股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

江ノ島プリズム

2013年12月18日 09時07分22秒 | 映画評論ア行
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2013年8月10日
監督:吉田康弘
出演:福士蒼汰,野村周平,本田翼,未来穂香,吉田羊,赤間麻里子,西田尚美
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小学生の頃からの親友同士である、高校生の修太、朔、ミチル。恋と友情の入り交じった関係にある彼らだったが、ミチルの海外留学が決まってしまう。黙って出発した彼女が自分の気持ちをつづった手紙を受け取り、空港へ向かう朔だったがそのまま命を落としてしまう。それから2年。空虚な日々を送っていた修太は、行きたい時と場所を思い浮かべるとその時代に行けるという時空移動の方法が書かれた奇妙な本を手にする。試しに実践してみると、彼は朔が死亡する前日に戻っていた。
『仮面ライダーフォーゼ』シリーズの福士蒼汰、『男子高校生の日常』の野村周平、『FASHION STORY -Model-』の本田翼らが共演した青春作。ひょんなことからタイムトラベルの能力に目覚めてしまった青年が、親友の死を回避し、友人以上恋人未満だった幼なじみの気持ちを確かめようとする姿を描き出す。メガホンを取るのは、『キトキト!』『旅立ちの島唄 ~十五の春~』などの吉田康弘。主要人物を演じる三人の好演や青春のほろ苦さを巧みにすくい取ったタッチに加え、舞台となる江の島の美しい町並みも見もの。

親友が死んだ未来を変えるために過去にタイムスリップするお話。SF映画でありながら修太、朔、ミチルの3人の甘酸っぱい青春映画でもあります。周囲から止められても親友のために奮闘する修太の真っ直ぐな気持ちがカッコいい。ラストは意外な結末が待っています。これは何とも言えない切なさが…。朔の命の代わりに失ったものが大きすぎる…。いやっ、でも親友を救うためならこれが正解なのかもしれない。ミチルが何故黙って留学しに行ってしまったのか。今日子は何者なのか。謎な部分が出てきますが、それがまたラストの切なさを際立出せてきます。まぁタイムスリップが簡単に出来ちゃうっていうのは腑に落ちなかったですが。

本田翼の棒読み演技が最後まで気になりましたが、ちょっと変わったSF青春映画でした。でもこんなにイケメンと美女のキラキラした青春なんて実際あるわけない気がする…。若い人向けの映画です!

この作品の評価・・・・70点
コメント
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