股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。

2024年06月29日 16時09分00秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2024年
製作国:日本
日本公開:2024年6月27日
監督:三木孝浩
出演:永瀬廉,出口夏希,横田真悠,木村文乃,大塚寧々,仲村トオル,松雪泰子

美術の才能に秀でた早坂秋人は二科展入選を目指して奮闘していたが、心臓に腫瘍がみつかり余命1年を宣告されてしまう。さまざまなことを諦め、感情を押し殺しながら淡々と毎日を過ごしていたある日、病院の屋上で美しい絵を描いていた桜井春奈と出会う。初対面の人間に対して自分があと半年の命だとさらりと言う彼女に、次第に心ひかれていく秋人。春奈には自分の病気を隠し続け、残された時間を彼女のために使うことで、無機質だった秋人の日常に彩りが生まれはじめる。
SNSを中心に話題を呼んだ森田碧の同名ベストセラー小説を、アイドルグループ「King & Prince」の永瀬廉と、ドラマ「舞妓さんちのまかないさん」の出口夏希の共演で映画化し、今を大切に生きようとする男女が織りなす期限付きの恋を描いたラブストーリー。「今夜、世界からこの恋が消えても」の三木孝浩監督がメガホンをとり、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」でも三木監督と組んだ吉田智子が脚本を担当。Netflixで2024年6月27日から配信。

余命僅かな主人公と、余命僅かなヒロインの恋模様を描いた本作。ヒロイン役の出口夏希ちゃんの透明感がハンパない。横田真悠ちゃんはイッテQのイメージしかなかったけど、泣き演技に思わずもらい泣きしてしまうほど上手かったです。
タイトルからして泣かせにきてるお話。だって三木孝浩監督だもん。お涙頂戴映画は観すぎているせいか、今回は泣かないだろうと思っていましたが映画の世界観と主題歌の「若者のすべて」とがマッチしていて、恋愛要素だけでなく、友情や家族愛も描いていて、よくある余命モノ映画でありながらも感動してウルっときてしまいました。主人公の秋人と春奈の恋愛も素敵ですが、親友の綾香との関係性がまた良い。いまを生きていることの尊さや、大切な人の存在や、感謝を伝えることの大切さなど、観ながら色々と考えさせられました。余命というテーマで泣かせるわけでなく、人と人との絆や愛情で泣かせる演出が良かったです。悲しい映画というよりは心温まる映画。
ガーベラの花言葉って色や本数によって違うことを初めて知りました。大切な人にガーベラを送れるような余裕のある大人になりたい。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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