パンフルートは演奏時に動き回る楽器です。それゆえに余分な動作は極力抑えて行きましょう。
半音時の各部分の動きイメージ図。 新作椿の木のパンフルートを集中して吹き込んでいます。
パンフルートの底の部分を持つ構えだと移動ストロークが大きく無駄な動きであることは理解できたこととは思いま
すが、あらゆる方向に動き回る宿命をもつパンフルート演奏であるからこそ、その動きをチェックし動きを少なくし
て行く努力が必要だと感じています。
パンフルート工房前の畑では夏野菜が順調に育っています。毎日食べ切るのが苦痛となっています。
トマトは煮詰めてケチャップにし保存できますが、あとの野菜はその日のうちに近所にわけてあげます。
上図のように半音時に歌口の移動を覚えると管の半分の距離の移動ですみます。
私は数年前から研究し今はパンフルート半音のすべてをこの歌口移動で行なっております。
速度が速く半音が多く出てくる調の曲について行けることが容易いのはもちろんのことですが、片方が半音にかかる
スラーの時や3連譜のとき素早く目的地に止まることができるので余裕をもってなめらかな表現ができます。
楽器を傾けて半音を出しておられる方はぜひこの「歌口移動」の半音の出しかたを研究され楽器の動きを少なくされ
るようお勧めいたします。
または併用されて動きを半分にされてもよろしいかと思います。
パンフルート製作・販売を行なっております。お問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで
調律道具販売・パンフルート修理・パンフルート教室などを行なっております。お申し込みください。