股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)

2009年05月02日 04時25分11秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
2009年4月18日公開
監督 : 山本泰一郎
声の出演 : 高山みなみ,山崎和佳奈,神谷明,DAIGO
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梅雨明けの頃、東京、神奈川、静岡、長野で6件の殺人事件が発生した。被害者の傍には共通して裏に文字の書かれた麻雀牌が置かれており、警察は広域連続殺人事件と見て捜査会議を実施。会議には探偵の小五郎も呼ばれ、コナンも一緒にその場を訪れていた。その時コナンは一人の刑事が黒いポルシェに乗り込むのを目撃する。そのポルシェは工藤新一に毒薬を飲ませた“黒ずくめの組織”の1人、ジンの乗るものだった……。
青山剛昌原作の人気コミック「名探偵コナン」の劇場版第13弾。今回コナンが挑むのは関東近郊で発生した連続殺人事件。そこに最大の敵である“黒ずくめの組織”の影を感じたコナンは、事件解決と組織の一網打尽を目指して独り捜査を開始する。“黒ずくめの組織”は高校生探偵だった工藤新一を毒薬で殺そうとした者たちであり、江戸川コナン=工藤新一ということがバレたらコナン自身はもちろん、彼の周囲にも危害が及ぶ――そんないつもの劇場版とは異なる緊迫感が観客を物語に引き込んでいく。また今回はゲスト声優としてDAIGOが参加。重要な場面で熱演を披露している。

コナンを映画館で観たのは数年ぶりです。自分としては「迷宮の十字路」が絶頂期だったかなと思うし、それ以降の作品は監督が変わったりして完成度が落ちたと思いました。しかーし!今年のコナンは面白い!!まとまりもテンポも良くて観ていて飽きませんでした♪やはり原点に戻って黒の組織が絡んでくるから良かったのかもしれません。黒の組織と事件、2つが同時進行で進み、最後は1つに繋がっていくところが素晴らしいラストの黒の組織に追い詰められていくシーンは見応えありますよ♪まぁあんだけ銃撃されてるのに避けてるコナンも凄いけど(笑)いや、それよりカブトムシからHELPまで繋げた方が凄いか(笑)
観終わってから「あのメモリーカードはどうなったんだろ??」って疑問に思ってましたが、帰ってからネットで調べたら、ちゃんとキャンティが打ち抜いていたそうです…分かりにくっ!(笑)

それから、ゲスト声優のDAIGO。これは完全にNG…ドラえもんとかポケモンなら明るい映画だしゲスト声優使っても良いと思うけど、コナンはアニメと言っても大人向けの映画でもあるのだから、そこに声優素人を使っちゃうと気が抜けてしまう。しかも今回、結構重要な役だったし…。次回からはプロの方だけでお願いします!!

多少のツッコミどころはありますが、最近のシリーズと比べれば上質な出来でした♪♪劇場で観る価値はあります!!これなら来年も期待だぁ!

この作品の評価・・・・78点
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闇の子供たち

2009年05月02日 04時20分35秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
2008年8月2日公開
監督・脚本 : 阪本順治
出演 : 江口洋介,宮崎あおい,妻夫木聡,佐藤浩市,鈴木砂羽
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日本新聞社バンコク支局で、幼児人身売買を取材する記者、南部は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得る。知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、提供者の幼児は、生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知る。取材を続ける南部は、ボランティアの少女、恵子と知り合う。純粋すぎてすぐ感情的になる恵子に苛立つ南部だが、善悪に対する感覚が麻痺している自分を恥じてもいた。
幼児の人身売買、売春というショッキングな内容を描いた、梁石日の同名小説を映画化した問題作。『亡国のイージス』、『魂萌え』などの阪本順治監督が、江口洋介、宮崎あおいら、豪華キャストを集結させ、極めて深刻な問題を世に提示している。

内容は、かなり重いです…。実話ではないけど世界のどこかで起きている気がします。生きている子供から臓器を移植して金にする、そんな事が当たり前に行われているとしたら自分たちには何が出来るだろうか?映画自体は何が伝えたいのか分かりづらかったけど、人身売買に対するメッセージは伝わってきました
エイズを発症し、遠い村まで帰ってきたヤイルーン。しかし母親はヤイルーンを抱きしめる事もせず、鳥小屋に放置…。数日後、蟻にたかられながら死んでいく…。こんな事がもし世界のどこかで起きているなら、何とかしなきゃいけない!だけど何も出来ない…。宮崎あおいが劇中で言ったセリフが印象的でした。

「世界はたった1つの命も救うことが出来ないんですか!!」

たしかにそうだ…。


そしてもう一つ印象的だったのは重い心臓病の息子を持つある家族。

自分の子供が重い心臓病だったらどうしますか?


もしタイの貧しい子供を殺して自分の子に臓器を移植して助かるなら、あなたは他の子を殺しますか?

母親の「うちの子に死ねって言うの?」という言葉。確かに母親の気持ちは分かる…。だけど、だからと言って彼らがやってる事は決して許されないこと。お金で人の命を買うなんて絶対に駄目だ。
馬鹿にされても自ら進んで行く宮崎あおいがすごく勇敢に見えた。周りから見たら「何でそこまでするのか?」と思われるかもしれないが、彼女の“子供達を助けたい”という気持ちこそ、一番大切なんだと思います。映画という事は抜きにして、考えさせられる作品でした。

この作品の評価・・・・73点
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