梅雨が明けてパンフルートの虫干しをしていたところ2管に虫の侵入が見つかりました。
このパンフルートは新しい管と差し替えます。 パンフルート工房軒先のブドウ棚(デラウエア)
パンフルートに虫が侵入したのがわかるのは管の外壁に直径1㎜ぐらいの穴があいているのを見つけた時です。
この穴は親虫が卵を産みつけるために開けたものか、幹の中で成虫になったものが中から食破って外界へ出ていった
ものかは解明できていませんが竹を食料とする厄介な虫がいることは確かです。
当工房製作のパンフルートの竹管は1、伐採直後の炎でのあぶり。2、短管状態での30分以上煮沸。3、組み立て前
に全面防腐剤(天然柿渋塗料)を2回塗布。4、組み立て後にニスを4~5回塗布して虫の侵入を防いでいます。
しかしやつらも生きるのに懸命、人の手の防護策をものともせず生存しつづけています。
発がん性が疑われる強力な防腐剤がないわけではありませんが人の唇に触れる楽器であるので使用するわけにはいきま
せん。当面は早期発見、早期治療しか方法はないように思われます。
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