風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

上級・プロは強圧力ビーム

2015-08-08 | 音の出しかた研究

話の展開上私は「パンフルート演奏上級者」ということにしてください。

   

 上下唇を歯の隙間に沿って素直に合わせる。     上下唇を歯にヘバリ付け、鼻の下を伸ばし口角を横に引く。

 低圧のほんのりとした音、温かみのある音。     高圧の鋭く明るい音、どこまでも届く芯のある音が出せる。

 自分の周りに音は響くが遠くへ届く力に欠ける。   音を強大・極小と自在に操れる。奏者より前にピークあり。

パンフルート演奏で上級へ這い上がる時の壁はビーム圧力にあります。

右上の写真のような唇周りの筋肉の張りができるようになると強力な質量の音が出せるようになります。

強大音はもちろん中音でも微小音でも芯のある強力な質量の音なのです。

パンフルートを始めた当初はだれもが左上の柔らかな音が出る形から入り、それなりの音が出るものですから技巧面

ばかりに目が向き音質はおろそかにされがちです。

並行して研究をされることを希望いたします。

しかし、唇周りの筋肉の鍛錬は一朝一夕にできるものではありません、毎日の吹き込みあるのみです。

技術面は同じ箇所を何度も繰り返し練習する事等で上級レベルに達することはできますが、音質研究はそれなりの

方向性を持って進めないと何十年たっても同じ位置にとどまっていますよ。

私は10年20年のベテランで技巧派の人でも、ビームの弱い人は上級者とは認めたくないですね。 

 

風の音パンフルート製作工房では自然の音を再現する楽器作りを行なっております。

購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。



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