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スノー・ロワイヤル★★★★

2019年06月11日 | アクション映画ーサ行

殺された息子の復讐に立ち上がった男の大暴走が評判を呼び、世界的に話題となった2014年のノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」を、監督のハンス・ペテル・モランド自らハリウッドで英語リメイクしたバイオレンス・アクション。息子を殺された真面目な除雪作業員が、ギャングを相手に繰り広げる壮絶な復讐劇を、ブラックなユーモアを織り交ぜつつ過激に描き出す。主演は「96時間」「トレイン・ミッション」のリーアム・ニーソン。共演にトム・ベイトマン、エミー・ロッサム、ローラ・ダーン。

あらすじ:雪深いコロラド州キーホー。人々のために黙々と除雪作業に励む真面目な男ネルズ・コックスマン。その働きが認められ模範市民賞を受賞するが、そんな彼のもとに息子が薬物の過剰摂取で亡くなったとの知らせが届く。しかし、その死に疑問を抱いた彼は独自に捜査を進め、地元の麻薬王バイキング率いるギャング組織が関わっていることを突き止めると、すぐさま復讐へと乗り出す。やがてその復讐は、バイキングと敵対するホワイトブル率いるネイティブ・アメリカンの組織や警察をも巻き込んだ大混乱へと発展していくのだったが…。

<感想>模範市民賞受賞直後にキレる男。壮絶であり無謀な、そして全くかみ合わない戦いが始まる。キレる親爺に「96時間」のリーアム・ニーソンが主演を務め、「パルプ・フィクション」のプロデューサーとタッグを組んだ復讐アクション。監督はノルウェーのハンス・ペテル・モランドであり、自身の作品「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」をハリウッドセルフ・リメークしたもの。

だが、ハリウッド的な味付けを一切することなく、復讐の連鎖や拡散、先住民と先住民面をする移民の対立といったテーマを、こちらでもガツンと打ち出している。ただし主人公がリーアム・ニーソンであるために、はなから無奴なオヤジにしか見えないと言う欠点が生じてしまっている気がした。

真面目な除雪作業員が息子を殺され復讐に立ち上がるが、その行動が思わぬ波紋を呼び、マフィアや警察を巻き込んだ四つ巴の戦いへと発展してゆく。

リーアム・ニーソン主演の復讐劇の固定観念を覆い隠す意欲作であります。復讐劇でありながら、ダークなユーモアも漂う本作。警察なんて当てにすらしない。犯罪小説で殺しを学んだと言う主人公なのだが、こんなにも簡単に人殺しが出来るのかと思うほどで、ギャングの子分3人を素手で殴り殺し、銃身と台座をノコギリで短くしたライフル銃で射殺して、死体を金網でぐるぐる巻きにし、す巻きにして滝に落とし流してしまうのだ。

日本公開のタイトル名は、「バトル・ロワイヤル」のもじりだろうか、その名のとおり、父親による息子の敵討ちが、やがては二つの犯罪組織総がかりでの、盛大なる殺し合いへと発展するのだ。ちょっと黒澤明監督の「用心棒」みたいな事態でもある。だから警察もまさか犯人が、模範市民賞受賞の真面目な男ネルズ・コックスマンとは思ってもいない。

驚いたのが息子役には、リーアムの本当の息子マイケル・ニーソンが扮していて、リーアムが直々に企画の段階で監督やプロデューサーにお願いしたというのだから、実の息子と共演できて嬉しそうだった様子も伺える。

登場人物はクセモノばかりで、海外では「タランティーノが「96時間」を撮ったらこうなる」とも評価されたと言う。

寒々とした雪景色の中でリーアムが運転する除雪車が迫力満点でした。息子を麻薬ギャングに殺されたリーアムの復讐物語だが、最終のターゲットとなるトム・ベイトマンがこれ以上嫌なキャラクターはないという人物を演じて話を盛り上げていた。

いつも陽気な先住民族のギャング団もトム・ジャクソン以下、作品に味を添えているのも良かった。婦人警官役のエミー・ロッサムなど描きたりないが、スタイリッシュな娯楽作品になっていると思う。

しかし、アゲアゲのアクションではなく、少しずつずれている感じのオフビートな可笑しさもある。ギャングの親分トム・ベイトマンの、利発な男の子を中心に、「お前如きがこの息子を持つのはもったいない」と言いたくなるそのダメ父親と、息子を失った父親二人とが集結する終盤の図式も、女たちの賢明さ(妻たちは去っていく)もよかった。

 

2019年劇場鑑賞作品・・・86  アクション・アドベンチャーランキング

 

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