演奏家のなかには#系・♭系調にパンフルートを調律をして複数の楽器を使って演奏される方がおられます。
檜の木のパンフルート(アルト) パンフルート工房前畑のとうがん・カボチャ・スイカの収穫。
そういう私もつい1年前まで#4つのE調・♭3つのE♭調それと基本調のG調の3種のパンフルートを使って
演奏活動をおこなっていました。
私の場合は1つの調のパンフルートでアルトとテノールを使いますので演奏会の場合は最低6台のパンフルートを
持ち込んで取っ替えひっかえ演奏していたわけです。
私の場合はその楽器の持つ特徴ある音を前面に出してやる吹き方をしていますのでパンフルートが入れ替わるごとに
その台に合わせて吹き方が微妙に違っていて一定の固まった奏法になりきれていなかったように感じています。
一方ある演奏家の方はやはり演奏会に6台以上パンフルートを持ち込まれておられますが、長年聞いていてそんなに
大きく音質がぶれているとは感じません。
それはなぜでしょうか?。それはその方がどの楽器が来てもその方の吹き方に強引に従わせてしまうからです。
その方がイメージする音の世界を表現されていてどの楽器がきてもその世界から外れないようにされているようです。
物事には一長一短ありどちらが良いとは言い切れませんが、どうもパンフルートの音の表現には2つの方向があるよ
うです。
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