股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

グレイマン

2022年07月28日 16時48分09秒 | 映画評論カ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年7月22日
監督:アンソニー・ルッソ
出演:ライアン・ゴズリング,クリス・エヴァンス,アナ・デ・アルマス

グレイマンの名で呼ばれる、正体不明の工作員コート・ジェントリー(ライアン・ゴズリング)。CIAからの仕事を請け負ってきた彼だったが、所属する組織の重要な機密を知ってしまったことから追われる立場になる。
マーク・グリーニーの小説「暗殺者グレイマン」シリーズを実写化したアクションサスペンス。CIAの雇われ工作員が、所属組織の機密を知ったことから命を狙われる。監督を務めるのは『アベンジャーズ』シリーズなどのアンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ。『ファースト・マン』などのライアン・ゴズリング、『gifted/ギフテッド』などのクリス・エヴァンス、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などのアナ・デ・アルマスのほか、ジェシカ・ヘンウィック、ワグネル・モウラ、ダヌーシュらが出演する。

ライアン・ゴズリング主演のアクションサスペンス作品。Netflix史上最高額の2億ドルの製作費で作られただけあって、お金かかっているなぁと感じさせてくれるド派手なアクションの連続でした。航空機の中でのアクションシーンや、プラハ市街での路面電車内における銃撃戦を使ったアクションシーン。もう凄すぎて誰が何をしているか目で追いかけるのも無理でしたが、とにかく物凄いことをしているのは確かです。これは映画館で観たらドキドキハラハラが止まらない気がします。とは言っても普通の人間ならとっくに死んでいますけどね!一般市民は何人くらい巻き添えで亡くなったのかが気になりました(笑)
世界各地で繰り広げられる物語は、スピード感もあって楽しめます。ストーリーとしては勧善懲悪のシンプルな作りになっているので観やすかった。暗殺者グレイマンを演じるライアン・ゴズリングvsクリス・エヴァンスの死闘は見応えありです!カッコいい役が多かったライアン・ゴズリングも本作では影のある孤独な役が新鮮でしたし、適役のクリス・エヴァンスもキャプテン・アメリカとは思えないほど180度変わっていてサイコパスな悪役がピッタリとハマっていました。
結局誰が責任取るの?シックスはどうやって脱出したの?と色々と腑に落ちない部分もありますが続編も決定したみたいなので、楽しみにしております♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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劇場版 きのう何食べた?

2022年07月25日 10時30分09秒 | 映画評論カ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年11月3日
監督:中江和仁
出演:西島秀俊,内野聖陽,山本耕史,磯村勇斗,松村北斗,田中美佐子

劇場版「きのう何食べた?」公式サイト

シロさんとケンジが帰ってくる!心もお腹も満たす大人気ドラマ「何食べ」がついに映画化‼︎ 5.18Blu-ray&DVD発売

 


小さな法律事務所で働く弁護士・筧史朗(西島秀俊) は、同居する恋人の美容師・矢吹賢二(内野聖陽)の誕生日プレゼントとして京都旅行を提案。賢二は大喜びで旅を満喫するが、旅行中のある出来事をきっかけに、二人は互いに本心を明かせなくなってしまう。そんな中、仕事帰りの史朗は見知らぬイケメン(松村北斗)と賢二が親密な様子で歩いているのを目撃。動揺する史朗は、賢二にその青年のことを聞くことができず悶々とする。
映画化もされた「大奥」などで知られるよしながふみの漫画を原作に、同性カップルの暮らしを日々の食を通じて描くドラマシリーズの劇場版。料理上手で倹約家の弁護士と恋人の美容師が営む、穏やかな日常を揺るがす騒動が巻き起こる。ドラマ版に続き監督を中江和仁、脚本を安達奈緒子が担当。カップルを演じる西島秀俊と内野聖陽をはじめ、山本耕史、磯村勇斗、マキタスポーツらおなじみの面々が集結し、劇場版新キャストとして『ライアー×ライアー』などの松村北斗が出演する。

ドラマ版からのファンなので劇場版も楽しみにしておりました。史朗さんと賢二の中年の同性カップルのほのぼのした日常を描いたお話。「これよこれ!この空気感、やり取りが面白いのよ!」と、ほっこりしながらニヤニヤしながら観てました。料理を通して描かれる、LGBT、愛、家族、友情、仕事。あと頭皮。色んな壁や、問題は出てくるけれど、それでも一つ一つ支え合って乗り越えようとする史朗さんと賢二の姿が素敵でした。性別や見た目、年齢なんて関係ない。好きな人と一緒にいれることが幸せなこと。好きな人が笑顔でいてくれることが幸せなこと。「歳取ったなぁ」って笑って言えるって幸せなことですよね。色んなことを肯定してくれるような素敵な作品でした。
演技派の俳優陣のコミカルな演技が面白いし、笑いあり、涙ありの展開はドラマ版と変わらず安定しています。小日向さんとジルベールのカップルは面白過ぎる。映画の中でも美味しそうな料理がたくさん登場しますが、やはり料理下手な僕にはハードルが高いものばかりでした。ぶり大根、リンゴのキャラメル煮なんて一生作らないだろうなぁ…めちゃ美味しそう!飯テロ映画とはこの事か。でも心は満腹になりました。
史朗さんプロデュースの京都旅行に行ってみたい!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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キングダム2 遥かなる大地へ

2022年07月21日 14時06分49秒 | 映画評論カ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年7月15日
監督:佐藤信介
出演:山崎賢人,吉沢亮,橋本環奈,清野菜名,満島真之介,岡山天音,大沢たかお

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』公式サイト

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』公式サイト

 


春秋戦国時代、中華の西方にある国・秦。身寄りのない信(山崎賢人)が若き王・エイ政(吉沢亮)に協力し、玉座を奪還して半年。隣国の魏が秦に侵攻を開始する。秦軍に歩兵として加わった信は、子供のような姿の羌カイ(清野菜名)らと共に伍(5人組)を組むことになる。決戦の地・蛇甘(だかん)平原に到達した信たちだったが、戦況は絶望的な惨状だった。
原泰久のコミックを実写映画化した『キングダム』の続編で、「蛇甘(だかん)平原の戦い」のエピソードを描く歴史アクション。春秋戦国時代の中国で、秦の玉座をめぐる争いから半年後、大将軍を目指す信が初陣に挑み、羌カイらと共に隣国・魏との壮絶な戦いを繰り広げる。出演は前作に続いて山崎賢人や吉沢亮、橋本環奈らのほか、羌カイ役で『今日から俺は!!』シリーズなどの清野菜名が参加。監督は前作と同じく佐藤信介が務める。

1作目の内容がうる覚えだったのでNetflixでもう一度観て復習しておきました。前作よりもスケールの大きくなってました。戦のシーンの臨場感やスピード感が増していて「邦画のアクションも捨てたもんじゃない!!」と思わせてくれます。映画館で観るべき映画だと思います!
今回は吉沢亮や橋本環奈はほぼ物語に絡んできません。山崎賢人演じる信の強さは1作目を観て知っているので、信が旅の仲間たちと協力して強大な敵陣を倒していく王道の展開でしたが、羌カイの「お前はまだ生きてるじゃないか!」の台詞に胸が熱くなったことは確かです。羌カイのアクションがカッコいい!強い者に立ち向かっていくストレートな展開とメッセージ性が印象的でした。アクションシーンが多いのは楽しめたけど、逆にドラマの部分が少なくて物足りなかったです。信たちの死闘も凄かったけど、王騎が登場すると全て持ってかれるのは何故だろうか…。
主題歌はMr.Children。良い曲なんだけど、個人的には「キングダム」はONE OK ROCKの曲調の方が好きだし合ってると思います。来年公開の3作目も楽しみです。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ブルー・バイユー

2022年07月19日 10時19分51秒 | 映画評論ハ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年2月11日
監督:ジャスティン・チョン
出演:ジャスティン・チョン,アリシア・ヴィキャンデル,シドニー・コウォルスケ
https://www.universalpictures.jp/micro/blue-bayou

アントニオ(ジャスティン・チョン)は韓国で生まれ、3歳で養子としてアメリカに渡る。その後彼はシングルマザーのキャシー(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚し、娘のジェシーと3人でつつましく暮らしていた。だが、ある日、警官ともめたアントニオが逮捕され、30年以上前の書類の不備によって移民局に引き渡された上に、強制送還の危機にさらされる。
『トワイライト』シリーズなどのジャスティン・チョンが、監督や脚本などを手掛けたヒューマンドラマ。幼いころに養子としてアメリカに連れて来られた韓国系アメリカ人の男性が、強制送還の危機に家族と共に立ち向かおうとする。『リリーのすべて』などのアリシア・ヴィキャンデル、『レディ・オア・ノット』などのマーク・オブライエン、『真夜中のピアニスト』などのリン・ダン・ファンらが共演。第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品された。

養子として韓国からアメリカに渡った青年が、法律の壁に苦しみながらも乗り越えようとする姿を描いた本作。主人公のアントニオは3歳でアメリカに養子として渡り、シングルマザーのキャシーと娘のジェシーと共に貧しいながらも幸せに暮らしていました。しかし、ある事がキッカケでアントニオは逮捕され、さらに手続きの不備が判明して韓国へ強制送還の命令を受けてしまうのです。アントニオが直面する現実。何を一番に考え、どう行動するべきなのか…まるでドキュメンタリーを観ているような感覚でした。好きな人と、好きな場所でいることが何故いけないのだろうか。大人たちがきちんとしなかったせいで、子供が苦しむなんてことは絶対にあってはならない。法律や手続きは確かに大切なことだけど、それ以上に家族の愛情や絆のほうが大切なんじゃないのだろうか。日本に住んでいると移民政策など、いまいちピンとこない部分もあるけど、知っておかなきゃいけないですね。アメリカへの移民問題がまだまだ解決されていないことに驚かされました。淡々とした展開も中にも、アントニオやキャシー、ジェシーの心の叫びがひしひしと伝わってきて見応えがありました。
最後の空港でのシーンはズルいです。あれは泣くしかないでしょ。ジェシーが最後の最後で自分の言葉で伝えた気持ちに涙が止まりませんでした。川や海、夕陽のシーンなど映像が素敵。タイトルのブルー・バイユーとは“青い入り江”という意味。入り江のように穏やかな環境で皆が暮らせる社会になってほしいです。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ソー:ラブ&サンダー

2022年07月14日 16時38分17秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年7月8日
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース,テッサ・トンプソン,ナタリー・ポートマン

ソー:ラブ&サンダー|映画|マーベル公式

2022年7月8日(金)公開『ソー:ラブ&サンダー』公式サイト。 「マイティ・ソー」シリーズ4作目(原題:Thor: Love and Thunder)この夏、ノープランな神が来る!“愛...

マーベル公式

 


壮絶なバトルの末、宇宙に旅立ったソー(クリス・ヘムズワース)は、すっかり戦いから遠ざかっていた。ある日、神殺しをもくろむ強敵ゴア(クリスチャン・ベイル)が出現し、ソーと新たに王となったヴァルキリー(テッサ・トンプソン)が応戦するものの、ゴアの前に全く歯が立たなかった。そこへマイティ・ソーのコスチュームをまとったソーの元恋人ジェーン(ナタリー・ポートマン)が現れ、ソーとヴァルキリーに協力する。
クリス・ヘムズワース演じる、雷神ソーの活躍を描く『マイティ・ソー』シリーズの第4弾。いつしか戦いを避けるようになっていたソーの前に、神々を滅ぼそうとたくらむゴアが出現する。メガホンを取るのは前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』などのタイカ・ワイティティ。『PASSING -白い黒人-』などのテッサ・トンプソン、『ポップスター』などのナタリー・ポートマン、『バイス』などのクリスチャン・ベイル、『パパが遺した物語』などのラッセル・クロウらが出演する。

『マイティ・ソー』シリーズの第4弾。前作「マイティ・ソー バトルロイヤル」から監督が変わってお笑い寄りになってしまい、個人的にはそれが受け付けなくなってしまったので本作も観る予定ではなかったのですが、ムビチケを頂いたので鑑賞。
今回は、過去の戦いによる重圧から、戦いを避けるようになってしまったソーの前に、神々の滅亡を企む強敵ゴアが立ちはだかります。強大な敵と戦うというお決まりパターンではあるし、久しぶりの登場の元カノ・ジェーンとの絡みもあります。ソー、ジェーン、ムジョルニア、ストームブレイカーの謎の4角関係がちょっと面白いし、嫉妬するストームブレイカーが可愛い(笑)タイトル通り、まさに“ラブ&サンダー”な作品でした。もちろんMCUの話と繋がってはいるのですが、これはこれで独立した話ではあるので、展開としてはシンプルで観やすかったです。お笑い要素は前作よりは弱めだったのも良かったかなと思います。まぁ個人的にはソーをおバカキャラにしようとする流れは好きではないのですし、神々の扱いがふざけ過ぎているのが嫌でした。小籠包の神って何だよ!!
久しぶりに登場したジェーンが病に侵されているという設定はちょっと悲しかったですね。ジェーンはヴァルハラに降臨しちゃったけど、あの世の世界まで入ってきちゃったら、もうMCUは何でもアリになっちゃいそうですね(笑)ゴアが何故に子供たちだけを誘拐したのかも謎なままだし、何故ゴアの娘が急に生き返ったのかも謎のまま。色々と脇が甘いなと感じました。今年のマーベル作品は当たりが多かったのに、本作は消化不良。
とにかく今回は出演者が豪華!クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、クリスチャン・ベイル、ラッセル・クロウ。そしてちょい役でマット・デイモン!このキャストで本格サスペンスミステリーが観たい!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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スティルウォーター

2022年07月10日 19時55分04秒 | 映画評論サ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年1月14日
監督:トム・マッカーシー
出演:マット・デイモン,アビゲイル・ブレスリン,カミーユ・コッタン

アメリカ・オクラホマ州スティルウォーターに暮らすビル(マット・デイモン)は、娘のアリソン(アビゲイル・ブレスリン)が留学先のフランス・マルセイユで殺人容疑で逮捕されたことを知る。娘の潔白を証明すべく現地へ向かうビルだったが、聞き込みを重ねる彼は地元民に警戒され、何者かに襲われてしまう。それでも諦めないビルは娘を取り戻したい一心で、真犯人を見つけ出そうと奔走する。
異国で殺人罪に問われた娘の無実を証明するため、父親が現地へ渡り真犯人捜しに奮闘するサスペンススリラー。父親を『オデッセイ』などのマット・デイモン、娘を『リトル・ミス・サンシャイン』などのアビゲイル・ブレスリンが演じるほか、カミーユ・コッタン、リル・シュヴォ、イディル・アズーリらが共演。監督・脚本を『スポットライト 世紀のスクープ』などのトム・マッカーシーが務め、『幸せの行方...』などのマーカス・ヒンチー、『ディーパンの闘い』などのトマ・ビデガンとノエ・ドゥブレが共同で脚本を手掛けた。

異国の地で、娘の無実を証明するために奮闘する父親の姿を描いたサスペンススリラー。マット・デイモン演じる父親ビルが、殺人容疑で収監された娘を救うために真犯人を見つけようと動き出します。サスペンスというよりはヒューマンドラマと言った感じでしょうか。派手さは無くドキドキハラハラは弱めで、真相に近づいていく展開が淡々を描かれています。親が知らない子供の姿。父と娘の関係性や絆の深さに見応えはありましたが、内容を考えると上映時間140分は長く感じました。ラストのオチは意外性がありましたが、見たいシーンを見せてくれなかったの
は少々物足りなさを感じます。娘のその後であったり、地下室にいた少年のその後であったり…。事件の真相は全てが明らかにはなっていませんが、ビルが異国の地で奮闘し成長する物語でもありました。でもまぁビルのような考えるより先に行動してしまうような破天荒な父親じゃ、アリソンが嫌がるのもちょっと分かる…。
フランスのマルセイユってこんなに物騒な街なのかしら!?

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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アンチャーテッド

2022年07月06日 16時50分53秒 | 映画評論ア行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年2月18日
監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ホランド,マーク・ウォールバーグ,アントニオ・バンデラス

映画『アンチャーテッド』4月27日(水)デジタル配信開始 / 6月8日(水)ブルーレイ&DVD発売

誰よりも早く50億ドルを奪い取れー地図にない場所(アンチャーテッド)から全世界シリーズ累計売上数4170万本の大ヒットゲームの映画化!『スパイダーマン』シリーズ主演トム...

映画『アンチャーテッド』4月27日(水)デジタル配信開始 / 6月8日(水)ブルーレイ&DVD発売

 


バーテンダーとして働く、ネイサン・ドレイク(トム・ホランド)。器用な手さばきをトレジャーハンターのビクター・サリバン(マーク・ウォールバーグ)に見込まれた彼は、一緒に50億ドル相当の財宝を探さないかと持ち掛けられる。サリバンが消息を断った兄について知っていることもあり、行動を共にするネイサン。財宝を狙うサンティアゴ(アントニオ・バンデラス)率いる組織との争奪戦の末、二人は手掛かりとなる十字架を手にする。やがて彼らは、500年前に消えた海賊船を発見する。
ゲームシリーズ「アンチャーテッド」を原作にしたアクションアドベンチャー。トレジャーハンターからスカウトされた青年が、50億ドル相当の財宝を探し求める。メガホンを取るのは『ゾンビランド』シリーズなどのルーベン・フライシャー。『スパイダーマン』シリーズなどのトム・ホランド、『マイル22』などのマーク・ウォールバーグ、『ペイン・アンド・グローリー』などのアントニオ・バンデラスのほか、ソフィア・アリ、タティ・ガブリエルらが出演する。

ゲームシリーズ「アンチャーテッド」を原作にしたアクションアドベンチャー作品。とは言っても原作ゲームをプレイしたことはありません。敵を倒しながら財宝を探し求めるお話はよくあるパターンですし、とにかくポンポン話が進んでいくので何も考えずにサクッと観れるアクション映画に仕上がっています。CGにかなりお金を費やした感が伝わってきます。それだけド派手なアクションシーン満載!言い方を変えるとご都合主義なアクションシーンが多かった(笑)いくらスパイダーマンのトム・ホランドでも生身の体であそこまでのアクションは無理がある気がする…。そして思っていたよりも簡単にお宝船を見つけたし、今まで誰も見つけられなかったのが不思議なくらい。まぁトム・ホランドとマーク・ウォールバーグ、そしてアントニオ・バンデラスという人気俳優の共演ってだけで映画ファンにとっては最高です。
話のテンポは良いのだけど期待していたほどのハラハラドキドキ感が無いのが不思議。「インディジョーンズ」「ナショナルトレジャー」「グーニーズ」を混ぜ合わせたような既視感はある。ヒロインや悪役を演じた女優さんたちに、いまいち魅力を感じなかったのも残念。最後まで飽きずに楽しめたけど、観終わってみると何も残らない。
確実に続編がありますが、今後の巻き返しに期待ですね。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ライダーズ・オブ・ジャスティス

2022年07月04日 16時45分19秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2020年
製作国:デンマーク/スウェーデン/フィンランド
日本公開:2022年1月21日
監督:アナス・トマス・イェンセン
出演:マッツ・ミケルセン,ニコライ・リー・コス,アンドレア・ヘイク・ゲーゼベウ

映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』公式サイト|2022年1月21日公開

映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』公式サイト|2022年1月21日公開|最強の軍人×理数系スペシャリスト|予測不可能な復讐劇が幕を開ける!?

https://klockworx-v.com/roj/

 


アフガニスタンで任務に就いていた軍人マークスは、妻が列車事故で亡くなったという報せを受けて急きょ帰国する。娘と共に悲しみに暮れる彼の前に現れた数学者のオットーらは、事故は犯罪組織“ライダーズ・オブ・ジャスティス”が殺人事件の重要な証人をほうむるために起こしたものだと告げる。怒りに燃えたマークスは、オットーたちの協力を得ながら復讐(ふくしゅう)を誓うが、事態は予想していなかった方向に進む。
『アナザーラウンド』などのマッツ・ミケルセン主演によるアクション。妻が犯罪組織による暗殺に巻き込まれて命を落としたことを知った軍人が、数学者らの協力を得て復讐(ふくしゅう)に挑む。メガホンを取るのは『メン&チキン』などのアナス・トマス・イェンセン。『特捜部Q』シリーズなどのニコライ・リー・コス、ドラマ「犯罪ジャーナリスト ディクテ」などのラーシュ・ブリグマン、『アントボーイ』などのニコラス・ブロのほか、アンドレア・ヘイク・ゲーゼベウ、グスタフ・リンドらが出演する。

マッツ・ミケルセン主演によるアクション作品。デンマークのアカデミー賞では最多15部門にノミネートされたそうです。バイオレンスアクションでありながら、コメディ要素もあります。個性的なキャラクターばかりで、絶対死ぬだろってシーンばかりなので、少々ご都合主義が気になるところ。愛する妻を殺されたことで復讐に燃えるマークス。中年男性、数学者、男娼など、危機感があまり感じられない仲間で、犯罪組織に挑みます。普通の復讐劇かと思ってましたが、中盤からはまさかの展開!!原因には原因があって、さらに原因があって…人と人が意外なところで偶然に繋がっていく。たった1台の自転車でこんなふうに物語が生まれていくと思うと人生って面白いな。いやっ、でもさ。そうなると殺された犯罪組織とっては、いい迷惑じゃん(笑)てか“ライダーズ・オブ・ジャスティス”ってマークスのチーム名じゃなくて、犯罪組織の名前だったんかい!
あれだけの人たちを殺しておいて、娘や彼氏に怪我させて、最後はクリスマスパーティってオチはちょっと納得できませんでした。つまらなくはなかったけど全体的にもう少し面白く出来たように感じました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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PLAN 75

2022年07月02日 16時36分11秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年6月17日
監督:早川千絵
出演:倍賞千恵子,磯村勇斗,たかお鷹,河合優実,ステファニー・アリアン

映画『PLAN 75』オフィシャルサイト

〈プラン75〉に翻弄される人々が、最後に見出した答えとは―― 倍賞千恵子 磯村勇斗 たかお鷹 河合優実 ステファニー・アリアン 大方斐紗子 串田和美/脚本・監督 早川...

映画『PLAN 75』オフィシャルサイト

 


超高齢化社会を迎えた日本では、75歳以上の高齢者が自ら死を選ぶ「プラン75」という制度が施行される。それから3年、自分たちが早く死を迎えることで国に貢献すべきという風潮が高齢者たちの間に広がっていた。78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は夫と死別後、ホテルの客室清掃員をしながら一人で暮らしてきたが、高齢を理由に退職を余儀なくされたため、「プラン75」の申請を考える。
オムニバス『十年 Ten Years Japan』の一編『PLAN 75』を、監督の早川千絵が新たに構成したヒューマンドラマ。75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障・支援する制度「プラン75」の施行された社会が、その制度に振り回される。職を失い、「プラン75」の申請を考え始める主人公を倍賞千恵子が演じ、『ビリーバーズ』などの磯村勇斗、『燃えよ剣』などのたかお鷹、『由宇子の天秤』などの河合優実らが出演する。

第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に出品された本作。75歳以上の高齢者が自ら死を選べる制度“プラン75”に関わる人々を描く。内容のせいか、劇場はお年を召した方が多めでした。78歳のミチを演じた倍賞千恵子さんの演技が上手すぎて言葉が出ませんでした。
最初から最後まで気持ちがずっと沈んだまま鑑賞していました。非常に重い話だけど、非常に考えさせられる映画。日本が超高齢化社会になることは避けられない事実。ならば高齢者に尊厳死の権利を与えようという制度。何十年後かに、もしかしたら本当にこういう制度が国会で可決されるかもしれない。冷静に考えてみたら“高齢者は死ぬことをおススメします”と言ってるように聞こえる結構残酷な制度だけど、それを国が正当化してPRするという異常さ。健康診断の会場でPLAN75の宣伝CMが流れるシーンは笑ってしまいました。主人公のミチも、役所で制度を担当しているヒロムも、コールセンターの女性も、出稼ぎにきた外国人女性も、皆がそれぞれの想いや悩みを抱えながら生きている。悪いことだと分かっていても、それをせずにはいられない。生きることが楽な人なんていないのだと改めて感じました。生きるとは何か、死ぬとは何かをこの映画は教えてくれます。
生涯おひとり様が増えているし、家族と疎遠の人だっている。若者たちからは「老害」だと言われる。働きたくても仕事が無い。年金は減るばかり。肩身の狭い思いをしながら生きなければならない高齢者。他人事とは思えない複雑な気持ちになりました。人生100年時代なんて言われてますけど、こんな日本で100年も生きたくはないです。明日は我が身。
個人的にはPLAN75のような制度はアリかなと思いました。自分で死ぬ歳を決められるのであれば、それまでにやりたい事をすればいい。貯金を全部使い果たせる。痛みも苦しむこともなく死ねる。そう考えるとPLAN75に賛成です。でもこういう制度が許されるような世の中にならないために、日本が変わってほしいですね。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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上半期映画ランキング 2022

2022年07月01日 15時40分07秒 | 年間・半期 映画ランキング
2022年も半年が過ぎました

なので

上半期 映画ランキング2022

発表です





1月~6月までに観た映画は…

86作品(映画館:20作品 試写会:2作品 レンタル:51作品 動画配信:13作品)


昨年の上半期よりは観ましたね


それでは86作品の中から勝手に選んだ2022年上半期のベスト10の発表です

【第10位】
浅草キッド


映画監督・北野武として世界的に高い評価を得ている芸人・ビートたけしが自ら作詞・作曲した楽曲と自叙伝を原作に、彼の下積み時代を描く青春ドラマ。数多くの人気芸人を育てた深見千三郎の下で芸人修業を始め、個性豊かな仲間たちと交流しながら、やがて芸人として頭角を現していく。芸人や作家、俳優などマルチに活動する劇団ひとりが監督・脚本を担当。ひとり監督作『青天の霹靂』などの大泉洋が「幻の浅草芸人」と呼ばれた師匠の深見、『誰も知らない』などの柳楽優弥がビートたけしを演じる。

【第9位】
由宇子の天秤


社会の情報化が急速に進む中、誰にでも降りかかる可能性がある困難を描く人間ドラマ。ある事件を追う主人公が、その過程で自らの価値観を試されることになる。『かぞくへ』などの春本雄二郎が脚本と監督などを手掛け、『火口のふたり』などの瀧内公美が主人公、父親をドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」などの光石研が演じ、『かぞくへ』でも春本監督と組んだ梅田誠弘らが共演。高崎フィルムコミッションの全面協力を得て、大半のシーンの撮影を高崎で行った。

【第8位】
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム


トム・ホランドが主人公ピーター・パーカーにふんする『スバイダーマン』シリーズの第3弾となるヒーローアクション。スパイダーマンであることが世界中に知れわたってしまい、平穏な生活を送ることができなくなったピーターが、自らの宿命と向き合う。共演はゼンデイヤやベネディクト・カンバーバッチなどのほか、Dr.オクタビアス役のアルフレッド・モリナをはじめとする過去のシリーズに登場したヴィラン役の俳優たちが再び出演。監督を前2作に引き続きジョン・ワッツが務める。

【第7位】
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス


『パワー・オブ・ザ・ドッグ』などのベネディクト・カンバーバッチが、元天才外科医の魔術師を演じた『ドクター・ストレンジ』の続編。マルチバースと呼ばれる狂気の扉が開いた世界を映し出す。メガホンを取るのは『スパイダーマン』シリーズなどのサム・ライミ。前作同様ベネディクト・ウォン、レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォーが続投するほか、『アベンジャーズ』シリーズなどでスカーレット・ウィッチを演じたエリザベス・オルセンらが出演する。

【第6位】
神は見返りを求める


『BLUE/ブルー』『空白』などの吉田恵輔監督が脚本も手掛け、YouTuberを題材に描くラブストーリー。見返りを求めない優しい男性とどん底YouTuberの関係を映し出す。ドラマ「親バカ青春白書」や『マイ・ダディ』などのムロツヨシ、『ケイコ 目を澄ませて』などの岸井ゆきのをはじめ、若葉竜也、吉村界人、淡梨、柳俊太郎らが出演する。

【第5位】
彼女が好きなものは


「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化もされた浅原ナオトの青春小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を実写映画化。ゲイであることを隠している男子高校生と、BL(ボーイズラブ)好きの女子高校生とのやり取りを描く。監督・脚本は『にがくてあまい』『世界でいちばん長い写真』などの草野翔吾。自分らしさについて葛藤する主人公を、『私がモテてどうすんだ』などの神尾楓珠が演じる。

【第4位】
映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園


臼井儀人のコミックを原作にしたアニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第29弾。全寮制の超エリート校に体験入学したしんのすけたちが、校内で次々と起きる怪事件の謎に挑む。しんのすけ役の小林由美子、野原みさえ役のならはしみきをはじめ、森川智之、こおろぎさとみら、シリーズのレギュラー陣が顔をそろえている。監督は『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』などの高橋渉が担当する。

【第位】
マリグナント 狂暴な悪夢


『アクアマン』などのジェームズ・ワンが製作と監督などを手掛けるホラー。殺人鬼による犯行現場を目撃するという悪夢に悩まされる主人公に、魔の手がのびる。『スカイスクレイパー』などのエリック・マクレオド、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』などのジャドソン・スコットらが製作総指揮を担当。『アナベル 死霊館の人形』などのアナベル・ウォーリス、『アイ・ソー・ザ・ライト』などのマディー・ハッソン、ジョージ・ヤング、ミコール・ブリアナ・ホワイトらが出演する。

【第位】
トップガン マーヴェリック


トム・クルーズをスターダムにのし上げた出世作『トップガン』の続編。アメリカ軍のエースパイロットの主人公マーヴェリックを再びトムが演じる。『セッション』などのマイルズ・テラーをはじめ、『めぐりあう時間たち』などのエド・ハリス、『ビューティフル・マインド』などのジェニファー・コネリー、前作にも出演したヴァル・キルマーらが共演。監督は『トロン:レガシー』などのジョセフ・コシンスキー。

【第位】
ソウルメイト/七月と安生


第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』などのデレク・ツァン監督が撮り上げた青春ドラマ。『ウィンター・ソング』『最愛の子』などのピーター・チャン監督がプロデューサーを務め、深い絆で結ばれた二人の女性の長きにわたる友情を描く。数奇な運命をたどる親友同士を、『少年の君』にも出演したチョウ・ドンユイと『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』などのマー・スーチュンが演じ、台湾の金馬奨で共に主演女優賞を獲得した。


というわけで昨年の年間1位に選んだ『少年の君』の“デレク・ツァン監督”“チョウ・ドンユイ主演”コンビの「ソウルメイト/七月と安生」が上半期1位となりました。下半期はたくさん観ます。頑張ります。
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