風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

曲を覚えてしまおう

2013-08-31 | パンフルート演奏研究

 パンフルート練習中に曲を覚えてしまいましょう。音が開放されて豊かな広がりを見せてくれますよ。

   

 パンフルート製作作業中にも練習は欠かしません。  こえ松(松の木の枝の付け根部分)のパンフルート作り。 

 私の最近のパンフルート練習方法は「どうせ1曲を仕上げるのに100回以上練習するのなら途中で楽譜を取り

上げて覚えてしまおう」という練習方法を実践しています。

当然最初は楽譜を見ながら曲の流れに沿って部分的に練習を進めて行きます。

部分がつながって最後まで行った時から私の場合は表情などを確認しながら100回以上は通しで練習します。

ところが慣れが生じる中盤あたりから惰性の演奏になってしまうのです。

楽譜を見て音を出しながら思考回路は昔対人関係で失敗したことで・・こうすれば良かったのだな・・とかそろそろ

洗濯物をとりこまなくては・・とか浮かんで来て現実から浮遊しているのです。

そこでこの時期パンフルート練習に緊張感を持たせるため楽譜を目の前から取り去ります。

それまで視覚に頼りきっていた脳はあわてて記憶を呼び覚まそうとしますが惰性の練習のなかでは記憶もあいまいで

なかなか繋がってくるものではありません。

頭の中で曲のつながりを描きながら音を出して行くとき緊張感が持続するのです。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082−894−0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

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