股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

はじまりのみち

2013年12月22日 12時11分28秒 | 映画評論ハ行
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2013年6月1日
監督:原恵一
出演:加瀬亮,田中裕子,ユースケ・サンタマリア,濱田岳
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戦時中、監督作『陸軍』が戦意高揚映画でないと軍部からマークされてしまった木下恵介は、次回作の製作が中止となってしまう。そんな状況にうんざりした彼は松竹に辞表を出し、脳溢血で倒れた母たまが治療を行っている浜松へと向かう。戦況はますます悪化し山間地へと疎開すると決めた恵介は、体の不自由な母をリヤカーに乗せ17時間に及ぶ山越えをする。
『二十四の瞳』などさまざまな傑作を世に送り出し、日本映画の黄金期を築いた木下恵介監督の生誕100年記念作。戦時中、同監督が病気の母を疎開させるためリヤカーに乗せて山越えしたという実話を軸に、戦争という時代の荒波に巻き込まれながらも互いを思いやる母と子の情愛を描く。『河童のクゥと夏休み』などで知られる日本アニメ界で著名な原恵一が監督を務め、初の実写映画に挑む。若き木下恵介役には加瀬亮、母たまを田中裕子、恵介の兄・敏三をユースケ・サンタマリアが演じる。

すいません木下監督の作品は1つも観たことがありません。父親が「木下監督の作品は良いぞー」と何度か言われたことがあります。実話だそうで、監督の人生にケチをつけるわけではありませんが、母親に対する愛は伝わってきますが、どうも僕は自己満足にしか思えませんでした。リヤカーで運んで…本当に母親は嬉しかったのかなぁ?まぁ、それは置いといて…なんだかリヤカーの話しか記憶にないのですが。再び映画の世界へ戻ろうと決心したのは母親の愛があったから。もしも映画の世界に戻っていなかったら名作は生まれなかっただろう。もう少し話に抑揚があったら楽しめたかも。淡々とし過ぎてて…。そして17時間も山越えをしてきたにもかかわらず、皆服装が綺麗なんだよな。リアルさが欠けてたかなと思います。『陸軍』の仲のシーンで「息子を喜んで戦地に送る母親などいない」と想い、出征する息子を追いかける母親の姿がとても印象的でした。戦争に行かないで欲しいという親の気持ちが痛いほど伝わってきました。エンドロールのの木下作品のハイライトシーンはチョット長すぎたと思いますが…。
宮崎あおいが恋人役か何かで出てくれればよかったのに。ナレーションだけというのは惜しい。

この作品の評価・・・・66点
コメント
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