パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

HUNTERS ハンターズ★★★

2015年03月01日 | DVD作品ーな行、は行
2011年フランス/ルクセンブルグ/ベルギー制作のサバイバル・スリラーです。原題は「THE HUNTERS」監督:クリス・ブライアント
出演:スティーヴン・ウォディントン、ダイアナ・アグロン、トニー・ベッカー、クリス・ブライアント、テレンス・ノックス、ジェイ・ブラウン、フィリップ・コレイア
あらすじ:5人の男たち。ロニーたちには密かな愉しみがあった。
それは決して口外してはならない、彼らだけの秘密だった。
1人の刑事。アフガン帰還兵のルセイントは、証人保護を命じられ、人目を避けられる山奥の会合地点に向かった。
1人の女。アリスは恋人のデヴィッドに誘われ、秘密のデートに出かけた。
そこで待ち受けている地獄も知らずに。不気味な廃墟、かつての軍事施設“ゴーベン要塞”。そこは5人の男たちが、“人間狩り”を楽しむ悪魔の猟場だった。
数々のトラップが仕掛けられた森で、ハンターたちに孤独な戦いを挑むルセイント。悪夢に巻きこまれ、恐怖に震えるアリス。生きてこの森を出られるのは?

<感想>劇場未公開作品とばかり思っていたら、劇場公開していたんですね。この手の物語は前にも見たが、つまりハンターによる“人間狩り”です。それも現代のお話で、郊外にある廃墟となった軍事施設“ゴーベン要塞”と言う所で、週末になると5人のハンターたちが、動物や野鳥ではなくそこへ遊びに入ってきた何も知らない人達を標的にして、ライフル銃で銃撃して殺してしまうのです。
もちろん犯罪ですが、その場所はあまり知られていない場所で、町ではその場所で殺されてしまった人間などは疾走事件として扱ってたわけ。

そこへアフガン帰還兵のルセイント刑事がやってきて、その“ゴーベン要塞”で証人と待ち合わせをするのですが、ハンターたちの銃撃に遭い証人は殺されてしまう。
その前に、主人公のルセイント刑事が、街で可愛いヒロインのアリスに目を奪われるのですね。この女子大生のアリスが最後の方で、恋人と“ゴーベン要塞”へ遊びにやって来て、とんでもないことに出くわすわけ。このアリス役には「アイ・アム・ナンバー4」に出ていたダイアナ・アグロンだと言うが、後は知らない俳優さんばかり。
しかし、この人間狩りに、街の警察署長まで混ざっていたとはね。驚きですよ。

その“ゴーベン要塞”は、入り口に跳ね橋があり、そこを通り抜けて大きな廃墟のビルがあるんです。だから隠れるところはたくさんあるのですが、唯一跳ね橋だけが帰る道なんです。
中は暗いし、地雷やいろんなワナがしかけてあり、この要塞を知りつくしている5人の狙撃手に狙われるしで、知らないで中へ入ったら殺されるしかないでしょうね。ハンターたちは、仕事のストレス発散だというが、実弾ですからね、野鳥や猪を獲るのとはわけが違う。
しかし、アフガン帰還兵の刑事・ルセイントの腕は確かで、下手な素人のハンターなんて目じゃない。でも一人で5人と戦うのですから、撃たれて捕まりそこには生首がたくさんとか、グロイシーンもあります。

見所は、ハンターたちとの銃撃戦っていうか、こちらは一人だからよほど訓練していないと、ところがアフガン帰還兵だからこういう戦いはお手の物っていうわけ。観ていてハラハラもしますが、絶対に最後まで生き残ると思ってました。
でもこの主人公のルセイントは、アフガン帰還兵なわけで劇中で、アフガンの悲惨なトラウマが幻覚で襲うシーンが何度かあります。それと、主人公のルセイントを演じているのは、監督のクリス・ブライアントなんですね、本作が長編映画デビューとなったそうです。
もちろん、紅一点のアリスも花を添えて美人さんですが、恋人の男性はハンターに殺され、アリスはハンターに殴られ鼻血を出して、それでもルセイントに逃げろと言われ逃げるのですが、最後のところで逃げ切れずにいたのですね。
この女を生きて帰せるのか、自分も足を撃たれているが生きて帰りたいしで、ハンターの最後に残った警察署長との銃撃戦では、署長なんて殺されてしまえなんて思って見ていました。その署長の死に様が痛快なんですもの、ついバチが当たったと笑ってしまった。
私的には、サバイバル・アクション映画っていうことで、結構見応えありましたが、つまらないと思う方もいるのでは。
そんな方に、スペインの新鋭監督ダニエル・ペンメンヤーの「サバイバル・フィールド」。生き残りを懸けた殺し合い、若者たちのサバイバル・ゲームのマンハンティング映画がありますよ。
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