン監督と『戦場のアリア』などのダイアン・クルーガーが組んだ人間ドラマ。突然愛する夫と息子を失った主人公の苦難の日々を映し出す。『顔のないヒトラーたち』などのヨハネス・クリシュや『白いリボン』などのウルリッヒ・トゥクールらが共演。ダイアンは本作で、第70回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。

ある日突然、テロによって愛する夫と息子を失った女性の苦悩の日々を描いたダイアン・クルーガー主演の本作。もしも愛する人が殺され、司法のその犯人たちへの判決が無罪だったら…。カティヤのように同じ行動を取ってしまうかもしれない…。苦しみから抜け出すために、カティヤが選んだ決断は一体誰のためだったのだろうか。苦しみには苦しみを。死には死を。彼女の二度の決断が正しいか間違っているかは分からないけど、ただただ切ない。ダイアン・クルーガーの迫真の演技に引き込まれました。家族を失った悲しみ、法廷での犯人たちへの怒り、赤ん坊を見る寂しさ…どの表情も素晴らしかった!観終わったあとでモヤモヤが残りますが、考えさせられる観て良かった作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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