パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

フッド:ザ・ビギニング★★★

2019年11月13日 | アクション映画ーハ行

有名なロビン・フッドの伝説を、レオナルド・ディカプリオがプロデューサーを務め、新たな解釈で描き直したアクション・アドベンチャー。正義の盗賊ロビン・フッドの知られざる誕生の物語を、弓矢を使った華麗なアクション満載に描く。主演は「キングスマン」のタロン・エガートン、共演にジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナン、ベン・メンデルソーン、イヴ・ヒューソン。監督は英国のTVドラマを中心に活躍し、本作が映画デビューのオットー・バサースト。

あらすじ:イングランドのノッティンガムで恋人マリアンとともに優雅な暮らしを送っていた若き領主のロビン・ロクスリーだったが、十字軍の遠征に兵隊として出征することに。4年後、帰国したロビンは、自分が戦死したことにされ、領地も財産も没収されてしまったことを知る。そんな彼の前に、戦地で敵として戦ったジョンが現われ、2人は手を組み腐敗した政府への反逆を開始するのだったが…。

<感想>反逆者か、ヒーローか。誰もが知っている英国の英雄譚「ロビンフッド伝説」を、新たな視点から映像化したアクション・エンターテインメント。主演は「ロケットマン」の好演も記憶に新しいタロン・エガートンで、表の顔は領主、裏の顔はフッドをかぶった盗賊という二つの顔を持ったヒーローが、敵も味方も鮮やかに大胆に欺く姿をスタイリッシュに描きます。

そのロビンを猛特訓で弓の名手に仕上げる戦士ジョン役に「ベイビー・ドライバー」のジェイミー・フォックスが、十字軍の戦いで息子を殺され復讐に燃えるジョン。敵でありながらも息子の命を救おうとしてくれたロビンを見込んで、1秒で2本射る戦闘スキルを伝授するのだ。

そして、ロビンの永遠の恋人マリアン役には「ブリッジ・オブ・スパイ」のイヴ・ヒューソンが、彼女はロビンが戦死したと伝えられていたので、指導者のウィルと恋仲になり結婚する。戦死したとばかり思っていたロビンが帰って来て驚き、ロビンへの恋心がちらつく。

そして、マリアンの夫となるウィル役には「フィフティ・シェイズ」シリーズのジェイミー・ドーナンが。

それに、ロビンを憎み戦死したことにして、彼の領地を奪い取る酷いヤツ。冷酷な州長官役には、威圧的なコワオモテ悪役を演じさせたら目下ナンバーワンの「キャプテン・マーベル」のベン・メンデルソーン。枢機卿役に「アマデウス」のF・マーリー・エーブラハムといった実力派が共演している。

戦争のためと嘘をつき、民衆を奴隷のようにコキ使うノッティンガム州長官をはじめとする領主たち。ロビンは州長官に近づきながら、頭巾をかぶった義賊フッドとして、ジョンと共に領主たちの富を奪い、貧しい人々に還元していく。

本作撮影にあたって、タロンは現代最強の弓使いと評されるラーズ・アンダーソンから指導を受けたという。その結果、接近戦やハイ・ジャンプしながらなど、どんな体勢からでも素早く弓矢を射るようになった。自動火器のように矢を放つクロスボウ、30本連射式な威力抜群のガトリング式など、独創的な弓矢をキャラクターに合わせてカスタマイズした多彩な引きが揃う。

だから、『キングスマン』シリーズのスパイガジェットを駆使するアクションとは一味違う、正統派の肉体アクションも繰り広げられ、タロンの新たな魅力を存分に味わえる作品に仕上がっています。

過去にいくつも作られた「ロビン・フッド」の映画とは違う物語にしたいと思ったというオットー・バサースト監督。それにレオナルド・ディカプリオがプロデューサーを務めているのだ。

頭巾をかぶって弓矢を使い、話し方も昔ふうなのだが、有名な伝説がまったく新しい解釈で構築されていて、ロビンを一人の人間として、まだ大人に成り切れていない青年として描いている。

中世のイングランドが舞台だけれど、現代にも通じる内容が多く、伝説の形をとりながら、現代社会を描くというところにも魅力を感じましたね。笑えるところもあり、感動的なところもあり、適度にシリアスもある。

産業革命の話だけれど、鋼鉄製のものが大量に登場するのにも驚きた。それに、マリアンとのラブストーリーも、従来のものからアレンジされているのも良かった。若い二人は幸せだったのに、彼らを取り巻く状況のせいで、その関係が壊れてしまう。でもそれが引き金となって、ロビンの心に火がつき、ヒーローになっていくんですね。

ただ、甘いだけの関係だけではなく、互いに怒りも覚えているし、憎んだり笑い合ったりして、リアルなカップルになってゆく。

もちろん、ジョン役のジェイミー・フォックスの存在があればこそだが、カリスマ性があり、コメディーもできるし、存在感があるのだけれど、みんなを引っ張っていく力もある。

誰も見たことが無いようなスタイルで、映像化されているし、馬車のチェイスやファイトシーンも大迫力で、衣裳もかっこいいときてるし、全てが完璧なので楽しみました。

 

2019年劇場鑑賞作品・・・168  アクション・アドベンチャーランキング

 

 映画に夢中

 

  トラックバック専用ブログとして、エキサイトブログ版へ

  トラックバックURL : https://koronnmama.exblog.jp/tb/30901811