股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ベイマックス

2014年12月27日 23時34分42秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年12月20日
監督:ドン・ホール / クリス・ウィリアムズ
声の出演:菅野美穂,小泉孝太郎,川島得愛,本城雄太郎,Pepper
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西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。
マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。メガホンを取るのは、『くまのプーさん』のドン・ホールと『ボルト』のクリス・ウィリアムズ。随所にちりばめられた日本のカルチャーへのオマージュに加えて、白くて大きな体を持つベイマックスの愛らしさにも注目。

ロボットのベイマックスと少年の交流を描いた本作。悪を倒すヒーローの映画という単純な映画ではなく、いろんなメッセージが込められていた作品だと思いました。大切な人を失った悲しみから、どう乗り越えていくか…。兄のタダシを失い、悲しみにくれるヒロ。ベイマックスとの出会い、そして仲間との繋がりを通して、正義を貫き通す姿はとても勇ましかった。アナ雪よりも、ストーリーがしっかりしていて感動的でした。ヒーローには強さが大事!だけどそれ以上に優しさが大事なんだ。仲間を思いやり、時には敵を思いやる。相手の痛みを感じ、大切な人のために自らを犠牲にするだけの勇気。子供に見せたい作品だと思います。エンディングの曲「Story」の英語バージョンも良かったです♪でももう少し感動できると思っていたので…。ベイマックスがいなくなってから、簡単に復活したのがちょっと感動が薄れてしまいました。

この作品の評価・・・・74点
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン

2014年12月26日 14時33分08秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年6月21日
監督:行定勲
出演:芦田愛菜,伊藤秀優,青山美郷,入江甚儀,丸山隆平,八嶋智人,羽野晶紀,いしだあゆみ,平幹二朗
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大阪の団地で祖父母と両親、そして三つ子の姉たちと暮らす小学3年生の渦原琴子、通称こっこは、大家族の温かな愛情に包まれながらいつも不満だらけで、孤独に憧れていた。家と学校という限定された世界の中でいろいろなことに悩み、考えるこっこは、祖父・石太(平幹二朗)が教えてくれたイマジンという言葉を胸に少しずつ成長していく。
大阪の団地で大家族と暮らすちょっぴり偏屈な小学3年生の少女のひと夏の成長を、ユーモラスに描いた感動作。「きいろいゾウ」などで知られる西加奈子の小説を、『世界の中心で、愛をさけぶ』など数々の話題作を放ってきた行定勲監督が映画化。人気子役の芦田愛菜が初めて映画で主演を務め、関西弁で毒づくなどこれまでのイメージを覆す新境地を開拓した。共演には八嶋智人、いしだあゆみ、平幹二朗、関ジャニ∞の丸山隆平ら多彩な顔ぶれがそろう。


芦田愛菜ちゃんが天才子役と言われる理由が分かる気がする。確かに喜怒哀楽の演技が子供とは思えないほど素晴らしい!!この子、ホントに将来凄い女優さんになると思う。よくあるストーリーだし大きな事件が起きるわけでもないが、決して退屈せずに最後まで観れました。ひと夏の中で誰もが一度は経験したことがあるような懐かしい気持ちに、観ていると共感させられます。小学生の頃って“人とは違うことをしたい”とか“これってどういう意味なんだろ?”と色んなことに興味を持ち始める年頃…。1人で生きてみたいとか、「うっさいボケ!」なんて大人っぽい言葉使いしたいという気持ちも、そういえば自分もそんな事を考えてた時期があったなぁと懐かしく思いました。あと夏休みの宿題が毎年多すぎて嫌でした…。カルピス濃く作って欲しかった…。すごく分かる!!(笑)
少しずつ、ひと夏の中でいろいろな出来事があって、たくさんのことを経験をしていき、成長していくこっこの姿はとても可愛くて素敵でした。愛菜ちゃんも演技も良かったけど、もちろん他の子役たちの演技もとても自然で良かった♪
全身タイツの変態男はいらなかったと思う…。ほのぼのしていて、とても素敵な作品でしたが、もう少し笑えたり泣けたりすれば良かったなぁと思います。

この作品の評価・・・・73点
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食

2014年12月25日 23時30分55秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:イギリス
日本公開:2014年10月4日
監督:ジョナサン・グレイザー
出演:スカーレット・ヨハンソン,ポール・ブラニガン
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スコットランドの街から男たちが次々と行方不明になる事態が発生し、彼らは姿を消す直前、一人の女と会話をしていた。自らの美貌と妖艶さを前面に押し出し獲物となる男たちを誘惑する女の正体は、人間ではなく地球外生命体だった。慈悲のかけらもない冷酷な女だったが、顔に障害のある男性と知り合ったことで、人間らしい感情を抱き始め…。
妖艶な容姿を武器に誘惑した男たちを餌食にする美しきエイリアンの運命を描いたSFスリラー。『マッチポイント』などの人気女優スカーレット・ヨハンソンが、初めてフルヌードに挑む体当たり演技を見せる。共演は『天使の分け前』などのポール・プラニガンら。ジャミロクワイの名作「Virtual Insanity」などのミュージックビデオを手掛け、『記憶の棘』で注目を浴びたジョナサン・グレイザー監督によるスタイリッシュかつ緊迫感あふれる映像が印象深い。


妖艶な姿で男たちを捕らえていく美しきエイリアンの運命を描いたSF作品。スカーレット・ヨハンソンの裸体を拝める作品でございました。男たちをひたすら捕まえていくのですが、どーにもこーにも盛り上がりが無く淡々とし過ぎていました。芸術的な視点から描いているようで、何かしらの意味があるのだろうけど、よく理解できません。ナレーションや台詞はほとんどありません。とにかく退屈な退屈映画。観終わってから「あー、スカーレット・ヨハンソンのフルヌード見れて良かった」という感想しかない。このエイリアンは何をしに地球に来たんだ?「スピーシーズ」シリーズを期待して観たらガッカリします。

この作品の評価・・・・30点
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バンクーバーの朝日

2014年12月23日 22時56分09秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年12月20日
監督:石井裕也
出演:妻夫木聡,亀梨和也,勝地涼,上地雄輔,池松壮亮,高畑充希,宮崎あおい,佐藤浩市
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1900年代初めのカナダ・バンクーバー。貧しい日本から新天地を目指してカナダにやって来た日本人たちは、想像を絶する激しい肉体労働や貧しさに加え、差別にも苦しんでいた。製材所で働くレジー笠原やケイ北本、漁業に携わるロイ永西らは野球チーム「バンクーバー朝日」に所属し、最初は白人チームにばかにされながらも、次第に現地の人々にも認められていく。
1900年代初頭のカナダに暮らす日系人が、過酷な環境にあえぎながらも野球チームを結成、戦術やひたむきさでやがて白人に認められていくさまを実話を基に描くドラマ。メガホンを取るのは『舟を編む』『ぼくたちの家族』などの石井裕也。製材所で肉体労働に就く野球チームのキャプテンを妻夫木聡が演じるほか、チームのメンバーに亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、主人公の父親に佐藤浩市など豪華キャストが集結する。体格で勝るカナダ人を相手に、力ではなく技術で立ち向かっていく彼らの姿に爽やかな感動を覚える。

カナダの過酷な労働環境の中で結成された日系人の野球チームの勇姿を描いた、実話を基にした物語。日本映画界を代表する豪華な俳優陣が出演しています。監督は『舟を編む』『ぼくたちの家族』などの日本アカデミー賞監督の石井裕也。
個人的に石井裕也監督の作品は大好きで、今年公開された『ぼくたちの家族』は素晴らしかった!しかし何故だろう…本作は感動も無ければ笑えるようなシーンも無い…。前半で既に観ていて退屈に感じてしまいました。とにかく題材が地味すぎたのがダメ。いやっ題材じゃなくて、演出や脚本が悪かったのか。野球を軸に置くべきなのに、その野球のシーンが少なすぎた。差別や過酷な肉体労働を強いられて、それでも屈せずに立ち上がって野球を通してカナダ人を見返してやろうという姿を見たかったのに、その努力する姿が感じられず…。大した練習もしていないのに、いつのまにか勝ち進んでいるような印象を受けました。白人が強いからバントして…勝ちました!ってそんな簡単な話でいいのか??(笑)せっかく宮崎あおいや佐藤浩市、ユースケ・サンタマリア等の役者を使っているのに何も活かされていません。泣けるかと期待していましたが、最初から最後まで盛り上がらなかった作品でした。石井監督、次はお願いしますよ!!

この作品の評価・・・・59点
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フルスロットル

2014年12月22日 02時23分13秒 | 映画評論ハ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年9月6日
監督:カミーユ・ドゥラマーレ
出演:ポール・ウォーカー,ダヴィッド・ベル,RZA
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マフィアたちがはびこる無法地帯となっているデトロイトの一角。そこに潜り込み、マフィアの動向を探る潜入捜査官ダミアンは、彼らがデトロイト市民300万人をターゲットに中性子爆弾を起動させようとしている情報をつかむ。彼は、マフィアにさらわれた恋人を取り戻そうとする圧倒的身体能力を持つ男リノと協力し、10時間後に迫る中性子爆弾の起動を阻止することに。敵が次々と立ちはだかる中で爆弾と恋人を捜す二人だが、事態の裏には巨大な陰謀がうごめいていた。
2004年製作の『アルティメット』をベースにした、『ワイルド・スピード』シリーズなどのポール・ウォーカー主演によるアクション。犯罪者の巣窟と化したデトロイトの一角を舞台に、大量破壊兵器の起動阻止に挑む潜入捜査官と並外れた身体能力を誇る男の姿を描く。メガホンを取るのは『ロックアウト』、『96時間/リベンジ』などの編集を手掛けてきたカミーユ・ドゥラマーレ。『アルティメット』にも出演したダヴィッド・ベルが共演。息詰まるタッチに加え、縦横無尽に飛んで跳ねまくる重力を無視したかのようなアクションも必見。

ポール・ウォーカーの遺作となってしまった本作。もう彼の姿をスクリーンで見ることはないのだと思うと悲しい…。アクション映画なのに何故か最後は切ない気持ちになりました。とにかくこの映画の見どころはポール・ウォーカーと、アクロバティックなアクション!!これワイヤーとかCG使ってるのでは??と思うのですが、どうやら生身のようだ…すげぇ…。挙げてしまえばツッコミどろこは満載!!やっぱり主役はどんな銃撃戦でも撃たれないのですね。最後は悪党が良い人たちでしたっていう結末でしたが…なんだかなぁ。特別面白いわけではなかったけど、ポール・ウォーカーの最期の演技を見れたのだから良いではないか。
さよなら。ありがとう。ポール・ウォーカー!

この作品の評価・・・・65点
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好きっていいなよ。

2014年12月19日 23時41分06秒 | 映画評論サ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年7月12日
監督:日向朝子
出演:川口春奈,福士蒼汰,市川知宏,足立梨花,永瀬匡,西崎莉麻,山本涼介
official site

友人や恋人を作らず、誰とも関わらないように生きてきた16歳の橘めい。ある日、彼女は女生徒からの人気を一身に集めている黒沢大和にけがを負わせてしまう。慌てふためくめいだったが、なぜかそんな彼女を大和は気に入って勝手に友人だと周囲に宣言。さらに、ひょんなことからキスまでしてしまう。大和に翻弄されながらも、優しくていちずな思いを秘めた彼に心惹かれることで、初めて恋というものを知るめい。喜び、悩み、傷つきながら、成長していく彼女だったが…。
ベストセラーを記録している、葉月かなえのコミックを実写化したラブロマンス。孤独な日々を過ごしてきた少女が、学校で一番のモテ男と出会ったのを機に恋や友情の素晴らしさを知っていく。メガホンを取るのは、『森崎書店の日々』などの日向朝子。『ナゾトキネマ』シリーズなどの川口春奈、『江ノ島プリズム』などの福士蒼汰がカップルを演じ、その脇を市川知宏や足立梨花らが固める。青春の輝きを見つめた物語に胸がときめく。


女子中高生が劇場でキャー!キャー!言ってるのが想像つくような映画でした。やたらとキスばっかりするので、恥ずかしいというか面白いというかバカらしいというか…。“キス”という要素がこの映画では大事だと思うのですが、軽く淡々と繰り返しキスするばかりで、切なさも大切さも愛おしさも何も伝わってきません。“本気チューしちゃうぞ!”って…これ笑うところ??川口春奈の声が小さすぎて何言ってるのか聞き取れません!!福士蒼汰もこんなに演技下手だったっけ?周りの女友達も口が悪い子ばっかりで笑えました。友達紹介で「口は悪いけど良い子だよ!」って…フォローになってないぞ(笑)結局この映画は何を伝えたいのか分かりませんでした。おっぱいのところ必要?ラブホのところ必要?モデル女の恋愛論語るところは必要?あまりに安っぽくて観てる途中で笑ってしまった…。こんな映画にワン・ダイレクションの曲を使わないでほしい

この作品の評価・・・・51点
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ホビット 決戦のゆくえ

2014年12月18日 14時11分49秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年12月13日
監督:ピーター・ジャクソン
出演:イアン・マッケラン,マーティン・フリーマン,リチャード・アーミティッジ
official site

ドワーフの王国を取り戻すべく旅をしていたホビット族のビルボ・バギンズやドワーフのトーリンらは、竜のスマウグからついに王国を奪い返す。しかし、スマウグは人々を襲い、その一方でトーリンが財宝を独り占めしようとし、ビルボがそれを止めようと危険な選択をしてしまう。そんな中、宿敵サウロンが奇襲を仕掛け、ドワーフとエルフと人間の間では対立が深まり…。
J・R・R・トールキンの『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続き、その物語の前日譚をピーター・ジャクソンが映画化したアドベンチャー3部作の最終章。ドワーフの王国の奪取を目指し旅をしていたホビット族の主人公とドワーフたちが、ついに王国を奪還、目覚めた竜の怪物や最大の敵サウロンとの死闘を繰り広げるさまを描く。イアン・マッケランやマーティン・フリーマン、オーランド・ブルームなど豪華キャストが再集結。壮大な世界観やクリーチャーなどのビジュアル、最後を締めくくる大スケールのバトルは必見。

『ロード・オブ・ザ・リング』の物語以前の話を描いたホビット3部作の最終章。前作でドラゴンのスマウグによって街が破壊されるシーンから物語は始まります。でも2作目であんなに暴れてくれたスマウグが、あっけなく死んだのは腑に落ちませんが…。残された大量の金や宝石を手に入れるための戦いが繰り広げられます。ホビットやドワーフたちの戦いも観ていて楽しいですが、やはりエルフのレゴラスのアクションはカッコいい!!ていうかオーランド・ブルームが相変わらずカッコいい!!ドワーフは結局トーリン以外の名前を最後まで覚えられませんでした(笑)前2作以上に今回は仲間との絆や友情が濃く描かれていたと思いますし、観やすい内容だったと思います。でもバギンズって主役なのに今回は特に目立った活躍していなかったような気が…。レゴラスが存在感あり過ぎたのかな?
まぁ予想通り、収まるところに収まってくれた感はありますが。これで『ロード・オブ・ザ・リング』へと繋がっていくのかと思うと、もう3部作を一度観たくなりました。ところでデッカいミミズの怪物って結局何だったんだ??

この作品の評価・・・・72点
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ワン チャンス

2014年12月17日 20時07分49秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2014年3月21日
監督:デヴィッド・フランケル
出演:ジェームズ・コーデン,アレクサンドラ・ローチ,ジュリー・ウォルターズ
official site

子どもの頃から典型的ないじめられっ子のポール・ポッツは、引っ込み思案で今ひとつな容姿のケータイ販売員。何をやってもうまくいかない彼の誰にも言えない夢は、オペラ歌手になることだった。挫折の繰り返しに自信をなくしつつも周囲の励ましに支えられながら、最後の挑戦としてオーディション番組に挑む。
イギリスの人気オーディション番組での優勝をきっかけに、一夜にして携帯電話の販売員から世界的オペラ歌手となったポール・ポッツの半生を映画化。恥ずかしがりやでパッとしない容姿、不運続きの彼がオペラ歌手になるという長年の夢をかなえるまでを描く。監督は、『プラダを着た悪魔』などのデヴィッド・フランケル、主演は『人生は、時々晴れ』などのジェームズ・コーデン。ポール本人の吹き替えによる「誰も寝てはならぬ」などの名曲の数々が、奇跡のようなサクセスストーリーを彩る。

携帯電話の販売員から世界的な歌手へ。まさにシンデレラストーリー!そういえばポール・ボッツやスーザン・ボイルなど、一時話題になってたなぁ。普通の人生を送ってる人かと思いきや、あのスター発掘番組に出るまでに色々な出来事があったのですね。山あり谷ありの人生だけど、諦めずに努力を重ねればきっと夢は叶うというメッセージが詰まっていました。しかし何故か感動はしなかった。ありがちなエピソードを繋げただけのような感じ。素敵な奥様と出会って、素敵な仲間がいて、最後は大金持ちになるっていう特別感動するようなことがない。
主人公は魅力的だし、歌声も素晴らしかったけど…映画らしく脚色し過ぎたと思います。

この作品の評価・・・・66点
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ある過去の行方

2014年12月16日 13時55分27秒 | 映画評論ア行
製作年:2013年
製作国:フランス/イタリア
日本公開:2014年4月19日
監督:アスガー・ファルハディ
出演:ベレニス・ベジョ,タハール・ラヒム,アリ・モサファ
official site

4年前に別れた妻マリーと離婚手続きを行うため、イランから彼女のいるパリへと飛んだアーマド。かつて妻子と日々を過ごした家を訪れると、マリーと長女のリュシーが子連れの男サミールと一緒に暮らしていた。マリーとサミールが再婚する予定だと聞かされるものの、彼らの間に漂う異様な空気を感じ取るアーマド。そんな中、マリーと確執のあるリュシーから衝撃の告白をされる。
『別離』が第84回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイラン出身の鬼才、アスガー・ファルハディが放つ人間ドラマ。お互いの子どもを連れて再婚しようと考える男女が、女性の娘のある告白を機にそれぞれが抱えていた思いも寄らなかった秘密を知ることになる。『アーティスト』などのベレニス・ベジョと『パリ、ただよう花』などのタハール・ラヒムが、主人公のカップルを熱演。全編にあふれる不穏なムードとサスペンスフルな語り口や、それによって浮かび上がる人間の深層心理の闇に圧倒される。

『別離』が第84回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した鬼才アスガー・ファルハディ監督が描く人間ドラマ。離婚手続きのためにパリにやってきた男。その娘。再婚をしようとする元妻。その再婚相手の子連れの男。それぞれの人間が、それぞれの悩みを抱えながら日々を送る。家族モノ、恋愛モノかと思いきや、意外とミステリーの要素も含まれており楽しめました。再婚相手の妻が自殺した理由は最後まで明らかになっていませんが、大人って嘘を付いたり、騙したりしないと生きていけないのかもしれません。言った言ってない…すれ違いから生じる事って時に取り返しのつかないことになる。真実を知ったあとでも、それを解決するわけでもなく、それぞれが自身で受け止めて前へ進んでいく。観終わったあとにスッキリはしませんが、なんとも言えない心地よいモヤモヤが残ります。
「別離」ほどの完成度は無いと思いますが、やはりこの監督が描く人間ドラマは凄いと思います。

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ダイバージェント

2014年12月15日 00時52分25秒 | 映画評論タ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年7月11日
監督:ニール・バーガー
出演:シェイリーン・ウッドリー,テオ・ジェームズ,ケイト・ウィンスレット
official site

世界が崩壊してから100年後の未来。復興を果たした人類は、16歳で受ける選択の儀式によって人々を軍・警察にあたるドーントレス、政権を運営するアブネゲーション、教育・研究を担うエリュダイトといった五つの共同体に振り分け、そこで人生を全うすることを強制していた。16歳になったトリスも選択の儀式を迎えるが、どの共同体にも適さない異端者(ダイバージェント)と判断されてしまう。異端者は政府に抹殺されるのを知った彼女は、うそをついてドーントレスへと所属する。
アメリカでベストセラーを記録した、ベロニカ・ロスの小説「ダイバージェント 異端者」を実写化したSFアクション。軍事や警察を統括するドーントレスを筆頭に、五つの共同体で社会が構成された未来を舞台に、いずれにも該当しない異端者と判断された少女が自身の宿命をめぐる戦いに身を投じる。監督は『リミットレス』などのニール・バーガー。キャストには『ファミリー・ツリー』などのシェイリーン・ウッドリー、『M:i:III』などマギー・Q、『愛を読むひと』などのケイト・ウィンスレットらが結集している。

アメリカ人が好きそうな題材。「ハンガー・ゲーム」のような雰囲気。異端者と診断された少女が運命の戦いへ挑んでいく物語。驚くことに予告編では全くそんな空気を出していませんが、シリーズものでした。というわけで続きがありますので話が完結していません。続編がある事に文句を言うつもりはないけど、それにしてもダラダラしていて長い…。無駄に訓練のシーンが長い。主人公の紹介がメインになっていて話が進んでいる感じがしません。アクション映画だけど、そのアクションに見どころを感じません。5つの集団に分けられているけど、その必要性がよく分からない。続編で他の共同体とのことも描かれるだろうけど、盛り上がるのだろうか?てかダイバージェントって意外とたくさんいたのですね。若い人向けというより子供向けの映画。「ハンガー・ゲーム」が好きな人は楽しめると思います。

この作品の評価・・・・56点
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ゴーン・ガール

2014年12月12日 23時08分32秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年12月12日
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック,ロザムンド・パイク,ニール・パトリック・ハリス
official site

ニックとエイミーは誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け…。
結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラー。アメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラーをベースに、理想の夫婦が抱える秘密を暴く。監督は、『ソーシャル・ネットワーク』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー。主演はオスカー受賞作『アルゴ』など監督業でも活躍するベン・アフレック、妻には『アウトロー』などのロザムンド・パイクがふんする。

鬼才デヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス・ミステリー。失踪した妻を探す夫が、妻殺害の容疑をかけられるという物語。一言で言ってしまうと、“女の怖さ”を感じる作品でした。男性が観ると女性不信になってしまいそう…。普通の日々の出来事が、実は全て計算しつくされていたとしたら…。結婚ってこんなものか?理想の夫婦になるためには、妻は夫にそんな事まで要求するのかと…。2時間以上の上映時間はあまり長いと感じませんでした。フィンチャー監督らしいドキドキが本作でも健在です。ベン・アフレックとロザムンド・パイクの演技も素晴らしい!しかし、中盤に事件の真相が明らかになってしまうので、ちょっとミステリー要素が半減してしまったかと思います。前半:ミステリー 後半:ブラックコメディーって感じですかね。ツッコミどころも少しあるし。警察もきちんと仕事してほしいです。この作品を観て、不快に感じる人もいると思いますが、僕は好きですこの映画。

「それが結婚と言うものよ…」 結婚って恐ろしい…


この作品の評価・・・・78点
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バトルフロント

2014年12月11日 23時01分36秒 | 映画評論ハ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年8月9日
監督:ゲイリー・フレダー
出演:ジェイソン・ステイサム,ジェームズ・フランコ,ウィノナ・ライダー,ケイト・ボスワース
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まな娘マディのためにも、犯罪や暴力とは無縁の生活を送ろうと決意した元麻薬潜入捜査官フィル。亡くなった妻の故郷である田舎町に移り住んだ彼らだったが、町を支配する麻薬密売人ゲイターが近づく。あるたくらみを実現させるために二人を利用しようと、ずる賢い手段を次々と繰り出していくゲイター。マディの身に危険が迫ったことで怒りを抑え切れなくなったフィルは、単身でゲイターと仲間たちを倒そうとする。
シルヴェスター・スタローンが製作と脚本を手掛けたアクションサスペンス。この世を去った妻の故郷で一人娘と静かに暮らしていこうと決意した麻薬潜入捜査官だった男が、自分たちを執拗につけ狙う麻薬密売人を相手に壮絶な戦いを挑んでいく。主演に数多くのアクション作を誇るジェイソン・ステイサム、彼と対峙する密売人に『127時間』などのジェームズ・フランコ。その脇をウィノナ・ライダーやケイト・ボスワースら実力派女優が固める。ジェイソンの渾身のアクションに加え、意外にもハマっている良き父親ぶりもクール。

シルヴェスター・スタローンが元々は出演しようとしてたそうですがジェイソン・ステイサムに丸投げした本作。ジェイソン・ステイサムって似たようなアクション映画によく出るよねぇ。今回も今までとさほど変わらないような作品。まぁ、つまらなくはなく目新しさも無いけれど、安定のジェイソン・ステイサム映画って感じです。好きな俳優の1人であるジェームズ・フランコが出演してるのは良い♪悪役でも十分存在感ありますね!
本作でもジェイソン・ステイサムのカラダを張ったアクションが満載なのですが、悪党の奴らの印象が薄い。もう少し悪党らしく暴れてくれないのかなぁ…。まぁジェイソンの強さを堪能できればいいのかな

この作品の評価・・・・67点
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渇き。

2014年12月10日 00時48分22秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年6月27日
監督:中島哲也
出演:役所広司,小松菜奈,妻夫木聡,清水尋也,二階堂ふみ,橋本愛,中谷美紀
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品行方正だった娘・加奈子が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和。自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを調べていく。交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、加奈子の知られざる素顔に驚きを覚える藤島。やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直面することになる。
第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の小説「果てしなき渇き」を、『告白』などの中島哲也が実写化したサスペンスミステリー。謎の失踪を遂げた娘の行方を追う元刑事の父親が、いつしか思いも寄らなかった事態に引きずり込まれていく姿を活写する。名優・役所広司を筆頭に、『悪人』などの妻夫木聡、『ゆれる』などのオダギリジョーら、実力派が大挙して出演。中島監督ならではの鮮烈なタッチに加え、ヒロインに抜てきされた新人・小松菜奈の存在感にも注目。

「告白」を観た時の衝撃は凄かった!中島哲也監督の最新作。愛する娘を探す元刑事の男。交友関係を探っていくと娘の裏の顔が徐々に明らかになっていく…。豪華なキャストが揃っていてバイオレンス要素が強くて見方によっては面白いのかもしれませんが、ぶっ飛び過ぎた演出と音楽に、僕の喉が渇きました(笑)ひたすらグロテスクにするような演出が悪いというわけではありませんが、何かしら救いようなものがあれば良かったと思います。登場人物みんな変です。話の繋がりも分かりにくくて、狂った人たちの狂った映画としか思えませんでした。結局、加奈子という少女が何を考えていたのかも分からなかった…。暴力的なシーンがほとんどなのでご注意を!中島監督ってこんな作品作る人だっけ??

この作品の評価・・・・38点
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6才のボクが、大人になるまで。

2014年12月09日 02時31分11秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年11月14日
監督:リチャード・リンクレイター
出演:エラー・コルトレーン,ローレライ・リンクレイター,イーサン・ホーク
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メイソンは、母オリヴィアと姉サマンサとテキサス州の小さな町で生活していた。彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒューストンへの引っ越しを決める。さらに彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父が1年半ぶりに突然現れ…。
『ビフォア』シリーズなどのリチャード・リンクレイター監督がメガホンを取り、6歳の少年とその家族の12年にわたる軌跡をつづった人間ドラマ。主人公を演じた新星エラー・コルトレーンをはじめ、主要人物4人を同じ俳優が12年間演じ、それぞれの変遷の歴史を映し出す。主人公の母をパトリシア・アークエット、母と離婚しアラスカに行ってしまった父をイーサン・ホークが熱演。お互いに変化や成長を遂げた家族の喜怒哀楽を刻み付けた壮大な歴史に息をのむ。

12年間、同じ役を演じ続ける…今までこんな映画があっただろうか。約3時間という上映時間の中で1人の少年の12年の成長を描いた本作。特別な人生でもなく、平凡な人生でもない。それでも誰もが経験したことがあるような出来事が描かれていて共感できる部分もあります。反抗期、思春期、初恋、別れ、旅立ち…ただただ少年の成長を見守ってるだけですが、「こんな事、自分もあったなぁ」とか感じ、最後まで飽きずに観れました。しかしホームビデオの映像を3時間見させられているような感覚で、やっぱり盛り上がりには欠けます。12年の歳月をかけて作られたことは素晴らしいと思いますが、淡々とし過ぎていました。まぁ、“面白い”“楽しい”っていうだけでなく、このような作風の映画もたまには良いのかもしれません。イーサン・ホーク、相変わらずカッコいい!!

この作品の評価・・・・72点
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15th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2014 BEST “一期一会” ~Premium~

2014年12月08日 11時53分45秒 | ライブレビュー


昨日は会社の同期と倉木麻衣のライブに行ってきました。2年ぶり3回目。



今回で単独ライブ通算300回目で、総製作費は約2億円!36曲を4時間かけての熱唱でした。


セットリスト

M01. PUZZLE

M02. touch Me!

M03. Wake me up

M04. Delicious Way

M05. You can

M06. Secret of my heart

M07. Your Best Friend

M08. Tomorrow is the last Time

M09. Stay by my side

M10. Reach for the sky

M11. Revive

M12. Strong Heart

M13. NEVER GONNA GIVE YOU UP

M14. Simply Wonderful

M15. わたしの、しらない、わたし。

M16. Feel fine!

M17. TRY AGAIN

M18. DYNAMITE

M19. 無敵なハート


休憩15分


M20. The Sound of Music (Medley)

M21. さくら さくら…

M22. 恋に恋して

M23. Time after time ~花舞う街で~

M24. 冷たい海

M25. 明日へ架ける橋

M26. 会いたくて…

M27. あなたがいるから

M28. 白い雪

M29. もう一度

M30. 儚さ

M31. STAND BY YOU

M32. chance for you



~ Encore ~

M33. Stand Up

M34. Special morning day to you

M35. always

M36. Love, Day After Tomorrow



4時間の長丁場のライブは初めて!


記念ライブという事で過去のヒット曲や人気曲ばかりの豪華なライブでした。前半のアップテンポな曲が続いた時は盛り上がりも最高潮でした!がっ…中盤からオーケストラとのコラボレーションが始まった時からスローテンポの曲が続き、若干の眠気が…(笑)
一番良かったのは「さくら さくら…」ですかね。感動しました。「Revive」はライブで聴くとカッコいい!「Time after time ~花舞う街で~」は一昨年のチャリティーライブでも同じ感想を書いたのですが、情熱的っぽいアレンジで演奏されてるので曲の雰囲気と全然合ってませんでした。オーケストラとのコラボ、個人的には好きじゃないので、今後はやめて欲しいなぁ。
アンコールで再びアップテンポな曲が続いてくれたので盛り上がりも戻ってきました♪

なんだかんだ言ってますが満足のライブでした
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