パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

DEMON デーモン★★★

2017年01月18日 | DVD作品ーた行
母親が遺した一軒家を相続するために、娘のリリアンは故郷の田舎町へと引っ越してきたのだが…ある時を境に、ブラックウェイという男から執拗につきまとわれるように…。飼い猫の首を切り落とされて殺され、自分の命も狙われているのではと、保安官に相談するも…まったく事件として取り合おうとはしてくれない。その代わり、製材所のスコッティという男に相談するようアドバイスされる。リリアンは製材所に向かうのだが、保安官の言うスコッティという人物は不在だ。他の人間に理由を話してもそっけなく“町から出ていけ”と言われるだけだったのだが、レスターという老人と彼を慕う若者ネイトが相談にのってくれて…。

<感想>サスペンスなんだけど、アンソニー・ホプキンスが出るというので鑑賞した。アメリカの閉鎖的な田舎町で、林業を主にしている。そこへ母親が亡くなり遺した家に舞い戻って来たリリアンに、どういうわけかその土地にいるブラックウェイという男が嫌がらせをしてきて、しつこく付き纏うのだ。それを保安官に相談したところ、「家を売ってここから出て行った方がいい」とつれない返事が返って来た。ここにいる男どもは、みんな関わり合いたくないとばかりに、リリアンに向かってこの土地からでていけとばかり言うのだ。
リリアンはどうしても、昔幼いころから住んでいた家だし、母親が遺してくれた家でもあるので、ここで落ち着きたいのだ。何とかしてその嫌がらせをするブラックウェイという男に話を付けてくれる男はいないのか?

そこへ、老人レスター、アンソニー・ホプキンスと彼の親戚である若者ネイトが引き受けてくれる。うっそうとした森林を抜けて製材所へと向かうと、いたんですね。ブラックウェイって男はレイ・リオッタで、良く悪役専門の俳優さんです。話し合いにならなくて、銃をぶっ放して脅しをかけると森の中へと逃げていく。薄暗い森の中を探すも、ブラックウェイを追い詰めて殺してしまう。

どうも、この親父はブラックウェイに何かしら恨みを持っているようなそんな気配がした。老人の妻は歯科医と駆け落ちし、娘は薬物で死亡という気の毒な老人に、アンソニー・ホプキンスの寡黙な演技が光っていて、物語自体はそんなに激しく殺し合いとかない。リリアンには「ジェイソン・ボーン」シリーズのジュリア・スタイルズが扮していて、綺麗というよりも逞しい女優さん。
邦題が「DEMON デーモン」になっていて、ついオカルト映画だと勘違いしてしまうが、最後に明かされるのが、つまりあの老人レスターが本当の悪魔であり、20年前にカナダの伐採チーム4人を殺した場所へブラックウェイを誘導して殺したということ。こういう物語の展開は、「ウィンターズ・ボーン」に似ているところがある。
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