股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

カード・カウンター

2024年03月21日 17時22分44秒 | 映画評論カ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ/イギリス/中国/スウェーデン
日本公開:2023年6月16日
監督:ポール・シュレイダー
出演:オスカー・アイザック,ティファニー・ハディッシュ,タイ・シェリダン

映画『カード・カウンター』公式サイト

映画『カード・カウンター』公式サイト

 


ウィリアム・ティリッチ(オスカー・アイザック)は、上等兵として特殊作戦に携わった際にアブグレイブ捕虜収容所で罪を犯し、服役した過去を持つ。ギャンブラーとして再起を図りながら、孤立や絶望から脱し、人々とのつながりや愛情を感じられる日々を手にしたはずだったが、彼はフラッシュバックする過去に犯した行為に苛まされていく。
『アイリッシュマン』などのマーティン・スコセッシ監督が製作総指揮を務めたスリラー。ギャンブラーを目指す元兵士が、かつて捕虜収容所で犯した罪に苦しめられる。メガホンを取るのは、脚本家としても『タクシードライバー』などでスコセッシ監督と組んでいるポール・シュレイダー。『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』などのオスカー・アイザック、『幸せは、ここにある』などのティファニー・ハディッシュのほか、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーらが出演する。

ギャンブラーとして賞金稼ぎをする元兵士の姿を描いた本作。マーティン・スコセッシが製作総指揮。監督は『タクシードライバー』などでスコセッシ監督と組んでいるポール・シュレイダー。ギャンブル映画と予想していましたが、男たちの非常に渋めの復讐劇でした。淡々とした展開でありながらも90年代の映画の雰囲気を感じさせるさせるようなカッコいい映像とオシャレさと渋さ。終わり方なんて特に90年代っぽい!
復讐よりも自分の犯した罪に苦しむウィリアム。そして同じく復讐心に燃える青年カーク。憎しみからカークを救おうとするウィリアム。被害者でありながら加害者でもあるウィリアムの贖罪。そして優しさと不器用さ。とても見応えがありました。
ポーカーの心理戦だったり、恋愛要素だったり、復讐に関しても少々中途半端な描き方が気になるところ。ギャンブルの大会シーンをもっとスリリングに出来そうだけど…。USA兄ちゃんはそんなにポーカー強かったのか!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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