股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

クライ・マッチョ

2022年01月15日 01時34分37秒 | 映画評論カ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年1月14日
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド,ドワイト・ヨーカム,エドゥアルド・ミネット
映画『クライ・マッチョ』公式サイト|絶賛公開中

ロデオ界の元スターのマイク・ミロ(クリント・イーストウッド)は、落馬事故をきっかけに家族とも別れ、今は競走馬の種付けの仕事をしながら一人で暮らしている。ある日、彼は元雇用主にメキシコにいる息子のラフォ(エドゥアルド・ミネット)を誘拐するよう頼まれ、単身メキシコに向かう。マイクは少年ラフォと出会い、二人でテキサスを目指すが、その道のりは困難なものだった。
『運び屋』などのクリント・イーストウッドが監督と主演などを務め、N・リチャード・ナッシュの小説を原作に描くヒューマンドラマ。落ちぶれた主人公が、少年と二人でメキシコを横断しながら心を通わせていく。原作者のナッシュと『グラン・トリノ』などのニック・シェンクが脚本を担当し、『ミリオンダラー・ベイビー』などのアルバート・S・ラディらが製作を手掛ける。エドゥアルド・ミネットやナタリア・トラヴェンをはじめ、カントリー歌手としても活動するドワイト・ヨーカムらが出演する。

事情により福岡県のT・ジョイ博多にて鑑賞。
91歳になったクリント・イーストウッドの監督・主演作品。落ちぶれたロデオ界の元スターの男と、居場所が無い少年のロードムービー。メキシコでアルコール依存症の母親と離れて路上生活をする少年ラフォを、アメリカに住む父親の元に帰そうとする主人公のマイク。しかし道中で様々なことが起きるのです。年齢差がある2人の旅がどうなっていき、どのように心を通わせていくのかを期待していましたが、最初から最後まで淡々と進むロードムービーでございました。盛り上がりそうなシーンはあるのに、あえて盛り上がらないようにしているか、とにかく淡々と進む。盗難車を運転しているのに警察に見つかりそうで見つからない。母親の手下が追っかけて来たと思ったら、まさかの1人で、しかもあっけなく倒される。本気で息子を取り返したいのか疑問でした。道中で小さいトラブルはあるのですが、「このシーン必要?」という場面が幾つか…。麻薬を運んでいるのでは?と疑われて、マイクが「俺は運び屋じゃない」と言う場面に思わずニヤけてしまいましたがね(笑)終わり方も「ふ~ん…」って感じ。淡々としていながらも、「人生の選択は自分でしろ」というマイクの言葉のように、人生の生き方について考えさせられる作品ではありました。
雄鶏のマッチョくんがとにかく良い仕事をしてくれます。人間よりも賢いし可愛かったです。撮影では数羽用意してたらしいですが、マッチョくん軍団は本当に名演技でした。
91歳には見えないクリント・イーストウッド。内容うんぬんというよりは、まだまだ現役のクリント・イーストウッドの哀愁ある渋くてカッコイイ姿を見れただけで満足でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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