パンフルートの音の出方は3タイプに別けられます。それぞれ対応が異なります。
パンフルートの音の出方を3タイプに分けて考える。 樹脂を練って底部カーブに塗り付けます。1週間は動かせず。
パンフルート製作者の私がこれまで数多くのパンフルートにふれて音の出方を確認したなかでは、すぐに最大音に
達する広がり方の素早いものから線が細く広がりが遅いものまで幾つかのタイプが見受けられます。
便宜上3つのタイプに別けて対応を検討して行きますがそれぞれに「音への表情の付け方」が変わってきますので
見て行きたいと思います。
あなたの持たれているパンフルートはどのタイプにあたるでしょうか?。
他の人のパンフルートの音にふれる機会がある人はぜひくらべて自分の楽器のタイプを見極めてください。
海抜150mぐらいのこの地区は桜はまだ5分咲きです。 畑では桜が咲くのを合図にジャガイモ植え付けます。
1のタイプは歌口後ろ壁を鋭角に鋭く削りとったパンフルートにみられ、音は立ち上がり直後に広がり始めすぐ最大音
に達します。最大音に達するのに時間も手間もかからず一見楽そうに見えますが、一瞬のできごとなので演奏者の気持
ちが入る余地がないのです。このタイプの楽器をお持ちの方はこの特性を考慮して表情の付け方を研究してください。
3のタイプは歌口後ろ壁エッジが直角に近いパンフルートにみられ、音は細く立ち上がり最大音に達するまで時間が
かかります。演奏者はできるだ早く最大音量に届くよう音を押し込んだり管内圧力を上げるよう努力をいたします。
一見無駄な作業が追加されただけのように感じますが、この音を最大限にもっていく過程の中に演奏者の気持ちが込め
られて行くのです。音の表情はいかようにも変化させることができます。
扱いにくい楽器のなかの真髄を見いだしてこそ音の世界は広がります。
2のタイプは1と3の中間に位置していますので両方の良い点を生かしてください。
パンフルート製作・販売を行なっております。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで。
調律道具販売・管の割れ修理・教室なども行なっております。お申し込みください。
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