パンフルートの音が出た瞬間は耳には入り込んで来ますが目では形として認識できません。
刻印作業・まな板の上のパンフルート。 ここから工房製作作品として独り立ちします。
ここでは耳に全神経を集中して音波・波動を感じてください。
みなさんご存知の通り音は空間に波動が生じ、その波が時間をかけて自分の耳にまた少し離れた聞く人の耳に届きます。
時間と空間というとっつき難いテーマではありますが音を図形としてイメージしていただくためにあえて持ち出します。
なかなかわかってもらえない見えない世界なので私は図にして説明するようにしています。
下図のように音の進む距離1秒間360mを割って行くと1万分の1は3.6㎝進むことになります。
広島パンフルート愛好会先生の話によると「人間は1万分の1の時間を聞き分ける能力を持っている」そうであります。
それに沿って話を進めますと、音が立ち上がった瞬間は3.6㎝の円の距離を進みますがこの時点では演奏者の耳には
届いていませんので音として認識はできていません。
そして聞こえた時には演奏者は次の動作をしているわけで音出しの動作と聞こえの間にはタイムログがあるように身受
けられます。
パンフルートの音を形として認識して行くにはこの辺りの時間・空間の動きを見て行くことが必要と思われます。
音の届き方・イメージ図。 咲き始めのあじさいもおもむきがありますね。
風の音パンフルート製作工房では自然の素材の特性を生かした笛作りを行なっております。
購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは080+5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。
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